« あすと長町のドラッグストア | トップページ | 仙台駅前にパルコ新館計画 »

2014年3月 8日 (土)

来週はJRダイヤ改正

1週間後の3月15日(土)に、恒例の春のJRダイヤ改正があります。

新幹線の改正内容

今回の目玉としては、東北新幹線「はやぶさ」の320km/h統一化に合わせた増発でしょうか。

これまでは、はやぶさでも(スーパー)こまち併結だと320km/運転ができず、所要時間にばらつきがありましたが、このダイヤ改正からは、こまち併結のはやぶさも320km/運転で、仙台―東京間がほぼ1時間35分未満となります。

それにあわせて、はやてがはやぶさに移行され、はやぶさとしては仙台―東京間は1時間1~2本の運行となります。

3月15日からの仙台駅発時刻表

早く、便利になることは好ましいこと。

ただし、はやてと10分程度しか所要時間が変わらないのに、はやぶさだと追加料金300円となり、強制値上げの面もあります。

在来線の改正内容

大きな変更はないようですが、

○アクセス線

一番変わるのが、年末の記事でも取り上げた、空港アクセス線の夜間帯の増発と、バーターでの昼間時間帯の減便。

参考記事

アクセス鉄道の魔の時間帯改善(H25/12/25)

この判断は非常に英断と思いながらも、たった1本分を昼間から夜に移しただけなのに、午後の時間帯が概ね1時間3本→2本で概ね30毎ながらも40分待ちの時間帯も発生し、あっちを立てればこっちが立たず状態だなぁと。

結局昨年春からこの改正前まで運行する空港→名取間の臨時列車1本分は減便になった格好。ただ、このような臨機応変な対応が不可能ではないことが分かったので、同じような不便な時間帯の穴埋めで、空港⇔名取の区間列車を運行できれば、空港利用者にも沿線住民にも便利になると思います。

現時点で比較的早い終電(仙台駅22時52分発)の補完で、もっと遅い本線に接続する区間電車とかがあっても良いと思う。従来空いてたので好んで乗っていたアクセス線が、結構夕方以降を中心に混みあうようになったと感じていました。沿線の区画整理地居住者もほぼ計画人口通りに増えているとのことで、空港利用者も重要ですが、毎日乗ってくれる住人向けの利便性向上も図っていただければ。

アクセス線新時刻表 (仙台駅発)

○本線上り方面(仙台駅以南)

上記のアクセス線の夜間増発の影響で、21時台は便利になっていました。

改正前:01 26 31 39 58

改正後:01 14 26 39 49 58 (太字はアクセス線)

アクセス線も夜間帯概ね30~40分おきから、概ね30分おきと使いやすくなり、また本線の仙台→名取も、概ね10分おきでほぼ等間隔になり、だいぶ便利になったと感じます。JRもやればできるのに!。ただし、22時台はこれまでよりひどく、名取まででもほぼ30分待ちを強いられます(館腰・岩沼はほぼ40分待ち)。やはり、あちらを立てればこちらが立たず。

○仙石線

現在は高城町止まりなので、石巻まで行かないんだったら快速って意味ないよなぁと思っていましたが、今改正で快速から各駅停車への変更が行われ、快速で残るは1日5往復のみとなりました。

ただし、その5往復のうち、午前中10~12時の本数が少ない時間帯に3本が快速(仙台⇔多賀城 無停車)として残っているので、この時間帯の榴ヶ岡~中野栄の利用者にしわ寄せがきているというのは変わっていません。あおば通方面は25分待ち連発というのはちょっと気の毒。

いつも思うのは、仙石線は仙台駅近辺の地下化に加え、最近は多賀城駅前後の高架化も終了し、小鶴新田駅の新設など、設備面では改良がコンスタントに行われているのに(地下化・高架化の連続立体交差事業は、踏切の解消が主眼というのは分かっていますが)、本数面をみると、昼間を中心に過去よりも不便になっているような感があります。

昔は、関東以北唯一の<時刻表見なくても乗れる>国電型ダイヤと言われている東北唯一の路線でしたが、今は地下鉄は別格としても、JRでも本線の仙台⇔名取に完全に見劣りする状態。朝晩は本数が多く、地下鉄への乗り換えも便利、雨風に比較的強いのは利点ですが。

2015年に予定されている、仙石線⇔東北本線 の相互乗り入れに合わせて、石巻からの快速系統は殆どが本線経由になるのでしょうから、それを機に設備が整っている仙石線の複線区間<あおば通⇔東塩釜>を各駅オンリー&等間隔ダイヤ化して、利便性を上げていってほしいと思います。

あと、個人的には、楽天の試合終了時の臨時列車を含めた観客輸送を、しっかりやって欲しいです。せめて10分間隔程度になるように臨時を出してくれれば。

おまけ

 先日JR仙台駅のホームで気付いたこと。

駅全体が、東西自由通路の拡幅とエスパル増床&ホテル建設のために、いたるところ工事中の状況で、特にホームのあたりはそれが顕著。

アクセス線の3・4番線のホームで工事をしていてホームが狭くなり、混雑しているとおもったら、その工事部分の地下に謎の階段が!地下南口改札につながる階段の増設かと思いながらも、どうみても古い階段でなんだろう?と疑問でした。

Img_6095

ネット上の情報からすると、過去に使用停止になってふたをされていた階段が、日の目を見て、再利用されるのではとのこと。そんな階段が過去にあったなんて知らなかった!

この南側ホームから地下コンコースに降りることができる階段(エスカレーターも?)が復活すれば、地下南口改札を経由して、来年開業の地下鉄東西線改札への最短乗り換えルートとなるので、現在の2階コンコースへの階段・エスカレータに集中している流れの偏りを改善する面での効果はありそうです。

ただ、工事中でも感じましたが、ホームがやたらと狭くなり、メインの2階コンコースへの流れを阻害していることは、地下階段復活後でも変わらないかと。5.6番線ホームは比較的広いので問題なさそうですが、3・4番ホームのところの狭さはいかんせん改善できない。

地下コンコースへの利用者誘導による2階コンコースに向かう階段の混雑緩和を本気で考えるのであれば、この地下コンコース経由で仙石線地下コンコースへ直接向かうことができる地下通路延長により、仙石線への乗換利用者を誘導することが有効だと思います。

今は、1階ホーム⇔2階コンコース⇔地下1階仙石線コンコース⇔地下2階ホーム

への移動を強いられているので、本気で腹が立つレベル。

あっちを立てれば、こっちが立たず。JRがやることはどれもそんな感じになってしまいます。

|

« あすと長町のドラッグストア | トップページ | 仙台駅前にパルコ新館計画 »

交通」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« あすと長町のドラッグストア | トップページ | 仙台駅前にパルコ新館計画 »