商業

2024年7月21日 (日)

新潟駅に誕生 新商業施設とバスターミナル

 だいぶ空きましたが、先日九州の方に旅行に行ってきました。

 感想としては街中に活気が残っている個性的な都市が多く、郊外SCに蹂躙された東日本の各都市とは違った面白みを感じ、全く飽きることがありませんでした。

 九州シリーズをぼちぼち始めるにあたり、3月に行った新潟の記事が積み残しだったことに気づき、まずはこの記事からと。

新幹線は偉大 


前回記事


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 長岡駅を12時10分に出て、途中の燕三条駅に停車し、20分少々で12時半過ぎに新潟駅に到着しました。

 在来線だと75分のところを1/3の時間に短縮できるというのは本当に大きい。

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 古川駅から仙台駅も乗り継ぎが良くても在来線で60分が、新幹線だと13分だし、本当に新幹線偉大!本数がせめて30分に1本であれば!

新幹線からいなほへスムーズ乗換

 一昨年に新潟訪問した際にも、在来線ホーム上から確認していましたが、新幹線ホームから在来線5番線に発着する特急に対面乗換ができます。

 新幹線が両側のドアが開いて、通り抜けられるようにしており、乗換改札経由でものの30秒から1分程度で乗り換えることができる、画期的な設備です。

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 そうはいっても、乗換先のいなほは1日7往復のみで、宝の持ち腐れのような。

 目的地は、普通列車も使える村上の他、鶴岡と酒田という、せいぜい10万人規模の都市であれば、この本数がせいぜいなのでしょうし、羽越新幹線構想を未だに謳っていることも信じられない状況であったり。

 JR東日本ではミニ新幹線が秋田と山形で導入されているためそもそも盛岡駅又は福島駅での乗換は不要ではありますが、乗換の手間を減らすこの仕組みは、在来線と新幹線が共に高架の駅でないと導入できず、JR九州のかつては九州新幹線の八代駅、今は西九州新幹線の武雄温泉駅での対面乗換がありますが、中心駅の高架化が進んでいないJR東日本エリアでは珍しい。


 JR九州では、博多駅、熊本駅、大分駅、長崎駅、宮崎駅、佐賀駅と、県都の代表駅では鹿児島中央駅以外は全て高架化が完了し、地上駅のままの鹿児島中央駅も含めて駅周辺の再開発が行われているのに対し、東北に限らず、JR東日本の県の中心駅(1都3県を除く)では、新潟駅が初めての高架化ということに気づきました。


   新幹線沿いは仙台駅、盛岡駅、福島駅、宇都宮駅、高崎駅など、新幹線のみ高架で在来線は全て地上、長野はともに地上、青森駅や山形駅、水戸駅も全て地上と、中心駅で規模も大きく、貨物駅が併設される場合があったり、高架化が難しかったためかもしれませんが、駅周辺の再開発が進まず、これが現在の駅周辺の拠点性の違いに現れているのかとも。


 なお、北陸に目を移すと、JR西日本管轄ですが富山駅、金沢駅、福井駅と全て高架化済というのも、JR東日本の消極性を感じるところ。


 新潟市内を散策してから、1本後のいなほに乗車しました。

新潟駅の新商業施設「CoCoLo」の拡大

 上述のように、JR九州では高架化や新幹線開通のタイミングで、佐賀駅を除く県都の代表駅(+小倉駅)の駅再整備に併せてアミュプラザという駅ビル兼大規模専門店街を併設させ、駅や中心市街地の求心力を高める効果を挙げています。

 新潟駅では、新幹線こそ40年前に上越新幹線が開通しており、その際に駅南側にプラーカ1~3という商業施設やホテルが整備されていますが、駅ビルとしてはCoCoLo という小規模な駅ビルのみでした。一時期ヨドバシカメラが駅内に出店したりしていましたが、新潟駅自体の商業集積は弱く、結果的に万代や古町とうまくバランスをとっている印象でした。

 それが、在来線高架化事業自体が5年以上遅れながらも2022年に完成し、その後生み出された1~2階のスペースと従来のCoCoLo の商業床を再整備し、新「CoCoLo新潟」が今春に誕生しました。


COCOLO新潟公式HP


  • 延床面積 : 約49,000㎡(新設30,000㎡、既存19,000㎡)
  • 店舗面積:約26,500㎡(新設13,000㎡、既存13,500㎡)
  • 階      数:地上2階、一部3階
  • 開      業:2024年4月25日(グランドオープン)
  • 運営会社:JR東日本新潟シティクリエイト株式会社

  従来からあった、ビックカメラなどの南館はそのままで、従来の2階の南北自由通路脇にあった本館土産ものスペース、新幹線改札付近の飲食店街などは一旦閉店し、リニューアルした形です。

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 総店舗面積は26,500平米とのことで、仙台のエスパル(32,000平米)とテクテ(3,300平米)の合計店舗面積が35,000平米強ですが駅利用者数が倍以上違うことを考えると、仙台駅の商業集積に匹敵する充実度では。

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 3月に訪問した際は、グランドオープン間際で、先行オープンした2階在来線改札付近のNewDaysやベーカリー、3COINS+位しか確認できませんでしたが、従来の自由通路にくっつけたような店舗群の寄せ集めから、在来線高架化に併せて全面的に再構成された2階フロア、及び新たに生み出された1階にまとまった店舗群となり、利便性が劇的に高まることを感じました。

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どちらかというと、飲食店及び食料品中心で、ファッションや日用品系は抑えめのラインナップで、万代とのバランスを考慮してなのか、メリハリを付けています。以前からあるぽんしゅ館、そして今回はハッピーターンやばかうけなど、新潟独特の売りになるような店舗を集めたり、観光客にとっては嬉しい構成となっています。

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 JR九州のアミュプラザが、既存商業施設に全く遠慮せずに、ファッション、雑貨、シネコン、飲食店、お土産とフルライン的にテナントを集めていることと対照的。

 博多駅以外でも売場面積4~5万平米規模で各都市に出店しており、ある程度各店舗の出店テナントも統一されている印象を持った反面、新潟駅ではそこまで店舗面積を確保していないことから、これでも控えめに感じました。JR九州だったら、駅周辺の駐車場等の土地(↓)を確保して、10階建のアミュプラザを建てるだろうなと。

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 鉄道利用客だけでなく、駐車場もふんだんに確保し、車利用客も集める戦略はJR東日本管内の中心駅にも参考になるのではと。

 九州内では、60~70万都市の鹿児島や熊本だけでなく、40万都市の長崎や大分、宮崎駅にも出店していることから、この手法は80万都市の新潟にも十分適用できるのでは。

 郊外のショッピングモールにやられる位であれば、中心市街地に好影響を生む駅ビルへの支援という手法はある意味効果的でしょうね。これは長崎駅のアミュプラザ(左は本館、右は新館)

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右は熊本駅、左はアミュプラザくまもとです

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 行ったのがオープン前なので、新潟駅にはまた行ってみたいと思っていますが、この新潟駅高架化については、南北を貫通するバスターミナルの設置というのも大きいところ。

新バスターミナル

 従来の頭端式のバックする名物バスターミナルから新ターミナルへ移行することとなりました。

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 高架化した駅での南北を通り抜ける交通機関というと、富山駅の路面電車が象徴的ですが、新潟ではBRTも頓挫し、LRT構想も実現に至らず、バスターミナルがJR高架下の1階部分に南口の従来バス停を包含する形で設置されました。

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1番から18番までの乗車バス停と2か所の降車場が設けられています。

各乗車バス停毎に、電光掲示板で時刻表と経由ルートが表示されているようです。

 このような親切な案内ビジョンは、福岡や熊本では完備されていて、初めてのルートでも不安なく乗ることができました。 


仙台でもバスについては電光掲示板の案内があると、ビジターにとっても優しい街になるのでは。せっかくバスターミナル(旧バスプール)の再整備を行ったのに、案内は従来通りというのはもったいない。 


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なお、このバスターミナルの設置で、駅の東側からはこの階段経由で2階に上がらないと駅方面に行けなくなり、地上を横断できなくなったことから、不満が生じているようです。でも、バスターミナル内の横断は御法度でしょうし、せめて、エスカレーターが設置されると違ったのかなとも。

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その横断禁止の注意書き。

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貴重な連接バス(ツィンクル)は、バスターミナルの習熟運転中でした。

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さて、2年前に寄れなかった古町に、BRTという名のバスで向かいました。


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古町に行く際に乗ろうと思って時刻表で確認していた連接バスですが、通常のバスだったのでがっかり。

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なお、このBRTという名称さえ、既に消され”BUS”になってしまったようです。

本数はそこそこありますが、都市の中心軸としてのシンボル性や特別感がないと厳しいかなとは思います。

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古町までただのバスでの約5分強の乗車時間に対し、260円は高いなぁと思いながら下車しました。

古町編に続きます。

 

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2024年5月 7日 (火)

複合施設アオーレ長岡と仙台市役所新庁舎

 現在、議会棟と低層棟の取り壊し工事が進められ、15階建ての新庁舎建設に向けて着々と進んでいる仙台市役所。

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 かなり前の新庁舎検討段階に、市役所と集客施設の複合事例として新潟県長岡市のアオーレ長岡を取り上げていました。


過去記事

仙台市役所建て替え本格検討再開(2016.02.21)

宇都宮にLRT ライトライン開業 その4(ゆったり観察 復路編)(2024/4/8)


 市役所とアリーナ機能、屋根付き広場機能を上越新幹線が停車する長岡駅前に整備した先進的な事例で、ぜひ行ってみたいと思っていながら、前回の新潟行きの際には新潟市から先に行くハードルが高く、行く機会が作れませんでしたが、先日のきゅん❤パス期間に寄ることができました。

