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2016年10月29日 (土)

長町駅利用者が激増中!

震災後の人口増に加え、あすと長町 開発により、長町駅周辺は、IKEAやなどの商業施設、ゼビアリや仙台PITといったイベント、ライブ施設と、ビジター向けの施設が順調に立地し、マンションも震災後にコンスタントにナイスやプレミストなどの中規模クラスが立地し、災害公営住宅も長町駅近辺では、2棟で200戸以上が供給されています。

加えて、このblogでもさんざん取り上げている、相次ぐ高層タワーマンションの集積で発表済みの3棟だけでも1200戸が来年から供給される予定であり、今後益々人口増や店舗等の立地が進みそうな長町駅周辺。

その長町駅。あすと長町への玄関口は高架化されたJR長町駅となっていますが、市民にとっては本数が多く、きめ細かく駅が設置されている地下鉄長町駅の利用者も多いところ。最近、平成27年度の地下鉄の利用者数が発表になり、既に発表されていたJRの利用者数に加え、両長町駅の利用者数の動向が明らかに。

JR長町駅の高架化前は,運賃が高いけど本数が多い地下鉄の方が利用者数が多かったのが、2006年秋のJR駅高架化と2007年春のアクセス線開業により、電車本数が約80往復→約120往復(地下鉄は約170往復)となり、それなりに利便性が高まったこと、JR太子堂駅の開業で、長町駅と富沢駅がごそっとJRに利用者を奪われ、JR長町駅の方が地下鉄長町駅よりも利用者が多い状態が続いておりながらも、震災後は地下鉄もJRもともに利用者を大幅に伸ばしており、win-winの状態です。

地下鉄長町駅も大幅な増加

 

地下鉄長町駅は一日平均7220人(乗車数)で、7.7%と大幅な伸び。隣の長町一丁目駅が五橋からの市立病院移転の影響もあり14.4%と伸び率は一番ですが、長町駅は増加の実数としては約700人で,南北線では仙台駅や勾当台公園駅と匹敵する増加数。

住み始めた当時は、朝の7時50分前だと座れることもあるくらいのガラガラ具合だったのに、最近はその時間だと結構立ち客が多く良いポジションをゲットするのも難しくなってきたり。

南方面の駅は、富沢も駅東の大野田エリアの区画整理がほぼ慨成し、7%以上の伸び率。上述の長町一丁目駅の伸びと併せて、広瀬川以南の乗客増は著しいものがあります。

そうはいっても、北方面の押し合いへし合いの混み具合からすると、甘いものでしょうが、一時期いつもガラガラとお荷物扱いされていた南北線の南方面が有効活用されているのはうれしい限り。

JRも順調に増加

JR長町駅も8506人(乗車数)と6.4%の順調な伸び。JR⇔地下鉄の乗り換え客が増えているという相乗効果もありながらも、両駅で乗車数1万6千人近く、乗降客数で考えると3万1千人が行き交う駅に成長しています。

震災前は合計でも1万1千人程度の乗車数だったことと比較すると、乗降客数で1万人の伸びが生まれました。
(Wikipediaより引用。。緑線はJR、青線は地下鉄)
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特に近年の伸びが加速しているように思えるのは、日常的な通勤・通学での利用者に加え、ゼビアリやPITやIKEAなど、定期外の利用者増が多少寄与しているのでしょう。

この利用者の伸びが、JRに高架下開発『tekute』を決断させ、また三井不動産など更なるマンション開発を誘因したとみるべきか。

以前はJRと地下鉄を合わせても、モールやララガーデン、太白区役所、西部方面へのバスターミナルを擁する地下鉄長町南駅の利用者と同程度だったのが、駅利用者だけを考えると、こんなに差をつける形になり、駅周辺のポテンシャルとしては、乗り換え駅となっており、あすと長町の玄関口となっていることを含め、開発余地が少なくなっている長町南よりも注目を集める形になっています。

当然、モールやララガーデンがある長町南の方が普段使いの利便性では上ながらも、JRを使えることで新幹線や空港へのアクセスも良好という点ではメリットは大きい。順調に売れれば高層マンション3棟で生まれる新住民3000人の購買需要を期待した、tekute,三井マンション併設の平屋店舗に続く、小規模でもキラリと光る商業施設を期待。イオンタウンはもうどうでもいいので。

 

東西線の影響

 

東西線の利用者も公表されており、別に考察したいところですが、長町関連で影響があるかと思っていた、『長町南駅』利用者数は、伸び率こそ微増ながらも、減らなかったという点に注目しました。

