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2019年12月30日 (月)

2019 閲覧数ランキングから今年を振り返る

 今年もあと1日を残すのみ。明日は帰省するのでこの記事が今年の最後になりそうです。

 2018年は,下半期ほとんど更新せずじまいで開店休業状態でしたが,今年(2019年)の1月に復活し,5月に中だるみがありましたが,比較的コンスタントに更新できたかなと思っています。

 初めての試みとして,今年の閲覧数ランキングを。

傾向として,上半期の記事が通年で閲覧数を稼いでいる傾向はありますが,

1位は7年前の記事

 何と7年前に取り上げた「ZEPP仙台の行方」です。コンスタントに閲覧があり,やはり関心を集めているんだなぁと。

ZEPP仙台の行方 

 同規模の大型ライブハウスは,あすと長町のPIT,荒井のGIGSと競うように2つ立地したとはいえ,やはりZEPPのネームバリューは大きい。

 ヨドバシ再開発ビル(第一ビル)に入るという報道もあり,実現に近づいている状況ですが,それだけ愛されたライブハウスというのを実感しました。

 ただ,このトピックに勝てるような記事がなかったというのは,取り上げ方がマンネリ化しているためかもしれないので複雑な気分。情報収集を怠らずに引き続き頑張っていきたいと思います。

 

2位は災害公営住宅ネタ

 今年初めに全国マスコミ(ワイドショーや朝日新聞)でも取り上げられた「あすと長町復興公営住宅をめぐる日照問題」。近所ネタでセンセーショナルに取り上げられた反面, 背景が正確に説明されておらず市が悪者にされるだけの偏った報道であることが歯がゆかったので,思わず記事にしてしまいました。

 被災者の住民の方は気の毒ですが,そもそも原因となった大規模高層マンションの建設を,モラルには反するとしても合法的に遂行した某大手デべと地元デべの責任は大きいものです。比較的多くの方々に読んでもらえたので良かったです。

あすと長町復興公営住宅をめぐる日照問題

 

3位は震災・鉄道ネタ

 最近再度アクセスが増え続けているこの記事。7月の「常磐線特急 仙台―東京直通復活へ 」。3月14日のダイヤ改正に合わせての常磐線全線再開通と東京直通特急の復活が見込まれていましたが,12月中旬のダイヤ改正プレスではまだ発表されませんでした。

 しかし,「3月上旬に 沿線の双葉,大熊,富岡の3町に出されていた避難指示が駅周辺の一部で解除」との報道が先日あったことで,期待感が高まっているのを感じます。7月時点で,仙台までは4往復での復活を予想しましたが,震災前の基本4両編成での運行と異なり,10両編成での運行となるので輸送力過剰になることは避けられません。

 また,震災前と異なり常磐道が片側1車線とはいえ全通しているので,いわき⇔仙台の需要は高速バスである程度代替されているので,どの程度の乗客が戻ってくるかは未知数。仙台発着としては,震災後,上野経由新幹線ルートが最短となっていた水戸や日立など茨城県北との直接アクセス需要を転移させていくことが必要かなと(JR的には減収要因ですが)。また一番流動が太い東京ー仙台間を新幹線のサブルートとして割引切符により需要喚起するなどが考えられますが,いかんせん10両編成を埋められる気はしません。

 過去の震災からの復旧路線のプレス実績からすると,仙石線が1か月前,常磐線北部が2か月前だったので1月中の発表は確実。特急が走る路線であり,指定席予約の関係もあるので,早めに1月上旬に発表されると嬉しい。

常磐線特急 仙台―東京直通復活へ

 

4位~10位は開発ネタで独占

 震災後,都心部の再開発プロジェクトは2016年完成の仙台駅東口自由通路&パルコ2で止まってしまい,待望論が多かった開発プロジェクトで4位から10位までを占めました。うち,あすと長町関係で実質2件,都心再開発関係で実質3件です。

 都心部再開発関係は,2月に方向性が打ち出された「都心再構築プロジェクト始動?その1」の記事がランクインしましたが,7月に発表された具体的な方針の記事についても,比較的読まれています。その具体的な対象案件である待ち望まれた「ヨドバシ」「藤崎」の方向性について,経営者側から方向性が示されたという点で,閲覧数が多かった理由かなと思っています。「さくら野跡地」「EDEN再開発」についてはあまり明るいニュースはありませんでしたので,翌年度は動きが見えてくれば良いなぁ。

4位:とうとうヨドバシ再開発着工&ZEPP仙台再出店か!(8月)

5位:JRの長町駅東口開発計画が明らかに (6月)

6位:藤崎 来年に新店舗計画 (10月)

7位:ヤマダ電機 あすと長町進出へ(7月)

8位:JR長町駅東口開発計画正式発表(9月)

9位:ヨドバシ複合施設「リンクス仙台」3年以内にオープンへ (11月)

10都心再構築プロジェクト始動? その1 (2月

 なお,4位の8月のヨドバシネタについては,記事中に「特に新しい情報はない。選挙日前日で意図的なものを感じる」と一応断ってはいながらも,元議長の市議会議員選挙前のツイートに反応し,結果的に「今秋着工」というのは希望的観測のガセネタだったので,取り上げたことについて反省しています。より正確な情報としては11月に記事にした9位の「リンクス仙台」記事を参照して下さい。

来年に向けて

 通年ではランキング入りはしませんでしたが,今年後半に飛び込んできたニュースの行方が気になります。

それは,「宮城県美術館移転問題」です。縮小均衡の未来に向けて財政的なメリットを求めての動きというのは理解できなくもないですが,結論ありきの進められ方というのはやはり腑に落ちません。

 これだけ反対運動が広がっており,1月末に県知事と仙台市長の会議があるとのことで,年度内には方向性が見えてくるでしょうから,引き続き追っていきます。

宮城県美術館 宮城野原に移転?

宮城県美術館 宮城野原移転の続報

県の公共施設の立地 仙台市を無視して良いの?

 他にも,阿武隈急行復旧の行方,渡辺監督退任後のベガルタの動向なども含め,動きがあれば記事にしたいと思います。

 それでは,今年も訪問頂きありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

 

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2019年12月29日 (日)

ベガルタ 梁退団発表と怒涛の新加入ラッシュ

年末で出張やら風邪やらであっという間に御用納め。年賀状もやっと今日片付け,10日以上記事が空きましたが久しぶりに。

別のチームみたい。。。

 渡辺監督がフロントに対しての苦言を呈した11/30のホーム最終戦。チームの運営規模が大きくならず,毎年のように主力選手を引き抜かれ,継ぎはぎをしながらのやりくりでは理想のチーム作りができず,チームとしての将来像も見えないとの趣旨で,結局フロントはこの功労者を切る形で心機一転新しいシーズンを迎えることとなりました。

ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その1(12/7)

ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その2(12/9) 

ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その3(12/10)

 その新監督は,元山形の木山監督を引き抜く形に。J1参入決定戦に敗れてすぐのタイミングでの山形退団と仙台就任報道。

ベガルタ仙台新監督に木山氏就任へ(12/11) 

 監督の交代は突然の印象があったのに,後任の選定はやけにスムーズでした。正式発表は19日と多少遅くなりましたが,その後の新戦力の発表が五月雨式に続きながら,年末の休みに入った12月28日,とうとう2004年から16年間チームの顔で居続けた梁勇基が契約満了でとうとうチームを離れるニュースが入ったのはご承知のとおり。

梁の退団に想う

 これについては,現役続行にこだわる梁が フロントの様々な申し出を断った形とのことで,それも梁らしいなぁと。

 プロ野球と比較してピラミッド式で下部リーグが充実しているサッカー界は,カテゴリーに拘らなければJ2,J3そしてJFLのチームに獲得してもらうことは容易。そこで試合に出れて活躍できるかは選手によりけりで,下部リーグに移してもでも歳には勝てずにあっさり引退する選手もいれは,40歳位まで何とか現役を続ける選手も多い。キングカズのようにスポンサー枠と揶揄されながらも,52歳まで現役を続け,そしてJ1への舞台に再チャレンジという稀な例もあったりするので,今後梁がサッカー選手としての物語を紡ぎ続けることを決めたのであれば,快く送り出すしかないのかなと。

