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2018年7月26日 (木)

八木山動物公園駅でバス乗継体験

 先日,青葉通一番町駅から長町に戻る際に,時間があったので,東西線の西の終点の八木山動物公園駅経由で,バスに乗継ぎ長町駅まで移動しました。

昼間の東西線利用状況

 昼過ぎの午後の時間帯だったので,地下鉄もガラガラかなと思いましたが,青葉通一番町駅を発車した時点では,2/3程度の座席が埋まる位で,東北大などの学生が通学で利用する時間帯でない割には,ほどほどの利用度合い。

 大町西公園駅以西でパラパラと降車が続き,やはり新たに乗ってくる方はほとんどおらず,川内駅と青葉山駅の間の両キャンパス間の移動での利用もなさげ。終点の動物公園駅までの利用者は乗っていた車両で3人でした。改札通過した人数は合計15人位だったかな。

動物公園駅のバス乗継

 八木山動物公園駅は,バスターミナルが設置されている東西線の3駅(荒井,薬師堂,動物公園)の中では最も利用客が多く,バス路線も薬師堂駅と並んで充実しています。

 薬師堂駅と同時期にモニターを利用/た簡易式のパス発車時刻案内が設置されており,/上の乗継バスターミナルに上がる前に,乗継先のバス時刻が分かります。市営バスは遅れ状況も”どこバス”と連携して確認することができるので,特にこのような暑い時期には涼しい地下鉄駅構内で待つこともでき,助かりますね。

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売店(ミニコンビニ)は応募なし

 なお,ちょうど1年前に仙台駅と並んで募集されていた,動物公園駅構内の売店営業者募集については,応募がなかったようで,予定地は以前のままの状態です。南北線の5駅に出店しているファミリーマートの小型店ですが,八乙女駅を含め基本的に乗車人員8千人(程度)以上の駅への出店ですから,せいぜい5千人規模のこの駅では採算が取れないと判断されたのでしょうか。南北線だと河原町や五橋駅と同程度の利用者。とはいえ,バス乗継駅で,乗り継ぎ客にとっては待望の売店(小型コンビニ)でしたが,残念です。

 なお,そのファミマは駅の道路向かいに新店をオープンしたばかりなので,駅構内では難しく通常型店にしたということかもしれない。バスターミナルからわざわざ道路を渡って使いづらい立地なので,乗り継ぎ客にとっては不親切な状況は当分続きそうです。

動物公園駅~長町駅間のバス路線は充実

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 さて,長町駅方面に向かうバスは,3系統で,各系統概ね1時間1~2本あり充実しています。東西線と南北線駅を結ぶバス路線の中で,成功しているのは長町・長町南駅~動物公園駅の系統のみで,薬師堂や荒井~長町駅は特殊系統扱いの上,今春4月の改正で本数が減らされている(一日数往復レベル)のに対し,この両駅間は乗車時間20~30分程度で距離も10KM未満で地形が急峻な八木山エリアを通ることで,バスの需要が高いこと,さらに動物公園駅周辺は100円均一エリアに指定され,バス利用に対する優遇措置がなされていることが挙げられます。

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3番乗り場(恵和町・緑ヶ丘経由)

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5番乗り場(芦の口新道経由,八木山南団地経由)

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 本数が多い地下鉄で移動すれば所要時間が30分未満で330円なのに対し,バスだと今春の恵和町線と緑ヶ丘線の昼間時間帯の統合に伴い,緑ヶ丘経由と芦の口経由が320円→240円,八木山南経由は310円に値下げされ,地下鉄よりも時間もは早く,運賃も安くなりました。

 なお,宮城交通は西の平旧道経由・八木山南団地経由とも,長町駅まで300円ですが,概ね毎時1~3本はあるようです。うち半数が市立病院行き。

 このエリアだと,朝は座れるし道もすいている動物公園駅経由,夜は待ち時間を潰せる長町南駅経由と使い分けをすることができるし,両駅の間の利用者はだいぶ便利になりましたね。都心部への直通バスが減ったというデメリットの反面,確実に時間は読めるようになりました。

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恵和町線に乗車

 さて,所要時間の短い芦の口新道経由が,地下鉄の到着時間の直前に行ってしまったので,4月から昼間限定で新設されたばかりの恵和町線(緑ヶ丘経由)で長町駅に向かいました。恵和町線は長町駅から青山までは乗ったことはあるけれど,もちろん動物公園駅から乗るのは初めて。

