仙台いろいろ

2023年7月13日 (木)

ヨドバシ第1ビル 飲食店街 7/14オープン

 6月2日に、2~4階のヨドバシカメラと5階専門店街が大々的にオープンしたヨドバシ第1ビル。

Img_7614

 続いて、6月30日に、旧店舗であるヨドバシ第2ビルの1階に、石井スポーツやヨドバシゴルフをはじめとした巨大スポーツ・アウトドアフロアがオープンしましたが、遅れていた第1ビル1階飲食店街と6階のレストラン街がオープンします。

関連記事

ヨドバシ第1ビルオープン 今後の展開は?

ヨドバシ第2ビル 複合スポーツ用品店で再始動

 とはいえ、全面オープンではなく、半分程度の埋まり具合で、残りは徐々にオープンしていくのでしょう。

ヨドバシ仙台第1ビル 1階・6階 レストランフロア 2023年7月14日(金)13店舗オープン(プレスリリース)

株式会社ヨドバシ建物(本社:東京都新宿区、代表取締役:藤沢和則)は、 2023年7月14日(金)、ヨドバシ仙台第1ビルに飲食店13店舗をオープンすることをお知らせいたします。
1階には東北初出店3店舗、新業態1店舗を含む8店舗、6階には東北初出店1店舗、新業態1店舗を含む5店舗がオープンいたします。レストランフロアのオープンにより、ヨドバシ仙台にご来店いただくお客様に、これまで以上に毎日を便利にしてくれる空間をご提供します(以下、一部略)。

 

◆ 「食べる、くつろぐ、楽しむ。」をコンセプトとしたレストランフロア 6階「ヨドレス」

 6階「ヨドレス」は、ファミリーやカップルでの利用はもちろん、仕事帰り、学校帰りの方まで気軽に立ち寄っていただける「食べる、くつろぐ、楽しむ。」をコンセプトにしたバラエティ豊かなレストランフロアです。

  • 「横濱元町ドリア(ドリア専門店)」
  • 「韓と米(韓国料理・炊き込みご飯)」
  • 「仙台 たんしゃぶ 焼肉のいとう(しゃぶしゃぶ・焼肉)」
  • 「ポムの樹(オムライス)」
  • 「鎌倉パスタ(パスタ・ピザ)」
  • 「鶴橋風月」 <8月上旬オープン予定>

6fmap 

 オープン前の6階レストランフロアの様子です。駐車場からエスカレーターまでは通ることができました。それにしても不思議な空間。「たんしゃぶ焼肉のいとう」ではオペレーションの確認中でした。

 Img_7682 

◆ 粋な飲み屋やB級グルメが揃うグルメスポット 1階「オイシイもの横丁」

 全国や地元仙台で大人気のB級グルメがお楽しみいただける「オイシイもの横丁」は、気軽に立ち寄り、美味しいお酒とここにしかないグルメをお楽しみいただける賑わい溢れる空間です。

  • 「うまいもん酒場 源喜(居酒屋)」
  • 「金の粉(串カツ)」
  • 「お酒の美術館(バー)」
  • 「かき小屋 ほや小屋 まぼ屋(牡蠣・ほや料理)」
  • 「新時代(居酒屋)」
  • 「仙台 肉のいとう 炭火焼牛たん 直(牛たん)」
  • 「ラーメンビリー(ラーメン)」
  • 「伝説のすた丼屋(丼・定食)」

 

  • <以下遅れてオープン予定>
  • 「エソラ(ワイン飲み放題)」
  • 「沖縄料理 なんくるないさー」
  • 「大魔王GOLD(ワイン・焼き鳥)」
  • 「天ぷら天寅」

1fmap

 最も目立つ北東角にあるのが、「伝説のすた丼屋」。

Img_7668

 新バスターミナルに面したこちらも目立つ場所に、最近勢いのある、肉のいとうの新業態「仙台 肉のいとう 炭火焼牛たん 直」。

Img_7669

高速バス待合所の隣には、居酒屋の「新時代」。7月中ドリンク全品88円はインパクトありますね。

Img_7670  

細切れのオープン

 今回オープンする店舗の大部分は、4月末オープンを想定して求人をかけていた飲食店が多くを占め、せっかく集めたアルバイトを3か月近くも遊ばせていたのかが疑問ですが、いくら仙台駅前とはいえ、一度にこれだけの飲食店がオープンするにあたり、働き手を集めるのに苦慮したことを感じます。求人でも時給1300円とか、仙台にしては高価格帯の求人も見受けられたり。

 また、奥側のスペースを中心に空きスペースが多い状況ですが、特に6階は一気にオープンさせると過当競争に陥る可能性が高いので、結果的に徐々に埋めていくことになるのは良かったのでは。

 5階のテナントスペースも、入りにくさを感じるのに、6階は駐車場利用者は寄りやすいにしても、特に夜間帯は厳しいよなぁと。

 隣接するエスパルとの回遊性を図る意味で、仮に上層階(エスパル東館4階ーヨドバシ第1ビル5階付近)で接続できれば、エスパルでの飲食店混雑時に流れてくる方々をあてにすることができたのではと。

2階に行きやすく

 これまで袋小路感が満載だったヨドバシ第1ビルの2階(パソコンやホビー売場)に、1階経由で抜けることができるようになるのは助かります。

1階は近隣のBiviに通じるような、居酒屋系やラーメン店など、入りやすく使いやすい飲食店が集まっており、一部店舗は23時以降までやっているので、夜行高速バス利用者やJR仙台駅の終電帰りに重宝されそう。楽天の試合帰りでも使いやすい場所に。

オフィスフロアは苦戦?

ついでに7階の半分オフィス、半分駐車場のフロアにも寄ってみましたが、休日で人がいないにしても、そもそも入居が進んでいるとは思えない雰囲気でした。まぁ、オープン11年を経過した第2ビルオフィスフロアの状況を鑑みると、さらに賃料が高いことが予想される第1ビルは苦戦するに決まっているとは思っていました。こちらも長期戦でしょうね。

Img_7672

Img_7673

今後の見通し

 明日、都合が付けば仕事帰りに寄ってみようかな。
 飲食店街は五月雨にオープンしていくのでしょうが、あとは第2ビル3階のロピアが今夏オープンなので、8月下旬頃を予想。

 第2ビル2階も含め、決まっていないフロアが多いということは、まだ驚きが待っているということなので、気長に待ちたいと思います。

スポンサーリンク

| | コメント (0)

2023年6月18日 (日)

未来の杜せんだい2023閉幕&仙臺緑彩館

4月26日から約50日間の会期で開催されていた、都市緑化フェア「未来の杜せんだい2023」。

P6172656

 開幕は雨のスタートでしたが、閉幕の週末2日間は30度を超える好天に恵まれ、大賑わいの中あっと言う間に本日閉幕となりました。

関連記事

 追廻地区という戦後の負の遺産を清算し、青葉山公園として生まれ変わるにあたってのオープニングイベントとして開催されたこの緑化フェア。

 主会場として青葉山公園と西公園で対になっており、青葉山公園は都心部に新たに生まれた大規模公園として、国際センター、仙台市博物館、そして仙台城跡を結ぶ要のような位置に整備されました。

