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2019年3月13日 (水)

89ers ゼビオアリーナ仙台を本拠地へ

 今日の地元紙にとりあげられていましたが,89ersにとっても,ゼビオ側にとってもwin-winの決定です。


この写真は,先週日曜の新しい地図のファンミーティングの時。長町駅やテクテがカオスだったので,何やっているのかな~と散歩にいったら,これだったのね。ライブでもスポーツでも本当にオールマイティで,素晴らしい施設なので,より活用されるのは本当に嬉しい。

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<B2仙台>本拠地ゼビオアリーナに B1参入条件クリアへ約1000席増設、観戦環境より良く
バスケットボール男子、Bリーグ2部(B2)の仙台が、来季の2019~20年シーズンから、本拠地(ホームアリーナ)を仙台市太白区のカメイアリーナ仙台(仙台市体育館)から、同区のゼビオアリーナ仙台に移すことが12日、分かった。同日のBリーグ理事会で承認された。観戦環境の良さなどを求め、チーム創設から本拠地としたカメイアリーナから軸足を移す。
 Bリーグのクラブは本拠地を1カ所定め、1部(B1)はホーム試合の8割以上、B2は6割以上を開催しなければならない。
 仙台は今季、カメイアリーナの改修工事という特殊事情があったため、ホーム試合(30試合)の18試合をゼビオアリーナ、12試合をカメイアリーナで開催。来季も両会場の併用を検討するが、ゼビオアリーナの使用割合を今季以上に増やす見通しだ。
 仙台は前身のbjリーグ時代の05年から、カメイアリーナを中心にホーム試合を開催した。ゼビオアリーナが完成した12年以降は併用しているが、Bリーグ発足の16~17年シーズンから本拠地をカメイアリーナと定めていた。
 今季就任した運営会社の仙台89ERSの渡辺太郎社長は、立地や設備に優れたゼビオアリーナの活用方針を表明。アリーナがある長町地区を「バスケのまち」として盛り上げる考えを示した。
 ゼビオアリーナは約4000席で、B1参入条件の5000人規模に届かない点がネックだったが、今回、ゴール裏に約1000席を増設する計画をリーグに提出している。
 ゼビオアリーナは、スポーツ用品小売り大手ゼビオ(郡山市)が建設した多目的ホール。天井からつり下げた立体ビジョンや、帯状発光ダイオード(LED)画面を備え、観客を楽しませる映像・音響などの面で評価が高い。

 以前から,何度も言ってますが,某チェアマンがJリーグを成功体験に,B1は”5000人以上”と厳しいアリーナ要件を杓子定規に適用した結果,B1ライセンスのために,仙台市体育館(あえてこう書きます)を本拠地に選ばざるを得なかった89ers。
 ユアスタという臨場感のある専用の箱ではなく規模の大きい陸上競技場の宮スタ(ひとめぼれスタジアム)を本拠地にさせられたような,屈辱感。
 B1ライセンスなんて存在しない時代に,見やすさとと収容人員のバランスをとって4000人収容で作られたゼビオアリーナは,ユアスタのオープン当初のように絶賛され,「ここでやるんだったら見てみたい」と思わせるような,仙台が誇るべきハコです。なので,長岡のアオーレのように,仮設席などで+1000席で5000人要件をクリアすればと以前から思ってました。
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 bjリーグ時代でも,ゼビオアリーナ側と使用条件が合意せず,使用料の高さから仙台市体育館との併用を強いられた背景があり,B1に入れた際も規模が大きい仙台市体育館で80%の試合をしなければならず,ゼビオアリーナでの試合も6試合に抑えられ,初年度は最下位に低迷したこともあるけど,厳しい観客動員でした。

