商業

2022年12月25日 (日)

久々の新潟 その(7)新潟の強みとクルマ社会の功罪

さて,このシリーズもどのように締めようかと思いながら,年末になってしまいました。

〈前回記事〉

 久々の新潟 その(6)高架化されたJR新潟駅 

 仙台市と新潟市,同じ東北電力管内の二大政令市で,ともに東京からの新幹線で最短約90分というところは共通ながらも,他の要素はあまり似たところがないのが面白いと思い,その点を中心に記事にしてきました。

両都市の比較表

  仙台市 新潟市
人口 109万人(旧市域約80万) 78万人(旧市域約50万)
地形 丘陵地と平野の境目 ほぼ平野
主要駅 在来線は地上のまま。新幹線ホームはメイン口側。駅ビルを含め,商業機能が集積。 在来線は今年高架化完成。新幹線ホームは裏口側。駅ビルなど商業機能は弱い。
鉄道(JR) JR4方向+東北新幹線 JR3方向+上越新幹線
鉄道(その他) 地下鉄南北線・東西線 ―(新潟交通軌道線廃止)
バス 市営バス中心,宮交等が補完 新潟交通(BRT含む)

道路(一般道)

都心部は戦災復興で片側3~4車線と街路水準が高いが,郊外方面は西道路以外ほぼ平面交差。都市計画道路も細切れ多し。 都心部は片側2車線が多いが,郊外は全長30km以上の新新バイパスを軸に,主要国道は立体交差処理。一方,それ以外の都市計画道路整備率は低い。

道路(高速道)

東京方面は東北道と常磐道。市の外縁部は環状化(東北道,仙台東部・南部・北部道,三陸道)。 東京方面には北陸道,福島方面には磐越道。市内でバイパスと並行する日本海東北道は存在感薄し。
空港 市外に立地。アクセス鉄道あり。 市内に立地。バスのみ。
スタジアム 野球もサッカー場も駅近 野球もサッカー場もIC近く
大規模SC 都心部のSCは駅ビル(エスパル)。(計画:イオンモール雨宮)。郊外は地下鉄駅前の長町のザ・モール,泉中央アリオ&セルバ。一方巨大イオンモールが市外2か所に立地 都心部に疑似巨大SCの万代シテイ。郊外の幹線道路沿いには数か所イオン・アピタなどのSCあるが,大規模なものはない。
百貨店 藤崎・三越(さくら野閉店) 伊勢丹(三越・大和閉店)
アーケード 仙台駅から一番町まで連続 古町に平行して複数
地下街 なし 古町に西堀ローサ
都市構造 仙台駅中心+一番町(アーケード) 万代シテイ中心+古町+新潟駅前
コンベンション施設 都心部に中規模(市:国際センター),郊外に大規模(県:夢メッセ)に分散。 都心部にホテル・会議場併設大規模展示場(朱鷺メッセ)
親水空間 仙台港は街中から10km。広瀬川も都心部外縁で,基本は内陸都市。 日本海が街中から近い。信濃川が都心部を二分し,水辺が身近
高等教育機関 学都。東北大,学院大の存在感強し。 全国屈指の専門学校進学率。
影響圏 東北一円 新潟県内のみ

新潟市の強み

 人口規模やブロックを統括する中枢機能,地下鉄などの都市機能全般については,当然ながら仙台に分がありますが,部分的には新潟市に強みがある分野も存在します。

①都心部の大規模商業施設

 都心部については,巨大疑似SCの万代シテイの存在が強みになっている点は記事にしましたが,旧来型のアーケードが衰退し,新潟駅前の商業機能が弱い一方,都心部にこれだけの商業機能が集積しているのは一点集中型の良さであり,バスターミナルを併設しているため,公共交通の利用促進の相乗効果も見込めます。

参考記事

久々の新潟 その(4)仙台の都心部の商業集積について考えさせられた

②都心部のコンベンション機能

 新幹線駅から徒歩圏に存在する朱鷺メッセは学会や大規模ライブで頻繁に活用され,来年はG7財務相会合の舞台になるなど,政令市移行前に新潟県が整備したコンベンション施設(展示ホール・会議棟・ホテル)が結果的に強みとなっています。

 また,大規模ライブの会場が都心部の朱鷺メッセ(最大キャパ約8千人)一択となっているのは,スタンド席がなくアリーナのみ平面で見にくいという欠点はあれども,立地は本当に羨ましい。

 仙台では最も大きいアリーナ施設である,県営体育館(セキスイハイムスーパーアリーナ)がよりによって隣町の駅から徒歩50分かつ仙台駅からシャトルバス1時間(最大キャパ7千人)というクソ立地であるため,キャパ重視の大物のライブには全く行く気になれず,東京方面からの遠征の方にとっては本当にお疲れ様というか申し訳ない。神会場のあすと長町のゼビオアリーナ(最大キャパ6千人)がもう少しキャパが大きければ良かったのですが。

 コンベンションでも,仙台は郊外に県運営の夢メッセ(展示場は朱鷺メッセに匹敵する7500平米だが,会議棟は小規模),都心部かつ東北大に隣接し地下鉄駅直結の市国際センター(1000人収容の大ホールを含め会議棟は充実しているが,展示棟が3000平米と小さい)と五十歩百歩で,ともにホテル併設ではなくワンストップではないところが,近年の会議誘致が伸び悩んでいる原因にもなっている印象です。

 放射光施設ナノテラス整備に絡めて誘致に成功した来年のG7科学技術相会合は秋保温泉の佐勘が選ばれたとか。警備の都合は分かるにしても,そのナノテラスに近い,せっかく展示棟を整備した国際センターが前回に続いて使われないという勿体なさ。まぁ,地下鉄東西線駅に隣接するため,警備に気を遣うということはあるのでしょうが。地下鉄を止める訳にもいかないし。

参考記事

国連防災会議開幕&国際会議誘致について

 (2015.03.14)

③圧倒的なバイパス網

 それに,新潟市といえば,何といってもバイパス道路整備水準の高さが特筆的。特に新発田市から新潟市西区まで約37kmを無信号の立体交差,片側2~3車線で結ぶ新新・新潟・新潟西バイパスの圧倒的な存在感。

 仙台近郊の4号バイパスで37㎞といったら,北部道路富谷IC入口交差点から,岩沼市の6号線との分岐交差点までの距離に匹敵します。その区間が無料の信号なし立体交差道路というのは頭がクラクラします。この区間が仮に無料バイパスだったら,誰も1000円払って北部・東部道路を通る気にならないよね。

 しかし,新潟ではこのバイパスに平行して日本海東北道というネクスコの有料高速道路が通っていますが,並行部分のうち約半分(豊栄SA以東)は暫定片側1車線という高速道路に誰が1,000円出して通るんだろう?

参考記事

仙台と新潟(道路編)(2006.12.13)

 それに紫竹山ICで接続する国道49号も一定区間は高規格な全区間立体交差化が進んでおり,新潟でバイパスといえば立体交差の無料幹線道路を意味します。

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(wikipedia:Hksn127 作成より引用)

 現在は,都心部方面の栗の木バイパスが工事中で,完成すると新潟バイパスから朱鷺メッセや古町付近まで高架道路で直結するとか,道路整備への投資は止まらないようです。

 大部分の都市では,国道バイパスは平面交差で費用節減で建設したものの,沿道へ業務・商業・サービス施設が張り付き,走行速度が低下し,渋滞が多発するようになってから,仙台の4号バイパス(箱堤交差点,鹿又交差点~名取大橋)のように長期間と費用をかけて一部立体交差化を図ったり,さらなるバイパスを建設するなど後手後手に回っていることが多いです。

 一方,新潟市では開発が進んでいない時期に新潟バイパスを自動車専用の完全立体交差で建設したため,当然ながら沿道にロードサイド商業が張り付くことはあり得ず,接続するIC周辺の幹線道路にロードサイド商業が留まり,バイパス自体の走行速度は比較的保たれています。ロードサイド商業の張り付きがないことから予定されていた6車線への拡幅も比較的スムーズに進み,ある意味先見の明がありました。

 その分浮いた費用を,接続する新新バイパス,国道116号新潟西バイパスと東西への延伸,更に南側に接続する国道49号の立体交差化に予算を付けることができ,今度は都心部方面の栗の木バイパスへと,ますます道路整備が進むという好循環となっているようです。

 一日の交通量が10万台程度と,横浜の首都高と横浜町田ICを結ぶ国道16号保土ヶ谷バイパスと匹敵する交通量は,驚愕するしかない。

新潟バイパス50周年記念【新潟国道事務所】 (mlit.go.jp)

新潟スタイル

 しかし,この圧倒的なバイパスが便利過ぎて,目的地へのアクセスがこのバイパスからの近さが基準になっています。

①集客施設がクルマアクセス最優先

 例えば,ワールドカップに向けてアルビレックス新潟のホームスタジアムとして整備された現在のデンカビッグスワンスタジアムも,バイパスICからほど近く高速道路の新潟中央IC至近の鳥屋野潟地区に整備されました。