この結果は、東西線八木山動物公園駅への利用者の転移が進まなかったという見方もできそう。市営バスは芦の口や八木山南経由の新路線を開業させたり、動物公園駅からの100円バスの導入で、露骨な東西線誘導を行い、動物公園駅はあの立地条件からすると健闘とも言える4451人(乗車のみ)の利用者を確保しましたが、一方宮交がひより台大橋経由での山田・太白団地・ひより台方面から動物公園駅結節に協力しなかったということもあります。

まぁ、両駅の間の利用者にとっては、動物公園駅に向かうバスの方が混まないとか、必ず座れるメリットはありながら、帰りは乗継バスの本数も少なく、待ち時間を潰せるコンビニさえもバスターミナル直近ない状況からすると、モールがある長町南駅を経由するルートの方を選ぶことになるでしょうね。

いずれにしても、この両駅の間の利用者にとっては、選択肢は増えたし大分利便性は上がったのではと思います。

 

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2016年10月16日 (日)

パークタワーあすと長町詳細発表

今週末は、長町駅東口の三井不動産のタワーマンション予定地で、5月に続いて東北サファリーパークの移動動物園が開催されています。前回よりはライオンがいないとかちょっと規模は小さいながらも、無料だし、そもそも、三井不動産レジデンシャルが主催でマンション予定地のPRを兼ねての開催なので、文句は言えない。今回はボーネルンドの遊具(仙台港のアウトレットにあるようなもの)も体験できるようで、力が入っています。

このタイミングに合わせて、マンションのホームページの公開と、新聞チラシ配布により、大々的にPRを始めてきました。

分譲開始はほぼ1年後の平成29年夏で、完成は平成31年度と3年後ですが、分譲中の住友シティタワーと野村ワールド連合のワンパークの合計800戸がまだまだ分譲中の状況で、長町駅前の最高の立地条件の場所での分譲をアピール開始ですか。

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28階建てのコの字型のタワーマンションは、北側(KHB東日本放送ぐりりパーク側)に寄せて、南側は、低層(平屋?)の商業棟とのことです。既報の通りですが、南側に28階建てが建ってしまうと、スポーツパーク飲食店街のソーラーパネルが使い物にならなくなるだろうなー。

南側の商業棟の影になる部分は共用部分として活用するため、マンションの分譲部分は3階以上で、1階と2階はエントランスとゲストルーム、スタディルーム、駐輪場などが設置されます。

商業棟の部分とは敷地分割するようで、JR長町駅へはその商業棟の敷地を通って徒歩2分。地下鉄駅までは徒歩3分と、申し分のない立地条件。敷地内に小規模な商業施設がオープンし(現在すでに建設着手中と思われ、鉄骨が組まれています)、高架下のtekute長町や北側のスポーツパーク飲食店街もほど近く、なにより仙台駅までJRを利用すると家から10分で到着という立地条件は仙台駅周辺と遜色ないですね。

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敷地の分割の仕方が、今年12月引き渡し部分の6600平米が西で、昨年引き渡し済み部分の2000平米がヤナセ側の東と思っていましたが、6600が平米が北(マンション部分)、2000平米部分が南側のようです。そうすると、すでに南側の商業棟が先行して着工したのも納得。

そうすると、JRの子会社が運営するリパーク(tekuteの短時間向け駐車場としても活用されています)を挟んで、tekuteとの連続性がそれなりに保てそうだし、小規模な商業施設となり残念に思っていましたが、まぁ良かったかなとも。

将来的には、上記のリパーク部分も、駅前広場や線路沿いの歩行者専用通路沿いに、低層の商業施設として活用される可能性はあるかも。

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駅前の一番目立つ13街区の計画がほぼ見えてきて、あとは今週から解体が始まる仮設住宅の跡地に注目ですね。保留地と旧精算事業団所有地を合わせて2haほどで、さすがにまたまたマンションというのは、大手のデベがそれなりに勢揃いしている現状で、考えたくはないですが、SCという選択肢も太子堂駅徒歩数分で、長町駅から8分程度と駅からのアクセスは及第点ですが、道路条件はそれほど良くないし、2haという面積はモールやララガーデンと対抗するには厳しい。そうすると、郊外型大型専門店の集積というあまり面白くない使い方になってしまう。

12街区のイオンタウンは、イオンの業績悪化もあり、先が見通せない状況ですから、期待できるのはこの仮設住宅跡地のみ。

どちらかというと、中央資本で仙台で新しいことを手がけようとする実験的な企業に買われて欲しい。100億~150億規模になると、地元企業は無理でしょうし。


    パークタワーあすと長町



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2016年10月10日 (月)

あすと長町近況(H28.10)

