クラックスオープン
今日、一番町サンモールのひらつか跡地に三菱地所が開発していたクラックスがオープンしました。
仙台初登場のファッション・インテリア・飲食店12店舗を集積させた専門店ビルです。
地元TVの情報番組でもかなり特集されています。
それにしても、仙台だけではなく地方全般に共通ですが「○○初!」「東京の○○にある」「○○で有名な」という代名詞に弱いというか。東京にあるものは全てすばらしいという共通認識を前提として垂れ流しされている言葉たちがやけに鼻につく。
先週のTBC「発見ぐらッチェ」でもクラックス特集でしたが、この番組は見てて寒気がしました。
仙台に初登場のGAPが紹介されていましたが、わざわざ表参道のGAPに行って「ココ表参道にあるGAPが仙台に登場です!!!」といった感じで場違いなハイテンション。インタビューに答えていた店員も「仙台ってGAP無かったの?」的な表情が垣間見え。
確かにGAPは定番ファッションとしては良いです。自分も神奈川時代には何度か使ってた。ただ、GAPってユニクロブーム以前から存在していたもので、それを仙台初登場だからってあんな恥ずかしい安っぽい演出とともに紹介するのは、仙台人をバカにしているようなものと感じました。
同じTBCでも、朝のウォッチンみやぎでのクラックス特集は普通の構成でしたので、ディレクターが悪いのか?
今日の河北朝刊に、三菱地所の社長のインタビューがありました。
概ね同意なのですが、その中で一部引用
―仙台の商圏について、どのように考えるか。
「中心部が活気を失い、郊外の大型店だけが潤っている街は多いが、仙台は違う。札幌や福岡に比べても、人口に対する郊外店の割合は少なく、東北全体からみて、仙台圏への集積度も高い。いつ訪ねても活気があり、中心部の商店街の地盤沈下が進むとは思わない」
→リップサービス入ってます。確かに仙台の郊外店の数は他の大都市と比較して多いわけではないですが、それは超郊外店が多く、郊外駅前のGMS店舗が少ないため。しかし、都心部の集積が貧弱で、これらの多くない郊外店に負けつつあるのが実情。放っておいたら地盤沈下で重症に陥ってしまう。だから、都心部への集積は進めなければならない。
中心部は確かに活気はあるように見えますが、商店街に並ぶのはドラッグストアとファーストフード・カフェなど、同質化しつつあり、この流れが続くとかなりやばいです。
老舗がやる気ない商売してるよりは、2階に引っ込んで1階の店をカフェとかに貸すのは
悪いことではないが、やりすぎると商店街の体力を知らないうちに蝕んでしまう。
だから、今回のように、まともな物販店舗の進出は大きなことで、沈滞気味のサンモール活性化のためにも大きなもの。青葉通と一番町の交差スポットであり、将来の地下鉄東西線一番町駅予定地の真上の立地。三菱地所プロデュースであり、さすがのテナントが揃っています。自分も落ち着いたら雑貨や家具でも見に行こうかと思ってます。
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