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2015年3月19日 (木)

長町駅高架下に商業施設&ヤナセ東北本社移転

あすと長町の近況を3日前に記事にしたばかりでしたが、また新たなビッグニュースが2つも飛び込んできました。 ヤナセがヤマザワ元予定地を三井不動産とともに購入したということは、いろんな噂で出ていましたが、長町駅高架下の商業施設での活用については、このブログでも常に訴えていただけに、うれしい限り。 16日にオープンしたばかりのサカナの家に続いて、一気に整備されます。

長町駅高架下に商業施設 JR東中心に整備へ

JR長町駅(仙台市太白区)近くの高架下で、食料品店や飲食店など約20店舗が入る商業施設の建設計画が進んでいることが18日、分かった。JR東日本が中心となって整備するといい、年内の開業が見込まれている。大規模開発が進むあすと長町地区に近く、地下鉄駅も隣接しており、通勤・通学客らの利便性が高まりそうだ。

地元関係者によると、商業施設は長町駅の北側にある高架下に整備される。飲食店のほか、青果店や精肉店、鮮魚店、総菜店、菓子店など約20店舗がテナントで入る計画だ。既にJR東日本側から地元関係者への説明も行われている。

JR長町駅の1日の乗車人数は約7700人で、仙台市地下鉄南北線・長町駅が約6500人(2013年度)。今春には、駅周辺に整備される災害公営住宅への入居が始まるほか、民間マンションの建設も進んでおり、人口増が期待される。あすと長町地区では、大型のスーパーや専門店などの開業も相次いでいる。JR東日本は「計画を進めているのは確かだが、詳細は時期が来たらコメントする」としている(3/19読売)。

  読売新聞は、結構開発系の情報を先取りで記事にしてくれるのが多いですね。仙台駅東口のヨドバシ開発も、読売が記事としては先行してました。

JR長町駅の高架下は、新幹線と在来線が平行しているので、けっこうな幅があり、古川駅下のように、pivot形式で、スーパーを中心に食品系の専門店を集積させるには最適の立地と思っていました。

一気に20店舗も!

それにしても、20店舗とは結構思い切った規模で整備してきます。

記事中に列挙されているのは、飲食店の他、「青果店、鮮魚店、精肉店」の組み合わせは長町駅前の有名店「まるげん」に真っ向から勝負する感じになるかな。スーパー内での専門店部分になるのかどうかはわからない。

その他、惣菜店、菓子店と、食品系の店舗が列挙されていますが、菓子店というのは、ゼビアリやたびたび完成予定が延期(とうとう今冬に)になっていますがPITなどでのイベント来場者向けのお土産屋かな。

その他本屋など(BOOK EXPRESS)も入るといいなと思います。

高架下を全部利用すると、かなり横長で長さは150m×幅が25m前後なので、結構高架橋の柱部分が邪魔しているにしても、延べ床面積で3000平米以上は使える。ただそこまではいらないかな。全体を店舗として一気に使用するのではなく、南側部分が店舗で、北側部分の高架下を駐車場として利用とか。大店立地法案件になるのであれば駐車場の確保は必要と思われる。

JR長町駅利用者はもちろん、地下鉄長町駅の新出入口も西側に整備されており、両駅の利用者から便利になります。

あすと長町側の地下鉄利用者は必ず通る立地であるので、当然の好立地。

ヤマザワが取りやめになり、イオンタウンもまだ着工していないことから、今春入居のナイス、ワールドの復興住宅、大和のプレミストにとっても、駅降りてすぐに買い物ができる最寄りの生鮮品を買える場所になります(復興住宅側からは、道路を渡れないので近いようでヨークタウンは遠い)

何より、高架化が完成した2006年から10年近く殺風景な状況が続き、鳥にとっての楽園状態で放置されていた場所がきれいに整備され、賑わいが出てくるのは良かった。

また、地下鉄は頻繁に走っているけど、JRは結構待ち時間があるし(特に空港・仙南方面)、バスもそんなに頻度が高くないから、それらの待ち時間をつぶす場所としても有効活用されますね。