東北新幹線⇒上越新幹線へ乗り継ぎ

 宇都宮はライトライン往復のみでの駆け足となり、滞在時間はぴったり2時間でした。

 9時19分のやまびこに乗車し、大宮までは30分弱であっと言う間。

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 そこから上越・北陸新幹線ホームへ移動すると大行列があり、ちょっと焦りましたがその行列は前後に発車する北陸新幹線のかがやき・はくたかのもの。上越新幹線の9時52分発「とき」自由席は数人しか並んでおらず、楽勝で座席を確保できました。

 そもそも宇都宮駅9時19分発に乗れないと長岡行きはあきらめるつもりでしたが、復路のライトラインが遅れずに済んだので、無事長岡に寄ることができました。

 上越新幹線に乗ったのは、出張で富山に行った際以来でちょうど10年ぶり。その時は北陸新幹線延伸前で越後湯沢乗り継ぎ。越後湯沢以北に乗るのはこれも新潟市への出張以来で15年ぶり。

 その後、熊谷⇒高崎⇒越後湯沢と停車し、1時間10分ほどで長岡駅へ到着。

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新潟県第二の都市 長岡へ

 流石、細長い新潟県の中央部である中越地方にある新潟県第二の都市で、本来であれば県庁があってもおかしくないような地理条件。そのために田中角栄が長岡ニュータウンや幹線国道整備しまくって夢を見たのでしょうが、それが市街地のスプロール化に繋がり、駅前は駅ビル以外は厳しい状態のようでした。

 駅自体には、COCOLO長岡というそこそこ充実した駅ビルもあり、ファッション系は弱いものの、ロフトや無印良品、スタバ・タリーズなどのカフェ、新潟市まで行かなくとも地元の若者を多少は引き留めることができるラインナップを揃えていました。

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 駅前あるあるですが、イトーヨーカドー丸大長岡店が撤退した跡にDiaPlaza長岡というテナントビルがあり、そこまで寄る時間はないながらも、スーパー機能やツルハ、学習塾などが入居しているようです。しかし半分以上は空きフロアで、限られた高感度のテナントは駅ビルに集まり、その他の書店などは東口の旧ダイエーが撤退したという越後交通が経営するE ・PLAZAにそこそこ集まっている模様。

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 滞在時間が正味1時間だったため、アオーレ長岡見学と昼食のみで、その周辺をゆっくりすることはできませんでしたが、 以前は賑わっていたのでしょう。郊外のモールに勝ち目がない。というのは中都市あるあるで、正直街中の商業施設が勝負になるのは40~50万人規模以上の都市に限られる。

街中の再開発が進行中

 このように、商業に関しては厳しい状況で、再開発ビルで商業機能を入れようとしてもテナントが集まる訳はない。

そうはいっても、合併時に30万人近くいた人口が25万人強に減少しているとはいえ、新幹線が通り、県の中央部に位置する拠点都市で条件としては恵まれています。宮城県では第二・三の都市が合併しても12~14万人の石巻市や大崎市であることから、仙台市一極集中の色が強いのに対し、新潟県は長岡市、上越市と広い県土でバランスよく拠点都市が点在しています。

 よって、この立地条件を生かし、行政機能や集客施設機能を街中に再度集める取り組みを図っていると見聞きしていました。

 今回見に行けなかった「米百俵プレイスミライエ長岡」という、銀行オフィス、図書コーナーなどの情報スペース、交流スペースが集まった再開発ビルがオープンしており、隣接して分譲マンションやクリニック・駐車場ビルも整備されました。

 令和8年度には東館として、長岡市商工会議所や長岡市の産業部門も入居するとのことで、再開発ビルとしての成否は不明ですが、中心市街地に人を集める努力を続けています。

市役所とアリーナの複合施設アオーレ長岡

長岡駅からは、屋根付きペデストリアンデッキというか空中回廊がアオーレ長岡まで直結しているのには驚きました。

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 長岡駅前でほぼ隣接しています。市役所アオーレの本庁舎の他、近隣にも大手通庁舎と市民センター庁舎に分散しているようですが、基本的にこの大手通り沿いに集めています。合併特例債を活用して中心市街地へ移転を行ったとのこと。

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 空中回廊の先には、2階のシンボル的なこの空間が。

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 一階に降りてみましたが、広大な屋根付きの土間的なイベント空間が広がっていました。当日は平日で、市役所の職員向けのお弁当などの販売があった位で、賑やかさは感じることができませんでしたが、2階には市役所の執務スペースがガラス張りで、オープンなつくりになっていることが分かります。

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アリーナ部分は、もともと存在した厚生年金会館の機能代替の意味も持たせているようで、Bリーグ2部の新潟アルビレックスBBの本拠地として活用されています。

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 新潟アルビレックスは県名を名乗っているので、サッカーと野球の本拠地は新潟市ですが、バスケの本拠地は長岡市と結果的にうまくバランスを取っていますね。

 当日はアリーナ部分を見学したかったのですが、アルビレックスBBの非公開練習を行っていて覗くことも叶わず。

 Bリーグプレミア参入を目指し、5000人規模のキャパシティーでとのこと。見た目ではゼビアリの方が大きく感じましたが、アオーレ長岡の方が若干キャパが大きいようです。なお、ライブ会場としては長岡規模の都市としては大きすぎるからか、年数回程度のよう。アリーナ部分は体育館やイベント会場としての活用が中心なのでしょうね。

仙台市役所新庁舎の広場機能

 なお、仙台市役所新庁舎では高層棟の1~2階部分は市民利用・情報発信機能を設けており、屋根付きのスペースのようながらも、アオーレ長岡のようなダイナミックな屋内空間という訳ではなさそう。

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 新潟県ほどではないにせよ、冬の気候が厳しい仙台市。稼働率の高い市民広場は11月中旬~3月までは光のページェントなどを除きほとんどイベント活用がされないことから、冬の賑わいづくりのためにより広々とした空間があると良いなと思っていますが、通路部分を屋根付き空間として活用できるというイメージのようです。

 まぁ、春から秋の約8か月間は屋外の市民広場でのイベントが開催されており、春や秋のように屋外でも良い気候の時期もあるので、屋根付き広場は必須という訳ではなく、プラスアルファとして冬に少しでも活用されれば御の字なのかな。 


なお、南北線の勾当台公園の地下コンコースから、一応地下通路で新庁舎の東端に繋がる地下通路が設置され、エレベーターで1・2階に接続される模様です。一般の来庁者や職員は従来の市役所口である長いエスカレーター出口から地上の大屋根下通路で新庁舎に結ばれる模様。さすがに高層棟まで地下通路を直結するには距離が長すぎるためか。なお、南北線開業時にも市役所地下直結を検討しながらも、「市職員のための通路は反対」と文句を言う方々がおり取りやめになったとか。大体想像つきますが。今回はバリアフリー名目で整備できるのかな。その地下通路整備のため、市民広場の一部が工事スペースとなり、イベント利用に大幅な制約が生じてしまう模様で、勾当台通向かいの勾当台公園いこいの広場をつぶして暫定的にイベントスペースにするとか。


慌ただしく新潟駅へ

 アオーレ長岡は20分少々の駆け足の見学で、その後近くのラーメン屋で昼食を20分少々でとり、雁木風の古いアーケードが張り巡らされた通りを経由して、長岡駅に戻りました。

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 12時10分発の新潟行に乗らないと次は72分後で新潟市での滞在時間が極端に減ってしまうので、泣く泣く新潟市に向かいました。


 なお、12時10分の前は11時55分発もありながら、基本的には昼間毎時1本と、宮城県内であれば古川駅や白石蔵王駅並みの本数というのは同じJR東日本なのでやむを得ないながらも、理想は30分に1本程度あると便利だなぁと。


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 一方、在来線も、朝晩は本数が多くなりながらも、昼間は新幹線と同じ程度の本数。在来線の所要時間は新潟駅まで75分程度と、感覚的には福島駅と仙台駅との時間距離と同等です。そうすると、在来線で乗り通しよりは新幹線、そして高速バスの方が新潟県庁・古町・万代シテイなどの途中バス停をこまめに経由するため競争力を持ちそうな区間に感じました(高速バスだと1000円で90分)。

 新幹線では、新潟駅まで20分少々と、途中駅の燕三条に停車しながらもあっという間。新装となった新潟駅に到着しました。

 

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2024年4月 8日 (月)

宇都宮にLRT ライトライン開業 その4(ゆったり観察 復路編)

 宇都宮にLRT ライトライン開業 その3(ようやく初乗車!往路編)の続きです。

芳賀・高根沢工業団地到着

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 終点の「芳賀・高根沢工業団地」は、本田技研の研究所やテストコースに隣接というか、それしかない場所。

 奥の歩道橋を右側に行くと業務棟などが点在しています(左側は広大な駐車場)。

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 だったら、停留所名を「本田技研前」にして、ネーミングライツ料をホンダからもらった方が分かりやすく収入もあるしで良いのではと思いましたが、公共交通の駅名なので、特定の民間施設名を避けたのでしょうね。同じように、清陵高校前でなくよりネームバリューのある「作新学院大学前」とか、宇大陽東キャンパスでなく「ベルモール前」の方が分かりやすいにせよ。移転や撤退したら駅名も変えなければとなるのを避ける意味合いもあるのか。私鉄ですが、都立大や学芸大という駅名を頑なに変えない(変えれない)東急電鉄の例もあり。その駅名になっている清陵高校も、2027年度に全日制課程の募集を終了するとか。校名変更は分かりませんが、施設名を付すると、分かりやすさの反面後で悩ましいケースも。