なお,緑ヶ丘・恵和町経由は3番のりば,芦の口・八木山南経由は5番乗り場で乗り場が違います。また,緑ヶ丘・恵和町経由の案内が,未だ「緑ヶ丘行き」になっており,長町駅への直通客は基本的に所要時間の短い芦の口新道経由が想定されているんでしょうね。緑ヶ丘経由は昼間時間帯のみの運行だし。

 14時25分発で,長町駅付近で見慣れた中型バスが入って来ました。待っていたのは自分を含めて3名。

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 発車してすぐ,道路向かいに新しい地下鉄駅入り口が見えました。開業に間に合わず1年以上遅くなると聞いていましたが通れるようになっていたんですね。忘れてた。。。

 この通路の完成で信号を渡らずに駅に向かうことができるようになりましたが,あまり所要時間は変わらなそうです。

 なお,この沿道では上述のファミマのオープンや,医療モールのオープンはあれど,テナント募集中の建物もあり,商売が難しいエリアであることは変わらないようです。やはりこの5000人規模の乗車数で,さらに地形的な制約で徒歩客よりはバスターミナル上階の駐車場(満車状態で空き待ち状態のよう)利用者,バス乗継利用者が多く,動物園利用者は週末中心かつ冬場は見込めないという繁閑が激しいという難しい立地なのでしょう。

建売住宅ラッシュの松ヶ丘

 バスは松ヶ丘に入りますが,このあたりは八木山の中でも団地内は比較的フラットかつ駅まで徒歩15分圏(駅の手前で心臓破りの階段がありますが)に入り,至る所で新しい建売住宅が目立ちます。土地面積は40~50坪で,以前の敷地を2分してという感じ。価格は3千万円台で,動物公園駅から100円バス圏内であるので,それなりにこのオールドタウンの新陳代謝に貢献しています。同じ東西線沿線の建売住宅でも,東側の平地だと30坪程度で4千万円超もあるので,比較的買いやすく,また都市計画道路が3本完成し,286号方面への道路アクセスも良くなったこともあり,”買い”の住宅地になっているようです。

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青山・恵和町・緑ヶ丘エリア

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 その次の青山・恵和町は一転バス通りが尾根でその両側に続く非常に急峻な造成が行われている古い住宅団地で,建て替えや土地売却での建売住宅としての活用は難しいと思っていましたが,結構チラシでもちらほら物件を見かけます。3千万円未満が多いですが,このエリアにも地下鉄の波及効果があるようです。緑ヶ丘3丁目までは動物公園からの100円バスエリアに入るし,青山・恵和町からは長町方面へのバス路線(恵和町線:なぜか150円の格安運賃)があり,長町駅からは22時頃最終,動物公園駅からは23時過ぎが最終と,八木山エリア内のバス沿線にしては比較的恵まれた条件だったりします(なお,芦の口経由は,長町駅発20時半頃,動物公園駅発が22時前が最終バス)

ただし,近隣住民向けに機能していたバス通りの商店街ですが,2年前にサンマリ青山店が閉店となり(しばらく前に緑ヶ丘生協も閉店),目ぼしい店で残るはツルハドラッグのみ。この立地なので生鮮等も扱っているんでしょうが,クルマの便が良くなりすぎて,八木山生協や西の平ヨークなどに吸われているんでしょうね(写真は2年前。今は取り壊されています)。

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 なお,乗客は,「動物公園東門」で4人,「松ヶ丘」で1名乗車。途中でポツポツと下車があり,大きく迂回する「恵和町」で2名乗車(1名下車)。朝晩運行の緑ヶ丘線終点の「緑ヶ丘3丁目」を過ぎ,急坂のクランクが連続する緑ヶ丘1丁目でもコンスタントに乗車や下車があり,車内は最大9名に。4月からの路線改編で移動が可能となった松ヶ丘~緑ヶ丘1丁目,動物公園駅~恵和町などの直通利用もありました。

 この緑ヶ丘エリアについては,4丁目を中心に東日本大震災での被害も大きかったエリアですが,東西線の好影響は流石に見えず,通常の大型バスが通れない1丁目の旧坂クランクエリアでは”擁壁の下が1台分の車庫 かつ擁壁の上が階段経由で一戸建て”というバリアフリーに縁遠い造成がなされている区画を中心に,建物も取り壊されて空き地状態というのが目立ちました。さすがにこのエリアの再築は厳しそう。

