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2016年12月25日 (日)

旧市立病院跡地に学院大新キャンパス!

 2年前に、あすと長町に移転した、五橋の市立病院跡地。1.8ha弱の大規模な土地で地下鉄五橋駅と直結という好立地の条件の土地。


 だいぶ前から話は出ていた案件で、予定調和のように、東北学院大の新キャンパス用地としての売却に決まりました。


<仙台市立病院跡地>東北学院に44億円で売却


仙台市が旧市立病院跡地(若林区)を学校法人東北学院(青葉区)に売却する方針を固めたことが21日、分かった。同法人は東北学院大の教養学部(泉区)と工学部(多賀城市)を跡地に集約し、近接する同大土樋キャンパス(青葉区)と一体的に整備する方針。


 東北最大の私立大が仙台市中心部での拠点化を進めることで、市は「学都仙台」の街づくりを深化させたい考えだ。


 跡地は約1万7500平方メートル。関係者によると、売却額は44億円。市は同法人と来年1月に売買契約を締結し、3月に所有権を移転する。


 売却益は2014年に新築移転した現市立病院(太白区)整備に伴う借入金の返済に充てる。旧病院の解体撤去費用は同法人が負担する。


 市立病院は今年10月末、跡地の購入を希望する事業者による利用計画案の受け付けを開始。応募は東北学院を含め数件あった。


 今月20日の購入事業者選定委員会で、東北学院を優先交渉者に絞り込んだ。地域のにぎわい創出などの観点が評価されたとみられる。


 市は市中心部の広大な敷地という希少性を重視し、公募時に示した審査基準で(1)都市ブランド向上(2)交流促進や子育て支援などの施設機能(3)まちづくりへの貢献-などの評価項目を挙げていた。(河北12/22から引用)



過去記事


この件については、大学の都心回帰の流れは全国的なものという点も含め、上記記事でほぼ触れているので、そちらを参照いただくとして、前回記事時点では多賀城の工学部キャンパスを残す前提で、泉の教養部を統合との話だったのが、多賀城の工学部も合わせて、この五橋駅周辺の土樋・五橋駅前の新キャンパスに統合との流れとなりました。





多賀城キャンパスの工学部については、、仙台港近くの企業との産学連携を図りやすい場所にあるというメリット、学生にとっても多賀城駅から徒歩圏、駅前の再開発もあり、特に不便はなかったんでしょうが、大学側にとっては、設置から50年ということでキャンパスの老朽化が進んでいて(?)、いずれにせよ五橋に統合した方が良いとの判断なのでしょうか。

当然、仙台駅に近いこの五橋駅前キャンパスの方が、自宅からの通学範囲も広がり、新幹線で隣県からという学生にも通いやすい。また仙南方面や山形方面からの利便性は高まります。

一方、仙石線沿いの石巻や小牛田方面からは、多賀城駅または国府多賀城駅を使っての通学が便利だっただけに、20~30分以上のロスになります。石巻からは、仙石東北ラインを使えれば所要時間増はもうすこし小さくなるけど。



在仙大学通学環境の変化




 10年前の福祉大駅の開設とステーションキャンパス設置・最近の仙台駅東口キャンパスの設置、昨年の地下鉄東西線の開業による、東北大川内・青葉山キャンパス、宮教大、東北工大へのアクセスの劇的改善の流れが進んだところ。

 もともと土樋にキャンパスのある学院大とはいえ、1・2年生段階では少なくとも泉又は多賀城キャンパスへの通学となり、他大学と比べて学生通学の利便性が劣る(特に泉)という状況にあり、今後のさらなる少子化対策として、仙台駅からの利便性の確保が、大学の存続に関わるとの認識なのでしょうね。

当然、学生にとっても、バイトも街中に近い方が豊富だし、買い物など遊ぶところも。

地下鉄駅に直結した入り口となり、JRから乗り換え学生にとっては、仙台駅から1駅は使わんよなというのはありながらも、南北線・東西線沿線に自宅がある学生にとっては通いやすくなり、いろいろと行動範囲は広がります。市立病院移転で利用者が1割以上減っている五橋駅も、5年後には反転攻勢に出ることに。





