« 2016年6月 | トップページ | 2016年8月 »

2016年7月30日 (土)

地下鉄南北線 延伸へのラブコール

7/29の河北に、これまでこのブログで取り上げてきた、南北市町からの地下鉄延伸へのラブコール記事が載ってました。

過去記事


<仙台南北線>延伸ラブコール 市困惑
 宮城県名取市と同県富谷町の両首長が、隣接する仙台市の地下鉄南北線(泉中央-富沢、14.8キロ)の延伸に意欲を見せている。ともに南北線の延伸を掲げて首長に初当選し、実現しなければ公約違反のそしりを受けかねないが、現時点では夢物語に近い。当の仙台市は、あずかり知らぬところで進む延伸話に困惑している。
 南北線と名取市、富谷町との位置関係は地図の通り。名取市は富沢駅からの南進、富谷町は泉中央駅からの北進を目指している。
 「名取市内の西北部団地は生活圏が仙台市に入り込んでいる。交通の利便性を確保しなければならない」。山田司郎名取市長は25日の就任会見で、選挙戦でも訴えた南北線の南進に取り組む姿勢を改めて強調した。
 西北部団地とは、仙台市との境にあるゆりが丘、みどり台、那智が丘、相互台の各団地。新駅設置が想定される地域の東側は富沢駅から直線距離で2~3キロと近く、住民の期待も大きい。
 一方、若生裕俊富谷町長は南北線の北進を狙う。昨年2月の町長選では、泉中央駅から次世代型路面電車(LRT)による富谷延伸を主張した。
 当選後はコンサルタントに調査分析を依頼し、「LRT」「地下鉄延伸」「路線バス強化」の3案の費用対効果を比較。若生氏は「泉中央までのアクセス改善を望む住民の声が強い。本年度は3案を深掘りして検討を進め、いずれは仙台市や県、国と協議したい」と意気込む。
 2市町からラブコールを送られた形の仙台市は、対照的に冷淡だ。市交通政策課は「2市町からは相談もなく、どこまでの本気度なのか。将来の人口減少や社会情勢を考えると簡単にはいかない」といぶかる。
 仙台市など全国9自治体の直営地下鉄のうち、開業後に他自治体に延伸した例は表の通り。地下鉄事業者でつくる日本地下鉄協会(東京)は「収支的には30万規模の都市への延伸なら可能性はある」との見方を示す。人口約7万8000の名取市と約5万2000の富谷町はいずれも採算面がネックとなる。
 南北線の八乙女-富沢間の1キロ当たり建設費は163億円。地上のみの泉中央延伸(1.1キロ)も97億円を要した。本年度末見込みで約44億円の赤字と932億円の累積債務を抱える仙台市の地下鉄事業に、延伸に取り組む余裕があるかは疑問だ。
 奥山恵美子市長は27日の定例会見で「市域外の延伸には相当な制約があり、県の関わりも出てくる。(延伸計画は)市が示すべき性質のものではない」と突き放した(7/29河北から引用)。
仙台市側の反応は至極当然。大人の対応をしているけど、何を勝手にと内心腸が煮えくりかえっていてもおかしくない。


そもそも、仙台市が100万人を達成するために、名取市との合併を模索し、地下鉄延伸にまだ積極的だった時代に、当時の閖上出身の長期政権市長が、仙台との合併の話を蹴った時点で、あり得ない話になっていたのにねぇ。


そういえば、その石川元市長から佐々木前市長まで、36年間も閖上出身者が市制を司っていたのかと思うと、名取における閖上の力の強さというのも分かる気がします。


南進の想定先は
名取側の延伸は、高舘3団地方面の山のふもとを想定していたようですね。
富沢駅から直線距離で2~3kmとのことですが、仮に仙台市域の柳生のダイシンあたりの(仮)柳生駅であれば、富沢駅から約2km。車両基地までの線路から分岐した実質的な線路延伸部分は1.5km程度で、地下ではなく全線高架も可能。これだけを見ると、可能性はあるように見えるかもしれません。
この場合、(仮)柳生駅から那智が丘入り口まで約2km。みどり台やゆりが丘まで3~4km。バスで10分圏には収まってきます。始発駅で座れるという条件から、柳生や西中田からの通勤需要もある程度拾えるとは思いますが、いかんせん南仙台駅(仙台駅から200円)と比べて、片道330円というのは、通勤先がなかなか経路として認めてくれない(定期だとさらに格差が広がる)。
 なお、記事は市域外延伸という内容になっているので、そうすると、名取市の高舘側にもう少し寄せ、(仮)高舘駅 となると、富沢から直線距離3km。そうなっても団地内に直結するわけではなく、あまり(仮)柳生駅 と変わらず、途端に現実的ではなくなる印象が。
東西線みたいに、P&Rの拠点駐車場を設けて需要喚起ということはあるけど、結局家から歩いて地下鉄に乗れないのであれば、現在の長町南や南仙台駅へのバスに乗る手間とそれほど変わらない。


いずれにしても、広大な名取川に橋をかけるのはネックだろうし、そもそも延伸をしたところで、少なくとも相互台には関係ないし、眺めはいいけどクルマがないと生きていけない那智が丘やゆりが丘の団地群に新しい住民が入ってくるとは思えない。地下鉄が一応直結した古い住宅地の八木山でさえ、再整備と新住民の流入効果は限定的。
記事中に延伸で採算がとれるのは30万規模の都市とあるけど、旧泉市は合併当時12万、現在の泉区が21万というのも納得。
名取市の場合、総人口が7万8千人とはいえ、ほとんどが本線やアクセス線の沿線人口であり、高舘の団地群は1万人規模。

だったら、仙台市としては北でも富谷ではなく、泉PT(2.5万人)に伸ばした方がよっぽどいいだろうしね。
富谷については、さらに問題外だし。考察は過去記事のとおり。