 バスは,ほとんどの方が長町南駅で降りながらも,2名乗ってきてその方は自分が降りた「地下鉄長町駅・たいはっくる前」を過ぎても乗っていたので市立病院まで乗車したものと思われます。

 所要時間は25分位でした。地形の起伏も大きく,なかなかスリリングな飽きない沿線でした。恵和町線は昔から続いている路線であり,昼間でも平日は30分毎の運行で,安定した利用がありました。この路線のてこ入れと効率化で八木山動物公園駅まで延長となったことは,沿線住民にとってプラスのようです。

 やはり,八木山エリアは急坂が多いという地形のため,バスの果たす役割は大きいようです。クルマでは行きづらいエリアも多いので,またバスで探検してみようかな。

過去関連記事



八木山の将来 その1(進む道路整備) (H25/8/19)



八木山の将来 その2(地下鉄は来るけれど) (H25/8/20)



八木山の将来 その3(頑張っている商店街) (H25/8/24)



薬師堂駅でのバス乗継体験  (H30/1/25)

 



2018年7月20日 (金)

久々に多賀城市立図書館へ

約2年ぶりに,TSUTAYA図書館こと,多賀城市立図書館へ行ってきました。

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仙台市立の図書館にも飽きたので,調べ物を兼ねて。

過去記事

多賀城市立図書館へ(H28/7/11)

多賀城駅の周辺整備が進み,駅南の分譲マンションも2棟目が。
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マンションの1階には,飲食店も入居し,駅の南北の整備が概成した印象です。先日はこの駅前広場でビアフェスタが開催されたとか。

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 今回は,主に図書館部分で1日過ごしました。3階の仙石線を眺めることができるカウンター席で調べ物をしましたが,他の図書館と異なる利用者としてのメリットは,蓋付きの飲み物は座席で飲むことが可能なところ。もちろん,本を汚さないように気を付けてが大前提です。席によっては,コンセント付きのノマド用席もあり,午後になると,大学生も増えてきて席もそこそこ埋まってきました。

 全体的に,カフェのように閲覧席の配置がゆったりしており,どの席に座ってもあまり他の方を気にせずに本を読んだり,作業をすることができるかなと。

 2年前に来た時には,図書館部分の蔵書がちょっと古いなぁと感じたもの。本の見せ方は秀逸ながらも,移転前の図書館の蔵書がそのまま並べられている印象がありましたが,今回はけっこう実用的なビジネスに役立つ新刊本やマニアックな趣味本も入っていて,TSUTAYAが受託しているだけに,そんなにお堅くない利用者のニーズに沿った選書がなされているなぁと。

 昼食は,今回も駅中食堂で,あんかけ焼きそばを。本格的です。

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 また近いうちに来ようかな。

 

 

2018年7月11日 (水)

阿武隈急行 全通30周年 その1

 今月1日に,槻木駅と福島駅を結ぶ第三セクターの阿武隈急行が全通してから30年を迎えました。旧国鉄の丸森線が廃止対象となりながらも,宮城・福島の両県,福島交通を中心に第三セクター会社を設立し運営を引き継ぐこととなり,未開通だった丸森~福島駅間も合わせて全線開業したのが1988年7月1日。仙台市地下鉄南北線とほぼ1年違いの開業時期なんですね。

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阿武隈急行HP

 丸森線時代でも角田という市が沿線にあったのに廃止対象になったのは,そもそも1日5往復位しか走らせてなかったとか。もともと,東北本線のバイパス線として工事が始まりながらも,東北本線自体が全線複線電化され,ネックになっていた越河の勾配もクリアされた後は建設の意義がなくなり,旧国鉄としてはまとめて廃止・工事中止したかったのが,とはいえ福島県側は伊達,保原,梁川などそれなりの人口の町が連なり(過去には福島交通の軌道線が1971年まであったとのこと),工事が進んでいた南側を含めて活かす方向になったのは自然なこと。

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(阿武隈急行HPより引用)

 開業当初から,槻木でJR東北本線につながる宮城側よりも,県庁所在地にダイレクトで乗り入れる新規開業した福島側の方が本数も多いという状況。昼間でも概ね1時間に2本程度の本数が確保されています。本数で言うと,常磐線の仙台口とほぼ同じ約30往復。宮城側は23往復と昼間は1時間に1本,朝晩は1時間2本の時間帯がある感じ。