デンカビッグスワンスタジアム (denka-bigswan.com)

4万人収容で行き帰りの交通アクセスを考えると駅近に整備するのが常識ながらも,幹線道路からのアクセスを重視し,2本のバイパスと2本の高速道路が集まり,一か所のICに集中しないようにクルマを処理することができる立地で,大規模駐車場を併設したアメリカタイプが,県内一円からのアクセスの容易さとうまくはまって,人気がピークの一時期は毎試合満員の観客をこの道路網でさばけてしまっていましたのはある意味凄い。

なお,わが県でもW杯スタジアムは新潟よりも酷い場所に整備したため,2つの高速道路が集まる場所に整備した割には,山の上かつ住宅地の中なので大規模イベントでは駐車場ありませんとか,よっぽど運用が酷い状況だったためか,結果的に数年に一度の代表戦とコロナ禍の東京オリンピック以外ではほぼ使われないスタンド部分が宝の持ち腐れになっているという黒歴史なので,新潟県のことをとやかく言うことはできません。。。交通至便なサッカー専用のユアスタの存在がなかったらと考えると恐ろしくなります。

 更に,隣接地に野球場のハードオフエコスタ(3万人収容)を,ビッグスワンの隣接地に2009年にオープン。せいぜい週1開催のJリーグだったらともかく,この立地で週6試合開催もあり得るプロ野球の本拠地誘致を打ち出しているのは,ビジター客も行きづらいし,ビールが飲めない野球場はスタジアムの収益面でも厳しいと思うのですが,ある意味割り切り方が凄い。でも12球団から16球団への拡張が行われれば十分可能性がありそうだったりします。

HARD OFF ECOスタジアム新潟 (hardoff-eco-stadium.jp)

 市民病院も,2007年に同じエリアに移転オープンと,クルマの便は良いにしても,公共交通がバスのみのエリアにここまで集客施設を集めてしまっています。

②公共交通への市民の理解不足

 それで,新潟バイパスを基準として,東側の新新バイパス,西側の新潟西バイパス,南側の亀田バイパスに続き,北側都心方面の栗の木バイパスと,バイパスを延ばすことには市民の理解は得られながらも,自動車交通分担率70%という驚異的な高さから,公共交通の改善には理解が得られないという悲しい状況となっています。

 80万政令市としてはJRは比較的利便性が高いですが,JR以外の交通機関としては,2015年9月に運行が開始された,将来のLRT化を見据えた都心部のBRT(バス輸送システム)についても,連接バスの導入が議会でケチが付き,予定の半分しか導入できなかったことや,専用レーン化も進まず,将来のLRT化はもちろん,BRTとしてもこれ以上の改善は絶望的な状況です。

参考記事

 久々に新潟へ その(2)BRT初乗車(2022.08.03)

 新潟のBRT雑感とバス相互の乗り継ぎ (2015.09.14)

 仙台と新潟(公共交通機関) (2006.12.16)

 これは,実際乗車して,感じたところでもありますが,バス停や案内を便利にしたことは評価できるとしても,結局ただのバスでしかなく,輸送力もなく,連接バスの導入が限定的であることからシンボル性も感じることができず,中途半端な存在に陥っていました。

 将来を見据えたバスの効率的な運行のために,都心部と郊外路線の分離と乗り継ぎを進めるという理念は良かったものの,ここまで市民の理解が得られないのでは,進められるはずもない。

 その一方,新潟空港への鉄道アクセスに新幹線という話が再浮上しているようですが,これは茨城県でTX(つくばエクスプレス)を茨城空港や水戸に延伸する構想と共通している点が,捕らぬ狸の皮算用で首都圏方面からの利用者に期待して,夢物語の延伸を打ち出している点。ともに現在の空港利用者数は到底アクセス鉄道が成り立つ水準でない上,大クルマ社会で決して自県民の利用は限定的でしょうに。そもそも,両県とも,県庁を駅から遠い郊外に移転させたり,突然夢物語の話が出てくるというのが共通点を感じたり。

高規格な道路整備の功罪

 とはいえ,新潟市民や県民の大部分は全くこのクルマ社会に疑問を感じておらず,行政も企業もこの高規格な道路網を前提として各種集客施設を配置し,全体的にクルマ社会に満足しているように見えるので,これもありなのかもしれません。人口80万の政令市としての都市機能がそこそこ集積していながら,クルマで自由に動け,JR等の最低限の公共交通機関が整備されているという絶妙なバランスを感じました。

 一方,新潟市の高規格バイパス網がまちづくりと都市機能の分布にもたらしたことを考えると,道路整備がそれ以上のクルマ依存を生んでしまったり,クルマ依存の商業地や住宅地の広がりを招いてしまうなど,近視眼的には便利になりながらも,持続的な都市運営を考えると,功罪を感じます。観光や会議,サッカー,ライブなどで他都市から多くの新幹線などでの来訪者がありますが,分かりやすい公共交通機関が少なく,クルマを持たない他都市からの学生にとっても住みにくさを感じてしまい,卒業後の人口流出を招いている一因ともなっているようです。

 新潟市では先週からの大雪で,自慢のバイパスを含め,都心部の道路の麻痺状態が続いています。当然ながら公共交通もJRが運休し,バスも数時間の遅れという状態で,平年はめったに大雪にならないという新潟市は大変な状況。

 その点は同じく大雪はめったに降らない仙台市では2014年2月に過去最高の積雪35センチを記録し1か月位雪が残って難儀しましたが,その時も地下鉄は平常どおりに運行し,頼もしかった記憶があります。その点クルマが使えなくとも選択肢があるのは精神的に楽です。

 仙台では,都心部は戦災復興で都市計画道路が整備されていましたが,高度成長期以降の急速な人口流入の受け皿として道路整備のあてがないまま北部丘陵地を中心に進められた民間の大規模ニュータウン整備を受け入れざるを得ませんでした。それらの市北部のニュータウンとの間の道路が未整備で,限られた幹線道路である県道仙台泉線(旧4号)などが毎日大渋滞を引き起こしていたことが,その当時の60万都市としては無謀と思われた地下鉄整備のきっかけとなりました。

 その後予算が限られながらも細々と都市計画道路の整備を進めていますが,国道4号や286号バイパスもだらだらと平面交差が続くなど,決して充実した整備状況ではなく,渋滞も多発しています。よって,クルマ依存にも限界がある状況から,既存のJR線も沿線への新駅設置,空港アクセス線,JR仙石線の地下化などの整備が進み,渋滞対策で建設された地下鉄など,バス利用者は減少していますが,鉄道を中心とする公共交通機関の利便性は格段に高まりました。この仙台駅を中心とする8方向への鉄道路線の存在が,都心部への集積と沿線への集客施設の配置を進めるきっかけとなり,近年は東西線も開業するなど沿線にてメリハリのある市街地整備を進めることができています。 

 仙台の郊外の道路整備が遅れたことで,結果的に地下鉄などが整備され,ある程度公共交通が使える都市として今に至るという面もあるのかなと感じました。

都市の個性

 仙台市と新潟市。それぞれ置かれた条件は異なるところはあり,都市の個性が違うと,興味深く観察してしまいます。

 他都市を観察すると,ついついないものねだりになりがちですが,自都市を見つめなおすきっかけにもなりますね。来年こそは,もう少し旅行で遠い都市に行ってみたいと思っています。特に15年以上行っていない福岡や広島,高松などの西日本の都市に。

【久々の新潟編 了】

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2022年11月11日 (金)

ヤマダ「テックライフセレクト」あすと長町にオープン その2

令和4年11月3日に,注目の中オープンした,ヤマダデンキ「テックライフセレクト」仙台あすと長町店。

前回記事

ヤマダ「テックライフセレクト」あすと長町にオープン その1(11/7)

オープン後の大盛況の週末が過ぎ,一旦落ち着いた平日でしたが,また12日土曜日からオープンセール第二弾が始まるものと思われます。

売場レポート

 11月3日と5日の2日間にわたり,店内を回ってみました。

 1階から3階にわたり展開されている売場ですが,ヨドバシ仙台のように高い棚がそれほどないので(おもちゃ売り場除く),比較的向こう側が見渡せ,どこに何が売っているのかが把握しやすい売り場に感じました。

フロア構成と配置は以下の通り 

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1階はザ家電店

 目玉のスマホ・PCが入り口側で,奥側が大型テレビなどのAV売場が広がっています。

油断すると,各スマホキャリアの派遣スタッフから勧誘の声掛けが凄まじく,各社かなり力が入っていました。

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PCコーナー近くには,ゲーミングPCやチェアの特設コーナーもあったり,ヤマダデンキとしても,来春のヨドバシ新ビルオープンに向けたフラッグシップ店舗として,かなり研究を重ねて開店にこぎつけたことが伺える売場づくりでした。

