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2020年2月 8日 (土)

勾当台エリア活性化に向けて その1(勾当台公園再整備)

 平成27年度の仙台駅東西自由通路の拡幅や東西線開業によって,集客力が高まった仙台駅周辺。一方,東西線の駅設置により藤崎付近の青葉通一番町駅周辺へはテコ入れにはなりましたが,仙台を代表するイベントが多数行われる定禅寺通り・勾当台公園エリアについては変化の動きが小休止といった感がありました。アーケード街の北端である「一番町四丁目商店街」も,古くからの個店の閉店に伴い,隣接する国分町に引っ張られてなのかチェーン店の飲食店が増えており,核となる店舗の三越も売り上げが減少傾向であるなど,気になっていたところ。

 ようやく,老朽化した市役所の建替えが動き出し,定禅寺通の車道削減による広場化の動きが年初の河北新報に掲載されるなど,エリアとしてのリニューアルに期待できる状況の中,仙台市の新年度の予算案では,まちづくりとして仙台駅前青葉通の広場化検討と並び勾当台エリアの再整備検討のための予算が確保されました。

勾当台公園再整備へ 仙台市、都市活力創出狙う

 仙台市は29日、総額5411億円の2020年度一般会計当初予算案を発表した。19年度当初比152億円(2.7%)減。教育環境や子育て支援の充実に重点配分した。都心再構築プロジェクトとして、勾当台公園(青葉区)の再整備に乗り出す。特別会計と企業会計を合わせた総会計は1兆788億円で、9年連続の1兆円台となった。

 一般会計には不登校対策で適応指導教室「杜のひろば」増設費1298万円を計上。第三者の専門家によるいじめ相談支援窓口の新設、運営費789万円も盛り込んだ。新たに始める5歳児対象の発達相談事業に615万円、子ども医療費助成の所得制限緩和の準備に3817万円を充てた。まちづくりでは「勾当台ビジョン(仮称)」策定に500万円、勾当台公園の再整備方針の検討に664万円、東二番丁通と西公園通(青葉区)の歩道空間の検討に600万円を配分。JR仙台駅西口の公共空間の在り方検討に1800万円を充当し、青葉通の一部広場化の可能性を探る。

 歳出は、扶助費が19年度比3.1%増の1232億円。人件費、公債費を含む義務的経費は2.5%増の3015億円となり、歳出全体の55.7%を占めた。

 歳入は、市税が0.5%減の2179億円、国庫支出金が0.2%増の918億円、地方交付税が9.3%減の193億円。市債発行は学校建設などで3.9%増加し、518億円となった。財源不足を補うため、財政調整基金から165億円を取り崩した。
 郡和子市長は定例記者会見で「20年度は東日本大震災の発生10年目に入る。109万の市人口は近く減少が見込まれ、ポスト復興のまちづくりに向けた挑戦との意味を込めた」と当初予算編成の狙いを説明した(1/29河北朝刊)。

 定禅寺通の車道削減の検討に続き,勾当台公園自体の再整備を進めるとのことです。

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 現在の勾当台公園は,

〇いこいのゾーン(勾当台通東側)

〇にぎわいのゾーン(いわゆる市民広場)

〇歴史のゾーン(県庁議会棟と勾当台通の間)

の3つのゾーンに分かれ,メインのいこいのゾーンは勾当台通側と国の仙台合同庁舎側とのレベル差を生かした2つの顔を持っています。正直,合同庁舎側は野外音楽堂があったのは知っていたけど,滝噴水の裏の広場の存在を認識したのはつい昨年。こんなところがあったんだと。

 仙台七夕まつりやジャズフェス,みちのくよさこい,青葉区民まつり,光のページェントなどのお祭り・イベント時には,にぎわいのゾーン(市民広場)がメイン。

東側はもったいない使い方

 いこいのゾーンはサブ会場的な形で,上段の野外音楽堂を含め使用されていますが,普段は道路向かいの市民広場のみで収まるイベントも多く,はっきり言って勾当台公園自体は意外に地味な活用状況だったり。特に,昨年末のページェントでは資金不足でいこいのゾーン部分のイルミネーションが中止になり,エビスバーと大道芸のみで寒々しい状態でした。何か空気感満載のライトアップされたラプラスはいましたが。

 通常時は”動”の市民広場と”静”のいこいの広場という棲み分けで,近隣オフィスや官公庁職員のオアシスとしての役割を果たしていますが,勾当台通東側の使い方はあまり人が寄り付かない花壇としてだったり,歴史のゾーンは県庁市役所前南行バス停の陰で単なる通路と喫煙スペースになっているなど,ちょっともったいないという感想を持っていました。

 特に歴史のゾーンは,県庁市役所前南行バス停の拡張による路線バスと高速バス停の分離(高速バスの待機場としての活用)などに使った方が有意義だと思いますが。

Haichi

市民広場は新市役所広場との連携を

 市民広場は活用され過ぎて,予約が取りづらい状況。そして天候に左右される面が大きいから,今回の市役所建替えに合わせて,新市役所側広場との連携による実質的拡張と,新市役所屋内広場との連携を図って欲しいです。考えは過去記事のとおりですが。

仙台市役所 建て替えに関するシンポジウムへ (2019/7/13)

 これだけ春から秋までの気候が良いシーズンに毎日のようにイベントを開催しているスペースは貴重であり,より集客を図るとともに出展者優しく,使いやすいスペースになることを望みます。

  勾当台公園は,駅名及びエリアを象徴する地名として使われており,現在進められている市役所と市民会館建替えでも,ともにこの公園敷地が当て馬的に候補地にリストアップされながらも,「この公園をつぶすわけにいかない」と実質的に候補から外されているような仙台を代表する公園です。どのように再整備されるか楽しみです。

 

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