« 久々の新潟 その(5)新潟日報メディアシップ展望台より | トップページ | 久々の新潟 その(5)高架化されたJR新潟駅 »

2022年9月 7日 (水)

ベガルタ原崎監督解任。そして伊藤新監督就任

 お盆中のホーム大宮戦から先日の水戸戦まで,なすすべなく4連続完敗で,2位以上のJ1自動昇格戦線から完全に出遅れてしまっていたベガルタ仙台。

今日の昼休みに激震が入りました。電撃的な原崎監督退任。予想していた責任を取っての辞任と思ったら,解任と聞いて二度ビックリ!

原崎政人監督 解任のお知らせ(ベガルタHPより抜粋)


このたび、原崎政人監督との契約を9月6日付けで解除いたしましたのでお知らせします。

原崎 政人監督 コメント

いつもベガルタ仙台への応援ならびにサポートありがとうございます。このたび、監督を退くことになりました。一緒に最後まで諦めずJ1復帰のために戦ってくれた選手、スタッフ、そしてどんな時でも応援・サポートしてくださったファン・サポーターのみなさま、スポンサーのみなさまに深く感謝申し上げます。
昨年J2降格が決まっても残ってくれた選手たち、J1復帰を共に実現するために新しく来てくれた選手たちは、私のトレーニングに真剣に取り組んでくれていました。まだまだ諦めず、前を向いて這い上がろうとしているところでしたが、この数試合悔しい結果となり、優位な状態でJ1に復帰するという道を難しくしてしまい、大変申し訳なく思っています。
私はベガルタ仙台を去りますが、ベガルタ仙台の更なる活躍・発展を願っています。本当にありがとうございました。

株式会社ベガルタ仙台 代表取締役社長 佐々木 知廣 コメント

昨シーズン終盤2試合からトップチームの指揮をとっていただいた原崎政人監督との契約を解除することになりました。
J1復帰を果たすために、今シーズン当初より攻撃的なサッカーを展開し、リーグトップの得点力を武器に前半を2位で折り返す等、チームの成長を促していただいた功績に感謝しております。
ベガルタ仙台は一年でJ1復帰を果たすことを目標に、一丸となって取り組んできました。その目標を完遂するため、停滞する現状を打開し、いま一度心を新たにしてリーグ戦に臨むため、苦渋の決断ではありますが指揮官交代を選択しました。
選手・スタッフには私から直接この決断を伝え、クラブとしてはぶれることなく、自分たちの信じた道を突き進み、その先に目標達成を果たしたいと話しました。
ベガルタ仙台を応援いただくすべてのみなさまには、ご理解をいただき、引き続きご支援と応援をいただきますようお願い申し上げます。

 

お盆から急降下

 ちょと前まで,J2リーグトップの攻撃力を誇っていたチームとは思えない急降下ぶりでした。

「むざむざと先制され,追いつけない」酷い試合を4試合も見せつけられ,これまで期待の期待が一気に萎みました。

 それも,全て下位チームに対して先制を許しての惨敗。うち,ホームの試合が3試合。そりゃ解任されてもおかしくないって。


 ① 8/6     仙台4-1金沢(アウェイ)

 ② 8/13  大宮3ー2仙台(ホーム)

 ③ 8/20  群馬1-0仙台(アウェイ)

 ④ 8/27    千葉2-0仙台(ホーム)

 ⑤ 9/3  水戸2-1仙台(ホーム) 

 J2残留をかけた背水の陣の大宮と群馬に,1点差で2連敗した時点で,黄色信号が灯っていたけど,その後の千葉戦では6月のフクアリでのアウェイ戦をなぞるような,完全に攻略された敗戦。水戸戦は選手も完全に縮こまっているような試合で,観戦しながらも勝つ気が全くせず。

 しかし,関東勢に本当に相性が悪いですねぇ。直近の4連敗すべて関東のチーム。横浜FCには2敗,春には町田とベルディに負けるなど,ことごとくやられて,トータルで4勝1分け9敗っていう現実。

