89ers

2023年12月28日 (木)

ゼビオアリーナ仙台 アイスリンクへの改修に向けて(その2)

ゼビオアリーナ仙台 アイスリンクへの改修に向けての続編(その2)です。

前編

2.今回提案のスキームについて

(1)基本協定の概要(仙台市発表資料より引用)

 本市では、アフターコロナにおけるまちの活性化に向けて、地域における多様なスポーツ資源を生かした新たな魅力やにぎわいの創出に取り組んでおり、本年8月には「スポーツ振興を通じたまちの活性化に関する連携協定」をゼビオホールディングス株式会社と締結しました。

 この協定に基づき、ゼビオアリーナ仙台の改修および改修後の施設の寄付について同社から提案を受けたことから、基本協定を締結し、アイスリンク整備に向けた取り組みを進めてまいります。

 ① 協定名

  「ゼビオアリーナ仙台の改修及び管理運営に関する基本協定」

 ② 協定内容

 ゼビオホールディングス株式会社は、ゼビオアリーナ仙台を、30メートル×60メートルサイズの国際規格に適合した通年型のアイスリンクと、屋内競技等に対応したアリーナの併用型施設に改修した後、本市に条件付きで寄付する。

 寄付の条件は、寄付後の施設に係る指定管理をゼビオホールディングスが担うものとし、本市は必要な議決を経た上で指定管理者に指定する。

(2)ゼビオグループとしてのメリット

今回のゼビオグループからの提案は

① 30億円で整備されたゼビオアリーナの施設を、さらにアイスリンク仕様に改修した上で仙台市へ対価付きで寄付

② 仙台市からゼビオグループを指定管理者へ選定してもらい、推定で最大年間3.5億円×20年(最大70億)の指定管理料を得る

 これにより、ゼビオとしても、少なくとも運営費補助で赤字にはならない。

③仙台市への建物固定資産税支払い & UR都市機構への借地料支払いが不要に

 「仙台市広域集客型産業立地促進助成金は」2008年に制定され、ゼビオアリーナ立地が決定した2010年時点で対象となっていましたが、幾度かにわたり条件が変わっているようです。固定資産税の減免期間が複雑ですが、要綱を読む限りでは最大5年間の減免期間と読めます。

 そうすると、既に建物部分の減免期間は終了していることから、現在支払っていると思われる仙台市への建物固定資産税支払いがなくなるというのがメリットの一つ。

 そして、土地については、UR都市機構との定期借地権がまだ7年程度残っているのでしょうが、建物を仙台市に寄付するということは、底地の借地権についても原則仙台市に移転するものと思われます。

 

(3)仙台市としてのメリット

 仙台市では、先日の市議会にて、借地権の引き受けた上で、借地権満了後の土地買取も否定しないという認識を示していました。まだ築12年の建物で、まだ20〜30年程度は使用するでしょうから、約0.8haで路線価で25億と安くはないですが、 借地権終了後に土地を購入してしまった方がランニングコストは低減されるし、仙台市にとってもメリットが。

 土地については、既に区画整理事業の換地処分が終了していることから、都市再生機構(UR) としては仙台市にアリーナ部分の底地は購入して欲しいでしょうね。

 なお、スーパースポーツゼビオやぐりりスポーツパークの部分のうち、ゼビオの店舗部分はゼビオが購入し存続するでしょうが、ぐりりスポーツパーク部分は借地権終了により別の用途で活用される可能性が高いです。長町駅徒歩2分の画地であり、もはや暫定利用を続けられる土地ではない。

 また、同規模・同機能のアイスリンクを建設する場合、約10年前のゼビオアリーナはリーマン後かつ震災直後という時期のためか格安の建設費30億円でしたが、近年の5000人以上収容できるBリーグ向けアリーナの建設費事例は70~80億円規模がザラで、更にアイスリンク兼用となると、土地代を含めて100億は下らない事業費が必要になっています。

 このことを考えると、ゼビオグループに改修費用を出してもらい、指定管理権を対価負担とし運営費が20年間で最大70億といっても、市で建設した場合は建設費に加えてある程度かかるものであるし、土地代を含めても少ない投資で、立派な市営のアイスアリーナを手に入れることができます。

 これは、金メダルを2回も獲得し、世界的なプロスケーターである羽生君が仙台を拠点に生活・活動していることでの有形無形の「フィギュアスケートのメッカ」的なイメージを、今回の「アイスリンク・アリーナ整備」により強化することになるし、泉のアイスリンク仙台への補助を強化してもあくまでも練習場でしかないことから、”仙台市内”にアイスショーが実施できるアリーナという存在は大きい。羽生君の顔を立てることもできるし。

3.今後の施設活用の見通し

 今回のアイスリンク整備のモデルとなった、「フラット八戸」のように、現時点では市民利用向けとしては想定していないようですが、他のイベントでの利用率が低い平日を中心に選手達の練習場所としても活用できるでしょうし、Bリーグ・プレミア参入を目指す89ersホームアリーナとしての活用の障害にはならないし、ライブ利用についても公共施設化で利用料金をリーズナブルに設定できれば、県営のアクセスの悪いセキスイアリーナから、ある程度ライブを奪うことができるかもしれません。そこまでしないと、仙台市が協力する意味がないと思うところで、このメリットが大きいのではと。年間最大3.5億の運営費が仙台市から入るのであれば、ライブを含め、会場使用料の逓減化に寄与するものと思われます。

 課題としては、約1年程度と見込まれる工事期間。

 アイスリンクを含めた複合アリーナ化の工事のためには、早ければ来年度の2024年度から 1年間?使用できない期間が生じます。

① 89ersへの影響

 その間、特にBリーグプレミア参入を目指している89ersは、今シーズンこそほぼ臨場感が売りのこのゼビオアリーナでほぼ全試合を開催し、12試合経過時で平均観客数が優に4000人以上を超え、年間12万人の条件を達成する勢いでいます。

 しかし、工事期間中は市民体育館であるカメイアリーナで開催することとなり、ゼビオアリーナに魅了されたブースターにとっては、物足りなく思うでしょうし、カメイアリーナだったら行かないという方もいるでしょう。収容人員が多いことをメリットとして、企画チケットで動員をかけ、ファン層を広げるという手段を取るという方向性で行くしかないかな。

② ライブが開催できない

 もちろん、その間、ゼビオアリーナでのライブも開催できません。月1~3公演とはいえ、その分はセキスイアリーナかサンプラザなどで開催せざるを得なくなり、このあすと長町の賑わいにも悪影響ではあります。アリーナでのイベントがない分、杜の広場でイベントがコンスタントに開催できれば良いのですが、アリーナ改修工事のために広場の利用制約が最小限に留まって欲しいです。

③ 施設改修のプラスアルファは?

 仙台市として、この施設を最大限に活用していくために、収容人員の拡大も検討しているようです。とはいえ、屋内アリーナであり、箱の中での増席は限定的で、現時点でバスケットボール仕様で最大5000人(+1000人)にしたといっても、今シーズンの89ersの試合では満員御礼で最高でも4500人程度の入りで本当に5千人入るの?という状態であり、収容人員が拡大できる余地があるのかなと思いながらも、市議会の常任委員会で示された方針なので、期待したいところです。

 なお、名称は変更されるのかが気になります。

 ころころと施設名が変わるよりも、なによりも施設名が定着してるため「ゼビオアリーナ仙台」という名称が残る方が良い。施設自体は仙台市所有となりますが、寄付の対価として、ゼビオグループが指定管理を担う件、寄付の経緯から、命名権は引き続きゼビオグループに残るのかなと想像しています。

 現在のイベント情報からすると、入っている予定は4月末の89ersの試合まで。そうすると、5月以降から工事着工に向けた動きが見えてくるのかと。

 早ければ2025年度の再オープンとのことで、ニュー”ゼビアリ仙台”の誕生を心待ちにしています。

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2023年12月21日 (木)

ゼビオアリーナ仙台 アイスリンクへの改修に向けて(その1)

 ブログなどのトップ画像にしており、自分も応援している素晴らしい施設であるあすと長町のゼビオアリーナ仙台。2012年秋のオープンから11年が経過し、いろいろ紆余曲折ありながらも、Bリーグ仙台89ersの本拠地としての活用、ライブ会場としては”神会場”と崇められるような存在感で、必要とされる施設として仙台の貴重な財産となっています。また、杜の広場という太白区を代表するイベントスペースに隣接し、催事前の待機スペースとしての活用や、KHB本社とともにこの広場と一体となった様々なイベントが開催されるなど、仙台市にとっても貴重な空間となっています。