 仙台の東西線でも、副駅名はともかく、正式な駅名では国際センターという公共施設以外は名称に使用するのを避けています。川内や青葉山などは東北大の名前を冠した方が分かりやすいところもありますが。


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昼間の時刻表はほぼ12分間隔で毎時5本。4月のダイヤ改正でも変わっていないようです。

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復路は貸し切り状態

 なお、終点に到着後、「向かい側のホームに停まっている8時16分発に乗れれば、宇都宮駅9時19分発の東京行きやまびこに間に合う!ただ、もう少し観察したい」と思っていたら、電車が動く気配なし。そしたら、前の電車が車両故障で出発が遅れるとのこと。旅程崩壊がちらつく中、すぐに発車しないのであればと開き直り、駅ホームや車内の観察を。

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現金客向けの整理券発行機が先頭車両近くにありました。

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 帰りは、予想通りこのようなガラガラな状況なので、後ろの車両まで行ってみました。行きは混んでいて全く見通せなかったのですが、結構長さを感じますね。天井からぶら下がるビジョンが新鮮。分かりやすい案内でした。

 先頭部分以外のドアは互い違いになっています。3両編成で片側4か所の出入口というのは不思議な配置。停留所によってはホームが左右どちらにあるかまちまちで、ドアの近くと思っていたら開かず焦るということもありそう。

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 バスのような運賃支払い機。運転手がいない場合でもICカードへのチャージができるとか。

 天井からぶら下がっているLCDの他、ドア上にも案内が完備されています。

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 さて、幸いにも前の電車の車両故障が解決したのか、不安になりながらも4分程度の遅れで発車。始発時点で乗客は自分を含め3名。工場ではなく研究所なので、深夜勤務明けの方が乗ってくるということもなく、往路と打って変わってゆったり乗車することができ、観察し放題。

ロードサイドにLRT

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 ゆいの杜付近は、ロードサイド店舗が立ち並ぶ光景で幹線道路のど真ん中を路面電車が走るという光景は珍しそう。昔ながらの路面電車では商店街など小規模店舗が立ち並ぶ狭い道路沿いということはあっても、カインズやヤマダデンキ、ダイソー、そして富沢西にあるような新しい飲食店を中心とした郊外型店舗の集積が新鮮。良く取り上げられるスタバも、ドライブスルー店舗ながらライトラインでも行くことができる立地。

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 ゆいの杜を過ぎた野高谷交差点。ライトライン側も高架線で交差点を豪快にオーバーパスして左折していますが、幹線道路側も立体交差が進行中。この整備中の道路は常磐道の谷和原ICと東北道の矢板ICを結ぶ国道294号(408号?)と気づきましたが、若い時に帰省ルートとしてたまに通っていたころの面影はなく、ところどころ高規格化されており、栃木県の道路整備への力の入れようを感じたところ。この辺は工業団地なので、産業道路的な位置づけなのでしょうが。

遅ればせながら、スタジアム近接停留所誕生

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 J2栃木SCのホームスタジアムの一つである、グリーンスタジアム近くに新設された停留所。駅の案内にもスタジアム写真が。

 ライトライン開業後に昨季も数試合開催し、今季も秋に2試合が予定されているようですが、東武宇都宮線の西川田駅徒歩圏に国体用のカンセキスタジアムがオープンし、本拠地は屋根付き陸上競技場のカンセキに移っていることから、せっかくのサッカースタジアムのアクセスが改善しても使われないのはもったいない。

 まぁ、収容人員とか屋根の有無などで、総合的にはカンセキスタの方が観戦環境は良いかもしれませんが。なお、ベガルタの試合もカンセキで開催予定。この駅は、快速運転時の緩急接続にも使える2面4線の設備があります。

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課題となる学生の通学需要獲得(スクールバスとの共存)

 清陵高校前は、副駅名になっている作新学院大学・短大のPRも。

 ライトライン開業前は宇都宮駅から無料のスクールバス頼みの学生輸送でしたが、ライトライン開業により、どの程度転移したのか。新年度は朝夕のピーク時には毎時最大4本のスクールバス運行ですが、ピーク時以外は毎時0~1本の時間もあり、学校的にこの立地条件であれば完全にライトラインに移行させたいと思っていそう。企業と異なり自らの通学定期代の負担はないし。逆に、学生からするとライトラインはバスの時間に縛られることない反面、定期代負担が大きく、その兼ね合いでの様子見なのかな。

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 途中の飛山城跡か平石か忘れましたが、停留所横にパークアンドライド駐車場が大盛況でした。どの駅も駐車場不足で増設の動きとのことですが、無料にできる程度の地価としても、P&R駐車場は100台分でもかなりの面積確保が必要で、ライトライン誘導にしても駐車場有料化は図って需要と供給のバランスを取っていかないと、いざという時に停められないということがありそう。北陸新幹線の越前たけふ駅でもそのような事態が開業早々起こっているとか。まぁ、有料にすると、街中の駐車場に停めた方が安くなるというジレンマも出てくることと、料金徴収のコストを考えると、ライトライン利用促進のために割り切った対応か。

延伸区間の要 ベルモール

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 復路はしとしとと雨が降ってきて、良い写真が撮れていませんが、往路は反対側でよく見れなかったベルモールを。時間があれば寄ってみたかったのですが、いかんせん9時前だし先もあるので、車窓から規模感を把握。

 今、首都圏や関西などの3大都市圏以外から撤退戦真っ最中のイトーヨーカドーですが、栃木県は残す模様。ここは仮にヨーカドーが撤退したとしても、五所川原エルムのように競争力があるSCなので、後釜もすんなり決まるでしょうが。SCの運営デべ自体は地元企業で、市街地の工場跡地に開発されたというのも、東北特殊鋼の跡地に開発され西友が入っているSCである長町モールに似ています。

 ヨーカドーの他シネコンのTOHOシネマズ、ケースデンキ、スーパー銭湯等が出店しており、市街地近くでそこそこの規模感。5000台収容の駐車場と支持を集めているのが分かります。

 ライトライン開業により、宇都宮駅東口から10分150円でベルモールに行くことができるようになったことで、郊外の商業施設から、中心市街地を担う商業施設的な位置づけに多少シフトしたのかな。バスではなく鉄道でSCの目の前に行くことができるのは、分かりやすさから他のSCと比べて強みが。

 それに、平日はホンダ方面への通勤客で1.3万人程度を見込んでおり、ほぼ予定通りの利用状況ですが、週末はその需要がなくなるため当初は硬めに3000人台の利用者しか見込んでいなかったとしても、ベルモールやJリーグ、イベントなどの需要が加わればコンスタントに1万人を超えているのは凄いとしか。とはいえ、これがなかったら週末はほぼ空気輸送だったでしょうし、定期外客の利用促進の意味でも、大規模SC近くにルート設定し駅を設置した効果が大きいことを感じました。


 なお、長町モール最寄の南北線長町南駅でも、夕方は仙台駅方面に1電車概ね50人以上が程度がコンスタントに乗っていきますが、地下鉄でも南北線直結のワンストップ型のSCがこの「ザ・モール仙台長町+ララガーデン長町」しかないことから根強い需要を感じ、週末の利用促進に貢献しています。来秋に北四番丁駅徒歩圏にできるイオンモール雨宮の影響がどの程度になるかが気がかり。売り場面積は長町モール勢の半分とはいえ。


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 なお、宇都宮駅東口に到着するまで乗客は10人とおらず、ラッシュ時を過ぎたとはいえガラガラ状態でちょっと心配でしたが、理由としては車両故障で遅れていた前の電車がつっかえて、乗客を根こそぎ乗せて行ったためと思われます。よく団子状態のバスであるパターン。

 おかげで、当方の乗っていた電車は乗降がほとんどなかったため、後れを多少取り戻す勢いで9時過ぎに宇都宮駅東口へ到着する直前に前の電車が見えていたので気付いた次第。新幹線乗換に15分程度余裕が生まれ、宇都宮スクエアなど東口、そして西口付近を眺める時間が取れました。

西口延伸への期待

 2030年代前半と目される西口延伸の際には、この大通の真ん中にライトラインが通ることに。そのころまでに西口方面の繁華街が持ちこたえていれば。期待感で延伸に向けて再開発が浮上しているようなので、少なくとも居住者は増えそうで、中心部にとっては間違いなくプラス要素。

 まとまった需要が期待でき、鬼怒川以東への渋滞解消という長年の課題解消効果のあった東口部分の整備に続き、本来であれば路線バスが数珠つなぎとなるほどの需要が見込める西口への延伸はもう少し早くても。

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 高校が集まっている教育会館までの5㎞ほどの延伸ルートは決定し、その先東北道を越えて大谷石で有名な大家観光地までは延伸検討区間とのこと。また将来を見据えることのできないクルマ脳のかなり年配の方々が「バスの街にはLRT不要」と反対運動を続けているようですが、開業前は疑心暗鬼だった市民のコンセンサスは推進の方向に変わっており、あとは高騰する事業費や工期を踏まえ、どのように進めて行くかというところ。


 なお、この動きに乗っていくのは良いこととはいえ、隣接の鹿沼市議有志が、西口延伸区間の見通しがつかない段階で、「わが市へライトライン延伸を」と言い始めましたが、その前に、JR日光線という既に通っている宇都宮駅に直結するインフラ活用を考えた方がと思いました。距離がわずかだった芳賀町でも立地企業で財政が豊かだったから出せたという事情があり、鹿沼市域分の距離から言っても200億以上の負担は必要。日光線と共倒れの可能性も高いし。仮に実現しても20年後というのがどう判断されるか。