2階は生活家電を中心としたフロア

 関連した生活雑貨やダイニングセット,リフォーム関係が展開されていました。

ずらっと並ぶエアコンは壮観でしたが,他の大型店並みの品揃え。冷蔵庫や洗濯機などの方が他店と比べた品ぞろえの良さを感じました。

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 家電はそれほど頻繁に見に行くことはなくとも,ニトリにあるような生活雑貨が並ぶコーナーがあるのは,近所の住民にとっては普段使いができ,助かる品揃えです。フライパンは地域一番をアピールしていました。

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手前側の目立つところには,大塚家具プロデュースのダイニングセットがズラリと。キッチン繋がりで,3階の家具フロアとは離れて設けられました。その隣には,リフォームコーナーで,ユニットバスやIHクッキングヒーターなどが並んでいます。

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なお,自転車売場に期待していましたが,高額の電動自転車中心で,電動以外はママチャリなどが1列あるのみ。パーツはそれなりにあります。

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3階は大塚家具&充実の玩具・ホビー売場

 何といっても,目玉としてはこの大塚家具の復活はニュースバリューあり。
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 単なる大型家電店としてではなく,生活をまるごと提供する店舗「Tecc Life Select」として,系列に入った大塚家具も同居させたのはヨドバシなど他店と差別化できますね。価格帯はやはり10万円超が基本でウインドーショッピング中心になりますが,仙台駅付近にあった旧店舗は名前の記入が必要という敷居の高さで入ったことさえもありませんでしたが,それに比べて敷居が低く,気軽に見て回ることができるのは,相乗効果があるのでは。

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一方,玩具・ゲーム・ホビー売場は,大画面でゲームが体験できるブースや豊富な品揃えの売り場で,常に子供達を中心に賑わいそうで,実際夜遅くでも混雑していました。家族連れできても,子供にこのフロアで待っていてもらい,家電などの相談・買い物をすることができるのは,複合型店舗ならではのメリットが。

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店舗入り口には,24時間受け取りロッカー

 この店舗の売りとして,売り場とネット通販の融合が進んだ点があります。他店舗でも実施していたけれど,売場の値札をスマホで読み取るとネットでの価格も表示され注文可能になる点や,ネットで注文した商品の受け取りが可能であることなどで,特にこの24時間受け取り可能ロッカーは近場住民としては使い勝手が良さそう。11月14日から稼働のようです。

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あすと長町への波及効果

 仙台市の南部拠点であるあすと長町ですが,これまでは

スーパー+ドラッグストア+タワーマンション群

というベッドタウン的なイメージが強くかったところ。

 加えて,対外的な集客を見込める施設としては,IKEA仙台を筆頭に,イベント開催時はゼビオアリーナ仙台(+杜の広場)・PIT仙台と,ちょっと性質が異なる仙台市立病院という構成でしたが,これにヤマダの大規模店舗が加わりました。

 先週末に気づいたのは,あすと長町大通り線を歩く人たちの多さ。近所の住民が多いにしても,長町駅からこのヤマダデンキまでの人の流れも相当あり,IKEAも普段の休日と比較して混んでいる印象が。ヤマダデンキの袋を持った人もおり,ハシゴ客も一定数いたのかなと。

 あすと長町は南北に長いせいか,クルマや自転車頼みになり,歩きでの回遊性に弱いところがありましたが,ここにヤマダがオープンすることで,JR・地下鉄長町駅からIKEAとヤマダを回遊し,JR太子堂駅から帰るというルートも構築できるなど,あすと長町全体としての賑わいづくりが見込めるのでは。大規模な複合店舗という話題性もあり,しばらくは週末を中心とした混雑が続きそうです。

 なお,ヨドバシ仙台という敵なしの家電店が仙台駅東口に立地し,さらに来春新ビルをオープンさせる状況に対し,あすと長町に出店したこのヤマダは人口稠密な長町エリアを中心に太白区以南をターゲットとした広域型フラッグシップ店舗として,クルマでも電車でも自転車でもというバランスの良さを売りに,まず郊外でのライバル ケーズデンキにプレッシャーをかけ,ヨドバシとは形としては対抗するそぶりながらも勝ち目はないので棲み分けすることを目指しているのかなと。

 太白区の中心であるこのエリアは人口稠密エリアながらも,長町南の電撃倉庫閉店後の10年以上は家電量販店空白地帯だっただけに,鈎取や4号バイパス方面の郊外型店舗や仙台駅前ヨドバシに流れていた潜在的需要は大きいものと思われ,この店舗は成功して欲しいと切に願います。

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2022年11月 7日 (月)

ヤマダ「テックライフセレクト」あすと長町にオープン その1

先週,オープン前の記事を投稿しましたが,あすと長町にとってIKEAに続く大型専門店として,ヤマダデンキの「TECC LIFE SELECT仙台あすと長町店」が,11月3日にオープンしました。

あすと長町の近況(R4.10)ヤマダデンキオープンとアオキ跡地工事開始(10/29)

プレスリリースと店舗概要

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プレスリリース

 

敷地面積 約16,000平米
売場面積 14,876平米(立地法届出では13,226平米)
フロア 1~3階
品揃え 家電製品,家具,玩具,生活雑貨,時計,リフォーム等,約20,000アイテム
駐車場 860台(立地法届出では703台)
年商目標 100億円
最寄駅 JR太子堂駅徒歩6分,JR・地下鉄長町駅徒歩9分

 売り場面積は,対抗するヨドバシが来春にオープンさせる新店舗には抜かれるものの,現在の第二ビルの仮店舗の約1.2倍のダイナミックな規模。3層というのもヨドバシ第二ビルと同じで,感覚的にショッピングモール同様縦の位置を把握しやすく丁度良いかと。

 まぁ,売り場面積は家具や玩具売場を含めてなので,純粋な家電部分は半分程度と現ヨドバシ第二ビルよりは小さいにしても,来店目的として,家電オンリーではなく,家具や雑貨などもまとめてウインドーショッピングすることができることで,滞在時間も増えるし目的がなくてもついつい寄ってしまいそうな店舗です。また,おもちゃやゲームの品ぞろえなど子供にとっても夢のような空間が(親にとっては悪夢か)。

 あすと長町の郊外拠点の立地条件から,クルマや近隣住民の徒歩・自転車での来店が多いと見込まれけれど,鉄道利用者にとっても駅前ではないけれど普通に歩けるこの距離感はちょうど良いのかな。

 敷地面積と売り場面積は,近隣のIKEA仙台より一回り小さく,逆に駐車場は多く確保しています。

オープン日は大行列が

 Twitterに投稿のとおり,文化の日で祝日の11月3日のオープン時には,想像以上の注目度で,民放ニュースによると4千人が並んだとか。

10時のオープンには間に合わない位の時間に歩いて向かったのですが,次々とヤマダ目当てと思われる家族連れの自転車に抜かれ,また歩行者も明らかに多かったにせよ,すぐに店内に入れると思っていた自分が甘かった。。。

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 駐輪場も,立駐の1階も行列の待機場として使用しているほどで,とてもすぐに店内に入れるとは思えない大混雑ぶり。

行列整理も正直混乱していて,限定品の列と店内入場の列の区別が良く分からない。これでは,すくなくとも入るのに1時間はかかりそうと判断し,一時撤退。

 また,オープンチラシでは,クルマは

「あすと長町大通を南下し,やまやとヤマダの間の交差点を右折し,敷地北側から入場」

 と案内していましたが,その北側入り口は出口専用で入れない!その車は敷地の3方をぐるっと回って,あすと長町大通北行車線から入らざるを得ず,住宅地の道路を埋め尽くしていることや,歩行者の多さで店舗敷地にクルマが入れないなど,大混乱していました。

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巨大なフロアは3層・駐車場は6層

 店舗棟と駐車場棟の接続連絡通路は駐車場3階から店舗2階へ。シャワー効果による回遊性を考えると,店舗3階と駐車場5階を繋げた方が良かったのではと。

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残念だったのは,駐車場棟から店舗棟へは階段が必須の作りである点。従業員が手伝いますとの掲示があったけれど,

基本的には大物も1階経由でEVでクルマに積み込むことになり,せっかくの店舗と立駐の接続が中途半端。モールパート2のように駐車場棟との間にスロープがあると良かったかな。

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夜に初入店

 20時過ぎではさすがに渋滞もなくあっさり敷地に入ることができ,店舗目の前の平面駐車場に停めることができました。

そうはいっても,店舗内はこの時間とは思えない人の多さ!昼間の大混雑で,近場の人はこの閉店間際の時間を狙って来店したのかな。

 店内レポートは次回に続きます。

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2022年10月29日 (土)

あすと長町の近況(R4.10)ヤマダデンキオープンとアオキ跡地工事開始

 ネタがなくてひと月超空きましたが,あすと長町は街路樹の紅葉が始まり,すっかり秋めいてきました。

 地区内での動きといえば,年末商戦と厳冬期のエアコン商戦を前に11月3日にオープンする「ヤマダデンキテックライフセレクト仙台あすと長町店」

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過去記事

あすと長町の近況(R4.7)(7/24)