ヤナセ東北がヤマザワ売却地に本社移転

こっちも夜になって河北に上がってきた記事。2月に引き渡しを受けた側の土地はヤナセだった模様。となると、来年末引き渡し予定分は、駅側で三井不動産ということか。マンションは良いけど商業との複合施設にして、賑わいを生み出して欲しい。

ヤナセ東北、あすと長町へ本社移転へ

輸入車販売のヤナセ東北(仙台市青葉区)が、本社を太白区あすと長町1丁目に移転することが19日、分かった。社屋の老朽化に伴い数年前から移転を検討し、再開発が進むあすと長町の需要を見込んだ。移転は来年以降の予定。
 移転先はゼビオあすと長町店の南側で、あすと長町大通に面した約3300平方メートル。ヤマザワが所有していた土地を2月に購入した。本社社屋と整備工場、ショールームを新設する。
 4階の現社屋は1964年に完成。メルセデス・ベンツの正規ディーラーとして定着していた。西公園やことし12月に開業する市地下鉄東西線の大町西公園駅に近く、移転後はマンションを建設し、低層階をヤナセのショールームにする計画も浮上している。
 ヤナセ東北は「移転の具体的な話はまだ公表できない」と話した。(3/19河北)

Img_6517

引き渡しを受けた土地は、

① 宮城県仙台市太白区あすと長町一丁目5番 9、11、12    土地 : 3,306.28 ㎡
② 宮城県仙台市太白区あすと長町一丁目5番 17、19、21    土地 : 2,000.31 ㎡
③ 宮城県仙台市太白区あすと長町一丁目5番 16、18、20    土地 : 6,616.07 ㎡

の①のみのようですが、

(3) 物 件 引 渡 期 日 ①及び② 平成 27年 2月 20日 ③   平成 28年 12月 28 日(予定)

とのことなので、ヤナセは①に対応。そうすると三井不動産部分が②と③で計8,600平米ということになりますが、三井不の一部で②の約2千平米もすでに引き渡しを受けているとのこと。三井部分でも一部先行活用するのかな。

Img_8406

輸入車ディーラーとして、本社社屋、整備工場、ショールームという構成だと、せいぜい4階建て程度で、現在の大町の現社屋とそんなに変わらない規模なのでは。その分の余した容積率を三井側で使うとは思えない。そう考えるとちょっと残念。北側のゼビオ店舗位の高さかな。

大町の現社屋をマンション開発との記事情報もありますが、それだったら、ここも上層部をマンションにして、下層部を自社で活用というパターンでもいいのかと。

輸入車ディーラー銀座

情報は提供いただいていたので、心の準備はできていましたが、レクサス、VWとの宮城トヨタコンビに続き、ベンツのヤナセが交差点を挟んで集中して立地です。今春入居開始のプレミストとか、こんなに外車ディーラに囲まれると、購入希望が湧いてきそう。居住者同士でもけん制しあったりして。「○○ちゃんち、ベンツ買ったんだって!」とか。

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コメント

いつも楽しく拝見させてもらっています。
ヤナセについては、規模は2階建のようです。駅前の一等地だから、容積率をフルに活用して欲しかったのですが。
残る三井不動産と噂される土地は、私も商業居住の複合開発を望みたいです。
高架下の商業施設はとても嬉しい。賑わいが増しそうで楽しみですね。

投稿: ターキー | 2015年3月20日 (金) 20時41分

>>ターキーさん
コメントありがとうございます。
ヤナセは二階建てなんですね。
整備工場の併設が必須なので、近隣のレクサス、VWを見ても複合型は難しそうながらも、本社機能もあるとのことだったのて、もう少し上に積むかなと思ってました。二階建てのために、坪100万以上出せるというのは凄いというか、余裕があるのですね。

現地に四方向からの看板の骨組みの準備がすすんでました。そろそろ三井の計画も明らかになるのではと。せめて駅前は複合型を望みたいですよね。高架下商業施設も期待です。

投稿: S-Watcher! | 2015年3月22日 (日) 21時36分

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