 P6172748

 七北田公園や農業園芸センターなど、市内各地でサブ会場が設定されていましたが、それらには行けませんでした。

盛り上がった前回に対し。。。

 仙台では、34年ぶり2回目の開催で、前回の1989年に開催されたグリーンフェア仙台も、七北田公園や泉中央副都心のPRイベントのような性格もあり、当時は八乙女駅まで開通した南北線とシャトルバスでのアクセスでしたが、政令指定都市移行や3年後の南北線泉中央延伸に向けて子どもながらもワクワクした雰囲気を感じたものでした。

 前回は87年開催で大成功を収めた未来の東北博に続く通常の博覧会的な位置づけだったような覚えがありましたが、仙台緑彩館に展示されていた前回開催のポスターには大人1200円という記載が。それでも100万人集めたというのは、当時のバブル期で政令市になった上昇ムードという社会的な雰囲気故なのでしょう。

 今回は無料入場で、目標入場者である100万人を先週突破したとのこと。しかし、どうやってカウントしたのでしょうね。

 何となく始まって、何となく終わったような。

 まぁ、今回のフェアの目的としては、都心部側のアクセスの良い西公園と川向かいで遠いイメージのあった旧追廻地区である青葉山公園付近を心理的に近づける効果があったのではと思います。

P6172727-22

青葉山公園メイン会場

 川向いの大手町にはライオンズタワーやレーベンのマンションが目立っているとおり、市街地から大橋を渡ったすぐ先の会場です。

P6172734

 フォトスポットガーデン。入れ替わり立ち替わり来場者が写真を撮っていました。

P6172731

 広大かつ見事な大花壇群でした。ただ、会期末、そして猛暑ということもあり、花々はちょっと元気がないように思えました。

P6172760-5

 広瀬川を挟んで向い側の花壇自動車学校が見える位置です。

P6172759 

P6172762

P6172770

P6172764 

 正直、青葉山公園の会場は、せっかくなので行きましたが、暑くてさらっと回っただけでした。

西公園会場

 大橋を挟んでメイン会場の青葉山公園から徒歩5分ほどの場所に位置しています。

P6172721-19

 今回のメインの目的はこっち。 子ども連れにはこっちの方が。

P6172665

 木陰が気持ちよく、またアスレチック体験などの催事が行われていました。

P6172668_20230618181101

P6172704_20230618181101

 東西線に乗車する時、この地上区間でついつい外を眺めてしまいますが、地上から地下鉄の地上区間を眺めるのは不思議な気持ちに。

たまたま、マスコットキャラクターの「フォレッピ」が会場を一周していました。

P6172708  

 10~11時台の仙台駅から八木山方面は、車内に立ち客がちらほらいる位で、乗車率でいうと40%位でした。

自分が仙台駅から乗ったのは午前中増発の6分半間隔の時間帯でしたが、概ね同じ位で半分以下の乗車率でした。閉幕前の最後の週末にしては寂しい乗車率に感じました。

P6172694

 国際センター駅の「青葉の風テラス」はすぐそこ。大町西公園駅との駅間は本当に短いことが分かります。

 動物とのふれあいの催しも開催中でした。

P6172689

P6172673

仙臺緑彩館の今後の活用は

 このフェアに合わせて整備された恒久施設であるこの仙台緑彩館。

正直、行くまでは良くわからないハコものだと思っていましたが、このエリアのビジターセンター的な役割を果たす施設なんですね。

P6172723

 館内は、カフェ、お祭り広場的な情報ラウンジ、ライブラリー、展示ホール、そしてトイレなどで構成されています。

P6172749

 観光の目玉としては、青葉まつりの山鉾や七夕飾りの通年展示でしょうか。

Img_7563

Img_7565 

 ライブラリースペースは、真夏日の休憩スペースとして活用されていました。

P6172736

 このフェア開催中は良いですが、フェア終了後に本来の目的である青葉山公園及び仙台城址方面へのビジターセンターとしてうまく活用されるのか。

 フェア期間中のGWと土日は、メイン会場から、フェア会場の大花壇を一望できる仙台城址までの無料シャトルバスが運行されており、立ち寄り拠点ともなっていましたが、本日でシャトルバスの運行は終了し、仙台駅発着で観光シーズンは常に激混みの「るーぷる仙台」頼みのアクセスとなりますが、現在は下図の赤点線ルートが通れないので、東北大青葉山キャンパス経由で遠回りのアクセスとなっています。

 又は、国際センター駅から、今回のフェア会場を横目に登り坂の青線ルートを20分。これからの夏の時期にこの登り坂ルートは厳しい。

 史跡である仙台城址アクセスのために、リフトなどの人工物の設置はハードルが高いのでしょうが、青葉山公園を有効に活用するためには、ここが仙台城址への中継点となるような手段を検討する必要があるのではと。

 夜間帯も、夜景を楽しめるスポットとして有名になることも夢ではないように思えます。

Mapekisirorinji

帰りの東西線は混雑!

 13時過ぎに、国際センター駅から帰途につきました。

 入ってきた車両は、座席が埋まるほどの乗り具合で、若い乗客が多かったので「東北大で何かあったのかな?」と思いながらも、八木山動物公園帰りの家族連れも多い。国際センター駅及び大町西公園駅からも、フェア帰りの乗車がそれなりにあり、大町西公園駅発車時点ではドア付近も座席前も肩が触れ合いそうな位で、1両でざっと100人は乗っており、7分半毎の時間帯でも乗車率100%程度と結構混みあっていました。

 行きが寂しい乗車率だったので、意外にも嬉しい混雑具合。

 その後青葉通一番町で乗車車両から2~30人程度が下車し、混雑区間は1駅で解消したにせよ、乗車率70~80%程度とそれなりの立ち客がいる状態で仙台駅へ到着しました。

 明日の平日からは、平日昼間と休日はほぼ7分半間隔に戻り、さらに7月1日からは平日昼間は8~10分間隔、休日は10分間隔に減便となってしまいますが、以前の記事でも触れているとおり、イベントなどで混雑が予想される際には臨機応変に増発を行って欲しいと思います。

関連記事

 

 

スポンサーリンク

| | コメント (0)

2023年6月16日 (金)

tekuteせんだい 更なる増床へ

 仙台駅1階の旧Dila仙台が2021年4月に生まれ変わったtekuteせんだい。

 長町駅というローカルな駅近商業施設の名称から始まった”tekute"がまさか仙台駅舎内商業施設の名称として名付けられ、驚くとともに違和感を感じたものでした。

 従前からの継続店舗としては、中嘉屋食堂、マツキヨ、ニューデイズなどがありましたが、その他パンセやJupitarなど長町駅でおなじみの普段使いの食品・サービス店舗が並び、また、目玉店舗としてヨドバシ第1ビルにもオープン予定の「肉のいとう」などが入るなど、賑やかな印象となり、一気に雰囲気も変わりました。

