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2024年8月19日 (月)

九州旅行編(その1) 久々の仙台空港&アクセス鉄道

 7月に北部九州旅行へ。5日間で足早に回りました。

 以前は1~2年毎に飛行機でどこかには出かけていたのに、コロナ禍のため空港利用は北海道旅行以来ちょうど5年ぶり。

スマホでチェックインができるようになっていたり、いろいろと進化していますね。

仙台空港拠点のIBEX

 今回は、仙台⇔福岡便を往復利用して行ってきました。IBEX(ANAコードシェア)が5往復、JALが2往復で、地方都市相互としてはまぁまぁの便数。特にIBEXは仙台空港が拠点なので、朝一の便が7時35分と早く、現地での初日の時間を長くとることができました。ボンバルディアの70人乗り
小型機を活用するリージョナルジェットのIBEXが仙台空港を拠点にしていることで、広島便も時間が選択できる最低限の3往復確保され、他社がメインの他路線でも、各3往復程度と補完の役割を果たしてくれています。

 バスのような4列シートのため、窓際を指定できる確率が1/2という点は嬉しい。


(8/21追記)

 ピーチは関空、那覇、成田に続き2017年から4番目に拠点化されながらも、その後新千歳、福岡、中部と国内の主要空港も拠点化されると、ピーチとして相対的に仙台空港の位置づけが低下したということが明らか。コロナ禍後は2019年にスタートした夜間駐機も中止され、 沖縄便と台北便の運休や、札幌便の減便、関西便の始発が午後になるなど、親会社ANAとの兼ね合いもあるのかと邪推してしまうほど、露骨に利便性が低下している残念な状態なので、これ以上の路線拡大は期待できない。

 一方、IBEXであれば、定員70名ということから中型機では就航が難しい都市への新規便の可能性があるのかなと思っており、IBEXが現在就航している空港で、仙台空港からかつて就航していた鹿児島へは仮に1日1往復でも5往復の福岡便と組み合わせて利用できることから、可能性はあると思っていたところ。

 本日の日経東北版で、新たに仙台空港の運営会社に就任した前田社長より

  • 「仙台空港は国内で羽田空港への就航便がない全国的にも珍しい空港だ。羽田以外の就航地を求めていく必要があり、地方空港を結ぶ核となる空港をめざしたい」
  • 「新規就航としては四国と南九州など過去に定期便の就航実績がある、時期によってチャーター便が飛んでおり、航空会社に働きかけていきたいと考えている」

    とのコメントがあり、そうすると、鹿児島と松山便(もしくは高松)の可能性が高いのではと。
    仙台空港を拠点にしているIBEXに期待したい。

 過去記事


Rosenzu

 


IBEX 仙台空港発着時刻表(2024年夏ダイヤ)
Sdjtimetable

朝の仙台空港アクセス線

 7時35分離陸なので、30分前までに空港に到着しなければと思いながらも、直前の電車は空港7時6分着。そうすると出発前30分を切り、保安検査を考えるとあまり余裕がない。そもそも万が一電車が遅れたり止まったらと考えると1本早い電車の方が安心と、長町駅6時21分発で空港駅に6時40分に到着。

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長町駅でも、スーツケースを持った方々の乗車がちらほら見受けられました。

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 4両編成なので各ボックス1~2人という乗り具合でしたが、7時前のこの時間でも、それなりの利用者が仙台空港駅の改札を通過します。

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 7月でしたが、七夕飾りが利用者を出迎えていました。

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 いつも思うところですが、昼間が20分毎(2~4両編成で毎時3本)になったのと比べると、朝夕は概ね30分毎(4両編成で毎時2本)で待ち時間が長いので、ここが改善されると仙台空港の便数や利用者数を踏まえると完璧なのになぁと。

仙台駅発 空港駅着 間に合う便
6時16分 6時40分 名古屋、伊丹、福岡(7時35分発)
6時42分 7時  6分 新千歳(7時45分)、伊丹(7時50分)
7時  8分 7時31分 広島(8時10分)、新千歳(8時15分)

