ピーチ 9月から札幌と台北へ就航
相変わらずの生活で、更新ペースが極端に遅くなっていますが、珍しく早起きしたので、最近のニュースにちょっと触れておきます。
今夏から仙台空港の拠点化予定のピーチですが、ようやく正式な路線発表となりました。
夏といっても実質的には秋からのスタート。さらに拠点化といっても夜間駐機はなし。航空機の増備待ちやLCCターミナル建設待ちの面がありますが、そもそも空港利用時間の延長がなされないと、夜間駐機のメリットがない。21時前に仙台空港に到着してそのまま寝かしておくよりは、例えば、関空に戻ればさらに機材を有効活用できるし。なので、空港利用時間の延長(6時~23時)の時期次第で、ようやく拠点化の効果が出てきます。
新設路線について
台湾便は既にニュースとして出ていたけど、今回の追加は新千歳便のみ。
台湾便は週4便、新千歳便は1日2便と、地味なスタート。関空便も増便なしだし、機材が一気に増える2年後を見据えてになるんだろうが、期待していた福岡便は、来年拠点化の新千歳に先行され、都市規模も大きく24時間空港でインバウンド需要も堅調な新千歳を優先するのはしょうがないが、国管理空港の民営化第1号のインパクトは薄れつつある。
関空は別格として、高松、広島に続き、大物の福岡の運営民営化の道筋が立ち、新千歳も含めた国管理道内4空港の一括民営化の話もあり、この注目を集めている時期に路線拡大を図らないと、尻すぼみになりかねない。
ピーチでは、先週、女満別や釧路などの道東の空港と関空との路線を検討しているとのニュースもありましたが、仙台との路線検討というニュースも過去にあり。
感じるのは、親会社のANAへの遠慮。親会社からの自由度は高いとは言われているけど、期待していた福岡、那覇はANA便への影響は大きいし、新千歳も同じく子会社のAIRDOとの絡みから、控えめなスタート。
まぁ、利用者増及び空港の使い勝手の改善から、徐々に増えていくと思って見守っていくべきなんでしょうね。
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コメント
こんにちは。
いつも楽しく拝見している読者です。
国際線を含めた路線の増便を期待しています。
合わせて、空港アクセス線の混雑緩和の打開策を期待します。
おっしゃる通り、空港民営化第一号のインパクトは徐々に薄れている感じがしますね。
投稿: soi19 | 2017年6月 4日 (日) 23時00分
>>soi19さん
返信が漏れていてすみません。
民営化のインパクトがないことは、運営会社の社長さんも認めていながら、
徐々にやれるところからやっていくという堅実な姿勢なので、期待して見守っていこうとは思っています。
ただし、福岡や新千歳の民営化で、新規路線開設にあたってのライバルが増えることになり、先行者利益があるうちに進めてもらいたいですね。
投稿: S-Watcher! | 2017年7月17日 (月) 22時59分