あすと長町

2020年10月11日 (日)

あすと長町の近況(R2.9~10)

 近所であるあすと長町の開発の進展状況については,最近動きが鈍っていることもあり,写真はちょくちょく撮っていながらも,ブログには上げていませんでした。

 よって,1か月程度の時差があり,最新情報ではないかもしれませんが,参考までにUPします。

KHB新社屋の動き

 外観はほぼ出来上がっていましたが,広場側のスロープと屋上のアンテナ塔の工事が進行中です。まだ先と思っていましたが,来年年明けには建物は完成し,その後機器の導入を経て約1年後の2021年秋に移転稼働予定です。

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 アンテナ塔は完成予想パース通りで当たり前ですが,らせん状で特徴的なデザインです。

 1年後には,コロナも終息し,この杜の広場及びゼビオアリーナ仙台を含めたこの人が集まる空間が完成し,にぎわいが継続されることを祈っています。

JR長町駅東口開発計画

 低層部の工事から,徐々に賃貸住宅部である高層部の工事に移っています。

 上に伸びてくる都度,隣のパークタワーあすと長町西側を徐々に覆いつつあり,もやもやした気持ちが沸き起こりますが,これは三井不動産レジデンシャルとJR東日本東北総合サービス側で建築計画を相互合意の上での着工でしょうから,地区内の某災害公営住宅の事例とは異なるのですが。

 これは北側のぐりりスポーツパーク側から。

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こちらは駅前広場側から。低層部の商業棟もそれなりのボリューム感です。

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 商業棟とはいえ,実質的に既存テクテを補完する塾などのサービス棟的な役割が大きい計画だったので,コロナの影響はそれほど受けないかと思われます。

 完全に商業・飲食中心だと,どこかの無駄にでかいイオンモールのようにテナントが集まらず3か月もオープン延期を強いられたりするでしょうが。

 こちらは,来春オープン予定。ほぼ概成しつつあるあすと長町の中で,最も整備が遅れている玄関口のJR長町駅前ですが,徐々に空き地が埋まりつつあります。あとは,駅正面と,大通を超えた両平面駐車場のみ。大通を超えたイオンタウン予定地は,リパークの料金が1日500円に値下げされていました。本当にコロコロと良く変わります。節操ないというか。まぁ,利用者にとってはありがたいですが。

プレミストあすとテラス&ヤマダ電機計画地

 マンションの方は順調に工事中です。

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 物件自体は,駐車場以外は買い物や駅への利便性を含めて中央公園付近のタワーを凌駕する物件だとは思いますが,気になるのは,南側の低層賃貸住宅群ですね。

 以前よりもさらに北側に拡大し,分譲マンションのすぐ南側までびっちりと3階建てのアパートが建築されています。

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 これだったら,中層で7~8階にして棟間隔を空ける,もしくは南北に長いレイアウトにして,分譲とあまり干渉しないようにするなどの方法はあったと思うのですが,賃貸住宅住民は利便性重視でそれほど日照や景観を気にしないとみているのか,入居者の入退去のサイクルを上げるためにあえてそのような棟配置にしているのかと勘ぐってしまいます。おそらく,このようなアパートの想定入居者は結婚して子供1人位までの若い世帯でしょうから。

 なお,ヤマダ電機側は遺跡発掘工事が来春まで伸びて,状況は変わりません。

 これだけ広大な土地を取得したからには,中途半端な店舗構成にはしないという話は聞いていますが,状況が大きく変わりつつある昨今,某イオンタウンみたいに8年弱も塩漬けしている土地のようにはなって欲しくないです。

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レクサス太白北側の土地

 長町駅北側は,KHBとゼビオの間の土地の他は,このレクサス北側の旧アイフルホーム展示場の土地を残すのみです。

 ここは北側のライオンズマンションがぎりぎりまで迫っているので,それなりの面積はありながらも活用は難しい。道路条件も上り線と住宅地側からしか入れないということもあり,商業利用には適しているとはいえない。

 どうなるのかと思っていたら,とりあえず月極駐車場として活用されるようです。

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 近隣マンションでは立体駐車場が多いので,多少マンションから離れていても,すぐに出かけられる平面駐車場の需要はあるのでしょうね。

 街に変化を与える種地は残しておいた方が良いので,ここはこのままで良いのではと思っています。

今後の見通し

 マンションについては,タワーマンションを中心に供給過剰が言われながらも,分譲は終盤に入っており各社適正在庫の水準に落ち着いているように思えます。

 今後大規模な分譲マンションの供給はないというか,あとは商業系の活用が想定される土地に分譲マンションはやめて欲しいという願望ですが,エリアとしてのあすと長町の人気は当分続くでしょうから,駅前の商業地域の土地活用は危ういような。駅前に残る上述の2画地が分譲マンションになってしまったら,あすと長町は副都心を目指した大規模再開発地ではなく,単なる駅前ベッドタウンで終わってしまいます。

 なので,現在土地を持っている2社の動向は注視していきたいところです。

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2020年8月22日 (土)

長町の3割増商品券

新型コロナウイルスの影響が続くこの夏。

怖がってばかりいられないので,感染予防に気を付けながら,それなりに経済を回すように心がけていますが,制約条件が大きすぎて,萎えることも多い。県外には10か月近くも出ていないし,せいぜい県内と言いながらも,やはりいろいろと気を遣う状況で,ネタも尽きてきてブログの更新も滞りがちな昨今。

 とはいえ,国からの交付金を原資として,各市町村は,地元商業・飲食店への支援策と,住民の生活支援を兼ねて,競うように割増商品券を販売しています。

 市町村によっては,定額を無料で全住民に配るところもあり,それはどうなの?と思うところもあり。また,割増率が5割以上と高い自治体は購入するために,大渋滞を起こしたり,密な状態を作り出しているところもあり。自治体としても,降ってきたような話に対応するのは大変でしょうね。そういうニュースには嬉々として取り上げるマスコミさん。

 さて,仙台市では,共同発行の商店街を含め延べ46商店街で,3割増し商品券が発行されています。

いやー,こんなに多くの商店街があるんですね。

各商店街で利用できる3割増商品券が販売されます(仙台市HPより)

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 仙台市中心部のアーケード商店街の合同商品券,仙台駅東西の商店街組合の合同商品券が様々な大型店も含めて使用でき,人気でしょうね。

その他,コロナで客足減に苦しむ国分町の商品券も,飲兵衛の方々にはお店の支援を名目にできますね。

 その他の商店街は,比較的使用範囲が狭く,ちょっと過当競争になってしまうのではと。県外では秋田県で県内で使用できる商品券が大量に売れ残ってしまっているというニュースもありました。

 絶対使う食料品等の日常的な買い物で使い切ることができれば問題ないですが,12月末までの使用期限ということもあり,購入する側もシビアになっているのではと。

 3割増しというと,大変お得に感じますが,近年QRコード決済普及のためのpaypay20%還元に踊ったり,今後ではマイナンバーカードでの25%還元が9月から始まるなど,3割では驚かない。

