勾当台エリア活性化に向けて その2(定禅寺通の車道縮小へ)
仙台市が進めている,勾当台エリアの活性化。
勾当台公園の再整備と並び,2019年4月から仙台市の事業が始まった定禅寺通活性化の推進。
春から秋にかけては,歩道の一部にテーブルを置いて沿道のお店の疑似オープンカフェとしての活用を模索。
昨秋の10月には車線を1車線縮小して歩道空間を広げた社会実験を数日間にわたり実施しています。
そもそも,定禅寺通の西側は広瀬川によって遮られ,T字路になっているので,この沿道に用がある車が大部分であるため,基本的にそれほど交通量が多い訳ではありません。
さらに西側に向かおうとするクルマが,混雑する広瀬通や北四番丁通を避けて,迂回路としての用途がある位。
よって,片側3車線ある定禅寺通は,藤崎付近の青葉通のように,片側2車線まで狭めて,歩行空間拡大のために利用し,イベントを行いやすくして賑わいを高めようという構想。
既にWeb上では記事が消えていますが,正月の地元紙一面でも,完全一方通行化を含めた3案が検討されているとの構想が紹介されていました。さすがに青葉通の西口で打ち出されているように一部といえども完全広場化は難しいか。
定禅寺通りについての雑感
仙台を代表する通りで,光のページェントやジャズフェスなどの定禅寺通がメインのイベント会場としても有名です。沿道には仙台を代表する建築であるメディアテークや,現在宮城野原への移転検討が進められている老朽化しながらも仙台の芸術文化の殿堂である県民会館(東京エレクトロンホール宮城)が立地し,周辺には市役所や一番町四丁目商店街,国分町など周辺の主要スポットを繋ぐ重要な役割を果たしています。
中央分離帯には歩道スペースが確保されているのも特徴的で,仙台の3つの東西に走るメイン通の中では唯一。この分離帯スペースに生育しているケヤキ並木の厚み故に,青葉通を上回り仙台を代表する並木道として名をはせている印象です。
ただ,この分離帯スペース。光のページェントやジャズフェスなどのイベント時には賑わっていますが,それ以外は正直言って中途半端な存在に感じます。彫刻などが配置され,るるぶ・マップルなどに取り上げられる代表的な場所なので,観光客が歩いているのはよく見ますが,市民からするとちょっと歩くのが恥ずかしいスペース。同じ中央分離帯でも札幌の大通公園とは全く違う。
幅も中途半端で,その分離帯に何が目的地があるわけではない。ベンチはあるけれど隣をせわしなくクルマが通り,排ガスまみれでゆっくりできるような場所ではない。よって特に意識しなければ,南北両側の歩道を通ってしまいます。
国分町通交差点に続き,晩翠通交差点部分がスクランブル交差点かされ,西側の分離帯に直接渡ることができるようになりましたが,基本的に置かれている環境は変わらない。
よって,個人的な思いとすれば,定禅寺通の車道を削減し広場空間化に用いる場合は,中途半端に1車線分ずつ南北両側の歩道部分の拡幅ではなく,2車線分を中央分離帯部分の拡幅に使って欲しいと思います。そうすれば,ちょっとしたイベントも開きやすくなり,オープンカフェとしての活用にも。特にGW頃からの五月晴れの時期は,ケヤキ並木の新緑がより魅力的な場所になりそうです。
県民会館跡地
すったもんだしている美術館と異なり,すんなり移転場所も決まりつつある県民会館。
でも,こっちも劇団四季の定期公演のハコでもあるし,集客力のある演歌歌手の公演も頻繁に行われるこの県民会館がこの地から移転してしまえば,客層が重なる仙台三越や公演後の国分町飲食店を中心に影響が大きいのではと思います。
定禅寺通の奥に位置する市民会館も同時期に移転するし。まぁ,市民会館は西公園あたりにという可能性が高そう(同じ公園をつぶすのであれば錦町公園よりも影響が小さいという面で)で現位置とあまり変わらない可能性もありますが。
跡地活用については,県はまず仙台市に打診するとのことなので,中央署跡地活用の時のようにプチバブルで111億円の恵み!と市場原理に任せてということはなさそうなので,ちょっと安心。
大変な仙台市
でも,仙台市としてもこの土地を購入してもこの地に必要な公共施設は特にないし,市民会館と市役所という2大投資が控えている中,そんな余裕はない。市の意向に沿った活用ができるデベロッパーを見つけてくること位というのが歯がゆい。
「せんだい都心再構築プロジェクト」による仙台駅西口を中心とする再開発支援も重要で,やることは多くともマンパワーも予算も厳しい仙台市。この状況なので,あっちもこっちもと欲張り中途半端にならないように。まず優先順位は①西口②勾当台③東口かなと。東口は条件が恵まれていて,勝手に動いていくと思うので。
2020年2月 8日 (土)
勾当台エリア活性化に向けて その1(勾当台公園再整備)
平成27年度の仙台駅東西自由通路の拡幅や東西線開業によって,集客力が高まった仙台駅周辺。一方,東西線の駅設置により藤崎付近の青葉通一番町駅周辺へはテコ入れにはなりましたが,仙台を代表するイベントが多数行われる定禅寺通り・勾当台公園エリアについては変化の動きが小休止といった感がありました。アーケード街の北端である「一番町四丁目商店街」も,古くからの個店の閉店に伴い,隣接する国分町に引っ張られてなのかチェーン店の飲食店が増えており,核となる店舗の三越も売り上げが減少傾向であるなど,気になっていたところ。