恒例のあすと長町近況。

住友不動産のシティタワー長町新都心に続き、野村・ワールド連合のワンパークタワーも徐々に4~5階あたりまで組み上がり、災害公営住宅が影になってきました。




最近は恒例の秋のイベントの季節。


長町駅西口広場や、ゼビアリ前の杜の広場などでいろいろやってますね。



この3連休は、みちよさが長町駅西口広場で、ゼビアリ4周年のスポーツフェスタも。


土曜日はあいにくの冷たい雨で、得にスポーツフェスタは開店休業状態でした。ただ、ゼビアリ内でフットサルのオールスターが行われ,2000人以上の観客を集めたようです。


みちよさは、マンネリ感を感じるところで、また、踊りが揃ってない見ていて美しくない演舞も多いので、最近あまり興味を持てなくなってますが、たまたま見た名古屋の夜宵は、傘を使った一糸乱れぬ演舞に釘ずけでした。独特のノリで観客も盛り上がってました。


Img_1716
昨年度の大会で入賞した団体とか。なるほど納得。

YouTube 勾当台公園での演舞



先々週の9月25日は、同じく長町駅西口広場で、長町ビッグバンドフェスタが。
先週はたいはっくるの楽楽楽ホールで「せんくら(仙台クラシックフェスティバル)」もありました。

さて、来週の10月14日から16日までの3日間は、5月にも開催された移動動物園が、三井不動産レジデンシャルのマンション予定地で開催です。




このマンション予定地では、南側に仮囲いがなされ、駅前広場側が先行して工事中です。
既存情報によると、平屋の商業施設が整備されるとか。その工事なのかな。


ヤナセ側の土地2千平米は今年末に引き渡し予定でしたが、工事の動きとあっていないので、早めの引き渡しになっているのかも。看板では工事期間は来年までなので、住民向け+αのtekuteを補完するような商業施設に期待です。


KHBぐりりスポーツパーク

2021年にあすと長町の杜の広場隣接地に移転するKHB東日本放送ですが、タカミヤスポーツパークの命名権を取得し、電車からも見える場所に新施設名を表示させ、移転をアピールしています。


KHB東日本放送 H33年にあすと長町へ
(H28/03/07)








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2016年10月 8日 (土)

富谷市誕生!その陰で。。。

10月10日の月曜日、3連休の最終日に、県内で合併によるものを除くと、昭和46年の泉市、多賀城市、岩沼市誕生以来45年ぶりとなる、単独市制での新市となる「富谷市」が誕生します。





人口5万2千人と、町制施行時の5000人から10倍まで増えたのも、仙台市の発展による住宅地の郊外化が要因であり、昭和40年代に鷹乃杜、ひより台、あけの平、小規模ながらも富が丘(泉が丘とセット)、東向陽台(向陽台とセット)などの仙台市隣接の一体開発、さらにバブル時以降は、大規模開発として明石台と新富谷ガーデンシティ及びその西側4号線との間に位置する大清水などのエリアに移行し、現在に至ります。








現在は新富谷ガーデンシティや、明石台2期などが分譲中ですが、おおむね新規開発は落ち着きつつあります。

ただ、震災前は仙台市内の地価の下落もあり、鉄道のない富谷の人口増はそろそろ頭打ちをみせるだろうとの予測に反し、増加が続いた一因としては、セントラル自動車の本社工場移転成功により、従業員の移転住居の需要が一気に生じたこと、また震災による県の沿岸北部(石巻、気仙沼など)からの移転需要をそれなりに引き受けたことが挙げられます。

仙台からみると、不便な土地になりますが、トヨタ関係者はクルマ通勤だし、奥さんの買い物を考えてイオン富谷付近に住居を選べばそれほど問題ない。震災後でも、県北の後背地からすると、富谷は仙台に近くて土地も安いということになるし、クルマ中心の生活を送ってきた方々からすると、鉄道がないことはマイナス要因にならないという特殊要因が積み重なりました。

ひとまず市制施行はおめでたいことです。

市になっての変化

当然町時代に比べてハクがつくということが。住居表示上で”市”となることが、住民にとって最も大きなメリットでしょうね(変更の手続きが面倒というのはあるけど)。

それに、行政としても、企業誘致にあたって、市というのは有形無形の効果があります。

旧セントラルでは、60万都市相模原市から、大衡”村”に移るということで、社員やその家族にとっての衝撃は大きかったようです。仙台に近いということで、何とか大部分の社員が移ってきたそうですが。

行政面では、福祉事務所の設置での権限移譲、消防署の設置、また建て替えが打ち出された大和署の移転先となることを狙っているとか。ただ、大和署は吉岡で良いとは思いますが。大衡村や大郷町もエリアに入っていることからすると、幹線道路が集まっている現在地付近はベストの立地。富谷移転としても、あまりメリットはないような。

明るい未来?