 ただ,B2で2年目の今季から,経営主体が変わり積極路線になり,このアリーナ問題も無事解決することに。
たまたま,今年は仙台市体育館の改修という言い訳が立つため,ゼビオアリーナで前半戦を戦い観客動員は3千人前後が多く,チーム成績もあり健闘しました。しかし,仙台市体育館開催の後半は観客動員が2千人余が精いっぱいの状況は,失速したチーム状況もあるにしても,市民・県民にわざわざ見に行こうと思わせる+αの違いもあるかと。
 そりゃ,観客動員が2~4000人であれば,5700人収容の仙台市体育館は単に大きすぎるだけ。見やすさ,アクセス,飲食物の提供のレベル,すべてが優れているゼビオアリーナを使わない手はないので,各方面との調整も大変だったでしょうし,新社長の頑張りのおかげです。楽天での経験から興行のハコの大切さは重々承知でしょうからね。また,周辺環境も含めて,チームを盛り上げることができる体制が整いました。
来季は,仙台市体育館への仁義もあるのか,完全にはゼビオアリーナに移転しないようですが,徐々に様子を見ながらでしょうね。
 昨年10月の青森戦の写真を。
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仙台市体育館の今後
 もともと,稼働率が高く,89ersの利用が減っても,問題はないかと。まぁ,紛らわしいネーミングライツをした,某地元企業にとっては想定外の事態でしょうが,仁義は切っているでしょうし。それにしても,本当にこの仙台市体育館のネーミングライツは,今すぐにでも返上して欲しい位。わざと混同を狙ったようなゼビオ側に失礼な命名。
「〇〇〇アリーナ仙台」ってなんだよ。ぱっと見で今でも一瞬どっちなのか混乱してしまう。
その命名を認めた仙台市も,利用者や観客のことを考えてほしかったです。

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コメント

ブログ更新お疲れ様です。
記事とは直接関係なくて申し訳ないのですが、少々引っ掛かる事があったのでコメさせていただきます。
去年12月の仙台市会議でベガルタ仙台が市から6500万円もの支援を受けており(しかも創立以来毎年多額の支援金を受けているらしいとのこと)いい加減、自立させるべきではないかとの指摘があり、地元マスコミでもそれについて報じていました。
他の自治体のJリーグ球団でも同じ事があるらしく、中でも新スタジアム建設費を財政的に厳しい地元自治体に負担させようとする動きもあるようで、Jリーグに興味のない市民からは強い疑問の声が上がっていると聞きました。
そういったものを見聞きした上で、記事の中で「Jリーグの成功体験から...」と言う字句を見てしまうと、なんとも微妙な気持ちと言うか違和感を感じてしまいます。
たまにテレビでゲームも観ますがスタジアムのスタンドもあまり埋まってるようには見えませんし、視聴率も2~3%と聞きましたし(在仙局も楽天が始まるとベガルタはほぼ放送してないような)成功事例と呼ぶにはかなり厳しいかなぁ~と私的に思ってしまいます。長文失礼しました。お気に障りましたらすみません。

投稿: さの | 2019年3月16日 (土) 01時13分

>>さの さん

 コメントありがとうございます。
「Jリーグの成功体験」って,ベガルタのことではなく,あくまでもJリーグを立ち上げた川渕氏にとってのことですので。ただ,自治体に対し厳しい条件を提示し,その「金を出さないと上のリーグに入れてあげないよ」という上から目線のスタンスに対しては,自分も懐疑的です。

 確か,その質問した市議はベガルタに理解のある議員だったはずで,「いつまでも行政頼みではいけない」という趣旨の質問だったように記憶しています。自治体の支援については,自分もスタジアム使用の側面支援を中心にすべきかなと思います。

 その記事を改めて読み返すと,ホームタウン協議会1500万円は実際の支出ですが,スタジアム使用料の減免とネーミングライツの半額分については,仙台市の直接支出ではなく,両方ともベガルタの存在のためにスタジアム(ネーミングライツ)に価値が生じているという側面もあるから,とらえ方次第という面もあります。

 Jリーグも神戸や名古屋のように親会社が前面に出て強化しているクラブ,川崎のように行政と良い関係を築きながら強化が実を結び経営規模が拡大できているクラブ,浦和・鹿島のような以前からのビッククラブとありますが,多くの地方クラブは自治体からの支援を有形無形に受けながら,なんとか運営している状況です。
 なので,ベガルタもスポンサー獲得の地元縛りを解禁して某全国企業がスポンサーになったことなど,営業活動も四苦八苦しながら,規模拡大のために努力しているのは知っているし,そもそもJ2に落ちてしまうと,前回のようにすぐ上がれるとも限らず,自治体がチーム支援の下支えをすることから脱却すべきとは思いながらも,難しい問題かと思っています。

仙台で,ベガルタだけがプロスポーツだった時代はとうに過ぎ,楽天が勢力を拡大していて,他にも89ersやヴォスクオーレなど,経営規模が小さく努力しているチームもあるので,支援に関してもバランスをとっていかなければということなのでしょうね。
 

投稿: S-Watcher! | 2019年3月17日 (日) 23時08分

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