仙台いろいろ

2020年9月26日 (土)

東西線開業からまもなく5年 荒井駅周辺レポリターンズ

 2015年12月6日に開業した仙台市地下鉄東西線。

 車両基地を持つ東の終点として開業した荒井駅ですが,開発が終盤だった荒井土地区画整理事業地からみると東に寄り過ぎ,駅の東側は車両基地と東部道路で駅勢圏が抑えられるなど,条件としてはあまり良くない条件で開設された駅でした。

 いろいろと心配された東西線の開業からあと2か月ちょっとで5周年を迎えますが,荒井駅周辺に先日久々に寄ってみました。

関連過去記事

東西線の終点 荒井駅前レポート(H29/9/17)

荒井にライブホール”仙台ギグス” 5月開業(H29/2/17)

東西線 荒井駅レポート(H26/2/14)

 今回は,運動を兼ねて自転車で向かいました。荒井駅に地下鉄で行ったのは,うみの杜水族館に荒井駅からのシャトルバスで行った時以来ないなぁ。南北線沿線の太白区民からすると,荒井に地下鉄で行くのは,一本で行ける泉中央に行くよりも遠かったりします。距離的には近いのですが。

微妙に変化した荒井駅前

 荒井駅前にダイワハウスが取得していた土地。

 ホテルとかいろいろと構想があったと記憶していますが,荒井自体が郊外型の街であり,また駅勢圏が狭いこともあってこの土地には動きはありません。曇天の日だったので,写真写りが良くなくて済みません。

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 同じダイワハウス系で,ちょっと南側にアクロスプラザ荒井東としてスーパー中心のこじんまりとした開発を行っているので,ごく近接した駅前で商業系の開発は難しい。そもそも,それよりも規模が大きいフレスポ六丁の目南町(ヨーク ヴィーフジサキ他)を行っているのでなおさら。

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 とはいえ,駅前で東側には,医療モールと賃貸住宅で構成されるビルが立地していました。なので,駅前広場自体は勢いのあると言われる南北線富沢駅と比べると,開業5年であることを考慮すると,よっぽど整備が進んでいる面もあります。

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富沢駅に似ている荒井駅

 改めて考えると,【富沢駅 ー 荒井駅】は本当に立地条件は似ていますね。

〇富沢駅の南側,荒井駅の東側は,車両基地と高速道路【南部道路 ー 東部道路】で駅勢圏の広がりを欠いている。

〇離れて並行してJR線【東北本線 ー 仙石線】が通り,地下鉄ターミナルながらも以遠からの需要が見込みづらい。

〇地下鉄開業時点で,先行して仙台駅寄りの地域で既存の区画整理【富沢長町 ー 荒井】が概成し,駅前は街はずれだった。

〇駅から1.5~2km程度離れた区画整理地で,集客力のある郊外型のNSC【アクロスプラザ富沢西 ー クロスモール荒井,フレスポ六丁の目南町】が立地。

〇郊外型飲食店が張り付く幹線道路【仙台館腰線 ー 産業道路】が多少離れた場所に通っている

〇よって,駅前の商業面での集客力がなく,近隣型のスーパー【生協,富沢イオン ー サンマルシェ】のみ

〇カフェなど【スタバ,コメダ,星乃,シベール他多数 ー フラットホワイト,THE BREDBAR,シベール他多数】が多く立地

 東西線の中でも荒井駅は大町西公園に次いでワースト2の利用者ですが,荒井東区画整理地の南側で行われる長喜城東地区の区画整理や未だ田園が広がる北口など,ポテンシャルは高いとは思っています。

イグーネ荒井

 オシャレ過ぎて入る勇気が出なかったし,駐車場が満杯な位繁盛していたので,外観だけでスルーしましたが,今度は是非入ってみたい施設です。

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 泉パークタウンで有名なカフェであるフラットホワイトコーヒーが出店しています。

それ以上に,この緑豊かというかイグネをイメージしたという独創的な建物は魅力的。

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ジャイアントストア・仙台GIGS

 ジャイアントストアは,コロナ対策で自由に入店できなかったので,入り口でUターンしましたが,駐車場には入店待ちの車が数台止まっていました。仙台では泉中央のTrekのストアも最近オープンするなど,自転車ブームの影響が続いているのかな。

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 仙台GIGSは,コロナの影響でイベントが軒並み中止となり,本当に厳しい状況が漏れ聞こえてきています。

 その状況でも,Withコロナで感染対策を講じながら,徐々にイベントを再開させようと動いており,同じく厳しい長町PITとともに,何とか持ちこたえて欲しいと思っています。

 併設テナントも利久が業態変更して「やみつきホルモン」になっているなど,イベント来場者に頼らず地元客向けとして乗り切ろうとしています。

若林警察署など

 仙台南署で管轄していた若林区で念願の警察署がH31年4月に設置され,その周りにも蒼会の病院やフットサル場など,施設立地は順調に進んでおり,空き地は目立たなくなってきています。駅前のダイワハウスの土地を除いては。 

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マンションも分譲中

 荒井駅南口から徒歩1分の目の前に,「クレアホームズ仙台荒井駅前」が分譲中でした。HPでは間もなく完売とのことですが,この場所でマンションを選ぶにしても買い物はクルマ必須の物件なんでしょうが,通勤で確実に座っていける始発駅の需要は根強いですね。

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 以前は寂しかった富沢駅も今では長町駅に近い利用者数を誇り,地下鉄南北線の朝ラッシュ時は次の長町南駅からは座れない程度の利用率となっているようです。この荒井駅周辺もコンスタントに分譲マンションや賃貸住宅の供給が続き,六丁の目駅では座れないくらいに駅利用者が増えて欲しいところ。

 コロナの影響で,学生利用の激減の影響を受けている東西線ですが,この荒井駅をはじめ地道に利用客を戻して行って欲しいところ。

何よりも駅前のダイワハウスの土地,そして北口の田園の開発が鍵を握っています。この街には引き続き期待していきます。

 

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2020年9月11日 (金)

宮城県内3病院統合構想 名取市も誘致に名乗り

 突如,富谷市が名乗りを挙げた,県立がんセンター,仙台赤十字病院,東北労災病院の統合新病院の誘致。

統合3病院の移転地に富谷市が名乗り?(9/9)

当初から病院残留への努力を表明していた名取市が,負けじと誘致を表明しました。

宮城3病院連携・統合 名取市も誘致表明

宮城県立がんセンター(宮城県名取市)と東北労災病院(仙台市青葉区)、仙台赤十字病院(太白区)の連携、統合に向けた協議に関し、名取市の山田司郎市長は10日、病院の統合移転を想定し、市内に誘致する意向を表明した。今後、県に要望書を提出する方針。
 山田市長は市議会9月定例会一般質問で「県立がんセンター機能を含む連携統合病院の市内への誘致に向け、速やかに要望活動を行いたい」と答弁。用地確保については「全面的に協力したい」との考えを示した。
 山田市長は「間もなく8万都市になろうとする名取市には総合病院、地域医療支援病院がない」と現状を説明。病院誘致は「市民の安心安全と仙南の地域医療に大きく貢献する」と強調した。
 3病院の連携、統合を巡っては、富谷市が既に誘致に名乗りを上げている。(9/11河北)

