« 2021年9月 | トップページ | 2021年11月 »

2021年10月30日 (土)

常磐線ひたちで仙台へ (その3 のんびり3時間の旅)

 このシリーズ3回目です。ようやく念願の特急ひたちに乗車し,全通した被災区間を通過しました。

常磐線ひたちで仙台へ (その1)

常磐線ひたちで仙台へ (その2 水戸駅周辺レポ)

 ようやく約1時間遅れで水戸駅のホームに滑り込んできました。当たり前ながら,仙台駅の6番ホームで見る車両と長さも含め同じということが,不思議な感じがしました。震災前は長大11両編成のうち仙台には4両編成の付属編成しか行かなかったのが,10両そのままいわき以北に乗り入れするということも,乗車率のことを考えると複雑。

Pa100202_20211017221201  

 入ってきたひたち13号ですが,東京との流動があるはずの水戸駅時点であっても,乗車率は芳しいものではありませんでした。

自分が乗車した9号車には,他に2人乗車しましたが,その時点で10名程度。

 今のE657系から全席指定になり,指定済の席は緑ランプが点灯するようになっていました。指定なしで乗車する場合は,赤ランプのところに乗車できるみたい。また,途中駅から指定されている座席は黄色ランプに変わる模様。

Img_3821

Img_3823

 殆ど赤ランプで,指定席をとる時点で,同一号車内で5~6席しか指定されていないことは分かっており,間隔を空けて予約したということはあれど,ほとんど人の気配を感じず,不思議な”ほぼ”貸し切り気分を味わえました。

 昔の震災前のスーパーひたち時代は付属編成の4両編成のうち指定席が2両,自由席が2両で,ほとんど満席で水戸時点では立ち客もおり,水戸での乗降も多くかった印象。付属編成はほとんどがいわき以北に直通する乗客で,原ノ町・相馬で半分が降りながらも仙台までもそこそこ乗っていましたが,10両とはいえ,この乗車率というのは,ちょと寂しい思いでした。

 ただ,長町駅北側の広瀬川堤防で昨年春に通過したひたち号を眺めた時には,全10両で10人位しか確認できなかったので,その時点と比較すると,多少は乗客が増えている状況ではあります。

海を眺めながらのんびり旅

Img_3830 

 昔乗った時は夕方から夜にかけての,上野16時発(確か仙台20時12分頃着)に乗ることが多かったからか,あまり車窓を気にせず,また4時間の旅なので寝たり本を読みながら乗っていた記憶がありましたが,今回はガラガラで海側の席だったので,ぼーとしながら車窓を楽しみました。天気が良かったし。

 日立のあたりや北茨城,そして四ツ倉の辺りなど,全体に占める時間は短いながらも海沿いを走る区間もそれなりにあります。

 しかし,途中駅での乗り降りは多くなく,勝田から1名乗ってきた位で,あとはほとんどぽつりぽつりと降りる一方。いわきからの乗車もなかったような。まぁ,乗ったのが先頭に近い9号車だったので,途中駅からの乗客はもう少し真ん中の号車にはいたのかもしれません。

 結果的に仙台まで乗ったのは自分を含めて5名。座席が50席程度なので,9号車の乗車率は10~20%というところでした。全体でもそれほど変わらないでしょう。

再開区間にて

 広野駅の周辺は早い段階から常磐線の復旧が進み,原発事故対応の前線基地のような役割を一時果たしていた記憶がありますが,新しいホテルなどの建物が見られ,東側は以前と全く違う光景になっていました。

Pa100211_20211017221201

 その後,車窓右側には,原発事故直後の奮闘で有名になった高野病院の建物が。

 その後楢葉町に入りますが,特に駅間で荒れ果てた建物が目立ち始めます。とはいえ,一見被災していない地域とあまり変わらない光景というのは意外に感じました。富岡駅や大野駅,双葉駅という特急停車駅周辺でも,新しいこじんまりとした,車が普通に数台止まっているような住宅がそれなりに見受けられ,ある程度人も戻ってきていることを感じました。

 各駅とも住宅などの建物が広く建ち並んでいる様子は車窓から見え,震災前はそれぞれ数千人以上が住んでいた町の規模感を感じることができましたが,そのうち近くで見れば無人となった建物も多いのでしょう。この3駅での乗降は9号車からは確認できませんでしたが,停車してすぐ発車したので,全車両でもほぼ皆無だったのかと。でも,東京や仙台と特急でつながっているという安心感は,帰還促進にあたっても大きなものなのでしょう。