 7時35から8時15分までの時間帯に、主要目的地である各方面への始発便(新千歳×2、大阪×2、名古屋、福岡、広島)が出発しますが、目安として仙台駅を1時間前に出発できるよう、20分毎に運行してくれると時間が調節しやすいのですが、いかんせん朝と夕方以降は東北線内の混雑緩和のため4両編成で運行する制約、及び朝の空港発と夕方以降の空港行は乗り入れるJR東北本線自体が過密ダイヤでアクセス線を増発する余地は限られるのが残念。


 であれば、朝の空港行や夕方の空港発はまだダイヤ上余裕があるので、一部2両編成を活用し、空港駅や仙台駅で増解結するという手段は不可能ではないですが、いかんせんその都度というのは手間がかかり過ぎる。増解結は従来仙台駅のみでしか実施していない。


 かつて臨時列車で21時頃に運行されたことがある「空港発名取行」の区間列車。空港発は「名取駅2番線着⇒対面の3番線から仙台行接続」が可能なので”あり”なのではと思いますが、逆に仙台駅から空港方面に向かう客の利用は、「名取駅1番線着⇒階段・エスカレーター経由で2番線から空港行に接続」と不便。そもそも、仙台駅からのどの電車が名取駅で接続するか特に旅行者には分かりにくく、利用者は限られてしまう。それにダイヤ乱れの時には名取駅2番線をふさいでしまうというデメリットも。

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 この点を解決するためには、そもそも車両の増備が必要でしょうが、経営状態に余裕がない仙台空港鉄道にとって数億円の投資は県の更なる支援がなければ無理。

 また、空港線部分は単線で行き違いが美田園駅に限られることも、運行ダイヤの細かな調整ができない理由ですが、現在の美田園駅と名取駅での上下列車交換のみでも、昼間の20分間隔が実現できているので、杜せきのした駅での交換設備設置の優先順位は低いのでしょうね。 


 なお、各駅停車の所要時間は25分と謳っていながら、片道23分~29分と所要時間にばらつきがあるのは美田園駅などでの交換待ち時間次第のためでしょうが、極力統一が望ましいと。

 昼間の20分間隔の時間帯に限った話ですが、必ず仙台駅発空港行が美田園駅で必ず3分間の交換待ちがあり、所要時間27分で統一されているのが勿体ないと感じます(空港駅発仙台駅行は所要時間25分で統一)。遅延対策で1分程度の余裕時間も必要でしょうから、空港駅発を2分早めれば、交換待ち時間がその分短縮され、所要時間25分で運行できるのにとも。


朝の出発ラッシュ

 さて、下の写真は始発から10時ころまでの出発案内。7時台と9時台に出発便が集中し、8時台はやや少ないうえに小型機3便のみ。今春就航しデイリー化された新潟便の折り返し始発も9時前の時間に出発です。

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 パタパタ式の出発時刻掲示板が廃止されたのは時代の流れとはいえ、残念。今は萩の月の広告看板に。

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空港内散歩

 出発まで約1時間近くありもったいないながらも、久々の仙台空港利用なので、変わったところがないか20分ちょっと内部をぶらぶらしました。

Xでバズってた電話機。

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 ベガルタ選手のフラッグが壮観。

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飲食店のリニューアル

 話題性のある飲食店が増えていますね。これも民営化による創意工夫でしょうか。

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これはフラットホワイトコーヒー。開店前ですが。

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海鮮丼が豊富な、ふぃっしゃーまん亭(フィッシャーマンズ・ジャパン)。こちらも開店前。

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 エアサイド(保安検査後)でしか食べられないだし廊GOLD。7時からオープンでしたが、うろうろしすぎて時間が無くなり断念

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 相変わらず出発前も到着後の時間調整にも重宝する、使いやすいプロント。

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増設された搭乗口

 そういえば、5年前の北海道旅行の時にはすでに西側の搭乗口が増設されていましたが、

残念ながら、その後計画されたランドサイドの商業機能のリニューアルは、コロナでほぼ様子見となっているようでした。


過去記事


 

 

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 行きはIBEXながらも4番搭乗口からでした。朝は夜間駐機分もあり搭乗口はほぼ埋まり、IBEX名古屋便やトキエアはバス連絡での地上からの搭乗です。

なお、帰りの到着便はバス連絡を体験しました。

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 IBEXの利用は初めてでしたが、やっぱりかわいいサイズ。

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離陸後に、名取市閖上・広浦付近。

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約2時間ちょっとのフライトで、福岡空港に到着しました。

その2に続きます。

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