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2014年2月23日 (日)

オーヴォ あすと長町で開催

現在、東京公演が行われている、シルク・ドゥ・ソレイユのオーヴォ。仙台では、ドラリオン、コルテオに続いて、3つめのツアー公演になります。

ドラリオン、コルテオは、あすと長町の現市立病院建設中の土地で開催されました。長町一丁目駅からも近く、敷地内に駐車場も確保できる場所で、当時は何もなかったといっても過言ではないあすと長町に、賑わいをもたらす集客イベントで、東北北海道ではは仙台のみでの開催というのもあり、長町近辺は連日かなりの賑わいでした。

2012年にもクーザが仙台で開催予定で、場所は市立病院建設地から同じあすと長町の南側(現仮設住宅の場所あたり?)へ変更と言われていながらも、ご存じのとおり大震災で中止となりました。

その当時は、そんなイベントどころではない雰囲気でしたし、イベント予定地へ仮設住宅が建設されるなど、中止は妥当の判断でした。ただ、これで仙台開催の流れが途切れたら残念だなぁと思っていたら、昨夏に次回のオーヴォの仙台開催が発表されていました。

ただ、あすと長町内で震災後に土地利用が相次いで決定し、当初のビックトップ建設地は市立病院が完成間近、長町駅近の国鉄清算事業本部の保有地として1.8haあった空き地には、現在IKEAが建設中、同様に、同規模の太子堂駅寄りの土地には、上述のとおり仮設住宅が設置されており、他の大街区でもビックトップが設置できるほどの土地はほぼなくなりつつあります。


大きな地図で見る

この航空写真では、まだ空き地が目立ちますが、現時点で、これらの土地の建築は大分進んでいるので、あまり使える土地がない現状にあります。

よって、今回はあすと長町を離れて別の場所かと思っていました。例えば、国際センター北側の仙台商業高校跡地とか。

そしたら、イベントホームページでは、仙台ビックトップ「あすと長町」との記載が!

(twitterでも取り急ぎ発信してましたが)

となると、どこ?と考えると、ホント候補地が最初は思いつきませんでした。

まだ使えそうなまとまった空き地は、長町駅前12街区のイオンタウン予定地が思い浮かびましたが、来年の春の時点までイオン側が空き地にしておくとはちょっと思えない。1.5haあるから、大規模な駐車場は厳しいにしても、ビックトップの設置は可能だし、駅からのアクセスも良いのですが。まぁ来夏以降店舗着工であれば、この土地を使う可能性は残ります。

過去記事

あすと長町にイオンタウン進出(H24.12.25)

あと、同じく駅前のヤマザワ予定地もまだ更地状態ですが、今年中オープンというコメントもあるので、予定通りであれば可能性は低いかな。

また、仮設住宅の期限を考えると、現在建っている土地もありえない。

その他で、思いついたのが、仙台市が整備中の「あすと長町中央公園」予定地というか整備地。昨年記事にしていましたが、

過去記事

今春のあすと長町の動きその3(あすと長町中央公園他)(H25.5.21)

コーナンとやまやから大通りを挟んで東側の1ha以上の土地。ただし、すでに公園整備に入っていて、来春あたりに完成するスケジュールだったような。完全に公園を整備してしまえば、ここは無理なのですが、当然仙台市の土地なので、調整次第で十分ありえるかなと。(そもそも、当初のドラリオン・コルテオの土地も市立病院予定地で、当然仙台市の土地)

なお、行ってみたいですが、チケットが結構高く1万円以上なので、前の2回は行きましたが、今回はちょっと未定。

詳細の発表が楽しみです。

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2014年2月18日 (火)

