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2016年2月21日 (日)

仙台市役所建て替え本格検討再開

先日の河北記事から。

<仙台市議会>本庁舎新設を本格検討 

仙台市議会2月定例会は17日、代表質疑を始めた。築約50年と老朽化が進む本庁舎に関し、西城正美財政局長は「新年度に次部長級の検討調整会議を設置し、建て替えの時期や手法を検討する」と述べた。以前検討した際に財源不足で断念し、関連基金を廃止した経緯を踏まえ、基金の再設置も考慮する方針を示した(2/18河北)。

2004年に、耐震性の不足から、市立病院とともに建て替えが提唱されながら、結局耐震補強により継続使用することになっていた、仙台市庁舎。築50年を超え、勾当台通を挟んで並ぶ宮城県庁と比べると、老朽化が際立っていました。

周辺の公共庁舎

県庁も既に25年位経っていて決して新しくはないけれど、バブル期の建築からか重厚感を感じます。また、県庁舎の南に位置する国の仙台第一合同庁舎も市役所並みの古さを感じさせているけど、隣に17階建てで県庁舎と匹敵する高さの新館が竣工、使用開始したばかり。

タコ足分庁舎
仙台市も青葉区役所北側に分庁舎を建設しましたが、規模も場所もその場しのぎの感があり。
勾当台公園市民広場の目の前のパークビルに経済局、三越南側の小田急ビルに環境局など、民間ビルを借りまくり、その意味の経済効果はあっても、東京資本のビルばかりで、地元企業への好影響は小さいでしょう。
 
本庁舎は、見栄え的にも戦後の安普請な建築と感じるような、あえて長く使い続けたくなる建物ではないし、機能的にもかなり厳しい状況に感じます。さらに周辺の分庁舎に分かれていることなど(北庁舎と青葉区役所とは地下連絡通路で接続していますが)複数部局間の連絡面から、やはり、一つの庁舎に収めた方が良いところ。

老朽化した市民会館
一方、同時期に建設された、仙台市の公共施設というと、桜ケ岡公園の市民会館も築40年を超え老朽化し、同様に築50年超で老朽化している県民会館と併せて一本化して建て替えという話も一時期ありながら、続報はあまり聞こえてきていません。

乱立する公共ホール
市内には、数多く公共のホールはありながらも、最大がサンプラザの2700人収容(コンサートだと、実質2000人規模)、県民会館(東京エレクトロンホール宮城)は1600人規模、市民会館は1300人規模、電力ホールは1000人規模。郊外ではイズミティ21が1500人弱で大きいですが、他の区ホール(日立システムズホール含む)は5~600人で、中途半端な規模の施設が乱立している印象。

ヨドバシ本館での動き
その中、気になる話としては、仙台市との協議のうえ、ヨドバシ本館に入ると噂されるホール。これは、形態も規模も不明ながら、通常の階段上客席ホール形式として建物の中に入るとすると、かなり面積をとることになるので、A棟ではありえず、あるとすると線路に面したB棟に無理やり。現実的にはワンフロア程度のイベントホール兼ライブホールのようなものなのかなと。

クラシックホール設置運動
また、2000席規模のクラシックホールを、なぜか震災復興にかこつけて、地元の音楽団体などが仙台市に要望しています。
かつて音楽堂が現在の長町南のララガーデン用地に計画されており、それがあすと長町に計画が移され、結果的にその土地に市立病院の移転が行われたため、音楽堂はどちらかというと市の中心部が望ましいと言われながらも、宙に浮いていた計画でした。

市役所とホールの合築は?
ヨドバシ本館での動きとは連動していないでしょう(さすがにヨドバシ計画で2000席規模は無理)から、このクラシックホールと、市役所の建物を合築してということは可能性があるのではと。

市当局も、旧音楽堂計画との継続性もあるし、クラシックホール計画自体はあきらめていない。

その場合、市役所の建築場所ですが、かつてあすと長町への移転を望む声(市は本気にしていなかった)がありましたが、同じくあすと長町への移転の動きがあった国の合同庁舎が結果的に勾当台公園周辺に残っていることから、市役所も建て替えするにあたり現位置付近となるでしょう。

その場合、候補地としては、
(1)現在位置での建て替え
(2)市民広場との交換
の可能性があります。

北庁舎や区役所との地下通路の存在から、(1)が望ましいながらも、仮庁舎の建設や民間ビルへのさらなる間借が必要なこと、建設期間も長期にわたることから、厳しいところ。

そうすると、(2)が現実的なのかなと。本庁舎からの仮庁舎移転の必要はないし、使いやすい土地があるので、これを活用するのが現実的。地下鉄の新しい出入り口をつなげて地下で直結する手段も使えます。

ただ、(2)だけで不十分の場合、(1)の現在ロータリーの部分も使って、(1)と(2)を空中通路や地下通路で結んでという手法も。

また、(1)(2)を合わせると容積率は余裕が出てくるので、ホールとの併設も十分可能性があり。
第1期で(2)の市民広場で市役所を建設し、(1)の現在の市役所用地をホール用地にという手もある。市民広場機能は、どちらかに屋内アトリウムとして取り込むこともあり得るし、利用率が高い広場ながらも、天候に左右されるところがあるので、必ずしも現在の形態で残す必要はないのでは。

問題は、建設費なのですが、豊島区のようにマンションとの合築でほぼ持ち出しゼロで建設という手法は、将来の権利関係の複雑さを考えると、あまり好ましいものではないように思えます。

