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2014年7月12日 (土)

宮城大医学部構想の方針転換

あすと長町(IKEAネタ)も飽きたなと思い、別のトピックについて書いたつもりだったのに、病院ネタという面では続いてしまいましたご勘弁を。

栗原市に600床の病床を整備するという前提で申請していた、宮城県立(宮城大)医学部構想。7月4日の文科省ヒアリングでの感触を踏まえてなのか、突然方針の転換がなされました。

宮城大の新設医学部、病床減へ…知事表明

村井宮城県知事は7日の定例記者会見で、宮城大への新設を計画している医学部の付属病院について、当初予定していた600床の病床数を減らす方針を明らかにした。

  

 県は医学部構想を文部科学省に申請した際、栗原中央病院の300床を活用し、残る300床を新設するとしていた。しかし、▽学生が様々な医療現場で勉強できる▽教員が学外で診療することで医師不足解消につながる▽研究機器を共用すれば経費を減らせる――などの利点を踏まえ、病床数を削減する方針に転換した。

 村井知事は「現場に行って学ぶ大学を目指すべきだ」と強調。

 文科省が最低600床を医学部設置の参考基準としていることについては、「こだわる必要はない」と話した。(7/8読売)

村井知事も、いろいろと悩んでいるのが感じられます。走りながら考えて、いい意味で朝令暮改というか、県議会での論戦の中からも、課題が浮き彫りになっていて、文科省ヒアリングを経て、大きく舵を切る決心をしたのか。

これまでの個人的な意見としては、過去記事参照のとおり、

1)県内の私大(薬科大)が手を挙げているのに、わざわざ税金を使って県立で整備する必要なはない。

2)仮に県立で整備する場合は、仙台以外であれば、第二、第三の拠点都市(石巻、大崎)を候補にすべき。

3)600床なんて基準誰が言ったの?薬科大の450床でも十分では。

4)栗原市に600床の大学病院は、経営が成り立たない、医師もだけど、医師以外のスタッフも集まらない他、そもそも、県北の都市間の医療環境のバランスを著しく破壊する(同じ医療圏の中心都市である、大崎市民病院が約500床弱で開院したばかりというのを考えても)

ということを感じていました。

その点、1)はともかく、

2)、3)、4)については、

栗原市に設置する大学病院の病床を最低300床とし、残りは石巻、大崎などの既存病院、診療所などを実習などで活用する

との計画に変更になり、少なくとも栗原市の栗原中央病院を母体とする宮城大病院(構想)が、大崎市民病院の規模を超えることはなさそう。

大崎市民病院との間で、医師、コメディカル、患者の取り合いの面で、著しい迷惑をかけることはない(共倒れの恐れがあっただけに)、それが緩和されそうだというのが評価する点。

変更後の計画では、

・栗原中央病院の増築は必要最小限。

・教養過程は宮城大の大和キャンパスを活用するので、専門課程のキャンパスのみで済む。

・県内第二、第三の都市への配慮も行っている。

とのことで、この計画であれば、宮城大医学部が選ばれてもいいかもと思いました。前の計画で突き進んで、万が一選定されていたら本当に恐ろしかった。グランディ、宮城大、県立図書館の3大ハコもの施設のため財政が悪化した浅野知事時代の二の舞になりそうでした。まぁ、震災復興の大盤振る舞いですでに財政やヤバヤバでしょうが。

村井知事にとっても、この計画変更は一か八かの賭けです。やっぱり前計画で突っ走るのは無理と感じていたのでしょう。

でも、理由として大学病院に600床という杓子定規の昔の基準にとらわれる必要がないのであれば、450床の既存病院を利用できる薬科大で良いじゃんとは思います。

私大であれば、国公立大と比較してケタが違うと言われる授業料の負担軽減のための奨学金を県が出すという側面支援に徹するべき。

ただ、その奨学金にしても、先日東京の某私大医学部に編入学した学生が引き起こした、各自治体からの医学生奨学金詐欺事件をみても、弱みに付け込むその学生が悪いのは当然ながらも、適正もあり、入学後にさまざまな事情で卒業できない・医師免許を取得できないケースというのはかなりあるわけで、「返済不要の数千万の奨学金でがんじがらめにして、10年間東北地方の自治体病院に勤務させようという」という考えって、けっこう自治体側にとっても、学生側にとっても危ない話なのではとも思いました。

村井知事は、

・県立大学は授業料が安いから、良い学生が集まる。

と言っている一方、

・県立大は授業料が安いので、奨学金は授業料相当の簡単に返せる金額だと自治体病院に勤務してくれないから、生活費を含めて(必要以上に)貸与し、逃げられないように

という、なんか矛盾するようなことも過去にコメントしていました。税金(県?国?)の補助で授業料を安くして、さらに税金(将来勤務予定の病院をもつ自治体の)から過大な返済不要の奨学金を出すというのはどうなの?私大医学部生に奨学金を出す方がすっきりするし、

学生を金で釣るような何か変な話に思えます。学生にとって不必要な金を与えられても、それが学業にプラスになるのか?医師不足解消を名目にしたたんなるバラマキにしか思えなかったり。

過去記事

混迷の医学部設置騒動(5/30)

栗原市に医学部新設? (3/2)

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