あすと長町の近況(R4.1)(1/30)

ヤマダ電機あすと長町店建設中!(2021/11/28) 

ヤマダ電機 あすと長町進出へ(2019/7/13)

 今年の12月25日に,土地購入後たな晒し状態で10周年を迎える長町駅東口のイオンタウン予定地(13街区・17街区)を横目に,あすと長町内では,長町駅前のIKEAに続く巨大専門店がオープンします。

 地区北側には,杜の広場を取り囲むゼビオアリーナ仙台&仙台市立病院,地区中央の長町駅前にはIKEA仙台,そして地区南側の太子堂駅付近エリアにこのヤマダデンキと,バランス良く核となる集客施設が配置されることに。

 近年はタワマン群と郊外型低層店舗などが集積するベッドタウン的なイメージが強くなっていましたが,地区外からの集客が見込める施設のオープンは,仙台市の南部拠点としては望ましいもの(もはや副都心とは恥ずかしくて言えない)。

 積水ハウスが購入した土地がヤマダデンキに転売された形でしたが,西側の分譲マンション&賃貸アパート活用の状況を見るにつれ,最終的にこのような大区画での活用になって良かったと改めて。

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店舗面積:13,226平米(店舗は1~3階,4階はバックヤード)

駐車場 :703台(店舗東側平面及び5層立体駐車場)

強烈なCM

 自分はyoutubeで知っただけで,生でTVCMとしては見たことはないですが,宮城県内にとどまらず岩手県でも流しているようで,中々強烈なCM!。耳に残ります。

youtu.be/FWLZWGXks1k

 「日本最大級のサービス」という突っ込みどころ満載の表現を使っていますが,画面下に「国内ヤマダデンキテックライフセレクト店舗において」と注釈を入れています。ヤマダデンキとして近年展開しているインテリアとの複合店舗としては最大級とのことか。しかし,JARO案件じゃ。

 店舗面積だけで比較すると,LABI仙台はもちろん,ヨドバシカメラ仙台店の第二ビル仮店舗よりも大きく,横長の3フロアでかなりの規模感です。

 ヤマダデンキとして,他店の実績を見ると正式な出店プレスリリースは通例オープン直前になるようで,週明けに概要が発表されるのかな。

 事前チラシによると,「家電」,「家具・インテリア」,「おもちゃ・ゲーム」,「生活雑貨」,「リフォーム」,そして,「自転車」の取り扱いがあるようです。

 現ヨドバシ仙台と比較すると,家具・インテリアと自転車(最近売り場から撤去)が強みか。来春オープンの新店舗の構成は分からないが。

大塚家具再出店!

 その目玉の家具・インテリア。県内のヤマダデンキの店舗では,泉本店でインテリアを取り扱っていますがそれ以上の位置づけで,子会社化した大塚家具とのコラボでインテリア売り場を構成するようです。

 大塚家具は,仙台駅前アエル北側の再開発ビルへの入居を前提に念願の仙台出店を果たした経緯がありましたが,親子ゲンカでブランド価値が棄損する中で経営再建のため,そのソララビルに入居した店舗を閉店させ,仙台からは店舗が消えていました。

 そうなると,家電売り場とのコラボとはいえ,形を変えての仙台再出店ということになります。

 なお,あすと長町店は,ヤマダデンキとしても,売り場面積や取り扱い商品を考えても,県内での基幹店的な存在になりそうです。LABI仙台があの体たらくぶりですからね。仙台駅前ではとてもヨドバシには勝てんよな。

 なお,太白区内の他の2店舗については,当面存続するのでしょうが,某店の店員談では仙台南店はつぶせない理由があるようで,どちらかといえば仙台太白店の方が厳しいようでした。確かに近隣のケーズデンキに規模も入りやすさも負けているしなぁ。まだ10年程度で新しいけれど。

最初だけは渋滞に注意

 まぁ,所詮ヤマダデンキの新店舗オープンなので,そんなに駐車場がいっぱいになるのはせいぜい初売りまでの2か月間の週末中心とは思っていますが,オープン記念で目玉商品をかなり揃えているでしょうから,11月3日から6日にかけては渋滞を覚悟した方が。

 特にあすと長町大通南行きからの自動車での来店は,やまや・中央公園の交差点を右折する形になるので,ただでさえ混みがちなこの交差点がパンクしそうで心配。

 なお,通常時はわざわざ電車で来るような店舗ではないと思いますが,通勤の方用なのか太子堂駅寄りの敷地南側に歩行者が通れそうな入り口が設置されており,わざわざあすと長町大通側に遠回りしなても良さそうです。

 まぁ,長町エリアとしては,久々の家電量販店復活となります。個人的にもあすと長町に不足している業態として望んでいた家電店が出来てくれたので,あとは書店の復活を祈るのみ。と言っても,もはやイオンタウンと駅前の歯科医院の土地位しか可能性がないけれど。

アオキあすと長町店跡地が着工!

 今春に閉店していた,あすと長町大通最北端のT字路角地にあったアオキあすと長町店。くら寿司に接し,仙台市立病院東側の土地です。

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 次も商業施設であれば,居抜きで建物を活用する方が効率的でしたが,建物が除去され整地されていたということは,土地売却により住居系か事務所系だろうなぁと予想していましたが,予想通り事務所系の活用でした。

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精密機械大手のDMG森精機の地方拠点のようで,ググってみたら,全国8か所にショールーム兼ユーザー向けスクールを入れた施設を順次開設するとのプレスがありました。その中で,浜松,金沢に続き3番目の開設で,工事は来春までで,夏前には稼働するようです。

 今年の5月時点の決算発表資料から引用しますが,資料中に完成イメージも出ており,アオキが閉店した1か月後のこの時期に既にこの場所への進出が決定していたことになります。イメージパースはこの敷地の南西側からのものなので。

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 規模は2階建にしては多少階高はありますが,高さ10m以下の建物で,以前のアオキと建築面積はほぼ変わらず,高さが多少ある感じです。

 東京と奈良,名古屋の拠点から新幹線でも,航空機でも訪問しやすい場所かつ,スクールへの車のアクセスや駐車場の確保も考えて,仙台の中であすと長町が選ばれたということなのか。もともとはベッドタウンではなく業務機能の集積という目的で事業着手がなされたあすと長町としては,小規模ながらもこのような機能が立地するのは好ましいことなのかと思います。

ワールドアイシティ&野村不動産マンション着工

以前も記事にしていました,ヨークタウンあすと長町南側の好立地に建設されるマンション。タワークレーンも設置され,工事が本格化してきました。

あすと長町 2つの分譲マンションプロジェクト(2/21)

 高さ63.3mで20階建ての高層マンション。立地条件は過去記事参照ですが,シティタワー2の分譲がなんとか終了し,ダイワハウス(ヤマダ西側)の物件も完売し新規の分譲が途絶えていることから,長町駅前のパークタワーや,大通を挟んで東側の高層マンション群の中古分譲も強気の価格設定のものも見受けられるところで,注目されているあすと長町への需要はコンスタントにあり,待ちに待った新規物件になります。

 とにかく,ヨークタウンとホームセンターコーナン隣接地であり,駅に行くのに大通を渡らなくても済むというのはポイントが高すぎる。タワーマンション群の方はそれぞれ戸数が400戸前後で,住人の考えが多様過ぎて,トラブルの発生も聞こえてくるようなので,その点190戸という戸数はまだ適度に感じます。

 学区は東長町小学校と郡山中学校。長町駅から徒歩5分と,大通東側のタワーマンション群が徒歩7~8分であることから,優位性がありますね。

 あすと長町の未利用地も上述の長町駅前の3区画以外はほぼ埋まってきました。あとはTSUTAYA長町店跡地の動向に注目していきます。

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2022年9月 4日 (日)

久々の新潟 その(5)新潟日報メディアシップ展望台より

新潟シリーズはまだ続きます。

 以前記事にした,新潟都心部随一の商業集積である万代シテイの交差点向かいに建つ,地元紙新潟日報の本社ビル兼複合施設である,「新潟日報メディアシップ」。開業した2013年から約10年を迎えます。

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 宮城(仙台)で例えると,地元紙河北新報の本社兼複合商業施設ということになります。

 実際は河北新報の本社は単独社屋で再開発の予定もありませんし,地元バス会社の宮城交通も虎の子の車庫の土地は赤字補填でマンション用地に売却したり(北仙台ターミナル・長町ターミナル)と,置かれている状況は異なるにしても,新潟は,地元バス会社の新潟交通が万代シテイを運営していたり,地元企業がまちづくりに積極的に関わっているように思えます。