Allmap

第1期拡張工事完成

 そのリニューアルオープンから約2年、北側の遊休スペースを活用し小規模な増床が図られ、3月28日にパルコ1階付近まで通り抜けができるようになりました。

Img_7370

こちらは、パルコ本館側の新しい出入口です。

Img_7369

 カフェや軽食系の飲食店が集まっています。

Img_7366

 太白区住民としてはおなじみの、カフェ「ほのか」や、米粉パンの「monamona」などが出店しています。

従前部分と比較すると通路が狭く折れ曲がっているので、やや窮屈な印象がありますね。

パルコ方面への第2期拡張工事が進行中

 第2期増床に向けた工事が始まっています。

 Img_7372

Img_7371 

 この空間は、以前は荷捌き駐車場などが広がる排ガスが滞留する雑然としたスペースで、小ぎれいなパルコ側から歩いてくると異空間で場末のような雰囲気でしたが、東口に完成した物流センターにその荷捌き駐車場機能が移り1600㎡が生み出されることとなり、その活用の一環としての商業スペース拡張となります。

 当初は、エスパル2の拡張のイメージかなと思っていましたが、エスパル2ファッションテナントの大部分を「baycrew's store」へ入れ替えるなど、この場所は当初パルコ2との相乗効果を期待したところながらも、エスパル本館や東館からの飛び地的な場所で「エスパル」としてのこれ以上の拡大は難しい印象です。

 そのこともあり、1階の飲食店街を北にそのまま延長させるため、高架下商業施設のイメージのある「tekute」の名称を転用したのかなと。

 この写真は、今年の正月に撮影したものです。

 Img_6475

Img_6477

 その先は、マークワンのオフィスエントランスと、パルコ1階の「ニシキヤキッチン」付近に出ます。

Img_6476

 今後の増床開発エリアで1,600㎡とのことで、現在のtekuteながまち本館とほぼ同規模のスペースが生み出されることになります。

Secondex

 1階の増床フロア経由で、パルコの先及びアエルの手前に出ることができます。

 ただし、このアエル付近までは西口中央改札から2階レベルでペデストリアンデッキや「エスパル2」内通路経由で繋がっており、「花京院方面」にも「仙台駅北部名掛丁自由通路」を経由した東口へも2階経由が便利。

 よって、2階のデッキレベルがメイン動線の仙台駅周辺において、わざわざ1階を通らせるためには、新たに整備される商業施設はよほど話題のテナントを集めないと、集客的にも厳しいのではと。アエルも1階東側に出入口はないこともあり、そこに繋げるメリットは小さいですし

Secondeximage

 まぁ、ヨドバシ第1ビルオープンで話題の東口に対し、地味ながらも西口側に動きがあるのは嬉しいこと。

第2期増床オープンは2023年度中(冬)とのことで、あと半年ほどで新しい姿がお披露目されることになりそうです。

スポンサーリンク

| | コメント (0)

2023年5月18日 (木)

ヨドバシ仙台第1ビル 6月2日オープン決定! その3

さて、

ヨドバシ仙台第1ビル 6月2日オープン決定! その2

の続きです。

Img_7343

改めてヨドバシカメラのプレスリリースを

ヨドバシ.com - ヨドバシ仙台第1ビル開業 「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」2023年6月2日(金)OPEN (yodobashi.com)

 

建築概要

施設名称  ヨドバシ仙台第1ビル
所在地   宮城県仙台市宮城野区榴岡1丁目3-1
開業日   2023年6月2日(金)
敷地面積   15,430㎡
延床面積   76,500㎡
構造・規模   鉄骨造地下1階地上12階建
駐車台数   約1,600台
フロア構成   1階       :飲食店、バス待合所、バスベイ
        2階~4階  :ヨドバシカメラ マルチメディア仙台
        5階   :物販、アミューズメント、サービス
        6階     :飲食店、自走式駐車場
        7階~9階  :自走式駐車場
        9階~12階 :オフィス(9,896㎡)
設計    鹿島建設 株式会社 一級建築士事務所
施工    鹿島建設 株式会社

Danmen

過去記事

ヨドバシ仙台第1ビル アセス変更後の計画が明らかに (2021/4/15)

とうとう決定! ヨドバシ仙台第1ビル開発計画始動(2021/2/13)

ヨドバシ複合施設「リンクス仙台」3年以内にオープンへ(2019.11.15)

とうとうヨドバシ再開発着工&ZEPP仙台再出店か!(2019.8.24)

仙台ヨドバシ第一ビル開発に動き ZEPP仙台再出店も? (2018/2/10)

ヨドバシ第二ビルにアフラックのコールセンター進出(2018/1/27)

仙台ヨドバシ再開発 H30年10月オープンに(2016/4/17)

新ヨドバシビルに音楽ホール&高速バス停設置(2014/12/30)

仙台ヨドバシ新ビルも16年春オープン!(2014/6/19)

ヨドバシ仙台店仮移転オープン(2012/4/26)

ヨドバシカメラ再開発(2012/2/10)

ヨドバシカメラは2~4階の3フロア

 仮店舗だった第2ビルの1~3階と同じく3フロアですが、売り場面積は何と22,000㎡!

各社の報道では、現在の店舗の1.5倍との表現で、疑問を感じていますが、現在の第2ビル仮店舗オープン時(2012年4月)の売り場面積は12,000㎡で発表されていますので、1.8倍なのではと。

 なお、震災1年後まで営業していた「旧 マルチメディア仙台」(2階建て暫定店舗)は6,500㎡だったので、12年で3.4倍の面積に拡大とは恐れ入ります。

 昨年11月にあすと長町にオープンしたヤマダデンキの店舗は14,876平米でワンフロアとしてもかなり広く感じていましたが、同じ3層でその1.5倍とは凄い。駅前のラビはさらに閑古鳥が鳴くでしょうが、ヨドバシの実質的なライバルはあすと長町店か。

関連記事

ヤマダ「テックライフセレクト」あすと長町にオープン その1(2022/11/7)

ヤマダ「テックライフセレクト」あすと長町にオープン その2(2022/11/11)

 ヨドバシカメラとしての直営売り場として、家電部門の品揃えが拡大するにしても、全ての品目を1.8倍にする訳にはいかないので、増える1万㎡をどう使うのか?

なお、キャンプ用品などは、系列の石井スポーツが第二ビル内で4階にあり、その後1階に移転予定なので、品揃えが被ることはしないでしょうし、一度現店舗からなくなった自転車は復活する可能性が高そう。また、人気のあるホビー関係は充実しそうです。

歩行者専用デッキネットワークが拡充

 仙台駅東口の既存ペデストリアンデッキと、第2ビルの連絡通路が直接連結され、仙台駅西口の広瀬通付近(ソララ、宮交高速バスターミナル)やイービーンズ付近から東西自由通路を経由して第2ビルの奥までの約800mの距離が段差なしでシームレスに移動できることになります。

Heimen

 東七番丁通からこの歩行者動線に繋がるエスカレーターも新設されたことから、楽天帰りの客もこの通路経由で仙台駅の東西自由通路に向かうことが想定されます。その1で触れたとおり、既存横断歩道の信号待ちが解消されることは大きいと思われます。

 惜しいのは、東口駅前広場から第2ビル地下に接続する地下道は相変わらず中途半端な活用になること。仙石線東西地下自由通路の東端出入口が40mと近くにあるのに、そこに接続されないのが惜しすぎます。

 また、1600台分の駐車場は、①第2ビルの立体駐車場、②第1ビル駐車場(地下連絡通路を経由)、③既存タイムズ立体駐車場と3か所に分かれることになりますが、当分の間はクルマでは近寄らない方が良さそうです。