 県で支援をしていたクラウドファンディング「愛するみやぎドットコム」も,1割増しの予定が売れ行きを危惧して県で割り増し分を補助して2割増の利用券になったということも。余計なものを買わないというメンタルになってしまっているのか,割増率への感覚が麻痺しているのか。

 さらに使用店舗に制約があるので,飛びつく人が一部にとどまってしまっている状況なのかなとも思います。

長町生活応援割増商品券について

 さて,自分は,長町の商品券を3セット購入しました。盆前に杜の広場で整理券をもらい,指定日にゼビオアリーナで引き換えと面倒な仕組みでした。

たまたま杜の広場に子供を連れて行った時に気づいたのですが,それがなかったらスルーしていたかも。

その他,中心部の商品券にはエントリーしていますが,まだ当落の連絡はなし。

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長町の範囲は結構広くて,長町駅前・サンカトゥール・長町一丁目と3つの商店街振興組合のいづれかに加入している店舗が条件のよう。

詳しくは専用Webサイト

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 仕組みは,1セットで,大型店・一般店共通で使える商品券が1000円×8枚=8000円分。

一般店のみで使える500円×10枚=5000円分で,合計13,000円分です。

 大型店は,ララガーデン長町全て・モールの一部店舗・tekute長町でも使える他,日常使いのスーパーとして,みやぎ生協やウジエスーパーも対象(なお,ヨークベニマルは対象外)。よって,大型店用の商品券は余裕で使い切ってしまいそう。

 なので,残る5000円分の一般店分については,実質オマケのようで,気楽に使えるし,長町の飲食店への支援用途で使用しようかなと。

 先日も早速ふらっと,居酒屋開拓を始めました。たまたま対象だった長町2番街の良いお店を発見し,さらっと飲んで帰るつもりが,刺身がおいしくてめったに飲まない日本酒まで頼んでしまい,2時間弱の滞在で3500円の支払いでしたが,実質は2500円ちょいと思うとまた行きたいと思える店でした。

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なお,整理券方式での販売は終了しましたが,案の定売れ残ったようで,販売方法が面倒ということもありますね。

 わざわざ整理券をもらいに行き,さらに販売は別の日で密防止のために販売時間まで細分化されていたので,ちょっと面倒に感じました。

 おかげで売れ残った商品券は,長町近辺の郵便局(仙台南,長町3,長町6,八本松,諏訪)の5か所で20日から販売中です。

 とはいえ,郵便局だと基本平日昼間なので(仙台南郵便局は?),追加で買っても良いかなと思いながら無理だなぁと。

 平日昼間に行ける方は,ぜひ購入して,地元店舗を応援して下さいね。

 また,長町近隣では富沢が9月に販売,市内各地の商店街も五月雨式に販売なので,近くの商店街の情報をキャッチして,お得に活用して下さい。

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2020年5月 1日 (金)

あすと長町の近況(R2.5)

 GWに入り,あすと長町内の工事現場も休みに入りました。

 工事中が進められていた施設は,先日の記事に紹介したJR東日本長町駅東口開発とKHBの本社の2か所に加え,ダイワハウスのプレミストあすとテラスの3か所です。

38街区(仮設住宅跡地)の動き

 東側2/3は,積水ハウスが取得後,昨夏ヤマダ電機に転売され,遺跡発掘工事が続いています。

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もうそろそろ終了かと思っていましたが,発掘工事看板の終期も空欄になっており,まだ続くのでしょうか。

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 家電業界は,コロナの影響をは小さく,逆にテレワークや巣ごもり需要で,PC関係やテレビなどの特需もあったりします。

当然景気の悪化の影響は受けるでしょうが,情報として聞いていた(高崎本店のような)家電と生活分野の複合店の計画の進展が待ち遠しい。

 その西隣には,上述のダイワハウスが取得した土地に,プレミストあすとテラスが建設中です。

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 令和3年の2月竣工,3月末入居開始予定で,JRやKHBと同じような工期です。

 最近,村井知事の発言をきっかけに9月入学の導入が騒がれていますが,この動向次第では今後の新築マンション入居開始時期にも影響を与える可能性がありますね。

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 個人的には,地味ながらも評価できる物件だと思っています。地下鉄も使える長町駅徒歩圏を謳っていながら,実際はJR太子堂駅の方が近く2路線3駅が使えるところ,あすと長町大通の東側に林立したタワー物件よりも買い物が便利なところ。

 太子堂店とあすと長町店のヨーク2店が使いやすいことに加え,ウジエスーパーにも行きやすい。ホームセンターのコーナン,やまやも徒歩数分。それにTSUTAYA長町店が徒歩1分というのが魅力的なところ。もちろん,北側目の前にある嫌悪施設の存在は何よりもマイナスに感じる方も多いでしょうが,そこを割り切ればというところかな。何よりも,100戸以下のマンションの方が,管理組合の運営もコミュニティの面でもメリットは大きいです。

 あすと長町内ではダイワハウスのマンションは3棟目。存在感は林立するタワー物件に隠れていますが,堅実なところを抑えているという印象が。

 プレミストあすとテラス

イベント中止が続く仙台PIT・ゼビオアリーナ

 ライブなどの自粛により,数多くのイベントのキャンセルが続く仙台PIT。まぁここに限らず,ゼビオアリーナもそうなのですが,こういったハコの運営母体の経営がコロナ終息まで持つのかが気がかり。

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 ゼビオアリーナも,本来は羽生結弦選手が出場する予定だったプリンスアイスワールド2020-2021(5/16-17)が中止になったり,他のライブ等のイベントも軒並み中止となっています。ハコの立派さと運営コストの高さから,簡素な作りのPITよりよりも厳しいはず。 

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 ゼビオアリーナ前の杜の広場は,ボール遊びなどの近隣の親子連れで普段と同じように,適度な賑わいでした。

KHB本社

 先日にはなかった,杜の広場側の斜めのスロープのような構造物が明らかになってきました。

 

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 鉄骨が一回り大きく組まれています。この斜めの構造物の完成形はこのとおりです。

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 やはり南側に鉄骨が追加で組まれています。

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杜の広場を挟んで,ゼビオアリーナとの相乗効果が期待できるこのKHBの放送局。1年半後の令和3年秋の移転が楽しみです。

アイフルホーム展示場跡地

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 前回の記事では,1,000平米程度と思っていましたが,その後調べてみると北側のライオンズマンションと同程度の2,000平米弱の敷地面積でした。そうすると,60戸程度の分譲マンションも建設可能ですが,近隣商業地域で日影規制も適用されるので,厳しいか。

 この土地は保留地ではなく従前地権者の換地で,アイフルホームも借地だったのでしょうし,地権者の意向次第ですが,店舗活用は中央分離帯が長いあすと長町大通沿いとのことから厳しいのは確か。

JR東日本長町駅東口開発

 前回とあまり変わりがありませんが,写真を追加しておきます。 

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IKEA仙台も営業時間短縮

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 4月1日より,11時から20時までと,前後1時間ずつの短縮となっています。