ようやく,老朽化した市役所の建替えが動き出し,定禅寺通の車道削減による広場化の動きが年初の河北新報に掲載されるなど,エリアとしてのリニューアルに期待できる状況の中,仙台市の新年度の予算案では,まちづくりとして仙台駅前青葉通の広場化検討と並び勾当台エリアの再整備検討のための予算が確保されました。
勾当台公園再整備へ 仙台市、都市活力創出狙う
仙台市は29日、総額5411億円の2020年度一般会計当初予算案を発表した。19年度当初比152億円(2.7%)減。教育環境や子育て支援の充実に重点配分した。都心再構築プロジェクトとして、勾当台公園(青葉区)の再整備に乗り出す。特別会計と企業会計を合わせた総会計は1兆788億円で、9年連続の1兆円台となった。
一般会計には不登校対策で適応指導教室「杜のひろば」増設費1298万円を計上。第三者の専門家によるいじめ相談支援窓口の新設、運営費789万円も盛り込んだ。新たに始める5歳児対象の発達相談事業に615万円、子ども医療費助成の所得制限緩和の準備に3817万円を充てた。まちづくりでは「勾当台ビジョン(仮称)」策定に500万円、勾当台公園の再整備方針の検討に664万円、東二番丁通と西公園通(青葉区)の歩道空間の検討に600万円を配分。JR仙台駅西口の公共空間の在り方検討に1800万円を充当し、青葉通の一部広場化の可能性を探る。
歳出は、扶助費が19年度比3.1%増の1232億円。人件費、公債費を含む義務的経費は2.5%増の3015億円となり、歳出全体の55.7%を占めた。
歳入は、市税が0.5%減の2179億円、国庫支出金が0.2%増の918億円、地方交付税が9.3%減の193億円。市債発行は学校建設などで3.9%増加し、518億円となった。財源不足を補うため、財政調整基金から165億円を取り崩した。
郡和子市長は定例記者会見で「20年度は東日本大震災の発生10年目に入る。109万の市人口は近く減少が見込まれ、ポスト復興のまちづくりに向けた挑戦との意味を込めた」と当初予算編成の狙いを説明した(1/29河北朝刊)。
定禅寺通の車道削減の検討に続き,勾当台公園自体の再整備を進めるとのことです。
現在の勾当台公園は,
〇いこいのゾーン(勾当台通東側)
〇にぎわいのゾーン(いわゆる市民広場)
〇歴史のゾーン(県庁議会棟と勾当台通の間)
の3つのゾーンに分かれ,メインのいこいのゾーンは勾当台通側と国の仙台合同庁舎側とのレベル差を生かした2つの顔を持っています。正直,合同庁舎側は野外音楽堂があったのは知っていたけど,滝噴水の裏の広場の存在を認識したのはつい昨年。こんなところがあったんだと。
仙台七夕まつりやジャズフェス,みちのくよさこい,青葉区民まつり,光のページェントなどのお祭り・イベント時には,にぎわいのゾーン(市民広場)がメイン。
東側はもったいない使い方
いこいのゾーンはサブ会場的な形で,上段の野外音楽堂を含め使用されていますが,普段は道路向かいの市民広場のみで収まるイベントも多く,はっきり言って勾当台公園自体は意外に地味な活用状況だったり。特に,昨年末のページェントでは資金不足でいこいのゾーン部分のイルミネーションが中止になり,エビスバーと大道芸のみで寒々しい状態でした。何か空気感満載のライトアップされたラプラスはいましたが。
通常時は”動”の市民広場と”静”のいこいの広場という棲み分けで,近隣オフィスや官公庁職員のオアシスとしての役割を果たしていますが,勾当台通東側の使い方はあまり人が寄り付かない花壇としてだったり,歴史のゾーンは県庁市役所前南行バス停の陰で単なる通路と喫煙スペースになっているなど,ちょっともったいないという感想を持っていました。
特に歴史のゾーンは,県庁市役所前南行バス停の拡張による路線バスと高速バス停の分離(高速バスの待機場としての活用)などに使った方が有意義だと思いますが。
市民広場は新市役所広場との連携を
市民広場は活用され過ぎて,予約が取りづらい状況。そして天候に左右される面が大きいから,今回の市役所建替えに合わせて,新市役所側広場との連携による実質的拡張と,新市役所屋内広場との連携を図って欲しいです。考えは過去記事のとおりですが。
仙台市役所 建て替えに関するシンポジウムへ (2019/7/13)
これだけ春から秋までの気候が良いシーズンに毎日のようにイベントを開催しているスペースは貴重であり,より集客を図るとともに出展者優しく,使いやすいスペースになることを望みます。
勾当台公園は,駅名及びエリアを象徴する地名として使われており,現在進められている市役所と市民会館建替えでも,ともにこの公園敷地が当て馬的に候補地にリストアップされながらも,「この公園をつぶすわけにいかない」と実質的に候補から外されているような仙台を代表する公園です。どのように再整備されるか楽しみです。
2020年1月15日 (水)
仙台で都市緑化フェア再び!?
