2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 駆け足の水族館体験 | トップページ | 山元町の復興と、常磐線の移設復旧工事(その2) »

2016年1月24日 (日)

山元町の復興と、常磐線の移設復旧工事(その1)

先週ですが、鳥の海温泉に行くついでに、山元町を久々に回ってきました。
 
県内の被災地の中では、石巻や気仙沼、南三陸、女川といったところがマスコミ報道にも取り上げられやすい反面、県南は基本的に埋没しがち。
 
その中で、山元町は、急激な人口減(震災前の2/3)、ミガキイチゴなど最新技術とマーケティングを用いたGRAのイチゴ栽培、鉄道移設とコンパクトシティをセットにした賛否両論ある集団移転先の選定などが切り口とされ、注目はされている方かと思います。
 
年内には常磐線復旧へ
昨年末のうれしいニュースとして、現在内陸移設のため復旧が遅れていた、浜吉田~相馬間が、平成28年中に再開します。
 
前回山元町を回ったときは、まだまだ鉄道工事は先という時期だから3年ぶり位かな。
6号線を南下し山元町に向かいました。この道は金のない学生時代に高速を回避して何十回と通った懐かしの道。
 
常磐道が全通し、山元ICの先にも行けるようになっています。ICのあたりにはコンビニなどができて、山元町の玄関口は完全にこっちになっています。
 
ICの先あたりから、海側にちらちらと、移設工事がほぼ終了した常磐線の高架橋が見えてきます。
山元町の集団移転先は、3か所に集約されています。
 
一番大きいのは、新しい山下駅周辺。つばめの杜という地区名がついています。
2番目が、坂元駅周辺。3番目が6号線沿いで国立宮城病院隣接の地区。
宮城病院横の造成地を横目に見ながら、まず新坂元駅に向かいました。
 
坂元駅周辺地区
ここは、6号線のすぐ横で、一応旧来の坂元の集落が6号線の西側にあるので、だいぶ近くなります。

Img_0055

駅自体の高架構造物としてはほぼ完成していますが、肝心の新市街地は造成中?6号線との間にできるはずですが、鉄道移設時点では難しそう。ちょっと心配な光景でした。

Img_0061

 
もともと利用客が数百人の小駅で、移設後は高架駅で立派にはなりますが、ホーム1面1線の交換不可の棒線駅となります。
その後、新しい山下駅周辺に向かいましたが、なるべく工事中の線路に沿ってと思いながらも、並行する道路はないので、ちょっと離れたところを。びっくりしたのが、途中で踏切があったこと。新設される鉄道は原則踏切設置はできないと聞いていたのですが、やはり「原則」とのことなのかな。ちょうど、盛土から高架に移るあたり、坂元と山下の中間点。
(追記1/30)記事をUPした翌日の河北に載っていた記事です。
<集団移転>商業核施設の誘致難航
東日本大震災で大きな被害が出た宮城県山元町が、南部の坂元地区の集団移転先に整備する商業用大区画の活用策に苦慮している。3月に整地が完了予定だが、いまだに核となる出店業者を誘致できていない。震災後に人口流出が続く地域の活性化と、転入した被災者ら住民の生活向上を担う拠点の形成が危ぶまれている。

<駅隣接の好立地>
 大区画は9080平方メートル。内陸移設して12月末に開業するJR常磐線と国道6号に挟まれ、新たな坂元駅と隣接する好立地にある。周辺では災害公営住宅や分譲宅地計約110戸分の整備が進む。
 町は当初、ホームセンターの誘致を想定して出店業者を公募。1社の応募があったが、町が優先交渉権者として発表する直前の2014年12月、辞退した。その後、2件の照会があったが、具体的な交渉は進んでいない。
 地区内にはまとまった買い物ができる商業施設がなく、住民は北部の山下地区や隣接する福島県内などまで車で出る必要がある。町産業振興課の担当者は「住民の利便性に考慮した適切な施設を誘致したいが、相手があってのことなので…」と表情を曇らせる。
 震災後、町内では人口が4分の1に当たる約4000減った。商業施設の誘致で活性化を期待する住民らは、難航する交渉をやきもきしながら見守る。移転先がある町行政区の岩佐一郎区長は「地域には高齢者が利用しやすい店が限られている。みんなが喜ぶような施設を一日も早く呼んでほしい」と願う。

<議会「道の駅に」>
 一等地の有効活用に向け、町の積極的な関与を求める声が上がる。昨年12月の町議会定例会で、議員からは町が復興事業で計画する「道の駅」の建設用地にするよう提案が相次いだ。町側が方針を明示しなかったため、議会側は反発し、一般会計補正予算から計画の関連予算を削る修正動議を全会一致で可決した。
 岩佐哲也町議は「仙台圏からの来町者に町全体を周遊してもらうため、道の駅は町南部にあり漁港も近い坂元への立地が最適だ。新たに用地造成の必要がなく、整備費も抑えられる」と利点を強調する。
 前出の担当者も「建設地の候補ともとらえ、一日も早く方向性を決めたい」とする。ただ、町は山下地区の町役場周辺なども道の駅の候補に挙げており、選定から漏れれば再び対応を迫られる。
 大区画に隣接する小区画では、2月にコンビニエンスストアが開業する。
 北部の山下地区の集団移転先、つばめの杜地区では商業用大区画にスーパーとドラッグストアが10月にも開業し、小区画にタクシー会社や飲食など5店が出店を予定する。(河北1/25)

Map

新山下駅周辺地区
 
ニュースでも聞いていたので、雰囲気は想像できていましたが、平屋の災害公営住宅が整然と立ち並んでいました。まさしくニュータウンというきれいに造成された一角。

Img_0069

訪れる人向けに、案内として地区内の計画図が掲示されていました。

Img_0068

駅の南側の高架橋には、平成28年中の開通をアピールする掲示が。
 

Img_0082

このあたりは、一戸建てが建築ラッシュでした。まだ移り住む方は少なく、人通りは皆無ですが、12月には駅ができて、駅前に商業施設もスーパーなどが進出予定とのことで、住宅再建される被災者の方も待ち遠しいでしょうね。

下の写真は、新しい山下駅前です。工事中で入れませんでしたが、駅前広場の工事はだいぶ進んでいるようです。

Img_0078

次回に続きます。

 
 
 

« 駆け足の水族館体験 | トップページ | 山元町の復興と、常磐線の移設復旧工事(その2) »

県政」カテゴリの記事

地域」カテゴリの記事

交通」カテゴリの記事

まちづくり」カテゴリの記事

震災」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 山元町の復興と、常磐線の移設復旧工事(その1):

« 駆け足の水族館体験 | トップページ | 山元町の復興と、常磐線の移設復旧工事(その2) »