 レストランは18時まで。

 レジャー施設のような不要不急の商業施設の位置付けなので,休業するのかと思っていましたが,同業種のニトリやホームセンターが巣篭り環境を改善したいという需要から大盛況なのを見ると,IKEAもそれなりに集客しているのかな。本来であれば引っ越し需要から繁忙期のはずだし。

 一方通行の逃げ場がない店舗構造から,営業は自粛した方が良いような気がしますが,もともと特に平日は混雑していたわけではないので,大丈夫なのか。朝の散歩で通った時なので,店には入れませんでした。

 それにしても,気候が良い時期になってきたのに,外出自粛のストレスがたまる毎日。早朝中心にこの辺を散歩する機会が増えそうです。何か新しい動きがあればいいのですが。

 

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2020年4月16日 (木)

あすと長町の近況(R2.4)~順調に進む建設工事

 コロナの影響で,朝の地下鉄南北線も空間の余裕がある昨今。前だったら長町から混雑していた時間帯も。

 気持ちは晴れませんが,そんな中でもあすと長町に建設中の2つの施設の工事は順調に進んでいるようです。

 とはいえ,東京では清水建設の社員の感染が発覚し,当該現場以外も長く工事が止まってしまうようで,緊急事態宣言が全国を対象に出てしまったので,仙台にも早かれ遅かれ影響が出てしまうのかという危惧も当然あり。

 今後も工事が進むことを祈りながら,今年度末完成を予定している2つの施設の近況を。

JR長町駅東口開発の状況

 地下の基礎部分の工事が進み,地上部分の工事に入っています。

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JR長町駅東口開発計画正式発表(2019/9/27)

 隣接するtekuteが短縮営業に入っておりながら,好調な食料品部門に対し,飲食店はかなり厳しい状況です。賃貸住宅と商業施設で構成されるこのtekuteの増床的な施設のテナント動向も気になるところですが,まずは建物がコロナの影響を最小限にとどめて完成してくれることを祈るのみ。

 なお,期待される商業施設に対し,12階建て南北壁状の賃貸住宅というのは,三井側と調整しているとはいえ,景観的には不安要素があります。

KHB新社屋の工事状況

 JR開発よりは進んでいる印象。長く地下部分の基礎工事をしていましたが,地上部分に着手した後はあっという間に鉄骨が4~5階?あたりまで組みあがりました。

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 暖かくなって,自粛ムードの中体を動かす方々がパラパラといる杜の広場側から。

 テレビ局なので,一階当たりの階高はそれなりにあるためか,思ったより高さに存在感があります。

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 ただ,鉄骨が組まれているのは敷地の北側からで,パースと比較するともうすこし南側にも伸びるのかと思っていますが,どうなるのか。

 また,ゼビオスポーツ側の2000平米の活用方法も気になるところ。

 まぁ,コロナが落ち着いてからにならざるを得ないのでしょうが。着々と進んでいる工事現場を見ると嬉しくなります。

あすと長町の近況(R1.10)~KHBの建物イメージが明らかに~ (2019/10/21)

住宅展示場が更地に

 KHB予定地のあすと長町大通りを挟んで向かい側にあった,アイフルホームの住宅展示場が撤去され,更地になっていました。住宅展示場時代は3棟が立ち並びながらもそれほど広い敷地との印象はなかったのですが,更地になると思ったより広い感じ。1000平米程度でしょうか。 ただし,コンビニには狭いし,道路条件が良くない。近所に24時までやっているウエルシアがあるから勝算は薄く,近隣のポーラの社屋のような低層の活用になりそう。商業施設は期待できないかな。

 

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2020年2月19日 (水)

勝山スケート場跡地 住友不動産マンション開発始動

 震災前の仙台市民だったらほとんどが知っていたレジャースポットの勝山スケート場とボーリング場。

 晩年は一部に西友が入り,近隣のマンション住民が頼りにしていましたが,勝山企業の資産売却により敷地ごと全て震災前に住友不動産に売却されていました。なのに,10年間も塩漬けの土地となっており,どうなるのかと思っていました。

 そのせいもあり,近隣は都心部の文教地区で高値の花のエリアなのに, 意外に買い物が不便な地域となっていました。上杉6丁目のモリヤも閉店し 柏木生協と上杉西友は残るも選択肢が限られていましたが,東北大学農学部の跡地に進められているイオンモール雨宮?の計画も進み,計画地内で野村不動産と住友不動産が分け合って,約200戸×2の規模で進められているマンションも野村側がほぼ完成し,住友側もようやく着工します。

 周辺の整備イメージも固まりつつある段階で,高く売れる条件が整い,都心部のお宝の土地にようやく着手することに。

 あすと長町の大型物件である「シティタワー」×2の分譲に目途が立ったというのもあるのかな。

勝山スケート場跡地に分譲マンション4月着工 土地取得から10年 仙台

住友不動産が2010年に不動産・飲食業勝山企業(仙台市)から取得した仙台市青葉区上杉2丁目のスケート場とボウリング場の跡地に計画していた分譲マンションの概要が18日、分かった。今年4月に着工し、22年3月に完成する。土地取得から10年、仙台市内で人気の高い文教エリアの大型計画がようやく始動する。
 マンションは鉄筋コンクリート地上13階で、3、4LDKが計336戸。市内最大規模となる2層吹き抜けのエントランスや内廊下といった高級仕様の設計を施す。約700平方メートルの中庭を備える。
 西側にマンションギャラリーを開設し、今年夏ごろから販売する。北側には自社の営業利用を想定した低層の事務所棟を併設する。
 同社は10年9月、勝山企業が所有するボウリング場やスケート場跡地を含む約1万7000平方メートルを取得。当初からマンション建設を検討したが、東日本大震災後の建設費の高騰に伴う採算性を考慮し、着工時期を模索してきた。
 その後、北六番丁通を挟んだ東北大農学部雨宮キャンパス跡地にイオンモールの商業施設建設と仙台厚生病院(青葉区)の移転計画が浮上。周辺環境整備に見通しがついたことから事業化に踏み切った。
 同社の担当者は「利便性と環境の良さを兼ね備えたマンションは、子育て世代や郊外から住み替える高齢夫婦といった幅広い層に評価していただけるだろう」と話す。建設するマンションは敷地面積約8400平方メートルで、西側の残る約半分の土地は活用方法を決めていない。
 同社は、北に約300メートル離れた雨宮キャンパス跡地内に計画中の分譲マンションも4月に同時着工する。地上13階の204戸で、22年1月に完成する。隣接地には野村不動産の分譲マンション建設が完成している(2/19河北朝刊)。

セールスポイント満載

 農学部跡の204戸と合わせると計540戸。あすと長町のシティタワー2棟の計808戸には及ばずとも,なかなかの規模です。

 強気に出れるのも,両マンションの間に中規模ながらもイオンモールが計画されていることと,厚生病院の移転も進められ,買い物と医療が身近で済む安心感も大きいですね。地下鉄の駅までも10分前後でクルマいらずで十分生活できる点も。

 ただ,気になるのはやっぱりイオンモールの動向。あすと長町で先行した「シティタワー長町新都心」では,イオンタウンとの土地共同取得したのが2012年末で,当然住友側としてはイオンタウン隣接を売りにしたかったところが,現地は7年経っても未だ駐車場状態で,期待していた相乗効果は全くない状態で苦戦しながらも何とか完売までたどり着いた状況。そのシティタワーは南西側に野村とワールドが建てた24階建て「ワンパークレジデンシャルタワーズ」のために眺望が期待できなくなり,さらに自社(+ワールド)物件の24階建ての「シティタワーあすとレジデンシャル」を南側に建てるというヤケクソか?というような展開もあり,住友としてはこのうっぷんを上杉で晴らす展開か?