ライバル意識が強い両市

 仙台を挟んで南北でそれぞれ市制施行している名取市と富谷市。

 名取市が市制施行して65年が経つのに対し,まだ市制施行から4年弱の若い富谷市。

 人口は8万弱の名取市に対し,富谷市は5万2千人と名取市がリード。ただし,富谷市は泉区に続く大規模団地の造成の流れにより,名取市が市制施行した時期にはわずか人口5000人強だったのが,この65年で10倍という急激な人口増加を果たしました。

 この両市の現市長は,揃って2期目を迎えていますが,前々回の初めての選挙で仙台市地下鉄南北線の延伸を唱え当選した(のちに名取市の山田市長はこの構想を市議会の反対により撤回)という浅からぬ因縁もあります。

地下鉄南北線 延伸へのラブコール(2016/7/30)

富谷町長選に思う(2015/2/11) 

 今回の統合病院誘致についても,現在がんセンターが立地する名取市が誘致することを見越して,富谷市が先手を打って県庁訪問をしてアピールしたところ,名取市も当然ながら「うちが優先でしょ」とジャブを打った構図。

 これに続く動きはあるでしょう。ただ前回記事で言及した多賀城市の東北学院工学部が五橋に移転した跡地活用については,当然ながら学院大学の意向もあるし多賀城市と跡地活用計画がまとまらないと,立候補できないので,両市に遅れをとることにはなります。

 また,普通に考えれば,合併前の旧仙台市内の方が強みがあるので,医師会の意向を考えると,みすみす市外には渡さないという動きもある。

 まぁ,これまで全国的にあった県立病院と市立病院の一本化(釜石・酒田・高知等)とは異なり,独立行政法人や日赤という公的性格を持ちながらも,別個の経営母体である病院との統合の事例は,あまり聞きません。なので,決定までも4~5年位はかかるのではと思います。

名取市内の候補地

 当然,ファーストチョイスは現在のがんセンター敷地と隣接する山林を造成しての拡張でしょうが,今回の統合話はがんセンターの立地条件が必ずしも良くないことも一因でもあり,名取市としてもこの案は積極的に推しづらい。

 そうなると,駅徒歩圏に統合病院の敷地を確保ということになりながら,JRとアクセス線が通り,地下鉄に匹敵する髄一の便利さを持つ名取駅徒歩圏というと,土地がないのがネック。徒歩15分圏に広げれば,現在進められている増田西土地区画整理事業地に確保する選択肢もあり,そうすれば高台のがんセンターと異なり駅から平地なので,スタッフは良いけれど,患者さんが歩いて通うのは厳しい。コミバスのなとりん号を頻繁に設定してカバーするしかない。理想は徒歩10分圏で,例えば駅隣接のサッポロビールに遊休地があれば良いけれど。。。という感じ。

 

 それ以外だと,アクセス線の杜せきのした・美田園駅近くの田園をつぶして移転地を確保することも,次善の策としてありえます。

 ただ,空港利用と同様で,仙台方面からは直通ながらも毎時2~3本で利便性は劣る。岩沼方面からは乗換が必須。それでも県としてはアクセス鉄道の利用促進で悪い顔はしないかも。これも,県医師会がどう考えるか。

 これでも,富谷市よりはアクセスは悪くないので,名取市が出てこれば,富谷市として勝ち目はないかな。

 ふと思ったのが,仙台赤十字病院の南側の電磁研の跡地が100戸規模の戸建て住宅地として分譲されていますが,もうすこしタイミングがよければ,この土地が病院拡張用地になりえたのかなと。もともと赤十字単独で想定していた病院建て替え用地は川内旗立線の向かいなので,道路を挟んで別の病棟を作るのは効率が悪い。

 その建替え用地の周りにはまだ緑が広がっているので,拡張も可能かと思いましたが,八木山はこれ以上の開発は制限がかかっていて厳しい印象があり,どうなるか。

 まぁ,名取市の立候補で面白くなりそうです。

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2020年9月 9日 (水)

統合3病院の移転地に富谷市が名乗り?

 先日,突然明らかになった,県立(地方独立行政法人)のがんセンター(名取市),仙台赤十字病院(太白区八木山南),仙台労災病院(青葉区台原)という,宮城県の医療界で存在感を発揮する3つの病院の統合の動き。

宮城県立がんセンターなど3病院が連携、統合協議へ 高度な医療提供を目指す

宮城県立がんセンター(名取市、383床)と東北労災病院(仙台市青葉区、548床)、仙台赤十字病院(太白区、389床)について、県と各設置者が連携、統合に向けた協議の開始に合意したことが3日、分かった。増加傾向にある合併症への対応など、より高度な医療が提供できる体制の構築を目指す。近く協議を開始し、年内に具体的な方向性を判断する考え(以下略)。(8/4河北より引用)

 何故?と驚きましたが,理由として

 〇仙台労災病院を筆頭に,病院の建替えサイクルと言われる30年を過ぎている,又は過ぎつつあること

 〇がんは複合的な病気であることから病状により総合病院との連携が必須となり,がん専門病院での治療に限界があること

が挙げられるようです。

 とはいえ,3病院の経営母体は全く異なり,もともとの県立病院から経営が切り離され独法化されたがんセンター,東北労災病院は独立行政法人労働者健康安全機構,仙台赤十字病院は日本赤十字社と,いずれも公的な性格を持つ組織でありながらも,うまく統合できるのかと疑問はあります。「完全統合」と「各病院を残した上での連携」との選択肢があるようですが,病院の建替えが必至という状況であれば,統合ありきの構想に思えます。

 仮に,3病院の病床数を合わせると,1220床と東北大学病院に匹敵する数。効率化を考えると全ての病床枠を活用はしないだろうけれど,多少縮小しても1000床規模にはなるのではと。

 そうすると,多くの患者・家族だけでなく,医療スタッフの通勤を考えると,なるべく便利な場所,少なくとも鉄道駅から徒歩圏の場所が望ましいのではと思います。

 いずれにせよ,これだけの規模の大病院の統合には,10年スパンの検討・整備期間が必要でしょうね。

立地条件の良い3病院

 がんセンターこそ名取駅から多少距離はありますがそれでも名取市のコミュニティバス「なとりん号」で10分150円。最低限の本数はあり,決して不便ではありません。クルマでも仙台市中心部から30分程度。長町モールにつながる県道仙台館腰線からほど近く,特に仙南方面からは非常に行きやすい,名取市を代表する病院です。

 

 残りの2つの病院は,地下鉄駅から徒歩圏。

 仙台労災病院は街中からほど近く,北仙台と台原駅のちょうど間で両駅から徒歩圏だし,県道仙台泉線近くで車でも行きやすい。この幹線道路を経由する多くのバスも利用可能。

 仙台赤十字病院は5年前に開通した東西線の八木山動物公園駅のおかげで,急坂ながらも何とか駅徒歩圏に。また,バスでも動物公園駅から5分かからず到着可能(100円均一区間)だし,長町方面からも直通バスが毎時2本程度あります。

 車でも,郡山折立線と長町八木山線という2本の都市計画道路の整備により国道286号からのアクセスが劇的に良くなりました。

 統合という話になっても,いずれの病院も不便な場所ではないというところ。

 名取のがんセンターこそ駅からバス・タクシー必須ですが,県内一円からのアクセスとしては別に悪くはない。

 なので,基本的に敷地に余裕のあるがんセンター,もともと道路向かいへの建替えが想定されていた仙台赤十字病院を核に進めるのが良いのではと。仙台労災病院は市街地過ぎて拡張余地がないし,土地を売却することで,移転原資を生み出せそう。

 新たな場所に統合病院を作るにしても,既存の大病院とある程度離れたところが,医療機関の立地バランスからも望ましいとなると,結構限られると思っていました。

富谷市が移転先に名乗り!?