富谷町長選に思う(H27/2/11)

| | コメント (5)

2016年7月24日 (日)

仙台パルコ2へ&雑感

先週は昨日の休出も含め、ほぼ終電生活ようやく今日は休めたので、気分転換に更新を。

そうなると、ネタとしては、7月1日にオープンした仙台パルコ2。

ちょっと前に、のぞいてきました。
仙台駅西口正面の、長年平面駐車場として”君臨”していた場所に、スタイリッシュなビルが建ち、印象がだいぶ変わりましたね。

Img_1134_2

まぁ、地権者の日通から定期借地権での賃貸であり、20年以上の営業継続は想定している建物なれども、ララガーデンも同じですが、お金をかけるところのメリハリは付けている印象。

地下鉄コンコースから直結する出入り口を造らなかったというところもと思いながら、
この部分については、個人的には、換気塔部分の活用での今後の設置可能性は高いのかなと読んでいます。

Img_1140

この地下鉄仙台駅南口改札の目の前の場所。パルコ2オープンの広告がありますが、その先はパルコ2の地下2階のレベルに合っています。

B2_2

換気口は、E-BEANS側に移設予定なので、そうすると辻褄は合います。地下2階、および地下1階にも、駐輪場の東側の部分が未利用でエスカレータ等の設置があり得る場所です。

また、既存の地下2FからのEVは、E-BEANS側(換気口移設予定地の西側)にあるので、そこを活用するという可能性はあるかな。

Img_1138



シネコン(TOHOシネマズ仙台)

このパルコ2のまさしく核店舗で、6階から9階までを占めています。

設備的にもIMAXシアターなど(名取にも導入されるようですが)、仙台のフラッグシップシネコンをモールのMOVIXから奪わんばかりの力の入れようです。

まぁ、この仙台駅前という地方中枢都市中心部という立地条件で、いままでシネコンがなかったのが不思議な位なので、まぁやるからには勝ちに行くでしょうが。

他にシネコン計画もないので、中心部では独占状態ですし。

Img_1124

6階のエントランス・チケット売り場は広々としていて映画館らしくない印象。

この6階からは、仙台駅舎方面を一望できるガラス張りの空間となっています。

Img_1125_2

Img_1126

飲食店配置の工夫(パルイチ)

 通常シネコンを導入する際の飲食店は、上の階に配置し、映画鑑賞後のシャワー効果を狙うもので、モールパート2のムービックスも、3階にカプリや鮨勘、ドトールなどの飲食店を配置しています。

既存の仙台パルコはシネコンはないものの、9階のパルコ最上階に飲食店街を配置し、眺めも売りにしていますが、今回のパルコ2は、配置に工夫が見られます。

かなりPRに力を入れていましたが、1階に「パルイチ」ということで、飲食店を集積させ、24時まで営業というのには驚きました。一階と、裏の朝市との連続性を掛け合わせたネーミングで、確かにペデストリアンデッキに接続する大型店は2階がメインエントランスとなり、1階の存在感が薄くなりがち(ロフトはパチンコ、TRビルもドラッグストア、パルコは名掛丁から仙台駅への動線を兼ねてスイーツ街とうまくいっていますが、テナント配置にはどこも苦労しています。

Img_1119

ここであれば、直結はしていなくとも、地下鉄仙台駅のほぼ真上だし、JRの仙台駅も徒歩数分だから、24時までの営業をアピールすれば、1階ということもあり、2次会まで寄り易い場所に。

上階の飲食店街の弱みは、2次会需要を引き付ける力の弱さなので、それを逆手にとってきました。

今はやりの通路と仕切りを極力なくし、オープンにした配置。エスパル東館3階の飲食店街も同じような感じで、新鮮味は薄くなっています。



飲食店配置の工夫(各階仙台駅側への配置)

1階はパルイチとして、飲食店を集めていますが、2~5階でも仙台駅側に飲食店を各階で配置しています。ペデストリアンデッキを挟んで向かい合うレンガタイル張りの仙台駅舎はやはり映えますしね。

5階は、ハワイアンカフェ・ダイニングのALOHA TABLE。屋内席と屋外デッキ席にまたがった開放的なつくりが売りのようです。

Img_1128

4階は「fruits peaks」というカフェで、フルーツ系のケーキが売り。ただ1ピースで600円程度でちょっと高いなぁとの印象。確かにおいしそうでしたが。

Img_1130_2

3階は、ホシヤマコーヒープロデュースのTHE MOST COFFEE。こじんまりとした店内。価格帯は、ホシヤマにしてはリーズナブルな印象。ここは行ってみたい。落ち着いたカフェの王道的なインテリアに感じました。

Img_1131

2階入り口は、メゾンカイザーなど。出汁のお店もあり、話題性重視の配置です。

パルイチを含めて、価格帯はやはり高めで、「オトナ 考える パルコ」を打ち出して、対象年齢層の差別化を図ってきていますが、ランチに気軽に1500円出せる層が仙台のオトナでどれだけいるか。特に家族連れにはハードルが高い。それはエスパル東館も同様ですが、東京目線での事業計画・テナントリーシングに、仙台人(東北人)のサイフがついていけるか。

仙台の商業機能・都市機能の充実

 シネコンは待ちに待った導入ですが、他の物販でそれほど目新しく感じる店はないように思えるのは、エスパル東館の時にも思ったことだけど、感覚的に既に仙台では95%程度はニーズに応える店が導入されていて、それが仮に96~97%になったところで、大きな影響がないというところは、仙台の商業機能の充実ぶりによるところで、嬉しいところなのですが、数少ない余裕があり、感度の高い方々に積極的に追加消費してもらってなんとか回っていくという感じ。

エスパル東館も、当然待ちに待った「東急ハンズ」の導入、東西自由通路の開放的かつ、衝撃的な空間の導入というのはインパクト大ながらも、それ以外の店舗については、見ていて楽しいけど、あくまでもプラスαの世界。