 とはいえ,同じイオン系列。今は利府のイオンモール新棟に力を入れており,あすと長町はもちろん,雨宮も規模からそれほど力を入れるものにはならないと想定されます。陣地が取れそうだから抑えておくけれど,少しでも中心商店街から分捕れれば良いというようなポジション。

 こっちでもオープンの遅れによりイオンに裏切られる展開も十分予想できるかと。土地購入の経緯から撤退はないでしょうし,まぁ売りはイオンだけではないのが強みですが。

上杉山小学校学区の動向

 その強みというのは,ブランドでもある上杉山小学校区であること。さらに宮教大付属小中も近くだし,教育熱心なパパママとしては,可能であれば拘りたい学区。

 しかし,その上杉山小学校は,マンモス校化で5階建ての校舎にした上で,狭い校庭にプレハブ校舎を建ててしのいでいる状況で,1000人近い児童数。自分が子供のころは1000人規模の小学校は珍しくもなかったけど,少子化の現在,この都心部の立地で1000人近くというのは珍しいしキツイ。

 青葉区でここを超える児童数は新設された錦ヶ丘小学校のみ。

 ざっくりと学区をカバーする町丁目で直近の年代別人口を拾ってみると, 

【上杉,堤通雨宮町,昭和町,本町1丁目,台原1丁目】で, 

1~6歳 778人

7~12歳 882人

 現時点でもこの年少人口なのだから,野村の分譲中の200戸と合わせて約800戸弱の分譲マンションであれば,子供の数が平均1.5人と考えても120人。平均1人であれば80人。そのうち小学校へは50~80人弱というところでしょうか。分譲価格の高さからディンクスや高齢者夫婦が多いことは予想されるので,思ったより小学校の児童数には影響を与えないのかもしれない。現在就学している7~12歳よりも今後就学する1~6歳人口の方が100人程度少ないので,さらなる少子化のトレンドからしても十分吸収できると。いろいろこの学区については,周辺の小学校との学区変更が噂されていますが,この開発だけであれば大丈夫かなと思います。

都心回帰進む

 3LDKに4~5千万円も出せる人が仙台に多いとは思えないのですが,ある所にはあるんですね。

 かつて70~90年代の住宅需要が旺盛だった時代は,都心部が空洞化しドーナツ化現象と言われました。その時に誰もが焦るように買い求めていた郊外の泉や富谷のニュータウンですが,近年はその方面に家を購入する人は周り(都心部通勤者)では本当に見かけなくなりました。一方,郊外の戸建てだとJR沿線の愛子方面や名取方面が増えた印象。地下鉄沿線のミニ戸建てはあまり多くない。本来であれば当たり前の流れなんですが,仙台はこれまでが異常だったと。

 都心部のマンションは,郊外住宅地と異なり将来も多様な需要は衰えないでしょうから,都市のストックとして有効活用されるので,このような大量供給でも問題にはならないでしょう。タワー型でないことも,修繕や維持管理には好都合。

 中心市街地活性化ということで,地下鉄やバス,クルマで郊外から都心部に来る人口を増やそうとしているけど,一番の活性化策は都心部に住人を集めること。とはいえ,住める財力を持つ人は限られるので,そういった人に貢献してもらえればと。自分で住めるのは地下鉄沿線がせいぜいですが,一応街中勤務なのでなるべく街中で買い物しようとは普段から心がけています。

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2019年12月30日 (月)

2019 閲覧数ランキングから今年を振り返る

 今年もあと1日を残すのみ。明日は帰省するのでこの記事が今年の最後になりそうです。

 2018年は,下半期ほとんど更新せずじまいで開店休業状態でしたが,今年(2019年)の1月に復活し,5月に中だるみがありましたが,比較的コンスタントに更新できたかなと思っています。

 初めての試みとして,今年の閲覧数ランキングを。

傾向として,上半期の記事が通年で閲覧数を稼いでいる傾向はありますが,

1位は7年前の記事

 何と7年前に取り上げた「ZEPP仙台の行方」です。コンスタントに閲覧があり,やはり関心を集めているんだなぁと。

ZEPP仙台の行方 

 同規模の大型ライブハウスは,あすと長町のPIT,荒井のGIGSと競うように2つ立地したとはいえ,やはりZEPPのネームバリューは大きい。

 ヨドバシ再開発ビル(第一ビル)に入るという報道もあり,実現に近づいている状況ですが,それだけ愛されたライブハウスというのを実感しました。

 ただ,このトピックに勝てるような記事がなかったというのは,取り上げ方がマンネリ化しているためかもしれないので複雑な気分。情報収集を怠らずに引き続き頑張っていきたいと思います。

 

2位は災害公営住宅ネタ

 今年初めに全国マスコミ(ワイドショーや朝日新聞)でも取り上げられた「あすと長町復興公営住宅をめぐる日照問題」。近所ネタでセンセーショナルに取り上げられた反面, 背景が正確に説明されておらず市が悪者にされるだけの偏った報道であることが歯がゆかったので,思わず記事にしてしまいました。

 被災者の住民の方は気の毒ですが,そもそも原因となった大規模高層マンションの建設を,モラルには反するとしても合法的に遂行した某大手デべと地元デべの責任は大きいものです。比較的多くの方々に読んでもらえたので良かったです。

あすと長町復興公営住宅をめぐる日照問題

 

3位は震災・鉄道ネタ

 最近再度アクセスが増え続けているこの記事。7月の「常磐線特急 仙台―東京直通復活へ 」。3月14日のダイヤ改正に合わせての常磐線全線再開通と東京直通特急の復活が見込まれていましたが,12月中旬のダイヤ改正プレスではまだ発表されませんでした。

 しかし,「3月上旬に 沿線の双葉,大熊,富岡の3町に出されていた避難指示が駅周辺の一部で解除」との報道が先日あったことで,期待感が高まっているのを感じます。7月時点で,仙台までは4往復での復活を予想しましたが,震災前の基本4両編成での運行と異なり,10両編成での運行となるので輸送力過剰になることは避けられません。