 その統合の話から約1か月,このタイミングで富谷市が統合新病院の移転先として名乗りを上げました。

 今朝の河北朝刊1面でデカデカと。Web版にはUPされていなかったので,紙面を引用させてもらいます。

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感想としては,

〇黒川郡には大病院がなく,バランスとしては悪くはない。土地のあてもあるとは,若生市長の嗅覚は鋭い。

〇県内一円を考えても,車でのアクセスは悪くはない。

〇とはいっても,これだけの大病院を”鉄道駅がない”富谷市内に立地させるのは,医療人材の地域バランスを崩し,スタッフの通勤,患者・家族の通院を考えると問題が多い。

医療人材のバランスを崩すことに

 以前,県が栗原市への医学部誘致を図った際にも,人口6万人の栗原市に600床の大病院を作ると,地域の医療人材のバランスを崩すことになると危惧したものでしたが,人口5万人の富谷市に1000床規模の大病院というのは,医療スタッフの確保の面でも厳しい。

 なによりも,現在の3病院から,看護師・薬剤師をはじめとした医療スタッフがスムーズに移ってこれるのか?

 10年後であれば,当然スタッフは大きく入れ替わるだろうけれど,富谷市移転であれば,一定数の方が見切りをつけて,他の病院に移ってしまうのでは。

 結局統合病院ということであれば,これまでの個別の医療機関とは何から何まで変わってしまうし,実質的に全く新たな病院に勤務するようなもので,どの病院のやり方を残すのかを考えるだけでも,気が遠くなる話。混乱必至なので,医療スタッフとしても残るメリットは小さい。

 仮に,泉区・青葉区・宮城野区北部から労災病院に通勤していた医療スタッフは何とか富谷に通うことができるかもしれないが,赤十字やましてがんセンターに通っていたスタッフの通勤は厳しいと思われます。一人暮らしだったら引っ越しすれば良いけれど,家族持ちでは引っ越しは難しい。当然スタッフは女性が多いので,子育てと両立させようとすると,これまでより遠距離通勤になるのは厳しい。

 看護師や薬剤師ももちろん大変ですが,この規模の病院は医師だけでも200人を超えることとなり,スムーズに旧病院から移ってくれないと,医師確保も大変。そうなると,アルバイト的な応援医師でしのぐのも難しい立地となるのでは。

仙台圏北部の大病院は

 現在としては,泉中央駅西側に徳洲会病院があり,現在西友泉店跡地への移転が進められています。

その他に,富谷市と接する泉パークタウンには,台原からJCHO仙台病院が移転のため病院建設中である他,泉中央に仙台循環器病センターがあるなど,富谷市域には病院はなくとも,隣接する泉区にはそれなりに揃っています。

戦略的な病院誘致?

 基本的に生活機能を仙台市に依存している富谷市であり,医療に関しての仙台市依存度を下げるべく,企業誘致感覚で手を挙げたのかもしれません。

 〇これだけの大病院を誘致すれば,1000人以上の就業者が手に入り,来院者を含めても経済効果が大きい。

 〇将来的には病院近くに多くの方が住んでくれるはず。

 〇市民も大病院が来て安心。

 〇泉中央駅からのバス利用者が激増し,念願の地下鉄延伸やBRT運行に向けた需要の底上げにより,実現性を高める手段となる。

という,富谷市としては安くて広い土地を提供するだけで,これだけのメリットが生じるので,移転の過程で生じる上記のような問題は些細なことにはなるでしょう。若生市長は結構したたかだと感じています。先に手を挙げるメリットは大きい。

移転先はどこに?

 まぁ,当然移転先については,3病院の経営主体が結論を出すことで,その過程で職員の意向も反映されるでしょうが,問題は望ましいアクセスの良い,広い土地が確保でき,他の大病院とエリアが被らないところは限られていること。

 そもそも,現在病院が立地している名取市や八木山地区から大病院が消えてしまうのは,地域バランスを考えてもどうなのか?

 富谷に移転するのであれば,よっぽど名取市の現在のがんセンターや八木山の赤十字病院を核として集約した方が便利ではないでしょうか。

 記事中では,座長である東北大八重樫医学部長が,立地場所を「アクセスの良い場所に」と指摘しているようで,当然ながらこのような統合大病院を成功させるには,立地条件が第一であるでしょうね。

 この富谷市の動きを発端として,仙台市及び仙台市周辺自治体で誘致の動きが出てくればと思います。

 個人的には名取市を推したいのですが,穴場の土地としては,多賀城市の東北学院大学工学部が撤退する跡地などは,「駅から徒歩圏」「まとまった土地」,「多賀城市としても,大学撤退のダメージを補って余りある効果」と思います。時期も丁度良い。

 他,仙台市内では,荒井駅北口の農地も面白い。東部道路の仙台東ICも近く,県内全域からのアクセスも良い。

 あと,愛子地区は東北道での県内からのアクセス,仙山線が使えること,土地確保の容易さもありますが,ちょっと西に寄り過ぎの感が。

 まだ先の話とはいえ,東北医科薬科大学病院を病床数ではるかにしのぐ,東北大学病院に次ぐ規模の大病院が誕生するとなれば,失敗は許されない。統合が実現するかどうかも未知数ではありますが,この動きは注視していきます。

 

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2020年9月 6日 (日)

仙台市 バス・地下鉄「運賃値上げ」か?

 震災前は,南北線だけで1日16万人台をピークに利用客が頭打ちとなり微減傾向で14万人台まで落ち込んだ仙台市地下鉄。

 震災後は1か月以上の台原駅以北の運休もあり,さらに落ち込みながら,その後,被災沿岸部からの被災者が沿線のみなし仮設等へ転入するなど,仙台への人口集中が起こったこともあり,利用客数が反転し増加に転じました。

 2015年末の東西線開通後は,さらに東西南北を移動できる2路線目を得たことによる利便性向上により需要が喚起されました。東西線沿線への住民の張り付きが続き,昨年度までは南北線及び東西線とも順調に増え続けてきたのは嬉しい誤算でした。

仙台市地下鉄 踊り場に差し掛かる利用者数(R1.10.26)

 南北線は乗換客含みながらも1日20万人程度の利用客を確保することとなり,東西線も当初はガラガラと叩かれながらもハイペースで増加し,合わせて25万人超(乗換客の重複除く)の利用者確保するところまで伸びてきたところ,一転コロナによる大幅な利用客減に見舞われました。

