球場広告料大幅UPに地元企業困惑
さすが、仙台商人です。
12/3河北より。
プロ野球パ・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地・県営宮城球場(仙台市宮城野区)で企業名をPRする場合の広告看板料が、現行に比べ最大で約110倍の金額になることが分かった。球場の大規模改修を進める楽天側が料金設定した。他球団並みの水準とされるが、一部の地元企業は「われわれにはとても手が届かない」と困惑している。(途中略)
各球団とも広告契約料を公表していないが、甲子園球場などに広告看板を出している企業によると、「楽天の価格はほぼ他球団並み」という。首都圏のある球団も「われわれとほぼ同じ。商標使用権などがセットの分、割安感もある」と話す。
現球場に広告看板を出している地元大手企業は「年間2、3試合しかプロ野球の試合がない今と比べると、露出が格段に増え広告効果も高い。単純に高いとは言えないし、商標使用権の使いようによってはメリットも多い」と理解を示す。
これに対し、現球場のスポンサーでもある地元老舗企業は「高すぎて地元で広告を出す企業がどれだけあるか。全国展開の一流企業しか見ないで、地元からかわいがられないような球団では駄目」と苦言を呈する。
楽天は「他球団を参考に決めており、うちがことさら高いという認識はない」(グループ広報)と話している。
甲子園に看板出しているという企業は、カ●トップの某社でしょうか?
全国に目を向けている企業にとっては、別にびっくりすることのない話。
宮城球場への看板設置による広告価値は、今年までとは比べ物にならないくらいあがるため、この価格設定は妥当でしょう。それでも安いくらい。
今年までは、アマチュアの使用がほとんどだし、地元民に対して今更アピールしてもしょうがないような会社ばかりが看板を出していたのだから、安いのは当然。
(河北とか東北電力とか白松が最中とか)。
それが、シーズン中はほぼ毎日のように、全国ニュースに球場の広告看板が映り、
毎試合1~2万人の客に対してもアピールでき、球場内での商売にもメリットがある。
それを、「全国企業にしか目を向けていない」とか言っている時点で、
その会社は全国で有名になろうとは考えていない、チンケな会社であることを証明していることになります。
特に、みやげ物業界などは、PRのチャンスですよ。
極端な成功例ですが、サッカーJ2コンサドーレ札幌の胸スポンサーをしているのが、「白い恋人」で有名な石屋製菓。
ここは、毎年億単位の広告費をチームに出し、またチーム練習場まで自費で建設したりしていますが、この会社の売り上げはチームに関わる前と比較すると倍にも伸びており、J1時代にはテレビでの露出度かなりのもので、本州での知名度も向上しました。
今年まで格安の広告料で宣伝看板を掲げていた企業にとっては、この秋の新球団狂想曲のさなか、宮城球場が毎日のようにテレビに映ることでかなりのPR効果を享受したはず。それなのに、相応の金も出さずに、おいしいところだけ持って行こうとしていたのがみえみえで、浅ましさを感じざるを得ません。
大体、そんなことを言っている老舗企業は想像つきますけどね。
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