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次の目的地へ

 宇都宮での滞在時間はちょうど2時間ジャストでしたが、ライトライン初乗車という密度の濃い時間を過ごせました。

東京行きのやまびこながら、こまち型車両併結だったので、そちらを選んだところ、やはり2人掛けを1人で使える程度の混み具合でした。

 乗換の大宮駅までは25分程度で、あっと言う間。仙台駅と福島駅もしくはくりこま高原駅間の時間距離。ホンダの社員が大宮付近に多く住んでいるというのも分かる。両方遠いとはいえ、芳賀も寄居も両方通えるという意味で。

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次は、上越新幹線に乗り換えて先を目指しました。

 

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2024年1月20日 (土)

激変 泉区の商業環境(その2)間もなく閉店アリオ&泉中央の行方

新年初めての記事となります。

 新年早々、能登半島に大地震と津波という大災害が発生し、それに加えて羽田空港での航空機事故。直接被害を受けている訳でなくとも、色々と気持ちが掻き乱され気持ち的に滅入ってしまいそうになります。今回の能登の震災は、地形的に隔絶した半島という過疎地域で起こったことで、支援も入りづらいという厳しい状況かつ度重なる強い余震が続き、東日本大震災よりも被災範囲は狭いにせよ、ある意味では厳しい状況に置かれている地区も多いように感じます。

 冬の寒さが厳しい北国で発生した大災害。3月に発生した東日本大震災を思い出しますが、避難所の過酷な環境を耐えしのばなければならないうえ、被災した住宅の片付けなど、何重もの苦しみを感じることに。自分にできることは限られますが、募金を含め少しでも力になれればと思います。

 自分事でいろいろとあり中々筆が進まず、2週間越しの記事となります。

1月末で閉店 アリオ仙台泉

 先日泉の蔦屋書店とイオンタウン仙台泉大沢に行った帰りに、泉中央に寄りました。

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 昨年4月にも記事にしていますが、アリオ仙台泉は、1月末閉店に向けて店によってはセールが始まっていました。


過去記事


 入り口部分には、閉店および感謝を表す掲示がありましたが、間もなく閉店してしまうことに、実感が湧きません。

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 食品スーパーのヨーカドーについては、いつものように周近隣の住民、そして周辺の住宅団地の方にとってはバスに乗る前に,買い物ができる非常に使い勝手が良いスーパーとして30年ちょっと当たり前のように存在してきました。

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 仙台一号店として話題になったバーガーキングも閉店で、移転先は泉区とはいえ青葉区との境目のブランチ仙台とのこと。

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 隣のセルバ食彩館もデパ地下風の専門店の集まりで賑わっていますが、あくまでもスーパーのヨーカドーを補完する役割であり、ここだけで用が済むわけではない。なので、早めにグループのヨークベニマルが継承するなど、スーパー機能は再開して欲しいところ。まぁヨークベニマルは泉中央駅周辺だけでも、市名坂、将監、八乙女真美沢、野村、上谷刈とドミナント展開していることから、この立地を継承することに障害はないでしょう。まぁ、他の面白い展開としては、ロピアがヨドバシ第二ビルに続いて出店することがあれば話題性に富むし、集客マグネットとしては効果的だなぁとは思ったりもします。

 博多ヨドバシに出店したロピアも、続いて福岡市周辺に4店舗出店するとの話ですし、物流上飛地出店のデメリットを解消するために、仙台近郊への出店は考慮しているはずなので、根拠がある訳ではないですが、このくらいの話題性のあるテナントが出店すると良いなぁと。

一方上層階は。。。

 専門店が集まる4階。ロフトが閉店セールしていましたが,泉周辺への再出店はないとの話で、仙台は駅前の大型店仙台ロフトとララガーデンの小型店長町ロフトの2店舗体制になるようです。その他のテナントも、タワーレコードもこのCD不況のご時世で再出店するとは思えず、くまざわ書店も、連絡通路で繋がるセルバに八文字屋書店があることから、あえて再出店は考えづらい。

 そもそも、セルバ側も順調という訳ではなく、アリオほどではないにせよ多少空きスペースがあり、全てフロアが埋まっているわけではない。GUの大型店でフロアを埋めていたり。

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 仙台の郊外駅前で唯一と言って良い首都圏郊外のような複数の商業施設が集積するこの泉中央にしても,同じ北部エリアで北環状線沿い、パークタウンの寺岡(タピオ・プレミアムアウトレット),富谷(イオンモール)と泉大沢(イオンタウン・ムサシ・家電店),市名坂(ヨークタウン)や4号バイパス沿い、そして新利府のイオンモールと競争が激しい中で、泉中央のカバーする範囲が徐々に削られてきたこの30年間。

 かつては泉中央エリアに、敵なしと言われたダイエー泉店がありましたが、泉中央のヨーカドー・セルバ、富谷のイオンモールなどの出店で包囲され、2005年に閉店し、その後は西友が出店したもののジリ貧で建物ごと閉鎖となり、その跡地はカインズホームと三井不動産が運営するスポーツ施設のFANTEとなりました。ダイエー別棟時代からのスケートリンクである現アイスリンク仙台はなんとか残っていますが、泉区エリアの新規住宅地開発もパークタウン朝日地区以外は止まり、高齢化が進み購買力も衰えつつある状況のなか、車を使用しない住民の拠り所として、泉区の中心である泉中央の果たすべき役割は大きい。


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泉中央はオワコンなの?

 泉中央エリアは、開発が始まってから40年、区画整理エリアの建物概成から20年程度経過し、新たな施設等を呼び込む空き地が限られています。駅西側の飲み屋街にはコインパーキングとして使われている貴重な未建築地は点在していますが、分譲マンションも数年に一棟というペースで、新たな住民層を呼び込むことができず、賃貸住民による入れ替わりはあるにせよ、成長余力のある長町エリアと比較して、泉中央は終わった街という見方もされてます。でも、その見方は一面的で、現在は成長の踊り場ではあるにせよ完成度の高いコンパクトなエリアであり、その点で長町はまだまだ及ばないと思っています。

 


過去記事


 長町は駅4つ(長町、長町南、長町一丁目、太子堂)を擁している分、長町南駅には区役所とザ・モール、ララガーデン。長町駅エリアにはIKEA、やゼビオアリーナ、ヨークタウン。長町一丁目駅には市立病院。太子堂駅エリアにはヨークと生協、ヤマダデンキと核的な立地施設が分散し一箇所では用が済まず、歩きでの行き来には遠すぎ、バスもあすと長町側は利用し辛く、クルマや自転車での移動を強いられる点が欠点でもあり、一方密度が低く車社会に適した面的な展開となった点は、結果論としては今の社会にマッチしています。


 

 アリオ4階の空きフロアにて、これまでの泉中央そしてヨーカドー時代からアリオ転換、そして閉店までの写真展を開催していました。

展示物自体は写真撮影禁止とのことで、入り口の案内のみ。

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 田んぼの真ん中にポツンと位置していた旧泉市役所、区画整理が行われグリーンフェア仙台が開催された1989年、そして1992年の地下鉄泉中央駅延伸とヨーカドーオープン、1997年の仙台スタジアムオープン、99年のセルバオープン、2011年の東日本大震災の影響、2013年のアリオ転換によるリニューアル、2015年のセルバテラスオープン、そして今に至る40年以上の泉中央の変遷をじっくり味わうことができました。

 旧泉市が仙台市に合併された際にの合併建設計画に沿って、旧泉市時代からの役所とイズミティ21に加え、地下鉄延伸と駅ビル、図書館・子ども科学館(現在は閉館)、健康増進センター、警察署と公共施設を中心に駅周辺にコンパクトに集積し、そしてベガルタの本拠地となった仙台スタジアム(現ユアテックスタジアム)も整備されたことも泉中央の街にとって象徴的なものでした。

泉中央エリア再整備の芽

 今回のアリオ閉店は、ヨーカドーとしての開店から30年余ですが、30年は一世代に相当し生まれ変わる周期としては適切なタイミングではと。現在、建設から40年以上経過した泉区役所の建て替えと再整備が計画されています。

 計画では区役所の建物は西側に寄せ、泉中央駅とを結ぶ地下通路により直結させ、広場を挟んで東側には金融機関(東北労金)の本店オフィスや賃貸住宅を中心とした内容で三菱地所グループにより提案され、仙台市により採用されました。

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 泉中央の課題となっている分譲マンションの新規供給がなく高齢化が進んでいる点に対し、ここを分譲マンションにするのは一時的な対処療法であり、公共の敷地を活用することから、若い世代を対象とした住民の入れ替わりが行われる賃貸住宅の導入というのは着眼点が良いと感じます。

 また、東北労金の従業員(市の基本計画資料では数百人とあります)が新たに集まることにより、ラッシュとは反対方向の地下鉄南北線利用者にもプラスになりますし、周辺飲食店への昼食需要、そして夜の飲み需要の底上げにもつながります。

 なお、次点はセルバやアリオの大家である住友商事で、シネコンなどを含んだ計画提案だったようですが、落選となっています。


 泉中央といえば住友商事という存在ですが、特定の企業にあまりにも依存するのはリスクでもあり、街の多様性からも、泉パークタウンのデベロッパーである三菱地所の選定というのはバランスが良かったのではと感じます。長町南の市有地借地コンペでも、モールを運営する東特エステートのザ・モールPART3の提案が落選し、現在のララガーデン運営企業の三井不動産が選ばれたということに通じる仙台市のバランス感覚を感じるところ。

 住友商事としても、アリオの撤退から、泉中央駅前の3商業施設の再構築に注力せざるを得ない状況となったこともあり。そもそも区役所敷地に住商がシネコンを提案するのであれば、長年構想があったセルバテラスの場所に導入するべきだったし、ちょっとちぐはぐ感が否めないと感じました。結果的にアリオが撤退し空きビルとなることから商業床としてはセルバテラス分は過剰だったとも言え、結果論ですがちょっともったいない。アリオの上層階をシネコンに改造できればと思いましたが、まぁ構造上無理でしょうし。