最近,矢継ぎ早に,都心部エリアを重視した施策を打ち出している仙台市。
都心の再開発促進,車道縮小によるオープンスペース確保や緑化など,車社会から公共交通を重視する社会への転換を意図した施策が続いていましたが,今度は,都心部周縁エリアへのまさかの都市緑化フェアの誘致とは!
仙台市、23年度開催の緑化フェア誘致へ 34年ぶり
仙台市は14日、国内最大級の花と緑の祭典「全国都市緑化フェア」の2023年度の開催を目指し、誘致に乗り出すと発表した。実現すれば、政令市移行などを記念し「グリーンフェアせんだい」の愛称で開催した1989年以来、34年ぶりとなる。
緑化フェアは83年から毎年開かれ、公益財団法人都市緑化機構(東京)と開催自治体が主催。都市緑化宣言や記念植樹、シンポジウムなどがあり、100万人以上が来場する。
市によると、2023年度フェアは4月下旬~6月上旬の開催を見込む。青葉山公園(青葉区)の追廻地区、西公園南側、広瀬川をメイン会場に都心部の公園の活用も想定する。(以下略:河北1/15より引用)
前回は,大成功に終わった「未来の東北博」から間もない時期に開催され,そこそこ成功したミニ博覧会という印象でした。
記事中にもあるように,前回の1989年開催 は,七北田公園開催でしたが,3年後に地下鉄延伸を控えた泉中央の街びらき記念イベントのような意味合いでした。自分も子供のころながらも,親に連れられ初めて泉中央を訪れた覚えがあります。当時は区役所とイズミティ21位しか目立った建物がなく,道路は出来ていながらも一面の空き地で,そのあたりの空き地を利用した駐車場に停めた記憶が。
バブル期で,まだ筑波研究学園都市で開催された筑波EXPO,みなとみらいのPRも兼ねた横浜博など,全国で博覧会が盛況だった時期。その後の90年代は,お台場開催の都市博が中止になったり,仙台でもあの「ゆめ博」が大赤字をこさえて,その後処理に苦慮したり,その後博覧会形式は陳腐化した印象でしたが,まだ都市緑化フェア自体が存続していたというのが驚き。
23年度の開催候補地は,広瀬川を挟んだ青葉山エリアと西公園エリアを中心にとのことで,特に追廻地区への公園化を目的とした再整備(青葉山公園整備 )と,一帯のPRを兼ねることができ,さらに輸送機関としては東西線があるから,開催にあたっての条件は満たしているのでは。
仙台市として,青葉山公園基本計画に基づき検討を進めているエリアで,仙台の一大観光名所の仙台城跡の展望台も含まれているから,今は孤立している展望台と国際センター駅エリアをつなぐ役割を,旧追廻地区が果たすことになります。
仙台城跡の現在のアクセスは自家用車又は輸送力の低くひたすら時間がかかる,「るーぷる仙台」に限られており,観光客にとって正直ふらっと訪れやすい場所ではありません。特に夜間はアクセスが自家用車に限られます。
うまく観光客向けのアクセス手段を整備すれば,札幌の藻岩山のような夜景の名所になるのではと思っていますが,史跡なのでロープウェイやリフトなども難しく,そうすると国際センター駅からのシャトルバスなどを運行することで,夜の集客を図ることができれば,エリア全体の賑わいを増すことにつながるのではと思っています。
そういった,観光地としての可能性を高める意味で,この地に注目を集める意味での開催でしょう。GWを挟んでの1か月半のイベントであること,もともと計画されている青葉山公園整備地が活用できることからすると,負担額それほど大きくはないと思慮しますが,ライバル都市がいない,引く手あまたのイベントではないということは,この「都市緑化フェア」の費用対効果の程度を表しているのかも。
とはいえ,市民にとっての身近なウォーターフロントを持たない(仙台港は工業港だし,津波被災のイメージあり)仙台市にとって,都心近くのこの広瀬川を中心とする西公園エリアを含めたリバーサイドに市民・観光客を集めることは,方向性として望まれているものだと思うので,このイベントの誘致には基本的に賛成です。
仙台市の目指す方向性が,市長が変わっても脈々を受け継がれているということは,安心を感じます。
過去記事から
都市の憩いの空間(2018/7/7)
都心のオアシス(2005/1/30)
2019年11月16日 (土)
宮城県美術館 宮城野原に移転?
市のクラシックホール(音楽堂)の移転新築の話が,20年越しに候補地が転々しまだ決まっていないのに,同じく老朽化した県民会館の移転地が事実上宮城野原の国立医療センター跡地に電光石火で決定していましたが,その宮城野原の跡地利用として,宮城県美術館も合わせて総合芸術複合施設として整備する話が突然,今朝の河北新報朝刊1面に出てきました。
県は決まるのが早いのですが,検討が拙速な面も。一方,市は石橋を叩き続けて渡らないような慎重さがもどかしい。今回も候補地選定の最終盤で「貴重な公園をつぶすな」という意見に右往左往している状況。もちろん,様々な意見を積み上げて,民主的な方が望ましい。
その突然,宮城野原に県民会館との複合施設として整備する構想が出てきた宮城県美術館ですが,正直,「建替えは早いんじゃない?」と思いました。
狙いは何?
