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2024年4月 7日 (日)

 宇都宮にLRT ライトライン開業 その3(ようやく初乗車!往路編)

 昨年8月下旬に宇都宮に開業したライトライン(芳賀・宇都宮LRT)

開業直後に記事にしていましたが、開業から半年を経てようやく念願の初乗車を果たしました。


過去記事


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きゅん❤パス さまさま

 それも、JR東日本が閑散期対策で発売したきゅんパスをフルに活用し、東日本各地を周ることができたから故。

 コロナ禍もあり前回乗った時期が思い出せない位新幹線は久々でしたが、やはり新幹線は偉大!

 始発の6時7分発新幹線やまびこで出発し、仙台駅から白石蔵王を含めほぼ各駅に停車するのに、約1時間10分後にはあっと言う間に宇都宮駅に到着。普段だったら出勤前の時間に宇都宮にいるという不思議な気分。

 きゅんパス狂騒曲で「指定取った方が良いかな?」と思いながらも、自由席も多いので大丈夫と判断しながら多少不安でしたが、始発やまびこは宇都宮まで自由席の2人席を1人で座れる程度の混み具合。流石に宇都宮からは通勤者がどっと乗ってくるところをライトライン目当てに名残惜しく下車しました。

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久々の宇都宮駅へ

 宇都宮駅は新幹線で何度も通り過ぎていたり、近郊を車で通ったりというのはありながらも、駅自体で乗り降りするのは学生時代の友達の結婚式以来で20年以上振りかも。宇都宮西口の光景はほぼ変わらないにしても、ロビンソン百貨店が撤退し、三井不動産が運営するララスクエア(訂正:今は日本エスコン運営のトナリエ宇都宮)になり、ヨドバシカメラが入っているという大きな変化が。

 さらに、オリオン通りの方は109やパルコが撤退し、残る大型店は東武百貨店のみとか。上野百貨店は遠い昔に廃業し、福田屋は中心部に見切りをつけて郊外展開で生き残っているなど、宇都宮市街地の商業集積は50万人規模にしては壊滅的。30万都市の郡山と変わらないレベルに思えるのは、新4号や宮環を含めた幹線道路網の発達ぶりと郊外の大規模商業施設の展開故でしょう。これでもイオンモールがないのが意外ですが、インターパーク周辺の福田屋他の巨大集積はイオンモール新利府のよう。ライトライン沿線のベルモール(のヨーカドーが核店舗)は長町モールのような位置づけかな。

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 ライトライン歓迎のフラッグが旗めく東口への立派な自由通路への変貌に戸惑いながら、ライトライン始発の宇都宮駅東口に向かいました。

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 以前の東口は昔の仙台駅裏を彷彿させる駐車場など閑散とした空間が広がっており餃子店位しかなかった印象でしたが、ライトラインの始発駅とともに再開発された「宇都宮テラス」がオープンするなど、全く昔の面影を感じさせない。

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 テナント構成は飲食店中心で、物販はヨークベニマルと地元企業のコジマ×ビックカメラ、ダイソー位という商業施設ですが、大型店を誘致ということができる都市規模ではなく、テナントリーシングがコロナ禍の最中ということを考えると、3階にはまだ空きテナントはありますが、
ライトラインの期待感から何とかここまで集めたというべきか。

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 何よりも、この階段状の広場。開業後、路面電車サミットなど様々なイベントを実施していますが、ライトラインを見下ろすような階段のデザインは何とも象徴的な空間です。

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ライトライン初乗車

 せっかく平日に来たので、本田技研への通勤客の流動を体験したいと。JR宇都宮駅に7時19分着で、7時26分発のライトラインに乗らないと後の旅程が崩壊するので、停留所での状況観察や座りたい衝動を我慢し、立ち客満載のライトラインに乗り込みました。

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 感想として、

 ①とにかく静か

 宇都宮駅東口停留所を発車し、試運転中に脱線したカーブ付近かなと思いながら再開発ビルを左手に進みましたが、本当に滑るように静か。自分が知っている路面電車ではない!本当に別格の乗り心地でした。
 よって、終点までずっと立ちっぱなしでしたが、ドアに寄りかかることができたこと、初乗車の興奮もありましたが、それほど疲れを感じることがなく、ほぼ50分間乗車することができました。

 ②沿線のマンションラッシュ

 ライトライン沿道にアピールするように、「宇都宮駅東口」から「宇都宮大学陽東キャンパス」の区間では建設中のマンションが複数確認できました。分譲済も含め、風格のある大通が出来上がっています。

