PUBLIC.COFFEE&BARへ
このブログでも取り上げていて、行きたいと思っていながら、実はやっと行けたこの、長町商店街のカフェPublic。リノベーションされた建物は、前何だったか思い出せないほど。
ランチで訪問ながら、遅めの時間でも満席近く。
出かけるついでだったので、クルマで訪問ながらも、3台分確保されている駐車場も満車で、近くのコインパーキングへ。
ランチメニューは
店内は白レンガを多用し、部分的に鉄骨の梁を残し天井むき出しにしてたり、アンティーク風の店内は何かすごく落ち着きます。新築の建物やSC内の店舗では絶対に出せない雰囲気。
自分はパスタで、嫁はフレンチトースト。
前菜でサラダ。オリーブオイル風味
パスタはベーコンとブロッコリーのペペロンチーノ。
ちょいと量は少なめ。女性には丁度良い感じかな。
フレンチトーストは、こんな感じ。自分で食べてないにしても、食欲がそそられました。
食後のコーヒー。
追加料金だと、ラテアートのサービスがあるそう。
ゆっくりとした昼下がりを過ごせました。
COFFEE&BARなだけに、当然夜も営業。
お酒の品揃えも良さそう、夜にも訪れてみたいオススメのお店です。
このような飲食店は、あすと側にもテクテの中のDELI&BAR VISCHIORE、スポーツパーク内のTRAITEUR MAISON Hなど増えてきてますね。
長町商店街があすとに対抗するとしたら、おそらく古い空き店舗が多い事を逆手にとった、Publicのようなリノベーション店舗への展開を見据えた、大家さんの決断が必要だなぁと。
リノベーションの流れ
先日の河北で、辛口の取り上げ方だった、仙台市肝いりのリノベーション事業。
仙台市、老朽ビル活用事業不発
仙台市が本年度始めた「ストック活用型都市再生推進事業」に目立った成果が出ていない。中心部の老朽ビル活用による活性化を目指し、約2000万円を充てた目玉事業。若手起業家の入居などを仕掛けたが、「そもそも空き物件が少ない」と空回り気味だ。
市がまず目指したのは、ビルオーナーと起業家のマッチング。「リノベーションスクール」と題した交流企画を年度内に中心部3カ所で開く予定だったが、オーナーの反応は「活用できるようなビルは見当たらない」。物件が集まらず、企画はお流れになった。
若林区河原町かいわいにも対象を広げたものの、適当な物件は結局見つからなかった。
今回市が参考にしたのは、街中の空洞化が進む北九州市の取り組み。不動産関係者からは「仙台の中心部は一定のにぎわいがあり、事業の前提がおかしい」との指摘が出ていた。
関連事業として市は、まちづくりについて意見交換する「せんだいリノベーションまちづくり計画検討委員会」(委員長・清水義次地域再生プロデューサー)を全5回開催。いずれも市職員の参加が目立ち、一般の関心を呼んだとは言い難い状況だった。
検討委は15日、5回の会合を基にまとめた「せんだいリノベーションまちづくり計画」を奥山恵美子市長に提出した。人口減少を見据え、既存の都市資源に着目する必要性を訴える内容。清水氏は「まちづくりは時間がかかる。市は民間との連携に力を入れて取り組んでほしい」と語った。
都市再生事業は新年度も続く。市都市再開発課の担当者は「目に見える成果が出ていないのは事実。ことしこそリノベーションスクールを実現させて、活性化につなげたい」と話している(3/20河北)
確かに、北九州や、山形の芸工大との連携プロジェクトの側面があり、山形『R不動産』系の馬場正尊さんを中心とした専門家との連携で面白い取り組み。
R不動産は東京から生まれ、福岡、山形、鹿児島など、全国に広がっており、空き店舗の多い地方都市対象という訳ではない。仙台にも必ず必要としているエリアやビルはある。
この『仙台は活気がある』『空き店舗は少ない』と言ってられるうちは良いけど、まもなく人口も頭打ちになり、ビル業界も淘汰が始まります。
このプロジェクトは、そうなる前に先手を打って、本町、大町、肴町という、アーケードから一本奥まった賃料が安いエリアで実験的な業態を呼び込むなど、不動産の有効活用と、都市の懐を深くするための取り組み。これが成功すると、仙台の街の面白さが増すと思うけど。所有不動産の価値が上がるしウインウインが見込めながらも、シャッター街の商店オーナーと同じで、空き状態でも困っていない、特段このようなマッチングに頼らなくとも、改装前提で借りる人もいるから、相場を下げたくないという構図もあり。
だったら、河原町でも見つからなかったというのは?ですが、長町、荒町、宮町のような、周辺は人口増加しながらも、空き店舗の多い商店街こそ、ターゲットとして適してるのでは。
特に長町は、モールとあすとの存在感が大きいながらも、間にあるこの商店街が元気になってこそ、多様性のある、面白い街になると、10年来考えています。
その先鞭をつけるような、魅力あるさらなる展開を長町商店街には期待しています。
コメント
思い当たるところで近々に危なそうなのは、東西線開業で空洞化しそうな向山から越路あたりですかねえ。
大きなビルは少ないですが、足を持ってる若い人にとっては都心にも近く景観もよく魅力的な地域だと思うので、
なんとかすれば面白い地域になったりして。
投稿: | 2016年3月28日 (月) 03時14分
初めまして、毎回興味深く拝見させていただいてます。
私も先週そちらのお店でランチを食べてきました。
その時のコーヒーがとっても美味しくて(私には)「何の豆使ってるんですか?」と聞いたら
バイトさんだったのかな、お答えが「エスプレッソで入れたコーヒーをお湯で割ってアメリカンにしているんです」でした(笑)
でも飲みやすくて美味しかった。ラテアートの事は知りませんでした、色々楽しそうですね。
投稿: toto | 2016年3月29日 (火) 14時47分
≫3/28の匿名さん
コメントありがとうございます。
向山越路は、大年山や八木山の北斜面になり、ちょっと影になっているほか、地形の急峻さでちょっと沈滞ムードのエリアですが、コメント頂いたとおり、街からは近いですし、場所によっては景観はピカイチですね。向山2丁目のAL FIOREが有名ですが、 うまく街の更新が行われればと思います。地下鉄東西線が開通しても、バスの本数は昼間でも10分に1本はあり、市内の住宅地ではまだ恵まれているエリアですし。
≫totoさん
コメントありがとうございます。奇遇ですね。
ニアミスしていたかも?
バイトさんって、笑顔が素敵な方ですか?
ホントお店の雰囲気いいですよね。エスプレッソではないですが、
最初の濃縮部分だけを抽出してお湯で割るって方法は、
実は雑味がなくなり美味しいって以前聞きました。
お湯で割るって、最初は信じられなかったですが、意外で自分もビックリ。
投稿: S-Watcher! | 2016年4月 3日 (日) 23時58分