過去記事


 また、セルバ南側の駐車場となっている土地を購入したミヤギテレビは、2030年以降に日ノ出町からの本社移転を予定しており、就業者数はKHBが150人程度だったことを考えるとそれほどは見込めませんが、東北労金と併せて数百人の新たな就業人口の増加となること、そして目の前のペデストリアンデッキを活用したイベントや中継も行われ、泉中央の情報発信がコンスタントに行われることを考えると、このエリアを底上げする有形無形の効果は大きいのではと。


過去記事


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 さらに、昨年10月末に明らかになった、大衡村第二中核工業団地内への台湾半導体ファウンドリーPSMCとSBIの合弁企業としてJSMCが2027年にも操業開始というスケジュールで進出することとなっています。国からの補助金もどうなるのか未確定で要望中という心配要素もありますが、県もこのチャンスを逃すまいと既定路線として進めている印象です。


過去記事


 これはトヨタ東日本や東京エレクトロン宮城という進出企業が黒川郡内に立地していることもあり、現在でも泉区役所周辺に集まる送迎バスが一日120便とのことで、この送迎バスを再整備後の区役所敷地内で乗降させようという三菱地所グループからの提案もありますが、JSMCの進出後はこの台数がアップする可能性が高く、台湾からをはじめ、高いスキルを持つ技術者の住居としては、教育水準の高さや仙台駅とのアクセスの良さもあり、まずは泉中央の賃貸住宅が拠点となり、ここからバスで送迎という形になるのではと。

 そうなると、現時点でこそ、学院大泉キャンパスの閉鎖やアリオ閉店、そして周辺住宅地のオールドタウン化(泉区の人口減拡大)というマイナス要素が大きく意識されている状況ですが、このようなプラス要素も数多く存在しています。

セルバ・セルバテラスを含めた一体化リニューアルを

 今回閉店するアリオについては、専門店ビルセルバとセルバテラスの2館に挟まれた建物であることから、セルバの延長としての専門店ビルとし、2階のペデストリアンデッキや1階の泉中央おへそ広場を介して3つの建物をより一体化したショッピングモールとして再生する方向で活用してもらえればと。ただ、今もですが、冬や夏の厳しい気候の時期、そして雨の日などは、相互の移動が厳しい。セルバと閉店するアリオ間は上層階の通路で結ばれているけれど、セルバテラスとの間はやはり行き来がしづらいのが難点であり、理想を言うとおへそ広場部分を3つの商業施設をつなぐリングとして屋内空間にできればと。ただしデッキ下のおへそ広場は公共空間ではあり、現時点では難しいでしょうが、泉区役所横に区民広場機能が設けられることから、このおへそ広場の機能を移すこともありかなと。

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 3施設合わせて商業床で3万5千㎡と、ザ・モール長町の本館に匹敵する規模の商業施設の集積であり、減少しているとはいえ一日2万人以上の乗降がある泉中央駅前の商業施設であることから、一体化して規模を確保した形での再生が望ましいところ。ただ アリオ(2万㎡)は、セルバとセルバテラスを合わせた床面積(1.5万㎡)よりも大きいことから、それを埋めなくてはならないため再生のハードルは高い。 また、駅前だからといえ地下鉄やバス利用者や周辺住民だけでは成り立つ規模ではなく、ある程度クルマで周辺住宅地からの集客も図る必要がある中で、駐車場の無料時間の設定に工夫が必要かと。現在は1時間無料で、2000円以上の買い物で最大3時間まで無料になります。長く滞在してもらうためには、長町モールのように3時間無料だと安心して買い物できますが、この駅前立地でここまではできない。それにベガルタの試合時に無料駐車場として使われてしまうのはまずい。よって基本的に無料時間を2時間に設定し(ベガルタ試合時は長町ゼビオアリーナ周辺のように特定日として無料時間を1時間に)一体の商業施設として今後周辺の競合商業施設(タピオ、イオンモール等)に対して戦っていくためには、クルマ客のハードルを下げることも必要になってくるのではと。ただでさえ常に渋滞が激しく混雑している泉中央エリアにクルマを集める施策はやりづらいところはあれども、ここまでしないと一体の商業施設としての再生は難しいという印象です。

 


関連リンク


 仙台市として、都市の顔である都心部の活性化は当然必要ではある一方、南北の拠点であり、区の中心である泉中央と長町は、地下鉄で都心と短時間で結ばれており、都市機能を役割分担する意味でバランス良い機能集積と拠点機能の維持が必要です。

 そのため、アリオは閉店となりますが泉中央はここが踏ん張りどころで、ここを乗り切れば仙台の中でまた注目される存在になると思っています。

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2023年12月31日 (日)

激変 泉区の商業環境(その1)蔦屋書店仙台泉店移転&復活なるかイオンタウン泉大沢

 泉区の商業環境としては、泉中央駅前のアリオ仙台泉が年明けの1月に閉店というニュースで、泉中央vs周辺(パークタウン寺岡・泉大沢・富谷) の商業戦争は泉中央劣勢とみられがちですが、そもそも泉区・富谷市エリアの高齢化と人口停滞が生じていることから、勝ち組はおらず、消耗戦に入っているように感じます。

 それを象徴するような商業施設を取り上げてみます。

1.蔦屋書店仙台泉店再訪

約10年前に富谷との境に位置する仙台市泉区大沢の区画整理地にオープンした、蔦屋書店仙台泉店。

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 この蔦屋書店は、当時東京の代官山にオープンした代官山蔦屋書店や、佐賀県の武雄市に続くTSUTAYA図書館導入に賛否が分かれていた多賀城市図書館が話題になっていた時期でもあり、新潟資本のトップカルチャーと経営主体は異なるとはいえ、同種の店舗が進出することとなり、それも県内最大の蔵書80万冊の衝撃とともに、レンタル・雑貨・カフェとの複合店舗を2フロアに展開し、本や雑貨好きにはたまらない空間が誕生したことに、興奮したものでした。


過去記事

 その後2017年に、太白区富沢西の区画整理地に開発された商業施設「アクロスプラザ富沢西」内の、ヨークベニマルと並ぶ核店舗として、仙台での2店舗目としてオープンしています。トップカルチャーとしては、仙台泉店オープン時点で仙台圏で5000㎡クラスの店舗をあと2店舗ほど出店したいとの意向を示していましたが、現時点では泉と富沢西で打ち止めとなっています。


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2.仙台泉店がイオンタウンへ移転

 その仙台1号店である仙台泉店が、1月末で閉店となると聞いて、現在の状況を見に行ってきました。

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 東北道を挟んですぐ南東側のイオンタウン泉大沢内に移転するとの案内がありましたが、中に入ってみると、噂には聞いていましたが、2階の雑貨やレンタル売場が閉鎖され、1階に集約されていました。

 フロア図によると、右上のおもちゃ関係と右下のタリーズコーヒーの位置は変わっていないものの、中央下部分にレンタルが移っており、その周辺に雑貨が展開という形になっていました。

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 雑貨売り場も、このオフシーズンの時期にアウトドア用品が漫然と並んでいるなど、移転前ということを差し引いても、現在の置かれている状況を感じることができました。

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書店部分については、オープン当初の80万冊の物量で殴られた衝撃は完全に薄れ、現時点の蔵書数は不明ながらも半分以下に減っているような感覚でした。なお、移転先のイオンタウン泉大沢店では、30万冊の蔵書とのこと。まぁ、縮小しても、この程度あれば泉エリアでは十分な競争力を他保つ蔵書数ではあります。

 訪問したのは、土曜日の10時過ぎから13時半頃まで。タリーズコーヒーでモーニングセットを頼み、2冊ほど読みました。

 午前中ということ、移転前という状況もあるかもしれませんが、普段使っている富沢西店と比較しても正直店内が閑散としており、この状況ではテコ入れが必要というのも頷ける状況でした。オープン後あれほどイモ洗い状態だった絵本・おもちゃ売り場が無人の空間で、絵本もプレイコーナーも荒れているというか正直厳しい。。。

 そもそも、この巨大複合書店は、現在大衡村への半導体工場に関わっておりホットな SBIグループが、震災前に開発した商業施設で、テナントが入らなかったために、2フロアを活用した実験的な展開ができたのでしょうが、場所は悪くないにしても規模を持て余し、店舗縮小して魅力ダウンという負のスパイラルから抜け出せなかったのか。そのオープンからちょうど約10年で、テナント契約の期限が切れるタイミングでの移転閉店となったのでしょう。

 上階は、クリニックモールとなっていましたが、今回退店する1階の後釜はどうなるのかな。正直人口頭打ちでオーバーストアのエリアであり、まだ建設後十数年の建物ですが、単なる商業用途での活用は厳しのではと。

 やはりこのエリアに来て感じるのは、イオンタウン然り、ホームセンタームサシ、家電店(ケーズ、ヤマダ)、スパメッツァ仙台(旧龍泉寺の湯)など、巨大な店舗が立ち並んでいる反面、回遊性に難があり、疲れる空間であること。今回はバスで行ったのですが、蔦屋書店とイオンタウンを回ってお腹いっぱい。徒歩で回遊するエリアではないことは当然承知の上、クルマだってハシゴする気にはなれないスケール感ということ。