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 先月末飛び込んできた、仙台市とゼビオグル―プからのビッグニュース。これも記事にしようと思いながらも、全貌が見えていなかったところがあったので、静観していましたが、ある程度見えてきたこの段階でまとめてみました。

通年型のスケートリンク ゼビオアリーナ仙台に整備へ(11/28KHB)

 仙台市太白区のゼビオアリーナ仙台に、2025年度にも通年型のアイススケートリンクが整備されることになりました。フィギュアスケートの国際規格に対応することで、国際大会やアイスショーの会場としての活用が期待されます。

 仙台市役所で、郡仙台市長とゼビオホールディングスの諸橋友良代表取締役がスケートリンクの整備に向けた基本協定を結びました。

 スケートリンクはゼビオアリーナ仙台に整備され、縦30メートル横60メートルと宮城県で初めてフィギュアスケートの国際規格に対応した通年型のリンクです。

 氷の上に移動式フロアを置くことで、これまで通りバスケットボールの試合やコンサートなどもできるということです。

 施設はゼビオが改修して仙台市に寄付します。代わりに仙台市は、施設の指定管理者にゼビオを選び指定管理料を支払います。

 仙台市にある通年型のスケートリンクは、泉区のアイスリンク仙台だけで、新たな施設により国際大会での活用に加えスケートの競技環境が充実することへの期待も高まります。

 今回の決定を受け、プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんがメッセージを寄せました。

 羽生結弦さん「自分と同じように、この街でフィギュアをやりたいと思う次の世代が1人でも多く生まれることを期待しております」

 郡仙台市長「日本フィギュアスケート発祥の地、仙台。そして五輪で金メダリスト2人を輩出している仙台です。五輪を目指す若いフィギュアスケーターの皆さんにも使っていただけることを期待している」

 仙台市は2024年度に工事を始め、2025年度にスケートリンクの利用を開始したい考えです。


1.至った背景とこれまでのスキームの限界(今回記事:その1)

2.今回提案のスキームについて(次回記事予定:その2

3.今後の施設活用の見通し(次回記事予定:その2

 

 

1.至った背景とこれまでのスキームの限界

 ゼビオアリーナ仙台は、震災により着工が3ヶ月遅れたものの、平成24年10月にオープンしました。名称の通りゼビオグループが建物を整備・運営する形で、建設費30億円により、当時としては日本最先端の多目的アリーナを整備してくれました。

 89ersの専用アリーナ構想は、元々ザ・モール仙台長町横の仙台市有地(旧仙台市音楽堂構想地)の借地利用者公募にあたり、提案者は忘れましたが提案の中に入っていましたが、結果的には三井不動産のララガーデン長町が採択されました。その当時は、専用アリーナだけで収益を上げるのは厳しいでしょと思っていましたが、ゼビオグループが事業主体として協力し、複合型施設としてあすと長町にて事業化されることになりました。

 ゼビオアリーナの客席はアイスショーなどでは固定席2800席、バスケなどでは張出可動席を含め当初4000席(現在は最大5000席)、ライブの際は、アリーナ部分を含め最大6000人収容でき、上部の四面大画面ビジョンや外周のリボンビジョンによる演出など、様々な用途に活用できるアリーナです。

 コロナ禍でイベントが激減した際には、仙台市のワクチン接種会場としても利用されたほか、大学の卒業式、就職セミナーなどの利用も多いです。

 ゼビオグループは、杜の広場を取り囲む南側の街区を、 このアリーナだけでなく本業のスーパースポーツゼビオの旗艦店、SRCタカミヤと連携してフットサルやバスケ、テニスのドーム+テナント商業施設を加えたスポーツタウン(現 KHBぐりりスポーツパーク)として一体整備しました。

 土地は、区画整理事業の事業主体であるUR都市機構の保留地であり、当初は土地購入を前提に交渉していましたが、長町駅前の14街区(現歯科医院)、13街区(現パークタワー、ヤナセ等)、16街区(現IKEA)の分譲を行った国鉄清算事業本部の公募への応札が不調だったことから、ゼビオ側が初期投資軽減のためか、土地購入から20年の定期借地権への切り替えを交渉し、認められたと記憶しています。

 スポーツパーク部分は20年定借は妥当とはいえ、少なくともアリーナ部分は20年で取り壊して土地返却は現実的ではないので、この点は不安に感じていました。

 仙台市では、集客施設に対する支援制度を立ち上げ、仙台駅東口のアンパンマンミュージアムと並び建物部分の固定資産税減免支援対象としていましたが、土地の毎年の賃料、そして初期投資30億円分の回収とを想定すると、施設使用料は他の公営体育館と比較すると当然ながら高額です。

(1)89ers本拠地活用の誤算

 ゼビオアリーナ有限責任事業組合を設立し施設運営を行なっていますが、当初から大前提だった89ersの本拠地化に向けての利用料協議が整わず、初年度から89ersが青葉体育館を中心に利用せざるを得ないという状況に陥ってしまいました。

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 その後、B1参入を果たした際にも、ホームアリーナの収容人員が5000人以上とされたことから、最大約4,000人収容に留まるゼビオアリーナ本拠地化が叶わず、5700人収容の仙台市体育館をホームアリーナとして活用せざるを得なかったところ、B2だった2018シーズンは仙台市体育館の工事もありゼビオアリーナの試合数が6割の18試合とし、2019シーズンからは、本拠地要件の8割をほぼ満たす22試合を開催することとなりました。

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 それも、ゴール裏の仮設席1000席増席により、バスケ開催時の収容人員を5000人と増やすことで、B1のホームアリーナ条件を満たす前提とし、昨シーズンからは集客が見込める試合で仮設席の設置を開始し、今シーズンはゼビオアリーナ開催の全試合で仮設席を設置し、全試合満員御礼で最大4500人で全試合4000人以上の集客を図るなど、新B1への参入条件の今シーズン12万人集客クリアに向けて順調なスタートを切っており、本日までの10試合全て満員御礼と、バスケットでの活用については、ようやく軌道に乗ってきた感があります。

(2)ライブ会場としての誤算

 ライブ会場としては、上述のように、全国のアリーナツアーに組み込まれる際に、他県のアリーナは基本的に1万人以上収容のところが多いところ、最大でスタンディングでも6千人収容でコンパクトで立体的な造りであることから、アリーナ席はもちろん、後ろのスタンド席でもステージが近く、神会場として人気が高いアリーナとなっています。一方、その収容人員の少なさからチケットが取りづらいという欠点もあります。

 このあすと長町に立地していることから、遠方の新幹線や仙台空港経由の参加者は、JRや空港アクセス線を利用してJR長町駅から、そして市内の地下鉄沿線の方は南北線長町駅からともに徒歩5分。

 よって、仙台駅からは会場まで電車と徒歩で15分以内で、運賃も地下鉄でも250円。JRだと約190円と格安(そもそも新幹線経由だと概ね市内駅扱いなので途中下車しなければ追加料金ゼロ)。仙台駅からタクシーで乗りつける方々も見かけますが、それでもせいぜい1500円程度と、アクセスの良さは随一。

 そしてJR長町駅には高架下商業施設のtekute長町、そしてアリーナへの通り道には飲食店などが並ぶプロムナードで結ばれています。

 ゼビオアリーナ目の前の杜の広場は、列整理で使用できる広々とした空間である他、物販用のテントが立ち並び、ライブの度にちょっとしたお祭りの雰囲気です。

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とはいえ、オープン直後から気になっていましたのは、稼働率の低さ。特にライブは月に2〜3公演(2days含む)行うことがある一方、数ヶ月公演がないこともあり、歯痒く思っています。というのも収容人員についてはスタンディングの場合センターステージでも最大6000人で、あの利府のセキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ体育館)の最大7000人とそれほど変わらないと言っても、2daysだと2000人以上の差が。

 更に、通常の北側ステージ配置では、アリーナスタンディングで5500人、アリーナ椅子席で4500人程度とのことで、収容人員的にハンディはあります。

 あと、民営施設故の会場使用料の差が大きく、ゼビオアリーナは12時間基本料金が200万円以上で、それに設営・準備時間は半額とはいえ、2daysではそれなりにかかる。一方、セキスイは県立体育館ということもあり、本番時の基本料金は約20万円/時 で、設営・準備時間は半額なので、うまく組み合わせると2daysでもゼビオアリーナの半額程度で借りれそうで(付帯設備や光熱水費を除く)、使用料でもハンディがあります。

