1日に明らかになったこのニュース。
期待させながらも、芝生の定着が難しく断念との話だったけど、本当にやるんだ!
また、30億の球場への投資とのことで、これで楽天があの”宮城球場”に投じた金額は100億近くになるのでは。下手したら3万人収容規模の球場1つが新設できる金額。それをどう考えるかですが、毎年のように変化があるというのは、ファンにとっても目新しさを楽しむことができるので、こういうのもありなのかな。
コボスタ宮城30億円大改修 内外野天然芝、世界に誇れるBPに
総額30億円の大改修だ!楽天が本拠地で開幕を迎える2016年シーズンに向け、今オフにコボスタ宮城の大規模な改修工事をすることが30日、分かった。最大の目玉はメジャーで主流となっている内外野の天然芝化。その他にも左中間に「公園席」を設置し、観客動員数も3万人を超える見込みだ。11月下旬に着工予定で、ボールパーク化をさらに進める。梨田昌孝氏(62)が監督に就任する来季は球場、首脳陣ともにリニューアルし、2年連続Bクラスから巻き返す。
(途中略)
今回の改修では天然芝の他にも左中間席の後方にパドレスの本拠地であるペトコ・パークを手本とした広大な敷地の「公園席」を設置する予定。収容人数は3万人以上(現在は最大2万8451人)となる見込みだ。また中堅のスコアボードも全面改修される。総工費約30億円の大改修は、11月下旬にも着工される。(スポニチ10/1より引用)

とうとう天然芝化
散々ぶち上げながら、断念とのことで、屋根なし球場での中止の確率が上がる可能性や、稼働率の問題もあり、なかなか難しいのかなとは思っていました。
個人的には、別に大リーグ風”ボールパーク”信者でもないし、身の程知らずのドームクレクレ派でもないので、人工芝であってもやむを得ないというか現実的かなとは思っていました。
現在の仙台での観客動員力、チームの実力からは、公称2万8千人強(実質最大2万6千人)という観客動員は十分だし、球団の球場投資や観客動員の営業努力状況からすると、文句を言うのはおこがましいと。
でも、これ以上の球場の差別化を考えると、天然芝化というのは最大級の取り組み。
ドーム球場が4球団のパリーグで唯一の天然芝本拠地となります。
楽天野球団にとっても、中止のリスクが増すことと、観客動員の増とのバランスからすると、一種の賭け。
というのは、仙台人の性格からすると、天然芝に価値をあまり感じない。基準は東京他の大都市なので、ドーム絶賛という人が多い。広島のように自然に天然芝が受け入れられるような素地もなく、マスコミや他チームファンからの賞賛でやっとその価値に気づくということが予想されるなーと。
楽天も、この土台はボロボロでいつまで使えるかわからないこの球場にさらに30億投資とのことで、感謝感謝。
とはいえ、10年後には、バックネット裏の部分は根本的な改良・改修が必要かと。外周部分にボールパーク養成ギブスをはめているけど、バックネット裏は築65年というのは変わらない。それをどうするのかな。そのほかの内外野スタンドは新築なので、最も客単価が高いネット裏が一番ボロイという矛盾。でも宮城球場の記憶を呼び起こさせる一角なので、この部分をうまく延命させられないのかな。
外野左翼の公園化と3万人以上収容へ
これは面白い取り組みだと思います。公園化で、子供連れとかも飽きたときに公園で遊ばせたりという自由度が高まるので。野球の3~4時間ゲームというのは本当に長い。子どもは飽きてDSというよりは、どんな公園ができるかわからんけど、暇つぶしにもいいのかな。
ただ、わざわざ30000人収容としてぶち上げる内容かは?
冷静に考えると、1500人収容の仮設スタンドを撤去すると、公称27,000人弱に減。
その跡地に整備する公園風芝生席に3000人収容すれば、3万人越えになる。。。??
3千人収容スタンドというのは、H26シーズンに左翼外野側に整備されたバイバーシート他の部分と同規模。
それが、公園・芝生席に収容できる訳はない。公園部分は5千平米超とのことで、まぁまぁ広いけど、どのような形態になるのかはわからないから、何とも言えんな。」
それに、現在でも試合途中での退場・再入場の仕組みから、子供が飽きた場合は外にでることも可能だから、わざわざ公園を球場内に整備しなくともと。
まともに試合が見える席としては逆に収容人員が減ると思った方が良いでしょうね。
でも、現在の観客動員からすると、ちょうど良い改修ではあるかなと。
その他
電光掲示板の改修とのことで、縦10m×横25mであれば、現在の掲示板から置き換えになる迫力のあるビジョンになります。
コボビジョンと呼ばれる右翼席後ろの巨大ビジョンもあり、必要性あるの?とは思いますが、10年ひと昔だし、ヤフオクドームのビジョンの迫力をまねるような感じかな。
天然芝でボールパーク化の一方、球場のゲームセンター化?が進みます。
なお、約2か月後の12月6日に、球場のもう一つの最寄駅になる、東西線薬師堂駅が開業します。
来季からは、
1)仙台駅からシャトルバス(5分)
2)仙台駅から徒歩(20分)
3)JR仙石線宮城野原駅(電車5分+徒歩5分)
に加え、
4)地下鉄東西線薬師堂駅(電車5分+徒歩10分)
で、東西線沿線居住者はもちろん、地下鉄南北線沿線利用者からすると、運賃も安くなり選択肢が広がることに。
夜間帯でも21時台は10分おきの運行が予想されるので、仙石線よりはましに。
臨時列車を出してくれればうれしいけど、地下鉄が独占のユアスタの試合でも臨時を出さない仙台市交通局だから、東西線では望み薄。仙石線宮城野原駅とか仙台駅(徒歩・シャトルバス)に分散するし。
札幌の札幌ドーム最寄の東豊線では、臨時列車を増発して乗降客の増加につなげているようですが。
来春は、ホーム開幕が改装後の球場のお披露目となります。
いろんな意味で楽しみです。
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