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2020年12月20日 (日)

JR仙台支社ダイヤ改正発表 その2~空港アクセス線ダイヤも大変身!~

昨日は,JR仙台支社の令和3年春ダイヤ改正で,全く考えてもいなかったパターンダイヤ導入について,取り上げました。

その中で,あえてあまり言及しませんでしたが,今回のパターンダイヤ化の肝は,仙台空港アクセス線のパターンダイヤ化です。

 仙台空港鉄道 ダイヤ改正内容

空港アクセス鉄道という,通勤通学者以外のたまにしか使わない空港利用者の利便性を高めるために整備された性格から,より分かりやすくというダイヤや運行体系が望まれるところ,これまでのダイヤは

  • 昼間は毎時2~3本で,ランダムダイヤ。
  • 毎時3本でも30分以上運転間隔が開いたり,10分ちょっとで続行したりで無駄があり。
  • 一日3往復というたまたまあたったらラッキーの快速の中途半端な存在。

のため,正直言って,便利ながら一工夫あればと思って居ました。

 飛行機の離発着のピークに合わせた運行にならないのはやむを得ないにしても,せめて運行間隔が整っていて,「〇分おき」とか,毎時〇〇分発着」であれば,列車毎の乗車数をある程度平均化でき,に特に到着時間にずれが生じ,乗れる電車が確定しない空港駅発について,計算しやくすなります。

仙台駅⇒空港駅は

 仙台駅から空港行のダイヤですが,9時から16時までほぼパターン化され,原則毎時3本20分毎,そして,10分・30分・50分発を基本とした見事に分かりやすいダイヤに変身しました。

 以前の昼間は,基本毎時3本ながらも,発着時刻はバラバラ。快速も不規則にあり,途中駅利用者にとってはさらに使いづらい存在でした。

 それが,利用者が少ない?14時台以外は毎時3本に。その増発分は,19時台と22時台の2本を昼間に移した形です。

 これで,乗る飛行機の時間を踏まえて,20分刻みで乗る電車を決めることができるように,本来は空港アクセス鉄道という性格から当然求められる分かりやすさが,開業14年目にして実現します。

Access1

 夜間帯については空港利用者と沿線の通勤通学客が乗り合わせる時間帯ですが全て4両編成であることから毎時2本を基本としています。

 7時~19時台は,本線・常磐線電車(仙台ー岩沼間)のみで10分間隔(毎時6本)運転を邪魔しないよう,5分ずらして約15分・45分発にしていますが,20時以降は概ね20分・50分発で,本線・常磐線電車(毎時4本)と合わせて,仙台ー名取間が毎時6本(10分間隔)になるようにという工夫が見られます。

 なお,かつて19時台は36分発の次に48分発と,仙台ー名取間の混雑緩和のためか無駄に続行していたり,終電間際も過剰に本数が多いところがありましたが,この2本分は仙台―岩沼の本線区間便に置き換えられ,アクセス線としては,それほどダメージがない形でダイヤを整理することができたと思います。

 特に,深夜帯は乗車率が激減していることから,23時前後に2本は過剰と判断されたのでしょうし,23時10分の終電が維持された形なので,りんくうタウンの住民にとっても良かったのでは。

 また,他の改善点としては,発車ホームが3・4番線ホームに統一された点。これは当初に戻った形ですが,分かりやすさのためには大切です。

空港駅⇒仙台駅は

 空港発も,昼間は14時台以外は毎時3本化されました。

 単線というダイヤ作成の困難さもあり,仙台駅発ほどきれいにはならずとも,基本は08分・28分・48分前後という約20分おきの運行となり,前述のように,遅れや荷物のピックアップで到着ゲート通過時刻が読みづらい際に,待っても20分というのは精神衛生上安心に思えます。

 その点,12時16分のみ快速が残ったのは,”空港まで仙台駅から17分”というアピールポイントを残すためとはいえ,その前の電車から30分近く開く(快速なので所要時間差の8分を後ろ倒しして発車するのみ)というのは,分かりやすさの観点から正直存在意義に疑問を感じます。

 全て各駅停車化された仙台―福島快速のように,思い切って残りの1往復も各駅停車化すべきかと。

 なお,車両数は2両と4両が混在していますが,現在の乗客減の状況であれば2両編成でもそれほど問題にはならないでしょう。問題化していたアクセス線短編成による混雑が,コロナ禍による乗客減で解消してしまったのは複雑な気持ちですが。

Access2

 なお,夜間帯については,仙台駅発と同様に毎時2本が基本ながら,以前とそれほど変わらないランダムダイヤですが,19時台までは一応00分頃と30分頃発にはなっています。

 ただ,19時28分の次は20時11分と43分待ちの時間帯が生じており,現在の36分待ちから悪化していますが,飛行機の到着が18時55分の神戸便(SKY)の次は19時50分の新千歳便(ANA・JAL)なので,到着客への影響はなさそうです。

 それ以降も概ね30分間隔で,及第点。ここも昼間のように20分間隔になれば良いとは思いますが,アクセス線用の車両数不足や,何よりコロナ禍による乗客数の半減という状況から,空港側もアクセス線側も厳しい状況なので,減便がなかったというのは感謝しかない。

イオンモール名取への鉄道アクセスが改善

 なお,快速2往復の各駅停車化と,昼間の20分間隔化により,杜せきのした駅前のイオンモール名取へのアクセスが改善します。行きもですが,帰りの発車時間も分かりやすくなり,少ないながらも鉄道利用者には朗報かと。空港利用者が途中下車し買い物後再度乗車するにあたっても,利便性は高まります。

 一方,3月にオープンが延期されたイオンモール利府新棟は,新利府駅近くながらも,駅構内及びアクセス改良をせずに利府駅が最寄り駅と,鉄道利用者を半ば無視する形をとっていますが,その新利府駅発着電車は昼間に関しては増便がないばかりか減便とか。まぁ昼間は岩切駅での1時間に1本の区間電車に乗り換えしてまで電車で行く需要は大きくはないでしょうが,仙台近辺から電車で行くのであればイオンモール名取,車で行くのであれば利府という感じである意味棲み分けする形になるのか。

 

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