①金沢戦

 2年半ぶりの声出し応援復活試合で,5月のホーム試合に続きザル守備の金沢に大勝し,「俺たちの攻撃力最強!」「声出し応援が復活すれば怖いものなし」と勘違いしたんでしょうか。その試合も,最後の最後に皆川が苦手なPKを外して試合終了という,何とも後味の悪い思いが。昇格争いには得失点差が1点でもあった方が良いところなので嫌な予感がしたのが的中した感が。

②大宮戦

 確かに,大宮はその前の試合で首位の横浜FCに勝利し,勢いを以って仙台に乗り込んで来たけれど,「前節の大勝の勢いそのままに,イケイケの試合運びのスキを突いてカウンター」やらミスやらで,あっという間の3失点。帳尻合わせで2点を返してもジ・エンド。

 おそらくコロナで中山が離脱したという不利な要素はあったけれど,試合の入りは悪くなかっただけに,代役のカルドーゾの相手ゴール前でハイボールをヘディングでクリアしきれなかった軽いプレイが怒涛の失点のきっかけになったのがなんとも。歯車がおかしくなるのはちょっとしたきっかけなんだと。

③群馬戦

 3月にも守備的な相手に得点を奪えず,負けてもおかしくないながらもスコアレスドロー。相手は元浦和で仙台出身の大槻監督。テグが就任しなければ,大槻監督になっていた可能性が高かったなど,因縁の深い相手でもありますが,そうはいっても下位に沈む群馬に2試合ともノーゴールというのは,完全にスカウティングに長けた大槻監督に負けていたんじゃない?これまでのJ2時代から続けた群馬戦無敗が途切れる歴史的な試合。

④千葉戦

 こちらも,6月のアウェイの試合をなぞるような,完全にはめられた0-2での敗戦。ただ,中山が復活したので相性の悪さはあれども,ちょっとは期待したところはありましたが,無為に失点を重ね試合中に心が折れました。千葉戦初勝利はならず。相性の悪い相手にはとことん悪いのがベガルタ。アウェイの浦和戦無勝利とか。

⑤水戸戦

 最近上向きの水戸。勝って涙を流すなど,秋葉監督のキャラクターが注目されていますが,こういうチームには選手をうまく乗せることができる監督が合うんでしょうね。3月のアウェイ試合こそ,遠藤のロスタイムゴールで辛うじて3-2で勝ったけれど,終始押されて負けてもおかしくなかった試合。春先はこういう感じで勝ち点を拾えていたけれど,メッキがはがれ,まだサンドバック状態の試合で,2年9か月ぶりのホームでの声出し応援の効果もなく,通算23勝7分1敗と,30試合以上戦って圧倒的な対戦成績だった水戸に負けたというのは,やっぱり衝撃。

監督交代やむなしの状況

 もう自動昇格はあきらめざるを得ない状況ながらも,このような状況が続けばカンフル剤として監督交代しかないとは思ってました。

 ただ,まさか佐々木社長が原崎監督を切ることはないだろうから,試合後のインタビューも目もうつろで限界の状態であり,本人からの退任はあるかと思っていたところ。

 昨年もこの時期からどうしようもない試合を繰り返し,占いでスタメンを決めるなどで選手と溝ができた手倉森監督をひたすら擁護し,降格決定後に勇退という形を取らせただけに,火中の栗を拾ってくれた原崎監督を切る決断を下したということは,本当に驚きでした。

 観客動員も戻りつつあり,スポンサー集めも順調で,前任のMMT出身社長との行動力とベガルタ愛の違いを感じていただけに,経営者として,チームを勝たせることのできない監督と2年連続の心中はできなかったのでしょう。いろいろイベントやって観客を増やしても,ホームで勝てない監督は致命的。

 ◉ホーム成績は直近4連敗

 ◉ホームの大入り試合で勝てず(6月の横浜FCとの直接対決やダービーの山形戦)

