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2025年10月

2025年10月 6日 (月)

久々に広島へ(その4)エディオンピースウイングスタジアム

ひろしまゲートパークを抜け、ようやくエディオンピースウイングスタジアムへ。

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最新式の新スタジアム

 このサッカースタジアムは、最新式の街なかスタジアムとして2024年2月に完成し、収容人員約28,000人を誇ります。

 Jリーグ開幕直後から約30年使用していたアジア大会主会場のビッグアーチが収容人員は最大4~5万人と大きくとも、一昔前の陸上競技場で屋根なし、郊外でアクセス悪しと、宮スタ(屋根は形だけ)をホームスタジアムとして使用しているような状態。

 優勝決定時でも約3.5万人で周辺道路が麻痺し、普段でもせいぜい1.5万人前後と、アストラムラインの終点広域公園駅から徒歩圏とはいえ、都心部の起点駅の本通駅から遠回りの約40分+駅からは坂を上る必要があるなど、軌道系交通機関があるだけ宮スタよりはましとはいえアクセスに難があり、都心外縁部のJR横川駅からの都市高速西風新都線経由シャトルバスの方が早く着くという状態。新スタジアム待望論が長年出ていました。


オリジナル10のチームの中で、スタジアム環境の悪かった当時の市原(千葉)が比較的早く2005年に新スタ完成していますが、その他ガンバの新スタが2016年完成に対し、完成までは難産を強いられました。


 ベガルタと残り数試合まで競り初優勝を飾った2012年以降はJ1上位に定着しながら、2013年には優勝だとスタジアム整備を求められるので2位で良かったとの市長の失言に発奮し逆転優勝で連覇というエピソードもあり、2015年に3度目のJ1制覇を果たすなど、新スタジアムに向けた動きが高まってきて、行政側も腹をくくった印象。候補地選定に難航しながらもサンフレッチェ側の意向が反映され、この都心部の素晴らしい立地が実現。

 ユアスタの2万人弱と比較し約1.5倍の規模の専用スタジアムを、オープン以降の2シーズンのリーグ戦はほぼ満員が続いています。正直広島の都市規模でこのハコを恒常的に埋められるのは、J1上位に定着しており、チームの人気も安定していること、それに前スタジアムの悪条件から一転、国内でも最も恵まれた立地条件とハコを手に入れた故。しかし300億弱の事業費と、約30年前に整備したユアスタの2倍以上かかっていますが、昨今の建設費高騰の中何とか完成までこぎつけた印象です。

 詳しくは、下記の力の入った30回連載のスポナビ特集記事をご覧ください。


広島“街なかスタジアム”誕生秘話(Sportsnavi)


中央公園のHiroPa

 ピースウイングスタジアム自体は、中央公園西側に位置しており、東側の広島城側はこちらも広大な広場に面した店舗でした。

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 こちらも、試合前後は賑わうのでしょうが、広島ゲートパークと同じような空間「HiroPa」が広がっており、真夏には厳しい空間でした。

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でも、都心部にこのような広大な空間が存在するのは貴重。仙台でも勾当台公園と西公園、錦町公園が定禅寺通で結ばれており、緑の軸線を形作っていますが、一つ一つのサイズは大きくなく、さらに、街路樹や公園内の樹木が適度に配置されているので、同じような都心部の広場・公園でも大分印象が異なります。

 

都心部ど真ん中の交通アクセス

 スタジアムの横の城南通を経由して、広島駅前まで一直線で結ばれています。

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 広電の路面電車からは、原爆ドーム停留所まで徒歩10分弱。その他アストラムラインの県庁前・城北駅は徒歩10分強、そしてアストラムラインとの乗換駅であるJR新白島駅までも徒歩20分弱と、都心部どまんなかに見える割には各駅からの距離があるけど、遠くから来る方も、輸送力が限られる路面電車以外に、アストラムとJR駅へも徒歩圏ということで、複数の駅や停留所に観客が分散するし、それに紙屋町や本通り方面に繰り出す方も多いでしょうから、本当に理想的な環境ですね。試合がなくとも、ものすごい存在感で、普段から試合を見に行きたいと思わせる環境があります。

