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2012年9月16日 (日)

仙台の2大スタジアムの動き

こんな時期なのに、夜に冷房のお世話になるほどの暑さだし、ネタもないし更新意欲も低調でしたが、3連休なので久々にパソコンに向かい。。。

 残暑厳しい秋ですが、仙台の2大プロスポーツは、両チームとも目が離せない戦いを繰り広げています。ベガルタは首位に立ったのもつかの間、今夜はサンフレッチェにアウェイで惜敗してしまい、二位に転落です。三位のレッズと勝ち点で並ばれてしまったり。しかし、首位との勝ち点差は2だし、まだ9試合もあるからここで悲観してもしょうがない。

 サンフレッチェホームのビッグアーチは約5万人収容でも通常は1万人台がほとんど。今日は首位攻防戦というのもあり、2万5千人の入りでした。3万人をめざしての動員をかけたようで、スカパーでの見た目は優に3万人を超えたかなと思いながらも、今シーズン2番目の入りとのことで、広島市街からのアクセスが悪く、新交通のアストラムラインで一本で行けるとはいえ、市の外延部をぐるっと遠回りで40分以上かかるし、「2万人を超えると帰りの交通機関が大混乱」と大変と言われるビッグアーチとしては、かなりの入りとみていいのでしょう。

 今日は昼間にカープの試合もあったとのことで、スカパーでは市民球場とビッグアーチをハシゴのファンも多いとか言ってましたが、そのカープも初のクライマックスシリーズを目指し、広島の2大スポーツチームも盛り上がっているようです。まぁ楽天と同じようなポジションで借金生活ながらも3位に数ゲーム差に迫っているようで、厳しいことには変わりませんが。市民球場も長年の議論の上で交通至便な場所に3万人収容の立派な球場が完成しており、それはうらやましいところ。

ユアテックスタジアムの拡張計画はいかに?

 そのベガルタのスタジアムは、2万人規模のスタジアムとしては臨場感満点で評価の高い言わずと知れたユアテックスタジアム。南北線終点の泉中央から徒歩5分との最高のアクセスで、周辺は100円パーキングも多く車でも困らない立地(某宮スタとは正反対)。

 ただし、収容人員は2万人弱なので、J1の中ではそれほど大きいわけではなく、収容人員で言えば下位に位置しています。例えば鳥栖のベストアメニティスタジアムや川崎の等々力、神戸のホームズスタジアムよりも小さい。更にJ2の山形のスタジアムよりも小さい!小さいからこその臨場感かもしれないが、今シーズンはJ1で初の優勝争いを繰り広げ、最近はほぼ満員の入りの試合が続いています。奥山市長は夏前あたりに、凍結していたユアスタの増席を再検討することをにおわしていました。

 以前市で検討した際は、両ゴール裏のムダに広いスペースを活用して、南北それぞれ1000~1500人規模の増席を想定した図面を作成したとか。それが実現すると、2万2千人程度の収容人員となり、現在のベガルタの客入りからすると丁度良くなります。Kスタともほぼ並ぶ収容人員に。

 震災後であまりこういう分野への使い方は風当りが強いかもしれないが、増席工事のチャンスはなかなかないし、そもそも旧仙スタは2万5千人規模で検討されていたのに、隣接民家への日照確保の関係で2万人規模に縮小されたということも言われており、ちょっと期待したいところ。

 まぁ、宮スタを使えばと言われると苦しいところですが。。。今シーズンはレッズ戦もユアスタだし、ベガルタとしては聖地ユアスタ開催を常時満席近くにできるようにすることが優先かと。

 

日本製紙クリネックススタジアムの動き

 いわゆるKスタ。こっちは2万3千人規模と言われながらも、様々なマイナーチェンジ(ペアシートやボックスシート等の設置)で、観客数よりも客単価を稼ごうとしており、いつの間にか満員でも2万人ちょっとの入りになってしまっています。

 新規参入当初は2万8千人収容まで増やすと言いながらも、2万3千人で打ち止め、さらにいつの間に2万1千人収容になっているのは、観客数の伸び悩みもあるのでしょうが、さびしいところ。

 2009年のクライマックスシリーズでのチケット争奪戦が懐かしいですが、その時は日本シリーズ開催条件の”3万人以上収容の球場で”という話でオーナー会議等でも名指しで批判されましたが、球団は我関せずでこのままの状態が続いています。