イクスカとSuicaの相互利用 16年春開始

これもTwitterのみだったので、忘れないうちに。

相互利用16年春開始 仙台イクスカとJR東スイカ

仙台市は13日、交通局がことし12月に導入を予定しているカード型IC乗車券「イクスカ」とJR東日本の「Suica(スイカ)」を、2016年春から宮城県内と隣県の一部で相互利用を開始すると発表した。
 イクスカとスイカが利用できるエリアは図の通り。仙台市地下鉄が南北線と15年開業の東西線、バスは市バスや宮城交通の一部が対象になる。
 鉄道はエリア内のJR東北、仙山、仙石、常磐線などの9線と仙台空港鉄道。北方面は東北線の平泉、南は同矢吹、西は磐越西線の喜多方までそれぞれ利用できる。
 首都圏私鉄の「PASMO(パスモ)」やJR西日本の「ICOCA(イコカ)」など、全国9種類のIC乗車券も、エリア内ではスイカと同じ使い方ができる。
 市交通局の担当者は「首都圏や関西圏などのビジネスマンや観光客が仙台エリアを移動する際、IC乗車券を持っていれば公共交通機関での乗り換えが便利になる。市地下鉄やバスの需要増も期待したい」と話す。
 イクスカは、東京や関西などでは利用できない。市交通局はポイントサービス制度の導入や、定期券の機能を持たせるなど、付加価値を高めて利用客の開拓を図る。東西線の開業に合わせ、市バス、宮城交通の路線バスにも利用範囲を拡大していく(2/14河北)。

20140213026jd

ポイントは、

1)仙台近郊だけでなく、JR仙台支社管内で、両カード相互利用可

2)仙台近郊の地下鉄・バスのポイント付与はイクスカのみ

3)イクスカでは、東北以外での利用は不可(首都圏・新潟エリアも)。当然関西、札幌など他エリアでも。

4)スイカ・イコカ・パスモなどを持っていれば、イクスカエリアでも地下鉄・バス利用可。

5)イクスカの電子マネー利用は不可

整理すると、スイカを持てば、仙台近郊だけでなく、全国の各都市圏(首都圏・関西圏・名古屋圏・福岡圏・札幌圏+α)でも電車バスに利用可となり、当然電子マネーの利用も可能なので、全国各地へ出張・旅行に行く人、また、通勤通学等で仙台駅を利用する方は、定期での利用もあるし、スイカを引き続き持つメリットは大きいです。

仙台にてJRメインで地下鉄・バスをたまに利用するだけであれば、スイカのみで十分。

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一方、地下鉄・バスがメインのユーザーについては、当然定期利用でも定期外利用でも、イクスカを利用するのが便利です。当然、月額で一定金額以上の利用で、ポイントの付与もありますし、地下鉄・バスの乗継ポイントの付与もあるので、かなり有利なことは間違いなしなので、JRも含めた仙台近郊のみを利用するのであれば、イクスカ一本でも十分。

ただ、自分は、全国各地に行くことはあまりないけど、首都圏には仕事や遊びでたまに行くので、そうするとスイカは手放せない。一方、地下鉄・バスも結構利用するので、ポイントの恩恵を受けたいから、両方を持つことになりそうです。ICカードを2枚ケースに入れると誤作動もあるし、どうすれば良いか?スイカはモバスイ(携帯)で、イクスカはICカードで利用するとかで使い分けするしかないか。

微妙な相互乗り入れ

イクスカでは、仙台圏+α(南東北3県)までの利用で、首都圏他では利用不可。イクスカの相互利用の範囲を限定させたのは、イクスカ運営側の費用負担を抑える目的があるようです。

でも、福岡は、JR九州のスゴカ、福岡市交通局のはやかけん、西鉄のニモカのどれを持っても全国相互利用可なので、そのような形がやはり理想でした。名古屋も同様。

一方、スイカ他を持っていれば、仙台市交通局(地下鉄・バス)、宮城交通のバスが利用可。

そうすると、全国から来仙した方が、あまり(高い)運賃を意識せずに、地下鉄・バスを利用することができ、東西線は国際センターや東北大、コボスタなど、他都市からの利用者が見込める施設が点在しているし、南北線沿いにはユアスタやゼビオアリーナ・仙台市体育館など、スポーツ、ライブ等でのイベントに向かう人も気軽に利用可能。なので、利用客増にも多少は貢献できるかな。

仙台でのJRスイカ導入は2003年と早かったですが、地下鉄・バス全てで利用可能になるのは、遅ればせながら13年後とようやくの相互利用になります。震災で導入が遅れたりいろいろありましたが、ようやく導入されることは喜ばしいことです。

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2014年2月10日 (月)