Pa100228_20211017221201

途中でおやっと思ったのが,線路と並行する道路。過去に部分的に複線区間だった部分が単線化され,保線用の道路化されているようでした。

Pa100230_20211017221201

復旧させるにしても,震災前と比較すると本数も2/3程度になり,当面貨物列車も走らないとなれば,最低限の設備での復旧を判断したのかと。

仙台ひたちの所要時間が震災前よりも伸びているのは,このような単線区間での行き違い設備が簡略化されたのも理由のようです。

 一時間発車が遅れたためか,明るいうちに仙台に着けるはずが,途中で徐々に暗くなり始めました。車窓からはこのような巨大な鉄塔及び送電線が見られましたが,原発を結ぶ送電線で,かつては首都圏方面に電気を送電していたものが,現在では原子炉の冷却のための電気が送られているのかと思うと,この地域がかつて望んで誘致した原発という側面があるとはいえ,東京電力の発電所が福島という営業区域外にあるべきだったのかと,考えされられました。

Pa100220_20211017221201

 原ノ町あたりからは,すっかり暗くなり,仙台駅に到着したのは18時20分位でした。約55分遅れで,多少は後れを回復したのかな。

 電車での旅行は本当に久しぶりで,特急で約3時間の旅というのは,2年前の北海道で札幌から釧路の区間を乗って以来。

 新幹線に慣れてしまうと,逆に特急の旅というのは贅沢な時間の使い方なのかもと感じます。

 仙台駅では6番線に到着し,ホーム向かい側の阿武急の新型車両(丸森行)がちょうど止まっており,余韻を感じる暇なく間一髪乗り継ぐことができ,18時半前には約10分前にひたちで通過した長町駅に到着しました。

Img_3840

Img_3843

長町駅の出口床面には,新しいKHBの案内表示が。

Img_3845

 

 

 

 今,新型コロナウイルスの感染が落ち着いていますが,この凪の状態が少しでも長く続いて,普通に旅行に行けるような生活を取り戻すことができればと。今度は仙台から品川までの全区間を乗ってみたいな。

スポンサーリンク

| | コメント (0)

2021年10月24日 (日)

常磐線ひたちで仙台へ (その2 水戸駅周辺レポ)

 特急ひたちの乗車記その2ですが,乗車予定のひたち13号が約1時間遅れで到着する見込みだったため,久々に水戸駅の外に降り立ちました。

南口は異次元空間!

 正直南口には降りたことはありませんでしたが,かつての仙台駅東口のように,自由通路の先に閑散とした空間が広がっている場所という認識でした。ここは貨物ヤード跡地で,UR(都市再生機構)により,区画整理が実施されたという記憶はうっすらとありました。

 ちょっと調べてみたら,貨物ヤード跡地を中心とした「水戸駅南口地区土地区画整理事業(11.2ha)」が,平成11年度から19年度にかけて施行されたようです。URが施行した貨物ヤード跡地の再開発は,仙台のあすと長町やさいたま新都心も同様ですが,水戸駅南口の事業は小規模ながら中心駅に隣接しているという好立地条件のものでした。

Img_3791

 南口に降り立つと,広がりのあるペデストリアンデッキが!仙台駅西口よりは当然小さいけれど,泉中央駅程度の広がりはあり,仙台駅東口よりは立派。

 ペデストリアンデッキを取り囲むように,ビックカメラが核店舗として入居する駅ビル「excel南」,イオングループのファッションビルOPA,シネコン,ホテルなどが立地しています。ケーズデンキの本社も。正直裏口にこのような空間が広がっているとは認識しておらず,本当に驚きました。

Pa100197_20211017221201

Pa100184

 水戸を含む茨城県は,超クルマ社会で,近年に駅周辺に商業施設が新規立地しているとは意外でしたが,駐車場も確保し,駅利用者とクルマ利用者を両方ターゲットにしています。