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 以前旧広島市民球場があった時代は、2015年のJR新白島駅設置前だったので、路面電車は原爆ドーム前駅の目の前だったとはいえ、JR利用者は広島駅・横川駅・西広島駅まで路面電車で20分以上かけて出る必要があり、乗り継ぎを考えると、都心部とはいえちょっと安心して帰り辛かったのかなとも。

 ゲートパーク方面からも、スタジアムは独特の形の屋根が存在感があり、試合前だったらさらにワクワク感が感じられただろうなぁと。

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バックスタンドのボリュームが凄い。

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 その日は試合はなかったので、スタジアムツアーに申し込み、スタジアムの中に入ることができました。

 受付は、1階にある広島サッカーミュージアムにて。ガラス張りできれいな施設です。

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キャプテン翼との平和を訴えるコラボの壁画もあります。

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 なお、スタジアムツアー(1800円)に申し込まずとも、公開されているバックスタンドど真ん中の入り口から内部を見ることができたことを知り、一瞬損した気分になりましたが、ツアーでは普段入ることのできないスタンド内部やフィールドに降りることができ、説明も詳しくかつ分かりやすく、結論としては参加して良かった。

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 バックスタンドからゴール裏はこんな感じ。空席が目立ち辛いよう、新国立競技場のようにモザイク柄にしていますが、今のサンフレッチェの試合ではそんな必要はないですね。

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 サンフレッチェや女子サッカーのレッジーナの功労者のレリーフがずらっと並んでいました。

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 その中で、ベガルタ関係者として、やはり目についたのは寿人。ベガルタにいたのは2年間だけでしたが、エースとして、川崎F戦でロスタイムの2ゴールで追いついた伝説とか、記憶に残る選手でした。

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同じく広島に引き抜かれ、移籍した林卓人。

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 初期の主力選手で昇格に貢献した中村伸。引退後も10年ほど指導者としてベガルタに所属していました。レッジーナの監督をしていたというのは知らなかった。懐かしい。

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 そして、日本代表の森保監督。ベガルタでは初昇格の2002年から2年間プレイし、J2降格と同時に引退しました。

 そう考えると、ベガルタとサンフレッチェ、いろいろと縁がありますね。

 今の森山監督もサンフレッチェのユース監督を長くやっていたというのもあるし。

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スタジアム内部へ

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 改めて、巨大なバックスタンド。ここが毎試合埋まることを考えると、改めてすごい。

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アウェイゴール裏のビジョンもデカい!

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コンコースのコーナー部には、ゆったりしたこんな席も。

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 全席ドリンクホルダー完備というのも羨ましい上に、ミニテーブル付きの席もあります。

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ホームゴール裏より。気持ち良い青空が広がっています。

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 サッカー専用のため、ゴール裏最前列とゴールの距離が本当に近く、手が届きそう。日立柏並みに感じる。

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そして、ホームゴール裏の上空の屋根の影が。。。

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 芝生の生育のために、ガラス張りの屋根になっており、日光を通す構造となっています。

 また、バックスタンドとホームゴール裏の間の空間が、街とスタジアムを繋げており、高さ150mの高層ビルであるリーガロイヤルホテルが狙ったように見えます。逆に、ホテルの窓からこのスタジアムの試合が見えるということに。

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 また、この4方のスタンドを囲む巨大な屋根のおかげで、基本的に雨を遮ることができるようですが、屋根の高さもありやはり前列部分は濡れてしまうとか。

 内部には、レセプションや小規模なコンベンションを開催できるスペースも。当然ながら、食事の提供も可能とのこと。

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 ホーム側のベンチです。ここに座ることもできました。

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グッズ売り場も充実

 スタジアム内に、こんな充実した常設オフィシャルグッズショップがあるとはびっくりしました。規模感としては楽天のスタジアム隣接オフィシャルストアに迫るもの。

 ベガルタは、スタジアム内では仮設のグッズショップで、本拠地の泉中央駅ビル内のカーサベガルタも撤退し、今は仙台駅前パルコ内のサッカーショップKAMOがオフィシャルショップの位置付けであるのと比較してしまいます。

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一方、我らがユアテックスタジアム

 我らがホームスタジアムのユアテックスタジアムは、1997年のオープンから28年もたっているとは思えない20,000人弱収容で観客席は屋根で覆われ、地下鉄ターミナル駅から徒歩4分の最強アクセスと完成度の高い作りですが、最新式の巨大な街中スタジアムを目の当たりにすると、本当に羨ましく感じました。