 ◉(現時点での)上位3チームには2敗2分けで無勝利
 ◉勝利や得失点差は関東以外の下位チーム相手に稼いだのが大部分。

 ◉相性が良かった群馬と水戸にむざむざと敗戦。

そして,とどめになったのは,

 ◉木山前監督率いる岡山に順位で抜かれ,4位転落したこと

ではないかな。佐々木社長として,木山監督を止めさせてテグを連れてきたという経緯があるだけに,その監督に順位で抜かれるのは許せないと。

遅すぎたけれど,良い決断だと思います。

原崎監督の功罪

 昨年までの1点が取れるかどうかという,得点力欠乏のチームを見せつけられただけに,ここまで3点以上の得点を取る勝ち試合を11試合も見せてもらえたのは,胸のすく思いでした。

 ただし,3点取っても無失点試合は少なく,11試合中2試合のみ。

 あれ?っていう,クロスからあっという間にゴールに流し込まれる光景を何度見たことか。4,5点取っても必ずお約束の失点とか,シビアなJ1昇格争いにあたっては致命的なところ。

 3人のキーパーの交代起用も不可解でした。守備の構築を最後までできず,自慢の得点力も削られてしまえば,もう引出しはない。

 ただ,3月下旬もですが,好調時にコロナでの選手離脱やケガ人続出で,その時点で下位低迷してもおかしくなかったところ,何とか立て直したところは評価できると。そうでなければ,前回のJ2降格後と同様,昇格争いにほとんど絡めずに低迷というシーズンを送ることになったかもしれないので,一応昇格争いにお盆まで絡めたというのは良かったと思うしかない。

 ただ,8月の2回目のコロナ選手離脱も気の毒とはいえ,対戦相手の千葉もベガルタ以上に影響を受けとっかえひっかえ状態だっただけに,どのチームも状況は同じ。そもそも2位の新潟は開幕前に選手に蔓延して開幕どころではないところから,何とか戦ってきたチームだったりする。

 なので,昨年あの降格後のどん底の状況で監督を引き受けてくれたことには感謝しかないですが,そもそも佐々木社長は長期的に監督を任せるつもりがあるとは思っておらず,ナベさんみたいに自分の色を付けながら監督として実績を積んでくれれば儲けもの見たいな感じだったのでは。

 コーチ時代から選手に良く慕われ,中山や名倉などハラさんに誘われた選手も多いようで,選手たちには,その無念さを晴らし解任ブーストでの発奮を期待したい。

伊藤新監督

 正直,甲府の監督をやっていたのは知ってたけれど,,ジュビロの監督をこの夏に解任されたことは知らず。
選手としての川崎フロンターレ時代に苦しめられたイメージが強い。

 でも甲府時代には昇格一歩手前まで持って行ったり,J2を良く知る監督。

 ガンバを解任された片野坂氏の方が,ベガルタOBということもあり,大分をJ3からJ1に上げた監督でもあり,次の10日の試合が大分戦というのも出来過ぎたシチュエーション最初は頭をよぎりましたが,さすがに市場価値が高く,ベガルタが就任を打診できる年俸ではなかったのかと。

 まぁ,残り8試合でプレーオフには残って欲しいですが,長崎や大分,徳島など実力のある元J1チームが下の順位に控えており,また,水戸も山形,千葉もプレーオフ進出をあきらめていないなど,血みどろの残り試合が続きます。新監督には軽々しく全勝なんて言って欲しくないし,期待もしないけれど,チームを立て直し,少しは夢を持たせてくれればと思います。

 B1昇格を決めた仙台89ersも再昇格まで5年かかったし,前回のベガルタもJ2に6年もいたことを考えると,あまり焦らず見守りたいと思って居ます。

スポンサーリンク

|

« 久々の新潟 その(5)新潟日報メディアシップ展望台より | トップページ | 久々の新潟 その(5)高架化されたJR新潟駅 »

ベガルタ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 久々の新潟 その(5)新潟日報メディアシップ展望台より | トップページ | 久々の新潟 その(5)高架化されたJR新潟駅 »