 地上20階,高さ105mと,仙台駅前では,アエルの交差点向かいに建つアジュール仙台位の規模感です。

 「メディアシップ」という名前の通り,建物の曲線が帆を描いており,絵になるデザインのビルです。

フロア構成

 低層部に各種サービス施設,高層階にオフィスという構成。最上階は無料の展望スペースです。

新潟では,近隣の朱鷺メッセのホテル日航最上階にも無料展望スペースがありますが,ともに海を眺めることができて,解放感があります。

1~2階   イベント広場,新潟日報ホール,飲食店

3~4階   クリニック・健康・ライフスタイルショップ

5階     記念館(新潟文化の記憶館 等)

6階     貸セミナールーム

7階     カルチャースクール

8~13階  貸オフィス

14~18階 新潟日報オフィス

19階    飲食店(叙々苑 等)

20階    展望フロア

展望フロアからの眺め

 展望フロアは,年配の方を含めた家族連れを中心に,そこそこにぎわっていました。

 写真は東側朱鷺メッセ方面です。当日は本当に暑い日で,気持ち良い青空でした。

日航ホテルは本当に折れそうなほどスレンダーなビルですね。朱鷺メッセは新潟県と民間が協力して約20年前に再開発事業で完成した施設群で,完成したころに佐渡汽船に乗る時に通ったなぁと。15年前に訪問した時には展望台に登り,眺めに感動した記憶があります。

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信濃川西側の古町地区方面です。川幅が広い信濃川が「古町」と「万代・新潟駅前」を二分していることは,街づくりを阻害する面もありながらも,都市のど真ん中に親水空間が存在することは,間違いなく都市としての誇るべき個性に感じます。

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 南側は,鳥屋野潟の先に,J2のライバルアルビレックス新潟のホームである「デンカビックスワンスタジアム」と隣の野球場「ハードオフエコスタ」が見えます。

訪問した7月の時期には首位を争っていた相手ですが,ベガルタは自滅の4連敗で順位を離され,J1自動昇格は絶望の位置になってしまいました。10月に残されたビックスワンでの直接対決が決戦とはなくなってしまい,本当に虚しい気持ちになります。

 しかしながら,都心部からも駅からも離れたこの位置に,高速道路や新潟バイパスからのアクセスを優先し巨大なスタジアム2つを並べて整備するという姿勢が新潟らしいというか。

 スタジアムは仙台の方がともに駅近で断然立地条件が良い(某宮スタは無視)反面,仙台のコンベンション施設は「夢メッセ(県)」と「国際センター(市)」「ウエスティンホテル(民間)」に中途半端に分かれており,上述のように新潟の方が立地条件も機能も優れているなど,両都市にそれぞれ違いが大きいところが面白味があります。

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ビルから見下ろす光景

 南東側の足元ですが,存在感のあるANAクラウンプラザ新潟をはじめとした中層ビルが立ち並ぶ一方,都心部にしては広大な平面駐車場も目立ちます。その先は,低層の街並みに変わります。

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西側の足元は,万代シテイ方面で,左は伊勢丹,右はビルボードプレイスです。2階レベルのデッキを通じて相互に連絡されているのが分かります。

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南側のJR新潟駅方面です。駅前に続く東大通が屈曲した部分に巨大なアパホテル&リゾート(新潟駅前大通)が立地しています。その付近にタワークレーンが見え,建設中のビルが集まっているようですね。

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 この後は,6月に駅の高架化がほぼ完成供用したばかりの新潟駅に向かいました。次回は新潟駅レポです。

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2022年8月27日 (土)

久々の新潟 その(4)仙台の都心部の商業集積について考えさせられた

さて,ちょっと空きましたが,新潟編の続きとしながらも,万代シテイの目の当たりにして,仙台の都心部の商業について考える良い機会になりました。

久々に新潟へ その(3)驚異の商業集積 万代シテイ

 仙台の都心部全体で考えれば,仙台の方が出店しているテナントの量・質ともに高いはずなのに,最近街中に休日に行こうとすると,東口ヨドバシからエスパル,ロフト,せいぜいパルコまで回って疲れてしまい,アーケードまで行かず帰ることが多いです。

 気候が良い時期の平日は,勾当台公園付近から一番町四丁目商店街からアーケードをぶらぶらして仙台駅から帰ることがあるので使い分けしている面もありますが。

 アーケードは横につながるSCではあるものの,アーケード沿いの店舗もドラッグストアやコンビニ,カフェなど均一化しており,大型店も軒並み老朽化し,魅力が薄れてきています。

 建ち並ぶ大型店についても,軒並み建物が1975年よりも古い,築50年近いビルが当たり前のように残っています。

 三越はともかく,大町一帯の再開発の核として建替えが検討されている藤崎,そしてイオングループが半ば放置状態で運営しているフォーラス仙台店とイオン仙台店(旧ダイエー)と,アーケード沿いの大型店には正直最近行くことが少なくなっています。

イオン仙台店が入居する読売仙台ビルは大規模再開発構想が動いているようなので,期待したいところ。写真はダイエーからイオンに変わった6年前のもの。イオンになってからブックオフやセリア,マブチなど大型テナントを入れている上層階はともかく,中層階の放置ぶりは何とも言えない気持ちになります。

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都心部への大型SCの必要性

 仙台駅前だけでも移動距離が長く,効率的に回れないと感じていました。

 さくら野倒産後は仙台駅前から百貨店がなくなり,(藤崎と三越は一番町にあることから)仙台駅前だけでは用が済まないという方もいるでしょう(自分はめったに行かないですが)。

 この新潟の万代シティの利便性を目の当たりにすると,都心部で一か所で買い回りができる大型SCの有難みを感じます。

 新潟は駅前が商業機能貧弱で,旧来の都心部古町が極端に衰退し,その間に整備された大型商業施設が都市の中心になったという多少特殊な例ですが,他の政令指定都市のうち,例えば札幌は,JR札幌駅前の大丸(百貨店)・ステラプレイス(専門店街)・エスタ(旧そごうから転換した専門店ビル)+大規模地下街(paseo,APIA)で,駅前だけで効率的に買い物が済むことを3年前に訪れた際に実感しました。

 現在は,2030年度目標の北海道新幹線札幌延伸に向けた駅や商業施設の大規模再整備のため,地下街paseoが9月末で閉鎖予定だったり,今後老朽化したエスタの閉鎖と跡地へ200m超の超高層ビルの建設が計画されており,更にパワーアップすることになっています。

 さらに,駅正面の旧西武五番館跡地はヨドバシカメラが取得しながら,仙台と同様?長年更地状態になっていましたが,ここにも,JRタワー2と競い合うような規模の超高層ビルが計画されているなど,遅く訪れる新幹線開業を見越した都市再開発がものすごいことに。

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 東京や大阪の都心部の駅は駅ビルやSCが周辺に林立しているのは当然として,名古屋や福岡(博多駅)も,JRの中心駅に巨大な駅ビルSCと地下街があり,概ねその駅周辺で用が済みます。

 広島駅周辺もこれまでは都心部の紙屋町・八丁堀と比べ,圧倒的に商業機能が弱かったのが,先行した駅の再整備と現在進む駅ビルの建替えに併せ,駅ビルとしては仙台よりも巨大な商業機能が2025年に整備される予定です。モノレールでは小倉駅ビル乗り入れの事例がありますが,路面電車が駅ビル2階に乗り入れるという,象徴的な空間が形成されます(完成予想パースはJR西日本HPより引用)。
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仙台駅前の現状

 家族連れが効率的に買い物などを楽しむ場所として,仙台は都心部が以前より選ばれなくなっており,郊外のモールに吸い取られている面がありますが,新潟ではその郊外の大型モールをも凌駕する都心部の疑似巨大SCの万代シテイが存在感を発揮しています。

 家族連れでの買い物において求められるのは,雨や雪の日でも猛暑の日でも,天気を気にすることなくスムーズに移動できること。
 仙台駅前では,基本的にペデストリアンデッキレベルの移動となりますが,基本的に天候の影響を受けること,旧さくら野前とパルコ・AER方面がつながっていないなど,結構移動に手間がかかります。

 地下レベルのネットワークは,JR仙台駅,地下鉄仙台駅の2路線とJR仙石線のあおば通駅を中心に,充実しているように見えますが,地下街を介して相互の商業施設をつなげる機能がなく単なる地下通路になっていること,パルコとパルコ2,ドン・キホーテ仙台西口店をはじめとして,近年商業施設の地下フロアへの接続が行われなくなったため,一旦地上に出なければという状態が多く,ちょっと使いづらい。

仙台駅東口に誕生する巨大疑似SC

 仙台では,駅ビル再開発が縮小され,現在の「オフィス+ホテル+エスパルの拡張」 という構成となり,あの吹き抜け空間が誕生したのは感動的でしたが,せっかくのチャンスを逃した感があります。