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応援を反響させる劇場型スタジアム。そして、雨が降っても気づかないほどの4方を囲む最強屋根。

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ベガルタゴールドにびっちり埋まったゴール裏。

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 とはいえ、28年間も素晴らしいスタジアムで観戦できていることに当たり前さを感じている我々は贅沢なのかもしれません。

広島のプロスポーツに対する熱情

 サンフレッチェサポはJ開幕からの30年以上、最初のホーム広島スタジアムからビックアーチと、アクセスも臨場感も不足した陸上競技場での観戦を強いられながら、新スタジアムの運動を粘り強く行ってきた、そのご褒美的なプレゼントにも感じました。

 一般市民の地元プロスポーツに対する熱情の高さは、全国の都市の中でも一番に感じます。その理由としては、やはり戦後の焼け野原で生まれたカープを75年も支えてきた土壌があるのでしょう。ジプシーロッテが居候した5年間にせよ、1リーグ再編騒動の棚ボタでの楽天進出と、運よく外部資本の球団が与えられた立場の宮城県は足元にも及ばない。

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 大阪と福岡に挟まれ、中国地方からの流入が限られる反面、市民の地元出身者の率は仙台よりも高いでしょうし、プロ球団を支える資本がマツダ一族とエディオンなど地元というところも大きいのかなと、この素晴らしい二つの野球とサッカースタジアムを眺めながら、改めて感じた次第。そしてローソンまでこの色というのは流石。

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2025年10月 5日 (日)

久々に広島へ(その3)旧市民球場跡地「広島ゲートパーク」

都心部の憩いの空間

 広島に到着して、広島駅ビルを散策してから、紙屋町西停留所を降り、地下街のシャレオを経由して、まずは旧市民球場跡地の広島ゲートパークへ。

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 広場としては野球場の形状を残しており、外周に沿って、平屋の店舗が並んでいます。

 広々とした空間で、サンフレッチェの試合前後とか、イベントが行われていれば賑わっていたんでしょうが、真夏の平日の昼間ということで、人はまばら。

 そもそも真夏にここでイベントを行うのは結構辛そうだなぁと。というのも、野球場の名残を残すために、ほとんど日陰になるスペースがなく、夏にイベント行う際は、暑さ対策で大型テントなどが必須かなと。また広場としては広すぎで都心部のど真ん中で贅沢な土地の使い方だなぁとも。

 春や秋は様々なイベントの開催に適しているでしょう。


ひろしまゲートパークHP


 

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新サッカースタジアム候補地の変遷と複雑な背景

 旧市民球場跡は、当初球場の現位置建て替えを模索しながらも、狭隘な敷地から、東広島貨物駅ヤード跡地への移転となりましたが、その後街中への賑わい確保の観点から声が上がった、このサッカースタジアムの新設候補地の一つとして検討が行われ、移転後も一部残されていた市民球場のスタンドを活用してという案もありましたが、原爆ドームの目の前、かつ広島の復興の象徴だった旧市民球場の跡地にサッカースタジアムということについて、反対意見も多かった模様。

 そこで、この場所と比較され、県と市が推していた広島港エリアのみなと公園に決まりかけたところ、イベント時の大渋滞と軌道系公共交通機関が広電路面電車頼みということで、宇品地区の企業などから交通渋滞を懸念する反対の意見があったこと、それにとどめとなったのはサンフレッチェ自体が「宇品だったら使わない」と、とどめのカウンターパンチを浴びせ、そこでこれまでの経緯と隣接地の基町アパートへの配慮からタブー視されていた中央公園が一気に候補地として浮上し、行政側としても「渡りに船」「ここしかない」という感じで突っ走った形となったようです。

 中央公園と基町アパートは、仙台で言えば近年退去が終わり2023年の緑化フェアで供用開始した青葉山公園(旧追廻地区)が性格として近く、追廻地区は戦後の引揚者の住宅として国有地の借地権を認め個人の住宅が建設された後に、仙台市都市計画で公園用地として移転交渉が長年進められ、宮城野区新田の仙台政府倉庫敷地
(JR東仙台駅近く)を移転地としてようやく完了したという歴史がありますが、元町アパートは、その大規模版のようなもので、原爆スラムと言われていた焼け出された方々が何千人と住み着いた現中央公園エリアの環境整備のため、隣接地に数千戸規模の大規模アパートを県市で協力して短期間で建設したというようです。