 その利用客も概ね戻りつつある昨今ですが,こんなショッキングがニュースが流れました。

仙台市 バス・地下鉄「運賃改定」検討 赤字が続く 経営方針一本化

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仙台市交通局は赤字が続く市バスと地下鉄の経営方針を一本化します。それに伴い策定される「経営計画」について、運賃改定などを盛り込むことが確認されました。

これは仙台市交通局に設置された「中期経営計画検討委員会」が作成した計画の素案の中で示されたものです。

それによりますと、バス事業は年間30億円に上る一般会計補助金を繰り入れることで採算が合わない路線を維持し、運賃の値上げを回避してきたことなどから、喫緊の課題として運賃水準の検討を必要としています。

一方、地下鉄南北線については1987年の開業から30年以上が経過し車両更新などの大規模投資が控えていることから、経営の引き締めを図るとともに運賃改定の検討が必要だとしています。

検討委員会は、素案を基本に12月には中間案を作成し、来年2月に最終案を取りまとめる方針です(9/3仙台放送)。

 経営方針の一本化と値上げがいまいち結び付かないですが,いずれにせよ,昨年10月に消費税UPで10円アップが行われ,初乗り210円をはじめとして割高感をより感じるようになった昨今,さらなる値上げが検討されているというのはショックです。

日本一高い地下鉄?

 まぁ,開業時は初乗り大人160円だったことはうっすらと覚えていますが,定期的に値上げされ,気づいた時には全国の公営地下鉄(都営地下鉄を除く)標準の初乗り200円になりながら,それ以降は消費税のUPに伴う値上げ以外は行われずに踏みとどまっていたというのが現実でした。

 なので,頑張っていたという面が大きいですが,それでも,運賃の上がり幅は他都市の公営地下鉄と比べても大きく,「日本一高い地下鉄」という不名誉な称号を与えられて久しいこの仙台市地下鉄。

1区 2区 3区 4区 5区
~3㎞ 3~6㎞ 6~9km 9~12km 12km~
210円 250円 310円 340円 370円

 個人的には,

〇初乗り料金は消費税UPに先んじて京都市地下鉄が210円(現在は220円)と日本一高い

〇運賃の上がり幅も埼玉高速鉄道のように全線20分乗ったら480円を超える料金よりは安い(仙台では20分で340円)

と,心の中では反論を続けてきましたが,消費税10 %になった昨年10月の値上げで初乗り210円,最も利用客の多い仙台―泉中央間が310円と区切りの良い料金ではなくなってしまったことで,正直高いなぁと思うようになりました。基本ICカード利用なので,その都度料金を払う訳ではないことで,負担感は小さくなっていますが。

 初乗りについては,全国の地方大都市の地下鉄でほぼ横並び的に210円にはなっているので仕方ないと思うしかないですが,仙台市地下鉄の運賃の上がり幅の特徴として,3km毎にきれいに上がること。

 初乗りが6kmまでの東京メトロは別格としても,他都市は初乗りは3kmまでのところが多いが,次の上がり幅が4km刻みだったりして,比較的遠距離逓減となる運賃体系になっています。

 それでも,震災後及び東西線開業後の主に南北線の利用客激増で経営的に一息つき,そんなに古びていないように見える南北線の車両更新の話がでるなど,当分は大丈夫かと思っていましたが,その車両更新を原因とする「運賃値上げ」が今回謳われているのであれば,車両更新のペースをゆっくりにするなど,無理ないペースでやれば良いのではと。そもそも施設の老朽化を踏まえた減価償却費を計上していなかったのかという疑問も。

市バスの経営悪化

 一方,地下鉄よりも市バスの方が将来性は悲観的で,一般会計からの繰り入れ金の額も東西線開業後に激増し,年間30億とのこと。

 いつの間にかに減便改正を繰り返し,ターミナル駅発22時以降の便が消滅した宮城交通。利用者はあきらめムードにある他,スポンサーであるためか地元マスコミもほとんど取り上げない(5月に河北がちょっと取り上げた位)のに対し,市営バスのダイヤ改正には市民への事前の説明が必須なのを良いことに,市政与党を標ぼうするK党が目を光らせており,また沿線住民も東西線開業時のバス再編や減便に反対一色となり地元マスコミが格好の餌食として取り上げていました。

 それで減便率がわずかに留まり効率化が進まず,(わずか1割負担の高齢乗車証利用者を中心とした)向山など一部沿線住民が望むようにした結果,運賃の値上げを強いられるというのは腑に落ちない。

 とはいえ,下記過去記事で述べたような非効率な運用も多かったりするので,見直しは避けられない状況です。

仙台市地下鉄&市バスの新しい動き(4)苦悩が続く市バスと経営改善に向けた取組(H29.11.19)

 値上げについては,まずは都心部120円パックを通常の初乗り150円にすることで,同じ事業体の地下鉄との無駄な競合を避けること(それでも地下鉄より60円安いので妥当な料金),東西線3駅の100円均一区間の見直し,荒井駅近辺などほとんど乗っていないバス路線の減便など,メスを入れるべきところに手を入れるのが先では。

 八ツ森のようなデマンド交通化なども含めて,やれるところから徐々に進めている印象ですが,終点近くまで乗ると500円を超えるような郊外長大路線の扱いなど,大手術は必要な状況。まあ,コロナの感染拡大防止で3密を避けるなどの要請があり,乗客増が見込めない状況であれば,値上げに走るのが手っ取り早い収支改善方法なのでしょうが,市バスに関してはちょっと安易では。まだやるべきことはある印象。

 従来であれば,宮交への一部路線移管も検討されたのでしょうが,このコロナでその宮交が大ダメージを受けているし,自前路線もボロボロの状況なので,市バスからの移管を受けられる状況ではない。そもそも,過去に宮交に移管したパークタウンなどの泉区内路線が軒並み今回の減便の影響を受けていることから,沿線住民は仮にそういう話があれば移管に大反対するでしょう。

公共交通の位置付け

 そもそも,日本の公共交通機関は,独立採算制を強いられ,コロナ以前から地方の路線を中心に減便や廃止,値上げを繰り返す形で縮小が続いています。

 今回のコロナ禍により,JR東日本や東海などのこれまで年間数千億円レベルの黒字を上げていた恵まれていた大手でさえも莫大な赤字に見舞われました。長距離需要が吹き飛んだことは全く予想つかないことですが,東京圏のJRなどの通期電車の乗客が2~3割減っただけで経営が成り立たないというのは,根本的にスキームがおかしいのではと思います。

 まぁJRは国鉄民営化の命題として,本州3社は消費税UP以外の値上げは極力タブー視されていました。従来本州3社については長距離旅客需要の増,合理化の進展もあり収益を上げ続けられたことから,値上げをせずに済んできたという経緯もあり,極端に安い概ね15㎞以内の近距離運賃や,高すぎる定期割引率(仙台長町間では,JR定期は市営地下鉄の半分未満の料金)が温存されていたことで,大都市圏では私鉄と比較しての競争優位が起こってきました。