 加えて、シャトルバスの収入が大きいのではと。利府駅からの路線バスやタクシー、クルマでの来場者を除き半数がシャトルバスで来場すると仮定し3000円/往復・人とすると、3500人×2日×3000円=2100万円の収入。バスの貸切料金は5~8万円で2daysで70台×2=140台(50人乗り)とすると、せいぜい1千万円前後。プレイガイドへの手数料等を除外しても数百万円以上の収入がイベント主催者側に入ることも。

 ゼビオアリーナはアクセスの良さ故、ぼったくりシャトルバスの利用が不要なのは参戦者にとって嬉しいところ。無駄なシャトルバスやタクシー代、宿泊せずに新幹線で帰ることができれば、その浮いた費用を別の観光や飲食、お土産に費やすこともできる。何よりも行き帰りの時間が読めないストレスがなく、仙台駅前でアフターライブの余韻を楽しむこともできる。

 一方、イベント主催者からすると、収入はライブの入場料収入と物販のみ。会場使用料の高さ、入場者数が千人単位で少ない分の入場料収入のマイナス。そしてバスで仙台駅から1時間という最悪のアクセスを逆手に取ったシャトルバス収入の誘惑を考えると、ついついセキスイを活用してしまうのも分からない訳でもない。

 もちろん、セキスイハイムスーパーアリーナの主催者側としての大きな欠点は、その最悪のアクセスが故に、入場者数が読めず、ガラガラのライブが定期的に生じてしまうリスク。

 「立地条件はともかく、とにかく見に行きたい」という意欲を持つ所得の高い首都圏からの参戦者からすると、地方都市公演の中でもチケットが取りやすい面があり、夜の公演後に新幹線に間に合わない立地条件から、宿泊を含めた経済効果は大きい反面、地元民は悪評を知っているだけに行くのに躊躇してしまうというところが。

 以前、perfumeの金曜日開催のライブが収容率32%のガラガラぶりがX(旧Twitter)で拡散され、セキスイでのライブ開催は週末でないと厳しいという主催者サイドの声も聞こえてきたりしました。

 コロナ禍ではありましたが、ベテラン有名グループのライブがガラガラなのでタダ券を希望者に大々的に配った例も(自分はあの会場にはタダでも行きたくないので希望せず)。公演主催者としても、アーチスト本人としても、ガラガラでなくともチケット販売に苦労するようなライブは避けたいはずで、セキスイが多いにしてもゼビオアリーナでも試行的に開催したアーチスト(B‘zなど)もありますが、チケット売れ残りの心配のない旧ジャニや大御所(MISIA、サザン、ミスチル、福山、小田和正など)はセキスイを選ぶ傾向が多々あります。

(3)アイスショー会場としての活用も

 現在の施設でも、これまで羽生君のアイスショーが2014年に開催されている他、今年の6月には浅田真央のショーも開催されるなど、準備さえすればアイスリンクとしての活用も可能ではありますが、当然ながら特設リンクとなり、コストは通常のライブやスポーツ催事利用と比べても高いはず。

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 また、公式の60m×30mのリンクサイズで2800席で、収容人員は多くはありません。ただ、羽生君のアイスショーを開催した時は小さめのリンクにしたため、1階の可動席も使い、バスケットと同様の4000人収容だったようです。

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その2に続きます。
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2023年4月29日 (土)

あすと長町の近況(R5.4)~仙台ラーメンフェスタ2023 他~

さて,ちょっと空きましたが,久々のあすと長町の近況シリーズです。

仙台ラーメンフェスタ2023開催

今年は4月から気候も良く,現時点の週刊天気予報ではGWも比較的暖かい日々のようで,近場を中心にちょこちょこ出かけようかなと思っているところでしたが,当然ながらこの近所で行われる恒例のラーメンフェスタはチェック中でした。

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 昨日の4月28日(金)から開幕したようで,今日は家族で行くにあたっての下見に行ってきました。

 例年と同規模で10ブースが設置されています。うち1ブースはGWの前後半で入替の模様なので,出店店舗は延べで11店舗。

 仙台ラーメンフェスタ2023 (sendai-ramenfesta.com)

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下見に通ったのはベガルタの試合が終わった後の夕方だったので,行列はなしで落ち着いていましたが,飲食テントにはそれなりにラーメンやビールを楽しんでいる方が。

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共催しているKHBがニュースなどでも盛んにアピールしてくれていますが,そのKHB前はオープンテラス,北側にはテント内の飲食スペースがあります。明日30日の午前中だけは雨予報なので,テントが役に立ちそう。

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どれにしようか迷いそうなメンツですが,この雲丹そばは魅力的でそそります。

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特製盛りで1000円ということは,ラーメンと合わせて1950円!ごちそうですね。

今年の価格設定について

なおその価格は今回も更に値上がりして950円/杯です。

これだけを見ると,正直プラカップのラーメンに1000円近くという感想もありますが,小麦や油,ありとあらゆる材料が値上げになっているこのご時世,そしてイベントとして遠征してくるにあたっての人件費,交通費,設営費用を考えると,何とか1000円以内に収めたという面もあるのかな。楽天などの球場でのラーメンも同じ位の価格帯だしなぁと。

過去記事

  仙台ラーメンフェスタ 2016.11.26

 そして,一方,高さを緩和する工夫が2つあります。

① 6枚つづり回数券を5000円!

 1杯あたり833円の計算となり,多少割安感を感じます。

 家族やグループで行く場合は,回数券を買ってしまって,複数杯を楽しむというのも良いですね。

② プロスポーツチケット割引

 期間中の89ers,ベガルタ,マイナビレディースの試合チケットを提示すると,何と1杯700円に!

目の前のゼビオアリーナでの試合は6~7日の群馬クレインサンダース戦のみですが,最終戦でありファン感謝祭もあるようなので,相乗効果で盛り上がりそうです。またベガルタも,今日勝利した大分戦と,5月3日の秋田戦の2試合があり,試合当日に限らず有効というのは太っ腹!うまく使ってラーメンもスポーツも楽しみたいですね。

 なお,5月4日と5日は,隣接するゼビオアリーナで「YOASOBI」のライブがあり,この一帯は大変な賑わいになりそうです。

tekuteながまちで閉店相次ぐ

 「いただきこっこちゃん」のテイクアウト店舗と暫定店舗っぽかった「諸菓旅めぐり百絵」が3月末で閉店していました。

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写真はいただきこっこちゃんの方です。

なお,2年位前に閉店した菓匠三全の跡は,工事が始まったような感じではありまながらも,動きは小さく,情報はありません。

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これは店内からの写真。

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テクテ自体も,普段使い需要は安定しているにしても,ゼビオアリーナや仙台PITでのライブなどのイベントが少なくなっていて,飲食や土産物のテナントにもダメージが出ていたところですが,GWはライブや89ersの試合も開催され,GW明けには5類に移行とのことで,コロナ前のようにコンスタントに賑わって欲しいところで,撤退店舗の跡が早めに埋まって欲しいと思っています。

TSUTAYA跡はドラッグモリ

 以前から出店の情報は入っていましたが,交差点角に,ドラッグモリ(福岡県地盤)オープン予定とスタッフ募集の案内がありました(写真は2週間前)。

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最近県内にほぼ同時に出店しているクスリのアオキ(石川県地盤)とともに,陣取り合戦がすさまじい。

愛用していたポピーがこのドラッグモリグループに買収された挙句,全店舗閉店させられたので,個人的にはあまり良い印象はないですが,最近の流行りの生鮮品強化型ドラッグストアのようで,1店舗で用事が済むのであれば忙しい主婦にはありがたいかも。

 とはいえ,近隣のみやぎ生協もヨークベニマルも,同一敷地内にドラッグストア併設しており,1か所で済むというのは同じながらも,レジの手間が省けるということで,忙しい時に使い分けられるようになるのかな。

大規模小売店舗立地法上の届け出内容

新設日  令和5年12月1日(建物完成日は7月末)

店舗面積 1349平米

開店時間 0時~24時

24時日間営業も可能な申請ですが,既存店舗は9~24時なので,,本当にするかは分からない。
近隣だとモールの西友食料品売り場が24時間営業していますが,人手不足のこのご時世,ドラッグストアで24時間営業は不要ではと(仙台ではウエルシアの一部店舗で実施)。

 スーパーとすると,ヨーク×2,生協×2,テクテの生鮮品売り場,ウジエスーパー,そしてモール西友と,競合店舗が立ち並び,ドラッグストアとしても,ツルハ×4,サンドラッグ,ウエルシア,マツキヨと競合が激しいこの激戦区に乗り込んでくるというのも人口が増えている地区であり,勝算はあるのでしょう。

DMG森精機 アカデミー仙台 完成間近

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 精密機械大手のDMG森精機のショールーム兼スクールとして建設中の建物がほぼ完成しており,現在は仕上げと外構工事中で,GW明けには工事終了しそうです。

過去記事

 あすと長町の近況(R4.10)ヤマダデンキオープンとアオキ跡地工事開始(R4.10.29)

 一部ガラス張りの2階建ての建物で,企業のショールームとして,ガラス張りで明るい雰囲気の建物です。

 長町ICから仙台市内に向かうメイン通り沿いであり,BtoBの知る人ぞ知るという実力企業なので,知名度アップの効果はありそうです。

 また,長町1丁目駅からも徒歩6分,長町駅から徒歩8分程度で,アクセスの良い立地。

 もともと,あすと長町はオフィス系の機能を集めることを想定していたことを考えると,このような企業が立地することは望ましいと思われます。

 市立病院,国土交通省,電気保安協会,KHBの他,もっとあすと長町の就業人口が増えれば,現在少ない飲食業にも好影響を及ぼすのではと思うので,今後とも期待しています。

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2021年11月 7日 (日)

ミヤテレ 泉中央へ移転か?