P3262465



2000年頃は、満足度の感覚が80%位で、最低限のものはあるけど、選択肢が狭く、肝心なものがないというような気持ちになっていましたが、今世紀になってからの15年間で大きく変わりましたね。

仙台に不足していた雑貨店として2003年に出店したロフト。そして特に楽天が進出した2005年が潮目で、2008年に相次いで出店した2大アウトレットモール、最近はファストファッションとしてforever21やzara、H&M、それに2014年のIKEA、今春のコストコなど、初出店で盛り上がったものは多いですが、さすがに一巡してきて、今回のハンズ・シネコンで打ち止めかなと。

震災復興を名目にした進出も多かったですし。

家電店ではBICカメラ待望論とかもありましたが、ヨドバシが強すぎる仙台で(西口のラビは大丈夫かな?といつも心配になります)、さらにヨドバシ新館計画があり、BICはコジマやソフマップと提携しているから無理して仙台駅前には出る必要はないしと。

プロスポーツも、楽天の誕生と日本一、ベガルタがようやくJ1に定着し、バスケも89ersが今秋から始まるトップリーグのB1リーグに参戦となり、そういう意味で、「東京や他の大都市にある○○がない!」という飢餓感が薄れつつあるのは、ある意味幸せなところではあります。

あとは、駅前にまともな百貨店があればといいながらも、百貨店は別に使わなくとも生活できるし。

それに、個人的には空港民営化でのLCC就航が見込めることで、国内外他都市への移動コストの障壁がだいぶ改善される見込みなのが嬉しい。

何てことを、パルコ2のオープンで取り留めなく考えてしまいました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2016年7月17日 (日)

名取市長選に思う

 先週の参院選と同時に行われた名取市長選。

 現職の佐々木氏と新人の山田氏の一騎打ちとなったこの選挙。

 傍目には、現職厳しいだろうなぁとは思っていましたが、予想通り大差で新人の山田氏が初当選しました。参院選と同日選になり、投票率が上がったという特殊要因はありながらも、単独選挙でも結果は同じだったでしょうね。

 <名取市長選>山田氏初当選 復興で対話訴え
 任期満了に伴う名取市長選は10日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で元名取市議の山田司郎氏(53)が無所属現職の佐々木一十郎氏(66)を破り、初当選を果たした。
 名取市手倉田に構えた山田氏の事務所に当選確実の一報が伝えられると、集まった支持者約200人から大歓声が湧き起こった。山田氏は「置き去りにされた地域課題にスピードとエネルギーを持って取り組み、市内の均衡ある発展を目指す」と語った。
 佐々木氏が推進する閖上地区の現地再建方針に異を唱え、2月から選挙準備を進めてきた。選挙戦でも「復興がここまで遅れたのは市民の声と懸け離れた市政運営の結果だ」と強調。対話重視の姿勢を鮮明にして有権者の心をつかんだ。
 佐々木氏は「現地再建方針は市民の声を取り入れて決めた。今、計画を見直したら復興が何年も遅れる」と説明したが、市民の理解は得られなかった。佐々木氏は10日夜、同市増田の事務所で支持者約100人を前に「復興の道半ばでバトンを渡すことになり誠に残念だ」と述べた。
 当日の有権者は6万1630人。投票率は58.31%で前回を18.31ポイント上回った。
◇名取市長選開票結果
(選管最終)
当20,677山田 司郎 無新
 14,635佐々木一十郎 無現
<同日の別記事より>
支持者と万歳し、祝福の花束を受け取って、ようやく硬さが取れてきた山田さん。学校給食費の段階的無料化や名取スポーツパークの再開、仙台市地下鉄の南進といった復興以外の公約も念頭に、「皆さんの思いを現実にできるよう頑張る」と意気込んだ。(7/11河北)

閖上への固執が仇に
 閖上出身ということで、確かに名取市が合併で誕生した当時は閖上は一番の市街地で唯一の”町”(追記:増田町もでした)だったという自負心からなのか、閖上をなくしてはいけないと、あれだけ現地再建にこだわった結果に、市民がそっぽを向けたとのことなのだから自業自得の面はあります。

 閖上以外の市民にとっては、「閖上ばっかり」という反感はあったでしょうし、なによりも被災した閖上住民を真っ二つに分断させた、大きなしこりをのこし、さらに復興も周辺市町と比べて2回りも遅れてしまっているのは事実。

 そこを突くのであれば、今回初当選した山田氏でなくとも当選は容易だったという印象です。全く驚きはなかった。
 
 これだけ力を入れて、かたち上の対話を重ねて、全域のかさ上げなど莫大な事業費を費やして、小中学校も移設新築して、結局閖上に戻る人は半分って、どんだけ住民の気持ちからかけ離れたことをやっていたのかということ。
同じような港町を抱える亘理の荒浜は、堤防は作るけどかさ上げなし、戻りたい人は戻って、小学校は再利用、中学校はピロティ式で現地新築。5階建てのわたり温泉鳥の海を含めて、避難ビルを点在させて、無理のない自然体の復旧を図った結果、人口こそ閖上と同様半減はしたけれど、軋轢はそれほど生んでいない印象。
ただ、荒浜に整備した災害公営住宅は3棟のうち1棟がまるまる空き棟になっているというのは、住民が選択した結果。数を把握するのは難しいけど、将来的なことを考えると、医療機関や買い物の便を考え、亘理駅周辺や岩沼以北に移った人も多いでしょう。
思いが強すぎ、客観的な判断ができないということは恐ろしい。


あの独特の髪型や風貌は好きだったんですけどね。震災後、仙台駅でふつうに夕方の本線に乗っていて、周りの人に手を振り笑顔を振りまいていたのが印象的でした。
内陸への移転先