3.移転先のイオンタウン泉大沢へ

 ※一部写真を追加しました

 高速道路を挟んで目と鼻の先で、徒歩3~4分のイオンタウン泉大沢へ。

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(1)自社競合極まれり

 北に1.6kmにイオングループの「イオンモール富谷」が位置している中、グループでの寡占化を図るためなのか、信じられない位置関係での出店を図りました。イオンモールの近隣にイオンタウン出店という事例は、イオンモール名取に南西1kmに位置する「イオンタウン名取」という事例もありますが、イオンタウン名取は旧ジャスコ名取店の建替えで、規模も2階建てながら明らかにスーパー+サービス機能という近隣向けの位置付けであるのに対し、イオンタウン泉大沢は、売り場面積2.5万㎡超と、来春着工のイオンモール雨宮(売り場面積2万㎡弱予定)よりも一回り大きい規模で、イオンモール並み。その近隣のイオンモール富谷の売り場面積約4万㎡規模と比較すると、”イオンタウン”故グレードは多少落としているにしても、箱としてはかなり立派なもの。しかし、大規模なSCが複数あるのは嬉しいかもしれませんが、両方のSCの商圏内の住民にとっては、同じイオングループの大規模SCが中途半端に分散しているイメージ。一か所に集まっていればどちらに行けば良いのか迷わなくてもいいのにという関係に思えます。

 この事例から感じるのは、それなりに大きなSCを中途半端な近隣に出店すると逆に双方マイナスになってしまう反省から、イオンモール新利府は、メインの新棟(南館) に地域住民向けの旧棟(北館)とを接続させ、一体の巨大SCとして見せるようにしたことが、現時点で成功とされている一因ではと。

 まぁ、この巨大なSC群を今後維持できるかは分かりませんが。そもそも仙台圏北部の商業施設のバランスが崩れる引き金を引いたのは、イオンモール新利府の無謀な出店。


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(2)核テナントはザ・ビッグとトイザらス

 手前の北側1階に、ザ・ビッグが入っており、それなりに賑わっていました。オープン当時はマックスバリューでしたが、イオンタウンなどの中規模なSCは価格志向で軒並みザ・ビッグに転換している印象。塩釜、鹿島台、多賀城鶴ケ谷、名取、柴田など。周辺のイオンモールやイオン本体の店舗との差別化なのでしょうが、ザ・ビッグが入っているSCは老朽化が進み、軒並みテナント構成が荒れている印象が。

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 ザ・ビッグ真上の北側2階端には一方の核店舗のトイザらスが。以前は山の寺にあった旧ジャスコ泉店跡のパワーモールに入っていたのが移転してきたもので、仙台圏北部では唯一の店舗となり、それなりに集客はあった印象です。

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 駐車場も1200台収容と巨大でありながらそれなりに埋まっている印象だったので、SC内の状況とのギャップを感じました。

(3)2階に蔦屋書店とダイソー複合店出店

この2つの核店舗に続く集客の核として期待される蔦屋書店が移転するのは、2階のフードコートの脇。Img_8634_20231230064101

そのフードコートも昼過ぎにも関わらず空席が目立ち、撤退済の飲食店スペースも。

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まぁ、幸楽苑にはなまるうどん、モス、サーティーワンと、本当にフードコートに必要最低限の飲食店が並んでいる印象が。

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そのフードコートのすぐ脇に蔦屋書店移転予定スペースがありました。

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■「蔦屋書店 イオンタウン仙台泉大沢店」店舗概要

所 在 地 :宮城県仙台市泉区大沢1-5-1(イオンタウン仙台泉大沢 内)

電話番号 :022-772-2011

営業時間 :9:00~22:00 (土日祝 8:00~22:00)

店舗面積 :2,864㎡(866坪)


 地域最大級の30万冊規模(450坪)で、ブックカフェとしてのタリーズコーヒーも100坪確保とのこと。売場自体は10年前にオープンした仙台泉店の1/3、現店舗と比較すると半分強程度でしょうか。おそらくおもちゃ・絵本売場部分はかなりの縮小になりながらも、書籍売り場は極力維持する印象。タリーズコーヒー部分は現在でもかなり広く、同程度を確保でしょうか。

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 なお、この蔦屋書店が出店する2階南側は、吹き抜けを挟んで両側が現時点で全て空きテナントというものすごい状況です。

 建物が築15年程度と新しいだけに不思議な印象ですが、仙台にも明るい廃墟モールが誕生したかという印象です。しかしこの状況は束の間で、3月にはこの吹き抜けを挟んで左側が蔦屋書店、そして右側にはダイソーグループの大型店が出店準備とのことで、この状況を逆手に取って、集客力のある大型店を集めて、起死回生を狙うのでしょう。

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 なお、ダイソーの既存店は南側端の1階にありますが、その既存店を2階に移転させるとともに、最近積極的に店舗展開しているSTANDARD PRODUCTSと、最近ヨドバシ第二ビルにも出店したTHREEPYの複合店舗となります。

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  この3店舗が集まるのは少なくとも県内では初めてでは。無印良品を研究したような商品を並べて力を入れているSTANDARD PRODUCTSは、仙台駅前でパルコ2、イオンモール名取および新利府と、競争力のあるSCを選んで出店してきましたが、今回のイオンタウン泉大沢への出店はちょっと異質。3業態の集積で話題性はあると思うので、この商業施設復活のきっかけとなるか?

(4)厳しい南側1階

 なお、現時点のフロアマップです。3層吹き抜けが標準のイオンモールに準じた2層吹き抜けモールで、曲線を描き先の店舗が見渡せるようにしているところは、本当に力を入れていたショッピングモールと感じます。

 ここにきたのは2回目(2015年頃?) でしたが、その当時はこの規模感でそれなりに賑わっており、成功しているモールという印象を持っていたので、今回の状況に驚きを感じました(2階の左半分が現時点で空き店舗であり、蔦屋書店とダイソーグループ複合店出店予定地です)。

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 2階の半分は埋めたとしても、1階南側などまだまだ空きスペースは残っています。現時点でマッサージスペースに使っていたり、がらんどうの空間があったり、正直これだけでは厳しいとは思います。現在のダイソーが2階に移転する跡も空きスペースになってしまいます。

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参考リンク

4・人口減少・縮小社会に向けて

 そうはいっても、このイオンタウン泉大沢SCは大きすぎてまだ潰せない。蔦屋書店を経営するトップカルチャーとしても、テナント契約切れのタイミングで、面積を効率化してSCのテナントに入った方が固定費を削減でき、”ついで来店”を見込めるし、イオンタウンにとっても広大な空きテナントを埋めることだできる。

 困った者同士で協力してという印象ですが、このようなことが今後も起こっていくのでしょうね。決して明るい話題ではないですが、何とかしていくしかない。このような郊外型SCだけでなく、泉中央、そして仙台都心部でもあり得る話。人口減少・縮小社会の負の側面を考えさせられました。

 なお、おそらく、今年最後の更新となります。今年のトップニュースは、何といっても6月のヨドバシ仙台オープンでしたね。また、閉店となるアリオ仙台泉をはじめとした大規模SC記事に多くのアクセスを頂きました。

 仙台市の人口も110万人を前に頭打ちとなりながらも、先を見据えた投資を進めて欲しいところで、停滞している都心部の再開発のうち、電力ビルや第一生命ビルについて動きが出始めるなど、今後に期待が持てる状況となったことは喜ばしいことです。

 新年の2024年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

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2023年12月12日 (火)

続々と再開発のニュースが(その1)オリックス再開発始動か?

 最近、続々と再開発絡みを含めて、良いニュースが続いています。

 まずは、仙台駅前の仙台ホテル跡暫定利用商業施設のEDENが来年1月末に閉鎖されるというニュース。発表から半月以上経ちましたが、記録として整理します。


EDEN2024年1月にも閉店へ 

 JR仙台駅西口の商業施設EDENについて、運営会社が2024年1月にもテナント契約を終える方向で店側と交渉していることが分かりました。テナント契約終了後は閉店するとみられ、仙台駅西口の再開発が進んでいく可能性があります。

 21日、仙台市の郡市長が定例会見で明らかにしました。郡市長は、閉店後の計画については「決まっていない」と聞いたとし、次のように述べました。



 

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2023年12月 5日 (火)

イオンモール仙台雨宮 ようやく始動

 東北大学農学部跡地に進出が予定されていたイオンモール仙台雨宮(仮称)。2013年に東北大から跡地を220億円で購入することが決定し、2019年に引き渡しを受けながらも、コロナなどを理由にして野晒しの状況でした。その間にイオンモールの進出を売りに分譲された敷地北側マンション部分の野村不動産、住友不動産の2棟が先行し、すでに約400世帯が生活を始めており、さらに西側の仙台厚生病院も来年5月には広瀬町から移転することとなります。この件にについては、過去にも記事にしているので、そちらも参照下さい。


過去記事


急がないイオングループ

 このように、イオンが絡む土地取得については、住友不動産とイオンタウンが組んだあすと長町も同様に、マンション部分入居開始後5年以上経つのに野晒し(月極駐車場)ですが、イオングループはすでに仙台圏の主要な立地を抑えており、新たなライバルも三井不動産のららぽーと位であることから、新規出店については決して急ぐことがなく、グループ内で優先順位をつけながら進めている印象です。よって、土地取得後に10年も放置というのも珍しくなく、新利府の案件も県の都市計画審議会で扱われてからオープンまで5年以上。卸町だけは例外的にスピーディーなオープンでしたが、その後は名取増床→新利府南館→雨宮→あすと長町 の順番なのでしょう。

 雨宮もようやく着工という状況で、あすと長町は当分先になるのか。

 イオングループの中でも会社は異なるとはいえ、入るテナントのことを考えると近年は無茶はしない。一時期はイオンモール富谷とイオンタウン泉大沢のように、直線1kmでバッティングするような大型SCの出店をして、ともに勢いを失っている状況。これに懲りて、近距離でバッティングするよりは、隣接させてスケールメリットを発揮させた方がと、新利府のアイディアに繋がったのか。

