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2005年9月 4日 (日)

やけっぱちの抵抗



いやー、この手があったか。


蚊帳の外におかれていた仙台市ですが、


試合自体は手も足も出ないボロ負けで試合終了間際に、


油断した勝者に強烈なカウンターをお見舞いしたって感じ?



フルスタ第2期改修工事 仙台市、申請受理せず


 東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、フルキャストスタジアム宮城(仙台市宮城野区)の第2期改修工事をめぐり、仙台市は2日、球団側が示した工事の許可申請を、関係者間の調整が済んでいないことを理由に受理しなかった。球団の室内練習場建設に伴い、同市が存続を求める陸上競技場の旧サブトラックが廃止される問題が背景にある。来シーズンをにらみ、工期のタイムリミットが迫る中、関係者には戸惑いが広がっている。


 球団は2日、観客席を増やすために必要な2期工事の許可申請を仙台市に提出しようとした。同市との事前協議では、10月着工に間に合わせるため、今月中旬の市建築審査会で審議する予定だった。ところが、市は「室内練習場が引き起こす問題が解決していない。今月の審査会では審査しない」と答え、球団側は申請を持ち帰った(9/3河北)。



 そいえば、建築確認って仙台市の権限だもんね。政令市だし。


県も市の対応が後手後手に回っていたのを尻目に着々と外堀を埋めてきたのに、


最後の最後で、市がこんなウルトラC級の仕返しをしてくるとは思っていなかったのでしょうが。県は仙台市よりも上という昔からの意識があるけど、仙台市にとっては政令市になって県と同格という意識があるから、この意識の差もあるのでしょうか。



 仙台市の言い分も分かるけど、一番可哀想なのはもちろん「楽天野球団」。


昨年以上の突貫工事を強要され、工費もかかり、気持ち的にも余裕がなくなり、また不信感を持つでしょう。楽天側で工費を負担するのに(その元手は地元ファンのがんばりで入場料収入が増えた分も多少はあり?)。


 昨年の突貫工事でできたスタンドは、一部が仕上げが荒いところが多々あります。


昨年のは仕方ないけど、今オフ作る部分は余裕をもってしっかり作って欲しい。


球場とかの施設は長く使うものだから、しわ寄せがここに来るのはちょっと。。。


 


 仙台市にとっては、「ここで何か存在感を示さなければ」ということでの対抗措置なんでしょうが、楽天側に迷惑をかけることは、楽天が仙台に居続けるサポートをするという今回の施設整備を邪魔することで、回りまわっては地元仙台にとってマイナスの結果を生む可能性がある。


 楽天側に迷惑をかけずに、自分達の主張を行うためには、


1)「旧サッカー場の広場へ、テニスコートを移転」することを主張


2)陸上競技場、及びサブトラック部分の賃借or買取


3)テニスコートの移転地を市有地から捻出し提供。


 のように、楽天に迷惑をかけない代替案を示すべきだと思うのですが、


仙台市も、新市長が登庁したばかりで政治的空白の期間だし、9月議会前ということで、


十分に対応できなかったのでしょうが、今回のやり方は疑問に思う。


県市のトップ会談で解決すべき事項なのですが、片やぺーぺー、片や退任前で微妙な立場ですので、どうなるのやら。落としどころを探ってほしいな。


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