仙台サミットは幻に
当初はGWあたりで発表すると言われていた、来年の日本国内で開催されるサミットの候補地選び。
仙台も、仙台国際センターの新展示場の整備と国連防災会議の誘致の勢い身の程しらずとも思えるサミットに誘致していました。記念受験的に考えていましたが、震災復興の名目に誘致できる最初で最後のチャンスという面も。
普通に考えたら、都市部ではなく警備しやすいリゾート地開催の世界的な流れからすると、志摩の可能性が高いながらも、それが、なぜか1か月も正式発表が遅れ、さらに先月末の報道では志摩と並び仙台、広島というメッセージ性の強い都市が有力とされ、ちょっとは期待してしまってました。
発表時期も、当初の5日からドイツサミットでの発表に先送りされ、結果的に急転直下安倍首相の出発前の本日の発表となりましたが、まぁしょうがないか。
三重県の志摩市の賢島での開催とのことで、前回の洞爺湖サミットと同様に警備のしやすいリゾート地に、官邸主導で決まった形です。
仙台の弱点
都市開催だと警備面の不安は当然ながらも、宿泊施設は国連防災会議と比較すると量はいらないし、グレードからするとウエスティンがあるからそこはそれほど心配はなかったのかなとは思います。
ただ、メイン会場の国際センター&新展示場は、機能がサミット級の開催には物足りないこととホテルが併設でないという、他都市のコンベンション施設と比べての埋めきれない弱みはありながらも、従来であれば広瀬川で街から遮断された警備上良好な立地条件でした。
しかし、今年の12月6日に開業する地下鉄東西線が至近距離を通り、さらに駅も設置されるということが、不特定多数の乗客の通過が可能という面で、リスク要因になってしまうのは皮肉なところ。
もちろん、通常のイベントには、参加者の利用で最大限に力を発揮してくれますが、国際会議など要人が集まる催しに対しては、このアクセス性は逆に弱みになってしまう。
それも、よりによってその付近は地下鉄なのに”地上”を走っているものだから、爆弾テロなどがあれば影響は国際センター付近にも及ぶ可能性もあり、
その場合、地下鉄の西側を運休にする(西公園駅で折り返しは可能のようです)とか、国際センター駅に停車しないとか一工夫は必要です。
これも、次回の日本開催時のサミット(またはAPECなどの主要国際会議)誘致が成功したらの話ですが。
今回は最初で最後のチャンスだとは思いますが、新潟は(立派なハコはあるので)身の程知らずと言われようと何度も立候補しているので、仙台も再度チャレンジする可能性は高いかな。まぁちょっとは期待させてくれましたので、良かったとします。
(6/7追記)
| 固定リンク
「仙台いろいろ」カテゴリの記事
- アクアイグニス仙台 4/21オープンを前に(2022.04.20)
- 桜満開&宮沢根白石線工事状況(2022.04.17)
- 広瀬川河畔めぐり(2022.04.10)
- アクアイグニス仙台 4月21日オープン(2022.02.26)
- あすと長町 2つの分譲マンションプロジェクト(2022.02.21)
コメント
お疲れ様です
まあ残念でしたね
でもこれからは不謹慎ですが広島や長崎みたいに世界中から多くの要人がやってくる
そうすると当局が警備に慣れますからそこからが勝負でしょう
あと仙台地下鉄のファミマはもう開店したんですか
投稿: ルブラン | 2015年6月 6日 (土) 08時01分
>>ルブランさん
コメントありがとうございます。まぁ、何事も経験の蓄積の結果、結果が出てきますので、仙台のコンベンション誘致もこれからが勝負ですね。
地下鉄駅のファミマは全く動きがありませんので、気になります。
投稿: S-Watcher! | 2015年6月 6日 (土) 09時47分