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2016年9月30日 (金)

12月の常磐線再開ダイヤ発表

いろいろあって、全く更新する暇がありませんでしたが、9月も終わるしということで、久々に。




震災から5年半が経過しましたが、不通となっていた県内の鉄道路線の中で、復旧前提で工事が行われていた路線では最後となる、常磐線(浜吉田―相馬間)の再開。





12月10日に再開と発表され、ダイヤはどうなるのかなと思っていました。




大きな津波被害にあった旧路線から、内陸に約1キロ移設され、山下、坂元、新地の3駅が新たに生まれ変わります。

設備的に、2面3線あった山下と新地が1面2線と折り返し用のホームが簡素化され、坂元も1面2線から1面1線の棒線駅となり、震災前のような、山下や新地での折り返しができるのか?と思っていたところ、昨日JR東日本からダイヤが発表となりました。






仙石線再開の際は、約1か月前とギリギリの発表で、なぜそんなにもったいぶる?と思わせるものだっただけに、常磐線の2か月以上前の発表はいい意味で予想を裏切りました。



プレスリリースはこちら






1)普通列車の本数は震災前と同じ

 仙台~山下間は上り28本、下り30本という本数が震災前と全く同じ!


仙石線の時も、石巻線(女川再開)の時も、震災前と同じ本数で再開し、それがJR東日本としての精いっぱいの復興に向けてのアピールをしてくれていましたが、今回の常磐線の場合、上述のとおり折り返し設備の簡素化があったため、どうなるのかなと心配していました。





1面2線をフル活用して折り返しと単線での交換をさばいている仙石線の高城町を考えれば何とか処理できるという望みがありながら、山下、新地折り返しとも震災前とほぼ同じ時間帯、本数で再開というのは正直ビックリ。












2)時間帯もほぼ変わらず

 それに時間時間帯も、震災前とほぼ同じ。




震災後からの亘理・浜吉田までの盲腸線状態で減便されていた現状から、デジャブ感を感じさせるような、ほとんど震災前と同じダイヤというのは、創造的復興を体現した仙石線(仙石東北ライン)とはまた違った形で、震災前と同じライフスタイルに戻れるというメッセージを感じるところ。

減便されていた、朝の山下発仙台行きをはじめ、山下・新地発がほぼ時間帯も同じく復活しています。





唯一微調整をしてきたのが、18時26分発(原ノ町行→新地行)と18時43分発(新地行→原ノ町行)を交換してきたところ。

それ以外は、新地行きも山下行きも、震災前と同じ時間帯で復活です。

車両を止めておくホームがないので、列車によっては一旦引き上げてという無理な運用もありそう(16時27分山下終着、18時07分山下始発仙台行きなど)。そこまでして震災前の時間帯と本数を再現するというのが、JRのこだわりを感じました。



おかげで、仙台21時過ぎの原ノ町行きも復活し、さらに、最終山下行きも復活。


震災前とほぼ同じ23時31分発で、利府並みに不便になっていた終電時間が元に戻るというのは、山下・亘理方面の定住促進にも寄与するかと。

気になるのは、前回改正で23時40分発の岩沼行が、22時台の大河原行の振替で生まれ、23時台は00分発(空港)、20分発(白石)、40分発(岩沼)と20分間隔だったところ、この31分発(山下)が、岩沼行きの振替でなければ良いなぁというところ。

また、せっかくだから、30分発にすれば、22時台と同様に、


00分、20分、30分、40分発




という不規則ながらもパターンダイヤになっただけに、パターンに縛られるのを嫌う仙台支社のDNAを感じるところ。

一部時刻表しか出さない仙台支社と異なり、水戸支社は親切に全列車の時刻表を公表しています。


◆下り方面(仙台→原ノ町→小高)

Img_1664



◆上り方面(小高→原ノ町→仙台)





Img_1665



常磐線沿線の方の喜びはもちろん、仙台~岩沼間にもメリットが。特に空港線が使えず、常磐線の減便で昼間は毎時2本とかの時間帯もあった館腰や岩沼駅の利用者には朗報ですね。







3)特急の代替快速はなし

 ここは期待してはいませんでしたが、普通列車が震災前と同じ本数で再開されただけでも感謝しなければならないのでしょうね。

亘理町は微減ながらも、山元町は4千人程度の人口減だし、相馬は原発周辺からの移転需要でそれほど減ってはいないといっても、原ノ町を抱える南相馬市は万単位の大幅な人口減となっているし、そもそも震災から5年経過し、仙台方面への通勤通学が必要な方々は宮城県内に引っ越している現状で、バスでも十分な需要であったところから、震災前の通勤通学の利用までは見込めない。

少子高齢化が進んでいるのはどこも同じながらも、震災で10年以上時が進んだこの沿線。特に山元町の移設された山下と坂元駅周辺にどれだけ住民が張り付き、利用促進につながるか。

宮城・福島の常磐線沿線では珍しい、駅前にスーパーやドラッグストアが立ち並ぶ、いわゆるコンパクトシティを目指したニュータウン型の街並み。

まもなく、フレスコキクチと薬王堂がオープンしますが、せっかく5年以上もかけて内陸移設と新市街地形成にこぎつけたところなんだから、成功して欲しいと思います。















再開まであと2か月ちょっと。一応石巻線と本線で仙台と鉄道でつながっていた石巻よりも、この再開を待ち望む気持ちは強いと思う、この常磐線沿線。本当に待ち遠しいです。





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コメント

距離が変わることで値上がりするかどうかプレスリリースで言及がなかったんですがどうなるか気になりますね

投稿: しゃんたい | 2016年10月 9日 (日) 06時13分

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