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2019年9月11日 (水)

泉中央駅発の深夜バスが復活!

 かつては,地下鉄南北線の最終電車に接続する24時以降の通常運賃で乗れる深夜バスが走っていた泉中央駅バスターミナル。

しかし,4年近く前の地下鉄東西線開業と同時に行われた宮城交通ダイヤ改正で,軒並み終バス時間が繰り上げられました。

宮城交通 泉中央発深夜バス廃止の影響 (2015/11/21)

 (本文から一部引用)泉中央からの3路線は、泉中央駅24時20分(富谷営業所行きは24時32分発)でしたが、泉PT方面は、23時45分発と35分繰り上げ、イオン富谷行(ガーデンシティ)は23時35分発と45分の繰り上げ、富谷営業所行きは、23時35分発と、ほぼ1時間の繰り上げとなります。

 さらに,ちょうど3年前の10月ダイヤ改正で,終バスが22時台へと更なる繰り上げがなされました。

 この改正は,本当に,泉パークタウン及び富谷市方面のバス利用者には衝撃でした。

富谷市誕生!その陰で。。。(2016/10/8)

(本文から一部引用)その富谷市が誕生する10日の翌日、11日に新市誕生記念の宮交バス減便が行われるというのは、何たる皮肉というか。

 昨年の12月の東西線開業時に、地下鉄南北線の終電に泉中央駅から接続する最終バスを全て廃止し、24時20分頃発→23時半頃発に繰り上げを行ったのもつかの間、何と、23時台のバスが全廃され、終バスが遅くとも22時58分になってしまいます。

突如深夜バス復活!

 それから,ちょうど3年。富谷の方々は飲み会でも2次会参加をあきらめて22時位に帰るか,タクシー覚悟で飲むかの選択枝を迫られてきました。周りの富谷市民の方をみると,もうすっかり慣れて,あきらめがついたような感じでしたが,この10月のダイヤ改正での突然の深夜バス復活は本当に朗報ですね。23時32分発で,地下鉄東西線開業時並みの終バス時間に戻るだけですが,それでも国分町で23時まで飲めるようになるのは大きい。

Timetable1

Timetable2

宮交HPから引用)

②深夜バス実証運行
 下記2路線について、泉中央駅23:32発深夜バスの実証運行を行います。
 ・新富谷ガーデンシティ線(泉中央駅⇒ガーデンシティ外回り⇒大清水)
 ・泉ヶ丘大富線(泉中央駅⇒泉ヶ丘・大富⇒富谷営業所前)
 【期間】2019年10月1日(火)~2020年3月31日(火)
 【運行】平日ダイヤ運行日
 【運賃】通常運賃+深夜割増100円(小児+50円)※割増運賃支払いは現金のみ
  定期券もご利用頂けますが、深夜割増運賃を現金にて別途お支払いください。
 一例(大人)
 ◆現金支払い   通常運賃(車内に表示)+100円をお支払いください。
 ◆ICカード     降車時に運賃精算機にタッチ+現金100円をお支払いください。
 ◆定期券        降車時に運賃精算機にタッチ+現金100円をお支払いください。
    ※対象区間内の定期券であればチャージ金からの引き去りはございません。
    ※対象区間外をご利用のお客様は所定運賃をチャージ金から引き去ります。
    ※実証期間終了後の運行については、ご利用状況を踏まえ、改めてお知らせします。

 このブログでも,しきりに割増運賃でもいいので深夜バスの開設を訴えてきただけに,嬉しく思いますが,ポイントとしては,

 1.富谷方面2路線のみ。パークタウン方面は救済されず。

 2.割増運賃は現金100円のみ

 3.平日のみの期間限定で,来年3月末まで

一番需要がありそうな,パークタウン方面の終バスは22時台のままの一方,富谷方面の2路線の終バスが約30分繰り下げられる形です。

ガーデンシティ線(泉中央駅⇒明石南⇒明石台⇒ガーデンシティ⇒大清水)

泉ヶ丘大富線(泉中央駅⇒泉ヶ丘⇒富が丘⇒パルタウン大富⇒富谷営業所)

と,富谷市内の主要なニュータウンを2路線でカバーしており,その通り道の明石南と泉ヶ丘という仙台市内も恩恵を受けています。

 このルートを見る限りでは,実証実験と言っているので,富谷市が絡んでいるのではと思われます。そうでないと,同じく車庫があるパークタウン方面を差し置いて富谷方面に延長される理由を見出すのは難しい。

 利用はかなり見込めるのではと思います。タクシーで2~3千円払うことを考えると,通常運賃+100円ワンコインで済むというのは意外でした。

 通常運賃210円の明石台も,640円の富谷営業所も,+100円で済むというのは遠距離利用者には助かる形です。 

 自分が考えていた深夜バスのイメージは運賃倍額でしたので。

 ただ,首都圏でよくある深夜バスは,基本運賃が200~220円なので,倍でも500円に収まるのに対し,富谷方面はガーデンシティで330円(増税後340円)なので,倍だと負担感が大きいこともあるけど,何よりも半年限りの実証実験なので+100円を現金で収受することでイクスカやスイカの運賃プログラム改定を最小限にしたかったのでしょうか。

 せっかくの運賃改定のタイミングだったので,ICカードにも対応できた方が良かったのではと思います。

 永続的に行うのであれば,基本運賃の倍額の料金設定にして,24時発とかの方がありがたみがあったかも。

 いくら実証実験とはいえ,今後宮交で深夜バスを拡充する場合での割増運賃の設定の基準になるので,最初+100円で始めた後で「100円だと安いから倍額運賃にします」とはなかなかできない。

自治体の協力

 ただし,富谷市の令和元年度予算を見る限りでは,「新公共交通システム推進事業」 として1500万円を計上していますが,あくまでも公共交通の基本計画の策定が目的で,この実証実験事業の負担金などは見当たらない。

 そうすると,富谷市の予算支出なしで,100円の割増運賃で深夜帯の人件費増分をペイするという実証実験か。

ただ,40人乗っても,1便4000円。。。期間限定で来年3月末までとのことで, 仮に富谷市負担がないとすれば,永続的な運行のためにはもう少し割増運賃をとらないとすぐ終わりそう。どの程度に採算ラインを設定しているのでしょうか?

 この方法は,富谷市だけでなく,仙台市との間でも活用できれば,パークタウン方面への深夜の足の確保につながり,住民から声が上がりそうですが,ただ,広い仙台市内の他路線とのバランスを考えると,「なぜパークタウンだけ?」となりそう。市バスの終バスも基本23時頃なのに。

 せっかく,破格の割増運賃100円での深夜バスが開設されたのだから,あとはどれだけ富谷市民の利用を喚起できるか。

今後の仙台での深夜バスの行く末を占う重要な路線なので,大いに利用して欲しいと思います。

 

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