狙いとしては芸術系の複合施設として,県民会館と併せて整備するというのは考えとしてはありだし,青森犬やシャガールの「アレコ」で有名な青森県美術館(以下写真),金沢の21世紀美術館のような全国的に有名な美術館として売り出すには,既存のハコにとらわれずに新しく整備すべきとの考えなのでしょうか。でも,当然美術館はハコよりは中身次第なのは当然で,現時点ではコンセプトが見えないので何とも。
仮に,宮城野原の旧医療センター跡地に整備となった場合,跡地全体が6.7haあるので,ホールで1~2ha使っても,駐車場を含めてまだ余裕はあります。楽天のスタジアムと併せて,観光の目的地となる施設がこの近辺に集まることになります。野球ファンと芸術ファンは余り相いれないにしても,面白い展開ではあるかも。
現在の美術館ではるーぷる仙台のルート上にはあるにしても,他の観光施設との連携は弱いので。宮城野原の交通の便は鉄道駅の近辺という点では現位置と比較して劣らず(東西線で仙台駅から3駅で10分強⇒仙石線で仙台駅から2駅で10分),自動車交通の面では,都心と4号バイパスを結ぶ元寺小路福室線の沿道で,仙台東道路の候補ルートでもあるから,県としては現在整備に向けて動いている防災拠点との連携を含めて,力を入れているエリアでもあります。
でも違和感が。。。
まだ建築から40年経っていないのと,東北大学川内キャンパス近くの文教地区に佇むシンボリックな建物であり,また,佐藤忠良記念館やアリスの庭など,空間としても,現在でも陳腐さを感じない施設であり,リニューアルしながら長く生かすべきものだと思っていました。
あの,カフェモーツアルトフィガロが面している中庭も非常に落ち着く空間です。
それに,震災復興の事業が落ち着きつつあり,通常モードに戻りつつある中,後回しになっている事業があるはずで,これまでリニューアル前提で進んでいた県美術館が突然移転新築の話が出るというのが,非常に不自然な感があります。
移転新築としたら100億円は下らないでしょうし,県民会館と併せると数百億円のプロジェクトに。隣接する防災拠点の用地買収費にも数百億円を投じる中(国の補助事業とはいえ),このエリアをなぜこんなに重視するのか。
もちろん,宮城スタジアム,宮城県図書館,宮城大学と,あえて仙台市を避けて車でしか行けない場所に県施設を作りまくった時代の反省として,仮に宮城野原に移転する場合の立地条件は文句ないとはいえ,現美術館の跡地も,環境が良すぎて文教目的にしか使いづらい場所であり,分譲マンション用地として売却して整備費を生み出すことはできない場所です。
せっかく仙台市が地下鉄東西線を作ってくれて,アクセスが改善したのに,そこから敢えて移転するというメリットは小さいと。駐車場も確保されているし,非常にバランスが取れた場所にある現美術館を活かしていく方向で再検討を願いたいところです。
2019年8月18日 (日)
89ers ゼビアリ本拠地としての 新シーズン日程発表
3月に記事にしていた,89ersがゼビオアリーナ仙台を本拠地に変更する件について,9月末からの2019-20シーズンの日程が発表になっていました。全30試合のうち,7割超の22試合がゼビオアリーナでの開催で,昨シーズンの18試合から4試合の増となります。
89ers ゼビオアリーナ仙台を本拠地へ (2019/03/13)
残りは,6試合を仙台市体育館,2試合を久々の南三陸町のベイサイドアリーナでの開催となります。
シーズン当初から2月頭まではほぼゼビアリ開催で,仙台市体育館開催日は単にゼビアリが埋まっていたのか,仙台市に仁義を切ったためか分かりませんが,開催場所であまり迷うことがなくなり,分かりやすさUP!
臨時席1000席を増設
ゴール裏に1000席増設とのことだと,両サイド各500席ずつ。単にパイプ椅子を並べるにしても,それなりのボリュームになるので,その増設イメージが知りたい。となると,試合に行ってみるしかない?