 近年,在仙のテレビ局の局舎移転・新築が相次いでいましたが,現在地である宮城野区日の出町からの移転が取りだたされていた最後の候補,ミヤテレこと「宮城テレビ放送」が,泉中央駅前に残る最後の虎の子の土地を取得したとのニュースが。


宮城テレビ放送/有効活用の検討へ/仙台市泉中央に用地取得/仙台市地下鉄泉中央駅東側の約6100㎡


宮城テレビ放送(仙台市宮城野区日の出町1の5の33 大沼裕之代表取締役社長)は、仙台市泉区泉中央1丁目の用地約6100平方㍍を取得した。今後、取得した用地の有効活用を検討する。

今回同社が取得した用地は、仙台市泉区泉中央1の3の1ほか地内で仙台市営地下鉄南北線泉中央駅の東側近隣地。宮城県警泉警察署の北側に位置し、泉中央通り線と泉ヶ岳通り線に隣接した、現在は有料駐車場として使用しているところ。以前は大手商社が所有していた。

同用地周辺は、1980年に仙台市に隣接する当時の泉市が副都心形成に向けた土地区画整理事業を施行したエリアで、区画整理内には仙台市泉区役所(当時の泉市役所)をはじめセルバやアリオ仙台泉などの商業施設があり、仙台市内北部の中心地区を形成。

宮城テレビ放送は、70年にTBS系列の東北放送、フジテレビ系列の仙台放送に続く宮城県内で3番目の民放局として開局。日本テレビ系の東北ブロックの基幹局で2020年10月には開局50周年を迎えた。既存の放送局は老朽化が著しく、施設のある宮城野区日の出町地内は近年のゲリラ豪雨による浸水で隣接する国道45号が冠水するなど、報道取材にも影響が出ていた。

宮城県内の放送局では、近年、老朽化した施設の整備が相次いで進められており、仙台放送が04年に仙台市青葉区上杉5丁目に新社屋を建設したほか、日本放送協会が18年に仙台市青葉区錦町1丁目から青葉区本町2丁目に移転、20年に東北放送が仙台市太白区八木山香澄町で社屋を建て替え、仙台市青葉区双葉ケ丘2丁目にあった東日本放送は今年、仙台市太白区あすと長町1丁目で業務を開始している。(2021-11-05みやぎ建設新聞より)

相次いでいた在仙放送局の移転・新築

 9月20日に,KHB東日本放送が,市北部の双葉ケ丘からあすと長町に移転したのは記憶に新しいですが,3年半前の2018年にはNHK仙台放送局が愛宕上杉通沿いから,錦町公園横の旧ホテル仙台プラザの跡地に移転しています。

 八木山の東北放送は,テレビ塔が敷地内にあるメリット,及び敷地に余裕があるためか,現敷地内での建替えを選定しましたが,これは地下鉄東西線の開業で八木山動物公園駅から徒歩圏になったことも現在地に残った理由としてあるのかと思います。

 20年近く前には,仙台放送が,大年寺山テレビ塔の至近にあった太白区茂ケ崎から現在の上杉へ移転するなど,札幌が大通付近の都心部に集中しているのに対し,在仙の5放送局は都心と郊外でバランスよく位置しています。

 その中で,唯一移転がまだで可能性が残っていたミヤテレですが,2004年にJR仙石線小鶴新田駅が開業し鉄道駅からの交通の便は改善されたにせよ,記事の通り近隣は冠水被害に度々遭うなど,災害時への対応を考えると適地ではなくなってきたという背景も。とはいえ,候補地は宮城野区から離れることなく東口近辺かなと思っていただけに,泉中央に土地を取得したのは意外な印象を持ちました。

南北の副都心にバランス良く

 仮に,今回の取得地が放送局の移転地としたら,双葉ケ丘にあったKHBのあすと長町移転で空白地になった仙台市北部をテリトリーにすることができるというメリットが生じます。

 また,KHBはあすと長町の杜の広場隣接地という,イベント開催や中継にあたり好条件の立地ですが,今回のミヤテレ取得地は泉中央駅のペデストリアンデッキに面する場所で,区民祭りなどのイベントも行われているところであり,さらに普段の人通りは駅前だけに杜の広場よりも格段に多いので,KHBに対抗した訳ではないにせよ,最高の場所を抑えた形です。

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 メディアの多様化で広告料収入の減少など,生き残りに必死な地元民間放送局として,地域密着の方針がカギになるのではと。もともと,東北放送はもともと八木山の放送局とのイメージが強かったですが,仙台放送もKHBもミヤテレも移転前では放送局が立地している場所に根付いているとは言い難い感がありました。都心部に移転した仙台放送はともかく,他の民放3局は,仙台市内の郊外部で地域色を出していく方向になりそうです。KHBは長町商店街や89ersとのコラボを進めており,ミヤテレは泉中央とベガルタ?ただしもうJ2降格は避けられず,もはやテレビ中継の増は難しい状況になってしまったので,送り込んだ前社長が残した負の遺産解消をしてもらわないと。

余裕のある敷地面積をどう活用する?

 6100平米となると,あすと長町に移転したKHB(6600平米)と同程度の面積です。

 KHBの放送局部分は,うち4600平米に地上5階建てで建設され,残る2000平米は活用を模索しながら現在はコインパーキングとなっていますので,ミヤテレの6100平米も仮に放送局の移転地としては十分。

 容積率は,KHB所有地と同様に商業地域で400%あるので,放送局以外との複合施設として,土地代の負担を和らげる活用を模索するはず。

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 可能性が高いのは,1階部分の一部はバスプールの拡張用地として市の負担で整備し,2階以上を放送局機能という形であれば,長年の狭隘な泉中央バスプールの課題が解消されることにもなります。残りは必要なミヤテレの職員や機材車用駐車場を確保するなど。

泉中央駅前の最後の好立地

 さらに,このミヤテレが取得した街区は,セルバ南側でかつては商業活用を模索しながらも,区画整理終了後約30年にわたって平面駐車場として寝かされていた街区です。写真では,セルバと奥の泉警察署の間の街区です。

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 もともと,泉新都心という第三セクターが中心となってまちづくりを進めていた泉中央地区。この第三セクターが解散し区画整理の中心的な役割を果たしていた住友商事が市の所有株を引き受けました。この街区の所有権を持っていた住友商事はアリオ・セルバの大家として,泉中央副都心のまちづくりに多大な協力をしていた企業なので,この残された虎の子の街区を単に高く買ってくれるところに売却するようなことはしませんでした。

 副都心整備の経緯から,長町駅前と比較しても厳しめの地区計画が策定され,該当する駅前B地区は業務・商業・公益施設を整備する街区とされ,少なくとも1階又は1~2階は共同住宅としての活用を禁止されています。

 とはいえ,長町駅前のヤマザワ所有地は三井不動産他に売却され,パークタワーあすと長町が建設されましたが,1~2階は住宅が禁止だったので,3階以上が分譲住宅となりました。駅前の通りに面する部分は住宅が不可であり,敢えて現在フィットネス等が入る商業棟部分を敷地分割したり抜け道はあり,地区計画にも限界があります。

 このようなことをしなかったというのが,泉中央駅前のまちづくりに責任を持つ企業が土地を保有していたということ。単なる民間企業であれば,とっくの昔にタワーマンションが建ってしまっていたでしょう。

