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2014年8月27日 (水)

医学部新設は東北医科薬科大に決定

県立宮城大学、私立の東北薬科大の宮城勢2校と、福島(郡山市)の南東北病院を中心とする1校の計3校が立候補していた、東北への医学部新設についてですが、今晩のニュースにて、東北薬科大学を改称する「東北医科薬科大」が選定の見込みと報道されました。

県が肩入れしていた栗原市にキャンパスを置く計画の宮城大を抑え、仙台市内に2校目の医学部が誕生することになります。

福島県には気の毒ですが、結果的に東北の中心である宮城県、さらに仙台市に立地とのことで、村井知事及び栗原市としては残念でしょうが、奥山市長はほくそ笑んでいるかと。県民の率直な感想としては、落ち着くべきところに落ち着いたと言うべきかと。

これで、県も無駄にキャンパスの整備費用を出さなくてもよくなるし、そもそも宮城大だったらたった1学年60名定員だったところを、薬科大だと1学年100名以上の定員になるから、東北への医師供給の面でもよっぽどプラス。県も奨学金という側面支援に徹することができ、何の問題もない。

県内の開業医のご子息も、これまでは国公立の医学部に入れないと、私立の岩手医科大に行く方が多かったから、仙台にてそういった受け皿になるので、最も影響を受けるのはその大学かな。東北大には全く影響を及ぼさないでしょうし。

薬科大には、再来年春の開学に向けて、着々と準備を進めてもらいたいです。

キャンパス計画

現在の薬学部がある小松島キャンパスを、当初は教養課程で薬学部と共用で利用するのでしょうが、将来的に専門課程が始まる3~4年後までには医学部の教育課程用のキャンパスを、現在の薬科大病院の近接地に整備するとのこと。

大きな地図で見る

病院自体も現在の450床から、他病院の病床の権利を譲り受けることから600床に近い規模にまで拡充する計画でしたので、仙台市東部(宮城野区)には、現在建て替え計画が進められている国立仙台医療センターと並んで、600床規模の病院が2つ位置することになり、医療環境はさらに拡充されます。

青葉区は言うまでもなく1000床以上の東北大病院がある他、厚生病院、労災病院、中小の医療機関が集中しており、太白区も11月に市立病院が500床規模で移転開院。400床の日赤病院もあるし、比較的恵まれた区域。若林区は市立病院が移転してなくなるので、残る大きな病院はNTT病院位ながらも、国立病院や医科薬科大病院も比較的近くなので、それほど問題はないかと。

 

一方、泉区は徳洲会病院が最も大きな病院で300床規模。今度仙台社会保険病院が青葉区から紫山に移転しますが、人口の割には相対的に公的な大きな病院が少ない地域です。

陸前高砂や福室のエリアは、来春に仙台水族館が開業するほか、この医学部新設により高収入の医師が教員として集まってくるし(病院近くに住むとは限らないながらも、仙台駅以東のエリアに多く住むことが想定されます)、比較的裕福な学生が居住することになるから、アパート・マンションの需要としても、波及効果はあるでしょう。

当然、商業面での好影響もあるし、注目のエリアになるかな。

過去記事

宮城大医学部構想の方針転換(7/12)

混迷の医学部設置騒動(5/30)

栗原市に医学部新設? (3/2)

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コメント

通りすがりに。
栗原市に医学部を開設することは,これまでの県北の各病院が医師不足で診療科を閉鎖してきた状況からも分かるとおり,まず不可能な話でまったく現実味が無いことは医療関係者ならわかっていた話です。(勤務するのも敬遠する土地に教鞭を取りにくるはずがない。)あくまで,行政側がこの絵図を描いたなあとわかる話でした。
さらに村井知事は県立病院の中でも極めて病床回転率の低く,医師確保でも四苦八苦して,かつ,大幅な赤字で県の財政を圧迫している循環器・呼吸器病センターも栗原市民病院とがっちゃんこすることで医学部ができれば打開できると考えたのでしょう。
そもそも,この三つ巴の発端となった東北福祉大と仙台厚生病院は,これまでの派手なハード整備で資金は決して潤沢では無い状態だったので,学院大学を引っ張りこもうとしたのであって,この枠組みが崩れた時に,県が代わって名乗りを上げる事自体,知事の周りに適切な助言をする者がいなかったためと思われます。
さらに知事は公言していませんが,最近混迷している指定廃棄物の最終処分場の件で,ここで栗原市に医学部を持って来れば,この件で貸しが作れるとも考えていたのでしょう。
一方,東北大学には影響はあります。まず,昨今の病院勤務医不足に対して有効な対策が取れなかった大学としては,医師数を増やそうとしている東北薬科大学への人的援助(教員)をせざるを得なくなることが挙げられます(ここら辺はこれまで業種として互いに補完しあってきた間柄ですので,恐らく大学間で十分な根回しをしているでしょう。)その結果,将来には彼らが独占してきた各病院のポスト職が薬科大学に一定程度に代わり,それに伴う影響力の低下はあるでしょう。
これまでのように,北は北海道から南は関東まで勤務医を派遣することが出来なくなっている東北大学にとっては,歯がゆい話ではありますが,一方で地方から勤務医を派遣するよう要請される先として新たに薬科大学できるのは,自分の負担軽減になり。ありがたい話でもあると思います。(身の丈にあった派遣先数になるといったところでしょうか。)
最後に,宮城県はこれまで医学関係への予算を,東北大学など限られた部分にちまちまと投入してきただけですから,今後薬科大学に大きな支援していくは極めて微妙だと思います。
むしろ,県内に医者が残る手立てを考えないと,せっかく育てた医師が流出してしまうだけですね。
長文失礼しました。

お久しぶりです。

少なくとも宮城大学にならなかったのはよかったかと。正直最近の村井知事のやり方は疑問があるものでお灸をすえる意味でもいいとは思われる。

ただ個人的には東北大学がもっとしっかりと医者を育てられたならば福島に譲るというのも1つの手だったような気もする…。
ちゃんと東北大がやっていれば宮城の医師不足は深刻にならなかったはずで…。

>>匿名さん

詳細な情報ありがとうございます。
確かにこの県が突如参入した経緯については、非常に不可解なことがありますね。
薬科大に決まりましたが、県としても県内にできるわけですから、メンツを捨てて、薬科大の医学部新設及び医師の東北への供給について、協力して欲しいところです。

>>htsさん

県が突如出てきた件については、やはり不可解ですよね。
知事としては宮城大が採択されるという自信満々だったようですが、
ちょっとおごりが感じられるところ。応募の経緯からすると、
何か薬科大が選ばれるとまずいことがあったのでしょうか。

東北大の医師不足への関与ですが、医局制度や、臨床研修医制度の変更で、
従来のように思い通りに地域の病院に派遣できなくなったという背景があるので、
東北大の責任と言えるかはわかりません。調べる限り、その制度変更で東京神奈川への集中が激しくなったのは事実です。
福島への医学部新設ということについては、県立医大が福島市で、新設の私大が郡山市であれば、確かにバランスが取れていたという気もします。一番医師不足が顕著な地域なので。ただし、東北6県へ医師として残ってもらうことを考えると、郡山は首都圏寄り過ぎて、首都圏出戻りの方が多くなるような気もします。宮城の立場で考えるとですが。

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