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2008年2月 2日 (土)

愛子観光が空港バスから撤退

 もうちょっと我慢するかと思ったが。同時に参入した東日本急行の中古バスと違い、新車のバスをそろえて満を持して参入しただけに。先日運転手のトラブル&虚偽報告があった東日本急行の方が、本数も少ないし減便が続いているから廃止に近づいていると思っていただけに、ある意味意外な面も。乗客数も低空飛行で、原油高でダブルパンチ。乗務員の契約期間が1年でちょうど切れるから、ある意味潔い判断なんだろうが。東日本急行よりも充実した30分間隔ダイヤ、市内ホテルへの直行便など、逆に中途半端な東日本急行が撤退してバスの愛子、鉄道のJR&SATとの住み分けになる方が良い展開だったのだが。

 Img164

3月のJR&SATのダイヤ変更(改正とは言いたくない)では、編成数の見直しと9時代の増便、空港発最終便の繰り下げがありますが、結局は一日40往復という本数は変わらない。ということは他の時間帯がさりげなく減便ということなのでしょう。鉄道のダイヤ変更には、バスの廃止は織り込まれていなかったのだろうし、来年のダイヤ変更の頃には東日本急行も撤退だろうから、独占状態になりダイヤの改善はより期待薄のようです。

以前取り上げた記事

 ↓

https://sendai-watcher.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_99c0.html#more

河北記事より(2/2)

仙台空港便 愛子観光バス撤退へ 東日本急行は便減

 愛子観光バス(仙台市)は1日、仙台市中心部と仙台空港(岩沼市)を結ぶ高速バス「仙台空港リムジンバス」を29日で廃止すると発表した。同社は2007年3月、仙台空港アクセス鉄道の開業に伴い、市が空港バスを廃止したのを受けて新規参入したが、利用者が伸びず、1年で撤退する。

 同社によると、1便の平均乗客は4.5人で、採算ラインの10人を大幅に下回った。1月の売り上げは約550万円で、毎月約700万円の赤字が出ていた。

 同社は運行開始に伴って運転手10人を1年契約で雇用したが、契約は更新しない方針。業務は今後、貸し切りバスやスクールバス、市西部の青葉区錦ケ丘とJR仙台駅を結ぶ定期路線バスなどの「本業」に集中する。

 空港バスは運賃が片道800円。1日51便で、仙台市の主なホテルを回り、約50分で空港を結んだ。
 佐藤善一社長は「赤字路線で損失が増え、本業を圧迫する恐れがあった。東北の玄関口である仙台空港の交通インフラを支えている自負があっただけに、廃止は残念だ」と述べた。

 一方、東日本急行(仙台市)も1日から、仙台駅と仙台空港を結ぶ「仙台空港リムジンバス」を10便減らし、1日13便の運行体制に変更した。
 利用者が1便当たり平均3、4人と低迷しているためで、同社は「減便はしたが、路線は維持したい」としている。

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