 北釜とか、名取市でも閖上以外の沿岸部集落は内陸移転対象になって、美田園駅北地区などに移転しているし、閖上出身者でも、この場所を拡大して移転地として準備をすれば、閖上から近い場所ではあるし、アクセス鉄道沿線として、利用者拡大も見込めるし、災害公営住宅にしても、将来的にゴーストタウンにはならない。


 そういう選択肢もあっただろうけど、今回の選挙結果で、新市長はどう見直すのか。


 前職の失政をあげつらうことは誰でも容易い。公約も掲げるのは自由。


 現地再建の見直しといったって、ようやく閖上の災害公営住宅第1号が完成し入居を開始したり、海に近い産業エリアへの入居企業の操業が始まったり、遅ればせながらも歯車が回り始めたこの時期に、まさか区画整理事業計画を見直すことになったら、さらに大混乱に。


 内陸移転先を増やすというのが現実的な判断でしょうが、それでも閖上の余った土地をどうするのか。かさ上げ範囲の縮小といったって、その分の土地を市で買い上げてという負担は生じるので、なかなか大変。


仙台市営地下鉄の○進?
 
 なんか聞いたことがあるような話が。

 仙台の北隣の富谷町(10月10日から富谷市へ移行)で、初当選した若生裕俊氏がぶち上げた、市営地下鉄の富谷町への延長。それもLRTでの延長など、非現実的な構想を掲げながらも、町民はそのおとぎ話に賭けて、彼が初当選したのは1年半前の話


 過去記事 

富谷町長選に思う(H27/2/11)

 何やら、調査をやったり、イクスカを使った仙台市に準じた高齢者向けの運賃割引サービスを開始したり、一応やっているぞ感を出していますが、その間に、平日深夜の宮交の深夜バスが廃止になり、利便性が低下したりという(それは宮交の事情ですが)、一進一退の状況。

 さて、この名取市で、仙台市地下鉄の南進と記事にありましたが、新市長のHP等を見る限りではそういった話は出てこないので?です。75歳以上高齢者のバス運賃無料は見つけられましたが。

仮に、地下鉄南進といっても、名取駅を目指すのか、高舘3団地方面を目指すのかで異なる話。

 そもそも東北本線の名取駅が県内のJR線屈指の高頻度運行路線(アクセス線のおかげで)で、120往復/日 以上の本数が利用可能である点(地下鉄南北線は160往復以上)、運賃も名取駅から仙台駅まで240円で安価であり、仮に名取駅を目指すにしても、仙台―富沢が300円であることから、確実に市交通局運営の運賃でも360円にはなるし、利用するのは途中駅の方のみ。それだったら途中の名取西ヨークや東京インテリア付近?に駅を造ったとしても中途半端。そもそも、仙台市が同じ市内の柳生方面に伸ばす気が全くない(南仙台駅の利便性に全く勝ち目がない)ということもある。


 だったら、高舘3団地(ゆりが丘、那智が丘、みどり台)を目指すかといっても山の上の団地まで伸ばせるわけもなく、山のふもとまでいっても意味がない。

  それに、富谷の時と同様、名取市への部分は仙台市交通局ではなく、三セクなり別の事業主体を立ち上げる必要があるけど、それでなければ名取市を仙台市に合併してもらうアメとして作ってもらうしかない。

 仮に(名取駅まで)できるとしたら、アクセス線が東北本線内のトラブルで止まった際に代替交通機関になり得ること位。それでも地下鉄とアクセス線が相互乗り入れするわけでもないから、空港~名取駅をピストン輸送して接続という可能性があるかもという位。

 誰も求めてないし、この話は富谷と異なり忘れられるでしょうけれど、公約(マニフェスト)って軽いなぁと思うことが最近ありますね。7年前に政権交代した党のせいか?そもそもその前の第一党の長期政権時代からどうかと思うことはあったけど。



 

| | コメント (5)

2016年7月11日 (月)

多賀城市立図書館へ

3月のオープンから早3か月半が経ち、行きたくともなかなか行けない状況が続いていましたが、今日は奇跡的に午後休がとれたので、初体験してきました。

過去記事

期待の今春オープン施設(その3)多賀城駅北再開発完成(3/19)

ふと、今日は月曜日だよなぁと思いながらも、年中無休だったよなーと、一応調べました。
9時から21時半までという、商業施設並みの開館時間!さらに蔦屋書店部分は23時までと、郊外にあるレンタル屋としては当然ながらも、駅前でさらに書店併設だと有難味が!
久々の多賀城駅。駅の北口は全く別世界のように整備されました。
向かって左側のA棟が、TSUTAYA図書館と言われる多賀城市立図書館。ガラス張りの部分が青空に映えています。
Img_1110

向かって右側が、保育所や高齢者向け施設が入居するB棟が。

Img_1109

駅前広場のこじんまりとしたロータリーも整備され、その周辺には飲食店などもちらほらと。

駅自体は、没個性的になりがちな高架駅にしては、多賀城らしさが。

Img_1104_2

図書館に入りたかったのですが、まずは腹が減ったので、エキト多賀城の、駅中食堂(キーチャンズへ)。

Img_1107

蔦屋書店3階のPUBLIC HOUSE にも惹かれ、検討しましたが。。。

Img_1115_2

せっかくなのでと思いながらも、ゆっくりする時間があんまりないことと、口コミで値段がちょっとお高めで量が少ないとのことだったので、ちょっと空腹の自分にとっては厳しいなーと思ったので、定番の中華へ。またの機会に取っておきます。