 泉中央とあすと長町のまちづくりの比較については過去記事に。

セルバテラスと泉中央の変化(2017/8/20)

 よって,正式発表前なので,あえて”仮に”と表現しましたが,この土地にふさわしい活用をする企業に売却したということから,,放送局の移転地として確定とみています。

 このような,泉中央駅前のラストピースが埋まり,副都心にふさわしい施設が整備されることになれば,本当に喜ばしいです。

 KHBも発表から移転まで5年以上かかったので,2026~27年度移転完了位のスパンの計画になるでしょう。さくらの跡地の再開発完成前位でしょうか。具体の移転発表と,詳細計画を待ちたいと思います。

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2020年3月13日 (金)

明日はJRダイヤ改正 常磐線全線復旧! ほか

 新型コロナ渦で暗いニュースが続き,さらに恒例の震災特番の垂れ流しにうんざりしていたところ,週末の娯楽であるベガルタも4月への再延期が確定するなど,気分を上げるのが難しいこの頃でしたが,明るい話題としては,明日に控えた常磐線の全線再開と仙台ひたちの復活ですね。

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3月JRダイヤ改正 仙台駅時刻表は? (2/25)

常磐線全線復旧 ひたちのダイヤ考察 その1 (1/21)

常磐線全線復旧 ひたちのダイヤ考察 その2 (1/25)

常磐線特急 仙台―東京直通復活へ (19/7/6)

 とはいえ,全国一斉休校の余波で,子供の世話のために全く外出がままならない週末が続いており,明日はせいぜい長町駅近辺を10両編成で疾走するひたちを拝むこと位になりそうです。

 それにしても,9年ぶりの全線再開という祝賀ムードも吹き飛ばすコロナ渦が恨めしいところですが,落ち着いたらぜひ東京遠征に早速使ってみたいです。4時間半は新幹線の3倍とはいえ,高速バスよりは1時間も短いし,旅として考えれば良い所要時間かも!

 乗車率はさらに厳しくなるとは思いますが,コンスタントに利用されて,仙台直通が長く続いて欲しいです。

プロスポーツの対応

 仙台に本拠地を置く3大プロスポーツチームが所属する各リーグ。

 Jリーグ・Bリーグの公式戦延期,プロ野球のオープン戦無観客試合と雪崩を打つように対応がなされましたが,今後の見通しとしては,Bリーグは数試合は無観客試合での公式戦再開,Jリーグは4月3日再開が決まったようです。

 Jリーグも無観客試合の可能性は残るにしても,これ以上の再開延期は難しいとのこと。プロ野球は無観客は想定せず4月10日の再開を目標にとのことで,学校もですが,やはり4月から徐々に正常に戻していかないと,家庭も経済もうまく回っていかない。

 全国からの観客が集まってくることに関してはリスクが高まるのは確実ですが,今後はリスクと生活を共存させながら妥協点を設定して対応していくしかないのかな。 

 さて,このブログも,明るい兆しが出てくるまで,しばらくは更新ペースが落ちるでしょうが,いろいろ考える充電期間としたいと思います。

 ※先週投稿したつもりでいたのが,下書きのままになっていましたので,時期は逸しましたが公開にしておきます。

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2019年9月18日 (水)

仙台の3大プロスポーツ 正念場の3チーム

 仙台に本拠地を置くプロスポーツの3チーム。うち,楽天・ベガルタはシーズン終盤に差し掛かりつつあります。

 

 楽天は,代行監督から続投した平石監督の采配の妙もあり,快進撃の序盤戦でしたが,悪夢の10連敗もあり勝率5割とクライマックスシリーズを争うという当初見込み戦力に見合った落ち着きつつあります。

 一方,ベガルタはかみ合わない序盤戦で初勝利が4月にずれ込み,降格圏をさまよいながら,6月の快進撃で一息つきながらも,やはり恒例の夏の勝ちきれない試合が続き,先日14日の札幌戦で鬼門のアウェイ厚別初勝利を挙げて,入替戦に回る16位と勝ち点4差となりながらも,混戦の今シーズン。まだ安心はできません。プロ野球よりもシーズン終了は遅く11月末まで続く(考えたくないけど,入れ替え戦に回ったら12月まで)ながらも,代表戦weekだけでなく天皇杯・ナビスコのカップ戦weekもあり,残るホームゲームは4試合と9月なのに終盤戦です。

楽天の動向

 両チームとも,落ち着くところに落ち着いている状況ですが,楽天は親会社というか三木谷氏の資金力はありながらも,興味はサッカーの方に移っているので,このくらいの資金供与で口を出さないでもらった方が逆に有り難い。ヴィッセル神戸の金満やりたい放題での醜態を見ると。

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 でも,今日報道された平石監督の退任の件,もう少しチャンスを与えてもと思う反面,前半戦の各選手に気配りを怠らない,選手起用に無理をしない,捨て試合を作るなどのバランスがとれた素晴らしい采配に対し,交流戦後半以降の10連敗も含めた後半戦の采配は,あまりにも余裕がなさ過ぎて,見ているのも辛い試合の連続でした。勝っている試合であっても。

 前半戦の試合みたいに,勝ちに行く試合と捨て試合をうまくバランスをとって,選手に無理をさせないという采配が後半戦にはみられず,毎日がトーナメントというような采配で???でした。抑えの松井が同点の場面で出てくるのは当たり前。救世主的に出てきて安定しているブセニッツも酷使で一時期調子を落としたりというような状況。

 確かに,打線が低調になり,接戦のビハインドの試合が続いたので,欲が出て少しでも勝ち試合として拾いたいという思いは感じながらも,この戦い方では,続かないよなぁと思っていました。

 バント失敗が多いことに加え,スクイズなどの奇策に走るも単なる失敗にとどまらずサインミスでの爆死も多発し,コミュニケーションが図られてないのではとも思うことも多く。

 まだクライマックスシリーズ進出の可能性はありますが,ホーム開催の可能性は潰え,辛うじて2年前と同じような失速の結果の3位が狙えるかどうかという状況で,3位を争うのは相性が悪いロッテですが,最後まで楽しませて欲しいもの。

 楽天の戦力としては,この3位争いというのが妥当なポジションでしょうし。

ベガルタの戦いぶり

 こっちは,資金力を考えると,とっくに降格してもおかしくないような,J1ワーストクラスの事業規模が続いていながらも,健闘しているとの見方もあるでしょう。結果的に再昇格後10年目のJ1のシーズンを何とか戦い抜いているのは,賞賛に値するとは思いながらも,事業規模で争っていた札幌や鳥栖というチームにも,スポンサー獲得能力で負けている状況。

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 一応100万都市のチームなので,企業の集積を考えても恵まれているはずなんですけどね。

 そもそもメインスポンサーのアイリスオーヤマには,長く支えてもらって感謝していますが,ベガルタの広告効果に限界があるからか, アイリスも楽天の方が広告料が多い状況。とはいえ,アイリス以上に出してもらえるスポンサーが集まらないのか,それとも遠慮しているのか。

 でもメインスポンサー料を上げることが,事業規模を増やす手っ取り早い方法なんだけど。小口規模の支援は頑張って集めていて,すそ野は広がっているのは理解しているところ。

 マンネリ化しているベガルタが,改めて市民・県民から注目してもらうには,日ハムにしこたま支持基盤を焼きつくされボロボロのJ2生活を長く送っていたのに,悔しいけれど一気に先を越されてしまった札幌の手法は参考になる。

 野々村という有名なOBが社長を務める。

 年俸は低くても有名な選手を集める(小野伸二,稲本)

 タイのスター選手チャナティップを獲得し,主力として活躍するとともに,タイからのファンを集める。

 など,コスパの悪い某有名選手に頼って,一気に財務バランスを崩し降格の危機にある鳥栖を真似はできないし,同じような野球チームを持つ政令市という点で,札幌はいい意味でも悪い意味でも参考になりそうです。

 現時点で,7チームがほぼ横一線に並んでいて大混戦ながら,悪い試合はしていないので,コツコツ勝ち点40を目指して,特にホームの試合を大事にしていくしかないな。飛び道具はない。

 その点で,せっかく注目してもらえる機会だった天皇杯を落としてしまったのは痛い。。。さすがテグのチームだけど,J2に負けるなよ。

開幕前の89ers

89ers ゼビアリ本拠地としての 新シーズン日程発表(8/18)

89ers ゼビオアリーナ仙台を本拠地へ (3/13)