 その点は残念でしたが,まずは仙台駅東口から生まれ変わるチャンスであり,現在建設中で来年春に竣工予定のヨドバシカメラを核店舗としたリンクス仙台のオープンで,エスパル東館とほぼつながる大規模商業施設が誕生し,さらに現在の第2ビルに入っているヨドバシカメラ仮店舗の跡の1.2万平米に入る専門店にも期待できるので,エスパル本館からヨドバシ第2ビルまでの連続する商業施設で7~8万平米規模の商業床面積の集積となり,基本的に天候の影響をそれほど受けずに移動できる快適な空間になります。(上の写真は8月上旬,下は8月下旬のもの)。

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仙台駅西口駅舎の2階レベルを経由すれば,パルコやアエルまでもほぼ天候を気にせずに行くことができることに。

仙台駅西口(地下鉄仙台駅周辺)での動き

一方,地下鉄仙台駅コンコースから接続するロフト・イービーンズ,1階レベルになるけれど目の前から入れるパルコ2などとはJR仙台駅からペデストリアンデッキを経由しての移動が必要で,現状では,JR仙台駅直結の商業施設群よりも小さいまとまりですが,ドン・キホーテグループ(PPIH)が進めるさくら野百貨店跡地の再開発とオリックスグループが進めるEDEN暫定利用後の再開発計画次第では,地下鉄仙台駅に接続する側のこちらも化けることになりそう。

 残念ながら,オリックスの再開発はロフトやヒューモスという他地権者の協力が得られずに,街区全体ではなく単独再開発になるようで,まだ詳細は明らかになっていませんが,向かい側のPPIHの超高層ビル再開発に入る2万平米程度の商業機能と広場化が図られる青葉通を挟んで連携することができるので,この調整は仙台市にしっかりやって欲しいところ。

「青葉通広場化」今秋にも歩道拡張実験(2022/1/12)

仙台駅西口 青葉通の広場化なるか?(2020/1/19)

 現在進められているヨドバシ仙台第一ビルの再開発,ドン・キホーテグループが進めるさくら野跡地再開発,オリックスグループが進めるEDEN跡地再開発により,仙台駅前の商業機能が更新・拡充されること,また,藤崎を中心とする大町アーケード沿いの巨大再開発構想などが進めば,都心部でも一か所で楽しめる疑似SCのような機能が誕生し,郊外のモール群と,良い意味で切磋琢磨できるようになると思うので,仙台都心再構築プロジェクトでの再開発計画の進展を祈りたいと思います。

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2022年8月 8日 (月)

久々に新潟へ その(3)驚異の商業集積 万代シテイ

  
 万代シテイ には15年ぶりの訪問でしたが,レインボータワーの撤去とラブラ2以外は建物群としての大きな変化はないように思えましたが,相変わらずの圧倒される商業集積でした。

久々に新潟へ その(1)

久々に新潟へ その(2)BRT初乗車

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これは,旧ダイエーを三井不動産がリーシングしたラブラ万代で,前回訪問時にもありました。

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新潟交通のバスセンターの屋上は広大な広場として活用されています。

奥には今や新潟市唯一の百貨店となった新潟伊勢丹が。

 古町では,大和新潟店に続き,新潟三越も閉店しましたが,特に三越伊勢丹グループで新潟市中心部に2店舗を運営する余力はなかったのでしょう。優勢だった伊勢丹に一本化したということか。

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これは,向かい側の新潟日報メディアシップビルから。

手前中央から奥に,ラブラ万代,バスセンター,新潟伊勢丹の順番。

左側は,ラブラ2と奥に万代シルバーホテル。

ほか,伊勢丹の右側に接続して,若者向けファッションビルのビルボードプレイスとその2号館(BP2)が。上部には巨大な立体駐車場併設で,バスセンターながらも当然車社会の新潟に適応した全方位型の商業施設群です。

これらの商業施設群が2階レベルのペデストリアンデッキで相互に接続され,ストレスなく移動することができます。

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 万代シテイのマップですが,碁盤の目の区画に商業施設が集積し,新潟駅に続く街路では一部並木道に路面店を展開する一角もあるなど,どこかの某巨大モールのように建物内に囲い込むことなく,周辺と連携する形での展開は,地元最大手のバス会社が運営する商業施設として流石と思いました。当日はデッキを渡る多少の時間も体に堪える本当に暑い日で,同じように冬の寒さを考えるとマイナスポイントではありながらも,でも街区で各商業施設が分かれていることで,それぞれに色を付けやすく,また目的地としても分かりやすさを感じました。

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あらゆる大型専門店の集積,ラブラ万代&ラブラ2

 三井不動産リーシングということで,長町のララガーデンと似たような店舗も入っていますが,地下にイオンのスーパーが入っているのは,もともとの建物がイオングループに入った旧ダイエーという関係もあるのかなと。このバランスの良い商業施設群として,やはり食品スーパーは必要。

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新しくオープンしたラブラ2とは専門店ビル同士2階のデッキで連結しています。

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 中に入って気づいたのは,それぞれのテナントとして入っている専門店の店舗面積の大きさと品ぞろえの充実さ。

 ラブラ万代 フロアガイド

上階の2フロアに入っている「紀伊国屋書店」,「ロフト」がそれぞれ反対側の壁が見えない位広いワンフロアを全部使っていて,さらにかなりの集客を誇っていたこと。それぞれその下のフロアには「ユニクロ」と「GU」が隣り合わせで,ほぼワンフロアを使用するなど,集客力のある専門店をシャワー効果を見越した上階に配置。

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 ラブラ万代1階の「GAP」に加え,ラブラ2には「H&M」「ZARA」が出店するなど,ファストファッションの4大ブランドが全て集まっているのは,利用者側としても買い回りに効率が良く,店舗側にとっても競合以上に相乗効果が発揮できるテナント集積です。

 紀伊国屋書店は明らかに長町モールの店舗よりも広く,アエルの丸善よりも大きいのではと。

またロフトも多層階の大型店である仙台店よりは小さいにしても,エスパル東館のワンフロアに展開する東急ハンズ仙台店よりも広く感じる奥行であるなど,中々侮れない店舗集積でした。

 また,NGT48の劇場もラブラ2上階に入っているようでした。

ビルボードプレイス&BP2

 ファッションビルとして,SHIPS,ユナイテッドアローズをはじめとしたテナントが集積しているほか,BP2にはシネコンのTジョイ新潟万代,FM新潟のサテライトスタジオ,新潟マンガ・アニメ情報館というエンターテイメント系の施設も入居しています。

 このアニメ情報館では,今仙台駅東口の福祉大ビルで開催されている「東京リベンジャーズ展」が一足早く開催されており,かなりの行列ができていました。

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万代シルバーホテルビル

 もともと低層階には新潟三越が運営する「新潟アルタ」が数年前まで入っていたようですが,現在は巨大なフードコートに。アルタはビルボードプレイスとラブラの専門店ビルとの差別化が難しかったのかなと推測しますが,結果的には各商業施設の役割が整理されて分かりやすくなったように感じます。

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バスセンタービル

 高速バスターミナルと近郊向けのバスターミナルが集まっていますが,高速バス部分は運休便が多くちょっと寂しい状況。

とはいえ,名物?のカレーの一角など,かなりの混雑ぶり。猛暑の日で熱気とバスの排ガスが混ざり合った独特の空間にて,家族連れでテーブルにそして地べたに座りながら皆で熱々のカレーを掻き込んでいる姿には衝撃を感じました。新潟のソウルフードとは聞いていましたが,これほど愛されているものとは。

 ただ,体験してみようと思いながら,30度を超える日で暑さに参り涼しいところで食べたかったため,別のソウルフードと聞いていた「イタリアン」を食しました。普通のだとつまらないので,ホワイトイタリアンというものを。ホワイトソースと太目の麺との絡み具合が絶妙で,モヤシがはいっていたり何とも不思議な感覚ながら,あっという間に平らげました。大盛にすればよかったと後悔。確か470円でした。
 

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 何だか,普段着で力の抜けた感じの方々が集まる,新潟市のオアシス的な場所なんだなーと。

恐るべし万代シテイ

 新潟の方々にとっては,街のど真ん中にこのような一か所で何でも揃うメガ商業集積があるというのは,やっぱり大きいと感じました。

それに,

 〇車でも,都心部に4千台以上の提携駐車場で,駐車料金無料サービスもあり。

 〇公共交通機関でも,バスターミナル併設で市内各所からのアクセスも良好。JR新潟駅からも徒歩7分と苦にならない距離。

 〇百貨店,専門店ビル,ファッションビル,映画館などのレジャー機能がコンパクトに集まる何でもある安心感。

 〇新潟市の規模だったら出店が難しいようなテナントが,この一帯の集客力を評価し出店している。

 こりゃ,古町が同じ土俵で勝てるわけがない。

 新潟駅前も商業機能が弱く,万代一強かつ一極集中ですが,新潟の都市としては,間違いなくプラスになっています。これがなかったら,郊外型モールに駆逐され,古町を含めた街中自体がさらにさびれてしまっていたはず。