 チームとしても,功労者である梁の処遇には苦慮してきたのでしょうし,だからこそこのチームで引退させてあげたいという親心からの様々な配慮をした上での話なので,あとは新たなチームが決まるのを見守って行きます。

 何らかの形で,セレモニーを開催してくれればとは思うけど,別のチームに移籍するのであれば,それどころではないだろうし,それだけが残念です。11月30日のホーム最終戦の最後の出場,その1週間後のアウェイ広島戦でのスタメン出場と,「もしや」と感じさせる起用方法だったのである程度覚悟してきましたが,これまでの功績,そして2008年入替戦ヤマハでのロスタイム直接FK,そしてJ1昇格した2010年開幕戦開始30秒での電光石火のゴールを筆頭とした記憶に残るゴール。とにかく一生懸命無尽蔵のスタミナで走り回るプレー振りは,J2からJ1に昇格しても変わりませんでした。そう考えると,2012 年に逃した優勝と昨年の天皇杯準優勝は本当に残念です。梁と一緒にJ1でのタイトルを取りたかった。

続々と大物新加入選手が発表!

 まずは川崎から名古屋にレンタル満了した赤﨑の獲得。元関東大学リーグ得点王で鹿島入り,くすぶっていながらも有望な,知名度のある選手だったので,久々にワクワクする補強。FWはハモンの去就が不明な中,献身的に3シーズン活躍してくれた石原直樹の退団が決まり,その代わりの選手となります。ただタイプはかなり違うような気がしますが,監督も変わるしスタイルは気にしなくとも。何よりも完全移籍での獲得というのが驚き。

 名古屋では21試合で5ゴール。キャリアハイは2015年鹿島での22試合7ゴールで,完全にレギュラーを取ったことはなかったようですが,ベガルタらしい目の付け所の良い補強です。

 そして,本日飛び込んできたクエンカの獲得,元バルサの選手,これも完全移籍で鳥栖から獲得とのことで,どこにそんなカネがあるの?と驚くばかり。鳥栖もサイゲームズマネーで夢を見ながら,撤退で緊縮財政に舵を切ったための放出なんでしょうが,他チームとのマネーゲーム?に勝っての獲得は本当に驚きました。28歳で選手として脂がのっている年齢。

 退団した梁や石原・大岩を含むベテラン選手の浮いた年俸を回すにしても,他にも獲得する選手もいるからどうしても足りない。

 もしかして,新スポンサーからの収入増を充てるの?チームの性格上,先行投資の名のもとに借金して選手獲得というのは,債務超過になったブランメル時代のトラウマがあるからやれるはずはないので,フロントの頑張りという面での良いニュースを期待したい。

 これらの選手をJ2しか経験したことのない木山監督がうまくチーム作りできるかというところですが,監督交代もあり,来シーズンはどのようなチームになるかという点で,ワクワクしています。マンネリ化で一般県民にアピールする要素が少なかった近年から一転しての大補強。観客動員への好影響も期待したいです。

 また,これで補強は終了ではないとのことで,残る関口やハモンの残留に期待します。永戸はあきらめたので。

 

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2019年12月17日 (火)

エアアジア中部ー仙台便 試行錯誤の末減便へ

 すったもんだしながら,今年のお盆前に就航したばかりのエアアジア仙台―中部便。

 1日2往復ながらも,中部発の最終時間が早すぎて,滞在時間が極端に短くて使いづらいとの印象でした。

エアアジア・ジャパン 中部ー仙台便8/8就航 (7/9)

 搭乗率も苦戦しているようで,エアアジア側もいろいろと試行錯誤しているのが分かります。

 1 年末年始には3往復に増便

 年末年始の11日間に限りますが,1日3往復に増便されます。特に増便分は,通常便2往復より遅い時間の1往復。

Zoubin

 中部発の帰りが14時50分発→16時45分発 と2時間滞在時間を伸ばすことができます。

 仙台発の帰りであれば,16時35分発→18時30分発と,こちらも2時間繰り下げ。

 といっても,この時期は帰省需要などが多いので,単純に便選択の選択枝が多くなるだけかもしれません。

 まぁ仙台らの需要喚起も必要ですが,宮城県及び東北に中部地方から観光客を呼び込むための交通手段としての期待も大きく,夜間駐機しているセントレアからの利用者の利便性が高いのは当然。

 1日3往復のパターンであれば,名古屋から仮に日帰りでも最大9時間滞在(手続き時間や空港への移動時間を考慮すると最大7時間程度になりますが)できるので,1泊であればそれなりに回れるし余裕を持った使い方ができます。ピーチの関空便や新千歳便をみても,3往復が使いやすい最低ラインという印象なので,恒常的に3往復が実現されると良いなと思います。

2.4,380円からの特別運賃

 搭乗率が厳しいからなのでしょうが, 最低価格をピーチ並みの5千円弱のセールを打ってきました。

 同路線を対象に、座席数限定で特別運賃で販売するスペシャルセールを実施します。販売期間は11月21日(木)正午から12月1日(日)23:59まで、対象搭乗期間は11月21日(木)から1月31日(金)までです。期間中は、片道4,380円からと、通常よりもさらにお買い得な価格での販売を行いますので、冬の観光、レジャーにお気軽にご利用ください。

■エアアジア・ジャパン スペシャルセール
 販売期間: 2019年11月21日(木)正午~12月1日(日)23:59
 搭乗期間: 2019年11月21日(木)~1月31日(金)
 セール価格: 名古屋(中部)―仙台 4,380円〜

第一弾は終了しましたが,第二弾は現在22日まで発売中です。

 同路線を対象に、座席数限定で特別運賃で販売するスペシャルセールを実施します。販売期間は12月10日(火)正午から12月22日(日)23:59まで、対象搭乗期間は12月10日(火)から3月28日(土)までです。期間中は、片道4,380円からと、通常よりもさらにお買い得な価格での販売を行いますので、冬の観光、レジャーにお気軽にご利用ください。

■名古屋(中部)―仙台線 片道運賃 7,390円〜(BIGメンバー向け/各種手数料は含みません)

■エアアジア・ジャパン スペシャルセール

 販売期間: 2019年12月10日(火)正午~12月22日(日)23:59

 搭乗期間: 2019年12月10日(火)~2020年3月28日(土)

 セール価格: 名古屋(中部)―仙台 4,380円〜

 

3.2~3月は一転減便へ

 この年末年始の増便とセールによる販促の見通しが思わしくないのでしょうか?

 2月22日から,一転年度末は何と1往復に減便となります。1往復化対象は月・木・土。

火・水・金・日は2往復のままですが,書き入れ時の週末土曜日が1往復というのは痛すぎる。それも仙台発が14時35分発と何とも行くのも帰るのも中途半端な時間。学生の卒業旅行や受験,異動など流動が激しくなるこの時期に減便というのは,他に優先的に機材を回す路線があるのか。

Genbin

 エアアジア・ジャパンの拠点であるセントレアにつながる路線が好調でないと,仙台からの第二の路線の誕生には繋がらないので(関空便が好調で,新千歳便に繋がったピーチのように。),需要喚起を図っていくしかないんでしょうが,まずはせめて夏ダイヤでは完全2往復に戻して欲しいところ。新幹線で3時間程度という鉄道が優位な距離帯でもあり,なかなか先行きは厳しそうです。

 

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2019年12月13日 (金)

アクセス鉄道 3月ダイヤ改正で7往復が4両化へ!