 なので,JRに対してはある程度の収益改善を図るため,その歪んだダンピング的な近距離運賃と定期運賃の見直しを認めるべきかと思っていますが,それ以外の私鉄・公営地下鉄については,もともと運賃も安くはなく,定期も20日以上乗らないと元が取れず,週休2日制があたりまえの昨今では休日に乗らない人にはあまりお得感がないような設定のところが多いので,これ以上の運賃値上げによりカバーすることは非現実的。やむを得ず値上げを進めることになれば,「利用者減→自家用車への転移→経営状態の更なる悪化・道路混雑の悪化」と社会としても便益が悪化することが見えています。

 公共交通機関は,社会的インフラであり,自家用車との適切な役割分担を図る意味でも,公共交通機関を使いやすく維持するのは行政の責任でもあり,独立採算制に縛られ過ぎなのはどうなのかとは思います。人口減少に向かう世の中なのに,特定財源の存在から,新たな道路建設が聖域視されており,次から次へと改良された新しいバイパス道路が作られている一方,既存の道路インフラの維持管理費が厳しい状況になっているアンバランス。また道路部門と公共交通機関部門とのアンバランスも。

 仮に,道路予算の1%でも公共交通機関へ向けられることができれば,このコロナの状況での各経営体の存続危機状態を緩和させ,持続的な経営に向けて立て直すことができるのに。

 なお,仙台市バスの年間30億の一般会計繰り入れというのは額としては大きな金額であり,ある程度の効率化は必要ですが,道路予算とのバランスを考えると高すぎる訳ではない。市民の自由な移動を促進する意味では,必要経費ではあります。

経営計画の一本化?

 経営計画の一本化というのが,同じ企業体ながらも運営は別個である地下鉄部門とバス部門をより連携させるという方向であれば,内容はよくわかりませんが歓迎すべき話。現時点では地下鉄―バスでのicscaでの乗り継ぎポイント付与はありますが,予算も決算も運行計画も別個というのはどうなのかと思うので。

 地下鉄とバスの重複路線の解消とバスの乗り継ぎフィーダー化などは,バス側からすると運賃収入が激減しますが,地下鉄側としてはその分の運賃収入が見込めるという面はあります。会計の一本化は無理でしょうが,経営計画だけでもトータルで見れるようになれば良いと思います。
 

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2020年8月22日 (土)

長町の3割増商品券

新型コロナウイルスの影響が続くこの夏。

怖がってばかりいられないので,感染予防に気を付けながら,それなりに経済を回すように心がけていますが,制約条件が大きすぎて,萎えることも多い。県外には10か月近くも出ていないし,せいぜい県内と言いながらも,やはりいろいろと気を遣う状況で,ネタも尽きてきてブログの更新も滞りがちな昨今。

 とはいえ,国からの交付金を原資として,各市町村は,地元商業・飲食店への支援策と,住民の生活支援を兼ねて,競うように割増商品券を販売しています。

 市町村によっては,定額を無料で全住民に配るところもあり,それはどうなの?と思うところもあり。また,割増率が5割以上と高い自治体は購入するために,大渋滞を起こしたり,密な状態を作り出しているところもあり。自治体としても,降ってきたような話に対応するのは大変でしょうね。そういうニュースには嬉々として取り上げるマスコミさん。

 さて,仙台市では,共同発行の商店街を含め延べ46商店街で,3割増し商品券が発行されています。

いやー,こんなに多くの商店街があるんですね。

各商店街で利用できる3割増商品券が販売されます(仙台市HPより)

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 仙台市中心部のアーケード商店街の合同商品券,仙台駅東西の商店街組合の合同商品券が様々な大型店も含めて使用でき,人気でしょうね。

その他,コロナで客足減に苦しむ国分町の商品券も,飲兵衛の方々にはお店の支援を名目にできますね。

 その他の商店街は,比較的使用範囲が狭く,ちょっと過当競争になってしまうのではと。県外では秋田県で県内で使用できる商品券が大量に売れ残ってしまっているというニュースもありました。

 絶対使う食料品等の日常的な買い物で使い切ることができれば問題ないですが,12月末までの使用期限ということもあり,購入する側もシビアになっているのではと。

 3割増しというと,大変お得に感じますが,近年QRコード決済普及のためのpaypay20%還元に踊ったり,今後ではマイナンバーカードでの25%還元が9月から始まるなど,3割では驚かない。

 県で支援をしていたクラウドファンディング「愛するみやぎドットコム」も,1割増しの予定が売れ行きを危惧して県で割り増し分を補助して2割増の利用券になったということも。余計なものを買わないというメンタルになってしまっているのか,割増率への感覚が麻痺しているのか。

 さらに使用店舗に制約があるので,飛びつく人が一部にとどまってしまっている状況なのかなとも思います。

長町生活応援割増商品券について

 さて,自分は,長町の商品券を3セット購入しました。盆前に杜の広場で整理券をもらい,指定日にゼビオアリーナで引き換えと面倒な仕組みでした。

たまたま杜の広場に子供を連れて行った時に気づいたのですが,それがなかったらスルーしていたかも。

その他,中心部の商品券にはエントリーしていますが,まだ当落の連絡はなし。

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長町の範囲は結構広くて,長町駅前・サンカトゥール・長町一丁目と3つの商店街振興組合のいづれかに加入している店舗が条件のよう。

詳しくは専用Webサイト

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 仕組みは,1セットで,大型店・一般店共通で使える商品券が1000円×8枚=8000円分。

一般店のみで使える500円×10枚=5000円分で,合計13,000円分です。

 大型店は,ララガーデン長町全て・モールの一部店舗・tekute長町でも使える他,日常使いのスーパーとして,みやぎ生協やウジエスーパーも対象(なお,ヨークベニマルは対象外)。よって,大型店用の商品券は余裕で使い切ってしまいそう。

 なので,残る5000円分の一般店分については,実質オマケのようで,気楽に使えるし,長町の飲食店への支援用途で使用しようかなと。

 先日も早速ふらっと,居酒屋開拓を始めました。たまたま対象だった長町2番街の良いお店を発見し,さらっと飲んで帰るつもりが,刺身がおいしくてめったに飲まない日本酒まで頼んでしまい,2時間弱の滞在で3500円の支払いでしたが,実質は2500円ちょいと思うとまた行きたいと思える店でした。

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なお,整理券方式での販売は終了しましたが,案の定売れ残ったようで,販売方法が面倒ということもありますね。

 わざわざ整理券をもらいに行き,さらに販売は別の日で密防止のために販売時間まで細分化されていたので,ちょっと面倒に感じました。

 おかげで売れ残った商品券は,長町近辺の郵便局(仙台南,長町3,長町6,八本松,諏訪)の5か所で20日から販売中です。

 とはいえ,郵便局だと基本平日昼間なので(仙台南郵便局は?),追加で買っても良いかなと思いながら無理だなぁと。

 平日昼間に行ける方は,ぜひ購入して,地元店舗を応援して下さいね。

 また,長町近隣では富沢が9月に販売,市内各地の商店街も五月雨式に販売なので,近くの商店街の情報をキャッチして,お得に活用して下さい。

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2020年5月11日 (月)

仙台市地下鉄 平日昼間15分間隔に減便へ

先日の地元紙朝刊で取り上げられましたが,18日から,GW&土日に続いて平日も減便ダイヤが始まります。

今日,勾当台公園駅で掲示されていましたが,減便は昼間のみで,土休日ダイヤと同じ15分間隔!

