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2005年1月26日 (水)

仙台⇔山形 高速バス増便




 仙台―山形間の高速バスを共同運行する山交バス(山形市)と宮城交通(仙台市)は27日から、平日は6往復、土・日曜・祝日は9往復をそれぞれ増便する。平日は68往復、土日祝日は61往復となる。平日は朝夕の通勤時間帯、土日祝日は仙台発の夕方の便を中心に増やした(1/26河北)。



 終バスの延長こそないものの、平日山形発の朝は5分間隔の時間もあり、7時台には何と9本!最終バス間際を除いて、待ち時間は最大20分のようです。仙台から県内の他都市へ行くより、山形に行く方が断然便利になっています。



 昨年秋の競合相手、富士交通撤退を受けて、値上げに走るか見ものでしたが、値段据え置きの上、さらなる増便を行ってきました。


 これは、富士交通撤退分の利用者が、既存2社連合に流れたのも理由ですが、増便による利便性の高まりが、利用者の増加に結びつく好例です。


また、楽天効果による一軍仙台と2軍山形のさらなる流動の増加を見込み、積極策に出ているのでしょう。これは電車と違い、バスの小回りが効く利点を生かしています。



 一方、JRは昨年10月のダイヤ改正で、仙山線の対山形輸送重視から、仙台近郊の仙台⇔愛子の都市内輸送にシフトしました。快速でも山形まで70~80分かかり、渋滞があるバスと同等レベルで、本数が一時間に一本では競合するのが難しい状況のようです。


 増発には、単線である仙山線の交換駅増設しかなく(複線化は非現実的なため)、


早急に取り組むべきでありますが、ほとんど動きはみえず、ほぼ都市間輸送をあきらめたようです。



 仙山線に限らず、JRの腰の重さが目立ちます。やはり、東京に本社があるJR東日本の限界なのでしょうか。首都圏輸送と新幹線重視で、仙台地域は合理化のためにsuicaを導入しただけで、最も重要なダイヤがおろそかにされています。


 JR発足時には仙台に「東北地域本社」が設置されており、それなりの権限がありましたが、「仙台支社」に格下げされてからは、権限が縮小され、合理化一辺倒になっています。



 対山形に関してはバスが断然便利ですが、冬のシーズンの高速道を走行することでの不安定性を考えると、JRもあきらめてほしくないです。


2年後に予定されている空港アクセス鉄道開業による、山形からの直通快速の運行が見込まれることを考えると、JRはこのまま引き下がるようなことはしないと思いますが、


現在の仙山線の設備では、都市間輸送と都市内輸送は両立できないので、すぐに設備改善に取り組まないと、意味のない空港直通になってしまうでしょう。



仙台⇔山形 高速バスダイヤ(宮交)


    ↓


http://www.miyakou.co.jp/bus/intercity/special/yamagata.html


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