 

“ミニ“イオンモール 

 先日、大店立地法の説明会に参加しましたが、着工時期も早くて来春、オープン時期は決まっていないとのことで、正直肩透かしでした。立地法の説明会って、もう少し、専門店の構成や建物平面図、イメージパースなどが示されると思っていたので。

 説明会に参加された方の中で、周辺町内会などの方が当然ながら多く、発言もされていました。大規模SCへの期待感というよりは、幹線道路の渋滞だけでなく、下記丁などの生活道路への車の流入を心配する声など、農学部の良好な自然環境が失われたことに対する不満と心配が大きく感じられました。

 仮に2万平米程度の、この売場面積であれば、都心部と共存でき、かつ都心部を補完するワンストップショッピングができる丁度良い規模で、周辺の近年分譲された約750戸のマンション群の住人の期待に応えることができる規模ではと。ここに競争力のある大型モールが出店してしまえば、北方面からの都心部に入る需要を手前で根こそぎ奪ってしまい、中心市街地の息の根を止めてしまいかねず、これから計画されている都心部の再開発にも致命的な悪影響を与えてしまう。

 せめて、札幌や福岡並の都心部の商業集積が既にあれば、都心周辺部の巨大なSC(福岡はららぽーと、札幌はアリオやサッポロファクトリー)があっても共存できていますが、それぞれ百貨店や専門店街・シネコンを含む中心駅ビルが巨大SCとして競争力を保っているから故。仙台の場合はエスパルはあくまでも専門店街で単独での競争力はそれほど強くない。より競争力の強い大規模SCが都心部にできるに越したことはないけれど、期待できるのは藤崎を中心とする大町再開発まで待たなければという状況。実現性は半々でしょうが。

 

大規模病院とマンション群

 都心隣接の大規模再開発ということで、目玉となるのはイオンモールと並んで仙台厚生病院となりました。循環器、呼吸器、消化器の3分野に特化した上ガン治療に強みを持つ、宮城県だけでない存在感を持つ病院です。

今の立地はバス停も目の前で本数も多く、大学病院も近接し、悪い立地条件ではないにしても、10年ほど前の地元大学と組んだ医学部新設の競争に敗れ、方向性が迷走した印象。建物はまだ使えそうながらも、移転を前提にオリックスに土地・建物を売却していました。最近その土地建物をニトリホールディングスが取得したと話題になっています。

 新たな立地は地下鉄南北線北四番丁駅から徒歩5分圏で、北六番丁通を経由するバスも目の前に停まり、勾当台通と愛宕上杉通に挟まれる立地条件が従来と比べて格段にアップします。

 農学部キャンパスの自然環境が失われたのは残念ではありますが、全体のイメージが見えてきた今、それほど悪くはない開発に思えてきました。

 先んじて、勝山館跡地のヨークベニマルがオープンしていますが、来年の5月に仙台厚生病院が移転開院し、同時期に工事が始まるイオンモールがR7年中にオープンすることで、この近辺の魅力がアップし、仙台にとってプラスになる開発になると思います。

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2023年9月18日 (月)

あすと長町の近況(R5.9)~新店舗出店&マンション建設中~

 久しぶりに、あすと長町の近況を。

 最近は、大きな動きがなく、連日の猛暑もあってレポートの意欲が薄れていましたが、ようやく多少は涼しくなってきたので。

tekuteながまちに松屋!

 10月に、長町駅内の商業施設tekuteながまちにオープンする情報がでていた、この牛丼チェーン松屋(マイカレー食堂併設)。

 長町エリアの牛丼チェーンは、モール北側に古くから吉野家はありますが、駅前型としてはこの松屋が初出店。

 tekuteながまち内に出店との情報は7月に出ていましたが、コロナに翻弄され閉店した『me&cheese⇒菓匠三全』跡が工事中で、具体の場所が求人ポスターで判明しました。まぁ、7月の求人情報の時点で、「長町駅改札目の前」という表現があり、有力候補とは思っていましたが、狭さは否めないので、アインズ&トルペ跡のローソン隣のスペースの方が広く、可能性もあるのかなと様子を見ていたところ。

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 こちらのローソン脇はまだ動きがありません。なお、2階のそば屋の福はらは撤退し、そのスペースも空いています。

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 長町駅東口のロータリーに面し、タリーズコーヒーの並びになります。JRの改札から徒歩15秒で、サンエトワールと並んで、さらっと食事を済ませたいニーズにこたえる飲食店になります。また、バスは路線により待ち時間が長かったりするので、バス停が目の前というのもポイントが高い。

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 tekuteの外の改札側からも直接入店できるように工事をしていました。たまたま工事中の店内をチラ見。

 この立地で24時間営業するようなので、tekuteの他の店舗が閉まっている時間帯はここから出入りすることになります。深夜バスが発着する23時台や到着する5時台などは、tekute2にオープンしているローソンとともに助かる人がいるかも。


(2024/6/5追記)

 結果的に7時開店となり、24時間営業ではありませんでした。当初の求人情報では24時間で募集していましたが、人が集まらなかったのか?そもそも夜行バス客以外が深夜の需要が限られるような気がしていたので、妥当かと。


 

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 なお、tekute内ではありませんが、ロータリー向かいのラーメン店「いわさ」も閉店となりました。

 春から駅前広場ロータリー内の一時駐車場(30分以内無料)が開設され、このいわさとだし廊にはメリットが大きいかなと思っていたところですが、結局一度も行かないままに閉店となりました。なお、亘理町の6号線沿い(田園近く)にも出店しています。

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 長町駅前のラーメン店は競争が激しいというよりも、基本的に朝晩の通勤通学時間帯とイベント時以外は通行量が少なく、全体のパイが小さいこと。さらに田中そばなどの人気店もあり、その牙城を崩せないという印象です。

 やはり、(もはや期待はしていないですが)計画中のイオンタウンのようなSCができないと平日昼間の人の流れが小さいまま。

9月末オープン ドラッグストアモリ&テナント商業施設

 旧国道4号沿いのTSUTAYA長町店と隣接のタイムズパーキング跡地に、ドラッグストアモリがテナント棟と併せて9月末以降に出店です。

 ドラッグストアモリは、近年宮城県内でドラッグストアアオキと共に熾烈な出店競争を繰り広げていますが、これまでは郊外から攻め入っており、長町のような郊外拠点には初出店。

 特徴としては、本格的な食品スーパーを併設したドラッグストアで、ツルハやウエルシアのように、1m程度の幅のおまけ的な生鮮コーナーではなく、1か所のレジで買い物が済むというところが便利なところ。コンパクトなスーパーセンターという印象。

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 長町・あすと長町エリアは、スーパーはヨーク×2、生協×2、ウジエ、ビッグハウス、西友と激戦区である上、ドラッグストアもあすと長町の範囲だけで、ツルハ×2,ウエルシア、サンドラッグ、カワチとひしめいているところで、両方の需要を取りに貪欲に出店です。

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 なお、新幹線高架脇のテナント棟には、モスバーガーと北海道からペンギンベーカリーが出店ですが医療・健康系のテナントと併せまだ半分の入居決定状況です。駐車場が併設されていることから、飲食店の出店などがあればいいなぁと思います。

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2つの分譲マンション建設中

 タワーマンションの建設ラッシュが一段落したあすと長町地区内ですが、現在2か所で新築マンションが建設中です。

詳しくは、以前の記事参照。


過去記事


①ノブレスあすと長町(ナイス)完売

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 こちらのナイスのマンションは、南側をプレシスとダイワハウスのマンションに抑えられ、東側は新幹線と在来線高架という居住条件としてはデメリットもありながらも、太子堂駅と長町駅の中間でスーパーなどの商業施設にも恵まれた利便性から完売とのこと。このインフレ傾向のご時世で、割り切った形の需要を取り込んだのか。

②あすとレジデンシャル ザ・タワー(野村&ワールドアイシティー)

 こちらは、案の定ヨークタウンから直接入れる利便性をアピールした分譲マンションとして、20階建て190戸の規模で分譲中。大通りを挟んだ系列のマンションの約半分強の戸数ながらも、買い物や駅への近さなどから、バランス的にはパークタワーあすと長町の並び地区内を代表するマンションでは。

ホームページ

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 竣工は2024年秋と1年後。入居は2024年末とのことで、まだまだ先です。

 3LDKで3400万円台からとのことで、詳細な条件は不明ですが、パークタワーあすと長町(ただし西側の線路側でJRの賃貸マンション側の部屋)と同価格帯からのスタートとのこと。

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ライブハウスのPIT仙台に隣接という点は、入居者によって評価が変わるかもしれません。

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 また、南面は平屋のホームセンターコーナンで、今は眺望が確保されていますが、ここは借地かつ既に10年程度経過していることから、跡地利用を考えると安心は禁物で、懸念材料でもあります。

 

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2023年7月13日 (木)

ヨドバシ第1ビル 飲食店街 7/14オープン

 6月2日に、2~4階のヨドバシカメラと5階専門店街が大々的にオープンしたヨドバシ第1ビル。

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 続いて、6月30日に、旧店舗であるヨドバシ第2ビルの1階に、石井スポーツやヨドバシゴルフをはじめとした巨大スポーツ・アウトドアフロアがオープンしましたが、遅れていた第1ビル1階飲食店街と6階のレストラン街がオープンします。


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 とはいえ、全面オープンではなく、半分程度の埋まり具合で、残りは徐々にオープンしていくのでしょう。


ヨドバシ仙台第1ビル 1階・6階 レストランフロア 2023年7月14日(金)13店舗オープン(プレスリリース)