 本日,JRグループの翌年3月14日ダイヤ改正のプレスリリースがあり,JR東日本と相互乗り入れするアクセス線も同時に発表されました。

 全体の本数は変わりませんが,何といっても,現在の20往復に加え7往復が4両編成で運行されることになります。

 今夏のJRのプレスリリース及び報道では,

”5往復10本程度を,2020年上半期(オリンピック前)に”

とのことだったので,本数も増え,時期も早まり,JRとしてもダイヤ改正に間に合わせてきました。

 

仙台空港鉄道プレスリリースより

○日中時間帯の混雑緩和のため、14 本の列車を 2 両から 4 両へ編成両数を増やして運転し ます。

(4 両編成:現行 46 本→改正後 60 本 2 両編成:現行 40 本→改正後 26 本)

○運転本数は1日 43 往復 86 本(うち快速列車 3 往復 6 本)に変更はありません。

○今回のダイヤ改正に伴い、一部列車の時刻が変更になります

 

過去記事

アクセス鉄道の車両増備実現か? (4/4)

アクセス線 来夏増結へ (7/27)

アクセス線 土日限定で4両へ増結中 (8/4)

 空港利用客にとって朗報なのは勿論ですが,東北本線乗り入れ部分の名取駅ー仙台駅の混雑緩和にとってもありがたい。

 JRとして,1編成2両分をアクセス線に追加投入できるような準備工事が済んだとのことでしょうが,主に混むのはアクセス線部分よりはJR路線部分なので,JRが対応するのは当然なんですが,いろいろ車両数のバランスをとる必要があるなど制約が多い相互乗り入れなので,余力がない空港鉄道会社に代わって対応してくれたのは感謝です。

 増結対象列車は下記の7往復。思ったより多かったので良かったです。

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 基本的に,現在行われている土日限定増結列車(6往復)が基本で,12時台までは土日増結と対象列車はほぼ同じですが,13時以降は対象列車は多少変わっており,新たに混雑する仙台駅発16時台(22分)の増結も実現します。

 昼間時間帯の運行時間と編成数一覧はこちら。

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Ichiran1

 全日での43往復に対し約7割の30往復が4両編成での運行となりますが,上記表にある時間帯(昼間)限定では4両編成の割合は,23~24往復のうち4往復⇒11往復と約半数弱。

 今回8時台が完全に4両編成化されますが,仙台駅発では9時台から15時台の19本のうち6本が4両と,3本に1本の割合にとどまります。

 なので,昼間の増結は第一歩が始まったばかりですね。

休日限定増結の行方

 現在,2月末まで限定で,土日限定(年末年始は毎日)の6往復増結を,既存車両をフル回転して行っています。

 3月以降のうち,3月14日以降は,平日を含めた4両編成への増結が+7往復分実現するのは上記記事のとおりですが,その分自社車両を無理に回しての更なる土日増結が行われる余地があるのかどうか。

 仮に6往復分の増結が行われれば,昼間でも半分以上が4両編成となり,利用客の多い土日の混雑がさらに緩和されるので,期待したいところです。

 本来であれば,本数増も期待したいところですが,空港鉄道の累積赤字,アクセス線部分の輸送密度の低さもあり,無理は言えません。ただし,空港利用客が現在よりも1割増しの400万人に届くようになれば,昼間の完全毎時3本化は実現しないと運びきれなくなる可能性が高いので,早めの検討は行って欲しいものです。

はやぶさ3往復増発

 また,東北新幹線のはやぶさが,仙台ー東京間で3往復増発です。いくら東京―大宮間の線路容量ひっ迫が原因とはいえ,はやぶさが毎時2~3往復ある朝夕はともかく, 昼間の有効本数が毎時1本は少なすぎる現状だったので,じわじわと増やしていくというのはJR東日本の手法なので,一気に3往復増やすのは期待以上と思いました。

 今回は,仙台発が10時台,12時台,17時台の3本,東京発が7時,14時,16時台が増発されるので,便利になる!と思ったのですが,よく見ると,特に東京発の14時台,仙台以北区間延長の15時台,16時台の3本は,20分発と28分発が続行運転となるので,実質の有効本数が大きく変わる訳ではなく,指定席がとりやすくなるという効果にとどまりそうです。

 同様に,仙台駅発10時台は増発される7分発の後に21分発,30分発と概ね10分おきに3本続行し,その後は11時30分発まで1時間開くなど残念。まぁ,午後からの会議などに間に合わせられる需要が高い時間帯に頻発させるという狙いは分かりますけどね。

 仙台駅12時57分発の増発は1時間毎が概ね30分毎になるので,ここは純粋に使いやすくなります。

常磐線全線復旧の情報は。。。

最も注目されていた,常磐線全線復旧と,仙台―首都圏間の直通特急運行再開については,今回のJR東日本プレスリリースには間に合いませんでした。

常磐線特急 仙台―東京直通復活へ (7/6)

 予想は↑の過去記事参照で,仙台―首都圏が震災前と同じ4往復で復活と信じていますが,3月末復旧とのことで,仙石線復旧時は1か月前,常磐線北部の復旧時には2か月前のダイヤ発表でしたので,細部の詰めも含めると,年明けで遅くとも1月中には発表になると予想しています。

 その他の詳細は,JR東日本仙台支社のダイヤ改正プレスリリースをご覧ください。

 

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県の公共施設の立地 仙台市を無視して良いの?

 県民会館の移転新築地に続いて,県美術館も急遽移転する前提で話が進められている,宮城野原の国立医療センター跡地。

 県議会では,単なるハコものとして美術館移転の必要性を説明するだけで,「具体的にはまだ何も決まっていない。これから」と村井知事がはぐらかす一方,仙台市からの申し入れにはにべもない態度。

 今日の有識者会議最終回でも,御用委員の方々から異論は出ず,着々と既成事実化が進められています。

 非常に違和感を感じるのは,「県の施設を県有地に作る(移す)からって,基礎自治体の仙台市を無視して良いの?」ということ。

 基礎自治体の意見って大事じゃない?そもそも宮城県民の半分近くは仙台市民。その県民である仙台市民の意見を無視して進んで誰のためになるのでしょうか。

宮城県の方針案、仙台市のまちづくり翻弄 県民会館と県美術館集約で都心再生構想に狂い

仙台市青葉区の東京エレクトロンホール宮城(県民会館)と県美術館を宮城野区に移転、集約する県の方針案を巡り、市の都心まちづくりが揺れている。JR仙台駅西側に重点を置き、定禅寺通や青葉通を軸に再整備を誘導するが、県の方針案が現実になれば駅東側に一大文化ゾーンができ、都心再生の青写真にも狂いが生じる。県主導で突如浮上した新たなまちづくりに、市は翻弄(ほんろう)されている。

 「にぎわいを形成する地域と歴史的、文化的に重要な区域から文化施設がなくなる。まちづくりにすごく影響がある」。郡和子市長は11月26日の定例記者会見で、唐突に示された集約案に動揺を隠さなかった。
 県民会館はシンボルロードの定禅寺通にあり、県美術館は青葉山の文教ゾーンに立つ。二つの施設を仙台医療センター跡地に集約する県の方針案は、立地場所の姿を一変させるだけでなく、駅西側の集客力の一部を3、4キロ離れた駅東側に移し替える意味も持つ。
 「西と東でバランスよく人が流れる。市にとってもマイナスではない」。村井嘉浩知事は前日の定例記者会見で、まちづくりへの貢献を強調したが、郡市長は「それも一つの考え方」と理解を示しつつ、歓迎とは言い難い表情を浮かべた。