 仙台のような地下鉄開業の際にも駅予定地周辺にマンションが林立することはままあり、バブル期で仙台の人口が激増していた時期の南北線沿線ではマンションラッシュはありましたが、少なくとも2015年の東西線開業時には林立ということはなく、大町西公園駅以東で各駅1件程度で様子見ながらぽつぽつと建っていった印象があります。

 このライトライン、路面電車ということもあり停留所近くでなくとも車内からアピールすることができるし、特に店舗などはランドマーク性の高さでアピールできますね。このような効果はバスでもあるけれど、路面電車は「路線変更・廃止がほぼない」という安心感が大きい。ここに買っておけば間違いないと思わせるものがありますね。これが多額の事業費を支出して整備する都市としての覚悟に対し評価されるもの。

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 ③ほどほどの混み具合

 混雑している車内の乗り込んだものの、ライトラインは3両編成とはいえ、1編成の長さが短く、ドアも片側1~2か所/両 で、それほど詰め込みが効くとは思えない。つり革が埋まっていないのでおそらく定員の135名までは乗っておらず、せいぜい100名超程度かなと。

 当該電車は8時半が始業時間としたら余裕で間に合う時間で、車内でも移動は厳しい状況ですが、隣に立っている乗客に触れることはなく、手すりや壁、ドアに各自寄りかかり、スマホを余裕で見ることができる程度で、もう少し混みあうと思っていたのですが、それほどでもありませんでした。

 それも、最混雑時間帯という始発下りやまびこからの乗り継ぎ客は宇都宮駅東口を7時過ぎに乗車しているからでしょう。

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 なお、途中乗車客はぱらぱらといましたが8割はほとんどは宇都宮駅東口から乗りっぱなしで終点か1つ手前の芳賀台で下車。途中降車客は清陵高校前位で、あとはグリーンスタジアムなど清原工業団地内と、芳賀町の工業団地内に集中していました。ゆいの杜での動きはほぼなし。

 4月1日より朝に快速が2便(下りのみ)運行開始され、片道42分と3月までの各停と比べて6分短縮されましたが、正直この時間帯は2本に1本は快速にしても良いのではと感じました。最短6分間隔であれば、快速12分間隔、各停12分間隔であり、各停のみの駅でも十分な運転間隔に。

 対向ですれ違う上り宇都宮駅方面の電車は、席は埋まっていてぱらぱら立ち客がいる程度。乗車していた下り電車より明らかに混雑していません。それも、宇都宮駅周辺への利用客は良いけれど、東武宇都宮駅周辺などの西口方面にはさらにバスで乗り継ぎが必要となり、最初から西口方面直通バスを利用するか自家用車通勤が根強いのかと。これはライトラインの宇都宮駅西口方面への延伸が待ち望まれるのも分かります。そうしないと本田技研やキヤノン方面への通勤電車に留まってしまう。

 ④ICカードで全扉乗降

 交通系ICカードのリーダーがドアの左右両脇についています。通勤時でもあり、見る限りほぼ全員がICカード利用で、皆慣れたもの。紙式の一日乗車券利用者は見当たらず。

 下の緑色は乗車、上のオレンジ色は降車と区別されており、混雑している時でも主に乗車のみor降車のみの駅は混乱せずに対応できますが、たまに乗車客と降車客が入り乱れる際には、譲り合いとなり、お互いに戸惑いが感じられる状況でした。また譲らない人の際にはぶつかりそうになっている状況も見受けられるなど。

 なお、盲点として感じたことは、入り口近くでずっと立っており、アップルウォッチ内臓SUICAだったため、気を付けないと勝手にリーダーに触れて降車処理されてしまいかねないと落ち着かず。

 あと、終点で降車しようと思ったrエラーが生じ、何度かタッチしても正常に引き落としがされず、それなのに降車客が次々とやってくるので、焦ってしまったり。後ほど、降車客が落ち着いた際にタッチしたら、何事もなく引き落としされており良かったのですが、通常の改札やバスとは異なり係員がいないので、途中停留所でのトラブルだったりすると、後の精算処理が面倒かなと思った次第。

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定刻より1分遅れで8時15分に終点の芳賀・高根沢工業団地へ到着しました。ほぼ50分間の道のりで、仙台からJRだと白石や小牛田までに匹敵するかなりの所要時間ながらも、立ちっぱなしでも全く飽きることがなく、往路を堪能しました。

 終点の芳賀・高根沢工業団地停留所と復路については、次回記事で。



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