ようやく!ピーチ仙台―那覇便10月就航決定
国内最大手のLCCピーチアビエーション。
仙台空港の拠点化を表明した2015年時点から個人的に待ち望んでいた那覇へのLCC便が,2017年の拠点化から3年を経てようやく実現します。
仙台空港のピーチ国内線としては,関西,新千歳に続いて,3路線目の就航です。
仙台空港 2017年にピーチ拠点化へ!(2015/3/7)
それにしても,このコロナ禍で旅行需要が減退している昨今,大丈夫?と心配になりますが,Go To Travelももう少し続きますし,東北の冬の寒さを避けて安価で直行便が出るのであれば,需要喚起効果は大きいのでは。もちろん沖縄で蔓延しているコロナの動向次第ですが,ホテルで滞在するだけであれば感染の可能性は小さいし,とにかくANAとピーチは同じグループとはいえ,フルラインとLCCで選択肢が生まれたのは喜ばしい。
ピーチ 仙台ー那覇便を就航へ
LCC=格安航空会社のピーチ・アビエーションは、ことし10月から、仙台空港と沖縄の那覇空港を結ぶ定期便を1日1往復就航させると発表しました。
村井知事は、8月31日の定例の記者会見の中で、「いま沖縄県は、新型コロナウイルスが感染拡大が続いているが、この便の就航は2か月先となる。それまでに感染が沈静化し、宮城県民がより手軽に沖縄に行けるようになることを期待している」と述べました。
それによりますと、ことし10月25日から12月23日までは、午前11時に仙台空港を出発する便と、午後4時に那覇空港を出発する便の2便を運航するということです。
最も安い場合は、片道6490円で利用できるということです。
12月23日以降の運航時間はまだ決まっておらず、決まりしだい、発表するということです。
現在、仙台空港と那覇空港の間では、全日空が1日1往復、運航していますが、この路線にLCCが参入するのは初めてです。
ピーチ・アビエーションは、「新型コロナウイルスの影響で、地域間の人の行き来が減っているなか、徹底した感染対策と運航を両立することで、地域の活性化に貢献したい」としています。
(8/31NHK仙台より引用)
■ダイヤ
MM421 仙台(11:00)〜沖縄/那覇(14:20)
MM422 沖縄/那覇(16:00)〜仙台(18:30)(8/31TRAICY記事・写真より引用)
既存のANA便の8月フライトは
ANA1863 仙台(11:55)~沖縄(那覇)(14:55)
ANA1864 沖縄(那覇)(14:10)~仙台(16:50)
と,ほぼ同時間帯といっても,LCCピーチの方が,仙台側からの沖縄滞在時間が長くなる使いやすいスケジュールです。
到着時間の遅さがメリット
特に,帰りは少なくとも朝から昼過ぎまで自由に過ごしても余裕で16時の便に間に合うので,メリットは大きい。
そして,仙台空港到着は18時半と,隣県へも新幹線等を使えばなんとかたどり着けるギリギリの時間。よく考えられています。
ただ,アクセス線は荷物を預けずに18:47分空港発に乗れれば19:14仙台駅着ですが,荷物が多いリゾート旅行を考えると現実的なのは19:14分発で19:41分仙台駅着かな。この時間で30分に1本は便利とは言えない。
思うのは,飛行機に乗っている時間が偏西風にのって2時間半なのに,電車だと仙台市内でも概ね20時~20時半頃自宅到着になり,着陸から1時間半から2時間程度かかるのは残念。これは,那覇便に限った話ではないけれど。自分は長町なので電車でも20時前に余裕で到着できますが。
片道6490円から!
これはシンプルピーチで,予約変更が不自由で,預ける荷物の重量に制限があるなど,旅慣れた人向けのプラン。よって,バリューピーチの8990円が最安値の基本と考えた方が良いかと。それでも,かつてANA旅割で半年前に抑えた時でも片道13000円だったから,より気軽に沖縄旅行が楽しめるのは,本当に嬉しい。
なお,就航当日の10/25は特別セールのようで,シンプルピーチで片道3000円からあります(8/31夜現在:下の予約画面参照)。
コロナ後には乗り継ぎで東南アジアへも
現在のコロナ禍では,使えるのは沖縄旅行のみですが,コロナが落ち着けば,ピーチの第二拠点である那覇乗り継ぎで再開・拡充が見込まれる東南アジア方面へ向かうことも想定されるでしょう。この使い方は新千歳ー那覇便も同様。そう考えると,那覇空港のさらなるハブ化を見越しての先行投資的な面があるのかもしれません。単純に同じグループ同士で競争しても需要が倍になるわけではないし。
今後,ピーチの国内便として最も期待されるのは,福岡便位でしょうか。一時期仙台空港から道東方面の路線も噂として出ていましたが。
まぁ,福岡便は今はANAとIBEXのコードシェアで小型機運行だし,福岡空港の枠も厳しいから,従来就航したことのあるスカイマークの再就航を期待した方が可能性は高いのかと半分あきらめています。
コロナで一気にしぼんでしまった仙台空港の久々の明るい話題。これ以上悪くなることはないと信じて,個人的にもコロナと共存するべく,旅行等を計画していこうかなと思います。
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