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2013年2月16日 (土)

ハワイアン航空 仙台空港就航へ

以前から、噂になっていましたが、今夏シーズンから就航の発表がありました。

仙台-ホノルル6月就航 ハワイアン航空、週3往復

 米航空会社ハワイアン航空は14日、国際定期便仙台-ホノルル線を6月26日に就航すると発表した。週3往復を運航する。仙台発は札幌を経由、ホノルル発はノンストップとする。同社の仙台空港就航は初めて。仙台市を中心に東北全域の利用客を見込む。
 仙台発の便は水、金、日曜日に運航する。ホノルルは火、木、土曜日に出発する。機材はボーイング767-300ER(264席)型を使用する予定。
 同社の拠点はホノルルで、日本の就航先は仙台が5カ所目。
 昨年7、8月には仙台-ホノルル線の直行チャーター便4往復を運航し、好評だったという。
 同社は「仙台からの直行便の要望が多く、関心は高かった。東北にとってハワイが今まで以上に近くなる。東日本大震災からの復興の一助になりたい」と説明する。
 今回の就航で仙台発着の国際定期便は、ソウル線(週7往復)グアム線(週4往復)上海・北京線(週2往復)台北線(週2往復)と合わせて18往復になる。
 宮城県空港臨空地域課は「ハワイは観光地として人気が高く、利便性の向上が見込める。東北経済の活性化にもつながる」と期待する。仙台-ホノルル線は日本航空が1994~2003年に最大週6往復を運航した(2/15河北)。

ハワイ便は10年ぶりの復活となりますが、前回はJALが運行してたのが、新千歳や福岡などの地方便をまとめて廃止となったので、その分を10年の時を経てハワイアン航空が穴埋めしてくれた形になります。

 意外だったのは、以前から就航している札幌‐ホノルル線が仙台空港を経由する三角運航に変更になる点。ハワイアン航空の保有する機材は264席と、仙台空港にしては大型の機材なので、仙台空港の需要からするとどうなのかなと思っていただけに、このような形の方が東北・北海道の1500万人をターゲットにできるから、需要確保の面からも今後の安定運行には良いのかも。週3便というのもスタートとしては丁度いいかな。週2便だとツアーも組みにくいし。

 

 先行して就航している福岡は、週7便での運行。九州1400万人をターゲットということを考えると、北日本1500万人をターゲットとしているこの2都市経由便であれば、週5~7便位に増えてもおかしくないし、さらに使いやすくなります。

 

 それにしても、

・・・→ホノルル→仙台→新千歳→ホノルル→・・・

 の三角運行なので、ハワイに行くのに、一旦札幌(新千歳)に到着してから向かうというのは不思議ですね。特に冬とかは。帰りはホノルルから直で仙台空港。札幌と仙台、どっちからの利便性が高いのかな。

  仙台発の時間は、17時55分なので、仕事終わってからの利用は厳しいですが、新千歳発は21時10分なので、仕事が終わってから空港に直行で利用可能。金曜夜に出て週末を活用してという羽田発深夜国際便的な使い方ができるのはうらやましい。

 

 帰りは、仙台空港16時着なので、東北各県に戻る客のことを考えても丁度良い時間かと思います。新千歳は19時10分着なので、札幌近郊の人はいいけど、釧路、北見とか道東の方はきついかも。

 

 

 また、仙台から新千歳への便は、仙台からホノルルへの乗客と、ホノルルから新千歳に帰る客が同居する不思議な状態。ちょっと面白そう。

競合するリゾート路線

 最近物騒な事件が発生したグアム便にとっては、ダブルでのショックかも。

 一時期週2便に減りながらも、震災前の週4便に復活し安定的な需要があった路線ですが、ハワイの方が観光地としては格上だし、10年のブランクがあったので、仙台空港から行ける路線ができれば、ハワイに行きたい人は多いだろうな。

まぁ、グアムの方がハワイよりも近いし、棲み分けしてくれればと思います。今後の動きとしては、中国方面便はもとの便数に復活して欲しいながらも、最近の二国間情勢からするとあてにしない方がいいだろうし、他には、タイへの新規路線などに期待。

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