 新興政令市の中では,イオンモールが駅前に出店して四国までも商圏に含んでいる岡山市のように,旧来のアーケード街が劣勢ながらも,中心部の大型店商業集積により,都心部として広範囲な集客を確保している事例ですが,これが政令市になる前の50万都市であった40年前からあるのが凄い。

 ただ,基本的に15年前に来た時と良い意味でも万代シテイ自体は悪い意味でも変わっておらず,施設全体の老朽化は否めませんが,ハードが古びてきても,入居店舗というソフトが充実しており,エリア全体で疑似SCとして機能しており,集客力を保っていることから,テナントの入れ替えもスムーズにいっている印象です。

 万代シテイが集客力を保っている分,古町は大型店の撤退が続いており,割を食っているようですが,郊外にイオンやアピタなどの郊外型店が立地しているのは,新潟市近郊も御多分に漏れず。

 新潟市は郊外型店に対しての規制は行おうとしていないので,今後,イオンがあの無謀な「イオンモール新利府」のような計画を進めないとも限らず,そうなると,万代シテイVS郊外イオンモールのような消耗戦が起こらないことを祈りたいです。

にいがた2km

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 新潟市の都心部の最後の砦の万代シテイ。新潟市が新潟駅から古町までの都心軸を「にいがた2km」として集客力を高めようとしていますが,鶏が先か卵がさきかというように,この2kmを重視するのであれば,都心部の交通軸として単なる従来のバス(BRTは見掛け倒し)ではなく,シンボリックな分かりやすい手段が必要。都市規模から非現実的な地下鉄や新交通は無理といても,まだ視野に入るLRT,BRTの進化系として連接バスの大量投入やバス専用レーンの設置などで,本気でこの都心部に投資を呼び込むという姿勢を市として示さないと,駅の高架化と再整備が進む新潟駅,新潟市民のオアシス万代シテイは良いとしても,古くからの新潟市の中心地古町を含む新潟島の求心力を保つことには繋がらず,どれだけ衰退を抑えるかということになってしまうような気がします。

 新潟市と同じような,超クルマ社会の50万都市宇都宮市で進められているLRTプロジェクトのように,自治体としてクルマ社会からの方向転換をアピールする施策は時代の変化を感じさせるもので,そのくらいのインパクトがないと,新潟2KMは成功しないのではと感じました。

 個人的には,15年越しの万代シテイ記事となりましたが,新潟は仙台が持っていないアピールポイントを持つなど,面白い都市だと思います。

このシリーズはまだ続きます。

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2022年8月 3日 (水)

久々に新潟へ その(2)BRT初乗車

仙台市では,市営地下鉄東西線という新しい基幹公共交通機関が2015年に開業しました。

一方,今回訪問した新潟市でも,2015年9月に従来のバスを発展させた,BRTという将来のLRTなどへの展開も視野に入れた新たな公共交通機関が誕生しています。

新潟のBRT雑感とバス相互の乗り継ぎ(2015/9/14)

 記事を書いてから,7年近く経ちましたが,ようやく初乗車することができました。

イオン青山SCに併設されたバスターミナルから。

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屋根はあるとはいえ,普通のバス停。。。 そして連接バスを期待したけれど,全く普通のバス。運行開始当時で4台しか導入していないのであれば,当たる確率は宝くじの末等当選並みで当然か。

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 連接バスの運行は大分先なので,仕方なく乗り込みながらも残念。

土日は10分おきの運行で時刻表要らずなのは良いところですが,それでも休日昼間の11時台の便で乗客は,座席の半数程度が埋まる位。

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 平日は朝晩を中心に本数が多くなりますが,昼間は完全に10分毎という訳でもなく,ランダムな時間帯も多い。

 土日は,快速が入り多少イレギュラーな時間帯を除き概ね10分間隔と分かりやすいですが,結局普通の50人乗り路線バスに乗せられることを考えると微妙。10分毎に集約するのであれば,連接バスまたは,LRTのようなシンボル性・キャパシティや速達性でアピールできる手段でないと。

 青山以遠の支線からの乗り継ぎ客がいるのであれば,10分おきなのだからもう少し多くの乗客を期待したいところですが,ちょっと拍子抜けでした。ただし,たまたま乗ったバスが快速だったので,多少は速達効果があったかも。とはいえ,万代シテイまで20分ほど(新潟駅までは定刻で26分)。快速では各駅停車と比べて3分短縮されるのみ。各バス停に止まるわずらわしさはないけれど,やっぱり中途半端は否めない。

 なお,白山駅を通過する便だったので,駅前ロータリーに入れずちょっと残念。JR越後線からの乗り継ぎ流動を確認したかったのですが。

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厳しい古町

 バスは,古町を経由。大和跡地でイベントをやっていたようで,降りたい衝動にかられましたが,とにかく暑すぎて,目的地である新潟駅方面まで行くことを考えると,今回はスルーしました。西堀の交差点に集まっていた百貨店の「大和」と「ラフォーレ原宿新潟」に続き「三越」も閉店となり,ヨーカドー丸大以外の大型店が皆無となった古町。残るはアーケードと謎の地下街である西堀ローサのみという状況。西堀ローサは3つの大型店を繋ぐ役割も果たしていたのでしょうが,今後どうするのでしょうか。

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 白山神社近くのアーケード街上古町(通称”カミフル”)では場末の商店街として面白い取り組みをしているのはかつて訪問した時に感じていましたが,やはり,全体として核店舗が失われると見た目としても厳しい印象を感じました。

 専門学校と若者を集めてという方向性はありだとは思いますが,いかんせん購買力がなく,それも近くの万代シティに吸い取られれば厳しいのに変わりはないだろうなぁと感じながら,万代シティでバス(もはやBRTに乗ったという実感はなし)を降りました。

 次は,賑わう万代シティ編です。

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2022年7月24日 (日)

あすと長町の近況(R4.7)

 年度初めからのこの時期は毎年余裕がなく,ブログの更新が途絶えがちですが,久しぶりに。

過去記事

 あすと長町の近況(R4.1)

ヤマダデンキTecc LIFE SELECTあすと長町店

 北側の店舗棟(5階建て)と南側の立体駐車場(4階建て)の外観が現れてきました。

 今秋のオープンに向けて,工事は順調のようです。写真は今月初め頃のもので,現在は大通側もカバーがとれ,完成形に近づいています。

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メインエントランスはあすと長町中央公園やホンダ,やまやが面する交差点側に。

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 長町・郡山エリアでは,長町南の旧電撃倉庫(現 GEO),4号バイパス沿いのコジマ,もっと遡ると旧286号沿いのササキチェーン(現 ルネサンス)以来の家電店になります。現在は,286号バイパスの鈎取(K’sとヤマダ)や4号バイパスの中田(K’sとヤマダ),もしくは仙台駅前(ヨドバシとヤマダ)が最寄の家電店となり,いずれも5km程度の距離があるので,このエリアにとってさっと行ける家電店の出店は喜ばしい。

 それに,家具やインテリアを強化した複合店というのは,ヤマダにとっても他店との差別化になる他,あすと長町エリアとして,インテリア分野ではIKEAとの相乗効果も見込めることはプラス要素。

 まぁ,家電については,郊外型店舗は最初はともかくオープン景気を過ぎると多くの集客が見込める訳ではないにせよ,現在のヨドバシカメラの仮店舗と同程度の店舗面積ではあり,かなりの規模になります。

また,以前の記事でも取り上げていますが,出店から15年が経過し,ビルが老朽化している上,ヨドバシに対し全く存在感を示せて位いない現在の仙台駅西口のLABIの行く末も気になるところです。

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駐車場は大通側の平面駐車場と敷地南側の立体駐車場で,東側のあすと長町大通と北側のあすと長町環状線から入ることができます。

やはり,南側の区画道路からは入れない形なので,JR太子堂駅側からだとかなりの遠回りになります。駅前型商業施設ではないにせよ,徒歩来店者の利便性を踏まえた方が望ましいのですが。

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長町駅東口広場再整備

 工事着手が半年遅れ,3月から9月までの工期となりましたが,現在は順調に工事が進められているようです。

長町駅東口駅前ロータリー リニューアル工事(R3/9/3)

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 工事中のため,一般車の送迎用スペースが駅舎側に移動しています。通行の際には注意が必要。

 現在駅前広場中央に整備が進められている一時駐車場の設置は,テクテへの利用者にとっても朗報なので,待ち遠しいところです。

長町駅東口にラーメン店再出店

 ラーメン店が集まり昨年一瞬盛り上がった長町駅周辺ですが,高架下の「味よし」も駅前広場向かい側の「ラーメン新月」もあっという間に閉店となりました。

 テクテ北側のスポーツパークにあった,亘理逢隈の有名店「爆2」の支店も今年初めに閉店となり。東口側にオープンした3店舗とも共倒れとなってしまいましたが,原因としては,店自体の魅力もあれども,使いやすい駐車場がないことも一因かと(味よしはFCで味も微妙だった上にノーマル辛みそラーメンが値上げされて850円でやたら割高感を感じた覚えもあり)。