Map1
 市の都心まちづくりは長年、旧城下町の駅西側を中心に展開する。2017年には定禅寺通活性化室を設置。市役所本庁舎の建て替えを機に一番町、勾当台エリアの集客力を高めるべく、通りに憩いの空間をつくる社会実験に取り組む。
 今年10月に始動した「都心再構築プロジェクト」も主な舞台は駅西側。青葉通を軸とする都市再生緊急整備地域(約79万平方メートル)を対象に、老朽ビルの建て替えや高機能オフィスの整備を誘導する。市の音楽ホール構想も延長線上にある。
 県の集約案は、こうしたまちづくりの「西高東低」に一石を投じる。東西の均衡ある発展に期待する声が上がる半面、保守系市議は「コンパクトシティーの範囲が広がる」と懸念する。
 市は県民会館が移転した場合の跡地利用にも関心を寄せる。郡市長は11月22日、県庁で村井知事と会談。跡地はまちづくりを左右するとして「活用に関わらせてほしい」と申し入れたが、知事に「タイミングが来たら」とはぐらかされた。
 次回のトップ会談は来年1月に公開で行われる。市のまちづくりが転換点に立つかどうかは、もはや知事の決断次第。市幹部は「従来通り、県民会館と県美術館は市にとって重要な場所と伝える以外にない」と手詰まり感を打ち明ける。

 市の街づくりに勝手に手を突っ込んで,上から目線で「移転が仙台市にとってマイナスではない」と言い切って良いのでしょうか。

 これは政令市の仙台市が相手だからなのでしょうか。その他の県有施設の立地について,あのグランディ21(宮スタ,総合体育館,プール)を利府町に,宮城県図書館と宮城大学も仙台市と大和町の境目に建設した時の意思決定や地元との調整過程は30年前の話なので分かりませんが,最近だと,石巻や気仙沼の県合同庁舎がともに内陸に移転しました。

気仙沼では

 気仙沼合同庁舎は海っぷちにあり,震災でまともに津波被害に遭ったので移転させるしかありませんでした。市内にはまとまった土地がないために,気高と統合された内陸の旧鼎が浦高校跡地に気仙沼警察署とともに移転され,これは防災対策上やむを得なかったんでしょう。

 その気仙沼市は,市役所の立地場所について,現在の八日町と田中の旧市立病院跡地の2択という選択肢から,「市立病院跡地」が有識者会議で選定されました。

Kesennumap

 まちづくり上では,当然現在観光施設の復旧を進めている内湾地区が復興途上ということから,気仙沼の中心地に隣接する八日町に新築するのが,分庁舎として使用している再開発ビル”ワンテン”も活用できるなど好ましかったとは個人的に思いますが,気仙沼自体の実質的な商業的な中心部は田中前付近に移っており,小規模の郊外型店や飲食店がこの近辺に集中し,「ここに行けば困らない」エリアになっている関係上, 現状に追随することになりながらも,これは気仙沼市の判断として尊重せざるを得ない。現位置だと駐車場確保も建替え時の仮庁舎の確保も難しい面もあり。

石巻では

 一方,石巻合同庁舎は,もともと石巻駅北側の南中里にありながら震災前から老朽化が進んでおり,中里バイパス北側の消防署隣接地に移転地を確保していながら,震災で旧合庁の1階部分が津波浸水被害に遭った結果,一大郊外商業地となった”蛇田”に隣接かつ震災の集団移転地及び災害公営住宅建設地となった「あゆみ野」地区に急遽移転されました。

 この県石巻合同庁舎が市街地から離れた反面,先日1階へのイオン出店が発表された石巻市役所は石巻駅前で中心市街地のど真ん中。その隣接地に石巻市立病院を移転させたり,中心商店街への災害公営住宅の整備誘導など,中心市街地活性化に苦心している市の方向性と逆のことを県がやってしまったような感想ですが,これも市の意見をどの程度反映させた判断だったのでしょうか。

(2015/2/8JR仙石線「石巻あゆみ野駅」来春開設 より引用)

 県の合同庁舎も、思わぬ大きな津波被害を受け孤立した経験を踏まえてなのでしょうが、予定していた消防署横の移転計画を撤回し、結果的には旧市街地を見捨て蛇田新市街地へ移転との形に。

 石巻市は石巻駅周辺に市役所、市立病院を集約させ、商店街を含めての再興・居住者の増加を模索していながらも、(市と協議をしたとはいえ)県が蛇田に合同庁舎を移転してしまえば、夜の飲み屋への影響も含め、結構痛いのではないかと。

 万が一の津波被害のことを考えるのは必要とはいえ、高床式にするとか、やりようはあるし、市町村の取り組みと整合性が図られていない感があります。

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 そこに,今回の県民会館と美術館移転。県は地元自治体のためにあるべきと思うのですが,市のまちづくりを上から目線で否定し,邪魔するのが県の役目なのでしょうか。

 過去にグランディ,図書館,宮城大学など郊外化を率先し,仙台市の街づくりに悪影響を及ぼした反省がなく,今回も仙台市が「西口を重視した街づくりを進めている」「文教地区は守りたい」と言っているのをはぐらかして,県有地であることを理由にして,公共施設の効率化を”錦の御旗”に,一方的に宮城野原に県有施設を集めることが”是”とされるものなのか。

 自分の問題意識のスタートは,「環境の良い県美術館,及びあの建物を守りたい」だったのですが,まちづくりの観点から,そもそもの移転検討プロセス自体に大きな疑問を感じるようになってきました。

宮城県美術館 宮城野原に移転? (11/16)

宮城県美術館 宮城野原移転の続報 (11/19)

 仙台市としても,東口(榴岡)の開発は,仙台駅の両側に都市機能を集める点から悪いものではないけれど,その東口から2KMも離れた場所に拠点施設を集めても,その間の連続性が保たれるわけがなく,それを求める必要もない。

 仙台市として,西口の都心以外に,都市計画上で「泉中央,長町,青葉山,仙台港背後地」など,拠点整備地区を定めているのに,それに含まれないエリアに勝手に拠点施設を集められるのは無力感以上の何物でもない。でも,下手に文句を言うと,需要面でありえないけど「仙台市外に作るよ」と言われかねない仙台市の立場は絶対的に弱い。国が県にやっていることを,県が市町村に対してやっているように感じるのは気のせい?

 過去のバブル期とは知事が違っても,やっていることの根っこは変わらないというのが,ものすごく不思議です。

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2019年12月12日 (木)

石巻市役所1階にイオン出店

 震災で浸水したり,その後の撤退で,市中心部がフードデザート(food desert )化し,中心部商店街で食料品が手に入りづらい状態になっていたのが,ようやく解消されそうですが,手を結ぶのは,そのきっかけを作ったイオングループ。でも,これがイオンの戦略の王道。

石巻市、イオンと出店合意 市庁舎1階に来春開業

 イオンリテール(千葉市)と宮城県石巻市は2日、市役所1階の商業スペースの出店合意書を取り交わした。同社は薬局併設型のスーパーを開業する計画で、来春の開業を目指す。
 市によると、店舗面積は共用部を含め約3500平方メートル、契約期間は10年程度を見込む。以前入居していたスーパー「エスタ」と同規模になる見通し。
 同社東北カンパニーの辻雅信支社長は市役所で記者会見し、店内で飲食できる80~100席程度のイートインコーナーを直営で設ける構想を示した。商業スペースをほぼ借り切り、テナントを受け入れる。かつて出店していた一部事業者と交渉を進めている。
 辻支社長は「地域のさらなる発展と暮らしの向上に寄与していきたい」と意欲を見せた。同席した亀山市長は「石巻の玄関口にふさわしい便利で魅力的な店舗にしてほしい。市としても最大限の支援と協力をする」と述べた。
 市役所1階は2017年5月にエスタが撤退して以降、核テナントの不在が続いた(12/3河北)。

 この市役所の建物は,言わずと知れた,旧さくら野百貨店石巻店。かつてはこの場所にデパ地下ならぬデパイチがありましたが,今や単一エリアとしては仙台市内をも超える,県内随一の郊外型店の集積地の先鞭をつけたイオンモール石巻の出店により,閉鎖に追い込まれた過去が。

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  もはや,震災の被害でメインストリートは最寄り品を買えるような場所ではなくなり,スーパーマーケットは西側と線路北側(中里バイパス付近)には地元や大手スーパー(ウジエ,ヨーク,あいのや)が存在しますが,付近の高齢者が歩いていくのはギリギリ。自転車で何とかという場所。

 

