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2019年8月15日 (木)

仙台と札幌(その2)巨大!新千歳空港ターミナル

さて,

仙台と札幌(1)久々の札幌訪問

の続きです。

 厳密にいうと札幌市内ではないですが,札幌もとい北海道の大玄関口の新千歳空港。

仙台の遠方からのゲートウエイは当然JR仙台駅で,仙台空港はお世辞にも。。。ですが,札幌は,新千歳空港とJR札幌駅が高いレベルで双璧を誇っています。 お土産屋は新千歳空港の方が断然充実。仙台では,空港に行く前に仙台駅で購入を勧めたくなるレベルですが。

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利用客数は仙台空港の6倍以上で,当然ながら比べ物になりません。現在の国内線の第一ターミナルは半円形の巨大なターミナル。

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加えて,国際線の乗客の急激な伸びに対応して第3ターミナルビルが9月から供用されるところでした。

第一ターミナルをJR駅方面に向かっていくと,このような広々としたにぎやかな吹き抜け空間が!

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 そこでは,北海道日本ハムファイターズが北広島市に2023年にオープンさせる新球場のアピールも大々的に行われていました。

 北海道限定ビールであるサッポロクラシック,今秋開催のラグビーワールドカップのアピールなど,この空間にいるだけで北海道の"イマ”を体感でき,北海道に来たという実感が湧きました。

JR新千歳空港駅

 空港アクセス鉄道の先駆けかつモデルケース的なこの新千歳空港。開設時には十分と思われた単線枝線形式で,6両編成ホーム2本という設備が貧弱になってしまい,苫小牧方面へのスルー運転を含む大規模改良工事が構想されてしまうほどの利用客の伸びですが,現時点では6両編成のエアポートが札幌方面に8時台から20時台までキレイに15分間隔(終電は23時前)で運行されています。以前は札幌駅まで36分と謳っていたけれど,多少スピードダウンして今は37~40分のようですが,札幌市内からの距離を考えると気持ち良い爆走ぶりです。

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改札は意外にシンプルで1か所のみ。毎時4本のうち,小樽方面への直通は2本,札幌駅止まりは2本です。以前は旭川へ直通する特急が札幌までは快速扱いで運行されていましたが,混雑と遅延の問題で運行が分離されてしまったようです。

改札の先を左右に分かれて,地下に向かうと1面2線のホームがあります。

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通常は,必ず1本はホームに在線して座って待てるようにしているとのことですが,この日は到着列車の遅れで乗客がホームに並んでいました。

北海道の特に冬の過酷な気候を考えると,地下ホームというのは適しているんでしょう。

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到着した電車は,意外ながらもロングシートでした。でもロングシートの方が,スーツケースは置きやすいというメリットもあります。

6両編成のうち1両が指定のUシートで,残り5両が自由席。夕方ラッシュ前の時間帯でしたが,ほぼ満席多少の立ち客で発車しました。

 

都市圏内快速電車としての役割も

 この快速エアポートは,インバウンドの増加もあり,混雑が激しくなっており,毎時5本への増便に向けて,札幌市内での函館本線との立体交差設備の整備や,近い将来の新千歳空港をスルーして苫小牧方面への特急を含めた経由運転なども対策として出てきています。

 そもそも,千歳や北広島,恵庭という郊外の10万人弱の都市群と札幌とを結ぶ郊外電車という役割も担っており,快速が止まらない駅は快速と同じ本数の各駅停車が緩急接続で補完しており,札幌圏のJRの輸送体系は,かなり完成された利便性の高いものに思えました。

 ただし,これまでのJR北海道に伸し掛かってきた負担がここ5年ほどで急激に顕在化してきたところで,この点は別記事で。

 札幌駅まで乗りとおしたかったところでしたが,地下鉄との乗換ターミナルである新札幌にも寄りたかったので,30分の乗車で下車しました。

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次回に続きます。

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