この10年に県内で合併して誕生した新市は、中心市による吸収合併、過疎化が進んでいる自治体同市の連合という形態だったため、合併時がほぼピークで、人口はおおむね減少しています。特に栗原市は最たるものですが、石巻や気仙沼も震災で減少傾向に拍車がかかり、東松島がなんとか石巻からの移転需要で微減状態を保っている位。


そこで、この5万2千人で誕生する富谷市。今日の河北折り込み特集では、2060年まで人口増が続くというおめでたい予測を持っているようですが、それはこれまでの転入が続くことを想定したもので、20~30年後には遅れての高齢化が進行し、大変なことになります。開発余地も限られていること、仙台市への回帰により、6万人に届かず、人口も多くて5万5千人程度で減少に転じることになると予測しています。

それでも、人口減が続く塩竈市並みの規模を持つ自治体とのことで、利府と並び高速道路網の要衝に位置する立地条件は、県内全体をにらむと物流や商業立地としての優位性は持っており、現在高屋敷のコストコがオープンした工業団地に続き、今後新富谷ガーデンシティ2期の工業団地計画もあり、産業面での重要性は増していきそうです。

課題の公共交通は


 現在の町長が当選時に、「仙台市地下鉄のLRTでの延長」という不思議な公約をぶち上げ、現在では、仙台市に冷淡な反応をされたり、導入空間、ルートの難しさ。宮交との調整の難しさで、トーンダウンしている印象です。「泉中央駅までの公共交通アクセス改善」といった現実的な表現になっています。まー、しょうがない。

 それでも現実的なところから始めており、イクスカを使用した高齢者パスの導入、町民バスと宮交バスとの接続、新市役所への宮交バスの乗り入れ(平日1日4往復)を実施するほか、コンサルに委託しての調査研究は続けているようですね。




その富谷市が誕生する10日の翌日、11日に新市誕生記念の宮交バス減便が行われるというのは、何たる皮肉というか。

昨年の12月の東西線開業時に、地下鉄南北線の終電に泉中央駅から接続する最終バスを全て廃止し、24時20分頃発→23時半頃発に繰り上げを行ったのもつかの間、何と、23時台のバスが全廃され、終バスが遅くとも22時58分になってしまいます。




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宮城交通 泉中央発深夜バス廃止の影響(H27/11/21)

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これは、別に富谷いじめという訳ではなく、泉区内でも泉パークタウン方面、向陽台方面も同様に終バス繰り上げで23時台は全廃なので、宮城交通の事情なのでしょうが、それにしてもこの1年間で立て続けにこのような動きになるのは、住民にとってもショックでしょうね。

この地下鉄終電に接続する深夜バスがあるからこそ、地下鉄沿線に準じたライフスタイルを送れるとのことで、住居を構えた方も多いでしょうから。


宮城交通は、市バスの営業所の受託も進めていたり、震災で不通となっているJR路線の代替バス・気仙沼線BRTの受託、平行して走る高速バスの増便(石巻)、新設(相馬)など、運転手需要が高まっているのに対し、採用や養成が難しいという状況のようです。



それでも、少なくとも代替バスは昨年仙石線がなくなり、高速バス石巻線も減便傾向、今年の12月には常磐線の再開により、代替バスを請け負っていたかはわかりませんが、高速バス相馬線は廃止となるので、多少は運転手のやりくりに余裕が出てくるのではとは思いますが、それを前にした10月にこの終バスの一律繰り上げを行ってきたというのは、よほど余裕がないのか、それとも戦略があるのか。


というのは、あえて23時台以降をすべて廃止したのち、24時ちょうど泉中央発などを深夜バス(運賃倍額)として新設するとか。それも利用状況と運転手の確保次第でしょうが、ここまで計画的?に終バスを繰り上げている理由を勘ぐってしまいました。



個人的には、これまでが通常運賃で24時以降に終バスを設定してきたことが、大盤振る舞い過ぎた(他都市の状況と比較すると)、と思っていましたので、応益負担ということで深夜バス化という落としどころになってほしいです。

23時前に泉中央終バスだと、仙台駅22時37分、勾当台公園22時40分発に乗らないと間に合わない。残業でも、飲みでも、これはちょっとひどい。利府並みの終電の早さになってしまいます。常磐線も復旧して山下までは仙台駅23時半終電になるのに。

ということで、市内に電車バスで通勤通学している新市民にとっては、のっけからショックのスタートでしょうが、もしかしたら新市が、亘理町が岩沼駅からの500円ワンコイン深夜バスを実施しているように、町民バス車両を活用した策があったりして。



せっかくの市制施行に向けた公共交通改善の方向性がなかなかうまくいっていませんが、新市と宮交バスがよく話し合って、役割分担及び落としどころを見つけて、市民の利便性が極端に低下しないよう、調整して欲しいですね。






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