 そもそも,石巻駅前という昔としてはデパートもあった好立地で,その上は市役所があり,数百人の市職員が勤務。市立病院も隣接地に移転新築するなど,人の流れはない訳ではないけど,クルマを持つ世帯は蛇田ならずとも周辺のスーパーやドラッグストアを利用する訳で,この立地は逆に駐車場の利用しずらさやテナント料の高さで,出店しずらい場所になってしまっているのは,中小都市に共通するところ。

 その場所に,市の必死の誘致の結果,イオンリテールが出店するとのことで,自社グループで空洞化させた中心市街地に出店して,独占商売できるうえに感謝されるという,イオン商法全開です。

 このような手法は,仙台市内でも郊外に大型店を出店し,既存商店街を衰退させてから,イオンエクスプレスを出店という,外も中も制覇という戦略そのもの。

 石巻も,蛇田(イオンモール石巻)と渡波(イオンスーパーセンター)で東西を抑え,石巻駅前の出店で市街地をカバーする戦略は流石の一言。

 まぁ,この立地は,2年以上も空き状態が続いたとのことで,決して儲かる立地ではないのを承知で,地域貢献の意味合いで出店する面もあるんでしょう。一応,周辺は災害公営住宅の整備などで,人口は若干戻りつつあるところ。

 周辺住民+市役所職員の昼食(弁当需要)+帰りの買い物需要+観光客のお土産購入 

など儲からないにせよ,それなりに最低限の集客はできそうです。まぁ,損して得取れ精神で,少しは地域に貢献してもらわないと。

 いつまで続くかはわかりませんが,10年位は何とかやってほしいもの。

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2019年12月11日 (水)

ベガルタ仙台新監督に木山氏就任へ

 動きが早いですね。続投記事豪快に外した報知が先陣を切って,河北まできたらまぁ間違いない。その前に,木山監督の山形退任報道もあり,一連の動きがつながり過ぎ。

 まぁさっさと決めなければ,来シーズンに向けて置いて行かれるし,感想としては,ベガルタにしては無難な監督を選んだなぁと。ただ,無難すぎてサプライズはない。もちろん,妙なサプライズはいらないので,安定感はあるだろうけど。

ベガルタ仙台新監督に木山氏 今季J2山形で指揮

 サッカーJ1仙台の新監督に今季までJ2山形の監督を務めた木山隆之氏(47)が就任することが11日、分かった。約6年間指揮を執った渡辺晋監督(46)から人事を刷新し、来季の上位進出を目指す。
 兵庫県出身の木山氏は筑波大からG大阪、札幌、J2水戸でDFとしてプレー。引退後は2008年の水戸を皮切りにJ2千葉、J2愛媛の監督を経て、17年に山形の監督に就任。今季はJ2リーグ6位でJ1参入プレーオフに進出したが、2回戦でJ2徳島に敗れて5年ぶりの昇格を逃した。
 渡辺監督は17年のYBCルヴァン・カップベスト4や昨季の天皇杯準優勝など実績を残したが、リーグ戦では低迷。今季は10季連続のJ1残留を果たしたが11位に終った。クラブ側は就任後、一度も1桁順位を達成できなかった結果を重く見て、今季限りの退任が決まった(12/11河北)。

 監督や選手の年俸を上げたりする余地がない位の経営規模の停滞の中で,下位カテゴリーからだから渡辺監督よりも安く,それなりに安定した実績が見込める(希望的観測)の,監督をセレクション。お隣J2山形からの引き抜きで,そもそも仙台に住みながら山形通っていたという話もあるので,引っ越さなくて済む。仙台の雰囲気は”街”も”チーム”も”サポーター”も十分わかっている意味で,入りやすい面は当然あります。

 ただ,監督としての実績は,最高がJ2の5位,ただし,山形時代に天皇杯ベスト4(仙台に敗れる)があった位で,山形,愛媛,水戸と,(JEF千葉以外は)資金力に乏しいクラブを率いて,J2でそこそこの実績を上げたことは評価できるけど,J1で通用する監督かは未知数。

 渡辺監督をやめさせて,無難な良くて残留争いだろうなぁという地味な監督を据えるというのが,社長及びフロントの考えが分かりますが,もちろん誰でもJ1初めての時はあるので,淡々と見守っていきます。少なくとも悪い監督ではないので。監督を安く済ませる分,選手の残留や新規獲得に力を入れて下さいよ。

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2019年12月10日 (火)

ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その3 ~やはり。。。渡辺監督退任後のビジョンは?~

 今朝飛び込んできた(昨日早く寝たため。。。)渡辺監督退任のニュース。

 フロントと監督の考え方にズレがあるのは,ホーム最終戦後監督インタビューでの辛辣な問題提起で明らかになっていましたが,報道,特に河北のトーンをみるからには,”解任”に近い退任ということ。あえて,こんな失礼な表現を使うのは,河北がどっち寄りなのかが分かる。

 今回の監督の退任の味方については両面があり,

 〇渡辺監督の限界

 ◉フロントの怠慢

両方の見方ができるけど,この2つは連携していて

「フロントの怠慢」の状況が「渡辺監督の限界」を引き起こした

 ということなんだろうな。

◉フロントの怠慢

<漫然としたチケット販売>

 前回記事では,低迷する観客動員について取り上げましたが,新社長になって,今シーズンはJリーグチケット(スマホQRコードチケット発券)を用いた割引チケットを多用していました。勾当台公園などでチラシを配ったり,メールでの販促,団体単位というのもありました。

 まだこのような取り組みは始まったばかりなので,その結果を踏まえて来シーズンはどのように戦略を練り直すかがカギなのでしょうが,今シーズンは正直,バラマキ以外の何物でもなかったような。特に6月の3連戦はなりふり構わず,1000円チケットやルバン決勝T名古屋戦は無料チケット発券なんてことまでやっていましたが,それでもリーグ戦2試合は1.2万人程度。

 常連客が格安チケットを通常チケットの代わりにしては,単なる減収要因。

 ドリンクやフードとセットのチケットはあったかなと思うけど,ガラガラのSバック南側などを使った家族連れ向けの割引企画チケットとか,集客率が弱いエリアを埋める努力,飲食の売り上げを上げる努力など,感覚的ではなく,データ分析により攻め処・改善点はあるのでは。

 楽天イーグルスのようにデータを集めるためにガチガチキャッシュレス化するなど,営利主義でやり過ぎるのは反面教師ながらも,あまりにどんぶり勘定過ぎるのもね。

 そもそもホームゲームの間隔の不均等ぶり(2週連続がある反面1か月おきもある)はJリーグ当局に配慮を求めたいところです。

 また,大入り試合で勝てなかったというのが ,ホームで大きく勝ち越したのに印象が薄い原因なのでしょうね。

<スポンサー収入の低迷>

 J1初昇格時は入場料収入割合の高さが目立っていましたが,今は入場料収入も低迷しており,その分はDAZNマネーとスポンサー収入で何とかしなければという状況。DAZNマネーは各チームの資金力を基本は平等に底上げするものであり,あとはどれだけユニフォームスポンサーを中心に協賛金・広告料収入を集めるかというところ。

 ベガルタは,地域密着型チームとして,小口をたくさん集めるという手法を重視してきたのかもしれないが,やはり大口スポンサーを集めてナンボの世界。また現在の大口スポンサーの協力でもっと出してもらう。それを納得させるためには,魅力のある選手を集め,アピールできるサッカーのビジョンを示すなど,好循環を続けなければならない。

 しかし,ベガルタの経営主体は第3セクターで,関係者もとい役員がやたらめったら多く,「船頭多くして船山に上る」状態になっています。

 もちろん,多くの関係企業が少しずつ株や広告料を持ち合って,地域の共通の財産としてプロスポーツチームを成り立たせるというのは,立ち上げ時期としては理想的な体制だったかもしれませんが,各チームの経営規模が拡大していくなか,完全に取り残されている今,はっきり言って時代遅れの経営形態になりつつあります。

 そうはいっても,せめて,民間の”まっとうな”経営感覚を持っていた東北リコー出身,白幡社長級の人材が就任してくれるのであればいいのですが,地元マスコミでのたらい回し状態になってから,チームの停滞感が半端ない。河北の次はミヤテレ。。。せめて竹鼻さん(前,フロントに入っていましたが),三雲さんのような,サッカーに詳しい方を送り込んでくれよと。単なる天下りで務まるポジションではないんだから。

 チームの性格が異なるとはいえ,札幌や長崎,またJ1参入プレーオフで惜しくも敗れた山形の社長など,社長が目指すビジョンをしっかりと示しているチームは,成績もチームの経営規模も上向きなのは当然。

 ベガルタの現社長は,いったい何を考えて,どこを目指しているんでしょう?