 水戸駅は乗降客数がコロナ前で約6万人程度(コロナの影響を受けたR2年度は▲25%)を数え,新幹線がないのにも関わらず,健闘していました。都心までひたちやときわが30分に1本,1時間強で結び高速バスと比較し時間的な強みがあることと,水戸市の人口は20万人台とはいえ,周辺に日立市,ひたちなか市,などの10万人台の都市が複数存在し,茨城県の県庁所在地として,学生の通学はもちろん,日立製作所を中心とする通勤・出張需要も大きいようです。

 とはいえ,水戸駅から南に2駅の内原駅付近には,巨大なイオンモール水戸内原(総賃貸面積8万平米,駐車場4500台)が立地し,電車利用の中高生も吸引している様子で,ロードサイド店も御多分にもれず発達し,水戸駅付近の商業施設は総じて苦戦気味のようです。

OPAは旧ヤマダLABI

 そういえば,かつてヤマダ電機がK’sデンキのおひざ元に喧嘩を売るかのように都市型店舗LABIを水戸駅南口に出店したという話を思い出しました。とうに撤退したとも聞いていましたが,ビックカメラが駅ビルに入っていたり,その関係性が良く分かっていませんでした。

 すると,駅南にそびえる曲線状の巨大な建物のOPAが旧ヤマダLABIだったことが判明。仙台のLABIは旧十字屋の居抜き出店でビルはボロボロですが,水戸のLABIは2008年に当時の新築商業ビルにテナント入居と,かなり力が入っていたことが伺えます。

Pa100195

 結果的に,当初から地元茨城で圧倒的なケーズデンキに対し苦戦し,さらに隣接の駅ビルにビックカメラが出店し,とどめを刺され2015年に撤退した模様。その後イオン系のOPAが出店しており,中に入ってみましたが,びっくりしたのが建物の奥行きの無さ。地上12階で駅前広場から見るとかなりの威容を誇っていますが,ハリボテのようなビルで,やたらと多層階の作り。ターゲットはやはり若者で,ファッション,雑貨,飲食などで構成されていながらも,ゲーセン,ガチャガチャショップなどでスペースを埋めているフロアもあり,正直厳しいなぁと。

 LABI時代は,3~7階を売り場にしていたとのことですが,ワンフロアが狭くやたら上下移動が多いのはやっぱり使いづらかったのでしょう。

Img_3789

充実した駅ビル「excel」「excel南」

 一方,JR系の両駅ビル,北口と南口にそれぞれ分かれていますが,こちらは駅南北自由通路直結ということもあり,総じてテナントの質も保っており,コロナ禍でも比較的賑わっていました。自由通路自体も幅が狭いながらも,多くの歩行者が行きかっていました。

 こちらは,改札口目の前の本館。ファッション,書店,飲食など,バランス良く配置されていました。何といっても雰囲気が良い。

 Img_3797

こちらは,後から出来た南館

Pa100183

3階から6階が商業フロアで,ビックカメラは4~5階。ワンフロアあたりの面積が比較的広く,買い物しやすい印象でした。それなりにお客さんはいた印象です。まぁ,駅前のヤマダLABIにはわざわざ行かないけど,ビックカメラには行くというのは,仙台駅東のヨドバシの強さに通じるものがあるかも。やっぱり駅前型のノウハウがあるカメラ系の家電専門店は強い。

 なお,1~2階は駐車場というのが,車社会を表していますね。

Img_3792

自由通路に面する3階はお土産や食品などの王道フロア。4階にはラーメン店が集まる一角も。

寂しい北口

 北口にも当然行ってみました。

Img_3779

 こちらもペデストリアンデッキが整備され風格があるメイン口ではありますが,駅前の再開発ビルのマイムに入居していた丸井が2018年に撤退し,まだ比較的新しいのに,コワーキングスペースの垂れ幕が最も目立ち,今もがら明き状態だったのが切ない。

Img_3781

 北口には,駅ビルのexcelの他には目立った商業施設はありません。ホテルはJR系のメッツを含め点在していますが。

 今回は行けませんでしたが,駅からちょっと離れた国道51号沿いには,茨城県唯一のデパート京成百貨店があり,そちらは再開発ビルに入居し売り場面積34,000平米と地方都市にしては十分な売り場面積。仙台の藤崎や三越と同規模。。茨城県自体は首都圏に位置しているため1~3次産業がバランスよく発展しており裕福な県で購買力自体は高いということから,地元唯一のデパートが吸い上げる需要も残っているのでしょう。

