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2005年11月19日 (土)

変わる東口



今朝、連れを送っていった帰りに、東口方面をドライブしましたが、建設ラッシュが続いていて活気がありました。道路は切り替え中で迷路のよう、路面はガタぼこでしたが。 河北の夕刊でいいタイミングの記事が。



新たな飲食街着々形成 相次ぎビル建設 JR仙台駅東口


JR仙台駅東口周辺で、飲食店向けのビル建設が相次いでいる。東北楽天ゴールデンイーグルスの試合開催で人の流れができた上、区画整理事業などで今後も人口の増加が見込めるからだ。東口側には飲食店ビルが少ないため、出店したくても場所が見つからないケースもあった。特に若者向けの飲食店が増えそうだ(11/19河北)。



 七十七東口支店ビルやツタヤの北側など、マンションとおぼしきビルがところ狭しと建築中でしたが、記事によるとその中にはビジネスホテルもあるんですね。マンションもビジネスホテルも今年のイーグルスの効果を目の当たりにした上で、事業化に踏み切った様相が。


 記事では、飲食店需要の高まりと新規出店についてありましたが、確かに先日Bivi行った時も、1階部分に関してはかなりの入りこみ。4階の飲食店についてはわかりませんが、全体で目標を上回ったとのことで、好調なのでしょう。そいえば、イトキンビルのあたりや、セイユーのあたりも最近一気に飲食店が増えた感が。カフェ、居酒屋、ファーストフード。


これはこれまでの駅の東西での格差を埋めるような動き。街がターミナル駅中心になると、駅からの近さが判断されるから。西口と比べて東口は地価も安かったし、それを当て込んでの新規需要の高まり。



 東口はJR利用者(特に仙石線)にとっては、あまりごちゃごちゃしておらず、利便性の高いエリアですが、地下鉄(南北線)利用者にとっては、用がなければ行かず、また用があってもちょっと面倒なところ。東西地下通路を歩けば5~10分程度なのだけど。


これも、東西線の新寺駅ができると、南北線含めた地下鉄沿線からの便が改善されるから、それを見越しての動きもあるでしょう。先日発表されたラウンドワンも、新寺駅から徒歩数分の距離だし。周りに住む方にはお気の毒ですが(そもそも二つの線路(新幹線、在来線)と幹線道路、踏み切りに囲まれ、近隣には都市の陰部的な機能もあるし、このエリアに住むのは利便性を求めてで、環境を求めるのは無理だと)。



第二区画整理地区の陽と陰


 その建築ラッシュの中心は、現在区画整理中の北側第二地区ですが、ここの開発。いつまでやってるんだろう。補償物件が多いのはわかるが、10年以上かかっている。また広瀬通の延長と東口駅前広場への接続こそ、早くやらねばならぬ事業なのに。仙台駅にほど近いこの場所での大規模な面整備は確かに意義があったのだろうと思うけど、そこに住んでた人への影響、投入される膨大な税金、事業が長期化することのリスクなど、手放しでは喜べない事業かも(裏の面も意識する必要あり)



 でも、事業が長期化したおかげで、楽天の進出による東口の活性化、需要の高まりの恩恵をまともに受ける形に。もしここの開発地区がなければ受け皿もなかった訳で、長期にわたる都市開発は何の影響を受けるか分からない。


 また、仙台市中心部に程近いエリアの開発は、市民や仙台を訪れる方々に広く影響や恩恵を及ぼすわけで、郊外開発に比べると、決して無駄ではない面もある。



 下げ止まりとは言われながらも、バブル期に比べると数分の一といわれる現在の東口の地価のおかげで、都心居住を促進するマンションが次々と空き地を埋めています。ここに住めば、車はあまり必要としない。公共交通機関の利便性は中途半端なのがたまに傷ですが(市内各地への移動は仙台駅西口のバスプール、地下鉄駅まで10分以上かけて歩くことが必要。比較的近い仙石線は、あおば通止まりで中途半端)。で、自転車頼みにはなりますが、まぁ自転車があれば勾当台方面にも行きやすい訳で、それほど不便ではない。



 これらのマンションには、普通にイーグルスの選手が住むようになるのでは。まだ「分譲買うか」という選手はおらず、賃貸中心だろうが、長くやっていく気概がある選手には是非分譲マンションを買って仙台に定住してほしい。札幌もまだだろうけど、野球では先輩格の福岡や広島とかでは結構選手が家やマンションを買っているらしいし。


 その野球選手が住んでいるエリアというプレミア感で、さらに人気を集める高級マンション街になったら面白い。


商業地域のマンション建設


 その部分的に林立が始まっているマンションですが、やけに隣棟間隔が密集しています。特に旧仙石線の仙台駅北側あたり。仙台駅まで徒歩数分という便利なエリアで利便性を評価すると日照は犠牲にしなければならない面もあるとは思いますが、せっかくの再開発地が、既存の密集都心部市街地のように、やけに圧迫感があります。


そもそも区画整理で、地区計画もないだろうから、地権者の活用に任せた乱雑な町並みになるのは当然なのだが。


 また、ちょっと東側で、榴ヶ岡駅に近いエリアでは、住友が建設中のツインタワーマンション付近で日照権闘争が起こっています(北側の○サンマンションでの反対運動)。その北側で日陰になるマンションは区画整理のかなり前から存在すると思われるマンションで、確かに「区画整理で商業地域になり、道路ができて資産価値も上がり、万々歳ヽ(^o^)丿」と思ったら、「南側でいきなり工事始まったぞ('_')!」状態な訳で、確かに気の毒な面はある。



 でも、お前らっ!自分の古いマンションの北側に影になっている建物あるの気づいてるのか?被害者面してるけど、加害者でもあるだろ!と。これは、商業地域であればどこでも起こりえる話で人事ではない。住友が悪いわけでなく、旧住民も、新住民も悪いわけではない。とはいえ、自分だったら、そんな日の当たらないマンションは勘弁。微妙な問題ですなぁ。


フルスタ改修中


 ちょっと車を走らせて、2期工事で改修中のフルスタ周辺を回ってきました。


室内練習場のあたりは、基礎工事やっているだけだけど、球場正面のギブス増築部分はすっぽりシートをかぶっていました。1期工事はそれなりにがんばったけど、旧宮城球場のメインスタンド上部が外から丸見えというのはやはり中途半端。2期工事では完全に旧構造物は覆われるようで、見た目にも「新生フルスタ」として生まれ変わるのでしょう。


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