小中学校の統廃合
仙台市立小中「10校は統廃合妥当」 適正規模検討委
仙台市の市立小・中学校適正規模等検討委員会(委員長・水原克敏東北大大学院教授)が5日、仙台市役所で開かれ、児童・生徒数が適正規模基準に満たない団地地域の小中学校16校のうち10校について、「統廃合が妥当」とする中間案をまとめた。
統廃合対象校のうち小学校は5校。対象校の貝森(青葉区)が、隣接する国見(同)と統合することを示した。同じく対象校の松森(泉区)は鶴が丘(同)、対象校の松陵(同)は松陵西(同)と統合する案を提示。高森(同)と高森東(同)は、対象校同士の統合を盛り込んだ。
中学校の対象は5校。人来田(太白区)が山田(同)、長命ケ丘(泉区)が南中山(同)、南光台東(同)が南光台(同)に、それぞれ統合することが妥当とした。鶴が丘(同)と松陵(同)は対象校同士の統合。
児童・生徒数が適正規模基準に満たない他の6校は、北六番丁小(青葉区)、枡江小、東宮城野小(宮城野区)、郡山小(太白区)、泉ケ丘小(泉区)、五城中(青葉区)で、「当面、状況を見守ることが適当」とした 検討委は、市中心部と山間・沿岸部の2地域の対象校計24校についても年内に最終報告をまとめる方針(河北9/6)。
やっぱりニュータウンといわれていた30年程度経過する団地の小中学校の統廃合が目立ちます。仙台市もようやく大鉈振るう覚悟に出たのか。余裕がなくなったともいえるけど。松陵小なども団地の端っこに学校用地が確保された悲哀なのか。そのせいで学区に広がりを欠き、隣の松陵西小は普通の児童数なのに。ここは以前に河北で取り上げられましたね。このブログでも。
愛子二小の新設にあたっても、学校用地が確保されているとはいえ、将来的に人口減が見込まれる錦が丘に新設するのではなく、宮城総合支所近くの平坦地に新設するというのも市の強い意思と方向転換を感じます。ここであれば将来的にも極端な児童数の減が生じないということ。いままでこのようなマネジメントと将来予測がなされなかったというのが信じられないが、余裕があったということなのでしょう。
数年後に急激な児童・生徒数の減が見込まれるのに、プレハブで対処せずに新校舎を建てたり安易に学校分離を行っていた時代が信じられない。いまさらそんなことを言ってもしょうがないので、廃校になった学校校舎などは児童館や老人施設などで有効活用して欲しいです。
一方、都心部に近い市街地の学校については、統廃合の対象から外れています。マンションの立地や東西線、都市計画道路の開通など、状況の変化が見込まれているところが多いです。オールドタウンの泉が丘小が外れたのは不思議ですが。まぁ様子見とのことですが、都心部については幼稚園とともに存廃が検討されてきた東ニ番丁小学区のように大型マンションが次々と林立することで、東京の江東区で起こっているような児童数の急増も起こりえるわけですから、元NTと違って安易な判断はすべきではない。
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