高速バスターミナルのイメージ

Busterminal

 デジタルサイネージで、時刻表の表示ができるのは分かりやすいですね。バスベイは4か所あるとのことで、広瀬通の宮交ターミナルのバスベイが2か所であることと比較すると、4本の同時発着も可能な余裕を持ったつくりとなっています。

 このバスターミナルが、東京方面への格安高速バス会社だけでなく、既存の東北各地を結ぶ高速バスの発着にも活用されると良いなぁと改めて思います(しつこく何度も触れていますが)。

 ただ、宮交にとっては、ここに延伸すると、東口へチケット売り場の改めての設置が必要なこと、既存の西口広瀬通ターミナル利用者にとっては始終発ではなくなることがネックなのでしょうが、発車待ちのバスの路駐が周辺で渋滞を招いていることの解消につながるので、仙台市はうまく調整して欲しいと思います。

関連記事

新ヨドバシビルに音楽ホール&高速バス停設置(2005/1/4)

東西自由通路その4(バスプールの再編)(2012/1/29)

入居テナントはおなじみの顔ぶれ

 5階専門店街のテナントとして、ユニクロ、GU,ABCマート、JINS,モーリーファンタジー、ライトオンなど11店舗が発表されていますが、仙台駅周辺や郊外商業施設によくある定番のテナントであり、単独のでの集客というよりは、ヨドバシカメラとの相乗効果でついで買いなどをもくろむ構成なのでしょう。そもそも、既存のヨドバシカメラ併設商業施設(リンクスなど)でも定番であり、テナントとして呼んでくることができる顔ぶれが限られていることを感じます。ライトオンは仙台駅前など中心部にはなかったので、その点では初進出とはいえ、目新しさはない。

 ユニクロ・GUはそろっての出店とのことで、イオンモール名取のように隣り合わせであれば比較しての買い物が便利になります。

 なお、ユニクロ・GUとも仙台駅西口に出店済であり、この距離で共存できると考えているのか。アエルのユニクロは基幹店的な売り場面積で撤退は考えづらいですが、イービーンズのGUは建物の老朽化もあり、歩いて3分の距離で共存できるかが気になります。

 また、ABCマートはエスパル東館4階に小型店がありますが、さすがに近すぎるので、閉店して統合するのでは。

  仙台駅前 一番町エリア モール・ララガーデン アリオ&セルバ イオンモール名取
ユニクロ 〇(アエル) × 〇(ララガーデン) ×
GU 〇(イービーンズ) × 〇(モールパート2) 〇(セルバ)
ABCマート 〇(エスパル東館) 〇(ぶらんどーむ) 〇(ララガーデン) 〇(セルバ)
ライトオン × × 〇(モールパート2) ×

飲食店は?

 飲食店の求人情報では当初4月20日オープンとありましたが、一部店舗は7月末とだいぶ遅れますね。1階と6階に入居のようです。

情報が出ているものもありますが、ここでは割愛します。

スーパーは見送り?

 1階のに東口待望のスーパーマーケットが入居するとの話があり、ヨドバシの京都や福岡で出店しているロピアが有力との情報でしたが、もともと飛び地に単独で出店するのは物流上無理があるのではと思っており、今回の発表には入っていません。

 とはいえ、出店する福岡では6月のヨドバシへの出店も含めて4店舗出店とのこと。なので、仙台出店の場合でも複数出店を模索しているのか、それとも流れたのかが興味深い。

第二ビルは秋に改装オープン

 上述の石井スポーツがアートスポーツ併設で1階に移転するとのことですが、核店舗的にフロアの半分程度使う場合はそれでも2000㎡とかなりの広さになります。さすがにフロア全体の活用は厳しいか。

 その部分を除いても、1万㎡程度の売り場面積を埋めなければならず、ヨドバシのリーシング力からこちらも目新しいテナントは期待薄ながらも、気長に待つこととします。

 第2ビル仮店舗がオープンしてから11年も待ったこのヨドバシ新店舗。あと半月はあっと言う間でしょうが、楽しみでしょうがない。

行けたらレポします。

スポンサーリンク

| | コメント (2)

2023年5月17日 (水)

ヨドバシ仙台第1ビル 6月2日オープン決定! その2

ヨドバシ仙台第1ビル 6月2日オープン決定! その1

の続きです。

その1では、ほぼ完成している部分を中心に取り上げましたが、しかし5月中のオープンは無理と判断せざるを得ない、また6月2日よく間に合わせるよなぁという部分も多々あります(5月14日現在)。

第2ビル(現ヨドバシ)への建物内連絡通路

 1階を経由せずともエスパル東館2階⇔ヨドバシ3階レベルでスムーズに移動できるようになっていますが、今は店内の一部を通り疑似オープン体験をすることができます。

 Img_7363

しかし、ここからみても、正面の部分はタイル工事中。

Img_7358

第1ビル前面部分に近づくと、通路付近も明らかに絶賛工事中の状況です。

Img_7360

ヨドバシ高速バスターミナル

Img_7324  

屋根は立派に完成していますが、以前歩道として使われていたバスが停車する部分は改めて舗装工事を行う必要がありますね。

Img_7329

その1で触れた、JAMJAMライナーの他にも、さくら観光など、福祉大東口キャンパス周辺の高速バスが移転するようです。

今の広瀬通ターミナル周辺の発車待ちの路駐高速バスを一掃するために、このヨドバシ新バスターミナルを積極的に活用して欲しいところですが、西口宮交広瀬通ターミナル発着便の延長は今のところは明らかになっていません。

東口高速バスターミナルも元通り?

 これまで工事のため閉鎖されていた、ヨドバシ第1ビル側のバスベイが2か所復活するのかな。

判明している限りでは、宮古行きの発車バス停が73番に移動するのみで、この復活するバス停を活用する訳ではなさそう。

Img_7332

14日までは、エスカレーターを降りた先が、バスターミナル内を横断できる歩道として使われていましたが、ここも使用終了でしょう。

Img_7314_20230516222801

以前はヨドバシ第2ビル方面の動線として使われていた、ヨドバシ新ビル側のエスカレーターが、使用再開していました。

 Img_7334

ただし、振り返った第1ビルの1階部分はまだまだ工事中。地下道への入り口も覆われています。

Img_7337

第1ビル駐車場への入り口

 まだ、ゲートなどの機器の土台が露わになっており、設置はこれからでした。

Img_7356

既存の立駐より

 この立駐は、新店舗の位置にプレハブ2階建てのマルチメディア仙台が位置していた時から使用されており、かなり年期は入っていますが、引き続き使用されます。

Img_7355

着工が見送られた第1ビルのB棟部分の敷地になります。ここは第1ビルA棟と立駐の間で細長いながらも意外に広い敷地が残っています。

この土地を使うとすると、もともと計画されていた中層ホテルなどでしょうか。この部分が埋まると立駐とB棟が結ばれ、A棟にも行きやすくなるので、早めの着工が望まれます。

Img_7351

なお、立駐の屋上からは、仙台駅が一望です。

P5142551 

以上で、先週末の工事中レポートは終了です。この状態から半月で完成させオープンするとは信じられない。

次回は、ヨドバシ第1ビルの概要を取り上げます。

ヨドバシ仙台第1ビル 6月2日オープン決定! その3

スポンサーリンク

| | コメント (2)

2023年5月16日 (火)