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 50年以上前に、このような戦後の処理を短期間で終わらせたというのが凄いなぁと感じます。まぁ住民の移転のために、環境が変わらない隣接地に移転先の大規模公営住宅群を確保せざるを得なかったのでしょう。そのような経緯のある中央公園を活用できたのは僥倖ながらも、20年にわたる議論の末。広島は市民球場の建替えも長年の議論の末、現在地の貨物ヤード跡地という立地条件の良い場所に移転することができましたが、球場もサッカースタジアムも市民や地元企業からの多くの募金を集め、事業推進の機運を高めていったというのが、広島の風土故なんでしょうね。

 今度は、Bリーグの広島ドラゴンフライズも2023-24シーズンの優勝とBプレミアへの移行に向けて、暫定的なホームアリーナとしては広島グリーンアリーナを使用するとのことですが、県営体育館ながらも、どっかの県と違って都心部のど真ん中で1万人収容でき、ライブ会場としても大人気(故に利用制限がある)の施設のため、ドラゴンフライズとしては新アリーナ完成までの5年間しか使用を認められないため、新アリーナを広島駅新幹線口にという署名運動で10万人以上集めたとのこと。

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 野球・サッカーに続いて、バスケの本拠地施設も、都心エリアの交通が至便なところに、1万人規模の施設を想定しているようで、羨ましく思ってしまいます。 

 都心部の賑わいづくりとしては、行政・企業・市民が一体となって粘り強く進めていくところが、広島の強みだなぁと改めて。

都心部ど真ん中

 すぐ横には、そごうとリーガロイヤルホテル広島が立地しており、本当に都心ど真ん中でです。なお、写真の手前に見えるスロープは、そごう3階に位置している広島バスセンターへ進入するバスのためのもの。そごうのバスターミナルは、老朽化は進んでいながらも、広島駅から多少離れた都心部の拠点交通施設として、賑わいが感じられました。

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 振り返ると、原爆ドームからへの平和の軸線が。平和祈念館と原爆ドーム、ピースウイングスタジアムが一直線に結ばれているとのこと。

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 エディオンピースウイングスタジアムの記事に続きます。

 

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2025年10月 4日 (土)

イオンモール仙台上杉 10/8グランドオープンを前に

 東北大学雨宮キャンパス(農学部)跡地開発の核施設として、昨年5月に移転した仙台厚生病院に続いて10月8日にグランドオープンする、イオンモール仙台上杉。

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 雨宮キャンパス再開発の方向性が検討され始めてから20年近く、イオンモールが土地を取得してから11年半と長い歳月の末、ようやくオープンとなりました。なお、あすと長町のイオンタウンは雨宮よりも1年早く土地を取得しているんですがね。雨宮イオンの次と言われていたし、そろそろ動き始めるのか。


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10月8日のグランドオープンを前に、周辺住民向けのソフトオープンと称した営業が開始されています。

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グランドオープンを前に、周辺に新聞広告が織り込まれているようです。

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 グランドオープンと何が違うの?という感じですが、従業員の訓練も兼ねて、イオンモールではどこでもやっていますね。

内覧会的な、チケットを持っていないと入れない訳でもなく、本当に誰でも普通に入れます。以前はこっそり2~3日前からやっている印象だったけど、最近は悪びれない感じで、堂々とやってますね。1週間もソフトオープンとか。まぁ、悪いことをしている訳でもないけど。

店舗概要(プレスリリースより)


核店舗    :イオンスタイル仙台上杉

サブ核店舖:ユニクロ、無印良品、コジマ×ビックカメラ
専門店    :約140店舖
・敷地面積  : 約 33,000㎡
・延床面積  : 約 75,000㎡(立駐含む)
・総賃貸面積 : 約 29,000㎡
・建物構造  : 店舗棟 鉄骨造 地上4階建
 /立体駐車場棟 鉄骨造 地上6階建
・駐車台数 : 約 1,300台
・駐輪台数 : 約 800台
・営業時間
 : 専 門 店 10:00~21:00
            レストラン  10:00~22:00
            イオンスタイル 9:00~22:00
・休 業日 : 年中無休
・従業員数 : 施設全体 約2,000名(内、イオンスタイル仙台上杉 約300名)
・基本商圏 : 約5km圏内・約28万世帯・約58.4万人