 角田からの仙台までの時間距離は約50分で800円で,760円の白石と同じ。人口も約5千人差で同規模。ただ,白石の乗車人員3,000人と比べると半分以下というのは,仙台まで直通で行けるか否かの違いは大きい(仙台直通は1日2本のみ)。もちろん本数も(白石‐仙台間は約40往復)。

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 その阿武隈急行の電車は,仙台駅にも朝夕顔を出す,おなじみの白と緑,青の独特なデザイン。JRの車両の置き換えが進み,仙台駅を発着する岩沼方面では唯一の片側2ドア車でかつ4両編成ということもあり,特に夕方の18時21分仙台発の直通電車は,その前10分以上間隔が空くので,結構な混雑を招いている状況です。

 この車両もようやく,老朽化で置き換えが始まるとのことですが,まずは1編成(2両)から。それももう新しい部品がなく修理ができないため,部品取りのために1編成廃車にしなければならないというせっぱ詰まった状況とか(知事記者会見より)。南北線車両とほぼ同じ車齢で,南北線の方が距離は走っていそうですが,やはり基本地下を走る地下鉄とは痛み方が違うのかな。

 ちょっと前になるけど,その阿武隈急行で初めて小旅行した時の記事を次回以降に。

 

 

2018年7月 8日 (日)

放射光施設の青葉山整備が決定

 ライバル都市も撤退し,仙台そして青葉山新キャンパスへの整備はほぼ決定していた案件ですが,無事に文科省の正式決定を迎えることができ,喜ばしい限りです。

<次世代型放射光施設>仙台に整備決定 物質解析で高性能な触媒や磁石、新薬など開発貢献に期待




 文部科学省は3日、国内初となる次世代型放射光施設を整備運営するパートナーとして、宮城県の産学官組織を選定したと発表した。施設は東北大青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)に整備する。2019年度着工、23年度の運用開始を目指す。
 パートナーは産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)。宮城県、仙台市、東北大、東北経済連合会が加わる。国側の運営主体となる量子科学技術研究開発機構(千葉市)と近く、施設設計や運営に関する協議を始める。
 文科省科学技術・学術審議会の小委員会が6月28日、仙台への整備案を妥当と判断したことを踏まえ正式決定した。同省は19年度政府予算の概算要求に関連経費を盛り込む。 施設は円形の加速器で円周が325~425メートル、直径は100~135メートル程度を想定。電子を高速で回し、方向を曲げた時に発する放射光を使ってナノレベルの物質解析をする。高性能の触媒や磁石、新薬などの開発が期待される。
 整備費用は約360億円で国は最大200億円を拠出する。イノベーションセンターと宮城県、仙台市などは加速器本体を収容する建屋、研究棟の建設などに最大170億円を負担。うち約72億円は企業出資で賄う方針。
 林芳正文科相は「わが国の科学技術の進展と国際競争力の強化に貢献する施設。知の拠点として、東日本大震災からの復興に役立つことを期待する」と述べた。

[放射光施設]リング型加速器で電子を光速で回し、方向を曲げた時に発する放射光を使い、ナノレベルの物質解析をする。巨大な顕微鏡とも言われ、国内に「スプリング8」(兵庫県)など9施設ある。次世代型施設は物質の機能を見る「軟エックス線」領域に強みがあり、スプリング8の100倍明るい光を使う。高性能の触媒や磁石、新薬などの開発が期待される。(河北新報 7/4)

 詳しい背景などは,河北新報で3回連載の特集記事で取り上げられていますが,震災後からの息の長い誘致活動がようやく実ったというところ。初期は県内で3町(丸森,大郷,松島)が候補地に名乗りを上げていましたが,結局復興財源を当てにできなくなったことでこの3町が撤退し,なぜか候補地には入っていなかった(面積から難しいと思われていた)青葉山が仙台市の財政的なバックアップもあり浮上したとの印象です。

 巨額の地元負担にこの3町が耐えられるわけがないにしても,お役御免的でちょっと気の毒な印象。東北地方という枠組みで国立大学法人の連合体にて誘致活動を進めてきて,東北大だけではないという大前提だったのが,誘致活動を考えると,最終的には東北大が前面に出ざるを得ない状況になってしまったと。

