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2017年3月27日 (月)

東西線沿線の地価上昇中

年度末の超繁忙期に入り、気づいてみると1か月以上空いていました。

この1か月、良いことも悪いこともありましたが。
備忘として、何点か振り返ってみます。

まずは、仙台の住宅地地価上昇率が全国上位の1~4位を独占したニュースから。


<公示地価>トップ10に仙台東西線沿線7地点
 21日発表された公示地価(1月1日現在)で、住宅地上昇率の全国上位10地点に、仙台市地下鉄東西線(2015年12月に開業)の沿線7地点が入った。仙台駅から東の薬師堂、連坊、卸町の各駅周辺が1~4位を独占するなど、計6地点がランクイン。西では国際センター駅最寄りの地点が8位となり、東西ともに開業効果が表れた。
 全国トップの若林区白萩町は薬師堂駅に近接し、1年間で地価が12.3%上昇した。空き地となった60~70坪程度の敷地を2区画に分割して、建物込みで1区画当たり約3500万円で売り出されている。
 敷地を分割するのは、もともとの広さでは高額になるためだ。白萩町内会の野沢徳行会長は「半分の敷地でも、もともとの広さの約10年前の価格より高い。東西線開業後、人通りも3倍になった」と変化に驚く。
 東西線開業を機に新居を構える新住民が続々現れ、「この1年間に15世帯増えた」(野沢会長)という。
 全国2位は連坊2丁目(上昇率11.1%)、3位は大和町3丁目(11.0%)、4位は一本杉町(同)と、上位を若林区内が占めた。
 西山敦不動産鑑定士(仙台市)は「薬師堂駅から路線バスで10分圏まで波及効果がある。建て替えや新住民が増え、若林区は若返りが進む」と指摘する。(3/22河北)

開業から1年数か月が経過し、乗客数が徐々に増えている東西線。この年度末は学生の利用者が減り、一息ついていながらも、年度初めの4月には新たに来仙する学生や転勤族の社会人が、「地下鉄沿線」とのことで、南北線と同格の考え方で選ぶ割合が増えてきている。もちろん、家を購入する方々の選択肢としても。


その東西線沿線での地価上昇が続いているというニュースです

新路線が開業しても、沿線での分譲マンションの建設は都心部以外ほぼ皆無(荒井位)で、開業効果を疑問視する声はありながら、狙っていた若林区や八木山の古い住宅地のリニューアルにかなり寄与しています。

流れとして、東西線沿線だけではないですが、震災後マンション価格の高騰で、都心部を中心に4千万円以上の価格帯が珍しくなくなり、そうすると地下鉄沿線の利便性が高いエリアで3千万円台の戸建てを求めるニーズが増えてきました。戸建てだと延床面積で100平米は確保されるしね(マンションは概ね70-90平米)。

これまでだと、泉、富谷、利府に流れていた一戸建てを求める需要のうち、都心部が勤務先の場合、「土地が狭くとも利便性が高いところに」という需要が増えてきたというか。

今以上に地価が高かったバブル期でも、このような首都圏サイズのミニ戸建て(土地30~50坪)はほぼなかったのに。これはいい流れなんでしょうね。無駄に広い土地を求めて遠いところを自然破壊して開発することがなくなるという、人口減少社会を見据えての動きとすれば。

地下鉄が南北線しかない時代だと、バブル期からの流れとして、
南北線沿線<バス便の泉・富谷<JR沿線 
という、北部のNT開発の活発さ、JRの不便さから不思議な序列があったけど、東西線が開業し、また空港線の開業など仙台以南の本線の利便性が高まったことから、基本的に

南北線>東西線≧本線南側・仙石線>バス便の泉・富谷>仙山線・本線北側

というように、仙台駅からの所要時間と鉄道の利便性が重視される、自然な流れに。

なので、東西線沿線で、仙台駅からもほど近く、平坦な若林区が再評価されるのは当たり前。そのために作った東西線なんだから。
 

 過去記事

注目の若林区!(H24.1.18)

で書いているように、無駄にデカくない古き良き郊外型店が薬師堂駅や卸町駅の付近には点在し、クルマでも歩きや自転車でも使いやすいのがこのエリアのメリット。
(宮城の萩大通や大和町、産業道路など)

道幅が狭い再開発が難しい住宅地が面的に広がってきたけど、東西線がらみで新しい都市計画道路も整備され、環境としては劇的に変わりつつありますね。あとはそれぞれの駅前での店舗などサービス施設が集まってこれば。

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