Img_1108

中華料理がメインながらも、ランチ定食や牛タン定食など、品揃え豊富なのは、他のキーチャンズと同様。さらに夜は当然、アルコールもOK。カウンターがいい感じです。

自分はあんかけ焼きそばを。目の前で作っているのが見え、食欲がそそられました。

Img_1100

さて、満足して、いよいよ図書館&蔦屋書店へ。

入り口横には、スタバのオープンカフェが。こういう日はちょっと暑いけど、風があり気持ち良いです。

Img_1113

図書館及び蔦屋書店内部では、残念ながら写真撮影禁止なので、我慢。

感想としては

1)図書館部分

蔵書数は、3フロアに分かれていますが、22万冊太白区の図書館と同程度の蔵書数。まぁちょうどいいサイズです。

とにかく、ふかふかソファーあり、ベッド?あり、3階にはカウンター形式の仙石線が見える席あり。それらを含め館内のいたるところにスタバ&ファミマ!からの持ち込み用ドリンクで楽しめる席があり、それだけでも楽しめます。

それに、驚いたのが、図書館部分に蔦屋書店での販売用書籍を持ち込んで読むことができること。書籍の管理上どうなの?と思ってしまいますが、万引きが増えてもドリンクの販売や指定管理料など、トータルで利益を上げる仕組みということなんでしょうね。

これでは本屋部分としては、書籍の売り上げにマイナスなんだろうけど。

蔵書は古い(問題になった古本ではなく、もともとの図書館からの移動分)ものも多く、そこはしゃーないかなと。

雑誌は少ないかなと。そこは、武雄などでも問題になった、蔦屋書店との関係もあるのかな。でも、販売用の書籍も堂々と図書館で読めるのであれば、利用者にとっては問題はないかな。バックナンバーの利用に影響はあるけど。

2)蔦屋書店
 1階が本、2階がレンタル、3階が上述のレストランです。
仙台泉店と比べると、かなり蔵書を絞っており、売れ筋の新書が並ぶコーナーなどはなく、テーマごとに分散させています。一応ベストセラー紹介はあり。

売りの「インテリア」、「食」、「旅行」など、これらのテーマに沿った書籍は十分な品揃えはあり、また、雑貨とのコラボはごく限られた文房具やミニ植物などのみでしたが、雰囲気は十分味わえました。

仙台泉店のような食と調理器具やワインなどとのコラボからすると、物足りない感じはあれど、本屋としては、回るのにちょうどよいサイズで、近くの人は羨ましい。

平日の昼間ということもあり、ベビーカーを引いた若い奥さん方が目立ちました。

近くにこのような魅力的な施設ができればそりゃ行きたくなるよなぁ。

疲れたら、併設のスタバで休憩もできるし。同様のカフェ併設のTSUTAYA書店は東仙台にもあるけど、書店部分の雰囲気は多賀城の方が上かな。

3)ファミマ!

 あんまり、通常店舗との違いはわからなかったけど、上述のとおり、このファミマで購入した蓋つき飲料も図書館や書店に持ち込み可というのは、リーズナブルで良い。スタバのコーヒーだと安くて3~400円だしね。

なお、目と鼻の先の道路向かいにセブンイレブンも出店しているのが、この業界の競争の激しさを物語っているような。ファミマ!はデザインに配慮しすぎて、外からだとあまり目立たない。

Img_1116

まぁ、いろいろな批判を踏まえたうえで、貫くところは貫き、修正するところは修正してきた印象。個人的には、こういう図書館もいいんじゃない?と思っているので、一応プラス目の評価ですが、本好きの方にはこのような邪道な図書館は許せないと思う人もいるのでしょう。

確かに、代官山や泉大沢のように、図書館の聖域を犯すことなく、蔦屋書店部分だけで展開してれば、こんなに批判を受けることもなかったのでしょうけどね。蔦屋書店部分だけでも、単体の商業施設として魅力はありますから。

このような図書館というのは、例えば仙台市のような大規模自治体では各区図書館間の公平性の観点から冒険はできない。多賀城のような中小都市(武雄も海老名、撤回した小牧も)だからこそ、導入に向けて動くことができた面もある。

少なくとも多賀城市の仙石線高架化及び駅前再開発によるへそのある街づくりのコンテンツとしては、成功しているといえるのだから、前向きに見守っていきたいと思っています。

リンク

 多賀城市立図書館HP

 代官山蔦屋書店へ(H26/11/9)

| | コメント (0)

2016年7月10日 (日)

仙石東北ライン 女川延長は8月6日から

今夏からと発表されていた仙石東北ライン女川直通が8月6日からと発表されてました。


予想よりちょっと遅い時期で、通勤通学といっても特に通学者は夏休み中だし、そもそも年度途中に通学手段を変えられるわけではない、さらに1日1往復で、時間帯は予想通り。。。
過去記事
仙石東北ライン 女川直通へ(2/7)



仙台―女川の直通運転 開始は8月6日

仙台と女川を結ぶ列車の直通運転が8月6日から始まる。仙台と石巻を結ぶ「仙石東北ライン」を女川まで延長運転するもので、当面は早朝の女川発と夜の仙台発の1日1往復となる。JR東日本仙台支社によると、上りは女川を午前6時5分に出発し、仙台に午前7時35分に着く。現在は女川を始発で出ても、仙台に着くのは午前8時15分で、石巻での乗り換えも必要。松木茂支社長は「仙台への通勤通学が便利になり、女川町からの人口流出の歯止めになる」と期待する。

 下りは、仙台を午後8時23分に発つのは変わらないが、石巻駅での待ち合わせのため、女川着は今より7分遅い午後10時18分となる。

 JR東日本は、JR常磐線の浜吉田(亘理町)―相馬(福島県相馬市)が再開する12月末に大幅なダイヤ改定を予定している。利用状況をみて、仙台―女川のダイヤ見直しも検討する。(朝日7/7より引用)

仙石東北ラインの朝の通勤通学で唯一利用できる石巻6時35分発仙台行きの時間を極端に変えることはできないので、やはりこれに接続する形をとってきました。

「河北新報 仙石東北ライン」の画像検索結果

一応女川から1時間半で仙台駅へ。一番恩恵を受けると思われる渡波からは75分程度となり、通勤は無理にしても学生が通う選択肢は生まれます。それも、年度替わりで多少増えていくかという感じでしょうか。仙台駅近辺の高校や専門学校、大学だと学院の土樋キャンパスや東北大、福祉大あたりまでが通うことが可能な限界かな。