ゼビオアリーナのさらなる活用
8月から9月の頭にかけては,欅坂46の3daysと,スピッツを中心とするロックの細道の2days他,ライブの開催が7日間もあります。
来月からは,89ersがアーリーカップか及び公式戦を含め,月あたり2~5日の活用となり,大分底上げになります。
2年後には,KHB東日本放送が移転してきて,杜の広場やこのゼビオアリーナと連携した活用が期待できるし,ライブでは適度なコンパクトさで後ろの席でもアーチストの顔が見える「神会場」として有名になっていますし,仙台の宝としてゼビオに感謝しながら今後とも積極的な活用を期待したいところです。
2019年7月13日 (土)
仙台市役所 建て替えに関するシンポジウムへ
昨晩,メディアテークで行われたシンポジウムに参加してきました。
芸工大の馬場先生が参加するとのことだったので,面白い話が聞けるかなと。
やっぱりメディアテークは昼でも夜でも映えるなぁ。また会場の1階のオープンスペースは,通りすがりの人も途中で参加できたり,隣接するクレプスキュールカフェで,ゆっくりコーヒーや輸入ビールを飲みながら聞くこともできたり。
<仙台市役所建て替え>新庁舎と広場一体活用探る 市民らシンポ
仙台市は11日、市役所本庁舎の建て替えに関するシンポジウム「これからの市役所と市民広場」を青葉区のせんだメディアテークで開いた。市民約120人が参加し、新庁舎低層部と敷地内広場、隣接する勾当台公園市民広場の一体的な活用をテーマに話し合った。
東北芸術工科大の馬場正尊教授が講演。高層ビルに囲まれた公園に芝生を植えた結果、住民が集うようになった東京・南池袋の事例を紹介し「定禅寺通から市役所周辺まで、芝生が一続きに広がる公園に再整備してはどうか」と提案した。
パネル討論では、新庁舎低層部の使い方に話題が及んだ。日本建築家協会東北支部の手島浩之氏は「市民が市政情報を得られる場が必要。市民、行政、議会が対話を重ね、議論の果実を市政に反映させる仕組みがあっていい」と語った。
東北大大学院工学研究科の姥浦道生准教授は、低層部に商業施設を入居させる案に触れ「単に新庁舎の維持管理費を稼ぐというだけの発想にとどまらず、仙台はどう良くなるのかという広い意味での事業性を考慮すべきだ」と指摘した。
会場では開会前、河北新報社が3D地図を使い新庁舎の建設イメージをシミュレーションした動画が上映された(7/12河北)。
【3D動画】仙台市役所本庁舎建て替え 河北新報社シミュレーション
https://www.kahoku.co.jp/movie/archive/2019/zv4DEnxgFa8.html
概要は上記の河北記事参照。自分の考えは過去記事からあまり変わってないなぁ。
仙台市役所建て替え 1棟19階建ての方針(2/8)
また,候補地など前提条件が決まる前の記事は下の2つ。
仙台市役所新築 3つの候補地 (2018/2/3)
仙台市役所建て替え本格検討再開 (2016/2/21)
現市役所敷地の面積については,勘違いしていてせまっ苦しいイメージがあったけど,ロータリー部分や裏側の駐車場部分を含めて,市民広場よりもよっぽど広かったんですね。
なお,勾当台通りを挟んだ県庁18階からの写真。この立地条件で現状の8階建ての庁舎としての活用ではもったいない。
改めて,主張するところは,
- 1.市庁舎は西側(現在の議会棟付近を中心)とし,東側にまとまった広場スペースを設置するべき。
- 2.従来の市民広場とより一体的活用のため,間を通る市道は週末等通行止めにし,南北の広場と統一した意匠・機能を。
- 3.北側の市役所側の広場は,市役所の低層棟部分の屋内広場と連携して使えるように。
- 4.勾当台通と隔絶したランドスケープの県庁・県議会庁舎と異なり,大通りとの一体感を。
- 5.公共交通の利便性確保のため,勾当台公園駅との接続と簡易バスターミナルとしての再整備
イメージを落とし込んだものは ↓ のとおり。
1. 西側庁舎・東側広場であれば,庁舎部分は市民広場西側のパークビルと並ぶ形となり,壁面がある程度揃い,収まりが良くなるし,東側の広場は市民広場と同程度のスペースを確保できるし,両方の広場を合わせて整形のスペースが確保できること。
2. その間の市道は,西公園通りと愛宕上杉通間の定禅寺通りを補完する重要な市道なので,理想は廃止ながら,簡単には廃止できなない。よって,広場と同様のタイル敷きとして,広場と車道・歩道を同レベルにしながら,歩道と車道は鉄製のポールをたてて安全を確保する(週末などのイベント時は収納して,南北の広場をつなぐスペースとする)。
3.市役所低層棟の屋内広場は,北側広場と一体的に活用できるようにして,ちょっとした展示会も行えるように。また,イメージは過去記事で提示したような,長岡市役所(アオーレ長岡)の平土間が参考になる。イベント実施の際,特にこのような梅雨時は天気に左右されるし,当然冬の広場活用の可能性を広げるためにも,屋内広場との連携は必要。
4.県庁側は市役所よりは敷地に余裕があったとはいえ,勾当台通りと県議会庁舎の間は完全に遮断され,通ることができず,緑化されているとはいえ,あまり人通りのない暗い空間になっているのはもったいない。そのような背景があるので,市役所側は広場を配置して勾当台通と一体的な空間を構築できればと思います。