仙台市立病院11月1日移転開院決定

昨日の記事で、多少言及していましたが、このニュースも忘れないうちに。

仙台市立病院、11月開院 長町に移転

仙台市立病院は、太白区あすと長町に移転、新築する新病院の開院時期を11月1日と決めた。当初の計画では、ことし夏のオープンを目指していたが、東日本大震災の復興事業増大に伴い資材と人手が不足したため、数カ月ずれ込んだ。
 市などによると新病棟は7月半ばにも完成。機材の搬入を経て11月から稼働する。生コン不足などの影響から工事が滞っていたが、速乾性のコンクリートを使って工期の遅れを最小限にとどめた。
 建物は本館が地上11階、地下1階で、延べ床面積は約5万2000平方メートル。病床は525床で、主に手術や救命救急などの高度専門医療を提供する。厚生棟(延べ床面積約1300平方メートル、地上3階)には、院内保育所やレストランが入る。
 現在の市立病院は1980年、若林区清水小路に建設。設備の老朽化や耐震性などが課題となっていた。(2./4河北)

何とか3か月遅れで移転開院にこぎつけるようです。

現在は、研修医宿舎もほぼ外観は完成し、病院の低層部は白色の外壁が見えており、10階の高さまでほぼ建物のボリュームが完成しています。

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<写真とパースは、市立病院のホームページより引用>

関連して、気になるのは、利用者等の足の確保。

地下鉄新出入口

地下鉄南北線の長町一丁目駅からの出入口や屋根付き歩行者通路が建設中であり、8月の開院予定に合わせて開通の予定でしたが、やはり延期され、11月の移転開業と同時に開通するのでしょうか。

参考記事

長町一丁目駅の新出入口着工(H24/7/11)

バス乗り入れ計画

また、昨日の記事で、荒井駅・沖野方面からの新市立病院乗り入れバス路線の開設について触れましたが、敷地内のロータリーにバス停が設置されるとのことです。

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平面図の、広瀬河畔通りから入ったところにロータリーがありますが、そこにタクシープールとともにバス停が設置されます。

イメージ的には、同じ太白区内の仙台日赤病院と全く同じように、メインのバス停(仙台駅系統)は幹線道路沿いに設置ながらも、一部バス停(長町駅系統)が敷地内の病院目の前に設置されるではと。(時間のロスが大きいので、すべてのバスが敷地内に入らない)

 

なので、現在目の前を通っている宮交バス飯田団地線は道路沿いのバス停を利用。検討されている駅との巡回バス、もしくは現在のJR長町駅東口発着バスが新市立病院まで延長される場合は、病院ロータリー内のバス停発着とするでしょう。

お年寄りを中心とする通院の足の確保を考えると、八木山・西多賀方面からの長町駅行きバスを、そのまま市立病院まで延長した方が自然。

 新病院の長町への移転により、太白区の利用者が増えることは間違いありませんが、現在は西多賀や八木山、ひより台等南西部住宅地からの都心直行バスはほぼすべてが現市立病院前バス停を通っていたので、利便性を低下させないためには、長町駅行バスのうちある程度の本数を、あすと長町大通り線を経由して、新市立病院まで延長することが望まれます。

新病院に設置される施設

現在河原町にある急患センターのうち、乳幼児向けの機能が、この新病院に移ってくるとのこと。市中心部からはやや遠くなりますが、長町近辺の子どもを持つ家庭にとっては、安心度が増します。

院内には、コンビニやカフェ、レストランも設置され、現市立病院と比べ、院内での利便性は向上します。

周辺にも薬局だけでなく、コンビニや飲食店が増えてくるでしょうし、最近道路向かい(北側)のあたりで、沿道の古い建物がいつのまに更地化されていることが増えています。おそらく、この病院移転による流動増を当て込んでの動きと思われます。

外来患者だけでも1日1170名が見込まれ、医師・看護師を含めた病院スタッフも、この病院の規模だと医師が延べ100名以上、看護師も延べ4~500名程度が必要なので、その他薬剤師、給食、清掃スタッフ等を含め、2000人規模の流動が新たに発生するのは大きい。市立病院以外でも、近くのSHIP長町ビルにもクリニックモールや介護施設が入るし、その意味での”賑わい”の変化にも注目です。

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2014年2月 9日 (日)

地下鉄東西線開業に伴うバス路線再編

地下鉄東西線開通に伴うバス路線再編についても、大きなニュースになっていましたが、これも一応フォローしときます。

既報としては、

・3駅(八木山動物公園、薬師堂、荒井)から1.5kmのバスを100円に

・イクスカによる、乗継割引の拡充(全駅が乗継割引対象に)