行きはまぁ良いけど、帰りは悪い予想通り、20時代台に仙台駅を出発する最終の延長。それに女川までの終列車を30分早めることはできないので、難しいところと思っていたら、約30分石巻で停車って意味ないっしょ。

社会人にとっては、あんまり使い物にはならない。少なくとも女川からは。渡波(万石浦・稲井)から仙台駅前の会社に通う社会人の方に恩恵がというところか。行きは良くても帰りの時間、石巻駅での接続を考えると。当然、20時台発の女川行きは使い物にならないし。

でもまずは可能なところから始めることは大事だし、記事では”利用状況を見てダイヤ見直しも検討”とのことなので、本来であれば夕方はもう少し使いやすい時間帯に移し、さらに石巻駅での停車時間を短くできれば。でもそれをやるには、仙台―石巻間の抜本的なダイヤ変更が必要なので、なかなか難しいんですけどね。

やはり車両が足りなくて、昼間に2時間運行間隔が空いたり、2両編成で走らせていたりという部分、仙台発の終電を21時台に延長とかは、車両の増備で解消しないと、これ以上のサービス改善は無理ですから、

12月末に大幅なダイヤ改定?
その記事で気になるのは、常磐線が相馬まで再開する12月末に大幅なダイヤ改定との記載。単純に浜吉田—相馬の部分を現在の常磐線の電車を延長するのではなく、少なくとも仙台以南の東北本線は大きく変わることになるのか。
この記事を信じるのであれば。

でも、今回以上の大きな変更が見込まれた、9年前の仙台空港アクセス線の開業時でも、本線と常磐線のダイヤの間に無理やり空港線の電車をねじ込んだだけで、当然名取―仙台の本数は増えても、ランダムダイヤも、分かりにくさは変わらなかっただけに、半信半疑の部分はあります。

その後、名取以南の本線・常磐線の減便、22時以降のパターン化など、良くなっている部分、悪くなっている部分はありますが。

常磐線については、以前も書いているとおり、震災後に減らされた山下駅発着分約6往復程度が復活するか。でも2面3線だった山下駅は折り返しホームが減らされ1面2線の駅にコンパクト化されたので、折り返しは原ノ町まで行かなければ無理?同様に2面3線だった新地駅もなにやら同様になっているようなので。

もちろん、1面2線でも仙石線の高城町駅のように、折り返しの発着はやりようによっては可能ですが、以前減ったその分が多少でも復活すれば、。

そのほか、新型列車(といっても導入から10年程度経っていますが)E721系への置き換えがあり、運用は変わるでしょうが、それが運行本数の増加につながるかは?

でも仙台近郊区間は軒並み利用者(乗車人員)が増えており、特に、あすと長町開発が進みイベント利用者が増えている長町駅(8506人)やうみの杜水族館効果の中野栄駅(5152人)は1年間で乗車客が500人/日 以上増えています(2014年度→2015年度)。

今年度は仙台駅東口開発での昼間の利用者増も起きているでしょうから、ここで少なくとも仙石東北ライン開業のとばっちりで大幅に不便になった本線仙台—松島間(昼間)の改善を図ってほしいもの。

少なくとも仙台―岩切の利用客を救済するのであれば、岩切どまりの毎時1本の昼間利府線電車をそろそろ仙台駅に延長すると、毎時3本程度になり、本数が元に戻る形にはなりますね。国府と山王はしょうがない。

仮に2両編成でもいいので、これはやってあげないと。

この区間の東仙台駅は小規模ながら駅舎建替えが行われ、岩切駅も念願の橋上駅舎化が行われます。ハード面は改善に向かっているので、電車自体の利便性についても改善が行われれば。

他は、仙台空港民営化でアクセス線のダイヤ改善の話し合いが仙台国際空港(運営会社)と空港鉄道・JRとの間で行われているとのことで、この部分も増発にはそれぞれ電車を2両ずつ増備しないと厳しいですが、増発なしでもなんらかの改善(わかりやすいダイヤ)が行われればと。

まぁ「ダイヤ改定」なので、大幅に変わるにしても、それが便利になるかはわかりませんが、ちょっと気になる記事でした。

| | コメント (2)

2016年7月 3日 (日)

恒例の通行量調査:駅前一人勝ち?

3月のエスパル東館オープンに続き、7月になってパルコ2がオープンと、仙台駅前はホットな話題を振りまいているところですが、先日今年の中心部歩行者通行量調査結果が出ました。

毎年恒例の調査で、今年は地下鉄東西線の開業と、東西自由通路リニューアル(なんか絶対定着しなさそうな愛称が発表されたけど)など、中心部の人の流れが劇的に変わったので、注目された調査結果。

<仙台駅>東西自由通路 人の流れ加速
仙台商工会議所は、仙台市と共同で5月27日(金曜)、29日(日曜)に実施した市中心部の歩行者通行量調査結果(速報)をまとめた。仙台駅・東西自由通路が3月の拡幅工事完了とエスパル東館の開業効果で、金曜、日曜とも通行量が大幅に増え、調査7地点のトップとなった。7月1日には仙台パルコ2の開業が控えており、駅周辺への人の流れは一層強まりそうだ。
 調査した7地点は図、各地点の通行量などは表の通り。
 仙台駅・東西自由通路は日曜(2014年比)の通行量が46.8%増の6万2687人。10年(6万4332人)に次いで過去2番目に多く、4年ぶりの1位。金曜(前年比)は45.1%増の5万595人で過去最高を記録し、初の1位となった。13年以降、日曜、金曜とも三滝不動尊・三原堂前が1位だった。
 旧イオンバイク前も日曜、金曜ともにプラスになった。朝夕の通勤、通学時間帯を中心に通行量が増えた。昨年12月に開業した市地下鉄東西線の効果があったとみられる。中央通と一番町の5地点は日曜、金曜とも減少した。
 7地点全体の平均は、仙台駅・東西自由通路が押し上げ、日曜が2.7%増の4万3313人、金曜が2.6%増の3万4822人だった。
 仙台商議所は「エスパル東館が開業した上、東西自由通路も利用しやすくなり、仙台駅周辺は大幅に通行量が増えた。中央通と一番町の商店街は奪われた形だ」とみる。
 調査は例年と同様、5月の金曜と日曜の午前9時~午後8時に実施。日曜は前年の通行量がテレビ局のイベントで大幅に増えたデータのため、14年と比較した(6/29河北)