株式会社ヨドバシ建物(本社:東京都新宿区、代表取締役:藤沢和則)は、 2023年7月14日(金)、ヨドバシ仙台第1ビルに飲食店13店舗をオープンすることをお知らせいたします。
1階には東北初出店3店舗、新業態1店舗を含む8店舗、6階には東北初出店1店舗、新業態1店舗を含む5店舗がオープンいたします。レストランフロアのオープンにより、ヨドバシ仙台にご来店いただくお客様に、これまで以上に毎日を便利にしてくれる空間をご提供します(以下、一部略)。


◆ 「食べる、くつろぐ、楽しむ。」をコンセプトとしたレストランフロア 6階「ヨドレス」

 6階「ヨドレス」は、ファミリーやカップルでの利用はもちろん、仕事帰り、学校帰りの方まで気軽に立ち寄っていただける「食べる、くつろぐ、楽しむ。」をコンセプトにしたバラエティ豊かなレストランフロアです。

  • 「横濱元町ドリア(ドリア専門店)」
  • 「韓と米(韓国料理・炊き込みご飯)」
  • 「仙台 たんしゃぶ 焼肉のいとう(しゃぶしゃぶ・焼肉)」
  • 「ポムの樹(オムライス)」
  • 「鎌倉パスタ(パスタ・ピザ)」
  • 「鶴橋風月」 <8月上旬オープン予定>

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 オープン前の6階レストランフロアの様子です。駐車場からエスカレーターまでは通ることができました。それにしても不思議な空間。「たんしゃぶ焼肉のいとう」ではオペレーションの確認中でした。

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◆ 粋な飲み屋やB級グルメが揃うグルメスポット 1階「オイシイもの横丁」

 全国や地元仙台で大人気のB級グルメがお楽しみいただける「オイシイもの横丁」は、気軽に立ち寄り、美味しいお酒とここにしかないグルメをお楽しみいただける賑わい溢れる空間です。

  • 「うまいもん酒場 源喜(居酒屋)」
  • 「金の粉(串カツ)」
  • 「お酒の美術館(バー)」
  • 「かき小屋 ほや小屋 まぼ屋(牡蠣・ほや料理)」
  • 「新時代(居酒屋)」
  • 「仙台 肉のいとう 炭火焼牛たん 直(牛たん)」
  • 「ラーメンビリー(ラーメン)」
  • 「伝説のすた丼屋(丼・定食)」

 

  • <以下遅れてオープン予定>
  • 「エソラ(ワイン飲み放題)」
  • 「沖縄料理 なんくるないさー」
  • 「大魔王GOLD(ワイン・焼き鳥)」
  • 「天ぷら天寅」

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 最も目立つ北東角にあるのが、「伝説のすた丼屋」。

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 新バスターミナルに面したこちらも目立つ場所に、最近勢いのある、肉のいとうの新業態「仙台 肉のいとう 炭火焼牛たん 直」。

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 高速バス待合所の隣には、居酒屋の「新時代」。7月中ドリンク全品88円はインパクトありますね。

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細切れのオープン

 今回オープンする店舗の大部分は、4月末オープンを想定して求人をかけていた飲食店が多くを占め、せっかく集めたアルバイトを3か月近くも遊ばせていたのかが疑問ですが、いくら仙台駅前とはいえ、一度にこれだけの飲食店がオープンするにあたり、働き手を集めるのに苦慮したことを感じます。求人でも時給1300円とか、仙台にしては高価格帯の求人も見受けられたり。

 また、奥側のスペースを中心に空きスペースが多い状況ですが、特に6階は一気にオープンさせると過当競争に陥る可能性が高いので、結果的に徐々に埋めていくことになるのは良かったのでは。

 5階のテナントスペースも、入りにくさを感じるのに、6階は駐車場利用者は寄りやすいにしても、特に夜間帯は厳しいよなぁと。

 隣接するエスパルとの回遊性を図る意味で、仮に上層階(エスパル東館4階ーヨドバシ第1ビル5階付近)で接続できれば、エスパルでの飲食店混雑時に流れてくる方々をあてにすることができたのではと。

2階に行きやすく

 これまで袋小路感が満載だったヨドバシ第1ビルの2階(パソコンやホビー売場)に、1階経由で抜けることができるようになるのは助かります。

1階は近隣のBiviに通じるような、居酒屋系やラーメン店など、入りやすく使いやすい飲食店が集まっており、一部店舗は23時以降までやっているので、夜行高速バス利用者やJR仙台駅の終電帰りに重宝されそう。楽天の試合帰りでも使いやすい場所に。

オフィスフロアは苦戦?

ついでに7階の半分オフィス、半分駐車場のフロアにも寄ってみましたが、休日で人がいないにしても、そもそも入居が進んでいるとは思えない雰囲気でした。まぁ、オープン11年を経過した第2ビルオフィスフロアの状況を鑑みると、さらに賃料が高いことが予想される第1ビルは苦戦するに決まっているとは思っていました。こちらも長期戦でしょうね。

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今後の見通し

 明日、都合が付けば仕事帰りに寄ってみようかな。
 飲食店街は五月雨にオープンしていくのでしょうが、あとは第2ビル3階のロピアが今夏オープンなので、8月下旬頃を予想。

 第2ビル2階も含め、決まっていないフロアが多いということは、まだ驚きが待っているということなので、気長に待ちたいと思います。

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2023年6月30日 (金)

ヨドバシ第2ビル 複合スポーツ用品店で再始動

 6月2日にオープンし、間もなく1か月を迎えるヨドバシ第1ビル。

 平日とはいえ、週末かつ月末、そして官公庁を中心としたボーナス支給日というのもあるのか、ヨドバシカメラマルチメディア仙台の新店舗はそれなりに賑わいを見せていました。

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 やはり、ヨドバシとエスパル東館や東西自由通路の並ぶこのアングルは迫力を感じます。

 確実に、人の流れが東口方面に変わってきていますね。

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 その中で、先月末までヨドバシカメラマルチメディア仙台旧店舗が1~3階に入居していたいわゆる第2ビル。

 ワンフロアが広く、3フロアで1。2万㎡以上が空き店舗になってしまい、行く末を心配していましたが、この第2ビル4階の一部に入居していたヨドバシ系列の石井スポーツとアートスポーツが約5倍の売り場面積として、第2ビル1階に6月30日に移転拡大オープンしました。

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 売り場面積は2700㎡とかなりの広さに、約1000㎡を活用する新規出店のヨドバシゴルフと合わせて、4000㎡近くで1階のワンフロアを埋めています。スーパーのロピアがスーパーとしてはノーマルな1階ではなく3階への出店となりましたが、1階はゴルフ店も含めスポーツ用品で統一するということだったのかと一応納得。まぁ最も外部テナントを入れ辛い2階をグループのスポーツ用品フロアで埋めた方が良かったのではとは思いますが。

 ヨドバシ第1ビル側3階からのおなじみの連絡通路で第2ビルに入ると、このような案内が。

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 3階から1階にはエスカレーターで。途中の2階は白い壁で覆われ、入れない状態となっていました。

この写真は3階から2階。

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 2階から1階へ。

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 1階で振り返ったところ。

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豊富なキャンプ用品

 1階に降りたところには、広大なキャンプ用品売り場が。スノーピークもインストアで入っています。

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 テントなどの展示も豊富。

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 最近まで、テントで有名なOGAWAのストアがパルコ本館2階に入っており、入り口に近いスペースを贅沢にテントの展示に使っていましたが、7月17日に閉店し、21日に泉中央に移転するところ。

 逆に、泉区市名坂のヨークタウン内に4月9日まであった石井スポーツの仙台泉店がこのヨドバシ第2ビルの店舗に実質的に統合された形となりました。

 アウトドア用品といえば、長町モールのスーパースポーツゼビオ跡に、アルペンのアウトドアショップ「アルペンアウトドアーズ」が今秋に出店することもあり、仙台市内において、成長分野であるアウトドア大型店の出店状況が目まぐるしく変化しています。

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 東八番丁側の入り口には、芋煮会シーズンのコンビニのように、薪が積みあがっています。

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その他の品揃え

 季節外れながらも、スキー板が並んでいます。

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 テニス用品売り場には、試し打ち用のコートも。

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ヨドバシゴルフ出店

 これまで良く知らなかったですが、ヨドバシグループのゴルフ用品店があったんですね。

東七番丁通側の1,000㎡を使っています。

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 自分はゴルフはやりませんが、中々の品ぞろえです。

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 パターの試し打ちのスペースもゆったりと確保されています。また、写真は撮りませんでしたが、バーチャルでのゴルフ体験ができるブースが2つありました。

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 東七番丁通側の入り口です。

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残りのフロアの出店は

 既報のとおり、3階に今夏ロピアが出店するとのことで、おそらく第1ビル(仙台駅)側の半分弱程度のフロアを埋める形になるか。

 コストコのような安さと量が目玉のようで、周辺住民だけでなく、人気が出そうです。

 ただ大量に購入する場合クルマでないと持ち帰りが厳しい。駐車料金サービスの水準がヨドバシカメラの3000円で1時間無料に合わせてになるので、スーパーだけだと、ちょっと使いづらいかな。ヨドバシとテナントで買い物額の合算ができるのは良かった。また平日に普段使いする場合は、ヨドバシのクレジットカードを作ると1時間無料になるので、それを活用するのもありですね。

 残りの、3階の半分及び2階全フロアは現時点で新たな情報はありませんが、1階の全フロアと3階の半分に目途が立つと安心できます。

 あとは医療モールなど中途半端なテナント集めはして欲しくないので、気長に続報を待つこととします。

 また、7月にオープンする第1ビル1階と6階の飲食店及びレストラン街も楽しみです。


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