仙石線の多賀城以西と同じ運転間隔となりますね。

流石に平日も15分間隔にはせず10分間隔にするかと思ってましたが。

現在のダイヤをなるべくいじらずに間引きで対応できるようにという考え方かと。

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一方,朝夕ラッシュは従来通りで南北線は3~5分間隔のまま。現在の北行きの8時前後のラッシュの乗車率は,席が埋まりつり革付近に多少立ち客がいる状況なので,乗客同士の間隔が適度に保たれ,これであれば感染することはないかなという程度なので,これを減便してしまうと感染対策上まずいということかと。それに朝ラッシュ時に減便となると,いつもの生活のリズムが崩れるので助かります。 

 なお,ガラガラの夜間帯も減便になるかと思いましたが,こちらも予想がはずれて従来通りに。

 現在のダイヤが10分以上空く時間帯もあるため,昼間のように間引くとさすがに間隔が大きすぎるからか。

 富沢行きはコロナ前でも比較的余裕がある乗車率のところで,酔客がほとんど見込めないことから減らしても問題ないですが,泉中央行のほどほどの混雑を考えると減便には踏み切れなかったということか。

交通局HPより

帰宅後に,HPをのぞいてみたら情報が掲載されていました。


2 平日特別ダイヤ
・実施日
 18日~22日(月~金)、25日~29日(月~金)(10日間)
・運行ダイヤ
 通常の平日ダイヤの半分程度を減便します。
  南北線 東西線
通常の平日ダイヤ 特別ダイヤ 通常の平日ダイヤ 特別ダイヤ
始発~9:30 3分~12.5分 変更なし 5分~18分 変更なし
9:30~16:30 5分~7.5分 約15分 6分~7.5分 約15分
16:30~終発 5.5分~12.5分 変更なし 6分~16分 変更なし
運行本数 1日167往復 1日143往復 1日150往復 1日129往復

 

市交通局HP

 特別ダイヤでは,南北線が143往復,東西線が129往復と,通常ダイヤの86%の本数。

 東西線は東北大を中心とする学生需要が休校延長のため壊滅的なので,正直終日もっと減らしてもいいのかもしれませんが,南北線と扱いを変えづらいところがあるのかな。

今後の見通し

 GW明けから休業要請が解除され,このままいけば緊急事態宣言も間もなく解除される宮城県。

 緊急事態宣言解除後に平日ダイヤの減便が始まる可能性があり,ちょっと整合性がとれない状況に。

 続々と街中に限らず地下鉄沿線の大型商業施設が今週から再開し,これまでの反動で平日の街中の百貨店や大型商業施設へ行く流れは強まる一方なので,車内が過密になる恐れがあればこの減便ダイヤも終日15分間隔の休日ダイヤと合わせて早々に元通りになるかなとは思います。

 自粛の反動での第2波の危険性が言われていながら,東北人のメンタリティからすると同調圧力(又は感染したら今後生活していけないという気持ち)は他地域よりも強く,首都圏などの特定警戒都道府県からの流れさえ止めていれば感染爆発に転じる可能性は低い。

 ただ,北海道の第2波も東京からの帰省や安全な場所を求めての流れの犠牲になっているので,慎重に進める必要はあります。

 なので,せめて県外といわず,東北内(+新潟)での移動についてはある程度許容していかないと経済が持たなくなっているので,様子をみながらも,先日宣言が行われた7県の枠組みで緩和への流れを作って良ければと思いました。旅行なども東北内で徐々に助け合っていければと。希望的観測なのは重々承知ながらも,出口戦略は考えていかないと。

 

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2020年4月16日 (木)

あすと長町の近況(R2.4)~順調に進む建設工事

 コロナの影響で,朝の地下鉄南北線も空間の余裕がある昨今。前だったら長町から混雑していた時間帯も。

 気持ちは晴れませんが,そんな中でもあすと長町に建設中の2つの施設の工事は順調に進んでいるようです。

 とはいえ,東京では清水建設の社員の感染が発覚し,当該現場以外も長く工事が止まってしまうようで,緊急事態宣言が全国を対象に出てしまったので,仙台にも早かれ遅かれ影響が出てしまうのかという危惧も当然あり。

 今後も工事が進むことを祈りながら,今年度末完成を予定している2つの施設の近況を。

JR長町駅東口開発の状況

 地下の基礎部分の工事が進み,地上部分の工事に入っています。

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JR長町駅東口開発計画正式発表(2019/9/27)

 隣接するtekuteが短縮営業に入っておりながら,好調な食料品部門に対し,飲食店はかなり厳しい状況です。賃貸住宅と商業施設で構成されるこのtekuteの増床的な施設のテナント動向も気になるところですが,まずは建物がコロナの影響を最小限にとどめて完成してくれることを祈るのみ。

 なお,期待される商業施設に対し,12階建て南北壁状の賃貸住宅というのは,三井側と調整しているとはいえ,景観的には不安要素があります。

KHB新社屋の工事状況

 JR開発よりは進んでいる印象。長く地下部分の基礎工事をしていましたが,地上部分に着手した後はあっという間に鉄骨が4~5階?あたりまで組みあがりました。

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 暖かくなって,自粛ムードの中体を動かす方々がパラパラといる杜の広場側から。

 テレビ局なので,一階当たりの階高はそれなりにあるためか,思ったより高さに存在感があります。

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 ただ,鉄骨が組まれているのは敷地の北側からで,パースと比較するともうすこし南側にも伸びるのかと思っていますが,どうなるのか。

 また,ゼビオスポーツ側の2000平米の活用方法も気になるところ。

 まぁ,コロナが落ち着いてからにならざるを得ないのでしょうが。着々と進んでいる工事現場を見ると嬉しくなります。

あすと長町の近況(R1.10)~KHBの建物イメージが明らかに~ (2019/10/21)

住宅展示場が更地に

 KHB予定地のあすと長町大通りを挟んで向かい側にあった,アイフルホームの住宅展示場が撤去され,更地になっていました。住宅展示場時代は3棟が立ち並びながらもそれほど広い敷地との印象はなかったのですが,更地になると思ったより広い感じ。1000平米程度でしょうか。 ただし,コンビニには狭いし,道路条件が良くない。近所に24時までやっているウエルシアがあるから勝算は薄く,近隣のポーラの社屋のような低層の活用になりそう。商業施設は期待できないかな。

 

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2020年2月15日 (土)

勾当台エリア活性化に向けて その2(定禅寺通の車道縮小へ)

 仙台市が進めている,勾当台エリアの活性化。

 勾当台公園の再整備と並び,2019年4月から仙台市の事業が始まった定禅寺通活性化の推進。

 春から秋にかけては,歩道の一部にテーブルを置いて沿道のお店の疑似オープンカフェとしての活用を模索。

Dsc_1950 (仙台市HPより引用)

 昨秋の10月には車線を1車線縮小して歩道空間を広げた社会実験を数日間にわたり実施しています。

Streetparkarea(仙台市HPより引用)

