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2015年2月15日 (日)

コンパクトシティへの取り組みについて(1)

人口減に向かう我が国のバイブル的な動きとして、最近とみにコンパクトシティ論が語られることが多くなりました。

コンパクトシティ論自体は、目新しいものではなく、北陸新幹線開業を1か月後に控える富山市の路面電車を活用したインパクトのある取組も有名です。

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東北では青森が先進的な取り組みをしていて、除雪費用を考えると、これ以上街を郊外に拡散させるのは、都市のマネジメントから無理と、インナー、ミッド、アウターと、鉄道や、環状道路を境に3つに分け、アウターエリアのこれ以上の郊外開発の抑制、インナーエリアへの集積を図るという取り組み。

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ただ、富山、青森というトップランナーの都市においては、これらの施策の有効性について賛否両論があります。

都市規模によってというところで、仙台を含めた政令市レベルの人口7~80万人以上の都市では、中心部と郊外部がなんとかバランスをとって両立できるぎりぎりライン(静岡、新潟、熊本など)で、上述の県庁所在地は、30~40万人規模。中心市街地と郊外の両立はかなり厳しく、郊外に押されていたからこその、思い切った宣言と施策の展開ともいえます。

これについて、成功や失敗を語るのは、まだ早い長期的な取り組みとは個人的に思いますが、失敗のレッテル張りの声もある一方、自治体側は自画自賛に終始という構図も。

これも、何を目指すのかというところが、このコンパクトシティの取り組みでイメージが共有されていないからこその混乱ともいえるのかと。

この件について、仙台での動きと、既存都市についての考察ということで、続けていく予定。

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コメント

青森市のコンパクトシティがうまくいっていないのは、青森県は県庁所在地一極集中では
ないので都市のコンパクト化で都心部の中枢性を高めることによる集客力のアップが期待
しにくいからだと思います。青森市は人口減少が激しいのでむやみに都市をコンパクト化すれば地域のコミュニティの崩壊を招きかねないような気がします。

投稿: Piichan | 2015年2月19日 (木) 03時00分

青森市のコンパクトシティの取り組みは、除雪費用がよく例に出されますが、あくまでも市域内の人口を再配置し、郊外の新規開発を抑制する目的と思ってました。ただし、むやみなコンパクト化を進めるのは無理で、いずれにしても、今後の人口減少で、特に郊外住宅地は空き家率が高まり、コミュニティーが維持できなくなります。どれだけその影響を小さくするかという、後ろ向きな話になってしまいますが。

投稿: S-Watcher! | 2015年2月21日 (土) 00時06分

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