感想

 水戸駅周辺を1時間弱でまわってみましたが,やはり県庁を郊外に移転させることを平気でやるような超クルマ社会の茨城県。基本的に郊外型店舗に押され水戸駅前は苦戦していながらも,南口は新都心としてクルマ客も行きやすい作りにして,何とか生き残っている印象でした。一方北口は車社会対応ではなく厳しいですね。

 水戸駅のコロナ前乗降客6万人というのは,仮に東北地方にあれば仙台駅に次いで2番目となり(福島駅や郡山駅よりも多い),泉中央駅がコロナ前で乗降客が5万人超ということを考えると,それなりの拠点性を持っていることが分かります。

 さて,アクシデントはありましたが,ようやく念願のひたちに乗車です。次回に続きます。

スポンサーリンク

| | コメント (2)

2021年10月17日 (日)

常磐線ひたちで仙台へ (その1)

 令和2年3月14日に震災から約10年ぶりに全線復旧した常磐線の福島県区間。

 Pa100204

 同日に,特急ひたちも仙台まで1日3往復で運行を開始し,乗りに行きたいと思っていながら,新型コロナウイルスの感染拡大で不要不急の外出がはばかられる時期が長く続きましたが,ようやくワクチン接種の進展と感染第5波が終息したタイミングで,先週茨城県方面に行く用事ができたので,その帰りに特急ひたちに乗車し,常磐線復旧区間を通過しました。

 理想としては品川から仙台までの全区間を4時間半かけて乗ってみたい気持ちもありましたが,茨城への用事なので水戸から仙台まで3時間10分の旅。それでも,新幹線での東京仙台間が1時間半であることを考えるとその倍以上の所要時間で,久々の旅の気分を味わえました。

 購入時期によっては50%引きで品川ー仙台間を4千円台で乗ることができるようですが,流石に直前まで予定が確定できなかったので,切符は前日にえきねっとで確保したところ,トクだ値10%が復活しており,多少はお得に。

Img_3767

早速アクシデント発生

 ひたち13号が発着する水戸駅まで向かう電車の中で,ふと乗換案内を確認したところ,”常磐線 遅れ”とのこと。

 その1本前のときわ61号は定刻で水戸に到着したようだったので,??と思ったら,これが原因でした。

Img_3777-2

 最初は上野駅付近との情報でしたが,例の蕨駅付近の変電所爆発の影響をひたち13号が上野駅を出る直前に喰らってしまったようでした。

結果的に水戸への1時間近く到着が遅れることが分かったので,水戸駅の改札を出て,駅の周辺をうろつく時間が出来て,良かったと。

Img_3775

水戸駅周辺は大変身!

4~5年前に常磐線で水戸駅を通過した記憶はあれど,今世紀に入り改札から出た記憶はないため,メイン北口の記憶はうっすらとあれど南口は初めて。

Img_3800

駅の南北ともいい意味でも悪い意味でも大きな変化を遂げていて,びっくりしました。

(次回に続きます)

 

スポンサーリンク

| | コメント (0)

2021年10月 4日 (月)

名取市サイクルスポーツセンター&輪りんの宿 オープン1周年

今日も秋晴れで天気が良かったので,閖上方面へふらふらと自転車で。

名取川河口から見る,晴れた日の太平洋はお気に入り。この写真は仙台港方面。

ふと時間を忘れてたたずんでしまいます。

P1010003

仙台都心やあすと長町の高層マンション群も遠景で一望できます。

自転車,釣り,ヨット,サーフィンなど,皆思い思いの楽しみ方をしています。

P1010005

その後,ふらふらと何も考えずにサイクルスポーツセンターへ。

Pa030034

P1010009

昨年オープン直後に来た時はあまりの入場待ちの長蛇の列に入場をあきらめ,温泉に入って帰ったことがありました。

今回も子供連れ中心にかなりの列だったので,どうするか悩みながらも,結局入ってみました。

(この写真は帰り際のもの)

Img_3740

入場料を払い,ここから入ります。ハチの割引券をもらったので,行こうとおもったけれど,結構並んでいたので断念。今月中が期限なので,またの機会に。

Img_3741

中で様々な自転車のレンタルができます。子ども用はもちろん,大人用も選択肢が豊富のよう。ロード,クロス,MTBが施設内用で70台。

1時間500円,2時間800円とリーズナブルな料金で借りることができます。さすが指定管理とはいえ公営施設。

なお,入場料のみで何と大人200円と格安(子どもは100円)。自転車の持ち込みもOK。

Photo_20211003225601

ふとレシートを見て気づいたのが,何と今日はオープン1周年!