・基本的に、東西線平行バスは廃止、最寄駅に結節

とのことでしたが、概ね具体的な路線再編方針が出てきました。

地下鉄東西線開業に伴うバス路線再編の概要について

路線図・運行間隔・100円バス適用エリアの資料

東部方面(薬師堂駅付近)

 まず特筆すべきところは、現在平日で片道70~100往復が運行されている、新寺通り、連坊小路経由のバスが基本廃止とのこと。ある程度は予想されていましたが、結構徹底させてきたこと。よって、仙台駅付近から東部に伸びる幹線道路のうち、国道45号線以南は、荒町商店街まで、ほぼバスの運行がなくなるようです。(元寺小路福室線、宮城野通では、楽天シャトルも含み、ごく一部の路線が設定されています)

また、さらに驚くところが、仙台駅方面から荒町経由で若林区役所目の前まで行ける直通バスがなくなること。まぁ、手前の三百人町までは行けますが、バスは、その交差点を左折し、薬師堂駅へ結節となります。

 

 仙台駅から若林区役所へは、

・薬師堂駅から徒歩10分弱

・薬師堂駅から100円バスで、区役所前バス停へ

・荒町経由バスで、三百人町付近のバス停から徒歩4、5分

となり、ここは特に賛否両論ありそうです。

若林区役所付近でこの状況。その先の中倉や大和町付近も同様に薬師堂駅結節で、当然仙台駅への直通バスは廃止です。

ここまでやるのかと言う思いとともに、逆にここまで徹底させないと、東西線の乗降客数が確保できないという市当局の不退転の決意が感じられます。

運賃制度にしても、地下鉄の都心部200円均一区間導入と薬師堂・荒井駅からの100円バス導入、加えて、イクスカでの乗継割引の拡充により、これまでバスで250円程度の区間での実質支払額を、乗継に移行したとしても、ほぼ同額に抑えることに。乗継の手間はかかるとはいえ、逆に実質安くなるところも発生するなど、「運賃面」については、南北線の時とは異なり、ここまでやるかと驚きました。

東部方面(荒井駅付近)

 この付近は、もともと乗継が想定されていた深沼・岡田方面が震災で壊滅的な被害を受け、荒井駅付近の区画整理地内の集団移転地や復興公営住宅への移転集約が結果的に行われたので、駅徒歩圏の人口は結果的に激増することになった反面、バス乗継の重要性は低くなっています。

結節路線数は比較的多く見えても、扇町方面の密度の薄い業務地や、周辺の農村集落を結ぶ路線なので、薬師堂駅方面の路線が概ね30分間隔になることを除いては、1~2時間間隔の閑散系統の路線が中心のようです。

来春の水族館開業で注目される仙台港背後地を経由して、多賀城駅までの路線開設が宮交と調整中とのことですが、中野栄駅は経由するものの、多賀城駅までの路線になるというのは意外でした。運行間隔は不明ですが、現在の三井アウトレット・フェリーターミナル線の利用状況や運行間隔を考えると、水族館開業半年後に東西線開業で、客足が落ち着いてくる時期ということを考えると時間帯によっては30分~1時間間隔が精いっぱいかなと。それでも、仙石線及び東西線沿線からの水族館への足が確保されることになります。

また、驚いたのは、荒井駅から長町駅を経由して、11月開院が決まったばかりの仙台市立病院への路線も開設されるとのこと。経由地は、六郷―沖野―千代大橋―八本松経由とのことで、特に宮交のみだった八本松付近に市バスが運行というのはちょっと意外。(従来の朝夕のみ運行の市バス長町―東部工業団地線は、広瀬橋―若林経由)

それも2時間に1本程度の間隔のようですが、市立病院への足だけでなく、あすと長町を中心とする長町地区への直通交通機関としては、意外に重宝されるかも。長町から仙台東高への直通交通機関にもなるし。

西部方面(東北大絡み)