 また,震災前と異なり常磐道が片側1車線とはいえ全通しているので,いわき⇔仙台の需要は高速バスである程度代替されているので,どの程度の乗客が戻ってくるかは未知数。仙台発着としては,震災後,上野経由新幹線ルートが最短となっていた水戸や日立など茨城県北との直接アクセス需要を転移させていくことが必要かなと(JR的には減収要因ですが)。また一番流動が太い東京ー仙台間を新幹線のサブルートとして割引切符により需要喚起するなどが考えられますが,いかんせん10両編成を埋められる気はしません。

 過去の震災からの復旧路線のプレス実績からすると,仙石線が1か月前,常磐線北部が2か月前だったので1月中の発表は確実。特急が走る路線であり,指定席予約の関係もあるので,早めに1月上旬に発表されると嬉しい。

常磐線特急 仙台―東京直通復活へ

 

4位~10位は開発ネタで独占

 震災後,都心部の再開発プロジェクトは2016年完成の仙台駅東口自由通路&パルコ2で止まってしまい,待望論が多かった開発プロジェクトで4位から10位までを占めました。うち,あすと長町関係で実質2件,都心再開発関係で実質3件です。

 都心部再開発関係は,2月に方向性が打ち出された「都心再構築プロジェクト始動?その1」の記事がランクインしましたが,7月に発表された具体的な方針の記事についても,比較的読まれています。その具体的な対象案件である待ち望まれた「ヨドバシ」「藤崎」の方向性について,経営者側から方向性が示されたという点で,閲覧数が多かった理由かなと思っています。「さくら野跡地」「EDEN再開発」についてはあまり明るいニュースはありませんでしたので,翌年度は動きが見えてくれば良いなぁ。

4位:とうとうヨドバシ再開発着工&ZEPP仙台再出店か!(8月)

5位:JRの長町駅東口開発計画が明らかに (6月)

6位:藤崎 来年に新店舗計画 (10月)

7位:ヤマダ電機 あすと長町進出へ(7月)

8位:JR長町駅東口開発計画正式発表(9月)

9位:ヨドバシ複合施設「リンクス仙台」3年以内にオープンへ (11月)

10都心再構築プロジェクト始動? その1 (2月

 なお,4位の8月のヨドバシネタについては,記事中に「特に新しい情報はない。選挙日前日で意図的なものを感じる」と一応断ってはいながらも,元議長の市議会議員選挙前のツイートに反応し,結果的に「今秋着工」というのは希望的観測のガセネタだったので,取り上げたことについて反省しています。より正確な情報としては11月に記事にした9位の「リンクス仙台」記事を参照して下さい。

来年に向けて

 通年ではランキング入りはしませんでしたが,今年後半に飛び込んできたニュースの行方が気になります。

それは,「宮城県美術館移転問題」です。縮小均衡の未来に向けて財政的なメリットを求めての動きというのは理解できなくもないですが,結論ありきの進められ方というのはやはり腑に落ちません。

 これだけ反対運動が広がっており,1月末に県知事と仙台市長の会議があるとのことで,年度内には方向性が見えてくるでしょうから,引き続き追っていきます。

宮城県美術館 宮城野原に移転?

宮城県美術館 宮城野原移転の続報

県の公共施設の立地 仙台市を無視して良いの?

 他にも,阿武隈急行復旧の行方,渡辺監督退任後のベガルタの動向なども含め,動きがあれば記事にしたいと思います。

 それでは,今年も訪問頂きありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

 

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2019年10月26日 (土)

仙台市地下鉄 踊り場に差し掛かる利用者数

恒例の仙台市地下鉄南北線・東西線各駅の利用者数(乗車数)が公表されました。

今年は,昨年よりもやや遅い時期の公表となりましたが,傾向としては,

「伸びる東西線に対し,踊り場に差し掛かる南北線」

というところでしょうか。

 南北線・東西線の一日平均利用者数は約25万人弱(乗換利用者の重複を除く)で,

利用者の割合は南北線:東西線で3:1の割合となります。

H29年度との比較では全線で約7千人(+3%弱)の利用増ですが,H28-H29年度の全線増加数が1.3万人(+5.5%)と比べるとやはり,全線の増加数が落ち込んできています。南北線は利用者減の駅もちらほらと現れており,ほぼ横ばいに近くなっています。

 

順調に増加する東西線

 乗換客込みで1日平均7.7万人と,開業前の需要予測値に近づいてきました。

H28-29が 約9千人(+14.1%)増に対し,H29-30が約6千人(+8.8%)増と,

伸び数が南北線を上回っているにしても,絶対数も増加率も落ちてきています。

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 南北線とは異なり,まだ全駅が増加基調ですが,各駅の性格が異なるため,増加数にばらつきが見られています。

荒井近辺のように,「人口増が見込める駅」,東北大や卸町イオンなどの「目的地としての利用が見込める駅」,

大町西公園のように「ともに厳しい駅」に分けられます。

●高い伸び率の東側

 東端側の3駅(荒井,六丁の目,卸町)は概ね15%以上の伸びが続いています。

 特に卸町駅は2割以上の伸びで,9月という年度途中にオープンしたのにも関わらずイオンスタイル卸町の影響が大きいのでしょう。従業員利用はもちろん,住民増にも貢献しており,引き続きH31年度(R1年度)も通年での好影響が見込まれると思われます。

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 荒井駅と六丁の目駅は,区画整理エリアへの人口の張り付きが順調である他,駅周辺の商業施設の立地も徐々に進み,期待感は相変わらず高い状況です。ただ,卸町駅を含め,最近続く大雨での冠水といった影響を受けやすいエリアであり,状況を注視する必要があるかも。

 一方,薬師堂駅や連坊駅は,大きな再開発可能な土地がないため,周辺の古い住宅地の相続等での再整備に頼らざるを得ず,伸び率は低下傾向。

 宮城野通駅は,東口で続く再開発の影響で,目的地としての利用者増が続くでしょうし,当然ヨドバシの再開発にも期待。

●伸び率が鈍化傾向の西側

 3千万円台の手頃な戸建ての供給が続く八木山動物公園駅周辺ですが,増加率も落ち着き5%を切りました。一方目的地としての東北大キャンパスを抱える青葉山駅,川内駅の利用者は,学生の居住エリアが代替わりの度に東西線沿線に移行しつつあるので,伸び率は+8~9%程度と比較的高い状況です。 さらに,2023年に青葉山新キャンパスに稼働が予定されている放射光施設の好影響も期待したいところ。

 マンションなど周辺人口が増え,アーケードに直結している青葉通一番町駅も8%超の高い伸び率を保っており,今後見込まれる都心再整備の好影響も受けるエリアでしょう。

 一方,都心部の端である大町西公園駅は,増加幅が急減し,ほぼ横ばいになってしまいました。南北線を含む全駅での最低利用者数の駅ながら,西側が広瀬川で駅勢圏が極端に狭いこと,目的地となる施設が少ないこと,足元の利用者はあまり地下鉄に乗らない(自転車・徒歩・広瀬通を走るバスで十分行動が可能)ということ,新規のマンション供給がなかったことが考えられます。今後は,大手町側でレーベンが景観面で賛否両論の高級マンションを分譲中で,入居が進めば駅利用者が多少は見込めるにしても,厳しい状況です。