1年前に震災後9年半の歳月を経て再建されたんですね。

それで混んでいるのか?蔓延防止が解除されたということもあるでしょうが,この週末は自粛解除で一気に人が出たことが体感でも分かります。

駐車場も満杯です。

Pa030027

子ども連れで大にぎわい

ここにもあるふわふわドーム。子ども達はこれに弱い。

みちのく公園など,結構設置しているところはありますが,もれなく大繁盛ですね。

Pa030024

一周4kmのサイクリングコース

勿論サイクルスポーツセンターメインの自転車全長4kmのコースへ。

4㎞のコースは短いという先入観がありましたが,松林の植林途上の中で解放感があるコースで,センター内のコースということを考えると,丁度よい長さでした。

P1010015 P1010016

多少カーブが多いかなという感想ですが,直線だけだと単調になるからなのでしょうね。家族連れの方々を追い越すにも十分な幅があり,走りやすかったですが,家族連れ,そしてロード乗りの方とのスピード差が大きくなるので多少気を使いました。自分のショボいチャリではあっと言う間に抜かれてしまう。

いつまででも走ってられそうな気持よいコースでしたが,今回は2周で打ち止め。

いろいろと楽しめる施設

 他に,おもしろ自転車広場,3on3,スケボーのコースなど,様々な楽しみ方ができる施設です。

Sports_center_map

一日楽しめる閖上のまち

Pa030032

センターから広浦を挟んで対岸には,日祝オープンのゆりあげ港朝市会場があります。

帰りに店じまい中を冷やかしてみたところ,実はサンマ祭り開催で,焼きサンマ2000匹の配布日だったことに気づきました。だから一帯がこんなに混んでたのか!

Pa030039

日曜や祝日は,朝市から,かわまちテラスやサイクルスポーツセンターへの流れが生まれ,閖上地区内だけでもいろいろと半日から丸一日楽しめます。かわまちテラスも昼過ぎの段階で駐車場が満杯で路上駐車が起きている状況。いつもはガラガラの震災復興伝承館の駐車場もそこそこ車が停まってました。
Pa030040

 やけに賑やかだったのは,蔓延防止解除と自粛疲れで一気に人出が出たのもあるでしょうが,「仙台サイクルフェスタ」というハヤサカサイクル主催の一大イベントが行われていたという理由も。これも現地で知りました。軽く覗いてみましたが,高級自転車だらけで,マイ自転車10台分以上のプライス。。。恐れ多くてブースには入れませんでした。

閖上の集客力を広げたい

 先週の記事で紹介した,来春オープンの「アクアイグニス仙台」など,沿岸部に続々と誕生する集客施設にこの閖上の集客力を波及させることができればとの感想を改めて持ちました。

アクアイグニス仙台 順調に進む建設工事(9/25)

先週の記事の直後に,こんなニュースが流れていました。

仙台・名取 企業が連携し観光コンテンツ開発へ

東日本大震災からの復興が進む仙台市と名取市の沿岸部の魅力を高めていこうと、地元の企業が連携して観光コンテンツを開発し、10月から事業を進めていくことになりました。

この事業は、仙台市と名取市の観光施設を運営する会社や、食品加工会社など、あわせて20の企業や団体が連携して、10月から12月にかけて行うもので、27日、仙台市に関係者が集まり、発足式が開かれました。
計画では、去年、名取市にできたサイクリングスポーツを楽しむことのできる施設で、復興が進む海岸沿いを走行するおよそ8キロの区間にモデルコースを設定し、仙台市の観光農園をコースに盛り込んで、途中でぶどうなどのフルーツを収穫できる観光プランを始めます。
また、観光農園側は、この期間中に名取市の閖上港の海産物を使ったバーベキューの催しを開き、誘客を図ることにしています。

(以下略 NHKより引用)

 このような動きが進んでいることでホッとしました。実験的に10月から年末までの取り組みのようですが,このような連携が今後とも続けられ,枠組みを広げて行ければと。

スポンサーリンク

| | コメント (0)

« 2021年9月 | トップページ | 2021年11月 »