 とはいえ,今春には

  〇 爆2の後に「秋田比内や」が出店

 また今月立て続けに,

  〇 味よしの後に「だし廊‐retro‐」

  〇 新月の後に「麺工房いわさ」

 が出店しました。駐車場についても,駅前広場内に一時駐車場が整備される(おそらく30分まで無料)ことも,出店にあたりプラス要素になったのかなと。

 麺工房いわさは,オープン記念限定100円で大行列が。家系というか仙台っ子のような豚骨醤油は好み。

 だし廊も従来店舗と比較してリーズナブルな価格帯に設定してきた印象があり,ともに長く続くと良いなぁ

(いわさの写真は7月初旬。だし廊は7月下旬撮影のものに差し替えました)

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テクテ2のアインズトルペが閉店

 テクテ2の核テナント的な一番目立つ角にオープンしていたドラッグストアのアインズトルペがオープンから1年ちょっとの4月に閉店してしまいました。現在でも未だ空き店舗のまま。

 あすと長町自体はドラッグストア激戦区であり,ツルハが2店舗,サンドラッグ,ウエルシア,カワチに加え,長町駅近くではたいはっくるの地下にマツキヨ(旧ダルマ)があります。このテクテに出店したアインズトルペはコスメ系などに振った品ぞろえで差別化していたとはいえ,仙台駅前であれば成り立つ業態ながらも,ターゲットとなる客層が狭すぎた感があります。

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 立地条件は良いので,いずれテナントは入るかとは思いますが,朝晩はともかく平日昼間の人通りに難があるエリアでもあります。

TSUTAYA長町店跡

 隣のタイムズ駐車場と併せて空き地となっていましたが,大和リースのテナント募集の看板が立っていたので,再度郊外型店舗としての活用となるようです。90年代のあすと長町開発前から,ヨークベニマルとゲーセン,パチンコ,書店として活用されていた一角で,地権者が手放さないだろうなぁと思っていました。とにかく,分譲マンションでなくて良かった。

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アオキあすと長町店跡

 くら寿司北側で市立病院近く,もともと借地活用だったところですが,先日通った時にはボーリング準備っぽい作業をしていました。1400平米弱の角地で,店舗を取り壊したら意外に広く感じましたが,分譲マンションにはちょっと狭い土地(せいぜい50戸程度)なので,隣の賃貸マンションと同じ位の10階建て程度の建物は可能かと。

 商業面での活用にしても,角地とはいえ反対車線から入るのが大変だったり,コンビニも含めて改めて商業活用するイメージが湧かない。至近距離に24時までやっているウエルシアもあるし。企業の駐車場を完備した郊外型オフィス的な活用がふさわしいのでは。

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2022年1月30日 (日)

あすと長町の近況(R4.1)

 恒例のあすと長町の近況について。

 大きな動きはありませんが,あすと長町のまちびらきから15年の月日が経過し,一部機能更新の動きが出ています。

なお,記事中の写真は,1月中~下旬のもので,最新でないものもあります(あしからず)。

ヤマダ電機あすと長町店 立体駐車場の姿が!

 4階建て店舗と5階建て立体駐車場の2棟構成の配置が気になっていましたが,先行して形が見えていた北側の建物は店舗部分のみのようで,立体駐車場は別棟ということが分かりました。

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その店舗の南西側に立体駐車場の鉄骨組が始まっていました。

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 立体駐車場も,かなり存在感がありますね。残りのあすと長町大通沿い敷地は平面駐車場に。

 

(2月20日:追記)

 立体駐車場はだいぶ組みあがりが進み,店舗南側の部分を大部分覆っています。平面駐車場は大通側の限られたスペースのみのようです。

※ 南西角からの立体駐車場の写真です。

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※ 東側(大通り沿い)からの立体駐車場(左)と店舗(右)の写真です。

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※ 北東角(やまや交差点付近)からの店舗写真です。

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 店舗北側(パチンコ屋側)と,東側にも多少のスペースが確保されているので,南側立駐方面への通路と平面駐車場が多少確保されるのかもしれません。そうすると,一応北側区画道路から駐車場に入れることになります。早いもので,あと半年ちょっとで建物は完成です。

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 なお,最近ヤマダ電機が連結子会社の大塚家具を5月1日付で吸収合併し,大塚家具の法人格が消滅することが発表されました。

 ヤマダのあすと長町店はこれだけの規模の建物であり,閉店に追い込まれた仙台駅西口の大塚家具店舗の代わりとはいかずとも,インテリアのフロアには期待しています。IKEAとの相乗効果も発揮できるかと。

 

 あすと長町大通線は信号がある交差点間隔が長く,車にとっても自転車屋歩行者にとっても優しくない道路計画なのは何とかならないのか?

 

 また,立体駐車場の西側には,例のダイワ系の3階建て賃貸アパートが林立していますが,朝方の日照は完全に遮られそう。

 まぁ,この立体駐車場がなくとも南北の隣棟間隔が激狭で,もともと日照は期待できない物件ではあります。

 ヤマダ電機店舗部分の西側並びの「プレミストあすとテラス」との間隔も物凄いものがあり。

 近隣の災害公営住宅とは異なり,同じグループの分譲マンションと賃貸アパートなのになぁ。

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TSUTAYA長町店取り壊し

 震災後に戻ってきてから10年のタイミングで閉店となったTSUTAYA長町店の建物取り壊し工事が行われています。

 ここは,古くはアイエ書店長町南店時代から約30年の歴史がありました。かつては書店の北側にゲーセン,さらに北側にヨークベニマル長町店がありましたが,借地のため昔から地権者は変わっていないはずです。

 店舗駐車場と更に北側のコインパーキング敷地とともにフェンスで囲まれており,一体の敷地として再利用がなされるものと思われます。

 改めて土地賃借で店舗になるのか,それとも売却でマンションなどの敷地となるのか,それなりに広い敷地なので,再開発の行方が気になります。

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(2月20日追記)

 今日通りかかったら,完全に建物が解体され,アスファルト部分もはがされ,かなり大きな一帯の敷地が生まれていました。

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本当に条件の良い土地であり,近隣型商業施設(南北に店舗を配置し,中央部に駐車場)として活用できそうです。マンション敷地ではもったいない。マンションは近隣に新しい案件が2件も始まり,これは別記事にします。

 

アイフル展示場跡に葬祭会館

 こちらは,レクサス太白とライオンズ長町副都心レジデンスとの間で,アイフルホームの戸建て展示場として10年位使われてきた土地が更地化され,一時期月極駐車場になっていましたが,建設工事が始まったので,看板を見てみたら,なんと「葬祭会館」。。。あすと長町では,太子堂駅近くにつづき,2か所目です。

「(仮称)家族葬の仙和 あすと長町店」とのこと。家族葬用なので,近隣のマンション住民を対象としたものか。敷地は狭いけれど,駐車場もそれほど必要としないと思われます。

 しかし,ライオンズの低層階住民からすると,これまでは2階建てのモデルハウスが数棟建っていたのが平屋になるので,圧迫感は軽減されるにしても,ちょっと避けて欲しい用途だったかもしれません。今年の夏にオープン予定とのこと。

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(2/20:写真追加)

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アオキあすと長町店も閉店

 あすと長町開発で約15年前に先鞭を切って出店した,紳士服のアオキあすと長町店は,昨秋からずっと閉店セールを実施しており,今春に完全閉店となります。地区内に洋服の青山も出店した上に,コロナ禍で紳士服需要が急減したためか。

 宮城の萩大通店などが統合先とのこと。建物はまだ新しいので,そのまま居抜きとして活用されるものと思われます。ただ駐車場が狭いため,適した業種は限られるかな。

今後の機能更新の行方

 定期借地権で出店している郊外型店舗は概ね10~15年契約のところが多いと思われます。

 平成21年にオープンした「ヨークタウンあすと長町」は震災後に太子堂店オープンに合わせて撤退の噂がありながらも,安定した集客を保っており継続利用となるでしょうが,今後可能性が高いのは,平屋で屋上駐車場も設けていない暫定商業施設であるコーナンか。

 借地なのは間違いなく,長町駅より南側では貴重なまとまった土地となるためです。震災後に出店した関西企業であり,業者向けのコーナンPROは東IC店はまだ残っていますが,名取店を昨年5月末に閉店済です。地権者の意向次第にしても,いずれ閉店となり,敷地を高度利用する方向性となるでしょう。

 あすと長町で残るまとまった土地は

 長町駅東口のイオンタウン所有地(12街区・17街区)と歯科医院所有地(14街区)

のみ。仮設住宅跡地にヤマダ電機の建設が始まり,進出を希望する企業の受け皿は限られてきています。新しい街ではありながらも,もう15年が経過し,成熟に向けて生まれ変わる時期にあります。この状況を楽しみにしていきたいと思います。

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