アオーレ長岡
新潟県の長岡市では、市役所と厚生会館の建て替えにあたり、長岡駅前に市役所機能の一部と、アリーナ(体育館)機能、市民広場機能を合築したという、中心市街地での複合施設のモデルケースのアオーレ長岡があります。中都市の長岡と政令市の仙台市で同じという訳にはいかなくとも、参考になる事例ではとおもったところ。

これが土間をイメージした、屋根付き広場「ナカドマ」
1

アリーナでは、Bリーグ1部に入った新潟アルビレックスのホームアリーナとして利用されるとのこと。こちらもゼビアリと同規模の4000人超収容ながらも、立見席なども含めて承認されたということで、ゼビアリも何とかならないのかなと思います。

Gaikan

単なる市役所ではなく、いつもにぎわっている集客拠点として参考にならないかなと思った次第。

 

実現に向けて

このように複合型になってほしいながらも、財源の問題も大きいし、基金を一度取り崩してしまったとのことで、建て替えの実現には市立病院並みの10年程度の年月がかかるでしょうが、その時点で市役所は築70年。

 まぁ、地下鉄東西線やあすと長町の大事業が終わったということも、市役所の建て替え再検討の理由なのかな。多少財政的には余裕が出てくるので、具体的な計画が出てくるのを楽しみにしています。

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コメント

行政庁舎の建替えには反対です。
仙台市のオフィス空室率は他の政令都市の中でも際立っており、老朽化が問題であるのなら
空きオフィスビル数棟に移転し少しでも民間需要に応えて行くのが筋ではないでしょうか。

そもそも本来が忠僕(シビル・サーバント)である筈の行政機関に何故自前の庁舎が必要なのでしょうか。

2兆円を超える債務の返済を先ずは最優先する財政改革と聖域のない削減を、仙台市民として期待してやみません。

特別自治市が実現すれば宮城県庁の仙台市外への移転が検討されるはずで
そうなれば県庁舎を譲ってもらえるはずです。

市役所って時計を修理したばかりなんですが…

ちょうど良く閉店するダイエーを間借りしましょう

ダイエーはイオンに転換するだけで閉店しませんよ。

コメントが遅くなりすみません。
≫斉藤たかしさん
そのようなお考えなんですね。
もちろん市役所付近の空室率は10%程度と低くはないので、
その活用という手はこれまで使っていたところ。

その分散の弊害が大きいし、賃貸料もバカにならないという話なのですが、
市役所の建物が丸々入るオフィスはないことからすると、
ご提案の方法は、あまり生産的な議論にはならないかと思いました。
そもそも、
>行政機関に何故自前の庁舎が必要なのでしょうか。
について、逆に自前の庁舎を持たないところは極めて少数派です。
その理由はどうしてでしょうか。
自前で持つ方がコストが低ことはもちろん、
その特殊性から、機能的な面、セキュリティ面も考慮する必要があると思います。
もちろん、必要以上に華美にする必要はありません。

≫ Piichan さん
ごめんなさい。その前提がよくわかりませんので、ノーコメントで。

≫Fさん、無記名さん
 時計を修理しましたが、仮に新庁舎ができるのはだいぶ先ですので、
無駄にはならないようですよ。ダイエー仙台店ビルはそもそも読売仙台ビルに入居している
築40年のビルなので、築50年の市役所とそれほど変わりません。
石巻の旧さくら野は築10年程度でしたし、ちょっと建物が古すぎますね。

今回イオンに転換となりますが、イオンがこの店舗をどう使うのか、気になります。
リニューアルしてイオンモールにするというほど、力を入れるとは思えません。
フォーラスとの関係も微妙ですし。


お久しぶりです。で Piichanさんが挙げている特別自治市というのは都道府県から完全に独立した市のことですね。
参考URI
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5%E8%87%AA%E6%B2%BB%E5%B8%82
したがって仙台市が特別自治市になった場合は今までの宮城県仙台市○○区から仙台特別市○○区となり国の直轄になります。
この場合仙台市は宮城県ではなくなるので宮城県庁は宮城県内のどこかに移る必要がでてくるわけで…(多分大崎市に移ることになるだろうなあ…)。

≫htsさん
解説ありがとうございます。
そもそも、非現実的と思ったので、ノーコメントにしたまででした。

確かに、手続きに行くと迷路のような状態で必ず迷いますし、収納も全く足りてない様子が伺えますね。
311で県庁に較べて動きが遅かったのは、あのあたりもあったんだろうか・・・。

音楽ホールがあの場所にあると、アーケード街と相乗効果がありそうにも思います。
そもそも、ジャズフェスなどもあって音楽都市を標榜しながら、一般的な都市と比較しても相当にお寒い状態です。
新宿オペラシティや極めてユニークな形状のミューザ川崎など、積極的に音響体験に関わるホールが増えている様な時代ですし、TOHO仙台の音響装置は、東京に引けをとらない中々の物が入りました。
しかし、音に関わる人を育てる基本は、やはり生の音です。
仙台もなんとか頑張って、ここにしか無いものを作ってほしいものです。

コメントありがとうございます。

市役所は、あのままだましだまし使うのは厳しい状況になってますね。熊本の宇土市役所のように、直下型の地震には持ちこたえられそうもありません。

音楽ホールはそもそも県民会館と市民会館の老朽化対策の面もあるので、仮に作るとしたら一本化して立派なものにした方が。そういう意味で市役所との合築は効果が大きいですね。ただ、土地面積に余裕はないので、音楽ホールは、仮にレジャーセンターがあった錦町公園を潰すとか(オクフェスが定着し、難しいですが)ウルトラCの考え方が必要なのかなとも思っています。

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