 B2で迎える3シーズン目となります。経営母体が変わってから2シーズン目で,ゼビオアリーナ仙台を本拠地として迎える初めてのシーズン。

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 先日のアーリーカップでは,B1のレバンガ北海道に力の差を見せつけられ,初戦の2回戦で敗退してしまいましたが,B2での実力は昨シーズンからの桶谷監督の指導での継続性を含め,期待できるはず。

 開幕は今週末のアウェイ群馬戦。昨シーズンB2の東地区で優勝しながらもB1昇格条件を満たさず,今シーズンB2で迎えるチーム。

続いて,ホーム開幕戦は,28日土曜日で,これまた昨年優勝を争った茨城ロボッツと対戦するので,開幕からの4試合はさっそく正念場。

 ホーム開幕戦の盛り上がりを体験してみたいので,予定が入らなければ行こうかな。ベガルタは相性の悪いマリノス戦だし。

 それに,ベガルタもだけど,やっぱりトップリーグに上がって(留まって)ナンボの世界なので,今シーズンも期待しています。

 

 

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2019年8月18日 (日)

89ers ゼビアリ本拠地としての 新シーズン日程発表

 3月に記事にしていた,89ersがゼビオアリーナ仙台を本拠地に変更する件について,9月末からの2019-20シーズンの日程が発表になっていました。全30試合のうち,7割超の22試合がゼビオアリーナでの開催で,昨シーズンの18試合から4試合の増となります。

89ers ゼビオアリーナ仙台を本拠地へ (2019/03/13) 

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 残りは,6試合を仙台市体育館,2試合を久々の南三陸町のベイサイドアリーナでの開催となります。

シーズン当初から2月頭まではほぼゼビアリ開催で,仙台市体育館開催日は単にゼビアリが埋まっていたのか,仙台市に仁義を切ったためか分かりませんが,開催場所であまり迷うことがなくなり,分かりやすさUP!

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臨時席1000席を増設

 ゴール裏に1000席増設とのことだと,両サイド各500席ずつ。単にパイプ椅子を並べるにしても,それなりのボリュームになるので,その増設イメージが知りたい。となると,試合に行ってみるしかない?

ゼビオアリーナのさらなる活用

 8月から9月の頭にかけては,欅坂46の3daysと,スピッツを中心とするロックの細道の2days他,ライブの開催が7日間もあります。

来月からは,89ersがアーリーカップか及び公式戦を含め,月あたり2~5日の活用となり,大分底上げになります。

 2年後には,KHB東日本放送が移転してきて,杜の広場やこのゼビオアリーナと連携した活用が期待できるし,ライブでは適度なコンパクトさで後ろの席でもアーチストの顔が見える「神会場」として有名になっていますし,仙台の宝としてゼビオに感謝しながら今後とも積極的な活用を期待したいところです。

KHB新社屋 11月着工へ

 

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2019年3月13日 (水)

89ers ゼビオアリーナ仙台を本拠地へ

 今日の地元紙にとりあげられていましたが,89ersにとっても,ゼビオ側にとってもwin-winの決定です。


この写真は,先週日曜の新しい地図のファンミーティングの時。長町駅やテクテがカオスだったので,何やっているのかな~と散歩にいったら,これだったのね。ライブでもスポーツでも本当にオールマイティで,素晴らしい施設なので,より活用されるのは本当に嬉しい。

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<B2仙台>本拠地ゼビオアリーナに B1参入条件クリアへ約1000席増設、観戦環境より良く
バスケットボール男子、Bリーグ2部(B2)の仙台が、来季の2019~20年シーズンから、本拠地(ホームアリーナ)を仙台市太白区のカメイアリーナ仙台(仙台市体育館)から、同区のゼビオアリーナ仙台に移すことが12日、分かった。同日のBリーグ理事会で承認された。観戦環境の良さなどを求め、チーム創設から本拠地としたカメイアリーナから軸足を移す。
 Bリーグのクラブは本拠地を1カ所定め、1部(B1)はホーム試合の8割以上、B2は6割以上を開催しなければならない。
 仙台は今季、カメイアリーナの改修工事という特殊事情があったため、ホーム試合(30試合)の18試合をゼビオアリーナ、12試合をカメイアリーナで開催。来季も両会場の併用を検討するが、ゼビオアリーナの使用割合を今季以上に増やす見通しだ。
 仙台は前身のbjリーグ時代の05年から、カメイアリーナを中心にホーム試合を開催した。ゼビオアリーナが完成した12年以降は併用しているが、Bリーグ発足の16~17年シーズンから本拠地をカメイアリーナと定めていた。
 今季就任した運営会社の仙台89ERSの渡辺太郎社長は、立地や設備に優れたゼビオアリーナの活用方針を表明。アリーナがある長町地区を「バスケのまち」として盛り上げる考えを示した。
 ゼビオアリーナは約4000席で、B1参入条件の5000人規模に届かない点がネックだったが、今回、ゴール裏に約1000席を増設する計画をリーグに提出している。
 ゼビオアリーナは、スポーツ用品小売り大手ゼビオ(郡山市)が建設した多目的ホール。天井からつり下げた立体ビジョンや、帯状発光ダイオード(LED)画面を備え、観客を楽しませる映像・音響などの面で評価が高い。

 以前から,何度も言ってますが,某チェアマンがJリーグを成功体験に,B1は”5000人以上”と厳しいアリーナ要件を杓子定規に適用した結果,B1ライセンスのために,仙台市体育館(あえてこう書きます)を本拠地に選ばざるを得なかった89ers。
 ユアスタという臨場感のある専用の箱ではなく規模の大きい陸上競技場の宮スタ(ひとめぼれスタジアム)を本拠地にさせられたような,屈辱感。
 B1ライセンスなんて存在しない時代に,見やすさとと収容人員のバランスをとって4000人収容で作られたゼビオアリーナは,ユアスタのオープン当初のように絶賛され,「ここでやるんだったら見てみたい」と思わせるような,仙台が誇るべきハコです。なので,長岡のアオーレのように,仮設席などで+1000席で5000人要件をクリアすればと以前から思ってました。
関連記事  仙台市役所建て替え本格検討再開(2016/2/21)


 bjリーグ時代でも,ゼビオアリーナ側と使用条件が合意せず,使用料の高さから仙台市体育館との併用を強いられた背景があり,B1に入れた際も規模が大きい仙台市体育館で80%の試合をしなければならず,ゼビオアリーナでの試合も6試合に抑えられ,初年度は最下位に低迷したこともあるけど,厳しい観客動員でした。

 ただ,B2で2年目の今季から,経営主体が変わり積極路線になり,このアリーナ問題も無事解決することに。
たまたま,今年は仙台市体育館の改修という言い訳が立つため,ゼビオアリーナで前半戦を戦い観客動員は3千人前後が多く,チーム成績もあり健闘しました。しかし,仙台市体育館開催の後半は観客動員が2千人余が精いっぱいの状況は,失速したチーム状況もあるにしても,市民・県民にわざわざ見に行こうと思わせる+αの違いもあるかと。
 そりゃ,観客動員が2~4000人であれば,5700人収容の仙台市体育館は単に大きすぎるだけ。見やすさ,アクセス,飲食物の提供のレベル,すべてが優れているゼビオアリーナを使わない手はないので,各方面との調整も大変だったでしょうし,新社長の頑張りのおかげです。楽天での経験から興行のハコの大切さは重々承知でしょうからね。また,周辺環境も含めて,チームを盛り上げることができる体制が整いました。
来季は,仙台市体育館への仁義もあるのか,完全にはゼビオアリーナに移転しないようですが,徐々に様子を見ながらでしょうね。
 昨年10月の青森戦の写真を。
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仙台市体育館の今後
 もともと,稼働率が高く,89ersの利用が減っても,問題はないかと。まぁ,紛らわしいネーミングライツをした,某地元企業にとっては想定外の事態でしょうが,仁義は切っているでしょうし。それにしても,本当にこの仙台市体育館のネーミングライツは,今すぐにでも返上して欲しい位。わざと混同を狙ったようなゼビオ側に失礼な命名。
「〇〇〇アリーナ仙台」ってなんだよ。ぱっと見で今でも一瞬どっちなのか混乱してしまう。
その命名を認めた仙台市も,利用者や観客のことを考えてほしかったです。

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2016年8月11日 (木)

コボスタ散歩♪といろいろ雑感

先日、ふと思い立って、コボスタ近辺を試合前に覗いてきました。

今年になって、1試合は見に行きましたが(ファミスタナイター)、その時も試合開始後にいそいそと駆け付けたので、あまりこの2年間のコボスタ回りの変化は観察していなかったので、ゆっくり見てみたいなぁと。