ヨドバシ仙台第1ビル 6月2日オープン決定! その1

 GW前オープンが計画されていながら、工事の遅れとテナント部分の入居遅れも含め、いろいろな噂が飛び交っているヨドバシ仙台第1ビルでしたが、本日ようやく6月2日オープンが発表されました。

ヨドバシ.com - ヨドバシ仙台第1ビル開業 「ヨドバシカメラ マルチメディア仙台」2023年6月2日(金)OPEN (yodobashi.com)

 週末に状況を確認に行った際には、『絶対5月中は無理』という状況でしたし、バスターミナルが6月2日早朝到着便と出発便から使用開始とのアナウンスが出ていたことと、アーケードからヨドバシ新ビルに移転する店舗のオープン日から、既定路線の6月2日で発表されました。

 なお、そうはいっても、もっと遅れるかもなぁという状況でしたので、まずはめでたい。 

迫力のある巨大施設群

これは東口の宮城野通からの写真ですが、エスパル東館とメトロポリタンイーストと並び東口の光景をいっぺんさせたヨドバシの巨大な建物。

 この光景を知らない人に見せたら、メイン口と勘違いしてもおかしくないような立派な東口となり、もう駅裏とは呼ぶ人もいなくなるでしょう。

Img_7343

南東角も建物は完成し、テナントの看板パネルを入れるのみ。このアールがヨドバシらしさを表現しています。

Img_7327 

東口ペデストリアンデッキからの写真。現在の仮店舗である第2ビルも見えます。天気も良く、みんな思い思いに佇んでいました。

Img_7310

第1ビルと第2ビルの間の東七番丁通。左側1階にはそのバスターミナルが供用されます。
判明しているのは、「ジャムジャムライナー」の東京方面行きの発着。

Img_7328

既に仙台駅東西に設置されている案内板には、既にヨドバシカメラが表記されています。

Img_7333

南側のタイムズ立駐より。南側全景。第1ビル駐車場の足元はまだ工事していますが、ほぼ完成しています。

P5142553

ヨドバシ第2ビル近くの連絡通路に接続する東七番丁通からのエスカレーターも完成しています。

このエスカレーター経由すると、宮城野通と東七番丁通の長い信号の横断歩道を待たずに仙台駅方面に行くことができるので、体感的にも便利になります。

Img_7345

本当に、これらの写真を見ると、オープンしていると勘違いしそうな状況ですが。。。

次回に続きます。

ヨドバシ仙台第1ビル 6月2日オープン決定! その2

スポンサーリンク

| | コメント (0)

2023年4月29日 (土)

あすと長町の近況(R5.4)~仙台ラーメンフェスタ2023 他~

さて,ちょっと空きましたが,久々のあすと長町の近況シリーズです。

仙台ラーメンフェスタ2023開催

今年は4月から気候も良く,現時点の週刊天気予報ではGWも比較的暖かい日々のようで,近場を中心にちょこちょこ出かけようかなと思っているところでしたが,当然ながらこの近所で行われる恒例のラーメンフェスタはチェック中でした。

P4292465

 昨日の4月28日(金)から開幕したようで,今日は家族で行くにあたっての下見に行ってきました。

 例年と同規模で10ブースが設置されています。うち1ブースはGWの前後半で入替の模様なので,出店店舗は延べで11店舗。

 仙台ラーメンフェスタ2023 (sendai-ramenfesta.com)

P4292462

下見に通ったのはベガルタの試合が終わった後の夕方だったので,行列はなしで落ち着いていましたが,飲食テントにはそれなりにラーメンやビールを楽しんでいる方が。

P4292459

共催しているKHBがニュースなどでも盛んにアピールしてくれていますが,そのKHB前はオープンテラス,北側にはテント内の飲食スペースがあります。明日30日の午前中だけは雨予報なので,テントが役に立ちそう。

P4292460

どれにしようか迷いそうなメンツですが,この雲丹そばは魅力的でそそります。

P4292455

特製盛りで1000円ということは,ラーメンと合わせて1950円!ごちそうですね。

今年の価格設定について

なおその価格は今回も更に値上がりして950円/杯です。

これだけを見ると,正直プラカップのラーメンに1000円近くという感想もありますが,小麦や油,ありとあらゆる材料が値上げになっているこのご時世,そしてイベントとして遠征してくるにあたっての人件費,交通費,設営費用を考えると,何とか1000円以内に収めたという面もあるのかな。楽天などの球場でのラーメンも同じ位の価格帯だしなぁと。

過去記事

  仙台ラーメンフェスタ 2016.11.26

 そして,一方,高さを緩和する工夫が2つあります。

① 6枚つづり回数券を5000円!

 1杯あたり833円の計算となり,多少割安感を感じます。

 家族やグループで行く場合は,回数券を買ってしまって,複数杯を楽しむというのも良いですね。

② プロスポーツチケット割引

 期間中の89ers,ベガルタ,マイナビレディースの試合チケットを提示すると,何と1杯700円に!

目の前のゼビオアリーナでの試合は6~7日の群馬クレインサンダース戦のみですが,最終戦でありファン感謝祭もあるようなので,相乗効果で盛り上がりそうです。またベガルタも,今日勝利した大分戦と,5月3日の秋田戦の2試合があり,試合当日に限らず有効というのは太っ腹!うまく使ってラーメンもスポーツも楽しみたいですね。

 なお,5月4日と5日は,隣接するゼビオアリーナで「YOASOBI」のライブがあり,この一帯は大変な賑わいになりそうです。

tekuteながまちで閉店相次ぐ

 「いただきこっこちゃん」のテイクアウト店舗と暫定店舗っぽかった「諸菓旅めぐり百絵」が3月末で閉店していました。

Img_6953

写真はいただきこっこちゃんの方です。

なお,2年位前に閉店した菓匠三全の跡は,工事が始まったような感じではありまながらも,動きは小さく,情報はありません。

Img_6954

これは店内からの写真。

Img_6952 

テクテ自体も,普段使い需要は安定しているにしても,ゼビオアリーナや仙台PITでのライブなどのイベントが少なくなっていて,飲食や土産物のテナントにもダメージが出ていたところですが,GWはライブや89ersの試合も開催され,GW明けには5類に移行とのことで,コロナ前のようにコンスタントに賑わって欲しいところで,撤退店舗の跡が早めに埋まって欲しいと思っています。

TSUTAYA跡はドラッグモリ

 以前から出店の情報は入っていましたが,交差点角に,ドラッグモリ(福岡県地盤)オープン予定とスタッフ募集の案内がありました(写真は2週間前)。

Img_6869

Img_6868

最近県内にほぼ同時に出店しているクスリのアオキ(石川県地盤)とともに,陣取り合戦がすさまじい。

愛用していたポピーがこのドラッグモリグループに買収された挙句,全店舗閉店させられたので,個人的にはあまり良い印象はないですが,最近の流行りの生鮮品強化型ドラッグストアのようで,1店舗で用事が済むのであれば忙しい主婦にはありがたいかも。

 とはいえ,近隣のみやぎ生協もヨークベニマルも,同一敷地内にドラッグストア併設しており,1か所で済むというのは同じながらも,レジの手間が省けるということで,忙しい時に使い分けられるようになるのかな。

大規模小売店舗立地法上の届け出内容

新設日  令和5年12月1日(建物完成日は7月末)