地元への好影響
 現在は文系学部の3・4年生向けキャンパスとして主に使われており、4千人程度が通うキャンパス。それが、多賀城の工学部と泉の教養学部の各2千人(1~4年生)が移り、さらに、泉の文系学部(文学部、経済学部、経営学部、法学部)の4千人弱も移ってくるとなると、結果的に1.2万人弱の学生が集まることになり、現在と比較し約8千人の増に(大学院生は少のため考慮せず)。









 東北大片平キャンパスや、学院大土樋キャンパスの学生減の影響もあり、元気がなかった荒町の商店街。ラーメン屋の多さや飲み屋の点在など、学生街的な要素を持ち合わせているので、この商店街に活気が戻るきっかけになればと。学生向けアパートの特需もあるでしょうね。













<仙台市立病院跡地>都市型キャンパス整備へ





 仙台市は22日、旧市立病院跡地(若林区)を学校法人東北学院(青葉区)に44億円で売却すると正式発表した。同法人は泉区や多賀城市にある東北学院大のキャンパスを集約し、「学都仙台」を象徴する都市型キャンパスを整備する。2021年の完成を目指す。



 病院跡地にはホール棟、講義棟、高層棟、研究棟、カフェ棟の計5棟を建設。建築面積は約8870平方メートル、延べ床面積は約5万8730平方メートル。市民が利用できる多目的ホール(約980席)も整備する。高層棟は地上19階。キャンパスのランドマークとなり、レストランや図書館が入る。



 市が10月下旬~11月上旬に実施した事業提案書の公募には東北学院とデベロッパーの2事業者が応募したが、12月に入りデベロッパーが辞退。公認会計士など外部有識者3人と市職員3人でつくる事業者選定委員会が20日に開いた会合で同法人の提案を審査した。



 公開講座の開催やレストランの開放など、開かれたキャンパスとして地域交流の拠点を目指す点などが高く評価された。市はキャンパス整備による都市ブランドの向上や地域のにぎわい創出にも期待している。



 同法人理事長の松本宣郎東北学院大学長は「学都仙台の連携・交流シンボル『五橋アーバンキャンパス』がコンセプト。若者が切磋琢磨(せっさたくま)し、地域の人が知を求めて集うキャンパス整備に取り組みたい」との談話を出した(12/23河北)。

44億円で購入というのは、地下鉄駅直結の立地条件から安いように感じます。長町駅前の1.2haの旧ヤマザワの土地に匹敵する額。

なお、旧学院高校の1.6haの土地を森トラストに売却したのは確か70億程度だったような。ただし、あの廃墟となっている病院建物つきなので、その取り壊し費用を含めると、実質的に50億は下らないか。病院跡地とのことで、土壌汚染の可能性もあるし(原因者負担としても)、接道部分は実質的に西側のみで、土地の形状は良好とはいえないことから、そんなもんなんでしょう。









地上19階建ての高層棟を含みホール・レストランなど延床5万平米を超えるので、当然悪名高いアセス対象に。それでも5年後の2021年度に完成予定とのこと。復興需要が続き、東京オリンピックに向けての建設費高騰の中、計画通りに進めば良いですが。

それにしても、地元私大は資金力ありますね。福祉大が駅作って東口代ゼミを買収したし、学院大も片平南に続いて、五橋の土地を買収し、新キャンパス整備に100億は下らない資金を投入することに。奇しくも、例の厚生病院と組んだ医学部構想を断念した形になったけど、それで資金が浮いたということもある?

デベロッパーも手を挙げながらも断念とのことですが、この土地に複合開発は面白いけど、あの変則的な交差点前で、交通量の多さゆえに入りにくいため、商業的なポテンシャルは小さく、一方単なるホテルとマンションだったら建てる意味が薄い土地。

なので、想定通り学院大が購入してよかったのではと思います。泉キャンパスはともかく、多賀城キャンパスの移転後のケアが気になりますが。




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