ベガルタ 梁退団発表と怒涛の新加入ラッシュ
年末で出張やら風邪やらであっという間に御用納め。年賀状もやっと今日片付け,10日以上記事が空きましたが久しぶりに。
別のチームみたい。。。
渡辺監督がフロントに対しての苦言を呈した11/30のホーム最終戦。チームの運営規模が大きくならず,毎年のように主力選手を引き抜かれ,継ぎはぎをしながらのやりくりでは理想のチーム作りができず,チームとしての将来像も見えないとの趣旨で,結局フロントはこの功労者を切る形で心機一転新しいシーズンを迎えることとなりました。
ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その1(12/7)
ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その2(12/9)
ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その3(12/10)
その新監督は,元山形の木山監督を引き抜く形に。J1参入決定戦に敗れてすぐのタイミングでの山形退団と仙台就任報道。
ベガルタ仙台新監督に木山氏就任へ(12/11)
監督の交代は突然の印象があったのに,後任の選定はやけにスムーズでした。正式発表は19日と多少遅くなりましたが,その後の新戦力の発表が五月雨式に続きながら,年末の休みに入った12月28日,とうとう2004年から16年間チームの顔で居続けた梁勇基が契約満了でとうとうチームを離れるニュースが入ったのはご承知のとおり。
梁の退団に想う
これについては,現役続行にこだわる梁が フロントの様々な申し出を断った形とのことで,それも梁らしいなぁと。
プロ野球と比較してピラミッド式で下部リーグが充実しているサッカー界は,カテゴリーに拘らなければJ2,J3そしてJFLのチームに獲得してもらうことは容易。そこで試合に出れて活躍できるかは選手によりけりで,下部リーグに移してもでも歳には勝てずにあっさり引退する選手もいれは,40歳位まで何とか現役を続ける選手も多い。キングカズのようにスポンサー枠と揶揄されながらも,52歳まで現役を続け,そしてJ1への舞台に再チャレンジという稀な例もあったりするので,今後梁がサッカー選手としての物語を紡ぎ続けることを決めたのであれば,快く送り出すしかないのかなと。
チームとしても,功労者である梁の処遇には苦慮してきたのでしょうし,だからこそこのチームで引退させてあげたいという親心からの様々な配慮をした上での話なので,あとは新たなチームが決まるのを見守って行きます。
何らかの形で,セレモニーを開催してくれればとは思うけど,別のチームに移籍するのであれば,それどころではないだろうし,それだけが残念です。11月30日のホーム最終戦の最後の出場,その1週間後のアウェイ広島戦でのスタメン出場と,「もしや」と感じさせる起用方法だったのである程度覚悟してきましたが,これまでの功績,そして2008年入替戦ヤマハでのロスタイム直接FK,そしてJ1昇格した2010年開幕戦開始30秒での電光石火のゴールを筆頭とした記憶に残るゴール。とにかく一生懸命無尽蔵のスタミナで走り回るプレー振りは,J2からJ1に昇格しても変わりませんでした。そう考えると,2012 年に逃した優勝と昨年の天皇杯準優勝は本当に残念です。梁と一緒にJ1でのタイトルを取りたかった。
続々と大物新加入選手が発表!
まずは川崎から名古屋にレンタル満了した赤﨑の獲得。元関東大学リーグ得点王で鹿島入り,くすぶっていながらも有望な,知名度のある選手だったので,久々にワクワクする補強。FWはハモンの去就が不明な中,献身的に3シーズン活躍してくれた石原直樹の退団が決まり,その代わりの選手となります。ただタイプはかなり違うような気がしますが,監督も変わるしスタイルは気にしなくとも。何よりも完全移籍での獲得というのが驚き。
名古屋では21試合で5ゴール。キャリアハイは2015年鹿島での22試合7ゴールで,完全にレギュラーを取ったことはなかったようですが,ベガルタらしい目の付け所の良い補強です。
そして,本日飛び込んできたクエンカの獲得,元バルサの選手,これも完全移籍で鳥栖から獲得とのことで,どこにそんなカネがあるの?と驚くばかり。鳥栖もサイゲームズマネーで夢を見ながら,撤退で緊縮財政に舵を切ったための放出なんでしょうが,他チームとのマネーゲーム?に勝っての獲得は本当に驚きました。28歳で選手として脂がのっている年齢。
退団した梁や石原・大岩を含むベテラン選手の浮いた年俸を回すにしても,他にも獲得する選手もいるからどうしても足りない。
もしかして,新スポンサーからの収入増を充てるの?チームの性格上,先行投資の名のもとに借金して選手獲得というのは,債務超過になったブランメル時代のトラウマがあるからやれるはずはないので,フロントの頑張りという面での良いニュースを期待したい。
これらの選手をJ2しか経験したことのない木山監督がうまくチーム作りできるかというところですが,監督交代もあり,来シーズンはどのようなチームになるかという点で,ワクワクしています。マンネリ化で一般県民にアピールする要素が少なかった近年から一転しての大補強。観客動員への好影響も期待したいです。
また,これで補強は終了ではないとのことで,残る関口やハモンの残留に期待します。永戸はあきらめたので。
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