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2022年2月26日 (土)

アクアイグニス仙台 4月21日オープン

 寒い日が続いていましたが,春が近づいたのか急に気温が上がり10度を超える予報だったので,なまった体を動かしに出かけました。

その途中で,以前も取り上げた若林区藤塚に建設中のアクアイグニス仙台を通りました。

 閖上から対岸の風景としては毎月のように見ていましたが,名取川河口の北側を通ったのは数か月ぶり。

過去記事

 アクアイグニス仙台 順調に進む建設工事(2021/9/25)

 メインの建物(温浴棟)の外観はほぼ完成し,内装及び外構工事中でした。

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本館目の前の産直マルシェ(肉・魚・野菜・果物)等の建物もこのとおりで,ほぼ完成です。

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こちらは,南側の付属棟。パティスリー(スイーツ)などが入る予定。

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これはビニールハウス。

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 先日の河北にも,オープン時期や施設内容についての記事があったので,下記の通り引用します。

「アクアイグニス仙台」集団移転跡地に4月オープン 猿田彦珈琲など出店

東日本大震災で津波被害を受けた仙台市若林区藤塚に4月21日、農園、温泉、レストランの複合施設「アクアイグニス仙台」がオープンする。建設業の深松組(青葉区)が市の防災集団移転跡地利活用事業に応募し、整備を進めている。周辺施設と結ぶバスの運行も検討中で、観光誘客の相乗効果を期待している。

 アクアイグニス仙台は約3万4000平方メートルの敷地に温泉棟、レストラン棟など建物6棟と農業ハウス1棟が立ち並ぶ。建設工事はほぼ終わり、今月末に完成する予定。3月以降は建物内への備品搬入や芝生を張る作業などに取り掛かる。

 東北初出店となる「猿田彦珈琲(コーヒー)」のカフェのほか、東京のイタリア料理店「リストランテ アクアパッツァ」オーナーシェフの日高良実氏、人気和食店「賛否両論」店主の笠原将弘氏らが監修するレストランやベーカリーなどが入る。

 2階建ての温泉棟は海に面し、高さ15メートルの展望台を備える。津波発生時は最大520人を収容する避難場所に使う。「地中熱回収システム」を東北で初めて導入。地下に敷き詰めたコイルから回収した熱や温泉排水の熱を蓄え、利用する。

周辺に「かわまちてらす」「フルーツパーク」

 農業ハウスは一般開放せず、宮城県や東北大などがイチゴの研究栽培に使う。 敷地内には530台分の駐車場を確保する。市地下鉄東西線荒井駅(若林区)からは無料シャトルバスを運行。マイカーを使わなくても、公共交通機関だけで来訪できるようにする。

 名取川を挟んで約1キロ南に商業施設「かわまちてらす閖上」(名取市)、約4キロ北に体験型観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」(若林区)がある。沿岸部の回遊性を高めるため、各施設を結ぶバスの運行も視野に入れる。

 深松組など3社は2019年8月に運営会社「仙台reborn」を設立。総事業費約36億円を投じ、20年10月に本格着工した。深松努社長は「被災地ににぎわいを取り戻し、沿岸部の他施設と回遊する仕組みを作り、エリア全体を盛り上げたい」と期待を寄せる。(2/24 河北新報朝刊より引用)

荒井駅から無料シャトルバス運行

 この立地条件では,当然クルマでの来場がメインとなるが,名取川河口北岸の藤塚は知名度が弱く,特に仙台市民以外では「どこにあるの?」という方も多いものと思われます。閖上のすぐ近くということで説明はしやすいにしても,閖上側の集客施設の充実度と比べると仙台市側はこれからという印象。

 よって,地下鉄東西線の終点という分かりやすい,かつ大震災の展示施設があり,震災遺構の旧荒浜小学校へのアクセス拠点である荒井駅から,無料のシャトルバスが運行されるというのは,車を持たない利用者を呼び込むのに大きな効果がありますね。

 荒井駅からであれば,県道10号のかさ上げ道路を避ければ,ほぼ渋滞とは無縁のアクセスルートを取ることができるし,時間も読める。

 あとは,過去記事でも必要性を言及しており,河北の記事中にもありますが,閖上や荒浜のフルーツパークとを結ぶ連絡バスの運行も検討されているとのことで,これは良かった。直線距離では近いけれど,大型車街道の閖上大橋経由となるため,歩くの距離ではない上クルマでの行き来も結構面倒だったりしますので。サイクルスポーツセンターやゆりあげ朝市もルートに入ると良いなぁ。

 なお,地図を見る限りでは距離からすると,長町駅や名取駅の方が近いような気もしますが,長町駅からは渋滞多発の鹿又交差点や4号バイパス千代大橋を通るので時間が読めない。名取駅からは基本一本道で県道10号を閖上大橋に左折するだけで時間は読めそうだけれど,仙台市内の施設なので,名取駅からのシャトルバスは設定し辛いのかと。なお,県南からの公共交通機関でのアクセスは,名取駅から閖上までは市民バスで200円台で来れるので,そこから連絡バスで行くことも出来ます。さすがに,仙台駅と荒井駅経由だと遠回り過ぎる。