 鳥栖のように地元出身の成功経営者にアプローチしてスポンサーになってもらうというのは,撤退された時の反動は大きかったですが,その間のチーム及びスタジアムに対する投資が行われたり,トーレスというビックネームを獲得して,チームの知名度を上げるなど,チームとして一回り大きくなるための資産は十分に残せたのでしょう。

 あと,ベガルタの聖域は,現胸スポ?ここに遠慮してなのか,大口スポンサーの獲得ができない状況というのもあるのでしょう。本当に感謝はしていますが,チームのことを考えるのであれば,ここに競争原理を導入して,新規参入が可能なようなシステムにしないと。

 経営規模の拡大がないと,毎年のように育てた選手をあっという間にさらわれてしまう。さらわれないような給料払い,複数年契約を結ぶためには,資金力がモノをいうのであって,観客動員も経営規模や選手人件費もワースト3。毎年残留争い。フロントのビジョンは見えない。”東北のために”という大義名分も薄れ,繋ぎとめることができなくなってからの流出度合いがものすごい。もちろん,他のチームが経営規模を拡大し積極補強に転じているということで,相対的にボロ負けしている状況。

〇渡辺監督の限界

 2014年開幕直後の今年並みの逆噴射スタートで,前監督のアーノルドが解任され,火中の栗を拾わされたことから始まり,ほぼ丸6シーズン采配を振るったわけですが,上記のようなフロントの状況があり, 監督のビジョンはあっても,中心選手が毎年引き抜かれ,旬を過ぎた安い選手を獲得してきて再生しての繰り返し,本当に頑張ったと思いますが,無力感を感じますね。

 以下,ホーム最終戦後の渡辺監督の率直なコメント。本当に,チームのことを誰よりも考えているのが分かります。

 ゲームの方は、大方予想の範囲内というか、大分さんにボールを持たせて、我々がカウンターで出ていくという構図が90分間続いていたのかな、と思います。勝負に徹して、非常にハードワークして、タフにやり切ってくれた選手たちは、本当に素晴らしいです。本当に、素晴らしい。

 でも、私の個人的な感情を言わせてもらうと、何かまた、仙台のサッカーが、元に戻ってしまったというか、これまでに積み上げてきたものが、なかなか今年発揮させることができなくて、複雑な感情です。


 25周年という素晴らしい記念の年に、花を添えるような成績を残すことはできなかったのですが、次の25周年を迎えるにあたって、ベガルタ仙台はどのような道を進むのか、というものは本気でみんなが考えると、また1年1年、同じことを繰り返して時が流れていくだけなのかなと思います。

 

 J1残留ということを、シーズンの途中で我々の最低限のミッションにしなければいけなかったというものは、非常に残念なシーズンでした。でも、我々みたいなクラブが10年間J1にい続けられるというのは、見方を変えれば素晴らしいことだと。でもその方法論として、どうやってJ1に残っていきますか、ではどうやってこれからJ1の上位を目指していきますか、そういうものを考えたときには、私の中では、何か時計の針が戻ってしまった感覚が、すごくあります

 いろいろな見方があると思いますけれども、私も長くこのクラブに携わらせてもらっているので、やはりいろいろなことを考えるのです。そう考えたときには、毎年毎年、こうやって1年1年、切った張ったでやっていく中で、残留し続けることが、本当にこのクラブにとっていいことなのか、そういうものは本当にみんなで考えなければいけないと思います。

 監督としても,志半ばでの退任は無念でしょうが,このフロントの元で来年続けても同じことの繰り返しになれば良しで,無念にも降格になり解任されることも十分あり得るので,この段階でのお別れは監督とサポーターそれぞれにとって良かったのかなと。

渡辺監督頼みからの脱却

 当然,監督交代は劇薬です。現時点で,後任が決まっていないというのは,来シーズン目指すサッカーを選手にもサポーターにも提示できないこととなり,選手との残留交渉,選手獲得にも後れを取ることになるので,早めに決めてもらわないといけませんが,これまで低予算で何とかやりくりしていたのは,渡辺監督が居たからだということに改めて気づくでしょうし,J2に6年も沈みながら,その後J1に10年も残り続けることの大変さも。そこからフロントも変わらなければならない。遅かれ早かれこの時期は必要だったと思うしかない。 

 この低予算,このフロントの中で引き受けるこのチームを「劇的に変えることのできる監督」がいるのかどうか半信半疑ですし,下手したら,「都並」のような新人を押し付けられたり,行き当たりばったりで 他のチームをクビになった監督の中からオファーを出したりということがありえそうで,決してフロントを信頼はしていませんが,20年以上応援し続けているこのチームを見捨てられません。

 ひとまず,シマオとスウォビィクが残留となったので,あとは引き抜かれる可能性があるのは永戸位でしょうし,あとはこの動向を見守ります。 ドキドキしっぱなしでしょうが。

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2019年12月 9日 (月)

ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その2 ~停滞する観客動員~

 さて,昨日の続きです。

ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その1 (12/7)

 早速,最も危惧していた永戸の流出の報道が出てきました。15年ぶりに優勝を飾ったマリノスが有力とか。容赦ないよなぁ。スウォビクはまだ半年だから契約を考えるとないでしょうが,シマオマテはさっそく目をつけられてもおかしくない。

 「東北・被災地の希望に」とか「熱いサポーターのために」とか,これまで有効だった残留に向けての殺し文句が軒並み色あせている現在。

 さすがに震災から間もなく9年を迎え,全国各地で大きな災害が起こり,その宮城でも台風被害が起こったこのご時世で,震災云々に頼るのではなく,次のステップに踏み出さなければいけない時期。

 また,「熱いサポーター」。。。正直,この言葉も恥ずかしくなるような状況になっているような。

観客動員はJ1ワースト3

 近年のJ1リーグ戦は1試合平均15000人前後をさまよっている状況で,それほど落ちている訳ではないにせよ,J1全体がここ数年で平均2千人程度入場者数が増え,今年は様々なマイナス要素をはねのけて,最終盤の盛り上げりもあり,初めて1試合平均が2万人を超える快挙となったことを考えると,ベガルタの停滞ぶりが目に余る状況です。2017年は13位から,今年は16位にダウン。何とワースト3!観客動員数で昇格降格が決まるのであれば,入替戦ポジションです。

 今年の全体のマイナス要素としては,何といってもラグビーワールドカップの影響。

 ライバル競技の一大イベントに客を取られるという次元が低い話ではなく,物理的にスタジアムを明け渡し収容人員の低いサブスタジアムでの試合を強いられたのが,札幌(ドーム⇒厚別),横浜FM(日産⇒三ッ沢),大分(ドーム⇒大分陸),名古屋(豊田⇒瑞穂)。札幌と名古屋はもともと併用していたとはいえ,開催時期には問答無用での明け渡しを強いられたり,アウェイ優先開催となっています。

 その最たるものとして,FC東京は,リーグ戦で使えるサブスタジアムがなく,やむを得ずに前半戦にホーム集中開催した結果,3か月以上,アウェイ8連戦という阪神を上回る死のロードが堪えたのかは知りませんが,独走していた前半の勢いが失速し,マリノスに優勝を奪われてしまいました。