店舗面積 1349平米

開店時間 0時~24時

24時日間営業も可能な申請ですが,既存店舗は9~24時なので,,本当にするかは分からない。
近隣だとモールの西友食料品売り場が24時間営業していますが,人手不足のこのご時世,ドラッグストアで24時間営業は不要ではと(仙台ではウエルシアの一部店舗で実施)。

 スーパーとすると,ヨーク×2,生協×2,テクテの生鮮品売り場,ウジエスーパー,そしてモール西友と,競合店舗が立ち並び,ドラッグストアとしても,ツルハ×4,サンドラッグ,ウエルシア,マツキヨと競合が激しいこの激戦区に乗り込んでくるというのも人口が増えている地区であり,勝算はあるのでしょう。

DMG森精機 アカデミー仙台 完成間近

Img_6951

P4292454 

 精密機械大手のDMG森精機のショールーム兼スクールとして建設中の建物がほぼ完成しており,現在は仕上げと外構工事中で,GW明けには工事終了しそうです。

過去記事

 あすと長町の近況(R4.10)ヤマダデンキオープンとアオキ跡地工事開始(R4.10.29)

 一部ガラス張りの2階建ての建物で,企業のショールームとして,ガラス張りで明るい雰囲気の建物です。

 長町ICから仙台市内に向かうメイン通り沿いであり,BtoBの知る人ぞ知るという実力企業なので,知名度アップの効果はありそうです。

 また,長町1丁目駅からも徒歩6分,長町駅から徒歩8分程度で,アクセスの良い立地。

 もともと,あすと長町はオフィス系の機能を集めることを想定していたことを考えると,このような企業が立地することは望ましいと思われます。

 市立病院,国土交通省,電気保安協会,KHBの他,もっとあすと長町の就業人口が増えれば,現在少ない飲食業にも好影響を及ぼすのではと思うので,今後とも期待しています。

スポンサーリンク

| | コメント (6)

2023年4月27日 (木)

未来の杜せんだい2023開幕&賑わう国際センター駅

さて,前回記事の続きです。

JR長町駅東口駅前広場再整備&バスで八木山動物公園駅へ

 八木山動物公園駅を発車し,乗客が疎らな車内を過ごしながら,青葉山で5名程度,川内駅でも10名程度と,車内の雰囲気は変わらずと思っていたら,国際センター駅で多くの乗客が乗ってきたと同時に,対向列車からも多くの人が降りてきました。

Img_6738_20230426205601

 なお,青葉通一番町駅と国際センター駅は,基本上下線の電車が同時発車する駅(豆知識)。

集客力抜群の写真展

 「何かやっているのかな」と興味本位で下車し,改札をくぐったところには長蛇の列。。。それも女性だらけ💧

Img_6727_20230426205601

 これでした。なお,3月12日の出来事です。「羽生結弦 写真とポスター展2023」が開催中でした。

Img_6730_20230426205601

 3.11前後に羽生君のアイスショーは,利府の山の中でやっていることは知っていましたが,

基本的にあそこでやっているイベントには嫌悪感(と仕方なく行かれる方への同情)しか感じない。

でも,他都市からやってきた多くの参加者が,東西線に乗って,この関連イベントであるポスター展を訪れていることを目の当たりにして,「羽生くん様様」と感じました。

羽生結弦君のこの写真展には期間中で1万人以上は来ていたでしょうから,この方々が全て仙台駅から東西線を往復乗車したとすると,500万円近い収入となり,普段からガラガラと言われ,通勤通学利用が落ち込む週末において,イベント乗客の利用比重が高くなる東西線にとっては大きい。

Img_6737_20230426205601

 会場の2階,青葉の風のテラスに向かう階段は大行列。並んでいる方はみんな楽しそう。

Img_6729_20230426205601

 なお,行列は,国際センター駅舎内では収まらず,外の階段まで続いていました。

Img_6728_20230426005001

 駅舎の外のサインパネルコーナーも,楽しそうに写真を撮る方々で人だかりが。

 ふと国際センター展示場を見ると,何か別のイベントが開催されているようで,防災関係の国際会議でした。

P1230027_20230426205601

 国際センター駅の賑わいと比較すると,あまり人の出入りはなかったですが,国際センター駅から徒歩1分の絶好の位置にある展示場。来場者にとっても仙台駅から乗車したら10分以内で到着することができる,来場者にやさしい施設です。

 仙台駅方面の電車には多くの帰りの乗客が乗ってきましたが,それでも座席が埋まって多少の立ち客が出る程度というのは,ミニサイズであっても4両編成の地下鉄ならではの輸送力。一編成の定員388名と考えると,これでも乗車率3割程度。

Img_6740_20230426213201

 東西線もこのくらいの利用状況だと,安心します。

未来の杜せんだい2023開幕

 この国際センター駅近くの旧追廻,青葉山公園から西公園にかけてをメイン会場とし,4月26日より都市緑化フェアの「未来の杜せんだい2023」が開幕しました。6月18日までの約2か月弱の開催です。

 過去記事

  仙台で都市緑化フェア再び!? 2020.01.15

Img_5986

大橋側には,シンボル的なインフォメーション施設の仙臺緑彩館・もりの庭園が恒久施設として整備されています。

初日の今日はあいにくの冷たい雨となりましたが,これからは仙台の気持ち良い新緑の季節で,都心部近くで開催される入場料不要のイベント,そして青葉山公園のオープニングイベントなので,目玉的なイベントが見えづらい気がしながらも,それなりの集客を集めそうです。

未来の杜せんだい2023ホームページ

Main_map_20230426220001

 

会場間を結ぶのは東西線

 街中会場の青葉通,定禅寺通はもちろん,東部会場の荒井駅上のメモリアル交流館,農業園芸センターや旧荒浜小学校と,各会場は東西線沿線沿いに集まっています。

 そのために,仙台MaaSを用いた1日パスが販売されます。

1680998952_mirainomori

1 名称 緑化フェア周遊パス
2 対象路線 【地下鉄】南北線・東西線
       【市バス】荒井駅~農業園芸センター前~震災遺構仙台市立荒浜小学校前
3 利用可能期間 4月26日~6月18日
         ※利用日の9日前から購入可能、1日間乗り放題
4 販売価格 【平日券】大人:1,000円
       【土・日・休日券】大人:800円
       ※大人1人につき、最大で小児(1才~小学生)5人まで無料
        (小児のみのご利用はできません)

 販売価格は,通常の一日乗車券に荒井駅からのバスが利用できる分として180円プラスされた金額。

正直通常の一日乗車券と比べてお得感は薄いですが,メリットとしては大人1人あたり子ども5人まで無料という点。

有人改札を通過する必要があるのはちょっと面倒に感じますが,フェア期間中は東西線がにぎわいそうですね。

普段からガラガラのイメージが強い東西線ですが,実は3月に博多駅まで延伸開業した福岡市の地下鉄七隈線(開業18年目)と延伸開業前時点の利用客数がそれほど変わらない。ミニ地下鉄かつ距離もほぼ同じなので,開業から8年目の東西線は意外に健闘しているかも。

土日祝日の10時台は6分半間隔に増発

 この緑化フェアの開催期間に合わせて,期間中の土日祝日の9時半頃から10時台の東西線が増発されます(仙台駅基準)