 もともとこの青葉山新キャンパス内の候補地は産学連携のサイエンスパークや運動場などが予定されていたエリアで,ユーザーとしても東北大と大手企業との共同研究体が中心になるんでしょうし,そうすると,使い勝手を考えると,この場所で良かったとは思います。利用を促進するにあたって,立地条件は分かりやすいに越したことはない。ただし,あまりに仙台駅,そして首都圏からの新幹線アクセスが良すぎて,日帰りが容易な立地条件なので,大手企業の出張による(宿泊を含めた)地元への経済効果は,候補地だった3町に比べるとそれほど期待できないかもしれませんね。

 もちろん,東西線の利用客の増には多少のプラスの効果が見込まれる他,東北大学としての大手企業との共同研究の増加,地元産業界の高度化など,多額の地元負担に見合う効果は見込まれると思います。放射光施設を利用する企業が拠点を置いてくれるかは不透明で(既存事例の兵庫県Spring8でも,直接的に関連する企業の進出はほぼないとのこと),東京駅からドアツードアでちょうど2時間であればちょっと厳しいかな。これは中長期的な課題になりそう。

 まぁ,稼働目標の2022年(国は2023年と言っていますが)に向けて,企業からの出資金集めや,建設費が予算内に収まるか,工期というような,多くの課題が山積していますが,東北の産業界においての朗報であるので,期待して待っていたいと思います。

 

2018年7月 7日 (土)

都市の憩いの空間

 梅雨にも関わらず猛暑が続いたと思ったら,天気予報通りで一転仙台の梅雨らしい肌寒い天気に。西日本の大雨は本当に気がかりですが,今年は夏らしい夏になるんでしょうか。

 今週末は,勾当台公園市民広場でアメリカフェス,楽天生命パークで試合と花火大会,広瀬川の八本松緑地で広瀬川アーバンアウトドアという,野外イベントが開催されましたが,何とか雨も止み肌寒い中開催されたようですね。暑いのも苦手だけど,寒いのも夏らしくない。うまくいかないもので。

 なお,このアーバンアウトドアというイベントは,2005年から活動しているせんだいセントラルパークを推進する団体が主催したもので,仙台の街にとっての水辺として,「広瀬川」を市民により身近な開かれた存在にするために地道に活動しているようです。今回は河川敷での映画上映やテントの設営体験,全国一斉に7月7日午後7時7分に”水辺で乾杯”するというユニークなイベントが開催されました。

広瀬川八本松緑地(H26/5/21)

都心のオアシス(H17/1/30)

 さて,仙台は杜の都と呼ばれ,本来は武家屋敷の緑のことを言っていたようですが,それらが失われた今は定禅寺通りを中心とする並木道が杜の都の象徴となっています。

 もちろん勾当台公園や錦町公園,西公園の他,借景としての青葉山の緑というのも含めての杜の都のイメージでしょうが,他都市と比べて憩いの場としてのイメージが弱いのは,ウォーターフロント的な水辺がうまく活用されていないこともあるのかなと。

  他の大都市では,海沿いの横浜,福岡,神戸などとは条件が違うながらも,太田川のデルタに展開されている広島,鴨川が街中を通っている京都と,他都市では水辺がうまく活用されている。水辺のイメージが薄いのは札幌と名古屋だけど,その分ともに広大な100m道路の大通公園が広がっていたりします。

 それに,春に上京した際に感じたのは,東京都心の緑の多さ。オープンしたばかりのミッドタウン日比谷にたまたま寄ってみたのですが,目の前が日比谷公園と皇居及びお濠で,緑が一面に広がっており,水辺もあり,こんな贅沢な空間が東京駅から至近の場所に広がっていたんだと改めてビックリしました。

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 東京は,この皇居付近以外にも,上野公園,明治神宮,神宮外苑,新宿御苑,浜離宮など,緑豊かな空間が都心に残されていることが,息苦しい大都会のオアシスとしてうまく機能しているなぁと思います。

 仙台は,上述の都心部の公園や緑地以外では,周辺に目を向けると榴ケ岡公園や台原森林公園,大年寺山などはありますが,玄関口たる仙台駅近辺で緑や水を感じることができる場所がないのはちょっと残念であるのはしょうがないにしても,都心部の水辺を感じられる空間として,広瀬川の活用というのはやっぱり重要だなぁと改めて感じました。

 せっかく,地下鉄東西線が開通し,西公園・国際センターエリアへのアクセスが容易になったこと,追廻エリアの公園としての再整備が進んでいることなどを含め,せっかくの資源をうまく活用していければと。

 

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