 そもそも,定禅寺通の西側は広瀬川によって遮られ,T字路になっているので,この沿道に用がある車が大部分であるため,基本的にそれほど交通量が多い訳ではありません。

 さらに西側に向かおうとするクルマが,混雑する広瀬通や北四番丁通を避けて,迂回路としての用途がある位。

 よって,片側3車線ある定禅寺通は,藤崎付近の青葉通のように,片側2車線まで狭めて,歩行空間拡大のために利用し,イベントを行いやすくして賑わいを高めようという構想。

 既にWeb上では記事が消えていますが,正月の地元紙一面でも,完全一方通行化を含めた3案が検討されているとの構想が紹介されていました。さすがに青葉通の西口で打ち出されているように一部といえども完全広場化は難しいか。

定禅寺通りについての雑感

 仙台を代表する通りで,光のページェントやジャズフェスなどの定禅寺通がメインのイベント会場としても有名です。沿道には仙台を代表する建築であるメディアテークや,現在宮城野原への移転検討が進められている老朽化しながらも仙台の芸術文化の殿堂である県民会館(東京エレクトロンホール宮城)が立地し,周辺には市役所や一番町四丁目商店街,国分町など周辺の主要スポットを繋ぐ重要な役割を果たしています。

 中央分離帯には歩道スペースが確保されているのも特徴的で,仙台の3つの東西に走るメイン通の中では唯一。この分離帯スペースに生育しているケヤキ並木の厚み故に,青葉通を上回り仙台を代表する並木道として名をはせている印象です。

 ただ,この分離帯スペース。光のページェントやジャズフェスなどのイベント時には賑わっていますが,それ以外は正直言って中途半端な存在に感じます。彫刻などが配置され,るるぶ・マップルなどに取り上げられる代表的な場所なので,観光客が歩いているのはよく見ますが,市民からするとちょっと歩くのが恥ずかしいスペース。同じ中央分離帯でも札幌の大通公園とは全く違う。

 幅も中途半端で,その分離帯に何が目的地があるわけではない。ベンチはあるけれど隣をせわしなくクルマが通り,排ガスまみれでゆっくりできるような場所ではない。よって特に意識しなければ,南北両側の歩道を通ってしまいます。

 国分町通交差点に続き,晩翠通交差点部分がスクランブル交差点かされ,西側の分離帯に直接渡ることができるようになりましたが,基本的に置かれている環境は変わらない。

 よって,個人的な思いとすれば,定禅寺通の車道を削減し広場空間化に用いる場合は,中途半端に1車線分ずつ南北両側の歩道部分の拡幅ではなく,2車線分を中央分離帯部分の拡幅に使って欲しいと思います。そうすれば,ちょっとしたイベントも開きやすくなり,オープンカフェとしての活用にも。特にGW頃からの五月晴れの時期は,ケヤキ並木の新緑がより魅力的な場所になりそうです。

県民会館跡地

 すったもんだしている美術館と異なり,すんなり移転場所も決まりつつある県民会館。

 でも,こっちも劇団四季の定期公演のハコでもあるし,集客力のある演歌歌手の公演も頻繁に行われるこの県民会館がこの地から移転してしまえば,客層が重なる仙台三越や公演後の国分町飲食店を中心に影響が大きいのではと思います。

 定禅寺通の奥に位置する市民会館も同時期に移転するし。まぁ,市民会館は西公園あたりにという可能性が高そう(同じ公園をつぶすのであれば錦町公園よりも影響が小さいという面で)で現位置とあまり変わらない可能性もありますが。

 跡地活用については,県はまず仙台市に打診するとのことなので,中央署跡地活用の時のようにプチバブルで111億円の恵み!と市場原理に任せてということはなさそうなので,ちょっと安心。

大変な仙台市

 でも,仙台市としてもこの土地を購入してもこの地に必要な公共施設は特にないし,市民会館と市役所という2大投資が控えている中,そんな余裕はない。市の意向に沿った活用ができるデベロッパーを見つけてくること位というのが歯がゆい。

 「せんだい都心再構築プロジェクト」による仙台駅西口を中心とする再開発支援も重要で,やることは多くともマンパワーも予算も厳しい仙台市。この状況なので,あっちもこっちもと欲張り中途半端にならないように。まず優先順位は①西口②勾当台③東口かなと。東口は条件が恵まれていて,勝手に動いていくと思うので。

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2020年2月 8日 (土)

勾当台エリア活性化に向けて その1(勾当台公園再整備)

 平成27年度の仙台駅東西自由通路の拡幅や東西線開業によって,集客力が高まった仙台駅周辺。一方,東西線の駅設置により藤崎付近の青葉通一番町駅周辺へはテコ入れにはなりましたが,仙台を代表するイベントが多数行われる定禅寺通り・勾当台公園エリアについては変化の動きが小休止といった感がありました。アーケード街の北端である「一番町四丁目商店街」も,古くからの個店の閉店に伴い,隣接する国分町に引っ張られてなのかチェーン店の飲食店が増えており,核となる店舗の三越も売り上げが減少傾向であるなど,気になっていたところ。

 ようやく,老朽化した市役所の建替えが動き出し,定禅寺通の車道削減による広場化の動きが年初の河北新報に掲載されるなど,エリアとしてのリニューアルに期待できる状況の中,仙台市の新年度の予算案では,まちづくりとして仙台駅前青葉通の広場化検討と並び勾当台エリアの再整備検討のための予算が確保されました。

勾当台公園再整備へ 仙台市、都市活力創出狙う

 仙台市は29日、総額5411億円の2020年度一般会計当初予算案を発表した。19年度当初比152億円(2.7%)減。教育環境や子育て支援の充実に重点配分した。都心再構築プロジェクトとして、勾当台公園(青葉区)の再整備に乗り出す。特別会計と企業会計を合わせた総会計は1兆788億円で、9年連続の1兆円台となった。

 一般会計には不登校対策で適応指導教室「杜のひろば」増設費1298万円を計上。第三者の専門家によるいじめ相談支援窓口の新設、運営費789万円も盛り込んだ。新たに始める5歳児対象の発達相談事業に615万円、子ども医療費助成の所得制限緩和の準備に3817万円を充てた。まちづくりでは「勾当台ビジョン(仮称)」策定に500万円、勾当台公園の再整備方針の検討に664万円、東二番丁通と西公園通(青葉区)の歩道空間の検討に600万円を配分。JR仙台駅西口の公共空間の在り方検討に1800万円を充当し、青葉通の一部広場化の可能性を探る。

 歳出は、扶助費が19年度比3.1%増の1232億円。人件費、公債費を含む義務的経費は2.5%増の3015億円となり、歳出全体の55.7%を占めた。

 歳入は、市税が0.5%減の2179億円、国庫支出金が0.2%増の918億円、地方交付税が9.3%減の193億円。市債発行は学校建設などで3.9%増加し、518億円となった。財源不足を補うため、財政調整基金から165億円を取り崩した。
 郡和子市長は定例記者会見で「20年度は東日本大震災の発生10年目に入る。109万の市人口は近く減少が見込まれ、ポスト復興のまちづくりに向けた挑戦との意味を込めた」と当初予算編成の狙いを説明した(1/29河北朝刊)。