 会場方面の八木山動物公園駅行は通常の昼間時間帯は7分半間隔のところを,2往復増発し6分半間隔と,南北線よりも頻発運行となります。

Timetable1_20230427061501

平日や土日休日の前後のダイヤと比較すると分かりますが,毎時8本⇒10本となります。

この時間帯は,毎時揃っている時刻のパターンがずれるので,普段お使いの方はやや注意が必要です。

車両が小さいことから会場に向かう方が集中すると混雑しがち(定員が南北線の約2/3)ですが,仙台駅から国際センター駅までは5分程度なので,混雑していてもあっというまに到着する距離ではありますが,おもてなしとして増発はありがたいです。

 なお,帰りの午後の時間帯の増発はなし。既存ダイヤで十分に運べると思われます

荒井行も9~10時台増発で,荒井駅付近の東部会場に向かう方にはやや便利になりますね。

間もなく改装 宮城県美術館

 この近隣の集客施設としては,宮城野原の県民会館への移転統合構想が撤回となり,無事現地存続の運びとなった宮城県美術館。

 リニューアルは統合騒ぎの前の計画よりも縮小されながらも,老朽化対策を中心にこの緑化フェア終了と同時に,6月19日より約2年間の休館に入ります。2年後のリニューアルオープンに期待。

基本設計のポイント
1.老朽化対策
 ① 空調・熱源等の各種設備更新 
 ② 外構・屋上防水等の劣化箇所修繕
2.社会状況やニーズの変化への対応
 ① 現講堂をキッズ・スタジオ(仮称),新県民ギャラリーへ用途変更します
 ② 現図書室,現映像室を情報・交流ラウンジ(仮称)へ用途変更します
 ③ 現県民ギャラリーを新展示室,新収蔵庫へ用途変更し,「見える収蔵庫」を設置します
 ④ レストラン,ミュージアムショップの拡充,トイレ設備更新,授乳室新設等を実施します
詳細はこちら(PDF)

 

 美術館へは,昨秋のフェルメール展の時に訪問しました。

 移転統合騒ぎが収まってから初めて訪れましたが,やはりこの中庭の空間はおちつきました。

Pb262321

カフェモーツアルト・フィガロのテラスにて,家族とランチをしました。

Pb262326

フェルメール展は以前も来た事がありましたが,この絵にこんなエピソードがあったとは。

Pb262302_20230426224901

移転統合の場合,建物の取り壊しや譲渡が条件だったので,このアリスの庭が失われてしまった世界線を考えると,撤回となって良かったと感じます。例の4病院問題ももやもやします。

Pb262311

Pb262312

仙台は得てして古くて価値があるものを惜しげもなく壊してしまうことが多いので,この空間が今後50年と残るために,しっかりリニューアルして欲しいです。新しい美術館を楽しみにしています。

 東西線沿線のこのエリアは観光地もあり緑化フェアも含めた様々なイベントが開催され,楽しみが多いですね。これからの気候の良い季節。もっと訪れたいと思います。

 

スポンサーリンク

| | コメント (0)

2023年4月26日 (水)

JR長町駅東口駅前広場再整備&バスで八木山動物公園駅へ

長町駅東口駅前広場完成

 昨年から長く工事が行われていたJR長町駅東口駅前広場。

 ここは,駅前広場ロータリーの中心部がタクシー待機場になっていながらも,ほぼ活用されておらず,宝の持ち腐れになっていました。

 過去記事

  長町駅東口駅前ロータリー リニューアル工事 (2021.09.03)

 計画が明らかになってから早2年。ようやくこの3月に工事が完成し,ロータリー中央に一時駐停車場が整備されました。

P1230013

P1230007

約30台分の駐停車スペースが。予定通り,30分以内の駐車は無料です。本来目的の駅送迎だけでなく,tekuteやラーメン店利用者に利用されそう。

 P1230009

注意すべきは,30分を超えると急に料金が高くなること。

それは,送迎用一時駐車場という性格から,当然なのですが,

30分以内  無料

45分以内  200円

45分以上  15分毎に100円

とのことで,1時間で300円,2時間で700円と,うっかり長時間止めてしまうと大変なことになります。

 P1230012

 駐車場に入れなくとも,駅に送る際の降車場もロータリーの中に移されました。

 以前は,駅舎と反対側に設置されていたので,駅舎までの距離が短くなり,屋根も整備され,使い勝手が良くなりました。

 一時駐車場の整備は最初からやれば良かったとは思っていましたが,ここまでタクシー需要がないとは予想できなかったのでしょうし,そうなったら方向転換してリニューアルできたことは良かったと。意地張って使いづらいままで放置されなかっただけでも。

八木山動物公園行きバスに

 きまぐれで,長町駅東口から八木山動物公園行のバスに乗りました。芦の口の新道経由で,長町駅と八木山動物公園駅を結ぶ4つのバス路線の中で,最も所要時間が短い路線(↓水色の路線)。

Busmap

 平日は概ね30分に1本走っていますが,休日は1時間に1本に。

 休日の10時台ですが,長町駅東口で自分だけ,

Img_6709_20230426001301

その後長町駅西口で1人。長町南駅・太白区役所前で3人程度乗車,1人下車しながらも,泉崎一丁目北で1人下車と,比較的こまめな短距離の乗車に使用されている印象。土手内1丁目南で1人乗車,その後芦の口小学校前で1名下車し,1名乗車。

 なお,芦の口小学校前からは,東西線八木山動物公園駅周辺の100円バス区間の境界で,南北線長町南駅まで150円の区間なので,市の見込みとしては東西線へ誘導したいのでしょうが,向かい側の長町方面バス停では10人程度の列があり驚きました。

Img_6711_20230426001301

やはり,普段の流動としては,西友モールやララガーデン長町がある長町南駅が強いのは当然でしょうが,同時間帯のバスで,運賃優遇があるのにも関わらず八木山動物公園駅方面への利用がここまで弱いとは。

 仙台駅までは,南北線だと150円+250円=400円,東西線だと100円+310円=410円とほぼ均衡しますが,流動としては,山にわざわざ向かうのは抵抗が強いことを実感。また,動物公園駅は駅前に商業・サービス機能が何もないというのも。

Img_6713_20230426001301

 その後八木山本町付近で1人下車し,動物公園駅下車は3名程度。休日とはいえ,一応地下鉄駅に向かう方向の10時台のバスとしてはちょっと寂しい。100円バスの八木山エリアに入ってからの乗車がほぼ皆無というのも,残念に思えました。丘陵地で自転車が機能しないのでバスの利用がある程度見込めるエリアと思っていただけに。

Img_6716_20230426001301

 平日の利用は分かりませんが,あえて運賃をダンピングの100円にしてこの乗車率というのはどうなのか。薬師堂駅・荒井駅周辺の100円バスエリアのバス乗車率も惨憺たる状況で,地下鉄への誘導目的とはいえ,遅かれ早かれメスが入りそうと感じました。

八木山動物公園駅

 駅自体を利用するのは久しぶり。

P1230020_20230426001301

バスの乗車率の低さの反面,八木山動物公園駅はパークアンドライドがメインの駅であることの象徴が,このそびえたつ立体駐車場。

P1230014_20230426001301

バスの本数が多くないこと,丘陵地でバス停まで歩くのも面倒な場合,街中の職場に駐車場がなければ,パークアンドライドで東西線で街中へという需要は高く,利用率は高いようです。