5.地下鉄南北線の勾当台公園駅と新市役所庁舎は,地下通路で接続する方向とのことで,シンポジウムで説明された整備イメージに明記されています!これは朗報でした。現在の北1出入り口の階段・エスカレータの手前で左側に折れる形になるので,結構距離はあるけど,雨や雪の日でも天気に左右されずに駅と直結するのは嬉しいこと(市職員ではないけど)。
そのほか,計画はされていませんが,県庁市役所前バス停の再整備を行えないかなと。
特に,北行きは交差点を挟んで,市役所本庁舎前と北庁舎前に分散しているので,慣れている人はいいけど,自分もだがたまにしか使わない方にとっては,どっちから発車するのか不安だし焦るので,余裕ができる現市役所前を活用して,集約した方が,地下鉄北四番丁駅バス停との間隔の狭さを緩和する意味でもよいのではと。
また,南行は,路線バス(市バス・宮交バス)はこのままで良くても,このバス停を始点とする山形行,石巻行,気仙沼行,蔵王・村田行などの高速バスは,発車直前にバス停にバスが到着するようにはしていても,路線バスの発着の邪魔になっているし,利用者にとってもゆっくり待つことができないので,奥まったスペースを活用して,路線バスの邪魔にならない待機場兼発車バースを整備できれば,分かりやすさと快適さが確保され,利用者も増えるのではと。特に仙台駅前からだと座れないことから,県庁市役所前を使う需要があります。
シンポジウムの感想
市の幹部から全体像の説明があり,また検討会議に参加されている方(手島氏)から検討内容の説明,馬場先生からは,池袋の民活導入した公園の大成功事例の紹介があり,前半部分は前提となる知識を整理できました。
ただ,後半部分のパネルディスカッションは,3つの論点のうち,1つ目で時間がかかりすぎて,論点の2つ目3つ目は時間切れの尻切れトンボのようになってしまったのはちょっと残念でした。まぁ,基本的な広場の使い方は自分の考えとそれほど変わらなかったので,この方向性で設計に進んでくれればいいなぁと。
2019年5月 6日 (月)
あすと長町 賑わうGW その4 仙台ラーメンフェスタ2019 最終日
平成と令和にまたがるGW10連休も最終日。
どこも混んでいると言われながらも,前半,中盤,後半と活動パターンが分かれ,交通機関等の混雑も思ったよりひどくはない感じ。
全ての人が10日間フルに活動してたらお金がいくらあっても足りないし,うちも,活動したのは後半のみでした。
そういう意味で,このラーメンフェスタ は近場で日帰りで楽しむには良いイベントですね。
昼間に行こうと思いながら,下見として,朝の散歩でのぞいてみました。
口コミ等を見ていると,まずねらい目は茨城 つけめん・ラーメン活龍の濃厚うにそばかな。
せっかくだから,地元では食べられない珍しい」のを狙いたい。
飛魚が丸ごとのった隠岐の島ラーメンの「隠岐流・アゴ出し白湯」も面白そうだけど,エグミが強くクセありとの情報もあるし,
アゴ出しは仙台駅前の山形・飛島ラーメンでも食べれるし。
飲食ブースは広めのテントが設営されています。
最終日は17時まで
連日20時まででしたが,夜は比較的すいていたようです。
今日は撤収もあるし17時まで。遅くなるにつれて雨予報なので,早めに行こうかな。駐車場は敷地隣に2000円(食券1枚・3時間まで)がありますが,公共交通機関で来た方が,ビールも飲めるし,時間を気にせずに楽しめますね。長町駅から徒歩5分です。ラーメンのほかにも,協賛ブース,ステージイベントがあるようなので,連休最終日で明日からの英気を養うイベントとしてお勧めです!
会場はあすと長町ゼビオアリーナ横の杜の広場です。
(追記)行ってきました!
最初は雷雲発生のため中断時間明けに行ったせいか,ラーメンチケットの列がゼビオ店舗の入り口あたりまでの長蛇の列で,一度断念。並ぶの嫌いだし。
買い物をしてから再度向かおうとしたら,店を出た瞬間に雷雨と突風にやられ,下半身びしょ濡れになり,折りたたみ傘も吹き飛ばされそうになりました。
たまらんと,IKEAで雨宿りをしたらすぐに弱くなったので,改めて会場に向かうと,チケット購入列も10分位で,お目当てのうにそばを食すことができました。
14時の時点で,サッポロ毛ガニラーメンが売り切れ寸前とのことで,長蛇の列でしたが,うにそばはそれほどの列でもなく,あっさりと食べることができました。トッピングが追加でチャーシューと煮卵で+400円とのことでしたが,この容器で1200円のラーメンを食べる気はなく,ノーマルで頂きました。
一口目で,ウニが溶け込んだまろやかなスープに感動。スープが少なかったのがちょっと残念だったけど,麺の量は普通で,スープにからむ中細麺。。チャーシューも厚切りで,ウニのかけらがスープに浮くほどで,なかなかの一杯でした。
他の店舗は,混んでるところとすいているところが極端でしたが,インパクト重視のところが混みあっていた印象。
今日こそ雨の影響があったけど,2日から5日は好天に恵まれ賑わっていました。また次回の開催に期待です。
2019年4月29日 (月)
あすと長町 賑わうGW その2 駐車場軒並み値上げ中!
