楽天 今シーズンの展望

スタジアム改装

　昨年の8月にスポニチがすっぱ抜いたKスタ天然芝化の記事は完全に飛ばし記事でしたが、今オフの改装は、ホームランが出にくくてつまらないという意見（個人的にも同意）に対しての両翼の約１ｍの縮小とその部分への迫力のある座席の設置、一塁側スタンド上部へのボックスシート増設、パーティー席の設置と、いつものように単純に座席を増やすことはせず、プレミアム感の高い席のみの増設を現在行っています。

球団ホームページ

　　Kスタの観客動員からすると、昨年は2万人以上の満員の試合が減り、週末でも空席が目立つ状況だった割には平均1.6万人程度は入っていましたが、山崎、岩隈と客を呼べる創設当初からの看板選手が退団し、鉄平も不調で2軍、草野も控えと、客を呼べるのが田中マー君のみ。投手も釜田や辛島など、打者も銀次、舛田とか若手が育ってきたので、成長を楽しむ面白さもありながらも、まだまだ見たいと思える選手は少ない。

　そのような現状から、やみくもに座席数を増やすことをせず、魅力を付加し、拡張後の約２．３万人収容のスタジアムをせめて毎週末位は満員にすることが今年の現実的な目標でしょう。ホームラン増については、両翼縮小だけでは足りない。そもそもあの山崎でも40本打ったシーズンがあったのに。だったらわざわざ両翼縮小するよりは統一球を飛ぶボールに変えるだけでいいのにね。一番国内で広い両翼という売りをわざわざ捨てなくとも。

選手補強

三木谷肝いりのヴィッセル神戸が昨年度の大型補強に関わらず、終盤の急失速でJ2に降格したせいか、今年は楽天イーグルスの方に力を入れてもらえるようで、社長が変わったのも大きいですが、メジャーリーガーの長距離打者2人（A.ジョーンズ、マギー）に加え、地元出身大物のメジャー帰り斉藤隆を獲得するなど、力の入れようが違います。岩村で評判を落としたメジャー帰り選手で懲りたのか、斉藤隆は3000万円での獲得とのことで、この金額であれば、宣伝効果を含めてもお買い得でしょうね。もちろん、43歳とはいえ、純粋に戻ってきてくれてうれしい。

　これまでの外国人バッターは一人5,000万円程度の選手を複数人当たれば儲けもので獲得しながらも、真面に活躍したのはリック、フェルナンデス位？こんな惨憺たる状況に一石を投じ、それだったら数人分の年棒を大物獲得に投じれば。。。という戦略に来ました。それもA．ジョーンズは3億円超とか。実績はメジャー通算434本とか、これまで来日した外国人の中でも実績はトップクラス。35歳で衰えは隠せないですが、長打力は健在なので、それなりに目玉選手として活躍してくれると信じています。

　ただし、年末に奥さんへの暴行逮捕＆離婚騒ぎで、悪い意味で早速注目されましたが、一応入団には支障ないと球団は言っていますが。。。こんな状態で、異国でのプレーに集中できるか？グリーンウェル(阪神）とかミッチェル(ダイエー）みたいに逃げられないことを祈ります。それに、仙台の寒い気候に適応できるか？

　今年は、星野監督も本気のようで、最低限クライマックス進出という目標を信じて、ベガルタの次に応援したいと思います。なかなかKスタには行けなさそうですが、去年はベガルタにかまけてたった2試合だったので、昨年よりは増やしたいな。