 仙台市自体の人口が伸び悩み,そろそろ天井を打つ見込みの中,東西線沿線 にはもう少し頑張ってもらわないとという状況で,せめて利用者数が10万人まで伸びて欲しいところ。

住民の高齢化が進む南北線沿線

 一方,仙台都心を縦断し,南北の副都心を結ぶ大動脈南北線。台風で通路が浸水しても運行を止めない最強の安定感を誇っていますが,H30年度の利用者数の伸びはだいぶ鈍化しました。

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●高齢化が進む北方面

北方面では,高齢化が進み,居住者の代替わりが難しいS30年代から整備された地形が険しい住宅地が広がる旭ヶ丘駅・台原駅,及び周辺の開発が飽和し新たなマンション供給が止まって久しい八乙女駅の3駅の利用者が減少に転じました。八乙女は,後背地である加茂・長命ヶ丘という高齢化が進む住宅地の影響も否めない。

 泉中央駅もほぼ前年並みで,次年度には減少に転じるかもしれません。北部住宅地の高齢化は進んでおり,明石台・ガーデンシティ・紫山以外はどこも同じですし。泉中央自体の求心力は強いにしても,土地不足で新規マンションも数年に1棟という状況。

 勾当台公園駅や広瀬通駅の利用者もほぼ横ばい。 

 とはいえ,これまで朝晩ラッシュ時の混雑が問題になっていた北方面なので,利用者が天井を打つというのは悪い話ではないかもしれません。

●増加率が鈍化した南方面

 今回減少に転じた長町南駅は,八木山や山田,名取の高館3団地といった後背地の高齢化と通勤需要が減っているということと,東西線の八木山動物公園駅との駅勢圏の競合という状況なので,状況は厳しいながらも,これまでも減少に転じた翌年に増加というのを繰り返してきたので,ザ・モールの存在もあり,安定した利用者数が今後も見込まれるでしょう。

 南北線で随一の増加率の富沢駅は,富沢西の区画整理地区への戸建てやアパート供給が一気に進んでいること,駅近辺でもコンスタントに分譲マンションの供給があること,始発駅というメリットがあり,長町・あすと長町と比べても独自の存在感がありますね。

 一方,五橋駅から長町駅までは微増で,これまで高い伸び率を誇っていた長町駅も2%増と鈍化しました。H30年度は大規模タワーとして前年度に入居開始したワンパークレジデンシャルタワーズ(中央公園前の野村・ワールド物件)の好影響も見込める年でしたが,約200人増にとどまりました。JR長町駅の利用者もH30年度は200人弱の増と鈍化していたので,両駅とも同程度の増加にとどまることに。

 長町駅は,今年度途中に入居開始した三井のパークタワーと住友・ワールドのシティタワーあすとレジデンシャルによる利用者増も見込まれるので,来年の発表が楽しみです。 

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 震災バブル及び東西線開業効果が終息しつつある仙台市地下鉄。利用者数の急激な伸びは今後見込めないにせよ,仙台の基幹的な東西南北を結ぶ交通機関としての重要性は変わりません。伸びしろがある東西線はもちろん,正念場の南北線ももう少し頑張って乗客を伸ばして,より多くの方に利用して欲しいものです。

 

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2019年10月21日 (月)

あすと長町の近況(R1.10)~KHBの建物イメージが明らかに~

 これまでの数年間,あすと長町の話題の中心だった,高層分譲マンションが,長町駅東口のパークタワーあすと長町の竣工と入居開始で,ようやくひと段落を迎えた今秋。引き続いての話題は,相次いで着工となるJR東日本グループの長町駅東口開発と,杜の広場隣接地のKHB東日本放送の新社屋。ともに,令和3年の初めに建物自体の完成を見込んでいます。

 JR東日本グループの開発地は,9月下旬に起工式を行い,既に着工していますが,KHB東日本放送の新社屋予定地は,コインパーキングとしての利用も終了し,現在フェンスでの仮囲いと,工事事務所の準備が終わり,この25日に起工式を迎えます。

KHB新社屋 11月着工へ (8/17)

KHB東日本放送 あすと長町移転の続報 (2018/8/3)

KHB東日本放送 H33年にあすと長町へ (2016/3/12)

 起工式と完成予想パースのプレスリリースがありましたが,洗練された期待できるデザインですね。

  

建設計画の概要

建設場所 仙台市太白区あすと長町一丁目3番4
構造・規模 鉄骨造 地上4階 塔屋1階
用途   テレビスタジオ
延床面積 8,510.61平米
建築面積 2,964.98平米

運用開始 2021年10月1日(予定)

竣工   2021年1月31日(予定)

コンストラクションマネジャー 株式会社山下PMC

設計施工者 株式会社竹中工務店

景観に配慮した計画

 建築計画看板では地上5階とありましたが,実際は5階部分が塔屋で,実質4階建ての屋上にアンテナ部分が乗っかる形になります。また,アンテナもむき出しではなく,景観に配慮したカバーをかけるようで,それほど違和感はありません。

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 放送局部分は,予想通り北側の高齢者住宅寄りですが,アンテナは南側に寄せて,北側の高齢者住宅になるべく影響を与えないように配慮しています。

 斜めに配置されているガラス張りのスロープ?がアクセントの効果を発揮しそうですが,基本的には白基調でゼビアリやゼビオスポーツの黒基調に対して対照的です。

 広場に面した1階部分は,ガラス張りで開かれたスペースになっています。その1階に整備される多目的ホールと杜の広場との一体的な活用が期待でき,また,カフェも併設とのことで,杜の広場方面に開かれた空間というのは,あすと長町まちづくり基本方針に定められた,広場を取り囲むように中層の建物を配置するという,この広場の狙いに沿った形での活用となり嬉しく思います。ゼビオアリーナも,最近になって1階の空きスペースにヤマハの教室や塾が入居し,広場に面した部分のにぎわいが多少増したところで,両側に賑わいを感じ,ぐりりスポーツパーク側の店舗との相乗効果を発揮して欲しいところです。

 ニュースや情報番組などでのリポートとしてこの広場が使われるんでしょうし,様々なイベントの開催もあるのでしょうから,あすと長町のにぎわいを増す効果が期待できます。そいえばNHKの新放送局は錦町公園と一体的に活用できるよう,階段状の観覧スペースが整備されましたが,その目的ではあまり活用されていないようなので,KHBにはせっかくの広場隣接の立地条件を活かして欲しいもの。

NHK仙台放送局移転オープン(2018/2/4)

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未活用で残る南側2000平米

 現在,南側の2000平米については工事用事務所が設置され,放送局が完成する2021年春以降でないと着工できないのではと。立地機能もそんなに焦って決める必要はないのでしょうし,気長に待った方が良さそうです。逆に放送局の稼働開始が迫った時期の方が様々な相乗効果を期待しての立地申し出がありそう。残り少ないあすと長町の好立地なので。2000平米というのは狭い土地ではないですが,基本的に広場側に建物を寄せて,半分近くを駐車場として使うとすると,容積率が300%なのでそれほど床面積が確保できるわけではありません。純粋な商業機能というのは,杜の広場の人通りからちょっと厳しいかな。

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杜の広場側からは,すっかりフェンスに囲まれてしまいました。

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一方,大通側からは,入り口部分が開いており,中を見ることができました。

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大通沿いに謎のベンチ工事中

 そのKHB予定地そばのあすと長町大通の緑地帯部分に,10月末までの工期で,なぜかベンチ設置工事中です。

道路向かいのライオンズマンション付近でも同じ工事をしているようですが,なぜこんな場所に?