 仙一の監督就任後も、投入している金の割には観客動員には好影響を与えず(震災の影響もあるのだけれど)、例年は8,9月の週末の試合は満員になるのが当然だったのが、今年は1万6千人程度の時も多く、飽きられているのか、岩隈や山崎もいなくなり、マー君もイマイチで鉄平も不調。復帰のホセも期待外れで、目玉選手がいないためか、厳しい状況です。星野のしかめっ面は確かに嫌だが、若手育成はうまくいっておりそれは評価すべきだとは思う。そうはいってもまだ客を呼べる選手には育っていない。自分も今シーズンは数回のみ。サッカーの2時間に比べて、4時間ゲームはちょっと厳しかったり(嫁の風当りも?)

 今年もクライマックスシリーズに向けて絶望的な状況だったのが、一応3位のソフトバンクと3ゲーム差の位置につけており、 可能性はあるけど、毎年のように「優勝をあきらめません」とか言われてもちょっと興ざめ。上のチームがコケない限りは厳しいだろうな。

 2009年の伝説的な終盤の追い上げとクライマックスシリーズ進出は、勝手に西武がコケてくれたおかげと、ノムの続投がなくなり選手が喜んだからというのもあるし、なかなかああいう展開はないだろうな。とはいえ、一応最後まで楽しませてほしいと思っています。

本当のボールパークへ?

 というところで、確か8月末のスポニチで、「Kスタを天然芝のボールパークへ」という記事が載っていました。最近島田前社長の後を継いで就任した立花新社長が就任会見で夢を語っていましたが、結構具体的な話になっているとか。所有している県の協議がうまくいけば今シーズンオフに工事をして来年から全面天然芝の球場にとのことで、理由として人工芝自体や下地の痛みが激しく、イレギュラーやエンタイトル2ベースが多くなっていることも挙げられてましたが、これも観客動員にカンフル剤を与える意味もあるのかと思っていました。

 パリーグの本拠地球場は全て人工芝(それに4球団がドーム)なので、天然芝というのは目新しさがあり、多少は注目を集めるでしょう。ただし、水はけは悪くなるのは必至だろうし、雨天中止が多くなることは避けられないこと。あと芝の保護の面から観客参加型イベントをグラウンドでは実施しずらくなること(夏スタで、子供向けのラジオ体操や宿泊体験とかやってたのは厳しくなるだろう)、当然維持費も人工芝に比べてかかることはデメリットですが、本来野球場は天然芝の上でやるものだし、メジャーではほとんどが天然芝球場になっているとのことで(メジャーが全てだとは決して思わないが)、楽天野球団もゼニカネの追及だけでなく、野球そのものの楽しみを売り出すような方向に行っているのは好ましいことかも。

 そうすると、一部の市民から根強く主張されている「ドーム球場」というのは、さらに遠い話になるのでしょう。現Kスタのドーム化も建築面積の制約から無理だろうし、新たに作るにしても隣接の宮城野貨物駅移転は全然進んでないし、そもそも誰も金を出す人がいないから、夢物語だったのだけれど。

 なお、この天然芝化のニュースは続報がないので、本当に実現するかは現時点では?

(おまけ)球場アクセス失格

 8月にKスタに負け試合を見に行った時、帰りに宮城野原から仙石線を使った時に気づいたこと。以前は出ていたナイター後の仙台―小鶴新田の臨時列車が全くありませんでした。

 そうすると、定期の電車のみで15分~20分間隔で、あの狭いホームは相変わらず大混乱でした。観客動員が不調だからであれば、ちょっとやる気がなさすぎではないか?21時半過ぎに試合が終わり、すぐに駅に行った時だし、波乱もなく終わった試合なので、やっぱり運転取りやめになったのでしょうか。たまたまその日だけ?

 そうだったら、待ち時間考えたら今度は東口までのシャトルバスの方がストレスたまらんし、そっちにしようかと思った次第。宮城野原駅は発車メロディに楽天の応援歌を使ったり、駅の地上出入口を楽天ヘルメット仕様にしたりということには熱心だけど、そもそも観客輸送について不熱心では本末転倒。

 うちからは比較的近いはずのKスタですが宮城野原駅で待たされ、仙台駅での乗継も悪く、ユアスタからの帰り(地下鉄1本)の方がよっぽど楽だし早いというのは何とかならんのか。。。

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