バスへの乗り継ぎ用時刻表示は整備されていますが,行先が微妙に感じます。単一路線で最も多いのが仙台駅経由の交通局大学病院前ですが,ここからわざわざバスで街中には向かわない。

 長町駅方面はトータルの本数こそ多いものの,乗車した①芦の口新道経由(市バス) の他,②恵和町・緑ヶ丘経由(市バス) ③八木山南・286経由(市バス・宮交) ④西ノ平経由(宮交) に分散しています。

Img_6719_20230426001301

各方面とも,平日は毎時2本程度,休日は毎時1本は確保していながらも,やはりこの動物公園駅でバス待ちをする抵抗は強い。南北線で長町南駅から乗り継ぎの方が,待ち時間があってもモールで買い物ができるなどの効果があり,いくら東西線が空いているいるからとはいえ,メリットは安い駐車場と混雑しない道路ということに。

東西線乗車

 このような状況でも,南北線と同じ昼間は7分半間隔。

明日追廻地区を中心に開幕する緑化フェアが終わる7月から,南北線ともども基本昼間10分間隔になってしまうのは本当に残念。

Img_6723_20230426001301

乗車状況は,4両編成で各車両10人ほど。意外に乗っているとみるか。

Img_6724_20230426003801

普段は南北線ユーザーであり,まだまだ真新しい東西線に乗るとテンションが上がります。

まったりした東西線乗車と思ったら,その後意外にも突然の混雑に遭遇して驚きました。それはこの駅で行われていたイベントによるもの。

Img_6728_20230426005001

次回に続きます。

スポンサーリンク

| | コメント (2)

2023年4月24日 (月)

泉中央のアリオ 存続なるか?

 令和5年3月に,(株)セブン&アイ・ホールディングスは傘下に置くイトーヨーカドーの店舗数を2026年2月末までに現状の126から93店舗に削減する計画を発表しました。

 傘下に入っている西武百貨店&そごうも,池袋西武や横浜そごうのような基幹店以外は厳しい状況で,そもそもコンビニとスーパーと百貨店の経営は別物なのに,スケールメリットを出そうとして無理やり買収した結果が現在のグループの状況を示しています。下手にセブンイレブンが強すぎるだけに,株主にとっても企業としても傘下の百貨店とGMSがお荷物にしか見えなくなっていると。

 あのイオンも,かつて持っていた百貨店も閉店し,現在イオンモール内に入っている小型百貨店も基本的にテナント。そのイオングループでさえ,コンビニのミニストップはセブンイレブンに遠く及ばす,イオン本業との相乗効果も薄いなど,モールに入居させ相乗効果が図れる専門店はともかくとして,基本的に商業業態ごとのノウハウが異なり,一つのグループ内でのハンドリングの難しさを表しています。

アリオ仙台泉の存続は

 アリオ仙台泉は,10年以上前に一旦閉鎖店舗に含まれながらも,震災後の泉中央周辺の人口増と売上増により,閉店が撤回され,アリオ化された経緯があります。10年前のアリオ転換時の記事は下記のとおり。小型アリオながらも,当時としては魅力的な店舗を集めていたということを改めて感じます。

過去記事

 泉中央にて2013.09.29

P1230039 Img_4925

 7&iホールディングスとしては上述のとおり,今後3年間で33店舗を閉鎖とのことですが,この数は主戦場の首都圏店舗93店舗を除く,関西や中部,東北・北海道などの店舗数に一致します。

 なので,イトーヨーカドーは首都圏以外は全て閉鎖という予測もあるようですが,4店舗ある青森県では自社物件は存続,そして集客力のある五所川原エルムでさえもテナントなので撤退という話があり,地方店舗が全てへ移転対象というわけではなさそう。

とはいえ,アリオ仙台泉は自社物件ではなくセルバと同様住友商事の所有であること,県内は石巻あけぼの店との2店舗のみで,周辺にはグループのヨークベニマルがドミナント体制を敷いていることから,イトーヨーカドーとしての存続は厳しいように思えます。

現在のアリオの状況

 手前がセルバ,奥側がアリオ。

Img_6781

セルバとは,上層階で連絡通路で結ばれています(連絡通路からの写真)。

Img_6774

P1230041

中央に吹き抜け空間があり,1992年というバブル期の残り香の時期に,南北線泉中央駅延伸という期待の中でオープンした立派なハコであることを改めて感じます。

Img_6757

ただし,現状では地下食品売り場と1階のフードコート,4階のロフトはまだしも,それ以外のフロアは正直厳しい。。。

アリオ仙台泉フロアガイド

Img_6761

かつてあった赤ちゃん本舗はセブン&iグループ内の専門店にもかかわらず撤退し,そもそも西武の小型店はかなり前に閉店,

これらの跡地を含め,後継テナントでの穴埋めがうまくいっておらず,特に上層階フロアはこんな状況。

Img_6771 

Img_6769

なお,個人的に最も苦しさが現れていると感じるのは,その上層階連絡通路を挟んで,もともとセルバに八文字屋書店があったのに,アリオ側の赤ちゃん本舗跡にくまざわ書店をオープンさせたこと。確かに書店は家賃を安くすれば広い面積を埋めることはできるけれど,既存の八文字屋側にも影響がでるし,決して相乗効果が発揮できるわけではない。やるんだったら,八文字屋の拡張で「蔵書数〇〇万冊をアピール」だったら分かるけれど。どう見ても八文字屋の方がにぎわっています。

(左:くまざわ書店,右:八文字屋)

Img_6758 Img_6775

セルバの拡張が現実的?

 住友商事が運営するセルバは,テナントの入れ替わりがありながらも,南部副都心の長町モールとララガーデンに対応する形で,北部副都心としてのテナントの受け皿になっており,それなりに高感度な店舗を集めています。

 2016年にオープンしたセルバテラスは多少苦戦しており,3階のしまむらがオープン5年経過後の昨年に撤退しているなど,泉中央の商業集積については多少アリオや駅ビルswingを含め苦戦気味。

201602181750_1

 そもそも,同じ住友商事の所有する商業施設であり,結果的にセルバの別館的な扱いで,ヨーカドーの後に例えばヨークベニマルを入れて,上層部は専門店ビルとして,セルバテラスを含めた3館での一体感を深めて再構成するしかなさそう。しかし,5階建ての旧GMS型商業施設というのは本当に扱いづらくなっています。よほどの強力なテナントを集客マグネットとして置かないと4階以上に人が行かない。少なくとも連絡通路があるアリオ4階=セルバ5階までの回遊を図り,アリオの5階のテナント(飲食・ゲーセン)は空きフロアを埋めるために下に移動するなどの方法がとれないかな。

 泉中央地区は,地下鉄乗降客としては駅前商業施設が十分成り立つ乗降客5万人レベルを保っていますが,道路条件が悪いことと,駐車場が有料となると,郊外無料駐車場のイオンモール新利府や富谷の方に流れて行って商圏が狭くなっています。

 アリオとしての存続は厳しいかもしれませんが,どうなったとしても仙台の北の副都心を構成する商業施設として,引き続き存在感を発揮していって欲しいと思っています。

 

スポンサーリンク

| | コメント (6)

より以前の記事一覧