引き続き,GWのあすと長町情報です。
キュリオスの開催に伴い,駐車場不足が切実なあすと長町。過去に市立病院予定地で開催した際には1600円/台 の駐車場が敷地内に設置されましたが,地区内の開発が進展し,駐車場として活用されてきた空き地が少なくなりつつあります。今回の開催地は1.5haありながらも,敷地内の駐車場はなしで,公共交通機関や周辺駐車場の利用がPRされています。
普段あすと長町の相場は30分100円程度(1日上限料金は1000円未満)の料金であれば,泉中央が1時間100円,街中が1時間3~400円であることを考えると中間程度ですし,立地条件を考えると適切と思われます。
しかし,キュリオス開催のため,100台以上のリパークの駐車スペースが減少している上,イベント来場者向けの駐車場需要増があり,5月末までの1か月はあすと長町での駐車場利用には気を付けた方がよさそうです。
その1で言及した駐車場状況が気になったので,散歩がてらに回ってみました。
商業施設の駐車場情報
各商業施設の駐車場は迷惑駐車対策のために,軒並み特別料金を設定中です。
既にゼビオアリーナでのイベント時限定で,スーパースポーツゼビオあすと長町店は超過分30分500円の料金設定,またヨークタウンあすと長町は,普段から無料時間超過分は30分500円の設定であることから,あすと長町でのイベント時でのスタンダードが30分500円になってしまいました。
他に,キュリオス対策で駐車料金の値上げを図っている商業施設は,
〇マクドナルドあすと長町店 30分(?)500円(うろ覚え)
〇ツルハドラッグあすと長町店 基本料金60分300円,最大料金を3000円に
また,tekuteながまちの提携駐車場であるリパークも,超過分は30分500円です。
その中で,キュリオスから交差点向かいのイケアは,普段は3時間無料,それ以上は少額でも購入すれば終日無料(購入なしの場合は超過分30分500円)でしたが,5月末までは1時間無料で終日無料条件も1000円以上の購入が条件となっています(レストランやフードマーケットは対象外)。それでも他の施設と比べると条件は格段に緩いので,迷惑駐車とそれに伴う駐車場や周辺道路混雑が心配ではあります。
コインパーキングまでも。。。
商業施設の駐車場(提携コインパーキングを含む)の特別料金設定は,自分の店舗に来るお客さんのためにも必要なことです。
ただ,一般のコインパーキングまでが,便乗的に値上げしてしまうのは,非常に違和感を感じます。キュリオスは一時的なイベントであって,通常この街や長町駅を利用する方にとってみると,単なる迷惑でしかない。また,5/2~6開催のラーメンフェスタへの客足にも影響がありそう。
それも,キュリオス目の前にある,長町駅利用者も日常的に使うであろうコインパーキングが,信じられない価格設定をしており,目を疑いました。先日で上限平日2000円,土日祝2500円の表示だったのが,今日通ったら,なんと平日上限3000円!(それも12時間)。ということは,休日は上限設定なしで,30分500円で,キュリオスの公演時間の間停めると3000円を超えそうです。歯科提携部分は一定程度確保する必要はあるけど,一般向けのコインパーキングでこういうことをやってしまうと,日常的な利用者からは反発を招くし,今日も入ろうとした車がびっくりしてなのかUターンしていったのを目撃しました。駐車場自体も半分程度の入りでも,通常の設定と比べると大儲けなんでしょうが,ここの駐車場は5年程度で駐車場経営主体が3社目だし,最大料金もコロコロ変えており(5年前のIKEAオープン時も),長町駅目の前の立地条件良い駐車場が一見さん狙いのこんな商売をしているのは,残念です。
第一,ベガルタ開催時の泉中央駅周辺や,楽天開催時の東口近辺のコインパーキングで,こんなあからさまにカルテルを結ぶように,コインパーキングが料金を上げているというのは聞いたことはないし,いくら駐車場不足で,近年流行っている”ダイナミックプライシング”を実施するといっても,印象が悪すぎます。
なお,前回トーテムの会場となったKHB本社予定地は,臨時駐車場として稼働していましたが,ここも2000円の設定。それもTwitter発信では4時間までとのことで1時間500円というのは仙台駅前より高い。それで激安という表示はどうなのかと思ってしまいました。
なお,ラーメンフェスタ時には,同じ2000円でも,ラーメン1杯分の券が付いてくるとのこと。大人数で乗り合わせてであれば良いけど,1~2人ではちょっと微妙な料金設定。以前は確か同じ場所の臨時駐車場で500円だったはず。なので,こんな価格設定というのは本当に疑問を感じます。GWで警備員料金が高騰しているとはいえ。。。
西口がお勧め
もちろん,すべての時間貸パーキングがこんな商売をしている訳ではなく,西口に行けば通常料金で営業中です。長町駅徒歩5分圏内で1日550円とか600円で営業しているコインパーキングもありました(公演中の昼間でも余裕で空きあり)。地元の方はあすと側のぼったくりには引っかからず,西口のコインパーキングに停めるんでしょうし,もちろん駅近なのでJRや地下鉄で行くのが吉でしょうね。
なお,商業施設や医療施設駐車場への迷惑駐車はやめましょう。