1階は食品・インテリアのフロア 

 イオンスタイル(スーパー)は、ソフトオープンとは思えない位、普通に賑わっていました。

 レストラン街も、シックな感じで、周辺住民の所得に合わせた感じがあります。気仙沼発のマザーポートコーヒーが出店しているのはポイント高し。 他、奥側にはKEYUCA等インテリアショップが並ぶ空間が。

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2階はおなじみのテナント

 両端に、ユニクロと無印、そして3COINS+という鉄板のテナントを配置しています。

 近くの店舗は、ともに仙台駅前になるので、周辺住民にとっては、助かりますね。

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 3階は、コジマ×ビックカメラなど

 コジマ×ビックカメラがの存在感が大きい。その他ABCマートやゲーセンなどがあります。

 この辺りは家電店がやはり仙台駅東口のヨドバシが最寄になり、郊外店では泉中央のコジマや北環方面のヤマダ、ケーズまで行く必要があることから、それほど広くないにせよ、普段使いには十分です。コジマ×ビックカメラは、名取→利府→上杉 と、近年はイオンモール内出店に舵を切っていますね。

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グルメアリーナ(4階)

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 グルメアリーナという巨大フードコートでは、センターに4面ビジョンが設置され、今日はイーグルスのナイター中継をやっていました。

 飲食店は、丸亀製麺、マック、大阪王将などよく見かける店舗の他、唐揚げ、イタリアン、マグロ丼など、バラエティに富んだ店舗も並んでいます。酒も普通に飲め、スポーツバー的な使い方もできるようで。

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4階(KAMISUGI ONE PARK)

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 屋内と屋外にまたがる、子供連れ向けの休憩・遊びスペースです。報道での印象よりは広い訳ではなかったですが、未来屋書店に面し、フードコートもあることからゆるい雰囲気で、子連れにとっては人気の空間になるでしょうね。

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交通アクセス

 地下鉄北四番丁駅から徒歩7分という微妙な距離ですが、勾当台通に建ち並ぶ飲食店などを横目に見ながら、歩いてみるとそれほど遠くはありません。

 写真は、泉中央駅改札に掲示されているイオンモール上杉の広告ですが、泉中央駅から地下鉄11分+徒歩7分で18分と謳っています。

 このイオンモール上杉のオープンは、旧アリオ仙台泉がカバーしていた仙台市北部の地下鉄沿線も商圏にしていることから、アリオ跡の活用には逆風になりそう。アリオの建物の復活には、泉中央の足元商圏+旭ヶ丘・黒松エリアの地下鉄沿線からの集客がカギになるだけに。

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 ただ、泉中央セルバや長町モール・ララガーデンのように、駅前又は駅直結という訳ではないので、基本的に都心部にある店舗が並んでいることから、北方面の地下鉄利用者がわざわざ降りて行くのであれば、仙台駅に行ってしまった方が楽というケースも多く、基本的には、足元2~3km圏でしょう。駐輪場も800台分も確保しているのはそういうこと。

 また南部の住人にとってはモール+ララガーデン長町で足りるので、仙台駅から地下鉄やバスでこのイオンモール上杉に向かう流れは限定的。

 ただ、市バスの中江・幸町方面からは市バスが目の前の「上杉2丁目」バス停を通るため、仙台駅前や一番町へ行く需要をせき止めることになりそう。

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市バスのバス停は、北六番丁通沿いに「上杉2丁目」で、仙台駅まで約20分。

宮交が新路線開設

 今回のオープンに合わせて、宮城交通が敷地内にイオンモール上杉・仙台厚生病院バス停を開設し、仙台市南部からの3路線の起終点を県庁市役所前から延長しました。

このバス停始発のバスは、毎時2~3本で、仙台駅までは230円と、市バスの190円より高いですが、敷地内で始発のバスを待つことができるので、イオンモールよりは厚生病院利用者をあてにした新規開設なのかと思いました。