薬師堂駅行のバスに初乗車(75系統)
 それに、行きの交通手段は、長町南駅から河原町駅を経由して薬師堂駅という地下鉄駅相互を結ぶ、昨年の東西線開業時のバス路線再編に合わせて開設された、フィーダー路線。
平日で6往復程度というマイナー路線ですが、一度乗ってみたいなぁと。

もともとは、市中心部と古城地区を結ぶ路線だったのが、中心部への乗り入れが廃止され、薬師堂駅までにショートカットされた反面、市立病院やモールへの足として長町南駅まで延長されたので、東西線は薬師堂駅、南北線は河原町駅という両200円均一区間に含まれる駅に接続することになり、利便性としては上がったのではと。

さらに、薬師堂駅経由では、地下鉄200円+バス100円-イクスカ割15~30円程度—乗継イクスカ割30円=240~255円程度で中心部に行くことができる(以前とほとんど変わらない)ことから、かえって以前よりも時間が短縮されたので、乗り継ぎの不便はあれども、文句は言えまい。
路線図(紫色の75系統を参照)

 河原町駅経由だと、古城からは距離が短いのに、バスが150円区間になってしまい、薬師堂駅経由と比べて割高感を感じてしまいますが、勾当台公園など南北線沿線に向かうときはこっちのほうが当然便利なので、バス路線の効率化の観点からすると、このような駅相互を結ぶフィーダーバス路線が多く新設されるべきなんでしょうね。
 敬老パスで運賃が1割負担の高齢者を中心に、何でもかんでも仙台駅や交通局行きを求める声は大きいですが、これだけバスの赤字が言われ、運転手不足が起こっている中で、効率化は図っていかなければ、全体を維持していけない。
で、前置きが長くなりましたが、長町一丁目駅バス停発15時20分に乗車し、その時点で乗車客は自分を含めて3名。河原町駅を経由しながらも乗降はなし。古城のロイヤルコート河原町(シティタワー長町新都心や八本松マンション並みの大規模マンション)や刑務所付近からぼちぼち高齢者が乗り始め、途中の乗り降りはありながら、約20分で薬師堂駅には5名で到着。休日の夕方前の時間帯としては、まぁまぁかなと。100円区間設定の効果からか、意外に利用されている印象。

しかし経路は、JRの踏切を通ったり、センターラインのない若林区文化センター付近の市道を経由したり、非常にマニアックでした。こんなところに、バス停とともに77の単独ATMがあったり。

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長町南駅や長町駅からは260円。長町一丁目駅からは200円と地下鉄に比べて時間はかかるながらも、リーズナブルに移動できます。

薬師堂駅乗り継ぎ


前回もレポートしてましたが、今回もどのバスからも夕方でも5~10人以上は降りてきて、地下鉄に向かっていたので、乗り継ぎが大失敗だった北仙台駅状態にはなってないようです。まぁ、ほとんどが薬師堂駅止まりになったので、使わざるを得ない状況かとは思います。またこれまでのメインルートだった大和町の商店街(ヨークややまや沿い)経由の路線への乗車率が良くない印象だったのは、卸町駅から徒歩という利用にシフトした可能性も。

ここから、コボスタに向かうのはお初。Googlemapのナビだと、徒歩13分とのことでした。
途中で、薬師堂に。恥ずかしながらここに来るのは初めて。近くは通っているのに。

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お参りで1分ロスしながらも、歩道のない殺風景な道を進むと、ほどなく新寺通の交差点に。コボスタと観覧車も見えてきました。

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スマイルグリコパークや外野レフトのゲートの付近までは駅から徒歩10分(お参りでのロスを考慮)で、遠そうに見えて、意外に近い印象が。もちろん、内野とか、レフト側外野へはプラス2~3分はかかります。

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イーグルスドームでは。。。

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きもだめしイベントが開催されていました。

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こんなコインロッカーも設置されてました。気づかなかった!

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正面入り口前の広場では、お祭り広場が。

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ビールがうまそう。サントリー主催でのビール教室が開催されていたり、30度以上の暑さだったこともあり、そそられましたが体調不良でちょっと断念。

しかし、にぎわっていました。

巨大なグッズストア

ここも、6月に試合を見に来た時には行けなかったので、初めて中をのぞいてみました。

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いやー、2階レベルまでの吹き抜けの広々とした大空間です。ベガルタのショップとは規模が違いすぎる!

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各年度のメンバーのユニフォームが展示されています。

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当日は、平松愛理のライブが17時からあり、球団が運営するラジオ局のRakuten.FMにも登場していました。

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各シーズンごとに、印象的な写真が。これは当然ながらも日本一になった2013年シーズン。

また球団初年度の2005年からのシーズンごとの映像や記念品が見れるコーナーもあり、さすがに昔を思い出し、ちょっとウルウルしてしまいました。


それにしても、これだけの大空間を埋め尽くす、数多くのグッズ類。野球のすそ野の広さというのを改めて実感。またお客さんも涼みにという方がいるにしても、それなりににぎわってました。

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球場正面では、売り出し中の三好のトークショーが。それぞれのイベントに冠をつけて、うまく低コストで運営しています。

地方都市である仙台でのプロスポーツ間でのスポンサーの取り合い。楽天>ベガルタ>89ersなんでしょうが、それが、楽天>>ベガルタ>>>89ers というように、差が広がっている感があります。

 ベガルタも、1.2~1.4万人が基礎的な動員となっていて、鹿島や浦和戦でもそれほど上積みが見込めない状況に。一見さんが来づらい状況だし、なんとかJ1に居続けてくれているのは嬉しいところですが、震災後の躍進で一度優勝争いという刺激を味わってしまっただけに、なんとか残留という状況はサポ―タ―以外からすると、面白味が感じられないんだろうなー。

 ただし、2013年の日本一以降低迷している楽天が、ファン層を拡大し続けているので、言い訳にはできないのだけれど。

 89ersはB1リーグへの参加となる初年度ですが、全体的に様子見ムードのような。Jリーグ開幕時のような高揚感は感じられない。会場も長町の「「ゼビオアリーナ仙台」メインから、富沢の「カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)」メインで24試合開催になってしまい(非常にややこしい!)、5700人収容の体育館が満員になれば別ですが、恒常的には期待できないので、4000人収容の素晴らしいアリーナを手放す(6試合のみ)という、デメリットの方が大きいのではと感じるところ。

 両方の会場が、「同じ太白区内」で、「地下鉄南北線沿い」、「駅から徒歩5分」ということで、キャパ的に利府のクソアリーナを選択しなければという状況にならなかったのは、幸いと思うしかないですが。

その他気づいたこと

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 確かに、デイリーで500缶のビールを買ってきて、移し替えてもらって持ち込みという、楽天にとってコストでしかない要因に人を張り付かせるのはもったいないというのは同感。

 素人が移し替えると、泡ばっかでコップがいっぱいになってしまい、その場で残りを一気飲みせざるを得ない状況になるだろうけど、それでいいんじゃない?と。自分も持ち込みの時は、1杯目のみ基本自分でマイカップに移し替えて持ち込んでたし(ただしマイカップが廃止になったので、紙コップを使わざるを得ない)。

最後に、球場の行方

 改めて、一昨年に増設されたスタンド(バイバーシート)と、5年以上前に増設された内野上段(右)を比較。バイバーの方が巨大かつ低コストで作っている感があり。このコボスタも、グッズストアやイーグルスドーム、スマイルグリコパークという、外周部分の投資を積極的に実施しているほか、このようなスタンド増設、そして極めつけの天然芝化も行っていますが、楽天野球団はいつまでこの球場が使えると思っていて、投資しているのかなと。

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ドーム待望論が大きい中で、隣の防災拠点予定地は臭いですが、それがあれば、現コボスタへの投資をこれだけ積極的にやる理由はない。

日ハムの札幌では、日ハムがあれだけの設備の札幌ドームを捨てて、自前球場の確保に動いているという報道がありましたが、球団にとっては、それだけ飲食も含めて運営権を完全に確保している球場の旨みは大きい。

(地下鉄新駅を造らなければならない真駒内とか、駅から離れた札幌市隣接の北広島市、北大の構内といったような非現実的な候補地が並んでいるので、札幌ドーム運営会社に対する条件闘争の手段かとも思いましたが)

球場所有者から場所借りするだけで自由な運営ができず球団は赤字という構図が多かったところ、楽天の取り組みが先鞭をつけて、広島の新市民球場(ズムスタ)、オリックスの京セラドーム、ロッテの千葉マリン、ソフバンのヤフオクドーム、そして、近年の身売り騒ぎでよりクローズアップされていたベイスターズの浜スタなど、球団が指定管理を含め球場の運営権をもち、運営の自由度が格段に高まっています。