あすと長町の商業施設は,無料駐車場と有料駐車場が混在していて,ただでさえ分かりにくい状態のところですが,遠方から来られる方に嫌な思いをして欲しくなく,情報提供でした。
2019年4月28日 (日)
あすと長町 賑わうGW その1 キュリオス開催中
忙しいわけではなかったんですが,ちょっとした理由で家でPCに向かう気持ちが起こらなかったところ。幸いながらもGWの10連休に入り平成も終わるので,久々の更新です。
キュリオス開催中
まずは,GW前から5月29日までの約40日間開催される,恒例のシルク・ドゥ・ソレイユ日本公演のラスト。
5大都市を回り,東京→名古屋→大阪→福岡→仙台 という,いつもの回り方で,一番後回しといえば言葉が悪いですが,日本で見れるのもラストという言い方もできる。
会場の推移
あすと長町では,ドラリオン→コルテオ→クーザ(震災で中止)→オーヴォ→トーテム ときて,5回目です。ダイハツが協賛に入ってから,仙台を含む5大都市公演のスキームとなっています。2~3年毎に開催され,仙台ではこれまであすと長町の未利用地を転々としてきて,市立病院予定地で2回,日通所有地(→KHB予定地)+杜の広場で2回でしたが,今回は,イオンタウンが絶賛塩漬け中の長町駅東口駅前の12街区1.5haに開催場所が移りました。
前回のKHB予定地は,着工が今秋予定なので,まだ今回は使えるかなとも思いましたが,いかんせん課題は敷地が0.5ha程度しかなく,杜の広場のタイルや植栽をはがして無理やり開催している形でした。GWの書き入れ時に杜の広場がほぼ使えないことで,ゼビオアリーナ仙台のイベントやライブ誘致にも影響するし,そもそも杜の広場がほぼ4か月利用できなくなるのはやっぱり問題だったんでしょう。
そのおかげ?で,5/2-6のGW後半に,杜の広場で「仙台ラーメンフェスタ」が開催です。4回目ですが初のGW開催でかなりの集客が見込めそうだし,4/27-28はゼビオアリーナでアイマスとやらのライブ2daysが開催されていました。
職場で,「KHBは仙台放送のライバル会社だから場所変わったんだ」とドヤ顔で説明しているヒトがいたんですが,前回開催時もKHBが土地取得後で,同じ在仙テレビ局同士で協力していたし,理由としてはまた別かなと思っています。
イオンタウン予定地での開催
今回の開催地は,イオンタウン予定地ですが,平成24年の年末に土地取得が発表されてから,早6年半になりつつあります。17街区南半分を同時取得の住友不動産は約0.6haをシティタワー長町新都心として分譲中で,そろそろ売り切る状態ですが,残る12街区の1.5haと17街区北半分の0.6haは未だ方向性が見えません。リパークで活用中の部分の中央部を除き,屋根付き駐車場のガレージというか自転車駐輪場のような構造物がH29年末から作られてましたが,今回は12街区の駐車場屋根は撤去され,リパークも閉鎖で,12街区全体をシルク・ドゥ・ソレイユに貸出中です。
イオンタウン自体は,モールに対して勝ち目のないことから,あえて急いで着手するようなことはないんでしょう。今回イオンモール名取が増床となり,利府イオンも着々と進んでおり,一方雨宮は遅れ気味のようで,既に優位を保っている仙台周辺での店舗展開は急ぐことはないとのことでしょう。だからこその,土地の利活用であり,また商業施設予定地の看板で一応アピールする感じかなと。
ただし,今回の場所は,新幹線や在来線からの視認性も高く,イケアともハシゴしやすい場所。キュリオス自体もだし,あすと長町のアピールとしても,悪くない場所ではなります。
コインパーキングの価格が高騰!
ただ,懸念していたのは,開催地にあったリパークが閉鎖となりただでさえ駐車場の供給不足の中,駅前のデンタルクリニックのところをはじめ,周辺のtekute提携リパークも含め,軒並み30分500円とか,1日2000円とかの料金となっています。他都市でも野球場やサッカー場隣接の商業施設では,目的外駐車からは3000円以上の料金を取っているところもありますが(浦和美園,ナゴヤドーム,EXPOCITYなど),駐車場単独と考えると,超観光地の横浜みなとみらい並み(以上)の駐車料金で,ちょっと吹っ掛けすぎでは?と感じます。地元民であれば,ちょっと離れて長町駅西口とか太子堂駅の方に停めれば5~600円/日 のところはゴロゴロあるし,地下鉄やJRで来るという選択肢も取りやすいけど,他県から家族連れでくる場合などは,停める場所は近いところを選びたくなるだろうし,一見さん狙いの商売で何とも複雑です。商業施設併設駐車場であれば,迷惑駐車防止のためにやむを得ないでしょうが。
なお,今回は財政難のため,見に行けなさそうです。近くを通って,雰囲気だけ楽しむかな~。
2019年2月16日 (土)
ダイハツ キュリオス 仙台ビックトップの準備工事
まさか,キュリオス終わったら,ガレージ復活なのかなーと。良くも悪くもあすと長町の行く末を左右する商業施設プロジェクトなのに,そういう社会的な責任を感じる企業グループではないしなぁ。ある意味ドライ。仙台でのイオンスタイル卸町⇒イオンモール名取増床⇒イオンモール雨宮(仮)⇒イオンモール利府増床 と,大きな案件が続いているから,優先順位としてはその後なんだろうけどね。単に他社の出店を防ぐための陣取りなのかと思わざるを得ない状況。
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