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2007年2月16日 (金)

北部工業団地のIC設置構想

先日の河北の記事より。

 概ね完売の仙台北部工業団地に続いて、売れると思って造成した第二北部団地が殆ど売れていないことから、工業団地販売へのカンフル剤として、両工業団地のちょうど間を通る東北道に、ETC専用のスマートICの設置が検討されているという内容。1000万円だかの調査費を県が計上しているとのことです。

場所はここ

Smartic

 もちろん、設置されれば工業団地への企業進出へ多少追い風になるとは思いますが、既存の大和ICからも数キロの位置。そこまでする必要があるか?という気もします。

比較的安価で設置できるSA・PA併設型ではなく、全くの新設型であるので、今のところ全国唯一の事例である水戸北スマートICは10億かかったとか。あそこは確か交差する国道との交点に設置したので、それでも新設にしては安く済むはずで、北部団地のところで整備するとなったら、その倍では済まない位にかかるのではと。

 自分が以前考えてたのは、その構想されているIC付近に、高速バス停を作れないかということ。というのは、北部工業団地の公共交通の便の悪さから、通勤時間帯の国道4号は通勤者の車で渋滞しており、また路線バスもないことから、企業側が仙台駅とか泉中央駅から何十分もかけて送迎バスを出しているところもあると聞いたことがあったので。

 例えば、古川行等の高速バスを停車させて、仙台や泉中央、古川からの通勤用に利用させ、企業側はそのバス停からワゴン車やマイクロなどでフィーダー輸送するとか。現在も宮交の古川行きは三本木のバス停で客扱いしているので、それと同じように。ICから降りるわけではないので、それほど時間ロスがない。また、新たな路線設置の必要もないので、古川線以外でも築館や一関、佐沼線などの既存路線も活用可能というメリットもある。

 通勤時間帯だけでなく、北部団地への出張者も仙台駅からタクシーを使う例もあるらしいので、昼間とかでもそこそこ客は見込めそう。

 もちろん、IC設置よりは安く済むとはいえ、バス停は高速道路の両側に設置することから両側を連絡する高速をまたぐ道路が必要だったり、アクセス道路も整備が必要ですが。

 それ以外であれば、あの辺のアクセス向上策は新幹線大和新駅位しかないが、くりこま高原で40億近くかかったことから、大和周辺では費用負担とかでかなりもめるでしょうし。以前は構想があったけど、今は殆ど話しは聞きません。実際恩恵を受けるのは大和・大衡・大郷位でしょうし。鹿島台・松山などから利用者が見込めても古川駅を抱える大崎市としては負担はしないでしょう。松島も観光面で恩恵は受けるといっても、JR2路線で仙台駅と結ばれていることから、無理に欲しがるとは思えない。仙台の方がはやて・こまちも止まるし、本数も多い。

 それであれば、高速バス停設置ってありかなと。まぁ、財政難の宮城県がやれるわけはないだろうけど。

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