東北大キャンパス(青葉山・川内)からの仙台駅直通バスは全廃です。これも想定はしていながらも、ここまでやらないと。。。というのは東部方面と同じ。

青葉山・川内については、川内南北キャンパスは国際センターも含め2駅が使えるので、概ね徒歩5分圏に収まり、利便性は問題ないでしょうが(仙台駅からも200円区間だし)、青葉山キャンパスは、一応青葉山駅から徒歩10~15分圏内に大部分の施設(宮教大も含め)が収まるとはいえ、高低差があり、徒歩のみを前提にすると、地下鉄へ移行させるのは結構厳しいような。キャンパス内の学内バスを検討しているとの話もあるので、それ次第かな。また、教職員の自家用車通勤、学生のバイク通学分をどれだけ地下鉄に移行させられるかも勝負か。

また、青葉台・宮教大や成田山へも、当然仙台駅からの直通バスが廃止になる代わりに、なぜか、八木山動物公園駅発着で、青葉山駅経由での系統が新設になります。青葉大へは基本1時間間隔とのことで、便利とはいえませんが、八木山には学生向けの安アパートが集積しているほか、八木山神社付近には、東北大の学生寮もあり、動物公園循環系統も廃止のようなので、その救済的な役割を果たすと思われます。

西部方面(八木山動物公園)

現在の幹線ルートである、八木山神社前付近は平日昼間で15分間隔程度で設定とのことで、現在の毎時10本程度からすると、かなり減便になりそうです。

都心部直通は、基本的に動物公園駅発着で系統が分断され、緑ヶ丘、八木山南団地、西の平方面からは、東西線乗り換えを強いられます。

なお、現在昼間でも20分間隔で都心部直通系統がある、緑ヶ丘・八木山南団地からは、市バスのみで昼間で30分間隔が基本になるようで、不便になるように感じますが、そのうち、八木山南団地は、市バスが30分間隔でも、協議中の宮交バス(工事中の川内旗立線経由での、ひより台、太白団地方面)からの新設系統の本数次第で、15~20分間隔程度は確保されそうで、利便性は上がるかもしれません。

緑ヶ丘発着は、基本的に動物公園駅行きは30分に1本(2時間に1本は、日赤病院や旧286号経由で、大回りで長町駅行も設定されるとのことです。)

予想していたのは、長町駅⇔緑ヶ丘・恵和町の小型バスを使って運行している系統(30分~1時間間隔)と統合して、長町駅⇔長町南駅⇔緑ヶ丘⇔恵和町⇔動物公園駅の運行とし、効率化を合わせて図ること。結果的には、長町駅行と、動物公園行が別々に併存する形になりました。

両路線を統合すれば、時間帯によって、緑ヶ丘・青山住民は動物公園乗継と長町南駅乗継を選択できることになるのですが、仙台市は基本的に八木山と言われるエリアの住民は動物公園駅へ誘導したいようです。

同様に、疑問に思ったのは、現在建設中の都市計画道路長町八木山線(八木山生協⇔砂押町)を経由するバス路線を新設しながらも、新たに開通する芦口小・土手内付近からは長町南・長町駅に行けない路線設定とのこと。

動物公園駅⇔八木山小⇔(新設区間)芦口小⇔西多賀4丁目⇔鈎取⇔八木山南団地⇔動物公園駅

の循環系統とのことで、露骨な動物公園駅誘導。これは反対が出て、結果的に長町駅方面に直接行ける路線に変更されそう。

一方、従来のメインルートである、西の平・西多賀中学校前付近は、動物公園駅も長町南駅へも、両方選ぶことができます。市バスが撤退で宮交バスのみになるようなので、本数がどの程度になるかですが、現在は1時間に3,4本あるので、路線再編があってもそれほど問題はなさそうです。

100円バス適用の区間

仙台市の英断である、3駅からの100円バス導入区間について、いまいち1.5kmというのがピンとこなかったのですが、この図をみて、うち2駅(動物公園駅と薬師堂駅)でが結構広い範囲が100円区間に含まれることが分かりました。

動物公園前:西高校前、日赤病院、緑ヶ丘、西の平、八木山神社前

薬師堂:霞の目営業所、自衛隊前、蒲の町

特に、薬師堂駅は地下鉄が200円+100円‐乗継割で、概ね200円台で収まるようにしているので、戦略的。動物公園駅も地下鉄が300円にせよ、同様に概ね300円台で収まるようにしている(従来、緑ヶ丘や八木山南団地までは仙台駅から340円)。涙ぐましい努力です。