日ハムの件では、あれだけのアウェイ(ビジター)感を持たせる球場を捨ててというのは、もったいないと思ってしまいますが、寒冷地の札幌でさえ、ドームは時代遅れという思いもあるんでしょうね。そうでなければ、日ハムが札幌ドームの指定管理者になればというところですが、千葉マリンみたいに市の単独所有公共施設ではないし、サッカー兼用という時代の最先端を行った設備が故、今シーズンJ2首位を走り、何度目かわからないけどJ1昇格が期待されるコンサドーレとの兼ね合いもあり、日ハムが買収することを含め管理を任せる方向も取れない。ライブ等での活用も多いし。

そう考えると、楽天自身が単独でドームをということはあり得ないし、あれだけのぼろ球場を預けられて、好き勝手にさせてもらえるということを武器にここまで10年以上かけて魅力ある球場にしてきた歴史を捨てて、ドームにというのが本当にいいのか?楽天野球団にとっても、マイナスだろうなぁと。

現球場で平均2万人を超え、なんとか経営できている水準の集客があれば、無理に数百億をかけてドーム化に舵を切るリスクの大きさは無視できない。

少なくとも、ドーム球場では(開閉式は無理だろうから)、観覧車他のスマイルグリコパークの取り組みも花火も、そして当然天然芝も実現は不可能。ドームが実現しても、コスト面からナゴヤドームみたいなつまらないドーム球場になり、集客が下がることも予想される。

屋内施設は、(ゼビアリもだけど)客席もなかなか増やせないし、箱として完成されている反面、制約が大きい。

そう考えると、今のコボスタを末永く使う方向の方が、良いのではと思ってしまいました。

ドームクレクレ派には怒られるかもしれませんが。

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2016年2月21日 (日)

仙台市役所建て替え本格検討再開

先日の河北記事から。

<仙台市議会>本庁舎新設を本格検討 

仙台市議会2月定例会は17日、代表質疑を始めた。築約50年と老朽化が進む本庁舎に関し、西城正美財政局長は「新年度に次部長級の検討調整会議を設置し、建て替えの時期や手法を検討する」と述べた。以前検討した際に財源不足で断念し、関連基金を廃止した経緯を踏まえ、基金の再設置も考慮する方針を示した(2/18河北)。

2004年に、耐震性の不足から、市立病院とともに建て替えが提唱されながら、結局耐震補強により継続使用することになっていた、仙台市庁舎。築50年を超え、勾当台通を挟んで並ぶ宮城県庁と比べると、老朽化が際立っていました。

周辺の公共庁舎

県庁も既に25年位経っていて決して新しくはないけれど、バブル期の建築からか重厚感を感じます。また、県庁舎の南に位置する国の仙台第一合同庁舎も市役所並みの古さを感じさせているけど、隣に17階建てで県庁舎と匹敵する高さの新館が竣工、使用開始したばかり。

タコ足分庁舎
仙台市も青葉区役所北側に分庁舎を建設しましたが、規模も場所もその場しのぎの感があり。
勾当台公園市民広場の目の前のパークビルに経済局、三越南側の小田急ビルに環境局など、民間ビルを借りまくり、その意味の経済効果はあっても、東京資本のビルばかりで、地元企業への好影響は小さいでしょう。
 
本庁舎は、見栄え的にも戦後の安普請な建築と感じるような、あえて長く使い続けたくなる建物ではないし、機能的にもかなり厳しい状況に感じます。さらに周辺の分庁舎に分かれていることなど(北庁舎と青葉区役所とは地下連絡通路で接続していますが)複数部局間の連絡面から、やはり、一つの庁舎に収めた方が良いところ。

老朽化した市民会館
一方、同時期に建設された、仙台市の公共施設というと、桜ケ岡公園の市民会館も築40年を超え老朽化し、同様に築50年超で老朽化している県民会館と併せて一本化して建て替えという話も一時期ありながら、続報はあまり聞こえてきていません。

乱立する公共ホール
市内には、数多く公共のホールはありながらも、最大がサンプラザの2700人収容(コンサートだと、実質2000人規模)、県民会館(東京エレクトロンホール宮城)は1600人規模、市民会館は1300人規模、電力ホールは1000人規模。郊外ではイズミティ21が1500人弱で大きいですが、他の区ホール(日立システムズホール含む)は5~600人で、中途半端な規模の施設が乱立している印象。

ヨドバシ本館での動き
その中、気になる話としては、仙台市との協議のうえ、ヨドバシ本館に入ると噂されるホール。これは、形態も規模も不明ながら、通常の階段上客席ホール形式として建物の中に入るとすると、かなり面積をとることになるので、A棟ではありえず、あるとすると線路に面したB棟に無理やり。現実的にはワンフロア程度のイベントホール兼ライブホールのようなものなのかなと。

クラシックホール設置運動
また、2000席規模のクラシックホールを、なぜか震災復興にかこつけて、地元の音楽団体などが仙台市に要望しています。
かつて音楽堂が現在の長町南のララガーデン用地に計画されており、それがあすと長町に計画が移され、結果的にその土地に市立病院の移転が行われたため、音楽堂はどちらかというと市の中心部が望ましいと言われながらも、宙に浮いていた計画でした。

市役所とホールの合築は?
ヨドバシ本館での動きとは連動していないでしょう(さすがにヨドバシ計画で2000席規模は無理)から、このクラシックホールと、市役所の建物を合築してということは可能性があるのではと。

市当局も、旧音楽堂計画との継続性もあるし、クラシックホール計画自体はあきらめていない。

その場合、市役所の建築場所ですが、かつてあすと長町への移転を望む声(市は本気にしていなかった)がありましたが、同じくあすと長町への移転の動きがあった国の合同庁舎が結果的に勾当台公園周辺に残っていることから、市役所も建て替えするにあたり現位置付近となるでしょう。

その場合、候補地としては、
(1)現在位置での建て替え
(2)市民広場との交換
の可能性があります。

北庁舎や区役所との地下通路の存在から、(1)が望ましいながらも、仮庁舎の建設や民間ビルへのさらなる間借が必要なこと、建設期間も長期にわたることから、厳しいところ。

そうすると、(2)が現実的なのかなと。本庁舎からの仮庁舎移転の必要はないし、使いやすい土地があるので、これを活用するのが現実的。地下鉄の新しい出入り口をつなげて地下で直結する手段も使えます。

ただ、(2)だけで不十分の場合、(1)の現在ロータリーの部分も使って、(1)と(2)を空中通路や地下通路で結んでという手法も。

また、(1)(2)を合わせると容積率は余裕が出てくるので、ホールとの併設も十分可能性があり。
第1期で(2)の市民広場で市役所を建設し、(1)の現在の市役所用地をホール用地にという手もある。市民広場機能は、どちらかに屋内アトリウムとして取り込むこともあり得るし、利用率が高い広場ながらも、天候に左右されるところがあるので、必ずしも現在の形態で残す必要はないのでは。

問題は、建設費なのですが、豊島区のようにマンションとの合築でほぼ持ち出しゼロで建設という手法は、将来の権利関係の複雑さを考えると、あまり好ましいものではないように思えます。

アオーレ長岡
新潟県の長岡市では、市役所と厚生会館の建て替えにあたり、長岡駅前に市役所機能の一部と、アリーナ(体育館)機能、市民広場機能を合築したという、中心市街地での複合施設のモデルケースのアオーレ長岡があります。中都市の長岡と政令市の仙台市で同じという訳にはいかなくとも、参考になる事例ではとおもったところ。

これが土間をイメージした、屋根付き広場「ナカドマ」
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アリーナでは、Bリーグ1部に入った新潟アルビレックスのホームアリーナとして利用されるとのこと。こちらもゼビアリと同規模の4000人超収容ながらも、立見席なども含めて承認されたということで、ゼビアリも何とかならないのかなと思います。

Gaikan

単なる市役所ではなく、いつもにぎわっている集客拠点として参考にならないかなと思った次第。

 

実現に向けて

このように複合型になってほしいながらも、財源の問題も大きいし、基金を一度取り崩してしまったとのことで、建て替えの実現には市立病院並みの10年程度の年月がかかるでしょうが、その時点で市役所は築70年。

 まぁ、地下鉄東西線やあすと長町の大事業が終わったということも、市役所の建て替え再検討の理由なのかな。多少財政的には余裕が出てくるので、具体的な計画が出てくるのを楽しみにしています。

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