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2014年6月 4日 (水)

仙台港方面へその1(三井アウトレット)

先週末は、買い物で仙台港周辺の商業施設に行きました。

このあたりは、周知のとおり、大震災では夢メッセやアウトレットなど、1階部分は大きな被害を受け、東京インテリアもオープン間もない時期にあれだけの津波をかぶったのは非常に気の毒でした。ニトリやケーズデンキは高床式の構造が功を奏したものの、地震での被害も結構あったようで。

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商業施設群は、アウトレットが震災3か月半後の6月下旬に再開し、そのほかの商業施設も撤退したところはありません。現在では、震災前を超える賑わいを見せておりますが、津波の記憶というのは訪れる人の脳裏に残ってしまうもの。

車社会型の典型的な郊外型商業施設の集積地であり、中野栄駅から10分圏といっても、95%以上は車利用のエリア。駐車場はほぼ埋まっていても、自転車駐輪場はガラガラで、住宅地からも産業道路を挟んで離れているというのもあるのか。あの震災は金曜日だったからこそ、すぐ逃げることを選択した方はなんとかなりましたが、休日のピーク時には起こってほしくないなぁと。もうすぐ水族館もでき、より賑わうエリアになるだけに。

三井アウトレットパーク仙台港

泉パークタウンのプレミアムアウトレットと競うようにオープンしたこの商業施設。アウトレット単体だと東北最大120店舗のふれこみでオープンし、津波被害という不幸な災害を乗り越えて、何とか頑張っています。他の三井アウトレットで行われている段階的な増床はないながらも、当初から比較的大きめの120店舗でスタートしたので、まぁそこそこ楽しめる施設です。

プレミアムアウトレットと比較して、ビームスやユナイテッドアローズなど、集客力のあるテナントを泉側に取られ、コーチは両方にもあったり、ちょっと一般に対する訴求度は弱いなぁと思っていましたが、久々に行くと、ビームスが期間限定ながらもオープンしていたり、スポーツシューズ系が増えているような(ナイキ、プーマ、アディダスなど)気がしたり、少しずつ変化が見えます。ただ雑貨系の弱さは相変わらずで、ちょっと残念なところ。

結構駐車場も埋まり、モール内も昼過ぎはそれなりの賑わいを見せていました。

1階では縁日広場のような一角も設置され、子供が集まっていたり、場内1週のKoboスタにあるようなSL型風の乗り物があったり、ファミリー向けを意識したイベントも。

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フロアガイド

大賑わいのフードコート

どこの商業施設もですが、物を買わなくとも腹は減るいうことで、フードコートは大賑わいです。ここも御多分にもれず、席を確保するのも大変な位。東北地方の有名店を集めているコンセプトは、イオンモールのような、おなじみ大手系のファーストフード店の集合とは全く魅力が異なり、「ここにしかない」という差別化は図られていると感じます。

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オープン当初から、あまりテナントの入れ替えはなく結構安定しています。味よし(仙台辛みそラーメン)、ぴょんぴょん舎(盛岡冷麺)、比内地鶏の店、どん辰(海鮮丼)、山形そばやに加え、一部横手焼きそばなど、途中から入った店もあります。

まぁ、ちょっと高めの値段で、安くても700~800円からのラインナップであり、家族で行くとちょっと財布に厳しいところはあります。

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観覧車が見えるテラス席もあり、これからの時期は気持ちが良いかも。ちょっと先日は熱いながらも、海風が入ってきてなんとかしのげました。屋内席には、子どものプレイスペースと低めのテーブル椅子が設置された、親子連れ向けのスペースもあり、なかなか重宝しています。みんな長居するので、競争率が高いのが欠点ですが。

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高速バスの乗り入れ

面白い取り組みとしては、東北各地からの高速バスの起終点になっているところ。

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秋田の大館、能代及び福島の会津若松からの高速バスの一部がこの三井アウトレット仙台港に乗り入れています。

実際の利用者がいるかというと、16時前の大館行は乗客ゼロで出発していましたが、各地からの到着便とかはもしかしたら利用者がいるかもしれません。まぁバス会社としても待機場所も兼ねてという面白い取り組みかと思います。

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次回に続きます。

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