100円バス適用エリアの資料(再掲:3ページ目にあります)

 

全体的な感想

 全体的に感じたのは、八木山付近の宮交路線(西の平付近・ひより台方面)の運行間隔が出ていない現在、判断できない部分があるにせよ、バスターミナルが整備される各駅への結節路線で、ほとんどが市バスのみで昼間30分間隔もしくは60分間隔なので、地下鉄が5~10分間隔で運行されるにしても、バスへの乗継の抵抗は大きいものになるのではと(特に地下鉄→バスの乗継)。

この3駅から1.5kmの範囲の100円バスの導入については、英断だと思いましたが、路線が短縮された分15分間隔程度に増便して運行するのであればともかく、運行頻度が低下するのであれば、待ち時間を考えると、運賃面でのメリットも、地下鉄での時間短縮効果も相殺されてしまいます。 

 現在昼間15~20分間隔の路線で、都心部まで直行できているバス停についてはなおさら。そうすると、平坦な東部方面を中心に、各駅までは自転車とかの方がよっぽど便利ということになりかねない。

仮に乗継する場合でも、この3駅周辺では、南北線沿線の乗継拠点「長町南・泉中央」駅前のような、時間つぶしができるような店は現在ほぼ皆無だし、せいぜいできるとしてもコンビニ程度?

もちろん、提示された運行間隔は平日昼間のもので、朝夕のラッシュ時はもうすこしバスの運行本数は多いでしょうが、終バスの時間も含め、実際の利便性がどうなるのか、ちょっと気になるところです。

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2014年2月 8日 (土)

「イクスカ」 ポイント制の概要

詳細な付与条件は発表されていませんが、”月ごと”の利用回数や金額に応じてポイント付与とのこと。当然のごとく、現在のジョイカードやバスカードのように、5000円分買った時点で、1割(バスカードはそれ以上)の割り増し分が確定するのとは異なり、たまにしか使わない利用者にとっては、お得感が減る一方、地下鉄⇔バスの乗継については、優遇の方向で。

IC乗車券「イクスカ」ポイント制導入 仙台市地下鉄東西線

仙台市交通局は、12月から市地下鉄南北線で利用を開始するIC乗車券「イクスカ」に、ポイントサービス制度を導入する。乗車するたびにポイントが付与され、運賃として使える仕組み。路線バスにも拡大され、公共交通機関の利用促進を図る。
 ポイントサービス制度は、南北線の乗車回数と金額に応じて、一定のポイントが1カ月ごとに加算される仕組み。各駅に設置される専用の機器で、たまったポイントをイクスカにチャージ(入金)すると、地下鉄の支払いに使える。ポイントの有効期限は利用翌月から1年間。
 2015年の市地下鉄東西線開業時には、同線のほか、市バス、宮城交通の路線バスでも、イクスカが利用できるようになる。ポイントサービス制度も、東西線と市内一円のバス路線に拡大される。
 地下鉄とバス双方の乗客を増やすため、地下鉄とバスを乗り継ぐと、基本ポイントとは別に、ポイントが加わるシステムも導入する。市は今後、それぞれのポイントの付与率を決める。乗車回数や金額に応じたポイントサービス制度は、札幌市や名古屋市の市地下鉄でも導入されている。(2/4河北)

公表資料によると、地下鉄200円区間+100円バス区間で乗り継ぐ場合は300円になるが、ポイントが約50ポイント付くとのことなので、(月ごとの利用頻度によるとはいえ、)基本1割+バス乗継での割り増しポイント程度かなと。

東西線開通後は、バスへの乗継駅の制限がなくなるとのことで、それは非常に使いやすくなります。これまで適用されなかった仙台駅でのバス⇔地下鉄乗継が適用されるのはもっとも評価できる点。他にもこれまで要望の多かった八幡町・幸町方面⇔北四番丁駅乗継や、沖野・六郷方面⇔河原町駅乗継などでも利用可能になるほか、これまでは、

ジョイカード(地下鉄・バス、プレミアあり、乗継割引×)

スキップカード(地下鉄・バス、プレミアなし、乗継割引○)

バスカード(バスのみ、プレミアあり、乗継割引×)