 定禅寺通の車道削減の検討に続き,勾当台公園自体の再整備を進めるとのことです。

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 現在の勾当台公園は,

〇いこいのゾーン(勾当台通東側)

〇にぎわいのゾーン(いわゆる市民広場)

〇歴史のゾーン(県庁議会棟と勾当台通の間)

の3つのゾーンに分かれ,メインのいこいのゾーンは勾当台通側と国の仙台合同庁舎側とのレベル差を生かした2つの顔を持っています。正直,合同庁舎側は野外音楽堂があったのは知っていたけど,滝噴水の裏の広場の存在を認識したのはつい昨年。こんなところがあったんだと。

 仙台七夕まつりやジャズフェス,みちのくよさこい,青葉区民まつり,光のページェントなどのお祭り・イベント時には,にぎわいのゾーン(市民広場)がメイン。

東側はもったいない使い方

 いこいのゾーンはサブ会場的な形で,上段の野外音楽堂を含め使用されていますが,普段は道路向かいの市民広場のみで収まるイベントも多く,はっきり言って勾当台公園自体は意外に地味な活用状況だったり。特に,昨年末のページェントでは資金不足でいこいのゾーン部分のイルミネーションが中止になり,エビスバーと大道芸のみで寒々しい状態でした。何か空気感満載のライトアップされたラプラスはいましたが。

 通常時は”動”の市民広場と”静”のいこいの広場という棲み分けで,近隣オフィスや官公庁職員のオアシスとしての役割を果たしていますが,勾当台通東側の使い方はあまり人が寄り付かない花壇としてだったり,歴史のゾーンは県庁市役所前南行バス停の陰で単なる通路と喫煙スペースになっているなど,ちょっともったいないという感想を持っていました。

 特に歴史のゾーンは,県庁市役所前南行バス停の拡張による路線バスと高速バス停の分離(高速バスの待機場としての活用)などに使った方が有意義だと思いますが。

Haichi

市民広場は新市役所広場との連携を

 市民広場は活用され過ぎて,予約が取りづらい状況。そして天候に左右される面が大きいから,今回の市役所建替えに合わせて,新市役所側広場との連携による実質的拡張と,新市役所屋内広場との連携を図って欲しいです。考えは過去記事のとおりですが。

仙台市役所 建て替えに関するシンポジウムへ (2019/7/13)

 これだけ春から秋までの気候が良いシーズンに毎日のようにイベントを開催しているスペースは貴重であり,より集客を図るとともに出展者優しく,使いやすいスペースになることを望みます。

  勾当台公園は,駅名及びエリアを象徴する地名として使われており,現在進められている市役所と市民会館建替えでも,ともにこの公園敷地が当て馬的に候補地にリストアップされながらも,「この公園をつぶすわけにいかない」と実質的に候補から外されているような仙台を代表する公園です。どのように再整備されるか楽しみです。

 

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2020年1月15日 (水)

仙台で都市緑化フェア再び!?

 最近,矢継ぎ早に,都心部エリアを重視した施策を打ち出している仙台市。

 都心の再開発促進,車道縮小によるオープンスペース確保や緑化など,車社会から公共交通を重視する社会への転換を意図した施策が続いていましたが,今度は,都心部周縁エリアへのまさかの都市緑化フェアの誘致とは!

仙台市、23年度開催の緑化フェア誘致へ 34年ぶり

 仙台市は14日、国内最大級の花と緑の祭典「全国都市緑化フェア」の2023年度の開催を目指し、誘致に乗り出すと発表した。実現すれば、政令市移行などを記念し「グリーンフェアせんだい」の愛称で開催した1989年以来、34年ぶりとなる。
 緑化フェアは83年から毎年開かれ、公益財団法人都市緑化機構(東京)と開催自治体が主催。都市緑化宣言や記念植樹、シンポジウムなどがあり、100万人以上が来場する。
 市によると、2023年度フェアは4月下旬~6月上旬の開催を見込む。青葉山公園(青葉区)の追廻地区、西公園南側、広瀬川をメイン会場に都心部の公園の活用も想定する。(以下略:河北1/15より引用) 

 前回は,大成功に終わった「未来の東北博」から間もない時期に開催され,そこそこ成功したミニ博覧会という印象でした。 

 記事中にもあるように,前回の1989年開催 は,七北田公園開催でしたが,3年後に地下鉄延伸を控えた泉中央の街びらき記念イベントのような意味合いでした。自分も子供のころながらも,親に連れられ初めて泉中央を訪れた覚えがあります。当時は区役所とイズミティ21位しか目立った建物がなく,道路は出来ていながらも一面の空き地で,そのあたりの空き地を利用した駐車場に停めた記憶が。

 バブル期で,まだ筑波研究学園都市で開催された筑波EXPO,みなとみらいのPRも兼ねた横浜博など,全国で博覧会が盛況だった時期。その後の90年代は,お台場開催の都市博が中止になったり,仙台でもあの「ゆめ博」が大赤字をこさえて,その後処理に苦慮したり,その後博覧会形式は陳腐化した印象でしたが,まだ都市緑化フェア自体が存続していたというのが驚き。

 23年度の開催候補地は,広瀬川を挟んだ青葉山エリアと西公園エリアを中心にとのことで,特に追廻地区への公園化を目的とした再整備(青葉山公園整備 )と,一帯のPRを兼ねることができ,さらに輸送機関としては東西線があるから,開催にあたっての条件は満たしているのでは。

 

 仙台市として,青葉山公園基本計画に基づき検討を進めているエリアで,仙台の一大観光名所の仙台城跡の展望台も含まれているから,今は孤立している展望台と国際センター駅エリアをつなぐ役割を,旧追廻地区が果たすことになります。

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 仙台城跡の現在のアクセスは自家用車又は輸送力の低くひたすら時間がかかる,「るーぷる仙台」に限られており,観光客にとって正直ふらっと訪れやすい場所ではありません。特に夜間はアクセスが自家用車に限られます。

 うまく観光客向けのアクセス手段を整備すれば,札幌の藻岩山のような夜景の名所になるのではと思っていますが,史跡なのでロープウェイやリフトなども難しく,そうすると国際センター駅からのシャトルバスなどを運行することで,夜の集客を図ることができれば,エリア全体の賑わいを増すことにつながるのではと思っています。

Aobayamapark2

 そういった,観光地としての可能性を高める意味で,この地に注目を集める意味での開催でしょう。GWを挟んでの1か月半のイベントであること,もともと計画されている青葉山公園整備地が活用できることからすると,負担額それほど大きくはないと思慮しますが,ライバル都市がいない,引く手あまたのイベントではないということは,この「都市緑化フェア」の費用対効果の程度を表しているのかも。

 とはいえ,市民にとっての身近なウォーターフロントを持たない(仙台港は工業港だし,津波被災のイメージあり)仙台市にとって,都心近くのこの広瀬川を中心とする西公園エリアを含めたリバーサイドに市民・観光客を集めることは,方向性として望まれているものだと思うので,このイベントの誘致には基本的に賛成です。

 仙台市の目指す方向性が,市長が変わっても脈々を受け継がれているということは,安心を感じます。

過去記事から

都市の憩いの空間(2018/7/7) 

都心のオアシス(2005/1/30) 

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