 なのに,昇格の大分は昇格バブルと好成績で当然にしても,他のチームの観客動員は,軒並み昨年よりもアップしているのに,ベガルタは優勝争いをした2012年の翌年から1万5千人前後をさまよっているのみ。

 下にいるのは,パワハラ騒動で揺れた湘南,某宮スタ並みのアクセスのエディオンスタで頑張っている広島だけで,広島は今市中心部の中央公園で検討されているサッカー専用スタジアム計画で化けることを考えると,確実に5年後には抜かれてしまう。

 来年昇格する柏,横浜FCの観客動員数はベガルタよりは下だし,12位の大分~16位の仙台は団子であることを踏まえても,下を見て危機感を感じなければならない状況ではある。

2019J1リーグ平均観客動員数
順位 クラブ名 入場者数
1 浦和 34,184 人
2 FC東京 31,540 人
3 G大阪 27,708 人
4 名古屋 27,612 人
5 横浜FM 27,010 人
6 川崎F 23,272 人
7 C大阪 21,518 人
8 神戸 21,491 人
9 鹿島 20,569 人
10 札幌 18,768 人
11 松本 17,416 人
12 大分 15,347 人
13 磐田 15,277 人
14 鳥栖 15,050 人
15 清水 15,043 人
16 仙台 14,971 人
17 広島 13,886 人
18 湘南 12,848 人
平均 20,751 人

今シーズンの傾向を考察

今年は開幕戦の浦和戦も昨年天皇杯決勝のリベンジを煽り,神戸特需+震災こじつけマッチディでユアスタ過去最高の観客動員数を記録するなど,ブーストでの開幕ダッシュの反動がものすごかったのは,開幕5戦勝ちなしの衝撃もあったのでしょうが,開幕後~GW前の時期で1万人強の入場者数というのは例年だとせいぜい1.2~1.4万人というところから,雪の影響はあったとはいえ,かなりの衝撃でした。

 試合日程などは,チームの一存では何ともならないところがあるんでしょうが,意図的な煽り設定は気分が悪い。

3.11の震災こじつけ日程(鹿島or神戸)はいい加減にやめて欲しい。

 ホーム開幕も,J1全体のバランスからであれば,ドームの札幌で開幕させて,仙台は2戦目でもいいはず。過去に札幌ドーム開幕はやっているので芝の問題も不可能ではない。たまには,最後をホームで終わらせてほしい。

 その他,思うところとして,

 〇GW試合がドル箱ではなくなっている

  ~楽天に限らずどこも超満員なのに,1.6万人ってヤバイよね。一般市民の選択肢から外れているような。

 〇気候の良い5月は運動会・行楽シーズンで動員減

  ~中旬の広島戦でも1.2万人。 例年の運動会シーズン(5月下旬)を外しても,この時期はやっぱ低調。

 〇梅雨寒の6月にホームゲーム集中(ルバン含んで4試合)で共倒れ

  ~6月下旬に1週間で3試合はイジメかと。QR激安チケット乱発も,正規購入者にとっては不快。

 〇大入り試合(黄色)勝利なしで,リピーター獲得できず

  ~強い・相性が悪い相手が多いとはいえ,もったいなかった。

 〇秋の松本戦後のOBイベントなど,努力は感じられました。

 〇最終戦で1.3万人って,フロント何やっているの?

  ~社長が気を利かせてミヤテレに生中継させたのが裏目では?

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 もはや,最先端のユアテックスタジアム開場から22年が過ぎ,球技専用の劇場型スタジアムというだけでは仙台市民にとっては当たり前になり,改めて行こうと思わせることができない空間になっています。

 Wi-Fiなんて当たり前。リボンビジョンも当たり前。もはやスクリーンも決して大きくはない。ドリンクの売り上げを増やしたければカップホルダーつけてくれた方がよっぽどありがたい。など,ニーズとずれている感があります。

 観客動員も毎試合超満員という,J1に上がったばかりのバブルを再現させることは無理なので,現実的なラインとしては平均1.6万人をめざしてというところか。

 ホーム開幕戦・最終戦,強豪相手などの試合は満員を目指し,春先の気候が厳しいシーズンでも1.3万人を底として,その他は今秋の動員数1.5~6万人程度をコンスタントに集めて行けば,それほど無理な数字ではない。

 そのために,新しい観客を集めていく必要があり,来シーズンからの応援の中心がサポ自バックに集約されることはいいニュースだと思いました。

 というのも,サポ自と比べて値段が高い(とはいえ本来は指定席の場所であり,比べて千円程度安い)サポ自バックが空席が目立つようでは,チームとして何のためにサポーターのために便宜を図っているのか分からず,収益にも悪影響なので,まず”ここ”を埋める努力をするのは大賛成。

 最近のサポ自バックの応援は,正直全く迫力なく,単に立っているだけも多い。サポーターの高齢化とかマンネリ化とか,自分にも心当たりあるけど,せめて中心部の密度は上げて,応援の迫力を上げて行かないととは思う。

 で,本来の目的は,サポ自に余裕を持たせて,新しい観客,特に家族連れがせめて1時間前で続きで3~4席を確保しやすいような状態がないと,結構試合前にうろうろして,結局最後列に立ち見で試合どころではなく,「もう来ない」となってしまうことを避けるために。

 1.5万人程度の入りで,サポ自が1000枚以上余っていても,何で空席がないんでしょう?というのは過剰な席取りのためなんだよね。席確保のための呼びかけ運動も一時期やっていたけど,気持ちよく観戦してもらうために,より考慮する必要があるかと。

幻のスタジアムの増席計画の復活を

 J1再昇格時の奥山市長時代に構想があった,両ゴール裏の増席計画。震災や観客動員の伸び悩みもあり,お蔵入りしてしまいましたが,観客動員を増やすためには,やはり必要ではと思い始めました。

 というのも,各チームのスタジアムのキャパシティを見ると,2万人以下のスタジアムだけを使用しているのは,入替戦を戦う湘南位。松本や清水でも2万人超,鳥栖でさえ2.4万人。降格した磐田は1.7万人だけどただし大一番はエコパを使用可能。 

 年間の観客動員推移をみていると,やはり大一番など動員が見込める試合で稼いている部分もあることで,せめて,キャパシティが2.2万人程度になると,増席部分を使用して誘客もしやすくなるかなと。

 観客動員は,スポンサー収入と並び収益の柱であるので,J1各チームの収益規模の拡大の流れに置いて行かれないためにも,仙台市としても最低限のサポートは必要ではと。

 増席部分は,ゴール裏最前列になるので,正直フラット過ぎて試合は見ずらいかもしれないが,その分家族やグループ用のテーブル付きのボックス席みたいなのを設置して,新たな需要を呼び込む種にすることも。そのためには,スタジアムの指定管理をベガルタに任せることも必要ではと思います。外郭団体の存在は承知の上で。

2万人が境目

 というのも,今シーズンのチーム毎の平均観客動員をみると,2万人以上が鹿島までの9チーム。この9チームが全て3大都市圏のチームであり,2万人以下の9チームのうち,湘南以外は3大都市圏以外の地方チーム。

 そして,ある程度,チームの財政規模や順位とも比例するところはあり,地方チームが生き残っていくためには,2万人を目標にしていく必要り,そのために,収容人員が2万人以下では,その水準を目指すことができないためです。

 うち,札幌は,ドームの収容人員を活かして,日ハムとの兼ね合いや使用料の問題もあり厚別を併用しながらも昇格後ここ3年間1.8万人超と,平均2万人を射程に置いている状況。仙台は同じ地方拠点都市のチームとして,まずはあっという間に追い越された札幌の水準を目指さなければならない。

 もちろん,この観客動員を増やすためには,チームの魅力を増やす,フロントの意識改革が必要ということは大前提です。

 続投するか分かりませんが,課題は渡辺監督のホーム最終戦でのコメントに尽きるとは思います。本当にこのチームの行く末を本気で考えて行かないと,J1に居ればいいというだけでは,確実に取り残されていきます。