003_size3

恒例の商工会議所コメントで、アーケード側が劣勢とのコメントが予想通りでていますが、一番町通のF・フォーラス前、G:カワイ前が微減で、中央通が減少幅が大きいという数字から見えてくるのは、地下鉄東西線の青葉通一番町駅への流れが生まれたこと。

要はこれまで地下鉄やバスに乗るために、仙台駅前に向かっていた人々が新しくできた最寄りの地下鉄駅に向かうようになったためで、それであれば中央通沿いの通行量減少は説明できる。

藤崎前が大幅減少といってもカウント場所が中央通側なので、地下鉄駅から直接地下に入店した方はカウントされないし、この結果から商工会議所側が何を主張したいのかが分かりやすいですが、仙台駅前の集客力が格段にアップしたのは事実ながらも、一番町エリアの集客力が絶対値としてダウンしているとまでは言い切れないこと。

そもそも、昨年・一昨年の調査時点では東西自由通路はあんな殺風景な工事中で、通行し辛い状況だったので、そこから商業施設もオープンし生まれ変わったのだから、増加するのは当たり前。

それに、通行量調査の実施日によって、バイアスはかかるので(特に東西自由通路は楽天戦の有無で)、あくまでも参考値として、中長期としてのトレンドを把握するのであれば意味のある調査です。一喜一憂するものではないかと。

 まぁ、今後はパルコ2のオープンもあり、ヨドバシ新館オープンも2年後に控えているので、他の大都市(札幌・福岡・大阪・広島)のように、JR中心駅再開発での存在感の高まりは続くでしょうけど、仙台は同時に地下鉄東西線の開業で、従来の中心である一番町の利便性向上も図られたのだから、あとは自助努力の世界。
若者向けファッションビル中心の仙台駅前
       vs
両端に集客力のある老舗百貨店が位置する一番町
上手く棲み分けはなされるのではと思います。

| | コメント (2)

あすと長町 三井タワーマンションの概要

昨日仙台国税局から発表された今年度の路線価で、県内では引き続き被災者の移転需要や復興がらみでの土地需要が旺盛なため、上昇率は収まりつつありながらも、全国2位の上昇率とのことです。
石巻や気仙沼などの沿岸部での上昇率は沈静化していますが、仙台では中心部も郊外も引き続き土地取引は活発で、路線価にも現れています。
その中で、上昇率で注目されたのが、仙台南税務署管内でのトップ地点が太白区役所前の通りから、あすと長町1丁目のあすと長町大通に移ったこと。
それも、上昇率が22.6%の19万円/平米 で一気に抜いた形です。
ヤナセと仙台河川国道事務所から歯科医院前の交差点までの区間の路線価ですが、両側ではイオンタウンの計画や三井不動産などががヤマザワから購入した土地の活用もあり、現在のあすと長町ではホットなエリアです。
ヤマザワ計画跡地では、ヤナセ東北が6月はじめに本社を移転し、ベンツのショールームを開設しました。新車はもちろん、中古車もずらっと並び、2百万台から買えるんだーと、ちょっと心が動いてしまったり。買いません(買えません)けど。
その駅側の5月末に東北サファリ―パークが移動動物園を開催した場所で、三井不動産グループが計画していたマンション計画概要が明らかになりました。
三井不動産部分はヤナセ側の2千平米は既に引き渡し済ながらも、駅側の6600平米は今年末の引き渡し予定。
                                                                                                     
    スポーツパーク ゼビオあすと長町店 あすと長町大通線 プレミスト
   
あすと長町環状線  
鉄道高架
    (tekute)
歩行者通路 JR所有地(リパーク) 三井不動産 ヤナセ 国土
    交通省
0.66ha
(マンション)
0.2ha 0.33ha
H28年末引渡予定 H27.2引渡済 イオンタウン
    予定地
(リパーク)
駅前広場      
リパーク、歯科医院  
 
 
JR
    長町駅
 
 
 
 
               
    IKEA   Mac
     
その年末引き渡し予定の場所に、建築計画の看板が立てられ、概要が明らかになりました。

Img_1082_3

土地面積:約6600平米
高さ:93M
階数:28階!
戸数:468戸!(仙台市内で、文句なし過去最大規模)
延べ面積:5.2万平米
着工:H29.6、完成予定H31.9末
用途:住居専用

何よりも468戸と、住友シティタワーの414戸、ワールド&野村のワンパーク345戸を優に超える規模になります。

高さも、現在分譲にしのぎを削っている両物件が揃って24階なのに対し、28階と上に積んできました。三井の街区13街区は高さ制限が緩和されている(とはいえ、アセス対象ですが)ので、100M弱の高さにしてきたのかと。


なお、線路向かいにH11年に完成しているたいはっくるのライオンズタワーは31階建てで114M、256戸。それを考えると、高さが低く、戸数は1.8倍ということは、通常のタワーにしてもワンフロアで16~17戸と、住友シティタワー並みのワンフロア戸数。そうすると、たいはっくるのようなタワーというよりは、住友やワンパークのような横長or寸胴型のタワーとなりそうです。