眺望に期待

 高さ15mとそれほど高い建物ではないにせよ,周りには眺望を妨げるものは何もないため,高層ビルが林立する中心部,そして雄大な太平洋の眺望を楽しむことができます。冬のこの時期は,雪を抱く泉ヶ岳などの山並みも。

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なお,海側は防風林が根こそぎ流された荒涼とした貞山運河の方面を感じることも。

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詳細はこれから

 利用料金を含めた詳細の発表はこれからですが,コロナの第6波が今ピークを迎えており,そろそろ落ち着き始めるでしょうから,GW前の良い時期のオープンになりそうです。

 自分もオープンしたら早速行ってみたいと思います。楽しみにしています。

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2022年2月21日 (月)

あすと長町 2つの分譲マンションプロジェクト

 あすと長町では,大通東側の中央公園とマックの間の2つの街区に24階建ての高層タワーマンションが3棟集中して分譲され,長町駅東口の三井パークタワーあすと長町も分譲が終了するなど,4~500戸級の大規模マンションは打ち止め状態です(イオンタウン所有地は不気味ですが)。

 その後,ヤマダ電機が建設中の仮設住宅跡地にダイワハウスがプレミストあすとテラスを分譲し,完売したようですが,これに続き,近隣で中規模の高層マンションの計画が2件あります。

その1 ヨークタウンと仙台PIT隣接地に野村不動産

 ワールドアイシティが保有しており,ワンパークレジデンシャルのモデルルームとして活用後にコインパーキングとなっていた土地に,野村不動産の分譲マンションが建設されるようです。これは仙台経済界の最新特集号の情報。ワールドアイシティの土地なのでJVかなとは思いますが,その辺はうろ覚え。

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 敷地面積は,角の土地を洋服の青山で活用しているので,それほど広くはないですが,PITはともかくヨークタウンあすと長町の隣接地というのはポイントが高すぎる!大通向かいのタワーマンション群からヨークタウンは目と鼻の先に見えて,大通を渡れないため遠回りになっていることを考えると(たまに高齢の方が近道しようとして大通を横断しているのを見るので,何らかの対策が必要に思えます)。

 実はヨークタウン南側から直接入れるようにフェンスに切れ目があり,駅前のパークタワーからマンション敷地に直接入れるように,スーパー直結マンションになる可能性も(一方,住民以外の近道に使われるなど管理上支障がでることから,フェンスの切れ目がふさがれる可能性もあります)。

 長町駅からも徒歩5分だし,コーナンも目の前,先んじてオープンするであろうヤマダ電機も徒歩2分程度で,商業地域で住宅に隣接していないことから,日照や眺望も南北は低層商業施設で遮るものはなく(東側にワンパークタワーがあるため,朝日を多少遮るかもしれませんが)ここは文句なしの立地です。ただPITの隣接地ということで,待機列や騒音などを嫌う方にとっては避けた方が良いでしょうが。

 商業地域であり容積率に余裕があり,敷地面積の割にはけっこう戸数は稼げそうです。価格も結構強気できそう。4~5千万円が中心か。

その2 旧TSUTAYA長町店南側のモデルルーム跡地にナイス 

 こちらは,線路西側で住所は長町6丁目となりますが,一応あすと長町の区画整理事業地区内です。

 南側は同じく分譲マンションのプレシス,北側は進学プラザの塾や保育園に挟まれていますが,敷地は約2000平米あります。

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 15階で戸数は115戸と中規模マンションですが,この敷地面積からすると結構戸数を稼いできた印象があります。2LDKなど狭い物件が多いのであれば,狭くても4LDK中心のナイスらしくない。

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 敷地北側から,プレシス方面を。

 ほぼ同じ高さの居住棟とタワーパーキングがそびえており,南側の日照と眺望は諦め,東側や西側の眺望をアピールする設計になるでしょうね。南側住戸は,プレシスの北側住戸とお見合い状態になってしまう。一応歩行者用の区画道路を挟む形ですが,ちょっと厳しいな。

 ただし,東側の4階以下は新幹線や東北本線の高架線路の影響があり。ナイスはこの近隣で分譲したマンションでも自走式を基本としている物件が多いですが,この敷地面積で自走式の立体駐車場は難しいような。省スペースのタワー型パーキングは,あすと内でもプレシスの2件でしか採用されておらず,避けるのではと思いますが。。。

 太子堂駅から徒歩5分で,長町駅からも徒歩10分程度と地下鉄とJR両方がストレスなく利用できます。

 買い物も,太子堂駅前のヨークとカワチ,西側にはウジエスーパーもあるし,もちろん生協太子堂店やヨークタウンあすと長町も使えるし,ヤマダ電機も徒歩1分程度で,便利な生活が送れそうです。

 ただ,この敷地条件では,4千万円以上は出したくないなーと。その意味で,先に取り上げた野村不動産の物件とはうまく棲み分けしそう。

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 タワーマンション群の分譲がほぼ終了した現在,コンスタントに分譲マンションの新規物件がないと,新規住民の受け皿が不足してしまうので,今回の2つの物件開発が始まることは歓迎。

 この物件に続く候補地は,TSUTAYA長町店跡地(ウルトラCでイオンタウン敷地)位でしょうか。ここは商業用途で使われて欲しいので,マンションは避けて欲しいです。

 

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