 病院利用のヘビーユーザーはほぼ敬老乗車証で、数十円の違いは気にしないでしょうし。

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 宮交も、運転手不足と利用者減で、コロナ以降縮小均衡に拍車がかかっていましたが、最近発表された街中(市内小田原車庫)への本社移転と中心部を重視した路線再編を図るとのことで、今回の路線延長はその流れの一環なのでしょう。また、県庁市役所前近辺でのバス路駐などの弊害を解消するための待機場所としての意味合いもあるのかなと。

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 駐車場は1300台分を立体駐車場で確保しています。また、厚生病院の平面駐車場も提携駐車場として位置づけられているようで、週末には活用されるのでしょうね。

基本的に90分無料+2000円以上の購入で60分延長となり、最大150分無料となっています。シネコンもなく、程よい規模のSCなので、この最大無料時間で十分かと。なお、精算に現金が使えないというパターンは初めて見ました。

11月以降であれば、無料時間に収まりあまり精算対象になる車はないでしょうが、これも時代の流れですね。


(注)2,000円購入で60分延長は11/1から。10月中は90分超過分は1時間600円の追加料金がかかりますのでご注意を。


 

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都心外縁部への大型商業施設の意義

 売場面積が3万平米弱と、旧アリオ仙台泉とセルバを合わせた規模で、長町モールの本館よりは小さい程度です。

 なので、足元の高所得の住人をターゲットのスーパーや飲食は多少高級寄りにしながらも、専門店は鉄板のテナントを集める堅実なテナント構成にしてきたなぁと感じました。都心部の売り上げを150~200憶園程度は奪う形になるでしょうが、そもそも近年閉店したグループのイオン仙台店とフォーラス仙台店分で100億強はあったでしょうから、その分を自社で取り返すイメージか。都心外縁部に立地する大規模SCはこれまでなく、地下鉄で10分の距離の長町モールは郊外であり、それも都心部が安閑としていた理由でもあったので、イオンモールとはいえ、もう少し早くこのような商業施設があっても良かったのではと思っています。

 他の地方大都市では、福岡(ゆめタウン福岡、ららぽーと福岡、マークイズ福岡ももち等)、広島(イオンモール広島府中、ゆめタウン広島、フジグラン広島)、札幌(サッポロファクトリー、アリオ札幌、イオン桑園)とも、都心部内や外縁部に郊外型のSCがバランス良く立地しており、それも都心部の人口密度の高さを生活面で支えています。都心部の競争力は保って欲しいですが、都心部の生活の利便性と人口密度を高めるためには、必要なものではないかと思います。都心部ではないですが、東仙台のJT跡地のアリオが実現していればという思いもありますが、当時の商工会議所と某市長がこの計画を潰した経緯があり。。。

 その前には、幸町イオンが進出する際にも商工会議所とすったもんだがありました。古くなった店のテコ入れが不得意なイオングループによくある話で、もはやすっかりさびれていますが、今回の上杉イオンの約半分の1.5万平米弱の売り場面積があり、そこそこの規模の中型店です。今回の上杉イオンの商圏に幸町エリアは確実に入ってくるので、自社競合も厭わない形でしょうが、目の前のバス停から伸びるのは幸町・東仙台営業所方面のバス路線であり、この幸町イオンのダメージも大きいような気がします。


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 南側の勝山ボーリング場跡地をかつて住友不動産が取得し、シティテラス上杉を分譲していますが、この都市型イオンモールのオープンに合わせて、 その第二期計画がこのタイミングで発表され、建築計画のお知らせも出ています。住宅の戸数は321戸と、第一期の336戸に匹敵する、タワーではないマンションにしてはかなりの規模。

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 億越えの部屋が普通にあるような分譲マンション計画なのでしょうが、この上杉エリアの底上げのために、残されていた虎の子の土地が動き出します。住友不動産はこのシティテラス上杉と第二期で657戸、イオンモール北側で約200戸、野村不動産のプラウドで約200戸とイオンモールの進出に向けて1000戸以上が新たに分譲され、2000人程度の人口増に繋がったのでしょうし、その効果が周辺にも波及していくことが期待されます。

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