の3種類があり、地下鉄とバスを乗り継ぐ場合は、いったいどれを使うのが得なのか、良くわからなかったのですが(大部分のケースは、ジョイカードとバスカードの併用が得だったようです)、東西線開業と同時に「イクスカ」一枚あれば、何も考えずとも、ポイントが勝手に付与され、対応できるようになると考えて良いようです。

当初は、今年12月から南北線のみの導入ですが、その1年後には東西線と市バス・宮交バスにも適用なので、さらに、JRのスイカとの相互利用が決まれば、仙台近郊は基本イクスカ一枚でいけそう。

スイカはVIEWカード付きでないとポイントがつかず、さらにそのポイントも1.5%で、あまりお得感がありません。逆にスイカで地下鉄やバス乗っても、ポイントが付かないから損。

ただ、スイカは、オートチャージとか、モバイルスイカが利用できるなど、ポイントを除くと利便性では上回るところがあるので、新幹線を頻繁に利用したりする方は、両方を持つという選択肢もあります。

仙台圏ではスイカに遅れること10年以上のタイミングで地下鉄ICカードの導入になりますが、これが公共交通の利用者増に少しでもつながればいいなぁと思います。

なお、市交通局から発表された、東西線開業に合わせた均一運賃の導入とICカード「イクスカ」の導入について、分かりやすい資料がありましたので、こちらも参考までに。

地下鉄東西線開業後に導入する新たな運賃制度について

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2014年2月 2日 (日)

農学部跡地はイオンモールに

何とも、意外なというか、まさかというか。

雨宮の東北大農学部移転後の跡地となる、約9.3haもの土地の入札が31日実施され、7者入札の上、イオンモールが約220億で落札とのこと。

 東北大プレスリリース

売却の条件として東北大は、仙台商工会議所と仙台市を交えた「東北大キャンパス移転まちづくり会議」が、13年4月にまとめた報告書に沿った土地利用を提示した。
 報告書では「医療・福祉・増進健康機能」「商業・生活利便機能」「まちなか居住機能」が一体となった複合市街地を提唱している(河北2/1記事より引用)。

とのことだったので、商業機能はともかく、医療福祉や居住機能にほとんど事業化のノウハウを持たないイオンモールが落札出来たというのは意外でした。

某M不動産あたりだったら、この土地に最適な住商複合的な魅力的な開発を行えたんでしょうが、まさか、まさかのアソコに。

もちろん、このような虎の子の土地を以前から狙っているのは知っていましたが、言わばイオン他の大規模SCを排除するがために、商工会議所が参画し、骨抜きの玉虫色の土地利用を提示していながらも、東北大側が金額、プランその他を総合的に判断して決めたとのことで、やはり移転費用を充当するための金額が第一で、イオンも排除せずとの判断に至ったのか。

商工会議所や仙台市にとっては誤算なのでしょうが、前市長のウメ時代だったら、絶対イオンモールが選定されても、東仙台JT跡地のアリオ(現 フォレオ宮の杜)を撤回させたように、同様につぶしにかかったのでしょうが、現在の奥山市長がそんなことをするわけがないよなぁと思いながらも、報告書の内容を見ると、一筋縄ではいかなそう。

 ○そもそも、雨宮地区は第二種住居地域で、床面1万平米以上の大規模商業施設の導入は原則不可。

  ○報告書でも、その旨は謳っていながらも、市との協議の上、上位計画との整合性によっては、緩和型地区計画による、大規模集客施設導入の可能性を否定していない。

 ○とはいえ『、「大規模集客施設については、交通上、安全上、防災上支障がないことが必要であり、かつ、商業その他業務の増進上やむを得ないものと認められる」ものであることが求められる。これについては、特に影響の大きい大規模小売店舗立地法にいう店舗面積について、一定の規模を超えるものは困難とみられる。』との注釈をわざわざ設けて、確実に大規模商業を排除しようという意図が丸見え。

○各機能の面積は、「医療福祉」と「商業」がそれぞれ1~4ha,「居住」が1~3ha,「広場や道路」が1~2haで、計9.3haを構成するように示されており、商業機能の上限が4ha.