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 年2回の草刈り直後以外は,草ぼうぼうになっていたり荒れている期間も多いこの緑地帯に整備されるのは悪い話ではないですが,ここに整備される理由として考えられるのは,一応点字ブロックなど設置準備工事が行われながらそのままになっているバス停設置に伴う待合スペースとしてというもの(ただし,終点の市立病院が次なのでちょっと無理があるかも。道路向かいもバス停予定地の近くとはいえ多少場所がずれている。。。ということで謎です。ここでベンチに座って休憩というシチュエーションが思い浮かばない。散歩する高齢者の休憩用?)

 市立病院と長町南駅以遠を結ぶバスが走っていますが,この区間がほぼ空気輸送なので,仮に,この位置にバス停が設置されれば, 近隣住民が長町南のモールに行き帰りする需要を多少拾うことができそうではあります。ただ大通を歩行者が横断するには南北ともかなり遠回りをしなければならないので,仮にここにバス停が設置されたとしても上り下りが事実上別のバス停になってしまうという懸念もあります。バス停の名前も付けづらい。

アウトドアショップが11月にオープン

 あすと長町から線路を挟んで1歩出たところで,長町商店街の裏側にあたる新幹線高架に見下ろされた地味な場所に,キャンプ用品大手のスノーピーク商品を中心に扱うアウトドアショップ「ヒ・グラシ DIY&OUTDOOR CENTER 」がオープンします。地元の高野建設が関わり,既存の古い建物をリノベーションして出店とのことで,近隣のリノベ物件としては人気カフェのパブリック コーヒー&バーがありますが,長町商店街こそ仙台市が進めているリノベーション街づくりにの趣旨に合致するエリアと思っているので,古い廃業する商店等が多い割には,周辺人口が増えており,こういう専門店ショップは人気を集めると思われます。

プレスリリース

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 イメージパースはこんな感じですが,ピンとこなかったので,現地を探索してみました。

 新幹線高架と並行する細い道を長町一丁目方向から進むと,

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危なく通り過ぎるところでしたが,ここっぽい。マンションと古いアパートに挟まれた場所。

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ここかぁ。建物の全面にテントを展示するようなデッキスペースが整備されるようですが,これからのようでした。

駐車場はせいぜい5~6台程度でしょうか。

 

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目の前の道路が一方通行ではないものの,すれ違いに難儀する狭い道なので,車で行きやすい場所ではないのがネック。とはいえ,近年のアウトドアブームにのって,人気を集めそうなショップです。

 カフェは,フラットホワイトコーヒーから豆の提供を受けるとのことで,最近はイグーネ荒井に出店している人気店との相乗効果もありそう。

 オープンする11月9日には,コーヒー豆のプレゼントやトークショーなどがあるようです。

tekuteながまちにハチオープン

 twitterでも流していましたが,tekuteながまち内,最北端のヴィスキオーレ跡地に,ハンバーグレストランハチ長町店がオープンです。時期は11月初旬とのことで,昨年秋に空き店舗になってから1年でようやくこの場所が埋まります。

 ホームページ

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 今日前を通ったところ,改装工事は途中ながらも,従業員の訓練的なことをしていました。

 ハチは仙台駅にも出店しており,JRグループとの関係があることからの誘致と推測しましたが,地元での人気店の出店は嬉しいです。

 以前の店はテラス席もありましたが,オープンが11月なので,しばらく春までの活用は難しそう。また,令和3年1月までの1年以上は目の前が同JR系列の開発工事が行われる関係で,あまり外をアピールはできないのは残念なところ。

 とはいえ,周辺の奥さん方に人気の店になりそうで,さらに 目の前の三井のパークタワーあすと長町が完成・入居開始したため,足元人口も数百人単位で増えるところは好材料か。

 

イオンタウン予定地は,リパーク復活か?

 車で通った時に気づきましたが,白色に緑の縁取りの看板が設置されていました。これってやっぱりリパークだよなぁと。既定路線とは思っていましたが,上述の着工した2つのプロジェクトのため,地区内のコインパーキングが減っているので,そういう意味では良かったと思うしかない。

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2019年9月27日 (金)

JR長町駅東口開発計画正式発表

 6月に記事にしていました,JR長町駅東口の実質的なtekuteながまちの拡張計画が,JRグループから正式発表になりました。

 過去記事

JRの長町駅東口開発計画が明らかに(6/15)

あすと長町の近況(R1.8)~コインパーキングに動きが~ (8/20)

プレスリリース

(仮称)長町駅東口開発計画に着手しま

 賃貸住宅部分は,1Kから3LDKまでバラエティに富んだ部屋のタイプが提供されます。

面積比は概ね予想通りながらも,住居が5000平米弱,商業が2000平米弱。商業はもう少し大きくとって欲しかった。

この面積は延べ床面積ベースであることから,商業床としてはもう少し小さくなりそう。そうすると,tekuteながまち(商業床は,発表ベースでは1600平米程度でした。 )よりも小さくなりそう。2階建ての割には商業床面積が小さいことに。 

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 イメージパースを見るかぎりでは,デッキなどが整備され,意匠的には面白そう。単に箱に囲い込む商業施設ではなかったのは嬉しい。

 商業施設単独の南棟と賃貸住宅併設の北棟に分かれ,相互にデッキで接続となりますが,賃貸住宅部分が線路と南北に平行で,西向きというのは,先月時点で情報は入っていながらも,あえて三井パークタワーの西向きの眺望を阻害することになるので残念。

 賃貸住宅部分を南側に寄せた方が,相互の眺望を阻害せずに済むのに。

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 JRにとって,線路に面したつくりの方が,新幹線や電車の眺望が期待できるので,そういった客層にアピールできるという考えか。

 あと,北棟と三井パークタワーとの間は一部駐車場とされていますが,これは居住者向け?

 商業施設利用者向けの駐車場は,ただでさえこの開発予定地にあったリパークが16日に閉鎖されたばかりで,tekuteながまちの駐車場が多少タイトになっている状況で,この新規開発計画の附置駐車場が敷地の残る部分に確保されないと,集客上も厳しくなるのではと。

 それに大店立地法上でも,駐車場の設置が求められるし。

テナント構成は?