 次回は,この点を含めて記事にする予定です。

 

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2019年12月 7日 (土)

ベガルタ 2019シーズン終了に思うこと その1

 今日のアウェイ広島戦で,ベガルタ仙台の今シーズンが終了しました。

 

予定調和の最終戦敗戦

 最終戦は,期待できないだろうなぁと思っていましたが,

その理由としては,

〇2012年以降は最終戦に全く勝っていないこと。

〇残留を決めて気が抜けることが予想されたこと。

〇勝ち負けに関わらず,順位が11位に確定済

〇関口と蜂須賀の離脱

 と,良い要素が皆無。当然,相手の広島もホーム最終戦で気合が入っているだろうけど,案の定始終押し込まれ,辛うじて引き分けを期待するも,レアンドロ・ペレイラの弾丸ミドルシュートがシマオマテに触れてコースが変わり,スォビクも取れずに失点。その後チャンスらしいチャンスも1回のみで,そのまま終了でした。

 もちろん,最終戦まで残留決定を持ち越すことになっていれば大変ことになっていたので,J1に復帰した2010年から数えて,11年目のJ1のシーズンを迎えることができるのは嬉しいことです。

 でも,震災ドーピング?で上位に進出した2011,2012シーズン以外は,毎年のように決まりきった残留争いを繰り返していること,悪い意味で結果が予想できる,良い意味でのサプライズがない,応援しがいを感じづらい状況になっていることを感じます。 

 サプライズといえば,昨年の西村のように粘り強く使って,代表入りが期待できるような成績をちょっと残したら,物分かり良く海外にホイホイ安値で渡してしまい,時期的に戦力補充もできず結局下位低迷という,経営陣のセンスに疑問符を付けざるを得ないこともありました。今年のシュミットダニエルの移籍にあたっては学習したのか代わりに獲得したスウォビクが当たりだったので,これは却ってよかったけれど,今後も同じようなことが続くとしても,引き抜かれるばかりで「物分かりの良いチーム」になってしまっては,応援する気がなくなってしまいます。

 今のベガルタと同じような状況を続けると,あるチームのように結局J2に落ちてしまい,這い上がれない状況になりそうで怖い。

アルビレックス新潟のように。。。 

それは,2年前のシーズンに,14シーズン守り続けたJ1の座から滑り落ちたアルビレックス新潟を連想させるからです。

 新潟は,ベガルタがJ2に降格した2004年にJ1に昇格し,一時期は一桁順位を記録したり,観客動員も4万2千人弱収容のビックスワンを武器にタダ券乱発と言われながらも平均4万人を記録するなど,Jリーグに旋風を巻き起こしたことがあり,降格した2017シーズンでも平均2万人を超える観客動員を続けてきました。

 資金的にも恵まれないと言われながらも,県としては宮城県に匹敵する人口を数え,プロスポーツはバスケットやBCリーグを含めアルビレックスグループが運営しているという,仙台のように野球,サッカー,バスケットがバラバラの運営で競合しているのと比べると,オール新潟を旗印に頑張っていましたが,発掘した外国人(エジミウソン,マルシオ・リシャルデス,レオシルバなど)が 浦和や鹿島などのビッククラブに引き抜かれることが度々あり,それを絶妙のスカウト能力で穴埋めして何とか降格の危機を何度も回避し「新潟の奇跡」と言われた年もありましたが,最後に力尽きたというところでした。 

 同じように,かつて奇跡の残留を成し遂げたチームは2008年の千葉が有名ですが,結局はJ2に降格し,特に千葉はベガルタと入れ替わりの降格だったので,J2の11シーズン目となってしまいました。磐田も,2008年のベガルタが及ばなかった伝説の入替戦,2018年の東京Vとの入替戦いずれにも勝利し残留している一方,2014シーズンに続き2度目の降格となってしまっており,当たり前だけど奇跡は続くものではない。

 J1に残ることだけが目標だと,限られた資金力から,付け焼刃的なベテラン中心の補強になりがちでチーム内でのバランスが崩れてしまうことが多いながらも,根本的な転換ができずにチームの基礎戦力がじわじわと削がれていってしまいます。

 また,J2降格してしまうと,「何が何でも1年でJ1復帰」を合言葉に無理をするけれど,それで1年で戻れなくなった場合,中長期的に戦える若手中心のチームに転換するのが望ましいとはいえ,資金力に問題が出てこないと,なかなか思い切って方向転換できるチームは少ない。

 前回J2に降格した2004年のベガルタも,「1年での復帰」を唱えながら全く果たせず,その後も毎年目先の昇格に拘泥し監督をとっかえひっかえしながら,結果的に昇格できたのは望月―手倉森ラインで監督も戦術の継続性を保ったうえ,関口,梁,菅井などの若手を継続的に使い主力に上り詰め,チームの土台ができたからということであり,今の新潟の状況は自分事のように思えてしまいます。

 なお,新潟はJ2での2シーズン目の今年は1万5千人弱の観客動員で,J1最終年と比べて2/3に落ち込んでいながらも,今年のJ1のベガルタとほぼ同じ動員数を保っているのは,プロ野球との競合がないにしても凄い。仮にベガルタがJ2におちてしまったら,平均1万人を保てるのでしょうか。

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 ベガルタの今シーズンの観客動員は何とJ1でワースト3位。先週のホーム最終戦も1万3千人台の寂しい入り。この件も含めて今後のチームの方向性についても,次回に考えて行こうと思います。

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2019年12月 3日 (火)

阿武隈急行 12/6 部分復旧へ

10月の台風被害から2か月弱,運休となっていた阿武隈急行の宮城県側のうち,丸森以北の運行が12月6日復旧することになりました。

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 光のページェントが始まり,忘年会シーズンとなる12月第1週の週末からの運行再開。

 朝夕の通勤通学時間帯に絞った運行再開なので,週末ではなく平日にこだわったのかなと。

 昼間は完全運休といった割り切ったダイヤで,高校生の帰宅時間帯にはちょっと遅いですが,徐々に運行時間帯を広げていくのでしょうか。

 朝は丸森ー槻木間,夕方は角田止まりも2往復設定されており,限られた車両でやりくりするための工夫かと。

仙台直通復活!

 何といっても,特筆すべきは,1日2往復の仙台直通が復活すること。この直通の他 槻木ー丸森の毎時1往復が運行されます。 

 台風での阿武急運休から,仙台近郊の朝夕の最も混む時間帯にダイヤホールが生じており,特に夕方の仙台駅発上り東北本線は,18時9分発のアクセス線の次は18時26分発の常磐線まで17分も間隔が空いてしまっていたせいで,乗り込むのが無理と思えるほどの,本当に乗り切れない混雑が生じていました。

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 その次の18時34分のアクセス線にもその影響は続き,列車到着までホームは大混雑,超満員で発車していました。

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 下の写真は,26分発の常磐線新地行に乗るのをあきらめ,34分発のアクセス線ホームに移動する際のものですが,ホーム左側は39分発本線白石行を待つ乗客の列,ホームの右側は44分発の次の常磐線原ノ町行を待つ乗客の列で,この時間帯は輸送力に限界がある4両編成が連発だったというのもあり, 比較的幅が広い5・6番線が人で埋まっている状態でした。

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  18時21分発の阿武急が復活するのは,角田・丸森への帰りの足が確保される点でもちろん大きいですが,この時間帯の仙台近郊の混雑が多少でも解消されるのは嬉しいことです。

 なお,平日の朝晩の利用に特化した形のダイヤですが,週末なのに,昼間の運行がないのは厳しいので,徐々に昼間の運行も開始するなど,少しずつでも元通りに近い形に復旧して欲しいものです。

 また,車両整備は,JRの仙台車両センターで行うとのことで,直通列車以外でも回送で東北本線を行き来する機会がありそうです。こういう点ではJR東日本に感謝ですね。

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