報告書(1) 、 (2) 、 (3) へのリンク

そうすると、商業で最大4haしか使えないこの土地にわざわざイオンモールが本気を出して落札してくるというのも不思議。都心部としては当然4haは大きい土地ながらも、彼らの出店フォーマットは郊外だと10~30ha。さらに、この雨宮は容積率はたった200%とかなり低いので、店舗・バックヤード・立駐併せて最大8万平米の床面しか確保できない。

なお、同じイオン系列のあすと長町のイオンタウン計画地(メイン側の12街区)は土地こそ1.5haながらも、容積率は商業地域で600%だから、最大9万平米の床面が確保可能なのと、あまり確保可能なボリュームは変わらない。

その他、医療福祉や住居、広場機能については他の企業に丸投げかつ、面積を最小限にして、各1~2ha申し訳程度に確保というプランで通すしかないので、イオンモールにしては商業機能も中途半端、居住他の機能も、全体のコンセプトがあるとは思えないので、良好な街づくりの観点では、ここの開発に期待するのは酷なのではと思ってしまいます。

仙台市としても、悩ましいところでしょう。こんな都心近郊の一等地の活用が、こんなことになるとは。もちろん、緩和型地区計画による容積率のUPにて、店舗面積を確保するということはあり得るのかもしれないが、商工会議所との板挟みになるかと。

あすとでは、イオンタウンと住友不動産がJV組んで土地を落札し、住不側は400規模のタワー?マンション建設との情報がありますが、ここも南側の勝山ボーリング場跡地は住不が取得済で、このだけでも2ha弱あるから、かなりの戸数のマンションが建ちます。

なので、雨宮農学部跡地では、あまり住居戸数を上積みするのは得策ではないし、いっそのこと住不と組んで、相乗効果を狙うということもあり得るかも。

都心部商業との関係

この点については、以前からの持論として、「都心部に複合型商業施設を!」と思ってきましたが、仙台駅前の中央南地区も全く進展せず、JR東日本の仙台駅開発も大分骨抜きというか、単に自由通路拡張にかこつけたエスパルの増床に終わってしまう。その他の場所でも具体的な大規模再開発計画はなく、都心部の中で、アーケードの路面店か、一か所で済むショッピングセンターかという選択肢があればと思いながらも、都心部商業地区(の地主)にそのようなものを期待するのは無理という結論になっています。

そうすると、都心部商業者に刺激を与える意味で、雨宮にはそういった機能があっても良いとはかつて思っておりました

東北大雨宮キャンパス跡地の方向性決まるH25/4/20)
東北大農学部跡地構想(H18/12/4)

とはいえ、イオンは街壊し企業とのレッテルを張られ、利益優先主義の店舗開発のイメージが強く、非常に微妙な気持ち。

 なお、イオンは最近は地方都市の郊外で敵なしになり、首都圏郊外(越谷レイクタウン、幕張)や、大都市の中心部に攻め入ってきています。仙台でも小型店ではイオンエクスプレスを荒町と仙台駅東口に出店し、都心住宅地でのフードデザートと言われる買い物難民が発生しかけているエリアを対象に出店を強化しています。首都圏等では「まいばすけっと」という店舗名で幅広く展開しているなど、以前とは多少企業のスタンスは変わってきています。

地方の政令市でも、広島では広島駅の隣駅近くにイオンモール広島府中、岡山駅隣接地にはイオンモール岡山など、都心部の工場跡地などに積極的に進出し、以前の郊外の田んぼをつぶしての出店とのイメージには収まらない展開を進めています。

 

 なので、望ましくないとはいえども、このような出店計画を仙台市としてどのように、都心居住への推進への「道具」として使っていくかは、腕の見せ所。

 

 地下鉄北四番丁駅近くで、地下鉄駅からも徒歩6,7分の場所。愛宕上杉通と勾当台通という2大幹線道路に挟まれ、特に愛宕上杉通は普段でも渋滞が激しいところ。うまく地下鉄利用者の増加につなげられれば良いし、先日発表された、「都心部地下鉄200円均一区間」にも含まれる。

もちろん、都心部在住の車利用者にとっても長町モール以外の選択肢が出来るし、100万人以上の政令市(札仙広福)クラスだと、都心部の既存商業地と、都心近郊の大規模SCとは両立は可能なので、その点は一応評価しなければ。

引き渡しは4年後なので、出店は早くて5,6年後。かなり先なので、仙台市側としっかりと協議して、少しでも”市にとってプラスになる”計画に収斂させてほしいところです。

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