 現tekuteながまちを補完する構成といっても,開業から4年近く経つ現tekute。昨年から店舗の閉店や入れ替わりが始まっており,北端の閉店したイタリアンレストラン&デリ部分への居抜き新規出店の気配が見られる状況ながらも,平日昼間の人通りの弱さは否めない。

 それを補強するためのtekute拡張でもあるので,単なるtekuteの拡張ではつまらない。というか,同業で増やすだけではパイが変わらず薄まるだけで,経営的にはおいしくない。

 スーパー機能は,tekuteで生鮮3品+ジュピターで概ねカバーされていますが,足りないのは飲食店機能。ただ,上述のとおり,イベント開催休日などはともかく,平日昼間の人通りの弱さがありながらも,賑わい創出のために,飲食店を増やすことが第一かなと。

 加えて,tekuteに弱い物販も付加していくのでしょうが,個人的に欲しい本屋はこの店舗面積では厳しいかな。

 スーパー機能の補完でドラッグストアとかが安易に導入されそうだけど,あすと内には過当競争な位ドラッグストアはあるし,駅近にはたいはっくるの地下にマツキヨもあるから,ドラッグストアで貴重な商業床を使わないで欲しい。でもココカラファインとかが出店しそう。

(10/10追記)

導入機能として,クリニックや学習塾というのも出ています。クリニックは市立病院近辺への集積やたいはっくるの2階の医療モール的な空間もあり,もうお腹いっぱいなんですが,駅前という立地条件から独立開業を希望する医師もいるでしょうから,デベロッパーとしては収益性が高い。学習塾は,現在長町南駅周辺,及び長町駅と長町南駅の間に集中していますが,あすと内の高層マンションの子供をターゲットにするのであれば,より通いやすいところとして,今回開発地は最適の立地になりますね。

そうすると,サービス機能が比較的多めのテナント構成になりそうです。あえてこのJR開発内ではなく,三井パークタワーの杜のテラスなど,他のビルなどに入ってくれれば良かったのにとも思ったり。

 それにしても,この土地の容積率を全て使わない,もったいない開発に留まるというのが,現時点でのあすと長町に対するJRグループの認識なんでしょう。 それでも,tekute開業からまだ4年の時点で,第2期の開発に着手するということには感謝です。駅前が魅力ないと,人を引き寄せる街にならないし,そういう責任を負っているということを,長町駅東口の土地を所有している某企業にも認識して欲しいものです。

 

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2019年8月24日 (土)

とうとうヨドバシ再開発着工&ZEPP仙台再出店か!

 明日,投開票が行われる仙台市議選。現議長の方からツイッターで情報発信がありました。

ヨドバシの藤沢社長に,ZEPP再出店の直談判を行ったところ,「15階建ての再開発ビルが今秋着工し,その中にZEPPも仙台駅側に入る方向で調整中」とのこと。

 まぁ,この情報は1年半前とそれほど変わらないので,この方の動き云々は関係なく進んでいた話の近況が判明した程度の話ではあります。

 ただ,ヨドバシは非上場企業で,出てくる情報はアセスのような正式な申請情報は別としても,怪しい関係者のリークで地元紙や経済誌にのる真偽不明の情報が多かったので,現市議会議長が社長に直談判しての回答であれば,それだけでも信ぴょう性の面からありがたい。

 しかし,こんな選挙日前日にというのは,ちょっと意図的なものを感じたり。なので,その投稿や動画へのリンクは張りません。Twitterの方にありますのでご参照を。

仙台ヨドバシ第一ビル開発に動き ZEPP仙台再出店も? (2018/2/10)

 主な内容は上記リンクと大筋は変わらないので,こちらをたどって下さい。過去のすったもんだの経緯も分かります。

新たな情報としては

 (旧)地上20階,早ければ2019年春着工    ⇒ (新)地上15階,2019年秋着工

 という位。ホールと目されていた位置は,仙台駅側の細長いB棟の中に図面上落とし込まれていたのですが,それほど変わらない模様。

 地上15階のようですが,当初のアセス時点で高さ60m程度で想定されていたB棟のことであれば,建物の用途によりワンフロアあたりの階高は変わってくるので,ホテルとしてのグレードを上げる話であれば,特段高さに変更はなかったのかも(以前の情報の信ぴょう性の問題)。

規制緩和の効果か?

 この秋着工ということは,例の先月発表された,

せんだい都心再構築プロジェクト(第1期) 施策発表!(7/16)

せんだい都心再構築プロジェクト(第1期) 施策発表!(その2)対象となるビルは? (8/23)

 の好影響もあるんでしょうね。もともと,この規制緩和を織り込んでの仙台市との計画調整を行っていたんでしょうし。

 ただし,現建物の再開発ではなく既に更地化していたこと,都市機能緊急整備区域エリアは西口のみ(今後拡大予定),高機能オフィスの整備は旧計画に入っていないことから

  ペデストリアンデッキとの接続・バスターミナルの設置・公共交通利用促進施策等によりで駐車場義務付け台数の大幅な軽減(55%)が可能

 との関係で,実質的な駐車場以外の床面積を増やすことができるメリットはありそうですが,家電店中心という業態や,競合との戦略上駐車場をどこまで減らすかは不明です。

 今回の規制緩和では,結局高機能オフィスを整備しないと容積率の大幅緩和は勝ち取れないが,ヨドバシとしては2012年に完成済の第二ビルにオフィスを整備しており,長年テナント獲得に苦しんだ過去があるので,今回の第一ビルの計画に盛り込むとは考えられない。

 よって,今回の規制緩和による容積率緩和というアメの享受は受けることができなさそうですが,仙台市との調整により材料は出し尽くされての着工に向けた段階に入ったとみています。

大型ライブハウス間の競合

 これも,前回書いていますので簡単に。

 復活するZEPPの規模は分かりませんが,震災後相次いで設置された荒井駅前の仙台GIGS(1500人スタンディング),あすと長町の仙台PIT(1451人スタンディング)の規模を意識しながら,少なくとも全国最小規模だった旧ZEPP仙台(1575人スタンディング)の規模は超える方向でしょう。

 この仙台駅東口という交通至便な場所に復活する上,旧ゼップ時代にはなかった東口改札や新東西自由通路も完成し,仙台駅利用者のアクセスは当時よりも向上します。出演者がライブ後に泊まらずに21時半の新幹線で東京に戻れるほどの立地が復活することに。

 また,これまで及び競合の大型ライブハウスと異なり,恒久施設への入居となるので,今後数十年にわたる存続が可能となることも,大きいでしょう。

 その競合についてですが,当初苦戦していた仙台GIGSは,それなりにコンスタントに仙台PITと同程度の公演を誘致できているようですが,その両施設にとって,2年以上先の話とはいえ,仙台駅東口直結のZEPP仙台復活は脅威でしょうが,この3つの大型ライブハウスが切磋琢磨して,仙台へのライブ誘致や誘客に頑張ってもらえれば。もちろん,共倒れにならないように。

 

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