なお、その土地は正方形に近い形で、あまり南面の戸数を確保できそうにないかと。住友型の南面+東面で、残りの土地に立駐という形が、デベからすると効率的なのかな。


当然、駅前の景観を考えると、正方形の形状の本来のタワーマンションを望むところではあります。


それにしても、土地代を考えると、住友シティタワー及びシティタワー2、ワンパークと比べて、ハンデはかなりのもの。一戸あたりの土地代は単純計算してもシティタワーの3倍。それを販売価格に転嫁するためには、駅前という至便性と商業施設併設でのプレミア感を打ち出し売る戦略しか思い浮かばなかったのですが、結果としては。。。


マンションのみの計画に

 そして、住居のみとのことで、うーん。三井不動産はララガーデンを隣駅の長町南駅前で運営しているので、長町駅前でのかかわり方は難しいながらも、ヤマザワ購入時の3倍の土地代を投資しているので、中途半端なものは作らないだろうと信じてましたが。


当然、住居と商業の複合施設だと、動線も商業部分の駐車場の確保も難しくなるとはいえ、駅に近い6600平米が住居だけというのはもったいない。せめて、タワーマンションをヤナセ側に寄せて、駅側を商業利用という方が、JR所有地(リパーク駐車場)・tekuteとの連携可能性も含めて、活用の幅が広がっただけに。
残る引き渡し済の2千平米が商業としても、商業地域で容積率は600%とはいえ、そんなに上に積んで使うとは思えない。三井不動産側としては、東日本放送が取得した杜の広場側の土地(こちらも6600平米)のコンサルとしても絡んでいるとのことで、そっちの活用方法と天秤にかけるということも。
路線価の上昇という明るいニュースの陰に、開発が進んでも街としての将来イメージが見えてこない面を改めて感じました。マンション林立→購買力のある層の流入→商業機能の充実 という正のサイクルがうまく回らないのは、仙台駅前の巨大商業集積と、隣駅のモール+ララガーデン という市内最大商業施設に挟まれた立地条件故の話で、それは10年以上前から課題となっていた話。


そうなると、残り少ないあすと長町の未利用地の活用として、イオンタウン予定地と、2ha以上ある仮設住宅跡地利活用の動向が注目されています。
市立病院や老人ホーム、ゼビアリ・ゼビオ・スポーツパークが集まる地区北側が医療・健康+スポーツ(イベント)という分かりやすい方向性でまとめられているのに対し、長町駅以南は、ikeaを除いて単なる団地型高層マンションの林立+低層(郊外型)ロードサイド商業の集積という現在の方向性、これを打破するシンボル的な長町駅前の整備を望むところです。

| | コメント (2)

2016年7月 2日 (土)

7月の話題(仙台空港民営化・パルコ2オープン)

怒涛の新年度も3か月が過ぎ、早くも7月ですね。

この7月から、仙台では大きな2つのニュースが。

仙台国際空港スタート!
1つは、仙台空港の民営化。愛称「仙台国際空港」という、くすぐったい名前になりましたが、理想は高く持つということで。。。
詳しくは、先週の記事で書いてますのでそちらを。
アシアナの再デイリー化と、初の国際線LCCであるタイガーエア台湾の週4往復での就航が6月末に実現し、幸先は良いスタート。
台北へは、エバー航空が週4往復既に就航している中で、10月21日からの17日間は期間限定でデイリー化。台湾からの修学旅行生が集中するとのことですが、秋の増便がなくとも週8便と、ソウル便を上回る便数になります。
タイガーエアは、仙台着18時45分、仙台発19時45分と、仙台からの利用客にとっては、ある意味使い勝手が良いかも。到着時刻はもちろんだけど、金曜日の夜に仕事後に出発という使い方ができるなーと思ったところ。

まぁ、今の職場だったらそんなの無理 夢だけど、そういう使い方してみたい。
ただ、就航曜日が火・水・金・土なので、金曜日に出発して帰ってこれるのは火曜日と4泊が必要というのはちょっと残念。就航開始時点で週4便というのは文句は言えないながらも、日曜日に帰ってこれるようだと、羽田国際便のように普通の週末だけで台湾を楽しめるという、新たな需要喚起がなされるのになぁと(エバーは水金土日なので、エバーで帰って来ることも可能とはいえ、それだと価格的にうまみがない。。。)
片道7200円から1万円ちょっとであれば、気軽に行けるしね。

 その他、セントレアへのエアアジアジャパンはまた就航が遅れているようです。国際線もだけど、より利用可能性が高い国内線でのLCC路線拡充が行われると、仙台空港が身近になりますね。

切れているパスポートをそろそろ再発行しようかな。
パルコ2オープン
 金曜のオープン日に1階のパルイチだけでも覗いて来たかったのですが、金曜終電に乗るのが精いっぱいで当然無理でした。
 まぁ、そんなに物欲もないので、場所はいつでも行きやすいところだし、まぁ焦ることはあるまい。

 エンタツ一帯の再開発が瓦したという見方よりは、あの殺風景な駅前青空駐車場が有効活用されたという意味で、嬉しいオープンです。
 注目は、仙台駅前に10年ぶりに復活した映画館。というよりは中心部にシネコン初進出!IMAXデジタルシアターとか、ドルビーアトモスなど、映像・音響面で最新鋭の設備が導入されます。

まぁ、自分は映画に2千円も3千円も出すのはと思ってしまうので、20時以降のレイトショーの1300円が狙い目か。長町住みとはいってもモールのムービックスに夜行くのはちょっと面倒なので、仕事帰りにすぐに行けるのは有り難い。

遅い開始だと22時からというのもあるレイトショー。これだと終電に間に合わないけど、21時位からのもあるし、将来的にはオールナイトなども検討するとのことだったので、様々な楽しみ方が出来そうです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2016年6月 | トップページ | 2016年8月 »